JP2003084819A - 生産計画生成方法、生産計画生成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 - Google Patents

生産計画生成方法、生産計画生成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体

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JP2003084819A
JP2003084819A JP2001272662A JP2001272662A JP2003084819A JP 2003084819 A JP2003084819 A JP 2003084819A JP 2001272662 A JP2001272662 A JP 2001272662A JP 2001272662 A JP2001272662 A JP 2001272662A JP 2003084819 A JP2003084819 A JP 2003084819A
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Japan
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products
production
time
product
production plan
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JP2001272662A
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Yasumasa Hironaka
泰雅 弘中
Norio Tsuchitani
則夫 槌谷
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Technova Inc
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Technova Inc
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッチ的な工程を含む複数の工程を経て生産
される複数種類の生産物の生産計画を生成する生産計画
生成方法、生産計画生成装置、コンピュータプログラ
ム、及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 生産すべき複数種類の生産物のうち、共
通の中間生産物をバッチ的に生産する工程を生産工程に
含む生産物をまとめるグループ化を行い(S3)、まと
めた生産物を生産する順序を連続させて、生産すべき夫
々の生産物を生産する順序の組み合わせを複数通り作成
し(S4)、バッチ的な工程は処理能力の範囲内でとり
まとめて各工程をロット分割し(S5)、ロット分割し
た各工程に時間を割り当てて、作成した組み合わせの夫
々について生産計画を作成し(S6)、生産に必要な総
時間と納期遅れに対応するペナルティ値との合計値など
の評価値を計算して、評価値が小さい生産計画を保存す
る(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パン工場にて生産
されるパン等の、バッチ的な工程を含む複数の工程を経
て生産される生産物の生産計画を生成する方法、該方法
を用いて生産計画を生成する装置、コンピュータを該装
置として実現させるためのコンピュータプログラム、及
び該コンピュータプログラムが記録してあるコンピュー
タでの読み取りが可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、工場で製品を生産する際には、原
材料から複数の工程を経て製品が生産される。生産性を
向上させるためには、いずれかの工程で必要な作業が設
備の処理能力を越える状態、又は工程に待時間が生じる
状態などの非高率な状態を可及的に回避するべく、夫々
の工程における処理能力を把握して適切に操業を管理す
る必要がある。
【0003】従来、操業を管理するためにガントチャー
トが用いられている。図21は、従来のガントチャート
の例を示す概念図であり、横軸は時間、縦軸は工程の別
を示す。図21では、一の工程にて一ロットの中間生産
物を生産し、生産した中間生産物を次の工程で処理して
更に次の生産物を生産していく操業例を示した。各工程
毎に、処理の開始時間と終了時間とが示されており、時
間aからbにかけてA工程にて一ロットの中間生産物が
生産され、次のB工程では時間bからcにかけて前記中
間生産物を処理して次の中間生産物が生産され、最後の
C工程にて時間cからdにかけて前記中間生産物を処理
して製品が生産される。夫々の工程における処理時間
は、人員、設備の処理能力、及び製品の生産量などの条
件により規定され、製品の完成時期は納期により規定さ
れる。生産計画を基にして手作業にてガントチャートが
作成され、作成されたガントチャートに従って操業が管
理される。操業実績とガントチャートとの間にずれが生
じた場合は、ずれの種類および程度などの情報を解析す
ることにより、夫々の製品の処理順および処理数などを
より効率的に編成して、より良い生産計画を生成するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のガントチャート
では、複数の工程を含む一つの生産ラインで一つの生産
物を生産する場合を示したが、一生産ラインにて複数の
生産物を生産する場合がある。この場合は、各工程にお
ける材料及び/又は生産条件を変化させ、一つの設備に
て複数の生産物を生産する。生産物が異なる場合は、各
工程における夫々の処理時間が異なるため、不適切な生
産計画を用いた場合は、各工程に待ち時間が生じ、操業
の効率が低下することとなる。適切な生産計画を生成す
るためには、複数の生産物を処理する順を変化させた複
数種類のガントチャートを作成し、製品の納期などの必
要条件を満たすものの中で適切な生産計画を選ぶ必要が
ある。ところが、生産物の種類が多い場合は、生産順の
組み合わせの数が増大し、手作業では対応しきれないと
いう問題がある。特に、パン工場などの、一日で複数種
類の生産物を生産し、しかも注文の状況によって生産物
の種類および生産数が日々変化する場合には、一日毎に
適切な生産計画を生成することは非常に困難であるとい
う問題がある。
【0005】また、生産設備によっては、複数の生産物
を順次処理するのではなく、複数の生産物をバッチ的に
処理するバッチ工程を含む場合がある。例えば、同一の
原材料から複数の生産物を生産する場合に、原材料を一
括に処理して各生産物の共通の材料となる中間生産物を
生産する工程が挙げられる。バッチ工程を含む場合に適
切な生産計画を生成するためには、一回のバッチ工程の
処理量、及びバッチ工程に関する他の工程の取りまとめ
等を考慮する必要があり、適切な生産計画の生成が更に
困難であるという問題がある。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、夫々の生産物を
生産する順序の組み合わせの夫々について生産計画を作
成し、総時間と納期遅れに対応するペナルティ値との合
計値などの評価値が小さい生産計画をより優秀な生産計
画とすることにより、生産要求の変化に対応して適切な
生産計画を生成することができる生産計画生成方法、生
産計画生成装置、コンピュータを前記生産計画生成装置
として実現させるためのコンピュータプログラム、及び
該コンピュータプログラムが記録してあるコンピュータ
での読み取りが可能な記録媒体を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的とするところは、
共通の中間生産物を生産に用いる生産物、又は納期が同
一である生産物など、所定の生産物を生産する順序を連
続させることにより、生産条件が等しい生産物の生産順
序を連続させてより効率的なな生産計画を生成すること
ができる生産計画生成方法、生産計画生成装置、コンピ
ュータを前記生産計画生成装置として実現させるための
コンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラ
ムが記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記
録媒体を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的とするところは、
共通の中間生産物をバッチ的に生産する工程を生産工程
に含む生産物は、生産順序を連続にすることにより、生
産設備にバッチ工程を含んでいる場合においても適切な
生産計画を生成することができる生産計画生成方法、生
産計画生成装置、コンピュータを前記生産計画生成装置
として実現させるためのコンピュータプログラム、及び
該コンピュータプログラムが記録してあるコンピュータ
での読み取りが可能な記録媒体を提供することにある。
【0009】更に、本発明の他の目的とするところは、
遺伝的アルゴリズムを用いて、より優秀な生産計画の遺
伝子を継承させるべく生産計画の生成を繰り返すことに
より、短時間でより適切な生産計画を生成することがで
きる生産計画生成方法、生産計画生成装置、コンピュー
タを前記生産計画生成装置として実現させるためのコン
ピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムが
記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒
体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る生産計画
生成方法は、複数の工程を経て複数種類の生産物を生産
するための生産計画を生成する方法において、生産すべ
き生産物の種類及び数量に基づいて、複数種類の生産物
を生産する順序の組み合わせを複数通り作成し、前記組
み合わせの夫々について、各工程での処理能力に基づい
て、夫々の生産物を生産するための各工程における処理
を一又は複数のロットに分割し、前記組み合わせの夫々
について、ロットに分割した前記処理の夫々を前記順序
に従って時系列に並べて生産計画を作成し、前記組み合
わせ毎に作成された生産計画の夫々について、複数種類
の生産物を生産するために必要な総時間の値、複数種類
の生産物の夫々の出荷時期が納期から遅れた時間に応じ
たペナルティ値、前記総時間の値と前記ペナルティ値と
の合計値、所定の工程について処理時間を合計した値、
及び各工程での延べ処理時間を全ての工程について合計
した値のうち、少なくとも一つを評価値として求め、求
めた評価値と複数の生産計画とを提示することを特徴と
する。
【0011】第2発明に係る生産計画生成方法は、複数
の工程を経て複数種類の生産物を生産するための生産計
画をコンピュータによって生成する方法において、生産
すべき生産物の種類及び数量を示す生産要求情報を入力
部又はデータベースから取り込んで記憶部に記憶するス
テップと、各工程での処理能力を示した工程情報をデー
タベースから読み込んで記憶部に記憶するステップと、
各工程において必要な処理時間を含む生産条件を夫々の
生産物について示した生産物情報をデータベースから読
み込んで記憶部に記憶するステップと、夫々の生産物に
ついて納期を指定した納期指定情報を入力部又はデータ
ベースから取り込んで記憶部に記憶するステップと、生
