JP5469678B2 - 基板加熱処理装置の温度制御方法、半導体デバイスの製造方法、基板加熱処理装置の温度制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

基板加熱処理装置の温度制御方法、半導体デバイスの製造方法、基板加熱処理装置の温度制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、半導体デバイスの熱処理工程に用いる基板加熱処理装置の温度制御方法、これを利用した半導体デバイスの製造方法、基板加熱処理装置の温度制御プログラム及びこれを記録した記録媒体に関する。
炭化ケイ素(SiC)基板は、不純物の熱拡散係数が非常に小さく、実用上不純物の熱拡散工程を用いることができない。そのため、SiC基板の電気伝導性を制御するには、不純物のイオン注入後に1500℃から2000℃程度の温度でアニール処理を施して不純物を活性化する必要がある。そこで、上記温度範囲で活性化アニール処理を行う基板加熱処理装置の加熱方式として電子衝撃加熱方式を用いることで、SiC基板の急速加熱を実現し、良好なアニール特性が得られることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、電子衝撃加熱方式での急速加熱を実現する温度制御方法として、設定温度まではエミッション電流値が一定となるように昇温し、設定温度に到達した後はPID制御による温度制御に切り替える方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2009/31450号 特開2005−56582号公報
ところで、SiC基板は大電力デバイスに利用されるため、チップサイズを大きくせざるを得ず、基板サイズの大口径化が図られている。したがって、工業的には、大口径のSiC基板に対応した活性化アニール工程を実施可能な電子衝撃加熱方式の基板加熱処理装置の供給が求められている。例えば、直径φ100mm以上のSiC基板に対応させるには、ヒータの放熱面の直径がφ150mm以上必要となり、ヒータの熱容量を大きくせざるを得ない。
しかし、ヒータの熱容量を大きく設定すると、入力パワーに対する温度応答性が悪くなる。したがって、特許文献2のようにPID制御(比例・積分・微分制御)で温度制御を行う場合、急速加熱するとハンチングを起こして処理温度の安定性が得られない。安定して温度制御を行うには、非常にゆっくりと昇温しなければならず、スループットが低下するという問題があった。
本発明は、不純物をイオン注入した大口径の炭化ケイ素(SiC)基板を活性化アニール処理する場合に、急速加熱の安定性を確保して高いスループットを実現できる基板加熱処理装置の温度制御方法を提供することを目的とする。
さらに本発明は、上記目的を達成しうる半導体デバイスの製造方法、基板加熱処理装置の温度制御プログラム及び記録媒体を提供する。
上記の目的を達成すべく成された本発明の構成は以下の通りである。
即ち、本発明に係る基板加熱処理装置の温度制御方法は、真空排気可能な処理室の内部に、フィラメントを組み込んだ導電体の加熱容器を備え、
前記フィラメントと前記加熱容器との間に、加速電源により印加された加速電圧で、前記フィラメントから発生する熱電子を加速し、加速した熱電子を前記加熱容器に衝突させて該加熱容器を加熱し、該加熱容器の熱により基板の熱処理を行う基板加熱処理装置の温度制御方法であって、
前記加速電源のエミッション電流値を一定に維持して処理温度を上昇させる手順と、
前記処理温度がアニール温度に到達前の第1の設定温度に到達した後、前記加速電源のエミッション電流値を低下させ、前記処理温度がアニール温度に到達前の前記第1の設定温度より高い第2の設定温度に到達した後、前記加速電源のエミッション電流値をさらに低下させて昇温を継続する手順と、
前記処理温度がアニール温度に到達した後アニール処理が完了するまで、前記アニール温度に到達時点の前記加速電源のエミッション電流値で処理温度を一定に維持する手順と、
を有することを特徴とする
