JP5469888B2 - 電子血圧計 - Google Patents

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Description

本発明は、電子血圧計に関し、特に毎日決まった時間に血圧測定して測定データを管理して、その管理した測定データに基づいて臨床的に治療したり投薬を行うことに役立てることができる電子血圧計に関するものである。
病院等の医療機関に備え付けられている電子血圧計では、カフに上腕を挿入して、測定開始ボタンを押し、カフを加圧し始めるときから表示部に表示される圧力値を見ながら、血圧測定を行う。そして、カフの減圧が終了して、最高血圧、最低血圧が算出され、それらの値が表示部に表示される。(例えば、特許文献1を参照)。また、薬の服用後30分毎に血圧測定を促す血圧計も提案されている。(例えば、特許文献2を参照)。
特開平7―284480号公報 特開2004―105397号公報
ところで、血圧測定は、毎日決まった時間に行って測定データを管理して、その管理した測定データに基づいて臨床的に治療したり投薬を行うことが重要であると医学的に言われている(日本高血圧学会等)。
しかし、測定者が、電子血圧計を用いて毎日決まった時間に血圧測定して測定データを管理することは、実際には難しく、測定者が血圧測定を忘れてしまったり、血圧測定を所定の時間に行わずに、異なる時間に行うことがある。
また、測定者が、最高血圧値や最低血圧値をメモリ部に記憶する場合には、記憶する/記憶しない選択ボタンを押さないと行えないが、このような選択ボタン操作は、測定者が取扱い説明書を読まなければ行うことができない。このため、測定者は、毎日決まった時間に血圧測定して測定データを管理して、その管理した測定データに基づいて臨床的に治療したり投薬を行うことに役立てることが困難である。
そこで、上記課題を解消するために、本発明は、測定者は、毎日決まった時間に血圧測定して測定データを管理して、その管理した測定データに基づいて臨床的に治療したり投薬を行うことに役立てることができる電子血圧計を提供することを目的とする。
本発明の電子血圧計は、カフと、血圧値,脈拍を表示する表示部を有する電子血圧計であって、所定の測定時間に血圧測定を行う場合には音楽を発生させて、最高血圧値と最低血圧値を演算する前記血圧計本体部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、測定者は、毎日決まった時間に血圧測定して測定データを管理して、その管理した測定データに基づいて臨床的に治療したり投薬を行うことに役立てることができる。
本発明の電子血圧計は、血圧計本体部においては、最高血圧値と最低血圧値を演算後、最高血圧値、最低血圧値、脈拍値、脈圧の少なくとも1つを音声によりガイドすることを特徴とする。
上記構成によれば、最高血圧値と最低血圧値を演算後、測定者は最高血圧値、最低血圧値、脈拍値、脈圧の少なくとも1つを音声により確実に知ることができる。
本発明の電子血圧計は、血圧計本体部においては、最高血圧値、最低血圧値、脈拍値、脈圧を記憶しない場合に押すための記憶しないボタンを有することを特徴とする。
上記構成によれば、測定者は、記憶しないボタンを押すことで、最高血圧値、最低血圧値、脈拍値、脈圧を記憶しないようにすることができ、不要なデータは残さなくて済む。
本発明の電子血圧計では、腕帯部と血圧計本体部が別体になっていることを特徴とする。
上記構成によれば、測定者は腕帯部だけをもって上腕を通すだけで血圧測定ができる。
本発明の電子血圧計では、腕帯部は血圧計本体部の内部に配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、腕帯部と血圧計本体部が別体であるのに比べて、部品点数を減らすことができる。
本発明の電子血圧計では、血圧計本体部は、コロトコフ音(K音)を検出して血圧測定を行うことを特徴とする。
上記構成によれば、コロトコフ音を用いて血圧値等を検出できる。
本発明は、測定者は、毎日決まった時間に測定して測定データを管理して、その管理した測定データに基づいて臨床的に治療したり、投薬を行うことに役立てることができる電子血圧計を提供することができる。
本発明の電子血圧計の好ましい実施形態を示す斜視図。 図1に示す電子血圧計の血圧計本体部の構造例を示す平面図。 図1の電子血圧計の回路ブロックを示す図。 図1の電子血圧計の回路ブロックを示す図。 図1の電子血圧計における通常の血圧測定プログラム(通常の血圧測定モード)の手順を示すフロー図。 本発明の電子血圧計の好ましい別の実施形態を示す斜視図。 本発明の電子血圧計の好ましいさらに別の実施形態を示す斜視図。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の電子血圧計の好ましい実施形態を示す斜視図である。