産物の出荷時期が納期から遅れる時間に対応させてペナ
ルティ値を規定した納期遅れ情報をデータベースから読
み込んで記憶部に記憶するステップと、複数通りの、前
記生産要求情報が示す複数種類の生産物を生産する順序
の組み合わせを作成して記憶部に記憶するステップと、
前記組み合わせの夫々について、夫々の生産物を生産す
るために必要な各工程での処理量を、前記工程情報が示
す各工程にて処理可能な処理量で分割して、夫々の生産
物を生産するための各工程における処理を一又は複数の
ロットに分割して記憶部に記憶するステップと、前記組
み合わせの夫々について、ロットに分割した前記処理の
夫々に、前記生産物情報が示す必要な処理時間を割り当
てて記憶部に記憶するステップと、前記組み合わせの夫
々について、処理時間を割り当てた前記処理を、前記順
序に従って時系列で先方から並べて、生産計画を作成し
て記憶部に記憶するステップと、前記組み合わせ毎に作
成された生産計画の夫々について、最初の生産物を生産
する最初の工程の始まりから最後の生産物を生産する最
後の工程の終了までに必要な総時間、生産物の出荷時期
が前記納期指定情報に指定された納期から遅れた時間に
対応して前記納期情報に規定されたペナルティ値、前記
総時間と前記ペナルティ値との合計値、及び前記処理に
割り当てられた処理時間を所定の工程について合計した
値のうち、少なくとも一つを評価値として求めて記憶部
に記憶するステップとを含むことを特徴とする。
【0012】第3発明に係る生産計画生成方法は、各工
程にて必要な作業者数を示した作業者情報をデータベー
スから読み込んで記憶部に記憶するステップと、前記処
理の夫々に割り当てられた処理時間に前記作業者情報が
示す各工程にて必要な作業者数を掛けた値を全ての工程
について合計した値を、前記評価値として求めて記憶部
に記憶するステップとを更に含むことを特徴とする。
【0013】第4発明に係る生産計画生成方法は、生産
すべき複数種類の生産物のうち所定の複数種類の生産物
を集めた一又は複数のグループを作成して記憶部に記憶
するステップと、グループに含まれる生産物を生産する
順序を、該グループに含まれる生産物で連続させて、前
記組み合わせを作成して記憶部に記憶するステップとを
更に含むことを特徴とする。
【0014】第5発明に係る生産計画生成方法は、複数
種類の生産物のうち共通の中間生産物を用いて生産され
る生産物を集めた一又は複数の中間生産物グループを作
成して記憶部に記憶するステップと、中間生産物グルー
プに含まれる生産物を生産する順序を、該中間生産物グ
ループに含まれる生産物で連続させて、前記組み合わせ
を作成して記憶部に記憶するステップと、中間生産物グ
ループに含まれる生産物を生産するために用いられる中
間生産物を生産する工程における処理量をまとめて記憶
部に記憶するステップと、まとめた処理量を前記工程情
報が示す前記工程にて処理可能な処理量で分割して、前
記工程における処理を一又は複数のロットに分割して記
憶部に記憶するステップとを更に含むことを特徴とす
る。
【0015】第6発明に係る生産計画生成方法は、複数
種類の生産物のうち、前記納期指定情報にて同一の納期
が指定された生産物を集めた一又は複数の納期グループ
を作成して記憶部に記憶するステップと、納期グループ
に含まれる生産物を生産する順序を、該納期グループに
含まれる生産物で連続させて、前記組み合わせを作成し
て記憶部に記憶するステップと、納期グループに含まれ
る生産物の夫々を生産するための各工程における処理の
夫々をとりまとめて記憶部に記憶するステップと、前記
納期グループに含まれる生産物のうち最後に生産される
生産物の出荷時期が納期に間に合うように、とりまとめ
た前記処理の夫々を時系列で並べることが可能又は不可
能であるかを判定して判定結果を記憶部に記憶するステ
ップと、前記判定結果にて可能と示された場合には、前
記出荷時期が納期に間に合うように、とりまとめた前記
処理の夫々を時系列で並べて記憶部に記憶するステップ
と、前記判定結果にて不可能と示された場合には、とり
まとめた前記処理の夫々について、時間を変更して配置
可能な時間的位置を検索して記憶部に記憶するステップ
と、検索した時間的位置に、とりまとめた前記処理の夫
々を配置して記憶部に記憶するステップとを更に含むこ
とを特徴とする。
【0016】第7発明に係る生産計画生成方法は、所定
数の生産計画を保存集団として記憶部に保存するステッ
プと、前記組み合わせ毎に作成された生産計画、及び保
存集団として保存している生産計画の夫々について、前
記評価値のいずれかを比較して比較結果を記憶部に記憶
するステップと、比較した前記評価値が前記比較結果に
て小さいと示された順に所定数の生産計画を選択して、
選択した生産計画を新たな保存集団として記憶部に保存
するステップと、遺伝的アルゴリズムに従って、前記組
み合わせ毎に作成された生産計画のうち、前記評価値が
より小さい生産計画の遺伝子を継承すべく、前記生産計
画に係る複数種類の生産物を生産する順序を交配して、
前記順序の新たな組み合わせを複数通り作成して記憶部
に記憶するステップとを更に含むことを特徴とする。
【0017】第8発明に係る生産計画生成方法は、作成
された生産計画を可視的に示すガントチャートを作成し
て記憶部に記憶するステップを更に含むことを特徴とす
る。
【0018】第9発明に係る生産計画生成装置は、複数
の工程を経て複数種類の生産物を生産するための生産計
画を生成する装置において、生産すべき生産物の種類及
び数量を示す生産要求情報を取り込む手段と、各工程で
の処理能力を示した工程情報を読み込む手段と、各工程
において必要な処理時間を含む生産条件を夫々の生産物
について示した生産物情報を読み込む手段と、夫々の生
産物について納期を指定した納期指定情報を取り込む手
段と、生産物の出荷時期が納期から遅れる時間に対応さ
せてペナルティ値を規定した納期遅れ情報を読み込む手
段と、複数通りの、前記生産要求情報が示す複数種類の
生産物を生産する順序の組み合わせを作成する手段と、
前記組み合わせの夫々について、夫々の生産物を生産す
るために必要な各工程での処理量を、前記工程情報が示
す各工程にて処理可能な処理量で分割して、夫々の生産
物を生産するための各工程における処理を一又は複数の
ロットに分割する手段と、前記組み合わせの夫々につい
て、ロットに分割した前記処理の夫々に、前記生産物情
報が示す必要な処理時間を割り当てる手段と、前記組み
合わせの夫々について、処理時間を割り当てた前記処理
を、前記順序に従って時系列で先方から並べて、生産計
画を作成する手段と、前記組み合わせ毎に作成された生
産計画の夫々について、最初の生産物を生産する最初の
工程の始まりから最後の生産物を生産する最後の工程の
終了までに必要な総時間、生産物の出荷時期が前記納期
指定情報に指定された納期から遅れた時間に対応して前
記納期情報に規定されたペナルティ値、前記総時間と前
記ペナルティ値との合計値、及び前記処理に割り当てら
れた処理時間を所定の工程について合計した値のうち、
少なくとも一つを評価値として求める手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0019】第10発明に係る生産計画生成装置は、各
工程にて必要な作業者数を示した作業者情報を読み込む
手段と、前記処理の夫々に割り当てられた処理時間に前
記作業者情報が示す各工程にて必要な作業者数を掛けた
値を全ての工程について合計した値を、前記評価値とし
て求める手段とを更に備えることを特徴とする。
【0020】第11発明に係る生産計画生成装置は、生
産すべき複数種類の生産物のうち所定の複数種類の生産
物を集めた一又は複数のグループを作成する手段と、グ
ループに含まれる生産物を生産する順序を、該グループ
に含まれる生産物で連続させて、前記組み合わせを作成
する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0021】第12発明に係る生産計画生成装置は、複
数種類の生産物のうち共通の中間生産物を用いて生産さ
れる生産物を集めた一又は複数の中間生産物グループを
作成する手段と、中間生産物グループに含まれる生産物
を生産する順序を、該中間生産物グループに含まれる生
産物で連続させて、前記組み合わせを作成する手段と、
中間生産物グループに含まれる生産物を生産するために
用いられる中間生産物を生産する工程における処理量を
まとめる手段と、まとめた処理量を前記工程情報が示す
前記工程にて処理可能な処理量で分割して、前記工程に
おける処理を一又は複数のロットに分割する手段とを更
に備えることを特徴とする。
【0022】第13発明に係る生産計画生成装置は、複
数種類の生産物のうち、前記納期指定情報にて同一の納
期が指定された生産物を集めた一又は複数の納期グルー
プを作成する手段と、納期グループに含まれる生産物を
生産する順序を、該納期グループに含まれる生産物で連
続させて、前記組み合わせを作成する手段と、納期グル
ープに含まれる生産物の夫々を生産するための各工程に
おける処理の夫々をとりまとめる手段と、前記納期グル
ープに含まれる生産物のうち最後に生産される生産物の
出荷時期が納期に間に合うように、とりまとめた前記処
理の夫々を時系列で並べることが可能又は不可能である
かを判定する手段と、可能であると判定された場合に
は、前記出荷時期が納期に間に合うように、とりまとめ
た前記処理の夫々を時系列で並べる手段と、不可能であ
ると判定された場合には、とりまとめた前記処理の夫々
について、時間を変更して配置可能な時間的位置を検索
する手段と、検索した時間的位置に、とりまとめた前記
処理の夫々を配置する手段とを更に備えることを特徴と
する。
【0023】第14発明に係る生産計画生成装置は、所
定数の生産計画を保存集団として保存する手段と、前記
組み合わせ毎に作成された生産計画、及び保存集団とし
て保存している生産計画の夫々について、前記評価値の
いずれかを比較する手段と、比較した前記評価値が小さ
い順に所定数の生産計画を選択する手段と、選択した生
産計画を新たな保存集団として保存する手段と、遺伝的
アルゴリズムに従って、前記組み合わせ毎に作成された
生産計画のうち、前記評価値がより小さい生産計画の遺
伝子を継承すべく、前記生産計画に係る複数種類の生産
物を生産する順序を交配して、前記順序の新たな組み合
わせを複数通り作成する手段とを更に備えることを特徴
とする。
【0024】第15発明に係る生産計画生成装置は、作
成された生産計画を可視的に示すガントチャートを作成
する手段を更に備えることを特徴とする。
【0025】第16発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに、複数の工程を経て複数種類の生産
物を生産するための生産計画を生成させるコンピュータ
プログラムにおいて、コンピュータに、生産すべき生産
物の種類及び数量を示す生産要求情報を取り込ませる手
順と、コンピュータに、各工程での処理能力を示した工
程情報を読み込ませる手順と、コンピュータに、各工程
において必要な処理時間を含む生産条件を夫々の生産物
について示した生産物情報を読み込ませる手順と、コン
ピュータに、夫々の生産物について納期を指定した納期
指定情報を取り込ませる手順と、コンピュータに、生産
物の出荷時期が納期から遅れる時間に対応させてペナル
ティ値を規定した納期遅れ情報を読み込ませる手順と、
コンピュータに、複数通りの、前記生産要求情報が示す