また、本発明は、炭化珪素基板に不純物をイオン注入した後、アニール処理して不純物を活性化させるアニール処理の工程を有する半導体デバイスの製造方法において、
上記本発明の方法により温度制御して前記アニール処理を行うことを特徴とする。
さらに、本発明の温度制御プログラムは、真空排気可能な処理室の内部に、フィラメントを組み込んだ導電体の加熱容器を備え、
前記フィラメントと前記加熱容器との間に、加速電源により印加された加速電圧で、前記フィラメントから発生する熱電子を加速し、加速した該熱電子を前記加熱容器に衝突させて該加熱容器を加熱し、該加熱容器の熱により基板の熱処理を行う基板加熱処理装置の温度制御プログラムであって、
前記加速電源のエミッション電流値を一定に維持して処理温度を上昇させる手順と、
前記処理温度がアニール温度に到達前の第1の設定温度に到達した後、前記加速電源のエミッション電流値を低下させ、前記処理温度がアニール温度に到達前の前記第1の設定温度より高い第2の設定温度に到達した後、前記加速電源のエミッション電流値をさらに低下させて昇温を継続する手順と、
前記処理温度がアニール温度に到達した後アニール処理が完了するまで、前記アニール温度に到達時点の前記加速電源のエミッション電流値で処理温度を一定に維持する手順と、
を前記基板加熱処理装置の制御装置に実行させることを特徴とする。
またさらに、本発明の記録媒体は、上記本発明の温度制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、昇温し、アニール温度に到達前の設定温度に到達した後、エミッション電流値を段階的に低下させて昇温を継続するので、PID制御に比べて温度の制御応答性が良い。したがって、活性化アニール処理の急速加熱の安定性を確保して、高いスループットを実現できるという優れた効果を奏する。
本発明の温度制御方法を適用する電子衝撃加熱装置の全体構成を模式的に示す概略図である。 図1の電子衝撃加熱装置の基板ステージが降下している状態の模式図である。 電子衝撃加熱装置の制御系の構成を示す概略図である。 本発明に係る温度制御方法における基板ステージ温度とエミッション電流値の関係を示す説明図である。 実施例1におけるフィラメント加熱時のシーケンスを示す説明図である。 実施例1における加速電圧上昇時のシーケンスを示す説明図である。 実施例1におけるエミッション電流制御時のシーケンスを示す説明図である。 実施例1における冷却時のシーケンスを示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
まず、図1を参照して、本発明を適用する電子衝撃加熱方式を利用した基板加熱処理装置(以下、「電子衝撃加熱装置」という。)の一態様について説明する。図1は、電子衝撃加熱装置の全体構成を模式的に示す概略図である。
本発明に用いる電子衝撃加熱装置1は、フィラメント14から発生する熱電子に加速電源42から加速電圧を印加し、加速した熱電子を加熱容器11に衝突させて加熱容器11を加熱し、その放熱面11aに対向配置した処理基板21の熱処理を行う装置である。この電子衝撃加熱装置1は、処理基板21を熱処理する処理室2aと待機室2bとを上下に連通させて区画形成する真空排気可能な真空容器3を備えている。上部の処理室2aの内部には、フィラメント14が組み込まれた加熱装置(以下、「ヒータ」という。)10を備えている。
ヒータ10は、一端が閉塞された円筒体状の加熱容器11、その内部に収納されたフィラメントベース12、支柱13及びフィラメント14から構成されている。
フィラメント14は、例えば、炭素繊維強化複合材料(以下、「CCコンポジット」という。)製のフィラメントベース12上に起立された直径φ2mmのタンタル製支柱13によって、加熱容器11の閉塞端面(ヒータ10の放熱面)11aに略平行に張設されている。
フィラメント14としては、例えば、タングステン・レニウム線または、カリウムやランタン等の希土類が添加されたタングステン線が採用され、直径φ0.8mm、長さ900mmのものが使用される。