図1に示す電子血圧計1は、血圧測定方式の一例としてリバロッチ・コロトコフ法が用いられ、コロトコフ音(K音)を検出して血圧測定を行う装置である。図1に示す電子血圧計1は、腕帯部2と、血圧計本体部10を備えている。電子血圧計1では、腕帯部2は、血圧計本体部10とは別体になっている。腕帯部2と血圧計本体部10とは有線(電気信号線)3により電気的に接続され、しかも腕帯部2と血圧計本体部10とがエアーの給排気路であるフレキシブルなチューブ4により接続されている。
まず、図1を参照して、腕帯部2の構造について説明する。
図1に示すように、腕帯部2は、血圧測定時に測定者の上腕Tを挿入して圧迫するために、上腕Tを差し込む構造を有している。これにより、この腕帯部2は、通常の腕帯と異なり測定者の上腕Tに対して腕帯を巻き付ける必要が無く、左右のいずれの上腕Tでも容易に血圧測定が可能である。
図1に示す腕帯部2は、ほぼ円筒状のハウジング11と、可撓性を有しており、250mmHg程度までの加圧に対して、膨張と収縮が可能な、塩化ビニル,合成ゴム,天然ゴムなどで形成されるカフ12と、2つのマイクロフォン13,14と、ノイズセンサ15を有している。ハウジング11は、例えばプラスチック製であり、D1方向に向けて僅かに先細りに形成されている。ハウジング11は、測定者の上腕TをD1方向に差し込むための貫通した開口部16を有している。この開口部16内には、カフ12が収容されている。腕帯部2は、さらに、このカフ12を覆い、上腕Tを挿入する挿入孔17に着脱自在なカフリング12aを備えている。このカフリング12aは、両端部はO−リングで形成され、長さ方向W,円周方向Rのいずれにも伸縮自在なナイロン,スパンデックスなどのすべり性のあるストレッチ素材で形成している。カフ12内へは、血圧計本体部10内の破線で示すポンプ44,45の作動によりチューブ4を通じてエアーを供給してハウジング11内の上腕Tを圧迫でき、あるいはカフ12内からエアーを徐々に排気したり、あるいはカフ12内からエアーを急排気できる。
図1に示すハウジング11は、例えば、該ハウジング11上端の奥側で起立したほぼ扇型の把持部18を有している。例えば、左腕の上腕TをD1方向に挿入孔17に対して挿入し逆にD2方向に上腕Tを外す動作は、右手でこの把持部18を持って行うことができる。また、右腕の上腕TをD1方向に挿入穴7に挿入し逆にD2方向に上腕Tを外す動作は、左手でこの把持部18を持って行うことができる。これにより、測定者は左右いずれの上腕Tに対しても、腕帯部2の装着動作あるいは取り外し動作を容易に行うことができる。
次に、図1と図2を参照して、血圧計本体部10の構造について説明する。
図2は、図1に示す血圧計本体部10の構造を平面図である。
図1と図2に示す血圧計本体部10は、ケーシング30と表示部31を有している。ケーシング30は、例えばプラスチック製の薄型の部材であり、上面部32と、前端面部33と後端面部34と、側面部35,36と、底面部42を有している。
図1と図2に示すように、上面部32には、開始/停止ボタン37と、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38と、記憶しないボタン39と、窪み部分40と、表示部31が配置されている。開始/停止ボタン37は測定者が押すことで、血圧測定操作の開始あるいは停止をするためのボタンである。
時刻を設定する場合には、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38と記憶しないボタン39を同時に長押しすることにより、図3の表示部31には時刻設定画面が表示され、時刻設定画面に表示されている時刻は、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38で選択しながら設定することができる。この中で、予め所定の測定時間の設定も行うことができる。
また、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38を押すことにより、過去の例えば100件の記録を表示部31に表示できる。表示部31に表示される各件の最高血圧値、最低血圧値、脈拍数、日時が、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38を押す毎に順番に表示できる。