複数種類の生産物を生産する順序の組み合わせを作成さ
せる手順と、コンピュータに、前記組み合わせの夫々に
ついて、夫々の生産物を生産するために必要な各工程で
の処理量を、前記工程情報が示す各工程にて処理可能な
処理量で分割して、夫々の生産物を生産するための各工
程における処理を一又は複数のロットに分割させる手順
と、コンピュータに、前記組み合わせの夫々について、
ロットに分割した前記処理の夫々に、前記生産物情報が
示す必要な処理時間を割り当てさせる手順と、コンピュ
ータに、前記組み合わせの夫々について、処理時間を割
り当てた前記処理を、前記順序に従って時系列で先方か
ら並べて、生産計画を作成させる手順と、コンピュータ
に、前記組み合わせ毎に作成された生産計画の夫々につ
いて、最初の生産物を生産する最初の工程の始まりから
最後の生産物を生産する最後の工程の終了までに必要な
総時間、生産物の出荷時期が前記納期指定情報に指定さ
れた納期から遅れた時間に対応して前記納期情報に規定
されたペナルティ値、前記総時間と前記ペナルティ値と
の合計値、及び前記処理に割り当てられた処理時間を所
定の工程について合計した値のうち、少なくとも一つを
評価値として求めさせる手順とを含むことを特徴とす
る。
【0026】第17発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに、各工程にて必要な作業者数を示し
た作業者情報を読み込ませる手順と、コンピュータに、
前記処理の夫々に割り当てられた処理時間に前記作業者
情報が示す各工程にて必要な作業者数を掛けた値を全て
の工程について合計した値を、前記評価値として求めさ
せる手順とを更に含むことを特徴とする。
【0027】第18発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに、生産すべき複数種類の生産物のう
ち所定の複数種類の生産物を集めた一又は複数のグルー
プを作成させる手順と、コンピュータに、グループに含
まれる生産物を生産する順序を、該グループに含まれる
生産物で連続させて、前記組み合わせを作成させる手順
とを更に含むことを特徴とする。
【0028】第19発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに、複数種類の生産物のうち共通の中
間生産物を用いて生産される生産物を集めた一又は複数
の中間生産物グループを作成させる手順と、コンピュー
タに、中間生産物グループに含まれる生産物を生産する
順序を、該中間生産物グループに含まれる生産物で連続
させて、前記組み合わせを作成させる手順と、コンピュ
ータに、中間生産物グループに含まれる生産物を生産す
るために用いられる中間生産物を生産する工程における
処理量をまとめさせる手順と、コンピュータに、まとめ
た処理量を前記工程情報が示す前記工程にて処理可能な
処理量で分割して、前記工程における処理を一又は複数
のロットに分割させる手順とを更に含むことを特徴とす
る。
【0029】第20発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに、複数種類の生産物のうち、前記納
期指定情報にて同一の納期が指定された生産物を集めた
一又は複数の納期グループを作成させる手順と、コンピ
ュータに、納期グループに含まれる生産物を生産する順
序を、該納期グループに含まれる生産物で連続させて、
前記組み合わせを作成させる手順と、コンピュータに、
納期グループに含まれる生産物の夫々を生産するための
各工程における処理の夫々をとりまとめさせる手順と、
コンピュータに、前記納期グループに含まれる生産物の
うち最後に生産される生産物の出荷時期が納期に間に合
うように、とりまとめた前記処理の夫々を時系列で並べ
ることが可能又は不可能であるかを判定させる手順と、
コンピュータに、可能であると判定された場合には、前
記出荷時期が納期に間に合うように、とりまとめた前記
処理の夫々を時系列で並べさせる手順と、コンピュータ
に、不可能であると判定された場合には、とりまとめた
前記処理の夫々について、時間をずらして配置可能な時
間的位置を検索させる手順と、コンピュータに、検索し
た時間的位置に、とりまとめた前記処理の夫々を配置さ
せる手順とを更に含むことを特徴とする。
【0030】第21発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに、所定数の生産計画を保存集団とし
て保存させる手順と、コンピュータに、前記組み合わせ
毎に作成された生産計画、及び保存集団として保存して
いる生産計画の夫々について、前記評価値のいずれかを
比較させる手順と、コンピュータに、比較した前記評価
値が小さい順に所定数の生産計画を選択させる手順と、
コンピュータに、選択した生産計画を新たな保存集団と
して保存させる手順と、コンピュータに、遺伝的アルゴ
リズムに従って、前記組み合わせ毎に作成された生産計
画のうち、前記評価値がより小さい生産計画の遺伝子を
継承すべく、前記生産計画に係る複数種類の生産物を生
産する順序を交配して、前記順序の新たな組み合わせを
複数通り作成させる手順とを更に含むことを特徴とす
る。
【0031】第22発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに、作成された生産計画を可視的に示
すガントチャートを作成させる手順を更に含むことを特
徴とする。
【0032】第23発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体は、コンピュータに、複数の工程を
経て複数種類の生産物を生産するための生産計画を生成
させるコンピュータプログラムを記録してあるコンピュ
ータでの読み取りが可能な記録媒体において、コンピュ
ータに、生産すべき生産物の種類及び数量を示す生産要
求情報を取り込ませる手順と、コンピュータに、各工程
での処理能力を示した工程情報を読み込ませる手順と、
コンピュータに、各工程において必要な処理時間を含む
生産条件を夫々の生産物について示した生産物情報を読
み込ませる手順と、コンピュータに、夫々の生産物につ
いて納期を指定した納期指定情報を取り込ませる手順
と、コンピュータに、生産物の出荷時期が納期から遅れ
る時間に対応させてペナルティ値を規定した納期遅れ情
報を読み込ませる手順と、コンピュータに、複数通り
の、前記生産要求情報が示す複数種類の生産物を生産す
る順序の組み合わせを作成させる手順と、コンピュータ
に、前記組み合わせの夫々について、夫々の生産物を生
産するために必要な各工程での処理量を、前記工程情報
が示す各工程にて処理可能な処理量で分割して、夫々の
生産物を生産するための各工程における処理を一又は複
数のロットに分割させる手順と、コンピュータに、前記
組み合わせの夫々について、ロットに分割した前記処理
の夫々に、前記生産物情報が示す必要な処理時間を割り
当てさせる手順と、コンピュータに、前記組み合わせの
夫々について、処理時間を割り当てた前記処理を、前記
順序に従って時系列で先方から並べて、生産計画を作成
させる手順と、コンピュータに、前記組み合わせ毎に作
成された生産計画の夫々について、最初の生産物を生産
する最初の工程の始まりから最後の生産物を生産する最
後の工程の終了までに必要な総時間、生産物の出荷時期
が前記納期指定情報に指定された納期から遅れた時間に
対応して前記納期情報に規定されたペナルティ値、前記
総時間と前記ペナルティ値との合計値、及び前記処理に
割り当てられた処理時間を所定の工程について合計した
値のうち、少なくとも一つを評価値として求めさせる手
順とを含むコンピュータプログラムを記録してあること
を特徴とする。
【0033】第1、第2、第3、第9、第10、第1
6、第17及び第23発明においては、生産物の種類お
よび数量を含む生産要求情報と、各工程での処理能力を
示す工程情報と、生産物の各工程での処理時間を含む生
産物情報とを用い、生産すべき生産物の生産順序を複数
通り作成し、各工程での処理能力に従って各工程での処
理をロットに分割し、ロットに分割した各工程に作成し
た順序で処理時間を割り当てて複数の生産計画を作成す
る。作成した生産計画の夫々について、全ての生産物を
作成するために必要な総時間、夫々の生産物の納期遅れ
に対応するペナルティ値、前記総時間とペナルティ値と
の合計値、所定の工程での処理時間の合計値、全ての工
程についての延べ処理時間の合計値の少なくとも一つを
評価値として求め、求めた評価値と生産計画とを提示す
る。
【0034】これにより、生産すべき生産物の種類およ
び数がどのように変化した場合においても、変化に対応
して生産計画を生成することが可能であり、前記評価値
に基づいて適切な生産計画を選択することができる。例
えば、評価値として前記総時間とペナルティ値との合計
値を用いた場合は、作業時間が短くしかも納期遅れが少
ない生産計画を選択することができ、所定の工程での処
理時間の合計値を評価値として用いた場合は、最もコス
トがかかる等の操業に対して最も影響が大きい工程での
処理時間が少ない生産計画を選択することができ、ま
た、延べ処理時間を全ての工程について合計した値を評
価値として用いた場合は、人件費が少なくなる生産計画
を選択することができる。また、生産要求情報を変更し
て生産計画を生成することにより、生産内容を変更した
場合、又は飛び込みの注文があった場合等に行うべき対
応のシミュレーションを行うことができる。
【0035】第4、第11及び第18発明においては、
所定の生産物について生産する順序を連続させて生産計
画を生成するため、ある工程での処理温度などの生産条
件が等しい生産物の生産を連続させることにより、生産
設備の生産条件を頻繁に変更させる必要が無いなどの、
より適切な生産計画を生成することができる。
【0036】第5、第12及び第19発明においては、
共通の中間生産物をバッチ的に生産する工程を生産工程
に含む生産物は、生産順序を連続させ、また、生産設備
の処理能力の範囲内で、生産が連続している生産物のた
めの中間生産物をバッチ的な生産の一ロットに統合する
ことにより、生産設備にバッチ工程を含んでいる場合に
おいても、バッチ工程を考慮した適切な生産計画を生成
することができる。
【0037】第6、第13及び第20発明においては、
同一の納期が指定された生産物については、生産順序を
連続させ、前記生産物のうち最後の生産物の生産が納期
に合うように、前記生産物の夫々の各工程を時系列で並
べる。他の生産物の工程と時間的に干渉して納期に合う
ように前記各工程を並べることができない場合は、前記
各工程が位置すべき時間を最小限ずらして並べる。これ
により、納期の遅れが可及的に小さくなる適切な生産計
画を生成することができる。
【0038】第7、第14及び第21発明においては、
遺伝的アルゴリズムを用いて生産計画の評価と交配とを
繰り返し、評価値が小さい生産計画を生成して保存する
ため、短時間で適切な生産計画を生成することができ
る。
【0039】第8、第15及び第22発明においては、
生成された生産計画を可視的に示したガントチャートを
作成する。作成されたガントチャートに従って生産を行
うことにより、生産効率を向上させることができる。ま
た、ガントチャートに示された生産計画と実績とのずれ
を計測することにより、設備または人員配置などの不備
を発見し、発見した不備を改善して生産効率を向上させ
ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づき具体的に説明する。本実施の形態で