加熱容器11は、導電体により形成されている。具体的には、加熱容器11の外面は、放出ガスが少なくなるように、例えば、熱分解カーボンがコーティングされている。この加熱容器11は、不図示の真空排気手段に接続され、内部が上記真空容器3と独立に真空排気可能となっている。
また、加熱容器11の閉塞端面(ヒータ10の放熱面)11aに対向するようにCCコンポジット製の基板ステージ20が配置されている。この基板ステージ20上には、上記ヒータ10に臨ませて処理基板(ウェハ)21が載置される。本実施形態では、処理基板21として、例えば、炭化珪素(SiC)基板が採用されるが、これに限定されない。
基板ステージ20は円筒体状の支柱4により支持されており、この支柱4の貫通孔5の先端には、石英製のビューイングポート6を介して2色式放射温度計7が接続されている。ビューイングポート6は、真空空間を閉塞して真空状態と大気状態とを画している。このビューイングポート6を通じて、基板ステージ20または、処理基板21からの放射光が2色式放射温度計7に到達する。
2色式放射温度計7は、例えば、集光部8と検出器9とからなり、CCコンポジット製の基板ステージ20を介して、間接的にヒータ10の温度を測定するようになっている。なお、温度測定は、基板ステージ20の温度測定に限らず、ヒータ10の放熱面11aまたは、ヒータ10の側面の温度を測定してもよい。
支柱4の下端には支持板31が固定され、この支持板31と真空容器3との間にはベローズ32が介設されている。さらに、支持板31には不図示のネジ孔の形成された昇降アーム33が固定され、この昇降アーム33のネジ孔には回転駆動装置35に接続されたボールネジ34が挿通されている。即ち、回転駆動装置35でボールネジ34を回転させることにより、昇降アーム33はボールネジ34に沿って昇降移動し、この昇降アーム33に支柱4等を介して接続された基板ステージ20が昇降移動可能となっている。
真空容器3の内部は、排気口25に接続された不図示の排気装置により真空排気される。また、真空容器3の待機室2bの一側壁にはスリットバルブ22が設けられており、このスリットバルブ22を開放することにより、不図示の搬送ロボットで処理基板21を真空容器3内へ搬入、あるいは真空容器3内から搬出するようになっている。さらに、真空容器3の待機室2b内には、回動装置23に接続された水冷シャッタ24が水平方向へ回動可能に設けられている。この水冷シャッタ24は、基板ステージ20が待機室2b内へ後退したときに、この基板ステージ20とヒータ10の放熱面11aとの間に侵入して、処理基板21を放熱面11aから遮断するようになっている。
次に、図3を参照して、図1の電子衝撃加熱装置に備えられた制御系の構成の一態様について説明する。図3は、電子衝撃加熱装置の制御系の構成を示す概略図である。
図3に示すように、本実施形態の制御系40は、加速電源、フィラメント電源、加速電圧計、フィラメント電流計、エミッション電流計、サイリスタを含む加熱電源、多機能式温調計、シーケンサ、パイロメータ集光部及びパイロメータ本体を備えている。
フィラメント電源41は、フィラメント14の加熱用に電力供給する交流電源であって、例えば、最大50A(アンペア)まで可変的に印加可能である。フィラメント14の接続回路にはフィラメント電流計45が接続され、フィラメント14の電流値が計測される。
加速電源(HV電源)42は、接地された加熱容器11とフィラメント14との間に加速電圧を印加する直流電源であって、例えば、フィラメント14に対し0V(ボルト)から−3.0KVまで可変的に加速電圧を印加可能となっている。加速電源42の接続回路には、加速電圧を計測する加速電圧計(HV電圧計)46と、エミッション電流値を計測するエミッション電流計47が接続されている。
多機能式温調計43は、例えば、山武社製のSDC−46Aが採用される。この多機能式温調計43は、フィラメント電流計45からの入力信号、エミッション電流計47からの入力信号及び加速電圧計46からの入力信号を受信すると共に、シーケンサ49からの設定値を受信する。シーケンサ49の設定値はサイリスタ48にも入力される。さらに、多機能式温調計43は、サイリスタ48を介してフィラメント電源41への出力信号を送信するようになっている。