記憶しないボタン39は、測定者が、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶しない場合だけ押すためのボタンである。
上面部32の中央部分であって窪み部分40の内部には、開始/停止ボタン37が配置されている。窪み部分40と後端面部34の間には、表示部31が配置されている。この表示部31は、例えば液晶表示装置を用いることができ、一例として図1に示すように最高血圧値、最低血圧値、脈拍数、脈圧、測定動作中の表示マーク、電池交換の表示マーク等の各種の測定値等を表示することができる。窪み部分40には、溝部分41が形成されている。使用しない時には、有線3とチューブ4の一部をこの溝部分41に挟み込むことで、腕帯部2と血圧計本体部10が離れないようにしまっておくことができる。
図2に示すように、測定者が血圧計本体部10を持ち易いようにするために、側面部35,36は曲面状に形成されている。メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38と記憶しないボタン39は、上面部32の後端面部34付近に配置されている。ケーシング30の内部には、破線で示すように、スピーカ43と、2つのポンプ44,45と、排気バルブ46と、制御バルブ47と、回路基板48が配置されている。スピーカ43は、音声によるガイドや音楽によるガイドを出力するために設けられている。
次に、図3と図4を参照して、図1に示す電子血圧計1の回路ブロックを説明する。図3と図4は、電子血圧計1の回路ブロックを示している。図3では、各要素をより具体的に示し、図4では図3に示す各要素をより分かりやすいようにするためにブロックだけで示している。
図3と図4の電子血圧計1の回路ブロックの破線で示すように、血圧計本体部10は、コロトコフ音(K音)検出システム50と、加圧システム51と、排気システム52と、圧力検出システム53と、電源システム54と、音声システム55と、制御システム56を有する。
制御システム56は、表示部31の駆動部58と、タイマ59と、メモリ部69等を有する。表示部31の駆動部58は、表示部31を駆動制御して表示すべき項目を表示させる。メモリ部69は、制御システム56のCPU(中央処理部)により処理すべきプログラムが記憶されているROM(読み出し専用メモリ)である。タイマ59は、各種の動作の時間のカウントを行う。操作部57は、制御システム56に電気的に接続されており、すでに説明した開始/停止ボタン37と、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38と、記憶しないボタン39を有している。
図3と図4に示すコロトコフ音(K音)検出システム50は、腕帯部2に収納されたカフ12内の例えば2つのマイクロフォン13,14と、K音検出回路部60と、ノイズセンサ15と、ノイズセンサ検出回路部61を有している。2つのマイクロフォン13,14は、K音検出回路部60を介して制御システム56に電気的に接続されている。
図1に示すように、2つのマイクロフォン13,14は、開口部16に対して互いに対向した位置(上腕Tの動脈に近い位置と遠い位置)に配置されている。
2つのマイクロフォン13,14は、測定者の血流音(血管情報)を検知し、K音検出回路部60はこの血流音からK音を検出して制御システム56にK音信号を伝える。制御システム56は、入力されたK音信号からコロトコフ音と、このコロトコフ音の発生ポイントと、消滅ポイントを検出する。ノイズセンサ15は、外部からマイクロフォン13,14に入る振動ノイズを検知して、ノイズセンサ検出回路部61を介して制御システム56にノイズ信号を送る。これにより、制御システム56は、K音信号からノイズを除去することで、K音検出信号の精度を高めている。
図3と図4に示す圧力検出システム53は、配管部63と、圧力センサ64と、腕帯部2に収納されたカフ12内により構成されている。圧力センサ64は、アンプ、フィルタ、積分A/D部65を介して制御システム56に電気的に接続されている。制御システム56は、K音信号を検出する。
すなわち、加圧して血管内の血流を止めた後に減圧し、再び血流が流れる時の最初のK音信号が検出された時点の圧力を最高血圧値に設定し、更に減圧を続けて血管の管路断面積が十分に拡がり、K音信号が検出されなくなったら、最後のK音信号が検出された時点の圧力を最低血圧値に設定する。また、制御システム56は、最高血圧値と最低血圧値から得られる血管脈動またはK音信号の出現間隔から脈拍数を演算する。