は、パン工場での生産計画の生成を例として本発明を説
明する。図1は、本発明の生産計画生成装置の構成を示
すブロック図である。図中1は、本発明の生産計画生成
装置であり、コンピュータを用いて構成され、CPU1
1と、RAM12と、CD−ROMドライブ等の外部記
憶装置13と、ハードディスク等の内部記憶装置14と
を備えており、本発明に係るCD−ROM等の記録媒体
2から本発明に係るコンピュータプログラム20を外部
記憶装置13にて読み取り、読み取ったコンピュータプ
ログラム20を内部記憶装置14に記憶し、RAM12
にコンピュータプログラム20をロードし、CPU11
はコンピュータプログラム20に基づいて生産計画生成
装置1に必要な処理を実行する。生産計画生成装置1
は、キーボード又はマウス等の入力装置15と、液晶デ
ィスプレイ又はCRTディスプレイ等の出力装置16と
を備えており、情報の入力を初めとするオペレータから
の操作を受け付ける構成となっている。
【0041】なお、生産計画生成装置1は、通信インタ
フェース17を備え、通信インタフェース17に接続し
ているサーバ装置5から本発明に係るコンピュータプロ
グラム20をダウンロードし、CPU11にて処理を実
行する形態であってもよい。
【0042】生産計画生成装置1は、内部記憶装置14
にて、各工程において必要な処理時間を含む生産条件を
パンの品目の夫々について示した生産物情報である品目
情報を備える品目情報ファイル14aと、パンを生産す
るための中間生産物であるパン生地の生産条件を示した
生産物情報である生地情報を備える生地情報ファイル1
4bと、パンを生産する各工程での処理能力を示す工程
情報、及び各工程にて必要な作業者数を示す作業者情報
を備える工程情報ファイル14cと、納期に関する情報
を備える納期情報ファイル14dと、生産すべきパンの
品目の種類または数量を含む生産要求情報を備える生産
要求情報ファイル14eと、生産計画生成の計算条件を
示す計算情報を備える計算情報ファイル14fとを記憶
している。
【0043】パン生産の工程は、パン生地をバッチ的に
生産する工程と、生産されたパン生地を用いてパンを個
別に生産する工程とに分けられる。図2は、パン生地を
生産する工程の例を説明する模式図である。パン生地の
生産では、まず、小麦粉、イースト、水などの原材料を
ミキサにて混合して中種を生産する中種混合の工程を行
い、生産した中種を発酵室にて寝かせて発酵させる中種
発酵の工程を行う。次に、発酵した中種に砂糖などの他
の材料を加えてミキサにて捏ねる本捏の工程を行い、最
後にパン生地を寝かせて発酵させる生地発酵の工程を行
う。以上の工程にて生産されたパン生地は、以降のパン
を個別に生産する工程の材料として用いられる。
【0044】図3は、パン生地の生産条件を示す生地情
報を備えた生地情報ファイル14bの内容の例を示す概
念図である。パンの生産に用いられる夫々のパン生地に
ついて、製法、パン生地を生産する際の最小仕込単位、
夫々の工程での所要時間である実作業時間、夫々の工程
での実作業の前後で必要な前段取り時間および後段取り
時間が記録されている。図3にて食パン生地として示し
た例では、中種混合の工程に前段取り時間と後段取り時
間とが設定され、本捏の工程に前段取り時間が指定され
ている。また、製法としては、中種法が指定されてい
る。中種法は、図2にて示した、中種を一度生産してお
いて、更に本捏の工程にて捏ねて生地を生産する方法で
ある。中種法以外の製法としては、ストレート法があ
り、中種を生産する工程を省略して一気に本捏の工程か
らパン生地の生産を行う方法である。
【0045】図4は、パン生地を用いて夫々のパンを生
産する工程の例を説明する模式図である。まず、パン生
地を分割機にて個別のパン毎に分割し、分割したパン生
地を寝かせるベンチタイムをとり、ベンチタイムを取っ
た後のパン生地を成形機にてパンの形に成形する分割・
成形の工程を行う。次に、成形した夫々のパン生地を最
終発酵室にてパンの大きさまで発酵させる最終発酵の工
程を行い、次に、最終発酵を経た夫々のパンをオーブン
にて焼成する工程を行う。最後に、焼成されたパンを適
宜冷却し、包装機にて個別に包装する工程を行う。包装
の工程が終了したパンは、トラック等の適宜の手段によ
って出荷される。なお、以上の工程以外に、食パンの切
断、あんパンのあん入れ、又はペストリーのシーティン
グ等の加工を行う場合がある。
【0046】図5は、パンの品目の生産条件を示す品目
情報を備えた品目情報ファイル14aの内容の例を示す
概念図である。パンの品目の夫々について、その品目を
生産するために用いられるパン生地が指定され、パンを
生産する際に一ロットで取り扱う標準的なパン生地量で
ある標準生地量が質量で設定され、標準生地量のパン生
地を分割して個々のパンを取る数である標準取り数、及
び分割の際の分割機による分割速度が設定されている。
また、個々のパンについて分割と成形との間にとるベン
チタイムの長さ、焼成の工程におけるオーブンの処理速
度である焼成速度、焼成の後に個々のパンを冷却する冷
却時間、及び包装の際の包装機による包装速度が設定さ
れている。また、異なる品目の生産を連続させるため
に、連続される品目の夫々に同じ文字を指定するグルー
プの指定が記録されている。例えば、焼成の際のオーブ
ンの温度、又は包装袋の種類などの生産条件が同じ品目
の場合は、同じグループを指定することによって適切な
生産を行うことができる。更に、分割、成形、最終発
酵、加工、焼成、包装の各工程において、個々のパンに
ついて必要な実作業時間、前段取り時間および後段取り
時間が記録されている。図5に示した例では、分割およ
び包装の工程での実作業時間は夫々分割速度および包装
速度にて規定される自動の状態となっている。
【0047】図6は、各工程での処理能力を示す工程情
報を備えた工程情報ファイル14cの内容の例を示す概
念図である。図中に示す例では、パン工場の生産設備
は、中種混合に用いる中種混合ミキサと本捏に用いる本
捏ミキサとを夫々一台づつ備え、夫々は、一度に125
kgまでの生地を取り扱うことが可能となっている。中
種発酵に用いる中種発酵室では、発酵を行うスペースが
10ロット分備えられており、最大10ロットまでの中
種を平行に発酵させることができる。同様に、生地発酵
に用いる生地発酵室および最終発酵に用いる最終発酵室
は、夫々1ロット分および5ロット分のスペースが備え
られている。また、分割機、成形機、オーブン、及び包
装機が夫々1台備えられており、夫々の最大処理能力が
記録されている。また、生産設備を用いた作業開始の時
刻が記録されている。更に、工程情報ファイル14c
は、各工程にて必要な作業者数を示した作業者情報を備
えており、中種混合および中種発酵など、夫々の工程に
て必要な作業者の人数が記録されている。
【0048】図7は、納期に関する情報を備えた納期情
報ファイル14dの内容の例を示す概念図である。午前
便または午後便などの納期の種類が示され、納期の夫々
の種類ごとに、納期の時刻設定が記録されている。ま
た、納期の夫々の種類ごとに、出荷が納期から遅れる時
間に対応したペナルティ値が記録されている。例えば、
図中に示した午前便の場合は、生産計画生成の際に43
分の納期遅れが生じたときには、120分のペナルティ
値が生産計画に与えられる。なお、ペナルティ値とし
て、出荷が納期から遅れた時間に対して所定の重みを乗
じた値を用いるなど、他の方法を用いてペナルティ値を
求めることとしてもよい。この場合は、前記所定の重み
等の、ペナルティ値を求めるためのパラメータが納期情
報ファイル14dに記録される。
【0049】図8は、生産すべきパンの生産要求情報を
備えた生産要求情報ファイル14eの内容の例を示す概
念図である。食パンおよびロールパン等の生産すべきパ
ンの品目と、夫々の数量と納期とが記録されている。図
9は、計算条件を示した計算情報を備えた計算情報ファ
イル14fの内容の例を示した概念図である。遺伝的ア
ルゴリズムを用いて計算を行う場合の、保存集団の個体
数、一世代の計算で作成する生産計画の個体数、遺伝子
を残すべき優秀な生産計画を選ぶための評価値の選択、
及び時間で示した終了条件などの計算条件が記録されて
いる。図9に示した例では、評価値として生産に必要な
総時間と納期遅れのペナルティ値との合計値が示されて
いるが、合計値以外に、総時間のみ、ペナルティ値の
み、所定の工程での処理時間、又は各工程での延べ処理
時間を全ての工程について合計した値である総労働時間
を、評価値として指定することができる。なお、計算の
終了条件を時間で示したが、世代の生成回数など他の条
件を以て終了条件とすることとしてもよい。
【0050】以上の品目情報ファイル14a、生地情報
ファイル14b、工程情報ファイル14c、納期情報フ
ァイル14d、生産要求情報ファイル14e、及び計算
情報ファイル14fは、入力装置15からオペレータに
より入力され、内部記憶装置14に記憶されている。入
力装置15から新規の情報を入力することにより、夫々
のファイルが備えている情報の追加・変更など、任意に
更新を行うことができる。なお、前述の情報ファイルを
全て内部記憶装置14に記憶しておくのではなく、通信
インタフェース17を介して接続しているサーバ装置5
等を用いて構成されている外部のデータベースに前記情
報ファイルの一部または全てを記憶しておき、必要に応
じて前記データベースから情報を取り込む形態としても
よい。
【0051】以下に、例を用いて本発明の生産計画生成
方法を説明する。図10は、生産すべきパンの品目の例
を示した概念図である。夫々のパンは、生産要求情報フ
ァイル14eにて、数量及び納期が指定されており、品
目情報ファイル14aにて、生地およびグループが指定
されている。ロールパンBについては、納期が指定され
ておらず、又、食パンA及び食パンBについては共通の
グループPが指定されている。
【0052】図11は、本発明の生産計画生成装置1が
行う生産計画生成の処理の手順を示すフローチャートで
ある。生産計画生成装置1は、まず、生産要求情報ファ
イル14eに記録された生産要求情報を初めとする情報
を内部記憶装置14から読み込み(S1)、読み込んだ
情報をチェックして、品目情報ファイル14aにて要求
されている各工程での処理能力が、工程情報ファイル1
4cにて指定された設備の処理能力を越えていないかな
ど、読み込んだ情報に不整合があるか否かを判定し(S
2)、不整合がある場合は警告を出力装置16から出力
して処理を終了する。不整合がない場合は、生産計画生
成装置1は、生産を連続させるべき品目ごとにまとめる
グループ化を行う(S3)。
【0053】図12は、ステップS3のグループ化のサ
ブルーチンの手順を示すフローチャートである。生産計
画生成装置1は、同じ納期を有する品目を集めて、納期
グループを作成する(S301)。次に、夫々の納期グ
ループ毎に、同じパン生地を用いる品目を集めて生地グ
ループを作成する(S302)。次に、夫々の生地グル
ープ毎に、品目情報ファイル14aにて指定された指定
グループを作成し(S303)、グループ化のサブルー
チンを終了してメインの処理へ戻る。図13は、作成さ
れたグループを示す概念図である。納期が指定されてい
ないロールパンBはどのグループにも属しておらず、そ
の他の品目は、階層化されたいずれかのグループに属し
ている。
【0054】次に、生産計画生成装置1は、夫々の品目
を生産する順序の組み合わせを作成する(S4)。この