次に、図2及び図4を参照して、上記電子衝撃加熱装置1に適用する本実施形態の温度制御方法について説明する。図2は、図1の電子衝撃加熱装置の基板ステージが降下している状態の模式図である。図4は、本発明に係る温度制御方法における基板ステージの温度とエミッション電流値の関係を示す説明図である。
本発明に係る温度制御方法のアルゴリズムは、制御装置(PC)の記憶部に温度制御プログラムとして記憶されており、加熱処理の開始の際にCPUにより読み出されて実行される。
ここで、温度制御プログラムは、基板ステージ20の裏面温度の検出信号等に基づいて、上記制御装置にヒータ10の温度制御を実行させるプログラムである。即ち、本実施形態の温度制御プログラムは、上記加速電源42のエミッション電流値を一定に維持して処理温度を上昇させる手順を有する。さらに、上記処理温度がアニール温度の到達前の設定温度に到達した後、エミッション電流値を段階的に低下させて昇温を継続する手順を有する。そして、上記処理温度がアニール温度に到達した後アニール処理が完了するまで、アニール温度に到達時点のエミッション電流値で一定に維持する手順を有する。アニール時間が長時間に及ぶ場合には、アニール温度に到達時点からエミッション電流値をさらに段階的に低下させてもよい。
上記温度制御プログラムは、コンピュータ(PC)等の制御装置により読み取り可能な記録媒体に記録されて、PCの記憶部にインストールされる。
記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ZIP(登録商標)等の磁気記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、CD−R、DVD−R、DVD+R,CD−R,DVD−RAM、DVD+RW(登録商標)、PD等の光ディスク等が挙げられる。また、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、SDカード等のフラッシュメモリ系、マイクロドライブ(登録商標)、Jaz(登録商標)等のリムーバブルディスクが挙げられる。
本実施形態の温度制御方法は、まず、電子衝撃加熱装置1のスリットバルブ22(図1参照)を開放し、不図示の搬送ロボットによりSiC基板21を真空容器3の待機室2b内へ搬入する。このとき、基板ステージ20は待機室2b内へ後退しており、水冷シャッタ24が基板ステージ20とヒータ10の放熱面11aとの間に侵入している(図2参照)。
そして、スリットバルブ22を閉成し、排気口25に接続された不図示の排気装置により真空容器3内を真空排気する。真空排気した後、回動装置23で水冷シャッタ24を回動させて後退させ、回転駆動装置35でボールネジ34を回転させて基板ステージ20を上昇させる。
次いで、電子衝撃加熱装置1のヒータ10をオンにし、その放熱面11aからの輻射熱でSiC基板21を加熱処理する。具体的には、図4に示す基板ステージの温度とエミッション電流値の関係を用いて説明する。図4において、曲線aは、エミッション電流印加時からの経過時間とエミッション電流値との関係を示している。また曲線bは、エミッション電流印加時からの経過時間と基板ステージ温度との関係を示している。
まず、予備加熱としてエミッション電流値を一定値に維持した後、A時点でエミッション電流値をBまで急上昇させる。その後、エミッション電流値を一定に維持して処理温度を上昇させる。ここで、エミッション電流値の制御は、まず、多機能式温調計43にてエミッション電流計47からの入力信号とシーケンサ49からの設定値を比較する。そして、多機能式温調計43は比較後の信号値をサイリスタ48に入力し、サイリスタ48からフィラメント電源41への入力信号により、フィラメント電流値を制御することにより行う。