加圧システム51は、ポンプ44,45と、ポンプの駆動部62を有する。制御システム56の指令により、駆動部62は、ポンプ44,45を駆動制御する。ポンプ44,45は、圧力検出システム53の配管部63を通じて腕帯部2内のカフ12内に接続されている。
電子血圧計1では、腕帯部2内のカフ12をポンプ44,45で加圧した後、微速度で排気して減圧しつつ圧力センサ64を用いて腕帯部2内のカフ12の圧力を検出すると同時に、マイクロフォンを用いてコロトコフ音(K音)を検出する。そして、電子血圧計1は、K音信号と、このK音信号の発生ポイントと消滅ポイントを検出することで、最高血圧値と最低血圧値を算出して、算出した最高血圧値と最低血圧値を表示部31に表示できる。
次に、排気システム52について説明する。排気システム52は、2つの駆動部66,67と、排気バルブ(強制排気部)46と、制御バルブ(減圧制御部)47を有する。排気バルブ46と、制御バルブ47は配管部63の途中に配置されている。制御システム56が駆動部66に指令をすることで、排気バルブ46の開閉を行い、制御システム56が駆動部67に指令をすることで、制御バルブ47の開閉を行う。
電源システム54は、電池68と、電源コントロール部69Cと、電源監視部70を有する。電池68は、繰り返して充電可能な二次電池として、例えばリチウムイオン電池であるが、特に種類は限定されず、乾電池等でも良い。電池68の電圧は、電源コントロール部69Cにより制御されて制御システム56に供給されるとともに、ポンプ44,45の駆動電源、音声制御部71へ供給する電源でもある。電源監視部70は、電池68の残量等の監視を行う。また、ACアダプタを用いることで100Vの商用電源を用いることができる。
音声システム55は、音声制御部71と、増幅部72を有している。音声制御部71と増幅部72は、制御システム56からの指令により制御される。音声制御部71は、制御システム56の指令により、音声によるガイダンスデータを増幅部72に送って増幅することで、スピーカ43は音声によるガイド用のアナウンスを発生することができる。
次に、上述した電子血圧計1を用いて、図5に示す血圧測定プログラムの手順に従って、血圧測定を行う。図5は、図1の電子血圧計1における血圧測定プログラムの手順を示すフロー図であり、ステップS1からステップS8を有する。メモリ部69に記憶された血圧測定プログラムに従って、以下の血圧測定ができる。
図5に示すステップS1では、測定者が、図1に示す開始/停止ボタン37を押すと、ステップS2では、図3の制御システム56は、開始/停止ボタン37を押した時刻が、予めメモリ部69に記憶されている所定の測定時間(血圧測定記憶時間)であるかどうかを判断する。
この判断の結果、開始/停止ボタン37を押した時刻が、予めメモリ部69に記憶されている所定の血圧測定時間であるとステップS3に移るが、開始/停止ボタン37を押した時刻が、予めメモリ部69に記憶されている所定の測定時間ではないと、ステップS4に移る。
ステップS3では、所定の測定時間に優先度を持たせて、この血圧測定では図3の制御システム56がスピーカ43により、測定者に対して音楽を流す。つまり、心地よい音楽が鳴り始めて音楽が流れている状態で測定者は血圧測定を行い、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を演算することができる。また、ステップS4では、測定者は通常の血圧測定を行い、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を演算することができるが、音楽は流れない。これにより、測定者が所定の測定時間に血圧測定を行う場合に限って、心地よい音楽を聞きながら血圧測定ができる。
ステップS3あるいはステップS4において、最高血圧値と最低血圧値等が演算されると、ステップS5に移る。ステップS5では、図3の制御システム56がスピーカ43により、測定者に対して最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧の少なくとも1つを音声によるガイドによりアナウンスして促す。
この場合に、測定者に対して、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶したいかしたくないかの選択を、音声によるガイドでアナウンスするとともに、図3の表示部31にその旨を表示させて表示による報知をする。
ステップS6では、測定者が最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶したくない場合には、図1の記憶しないボタン39を押すと、ステップS7において、服薬マーク(服薬の有無)と最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶しないで動作が停止する。