とき、作成されたグループ内では生産が連続するよう
に、グループ同士の順序、又はグループ内での順序をラ
ンダムに組み合わせて、計算情報ファイル14fにて記
録された一世代個体数の数だけ順序の組み合わせを作成
する。なお、ランダムではなく、所定の規則に従って順
序を組み合わせてもよい。9品目を生産する順序の組み
合わせは本来約36万通りであるが、グループ内で生産
を連続させるべく生産の順序を作成するため、図13に
示す例では順序の組み合わせは384通りとなる。
【0055】次に、生産計画生成装置1は、組み合わせ
の夫々について、各工程での処理のロット分割を行う
(S5)。図14は、ステップS5のロット分割のサブ
ルーチンの手順を示すフローチャートである。まず、生
産計画生成装置1は、生地グループ内にて、パン生地を
バッチ的に生産する工程での処理量を取りまとめる(S
501)。夫々の品目に係るパン生地の処理量は、生産
要求情報ファイル14eに記録された数量と、品目情報
ファイル14aに記録された標準取り数および標準生地
量と、生地情報ファイル14bに記録された最小仕込み
単位とから規定され、図10に示した例の場合、食パン
Bおよび食パンCの標準取り数が図5に示した食パンA
の150個と同じ値であるときには、食パンA、食パン
Bおよび食パンCに必要なパン生地の量は、夫々250
kg、175kg及び75kgとなり、全体で500k
gとなる。
【0056】次に、生産計画生成装置1は、生産すべき
パン生地の量を工程情報ファイル14cに記録された本
捏ミキサの容量で分割するなど、工程情報ファイル14
cに記録された各工程での処理能力内でパン生地生産の
工程をロットに分割する(S502)。一ロットで生産
されるパン生地の仕込み量は、生地情報ファイル14b
に記録された最小仕込み単位の倍数で、しかも工程情報
ファイル14cに記録された中種混合ミキサ及び本捏ミ
キサの最大処理能力以内の量となる。このとき、処理能
力の範囲内で、複数品目を生産するためのパン生地生産
が一つのロットに統合されることがある。図15は、ロ
ット分割の例を示す模式図である。図6に示す如く、中
種混合ミキサの最大処理能力は125kgであるため、
パン生地を生産する中種混合の工程における500kg
のパン生地の処理は、一ロット当たりの処理量が125
kgである4個のロットに分割される。図15に示す如
く、食パンA、食パンB及び食パンCの順序で生産され
る場合、最初の2個のロットは、食パンAを生産するた
めのパン生地に対応し、三番目のロットは、食パンBに
対応し、四番目のロットは、食パンBの残りと食パンC
とに対応しており、食パンBの一部と食パンCとを生産
するためのパン生地を生産する処理が一つのロットに統
合されている。
【0057】次に、生産計画生成装置1は、夫々のロッ
トを品目別に分割することにより、パン生地を用いてパ
ンを生産する分割・成形などの工程での処理をロット分
割する(S503)。図15に示すごとく、分割・成形
の工程での処理は、統合されていた食パンBの一部と食
パンCとに対応するロットが、互いに分割されて2個の
ロットとなっている。次に、生産計画生成装置1は、作
成した組み合わせの全てについてロット分割が終了した
かを判定し(S504)、全て終了しておらずにロット
分割していない組み合わせが残っている場合は、ステッ
プS501へ戻ってロット分割を行い、全て終了してい
る場合はロット分割のサブルーチンの処理を終了してメ
インの処理へ戻る。
【0058】次に、生産計画生成装置1は、夫々の組み
合わせについて、ロット分割した各処理を時系列に並べ
る生産計画作成を行う(S6)。図16は、ステップS
6の生産計画作成のサブルーチンの手順を示すフローチ
ャートである。生産計画生成装置1は、ロットに分割し
た各工程での処理に対して、品目情報ファイル14a及
び生地情報ファイル14bに記録されている、各工程で
の処理時間を割り当てる(S601)。次に、生産計画
生成装置1は、夫々の処理を時系列に並べるべき品目に
納期が指定されているか否かを判定し(S602)、納
期が指定されていた場合は、同じ納期グループ内の全て
の品目について、全ての処理を取りまとめ(S60
3)、納期グループ内で生産順が最後である品目の最後
の工程の終了時刻を納期に合わせて、夫々の品目の夫々
の処理を時系列に並べる(S604)。品目に納期が指
定されていない場合は、品目の最初の工程の開始時刻を
より早い時刻へ合わせて、夫々の処理を時系列に並べる
(S605)。次に、生産計画生成装置1は、時系列に
並べた夫々の処理の時間的位置が、他の品目に係る処理
の時間的位置と干渉せずに、配置が可能となっているか
否かを判定し(S606)、配置が可能である場合は、
夫々の処理を配置する(S607)。他の品目に係る処
理の時間的位置と干渉して、配置が不可能である場合に
は、時系列に並べた夫々の処理をずらして配置可能な時
間的位置を検索し(S608)、検索した時間的位置
に、夫々の処理を配置する(S607)。
【0059】図17は、品目ごとに各工程での処理を時
系列に並べる例を示した模式図である。図中の横軸は時
間を示し、図中に示したバーはロットに分割した夫々の
処理に対応し、バーの始点は処理の開始時刻に、バーの
終点は処理の終了時刻に対応する。図10に示した例の
場合、ロールパンA、食パンA、食パンB及び食パンC
は同一の納期グループに属するため、夫々の品目のため
の夫々の処理は、とりまとめられる。まず、最後に生産
される食パンCの最後の工程である包装の工程における
処理の終了時刻を納期に合わせて、夫々の品目のための
夫々の処理を時系列で並べる。この場合、図17(a)
に示すごとく、焼成の工程にて、ロールパンAの処理
が、前記納期グループに属していないロールパンBの処
理に時間的に干渉する。このため、前記納期グループに
属している夫々の品目のための夫々の処理の時間的位置
をずらして、配置可能な時間的位置に配置する。これに
より、納期の遅れを小さくすることができる。
【0060】次に、生産計画生成装置1は、全ての品目
について処理を配置したか否かを判定し(S609)、
全ての品目について配置していない場合はステップS6
02へもどって次の品目について配置を続行し、全ての
品目について配置した場合は、夫々の処理が配置された
時間的位置を記録して生産計画を作成する(S61
0)。次に、生産計画生成装置1は、全ての組み合わせ
について生産計画が作成されたか否かを判定し(S61
1)、作成されていない場合は、ステップS601へ戻
って生産計画の作成を続行し、全ての組み合わせについ
て生産計画が作成されている場合は、生産計画作成のサ
ブルーチンを終了してメインの処理へ戻る。
【0061】次に、生産計画生成装置1は、作成した生
産計画の保存を行う(S7)。図18は、ステップS7
の保存のサブルーチンの手順を示すフローチャートであ
る。生産計画生成装置1は、まず、作成した生産計画に
おいて最初の工程の開始から最後の工程の終了までの総
時間を計算する(S701)。次に、納期遅れが発生し
た工程について、納期情報ファイル14dに記録された
納期遅れのペナルティ値を加算して、生産計画のペナル
ティ値を計算し(S702)、総時間とペナルティ値の
合計値を計算する(S703)。次に、各工程での処理
に割り当てられた処理時間を、夫々の工程毎に合計し
て、夫々の工程における処理時間を計算する(S70
4)。次に、夫々の工程における処理時間に、工程情報
ファイル14cに記録された夫々の工程に必要な作業人
数を掛けて延べ処理時間を計算し、延べ処理時間を全て
の工程について合計して、各工程での延べ処理時間を全
ての工程について合計した値である総労働時間を計算す
る(S705)。全ての生産計画について前述の値を計
算したか否かを判定し(S706)、全てについて計算
していない場合は、ステップS701へ戻って計算を続
行する。
【0062】ステップS706にて全ての生産計画につ
いて前述の値を計算していると判定された場合は、生産
計画生成装置1は、所定数の生産計画が保存されている
保存集団が記憶されているか否かを判定し(S70
7)、保存集団が記憶されていない場合は、計算された
総時間、ペナルティ値、合計値、夫々の工程における処
理時間、及び総労働時間の値のうち、計算情報ファイル
14fにて指定された評価値が小さいものから順に所定
数の生産計画を記憶して保存集団を作成する(S70
8)。保存集団が記憶されている場合は、生産計画生成
装置1は、保存集団に保存されている生産計画の評価値
と、作成した生産計画の評価値とを比較し(S70
9)、全ての生産計画のうちで評価値が小さい生産計画
を所定数選択し(S710)、選択した生産計画を、計
算された複数の評価値と共に保存して、新たな保存集団
を作成する(S711)。計算情報ファイル14fの内
容が図9に示した例である場合には、評価値として総時
間とペナルティ値との合計値が用いられ、前記合計値が
最も小さい20個の生産計画が保存集団として保存され
る。生産計画生成装置1は、以上で保存のサブルーチン
を終了し、メインの処理へ戻る。なお、以上の保存のサ
ブルーチンの手順では、評価値として指定が可能な値を
全て計算する手順としたが、評価値として必要な値のみ
を計算する手順としてもよい。
【0063】次に、生産計画生成装置1は、計算情報フ
ァイル14fに記録されている計算の終了条件に基づい
て、計算を終了させるか否かを判定する(S8)。計算
を続行する場合は、遺伝的アルゴリズムに基づいて、ス
テップS6で作成した生産計画のうち評価値が小さい生
産計画の遺伝子を継承させるべく、生産計画に係る各品
目の生産の順序の交配を行い、次の世代における順序の
組み合わせを再作成する(S9)。このとき、交差及び
/又は突然変異による順序の変更は、グループ同士、又
はグループ内にて行われる。次に、生産計画生成装置1
は、ステップS5へ戻って計算を繰り返す。ステップS
8で計算を終了させると判定された場合には、ステップ
S7において保存された生産計画を可視的に示すガント
チャートを作成し(S10)、処理を終了する。
【0064】図19は、生成された生産計画の例を示し
たガントチャートである。図に示した生産計画は、図1
0に示した品目を生産するための生産計画を前述の方法
で生成した例であり、図中では、各工程に割り当てられ
たバーの長さで各工程の処理時間を示し、バーの始点及
び終点の位置で、各工程の開始時刻及び終了時刻を示し
ている。図13に示した夫々のグループ内で生産が連続
されており、また、食パンB及び食パンCの組と、ロー
ルパンD及びロールパンCの組とは、パン生地の生産の
工程においてロットが統一されており、生産が効率化さ
れている。また、納期が指定されている品目について
は、ほぼ納期前に生産が終了する計画となっている。
【0065】生成された生産計画は、計算された、評価
値として指定が可能な値と共に、生産計画生成装置1に
保存されており、出力装置16等にて提示される。図2
0は、提示された生産計画の例を示す概念図である。生
産計画1又は生産計画2等の複数の生産計画の夫々につ
いて、生産に必要な総時間、納期遅れに対するペナルテ
ィ値、総時間とペナルティ値との合計値、総労働時間、
及び各工程での処理時間が示されている。これらの値ま
たはガントチャートを参考にして、保存された中から最
も適切な生産計画を選ぶことができる。
【0066】以上詳述した如く、夫々の品目を生産する
順序の組み合わせの夫々について生産計画を作成し、評