エミッション電流値を一定に維持する間、基板ステージ20の温度は上昇し続ける。その後、基板ステージ20の温度が設定温度T1に達した時点Cで、エミッション電流値をDまで下げる。この設定温度T1は、アニール温度TAから所定温度低い温度に設定する。例えば、アニール温度TAが1500℃〜2000℃の場合、この設定温度T1はアニール温度TAよりも40℃〜100℃低い温度を設定することが好ましい。さらに基板ステージ20の温度が上昇して次の設定温度T2に達した時点Eで、エミッション電流値をさらにFまで下げる。この設定温度T2は、設定温度T1よりも20℃〜30℃高い温度に設定することが好ましい。
基板ステージ20の温度が上昇したら、さらにエミッション電流値をHまで下げる。アニール温度TAになった時点Iから所定時間(例えば、1分間)の活性化アニール処理を行う。所定時間のアニール処理が終わったら、エミッション電流値をほぼ0に低下させる。
なお、F時点でSiC基板21の温度上昇が低減し、アニール温度TAに到達したら、F時点からアニール処理を開始してもよい。
ここで、エミッション電流値を下げる回数は、オーバーシュートをしないように、且つ、高速に温度を上げるためのB−C間の一定に維持するエミッション電流値で定まる。B−C間のエミッション電流値が低い場合は、エミッション電流値を2段階に下げることでも可能と考えられる。一方、逆の場合は、数多く段階的にエミッション電流値を下げることで、オーバーシュートなく高速に昇温させることができる。
活性化アニール処理などの一連の加熱処理が終了したら、ヒータ10の電源をオフにする。その後、回転駆動装置35でボールネジ34を逆回転させて基板ステージ20を降下させ、回動装置23で水冷シャッタ24を回動させて基板ステージ20とヒータ10の放熱面11aとの間に侵入させる(図2参照)。そして、電子衝撃加熱装置1のスリットバルブ22を開放し、搬送ロボットでSiC基板21を真空容器3の外へ搬出する。
以上説明したように、本実施形態の温度制御方法によれば、加速電源42のエミッション電流値を一定に維持して昇温する(B−C間)。そして、アニール温度TAに到達前の設定温度T1に到達した後、エミッション電流値を段階的に低下させて昇温を継続するので、PID制御に比べて温度の制御応答性が良い。これは、PID制御は一種のフィードバック制御であるので、変化量を検知してから制御するため応答性が劣っている。これに対し、本発明に係る温度制御方法は、エミッション電流値を段階的に低下させて昇温を継続するので、一種の予測制御となり応答性に優れている。
したがって、大口径の炭化ケイ素(SiC)基板の活性化アニール処理の急速加熱の安定性を確保して、高いスループットを実現できる。これにより、大口径の炭化ケイ素(SiC)基板を用いた半導体デバイスの生産性を大幅に向上させることができる。
さらに、SiC基板21に不純物のイオン注入した後、アニール処理して不純物を活性化させるアニール処理の工程を有する半導体デバイスの製造方法において、上記温度制御方法によるアニール処理を採用することができる。これにより、大口径のSiC基板21を用いた半導体デバイスの生産性を大幅に向上させることができる。
また、ヒータ温度を直接測定してフィードバックをかけなくても、基板ステージの裏面温度を測定することで、温度制御が可能となる。
一方、加熱源の出力を一段階のみ低下させた後の保温時にPID制御を用いる場合には、高速、安定性良く温度を制御することが出来ない。これは、以下の理由によるものと思われる。すなわち、基板サイズの大口径化に伴い、ヒータや基板ステージの拡大による熱容量が増大している。また、SiC基板の活性化アニール処理には、1500℃以上の超高温領域を用いるためにフィラメントから熱電子を発生させている。そのため、この温度領域では、フィラメント電流を可変させても、フィラメント温度の変化が遅くなる。
以上、本発明の好ましい実施形態を、電子衝撃加熱装置を例として説明したが、本発明は誘電加熱装置、抵抗加熱装置を用いた温度制御方法にも用いることができる。また、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の変更が可能である。誘電加熱装置においては、加熱体(誘電コイル)に印加する電力値を段階的に低下させ、抵抗加熱装置においては、加熱体(発熱抵抗体)に印加する電力値を段階的に低下させる。