そうでなく、ステップS6において測定者が最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶したい場合には、図1の記憶しないボタン39を押さず、ステップS8において、服薬マーク(服薬の有無)と、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶して、動作が停止する。
血圧測定は、毎日決まった時間に測定して測定データを管理して、その管理した測定データに基づいて臨床的に治療したり投薬を行うことが重要であると医学的に言われている。
本発明の実施形態の電子血圧計1では、予め定めた所定の測定時間を血圧測定記憶時間としてメモリ部69に記憶しておき、測定者がこの血圧測定記憶時間に優先度を高く持たせてこの血圧測定記億時間には血圧測定中には音楽を流すようにしている。これにより、測定者は、優先度の高い時間に正しく血圧測定ができたことを、心地よい音楽を聴くことで確実に知ることができる。しかも、測定者はこの血圧測定記憶時間に血圧測定をすれば、心地よい音楽が流れるのでリラックスでき、血圧をこの血圧測定記憶時間に測定しようとする動機付けとなる。
また、測定者が、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶するかどうかは、従来では、記憶する/記憶しない選択ボタンを押さないと行えないが、このような選択ボタン操作は、測定者が取扱い説明書を読まなければ行うことができない。
しかし、本発明の実施形態では、このようなことはなく、測定者に対して、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶したいかしたくないかを、音声によるガイドでアナウンスするとともに、図3の表示部31にその旨を表示させて表示による報知をする。しかも、測定者は、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧を図3のメモリ部69に記憶したくない場合だけ記憶しないボタン39を押せばよい。このため、測定者は、取扱い説明書を読む必要はなく、血圧測定および測定値の記憶操作を容易に行うことができる。メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38,記憶しないボタン39等のボタン操作により、音楽の音量をゼロから2,3段階選択できるようにし、選択された音量を表示部31に表示させるようにしてもよい。
次に、図6を参照して、本発明の電子血圧計の好ましい別の実施形態を説明する。図6は、本発明の好ましい別の実施形態を示す斜視図である。
図1に示す電子血圧計1では、腕帯部2は、血圧計本体部10とは別体になっている。これに対して、図6に示す電子血圧計1Aでは、腕帯部2Aと血圧計本体部10Aが一体的に形成されている点が異なる。図6に示す電子血圧計1Aでは、腕帯部2Aが血圧計本体部10Aのケーシング100内に内蔵されている。これにより、腕帯部2Aに上腕Tを挿入することで血圧測定をすることができる。ケーシング100内のケーシング100の上部には、表示部31Aが配置されている。これにより、一体型の電子血圧計1Aは、別体型の電子血圧計1に比べて、部品点数を減らすことができる。腕帯部2Aは、さらに、このカフ2Bを覆い、上腕を挿入する挿入孔17Aに着脱自在なカフリング12Cを備えている。このカフリング12Cは、両端部はO−リングで形成され、長さ方向W,円周方向Rのいずれにも伸縮自在なナイロン,スパンデックスなどのすべり性のあるストレッチ素材で形成している。
次に、本発明の電子血圧計の好ましい別の実施形態である手首式電子血圧計で説明する。図7は、手首式電子血圧計1Bの斜視図である。血圧計本体部10Bは、ケーシング30B、表示部31B、開始/停止ボタン37B、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38B、記憶しないボタン39Bを有している。ケーシング30Bは、例えばプラスチック製の薄型の部材であり、その内部に圧力センサ,電子回路,排気バルブ,ポンプ等が収納され、上面部32Bと、底面部42Bを有していて、その底面部42Bには、カフ(不図示)が内蔵され、手首に装着するため、面ファスナー備えたカフバンド200Bが設けられている。回路ブロックは省略するが、コロトコフ音検出システム50,K音検出回路60に替えて脈波検出回路(不図示)を設けている以外は、図3,図4のブロック図と同様である。開始/停止ボタン37は測定者が押すことで、血圧測定操作の開始あるいは停止をするためのボタンである。