価値が最も小さい生産計画が保存されるため、生産すべ
き品目に対応して、適切な生産計画を生成することがで
きる。適切な評価値を用いて生産計画を生成する、又は
生成された生産計画の中から生成の処理に用いた評価値
とは別の評価値に従って生産計画を選択することによ
り、目的に沿った生産計画を得ることができる。例え
ば、評価値として生産に必要な総時間とペナルティ値と
の合計値を用いた場合は、作業時間が短くしかも納期遅
れが少ない生産計画を選択することができ、所定の工程
での処理時間の合計値を評価値として用いた場合は、工
程に従事する作業者数が最も多くて最も人件費がかかる
等の、操業に対して最も影響が大きい工程での処理時間
が少ない生産計画を選択することができ、また、延べ処
理時間を全ての工程について合計した総労働時間を評価
値として用いた場合は、人件費が少なくなる生産計画を
得ることができる。適切な生産計画を選んでガントチャ
ートを出力し、出力したガントチャートに従って生産を
行うことにより、生産効率を向上させることができる。
また、ガントチャートに示された生産計画と実績とのず
れを計測することにより、設備または人員配置などの不
備を発見し、発見した不備を改善して生産効率を向上さ
せることができる。
【0067】また、生産要求情報ファイル14eに記録
した生産要求情報を変更して生産計画を生成することに
より、生産内容を変更した場合、又は飛び込みの注文が
あった場合等に行うべき対応のシミュレーションを行う
ことができる。また、工程情報ファイル14cに記録さ
れた工程情報および作業者情報、並びに品目情報ファイ
ル14a又は生地情報ファイル14bに記録された生産
物情報を変更して生産計画を生成することにより、生産
設備または生産条件を変更する場合のシミュレーション
を行うことができる。
【0068】また、焼成時のオーブンの温度などの生産
条件が等しい品目については、生産を連続させるグルー
プ化の指定を行うことにより、オーブンの温度等の生産
設備の生産条件を頻繁に変更させる必要が無い、より適
切な生産計画を生成することができる。また、同じパン
生地を使用する品目の生産を連続させ、バッチ的にパン
生地を生産する能力の範囲内で複数品目の生産のロット
を統合させるため、バッチ的な生産工程を含む生産にお
いても、適切な生産計画を生成することができる。ま
た、同一の納期が指定された品目の生産を連続させ、前
記品目のうちで最後に生産される品目の生産が納期に間
に合うように、又は納期からの時間のずれが小さくなる
ように生産計画を作成するため、納期遅れが可及的に小
さい生産計画を生成することができる。更に、遺伝的ア
ルゴリズムを用いることにより、短い計算時間で適切な
生産計画を生成することができる。
【0069】本実施の形態においては、生産計画生成の
計算に必要な情報を情報ファイルとして記憶し、計算の
最初に情報ファイルに記録された情報を読み込んで計算
を行う方法を示したが、この方法に限るものではなく、
計算の途中で情報が必要となったときに必要な情報を情
報ファイルから随時参照して計算を行う方法としてもよ
く、また、生産要求情報などの情報の入力をオペレータ
の操作により入力装置15にて受け付け、受け付けた情
報を取り込んで計算を行う方法としてもよい。
【0070】また、本実施の形態においては、生地情報
ファイル14bにて指定されるパン生地の製法として中
種法およびストレート法のみを例として示したが、液種
法、サワー種法、及び冷蔵生地法等、その他の製法を用
いてパンを製造する生産設備を備え、生地情報ファイル
14bにてこれらの製法を指定して生産計画を生成する
ことも可能であり、これら複数の製法が混在している場
合においても、適切な生産計画を生成することが可能で
ある。
【0071】また、本実施の形態においては、遺伝的ア
ルゴリズムを用いてより優秀な生産計画を生成すること
としたが、この方法に限るものではなく、組み合わせ可
能な全ての生産順序について生産計画を作成し、夫々の
生産計画について総時間と納期遅れのペナルティ値との
合計値を計算し、より優秀な生産計画を選択する方法を
用いてもよい。
【0072】以上の実施の形態の説明においては、パン
の生産を例として説明を行ったが、鉄鋼の生産、ゴム製
品の生産など、バッチ的な工程を生産工程に含む生産物
についても、同様に応用が可能である。
【0073】
【発明の効果】第1、第2、第3、第9、第10、第1
6、第17及び第23発明においては、生産物の種類お
よび数量を含む生産要求情報と、各工程での処理能力を
示す工程情報と、生産物の各工程での処理時間を含む生
産物情報とを用い、生産すべき生産物の生産順序を複数
通り作成し、作成した順序で各工程に処理時間を割り当
てて複数の生産計画を作成し、作成した生産計画の夫々
について、全ての生産物を作成するために必要な総時
間、夫々の生産物の納期遅れに対応するペナルティ値、
前記総時間とペナルティ値との合計値、所定の工程での
処理時間の合計値、全ての工程についての延べ処理時間
の合計値の少なくとも一つを評価値として求める。これ
により、生産すべき生産物の種類および数がどのように
変化した場合においても、変化に対応して生産計画を生
成することが可能であり、前記評価値に基づいて作業時
間が短くしかも納期遅れが少ない等の、目的にあった適
切な生産計画を選択することができる。また、生産要求
情報を変更して生産計画を生成することにより、生産内
容を変更した場合、又は飛び込みの注文があった場合等
に行うべき対応のシミュレーションを行うことができ
る。
【0074】第4、第11及び第18発明においては、
所定の生産物について生産する順序を連続させて生産計
画を生成するため、ある工程での処理温度などの生産条
件が等しい生産物の生産を連続させることにより、生産
設備の生産条件を頻繁に変更させる必要が無いなどの、
より適切な生産計画を生成することができる。
【0075】第5、第12及び第19発明においては、
共通の中間生産物をバッチ的に生産する工程を生産工程
に含む生産物は、生産順序を連続させ、また、生産設備
の処理能力の範囲内で、生産が連続している生産物のた
めの中間生産物をバッチ的な生産の一ロットに統合する
ことにより、生産設備にバッチ工程を含んでいる場合に
おいても、バッチ工程を考慮した適切な生産計画を生成
することができる。
【0076】第6、第13及び第20発明においては、
同一の納期が指定された生産物については、生産順序を
連続させ、前記生産物のうち最後の生産物の生産が納期
に間に合うように、又は納期の遅れが可及的に小さくな
るように前記生産物の夫々の各工程を時系列で並べる。
これにより、納期が指定されている生産物について納期
の遅れが可及的に小さくなる、適切な生産計画を生成す
ることができる。
【0077】第7、第14及び第21発明においては、
遺伝的アルゴリズムを用いて生産計画の評価と交配とを
繰り返し、評価値が小さい生産計画を生成して保存する
ため、短時間で適切な生産計画を生成することができ
る。
【0078】第8、第15及び第22発明においては、
生成された生産計画を可視的に示したガントチャートを
作成する。作成されたガントチャートに従って生産を行
うことにより、生産効率を向上させることができる。ま
た、ガントチャートに示された生産計画と実績とのずれ
を計測することにより、設備または人員配置などの不備
を発見し、発見した不備を改善して生産効率を向上させ
ることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産計画生成装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】パン生地を生産する工程の例を説明する模式図
である。
【図3】パン生地の生産条件を示す生地情報を備えた生
地情報ファイルの内容の例を示す概念図である。
【図4】パン生地を用いて夫々のパンを生産する工程の
例を説明する模式図である。
【図5】パンの品目の生産条件を示す品目情報を備えた
品目情報ファイルの内容の例を示す概念図である。
【図6】各工程での処理能力を示す工程情報を備えた工
程情報ファイルの内容の例を示す概念図である。
【図7】納期に関する情報を備えた納期情報ファイルの
内容の例を示す概念図である。
【図8】生産すべきパンの生産要求情報を備えた生産要
求情報ファイルの内容の例を示す概念図である。
【図9】計算条件を示した計算情報を備えた計算情報フ
ァイルの内容の例を示した概念図である。
【図10】生産すべきパンの品目の例を示した概念図で
ある。
【図11】本発明の生産計画生成装置が行う生産計画生
成の処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】ステップS3のグループ化のサブルーチンの
手順を示すフローチャートである。
【図13】作成されたグループを示す概念図である。
【図14】ステップS5のロット分割のサブルーチンの
手順を示すフローチャートである。
【図15】ロット分割の例を示す模式図である。
【図16】ステップS6の生産計画作成のサブルーチン
の手順を示すフローチャートである。
【図17】品目ごとに各工程での処理を時系列に並べる
例を示した模式図である。
【図18】ステップS7の保存のサブルーチンの手順を
示すフローチャートである。
【図19】生成された生産計画の例を示したガントチャ
ートである。
【図20】提示された生産計画の例を示す概念図であ
る。
【図21】従来のガントチャートの例を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1 生産計画生成装置 2 記録媒体 20 コンピュータプログラム

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工程を経て複数種類の生産物を生
    産するための生産計画を生成する方法において、 生産すべき生産物の種類及び数量に基づいて、複数種類
    の生産物を生産する順序の組み合わせを複数通り作成
    し、 前記組み合わせの夫々について、各工程での処理能力に
    基づいて、夫々の生産物を生産するための各工程におけ
    る処理を一又は複数のロットに分割し、 前記組み合わせの夫々について、ロットに分割した前記
    処理の夫々を前記順序に従って時系列に並べて生産計画
    を作成し、 前記組み合わせ毎に作成された生産計画の夫々につい
    て、複数種類の生産物を生産するために必要な総時間の
    値、複数種類の生産物の夫々の出荷時期が納期から遅れ
    た時間に応じたペナルティ値、前記総時間の値と前記ペ
    ナルティ値との合計値、所定の工程について処理時間を
    合計した値、及び各工程での延べ処理時間を全ての工程
    について合計した値のうち、少なくとも一つを評価値と
    して求め、求めた評価値と複数の生産計画とを提示する
    ことを特徴とする生産計画生成方法。
  2. 【請求項2】 複数の工程を経て複数種類の生産物を生
    産するための生産計画をコンピュータによって生成する
    方法において、 生産すべき生産物の種類及び数量を示す生産要求情報を
    入力部又はデータベースから取り込んで記憶部に記憶す
    るステップと、 各工程での処理能力を示した工程情報をデータベースか
    ら読み込んで記憶部に記憶するステップと、 各工程において必要な処理時間を含む生産条件を夫々の
    生産物について示した生産物情報をデータベースから読