以下、実施例を挙げて、本発明に係る基板加熱処理装置の温度制御方法をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
実施例1は、図1及び図2の電子衝撃加熱装置1を用いて、本発明の温度制御方法を用いて半導体デバイスを製造する場合について説明する。
実施例1では、不純物を注入した直径φ100mmのSiC基板21の活性化アニール処理を行った。本実施例におけるアニール温度保持時の基板ステージ20の裏面温度(以下、「アニール温度」と称す)は1575℃であり、1分間加熱した。
実施例1の半導体デバイスの製造方法は、まず、電子衝撃加熱装置1のスリットバルブ22を開放し、搬送ロボットでSiC基板21を待機室2b内の基板ステージ20上に搬送する。SiC基板21を基板ステージ20上に掬い取り、ヒータ10の放熱面とSiC基板21との間隔が5mmになるように、回転駆動装置35でボールネジ34を回転させて基板ステージ20を上昇させる。
次に、図5から図8のシーケンス回路を用いて、実施例1で採用する温度制御方法を説明する。図5から図8は、本発明に係る温度制御方法を適用するシーケンスを示す説明図である。図5はフィラメント加熱時のシーケンス、図6は加速電圧上昇時のシーケンス、図7はエミッション電流制御時のシーケンス、図8は冷却時のシーケンスを示している。
(1)第1にフィラメント14の加熱を行い、フィラメント14への吸着ガスを放出させて該フィラメント14の劣化を防ぐ。図5に示すように、シーケンサ49よりフィラメント電流値が30Aになるように、1秒間にフィラメント電流値を1Aずつ上昇させる信号を多機能式温調計43に入力する。そして、多機能式温調計43は、フィラメント電流計45からのリターン信号と比較し、サイリスタ48へ信号を出力する。フィラメント電源41では、サイリスタ48からの入力に従い、フィラメント電流値の出力を徐々に増加させ、フィラメント電流値が30Aになるまでフィラメント14を加熱する。
(2)第2に加速電源42からフィラメント14に加速電圧(HV)を印加して、徐々に電圧を上昇させることで、急激なエミッション電流値の上昇を防ぎ、異常放電を防止する。図6に示すように、フィラメント電流値は30Aで固定のまま、シーケンサ49より加速電圧(HV)−500Vを印加するようにサイリスタ48へ信号を出力する。加速電源42では、サイリスタ48からの入力に従い、例えば、加速電圧(HV)−500Vをフィラメント14に印加する。さらに、シーケンサ49は、加速電圧(HV)が−1800Vになるように、1秒間に加速電圧(HV)を−100Vずつ上昇させる信号をサイリスタ48に出力する。加速電源42では、サイリスタ48の入力に従い、加速電圧(HV)の出力を徐々に増加させ、加速電圧(HV)が−1800Vになるようにし、エミッション電流を発生させる。
(3)第3にSiC基板21が真空容器3内に持ち込んだ水分等の吸着ガスを予備加熱して除去する。図7に示すように、シーケンサ49からエミッション電流値が3Aとなる信号を多機能式温調計43に入力する。ここで、加速電圧(HV)は−1800Vで一定のまま、エミッション電流計からの出力信号と比較し、エミッション電流値が3Aになるように、多機能式温調計43からフィラメント電流値を制御するための信号をサイリスタ48に入力する。サイリスタ48からの入力信号により、フィラメント電源41ではエミッション電流値が3Aになるように制御する。そして、エミッション電流値3Aにて90秒間の予備加熱による出ガス処理を行う。予備加熱終了時の基板ステージ20の裏面温度は1200℃である。この予備加熱工程は、サンプルによっては省略することもできる。