時刻を設定する場合には、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38Bと記憶しないボタン39Bを同時に長押しすることにより、表示部31Bには時刻設定画面が表示され、時刻設定画面に表示されている時刻は、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38で選択しながら設定することができる。この中で、予め所定の測定時間の設定も行うことができる。
また、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38Bを押すことにより、過去の例えば100件の記録を表示部31Bに表示できる。表示部31Bに表示される各件の最高血圧値、最低血圧値、脈拍数、日時が、メモリ呼び出し・時刻・アラーム設定ボタン38Bを押す毎に順番に表示できる。
記憶しないボタン39Bは、測定者が、最高血圧値と、最低血圧値と、脈拍値と、脈圧をメモリ部(図示せず)に記憶しない場合だけ押すためのボタンである。
表示部31Bは、例えば液晶表示装置を用いることができ、一例として図1に示すように最高血圧値、最低血圧値、脈拍数、脈圧、測定動作中の表示マーク、電池交換の表示マーク等の各種の測定値等を表示することができる。
このような手首式電子血圧計によれば、携帯が可能なため、外出先,旅先などの自宅外においても通常の血圧測定と同じ時間に血圧測定でき、測定データの欠落がなくなり、その管理した測定データに基づいて臨床的に治療したり、投薬を行うことに役立てることができる電子血圧計を提供することができる。
また、就寝前に手首に血圧計を装着しておくことで、朝の血圧測定時にわざわざ血圧計を装着することなく、音楽を聞きながらリラックスして血圧測定できる。
ところで、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形例を採用することができる。例えば、図示例では、把持部18はほぼ扇型であるが、これに限らず任意の形状を採用できる。表示部31は、例えば液晶表示装置の他に、有機EL装置、蛍光表示装置等、特に種類は限定されない。また、表示部に表示される圧力は、ディフォルトとしてmmHgとしているが、内部スイッチやモード選択ボタン39などで、Pa表示に変更できるようにしてもよい。
上述した本発明の実施形態では、電子血圧計は、血圧測定方式としてリバロッチ・コロトコフ法が用いられ、コロトコフ音(K音)を検出して血圧測定を行うようになっているが、圧脈波(オシロメトリック法)等の他の血圧測定方式を採用しても良い。
1・・・電子血圧計、2・・・腕帯部、10・・・血圧計本体部、11・・・ハウジング、12・・・カフ、16・・・開口部、30・・・ケーシング、31・・・表示部、37・・・開始/停止ボタン、38・・・メモリ呼び出し・時刻アラーム設定ボタン、39・・・記憶しないボタン、43・・・スピーカ、50・・・コロトコフ音(K音)検出システム、51・・・加圧システム、52・・・排気システム、53・・・圧力検出システム、54電源システム、55・・・音声システム、56・・・制御システム、69・・・メモリ部

Claims (2)

  1. カフと、該カフを収納する腕帯部と、血圧値,脈拍を表示する表示部、記憶部、制御システムを有する電子血圧計であって、
    血圧測定を行う場合には前記制御システムの備える制御部の指示によりスピーカを介して音楽を発生させて、最高血圧値と最低血圧値を演算する前記血圧計本体部とを備え、
    前記腕帯部は、該腕帯部に設けられた把持部を持って腕を挿入させることで上腕に装着される構成であり、
    かつ前記音楽の音量は、操作ボタンによりゼロから複数段階選択できるとともに前記制御部が前記選択された音量を前記表示部に表示するようにされており、
    さらに、前記スピーカは、前記最高血圧値、前記最低血圧値、前記脈拍が演算されると、前記最高血圧値、前記最低血圧値、前記脈拍、脈圧の少なくとも1つを前記選択された音量による音声でアナウンスする構成とした
    ことを特徴とする電子血圧計。
  2. 予め定めた所定の測定時間を血圧測定記憶時間として前記記憶部に記憶しておき、前記血圧測定記憶時間に優先度を高く持たせて前記血圧測定記億時間での血圧測定中には音楽を流すように、前記制御システムで制御されることを特徴とする請求項1に記載の電子血圧計。
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