    み込んで記憶部に記憶するステップと、 夫々の生産物について納期を指定した納期指定情報を入
    力部又はデータベースから取り込んで記憶部に記憶する
    ステップと、 生産物の出荷時期が納期から遅れる時間に対応させてペ
    ナルティ値を規定した納期遅れ情報をデータベースから
    読み込んで記憶部に記憶するステップと、 複数通りの、前記生産要求情報が示す複数種類の生産物
    を生産する順序の組み合わせを作成して記憶部に記憶す
    るステップと、 前記組み合わせの夫々について、夫々の生産物を生産す
    るために必要な各工程での処理量を、前記工程情報が示
    す各工程にて処理可能な処理量で分割して、夫々の生産
    物を生産するための各工程における処理を一又は複数の
    ロットに分割して記憶部に記憶するステップと、 前記組み合わせの夫々について、ロットに分割した前記
    処理の夫々に、前記生産物情報が示す必要な処理時間を
    割り当てて記憶部に記憶するステップと、 前記組み合わせの夫々について、処理時間を割り当てた
    前記処理を、前記順序に従って時系列で先方から並べ
    て、生産計画を作成して記憶部に記憶するステップと、 前記組み合わせ毎に作成された生産計画の夫々につい
    て、最初の生産物を生産する最初の工程の始まりから最
    後の生産物を生産する最後の工程の終了までに必要な総
    時間、生産物の出荷時期が前記納期指定情報に指定され
    た納期から遅れた時間に対応して前記納期情報に規定さ
    れたペナルティ値、前記総時間と前記ペナルティ値との
    合計値、及び前記処理に割り当てられた処理時間を所定
    の工程について合計した値のうち、少なくとも一つを評
    価値として求めて記憶部に記憶するステップとを含むこ
    とを特徴とする生産計画生成方法。
  3. 【請求項3】 各工程にて必要な作業者数を示した作業
    者情報をデータベースから読み込んで記憶部に記憶する
    ステップと、 前記処理の夫々に割り当てられた処理時間に前記作業者
    情報が示す各工程にて必要な作業者数を掛けた値を全て
    の工程について合計した値を、前記評価値として求めて
    記憶部に記憶するステップとを更に含むことを特徴とす
    る請求項2に記載の生産計画生成方法。
  4. 【請求項4】 生産すべき複数種類の生産物のうち所定
    の複数種類の生産物を集めた一又は複数のグループを作
    成して記憶部に記憶するステップと、 グループに含まれる生産物を生産する順序を、該グルー
    プに含まれる生産物で連続させて、前記組み合わせを作
    成して記憶部に記憶するステップと を更に含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の生
    産計画生成方法。
  5. 【請求項5】 複数種類の生産物のうち共通の中間生産
    物を用いて生産される生産物を集めた一又は複数の中間
    生産物グループを作成して記憶部に記憶するステップ
    と、 中間生産物グループに含まれる生産物を生産する順序
    を、該中間生産物グループに含まれる生産物で連続させ
    て、前記組み合わせを作成して記憶部に記憶するステッ
    プと、 中間生産物グループに含まれる生産物を生産するために
    用いられる中間生産物を生産する工程における処理量を
    まとめて記憶部に記憶するステップと、 まとめた処理量を前記工程情報が示す前記工程にて処理
    可能な処理量で分割して、前記工程における処理を一又
    は複数のロットに分割して記憶部に記憶するステップと
    を更に含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか
    に記載の生産計画生成方法。
  6. 【請求項6】 複数種類の生産物のうち、前記納期指定
    情報にて同一の納期が指定された生産物を集めた一又は
    複数の納期グループを作成して記憶部に記憶するステッ
    プと、 納期グループに含まれる生産物を生産する順序を、該納
    期グループに含まれる生産物で連続させて、前記組み合
    わせを作成して記憶部に記憶するステップと、 納期グループに含まれる生産物の夫々を生産するための
    各工程における処理の夫々をとりまとめて記憶部に記憶
    するステップと、 前記納期グループに含まれる生産物のうち最後に生産さ
    れる生産物の出荷時期が納期に間に合うように、とりま
    とめた前記処理の夫々を時系列で並べることが可能又は
    不可能であるかを判定して判定結果を記憶部に記憶する
    ステップと、 前記判定結果にて可能と示された場合には、前記出荷時
    期が納期に間に合うように、とりまとめた前記処理の夫
    々を時系列で並べて記憶部に記憶するステップと、 前記判定結果にて不可能と示された場合には、とりまと
    めた前記処理の夫々について、時間を変更して配置可能
    な時間的位置を検索して記憶部に記憶するステップと、 検索した時間的位置に、とりまとめた前記処理の夫々を
    配置して記憶部に記憶するステップとを更に含むことを
    特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の生産計画
    生成方法。
  7. 【請求項7】 所定数の生産計画を保存集団として記憶
    部に保存するステップと、 前記組み合わせ毎に作成された生産計画、及び保存集団
    として保存している生産計画の夫々について、前記評価
    値のいずれかを比較して比較結果を記憶部に記憶するス
    テップと、 比較した前記評価値が前記比較結果にて小さいと示され
    た順に所定数の生産計画を選択して、選択した生産計画
    を新たな保存集団として記憶部に保存するステップと、 遺伝的アルゴリズムに従って、前記組み合わせ毎に作成
    された生産計画のうち、前記評価値がより小さい生産計
    画の遺伝子を継承すべく、前記生産計画に係る複数種類
    の生産物を生産する順序を交配して、前記順序の新たな
    組み合わせを複数通り作成して記憶部に記憶するステッ
    プとを更に含むことを特徴とする請求項2乃至6のいず
    れかに記載の生産計画生成方法。
  8. 【請求項8】 作成された生産計画を可視的に示すガン
    トチャートを作成して記憶部に記憶するステップを更に
    含むことを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載
    の生産計画生成方法。
  9. 【請求項9】 複数の工程を経て複数種類の生産物を生
    産するための生産計画を生成する装置において、 生産すべき生産物の種類及び数量を示す生産要求情報を
    取り込む手段と、 各工程での処理能力を示した工程情報を読み込む手段
    と、 各工程において必要な処理時間を含む生産条件を夫々の
    生産物について示した生産物情報を読み込む手段と、 夫々の生産物について納期を指定した納期指定情報を取
    り込む手段と、 生産物の出荷時期が納期から遅れる時間に対応させてペ
    ナルティ値を規定した納期遅れ情報を読み込む手段と、 複数通りの、前記生産要求情報が示す複数種類の生産物
    を生産する順序の組み合わせを作成する手段と、 前記組み合わせの夫々について、夫々の生産物を生産す
    るために必要な各工程での処理量を、前記工程情報が示
    す各工程にて処理可能な処理量で分割して、夫々の生産
    物を生産するための各工程における処理を一又は複数の
    ロットに分割する手段と、 前記組み合わせの夫々について、ロットに分割した前記
    処理の夫々に、前記生産物情報が示す必要な処理時間を
    割り当てる手段と、 前記組み合わせの夫々について、処理時間を割り当てた
    前記処理を、前記順序に従って時系列で先方から並べ
    て、生産計画を作成する手段と、 前記組み合わせ毎に作成された生産計画の夫々につい
    て、最初の生産物を生産する最初の工程の始まりから最
    後の生産物を生産する最後の工程の終了までに必要な総
    時間、生産物の出荷時期が前記納期指定情報に指定され
    た納期から遅れた時間に対応して前記納期情報に規定さ
    れたペナルティ値、前記総時間と前記ペナルティ値との
    合計値、及び前記処理に割り当てられた処理時間を所定
    の工程について合計した値のうち、少なくとも一つを評
    価値として求める手段とを備えることを特徴とする生産
    計画生成装置。
  10. 【請求項10】 各工程にて必要な作業者数を示した作
    業者情報を読み込む手段と、 前記処理の夫々に割り当てられた処理時間に前記作業者
    情報が示す各工程にて必要な作業者数を掛けた値を全て
    の工程について合計した値を、前記評価値として求める
    手段とを更に備えることを特徴とする請求項9に記載の
    生産計画生成装置。
  11. 【請求項11】 生産すべき複数種類の生産物のうち所
    定の複数種類の生産物を集めた一又は複数のグループを
    作成する手段と、 グループに含まれる生産物を生産する順序を、該グルー
    プに含まれる生産物で連続させて、前記組み合わせを作
    成する手段とを更に備えることを特徴とする請求項9又
    は10に記載の生産計画生成装置。
  12. 【請求項12】 複数種類の生産物のうち共通の中間生
    産物を用いて生産される生産物を集めた一又は複数の中
    間生産物グループを作成する手段と、 中間生産物グループに含まれる生産物を生産する順序
    を、該中間生産物グループに含まれる生産物で連続させ
    て、前記組み合わせを作成する手段と、 中間生産物グループに含まれる生産物を生産するために
    用いられる中間生産物を生産する工程における処理量を
    まとめる手段と、 まとめた処理量を前記工程情報が示す前記工程にて処理
    可能な処理量で分割して、前記工程における処理を一又
    は複数のロットに分割する手段とを更に備えることを特
    徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の生産計画
    生成装置。
  13. 【請求項13】 複数種類の生産物のうち、前記納期指
    定情報にて同一の納期が指定された生産物を集めた一又
    は複数の納期グループを作成する手段と、 納期グループに含まれる生産物を生産する順序を、該納
    期グループに含まれる生産物で連続させて、前記組み合
    わせを作成する手段と、 納期グループに含まれる生産物の夫々を生産するための
    各工程における処理の夫々をとりまとめる手段と、 前記納期グループに含まれる生産物のうち最後に生産さ
    れる生産物の出荷時期が納期に間に合うように、とりま
    とめた前記処理の夫々を時系列で並べることが可能又は
    不可能であるかを判定する手段と、 可能であると判定された場合には、前記出荷時期が納期
    に間に合うように、とりまとめた前記処理の夫々を時系
    列で並べる手段と、 不可能であると判定された場合には、とりまとめた前記
    処理の夫々について、時間を変更して配置可能な時間的
    位置を検索する手段と、 検索した時間的位置に、とりまとめた前記処理の夫々を
    配置する手段とを更に備えることを特徴とする請求項9
    乃至12のいずれかに記載の生産計画生成装置。
  14. 【請求項14】 所定数の生産計画を保存集団として保
    存する手段と、 前記組み合わせ毎に作成された生産計画、及び保存集団
    として保存している生産計画の夫々について、前記評価
    値のいずれかを比較する手段と、 比較した前記評価値が小さい順に所定数の生産計画を選
    択する手段と、 選択した生産計画を新たな保存集団として保存する手段
    と、 遺伝的アルゴリズムに従って、前記組み合わせ毎に作成
    された生産計画のうち、前記評価値がより小さい生産計
    画の遺伝子を継承すべく、前記生産計画に係る複数種類
    の生産物を生産する順序を交配して、前記順序の新たな
    組み合わせを複数通り作成する手段とを更に備えること
    を特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の生産
    計画生成装置。
  15. 【請求項15】 作成された生産計画を可視的に示すガ
    ントチャートを作成する手段を更に備えることを特徴と
    する請求項9乃至14のいずれかに記載の生産計画生成
    装置。
  16. 【請求項16】 コンピュータに、複数の工程を経て複
    数種類の生産物を生産するための生産計画を生成させる
    コンピュータプログラムにおいて、 コンピュータに、生産すべき生産物の種類及び数量を示
    す生産要求情報を取り込ませる手順と、 コンピュータに、各工程での処理能力を示した工程情報
    を読み込ませる手順と、 コンピュータに、各工程において必要な処理時間を含む
    生産条件を夫々の生産物について示した生産物情報を読
    み込ませる手順と、 コンピュータに、夫々の生産物について納期を指定した
    納期指定情報を取り込ませる手順と、 コンピュータに、生産物の出荷時期が納期から遅れる時
    間に対応させてペナルティ値を規定した納期遅れ情報を
    読み込ませる手順と、 コンピュータに、複数通りの、前記生産要求情報が示す
    複数種類の生産物を生産する順序の組み合わせを作成さ
    せる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせの夫々について、夫々
    の生産物を生産するために必要な各工程での処理量を、
    前記工程情報が示す各工程にて処理可能な処理量で分割
    して、夫々の生産物を生産するための各工程における処
    理を一又は複数のロットに分割させる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせの夫々について、ロッ
    トに分割した前記処理の夫々に、前記生産物情報が示す
    必要な処理時間を割り当てさせる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせの夫々について、処理
    時間を割り当てた前記処理を、前記順序に従って時系列
    で先方から並べて、生産計画を作成させる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせ毎に作成された生産計
    画の夫々について、最初の生産物を生産する最初の工程
    の始まりから最後の生産物を生産する最後の工程の終了
    までに必要な総時間、生産物の出荷時期が前記納期指定
    情報に指定された納期から遅れた時間に対応して前記納
    期情報に規定されたペナルティ値、前記総時間と前記ペ
    ナルティ値との合計値、及び前記処理に割り当てられた
    処理時間を所定の工程について合計した値のうち、少な
    くとも一つを評価値として求めさせる手順とを含むこと
    を特徴とするコンピュータプログラム。
  17. 【請求項17】 コンピュータに、各工程にて必要な作
    業者数を示した作業者情報を読み込ませる手順と、 コンピュータに、前記処理の夫々に割り当てられた処理
    時間に前記作業者情報が示す各工程にて必要な作業者数
    を掛けた値を全ての工程について合計した値を、前記評
    価値として求めさせる手順とを更に含むことを特徴とす
    る請求項16に記載のコンピュータプログラム。
  18. 【請求項18】 コンピュータに、生産すべき複数種類
    の生産物のうち所定の複数種類の生産物を集めた一又は
    複数のグループを作成させる手順と、 コンピュータに、グループに含まれる生産物を生産する
    順序を、該グループに含まれる生産物で連続させて、前
    記組み合わせを作成させる手順とを更に含むことを特徴
    とする請求項16又は17に記載のコンピュータプログ
    ラム。
  19. 【請求項19】 コンピュータに、複数種類の生産物の
    うち共通の中間生産物を用いて生産される生産物を集め
    た一又は複数の中間生産物グループを作成させる手順
    と、 コンピュータに、中間生産物グループに含まれる生産物
    を生産する順序を、該中間生産物グループに含まれる生
    産物で連続させて、前記組み合わせを作成させる手順
    と、 コンピュータに、中間生産物グループに含まれる生産物
    を生産するために用いられる中間生産物を生産する工程
    における処理量をまとめさせる手順と、 コンピュータに、まとめた処理量を前記工程情報が示す
    前記工程にて処理可能な処理量で分割して、前記工程に
    おける処理を一又は複数のロットに分割させる手順とを
    更に含むことを特徴とする請求項16乃至18のいずれ
    かに記載のコンピュータプログラム。
  20. 【請求項20】 コンピュータに、複数種類の生産物の
    うち、前記納期指定情報にて同一の納期が指定された生
    産物を集めた一又は複数の納期グループを作成させる手
    順と、 コンピュータに、納期グループに含まれる生産物を生産
    する順序を、該納期グループに含まれる生産物で連続さ
    せて、前記組み合わせを作成させる手順と、 コンピュータに、納期グループに含まれる生産物の夫々
    を生産するための各工程における処理の夫々をとりまと
    めさせる手順と、 コンピュータに、前記納期グループに含まれる生産物の
    うち最後に生産される生産物の出荷時期が納期に間に合
    うように、とりまとめた前記処理の夫々を時系列で並べ
    ることが可能又は不可能であるかを判定させる手順と、 コンピュータに、可能であると判定された場合には、前
    記出荷時期が納期に間に合うように、とりまとめた前記
    処理の夫々を時系列で並べさせる手順と、 コンピュータに、不可能であると判定された場合には、
    とりまとめた前記処理の夫々について、時間をずらして
    配置可能な時間的位置を検索させる手順と、 コンピュータに、検索した時間的位置に、とりまとめた
    前記処理の夫々を配置させる手順とを更に含むことを特
    徴とする請求項16乃至19のいずれかに記載のコンピ
    ュータプログラム。
  21. 【請求項21】 コンピュータに、所定数の生産計画を
    保存集団として保存させる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせ毎に作成された生産計
    画、及び保存集団として保存している生産計画の夫々に
    ついて、前記評価値のいずれかを比較させる手順と、 コンピュータに、比較した前記評価値が小さい順に所定
    数の生産計画を選択させる手順と、 コンピュータに、選択した生産計画を新たな保存集団と
    して保存させる手順と、 コンピュータに、遺伝的アルゴリズムに従って、前記組
    み合わせ毎に作成された生産計画のうち、前記評価値が
    より小さい生産計画の遺伝子を継承すべく、前記生産計
    画に係る複数種類の生産物を生産する順序を交配して、
    前記順序の新たな組み合わせを複数通り作成させる手順
    とを更に含むことを特徴とする請求項16乃至20のい
    ずれかに記載のコンピュータプログラム。
  22. 【請求項22】 コンピュータに、作成された生産計画
    を可視的に示すガントチャートを作成させる手順を更に
    含むことを特徴とする請求項16乃至21のいずれかに
    記載のコンピュータプログラム。
  23. 【請求項23】 コンピュータに、複数の工程を経て複
    数種類の生産物を生産するための生産計画を生成させる
    コンピュータプログラムを記録してあるコンピュータで
    の読み取りが可能な記録媒体において、 コンピュータに、生産すべき生産物の種類及び数量を示
    す生産要求情報を取り込ませる手順と、 コンピュータに、各工程での処理能力を示した工程情報
    を読み込ませる手順と、 コンピュータに、各工程において必要な処理時間を含む
    生産条件を夫々の生産物について示した生産物情報を読
    み込ませる手順と、 コンピュータに、夫々の生産物について納期を指定した
    納期指定情報を取り込ませる手順と、 コンピュータに、生産物の出荷時期が納期から遅れる時
    間に対応させてペナルティ値を規定した納期遅れ情報を
    読み込ませる手順と、 コンピュータに、複数通りの、前記生産要求情報が示す
    複数種類の生産物を生産する順序の組み合わせを作成さ
    せる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせの夫々について、夫々
    の生産物を生産するために必要な各工程での処理量を、
    前記工程情報が示す各工程にて処理可能な処理量で分割
    して、夫々の生産物を生産するための各工程における処
    理を一又は複数のロットに分割させる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせの夫々について、ロッ
    トに分割した前記処理の夫々に、前記生産物情報が示す
    必要な処理時間を割り当てさせる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせの夫々について、処理
    時間を割り当てた前記処理を、前記順序に従って時系列
    で先方から並べて、生産計画を作成させる手順と、 コンピュータに、前記組み合わせ毎に作成された生産計
    画の夫々について、最初の生産物を生産する最初の工程
    の始まりから最後の生産物を生産する最後の工程の終了
    までに必要な総時間、生産物の出荷時期が前記納期指定
    情報に指定された納期から遅れた時間に対応して前記納
    期情報に規定されたペナルティ値、前記総時間と前記ペ
    ナルティ値との合計値、及び前記処理に割り当てられた
    処理時間を所定の工程について合計した値のうち、少な
    くとも一つを評価値として求めさせる手順とを含むコン
    ピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコ
    ンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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