(4)第4にエミッション電流値を10.2Aにて短時間で昇温させる。図7に示すように、シーケンサ49は、エミッション電流値が10.2Aになるように信号を多機能式温調計43に入力する。ここで、加速電圧(HV)は−1800Vで一定のまま、エミッション電流計からの出力信号と比較し、エミッション電流値が10.2Aになるように、多機能式温調計43からフィラメント電流値を制御するための信号をサイリスタ48に入力する。サイリスタ48からの入力信号により、フィラメント電源41ではエミッション電流値が10.2Aになるようにフィラメント電流値を制御することで、急速にヒータを昇温させ、SiC基板21を加熱する(初期昇温)。
(5)第5に基板ステージ20の裏面温度が1515℃になったら、シーケンサ49、多機能式温調計43及びサイリスタ48を通した入力信号により、フィラメント電源41はエミッション電流計の値と比較する。さらにフィラメント電源41は、エミッション電流値が9.5Aになるようにフィラメント電流値を制御して1535℃まで昇温する(温度範囲I)。このときの加速電圧(HV)は−1800Vで一定のまま維持させる。そして、設定アニール温度1575℃の手前60℃でエミッション電流値を10.2Aから9.5Aに絞ることで、温度上昇を緩やかに制御し、温度のオーバーシュートやアンダーシュートを防ぐことができる。
(6)第6に基板ステージ20の裏面温度が1535℃になったら、シーケンサ49、多機能式温調計43及びサイリスタ48を通した入力信号により、フィラメント電源41はエミッション電流計の値と比較する。さらにフィラメント電源41は、エミッション電流値が8.4Aになるようにフィラメント電流値を制御して1555℃まで昇温する(温度範囲II)。このときの加速電圧(HV)は−1800Vで一定のまま維持させる。
(7)第7に基板ステージ20の裏面温度が1555℃になったら、シーケンサ49、多機能式温調計43、サイリスタ48を通した入力信号により、フィラメント電源41はエミッション電流計の値と比較する。さらにフィラメント電源41は、エミッション電流値が7.3Aになるようにフィラメント電流値を制御して1575℃まで昇温する(温度範囲III)。このときの加速電圧(HV)は−1800Vで一定のまま維持する。
(8)第8に基板ステージ20の裏面温度が1575℃になったら、シーケンサ49、多機能式温調計43及びサイリスタ48を通した入力信号により、フィラメント電源41はエミッション電流計の値と比較する。さらにフィラメント電源41は、エミッション電流値が7.1Aになるようにフィラメント電流値を制御して、1分間のアニール処理をする。このときの加速電圧(HV)は−1800Vで一定のまま維持させる。これまでのエミッション電流値制御により、1分間のアニール温度保持時間におけるオーバーシュート温度は1577℃となり、+2℃に抑えられた。
(9)第9に1分間のアニール処理が終了したら、図8に示すように、フィラメント電流値を20Aにし、加速電圧(HV)を−1500Vに維持させ、エミッション電流値をほぼ0Aに抑え、SiC基板21を冷却する。このとき、ヒータ10の放熱面とSiC基板21とのギャップを5mmから72mmに広げ、急速に冷却する。
(10)第10に基板ステージ20の裏面温度が1200℃になったら、ヒータ10の放熱面とSiC基板21とのギャップを72mmから198mm(搬送レベル)にし、水冷シャッタ24を閉じて、搬送ロボットでSiC基板21を搬出する。このとき、SiC基板21が真空容器3内に搬入され、次いで活性化アニール処理され、真空容器3から搬出されるまでの時間は9分24秒であり、1時間に5枚以上の処理能力が達成できることが判った。
最後に、電子衝撃加熱装置1のスリットバルブ22を開放し、搬送ロボットでSiC基板21を真空容器3の外へ搬出する。
本実施例の処理により、基板1枚あたりの処理時間は9分24秒で、温度安定性は+1℃、−5℃であった。さらに、SiC基板21をカセットに10枚セットして、真空排気、搬送、加熱処理、搬送及びベントの一連の処理を行ったところ、処理時間は1時間47分であり、スループットとして5枚/時以上を達成することができた。
尚、本実施例では、アニール時間が1分間と短い場合を示したが、低温でアニール処理する場合や、サンプルの種類によっては、アニール時間が5分〜10分間と長い場合もある。この場合、設定されたアニール温度になってから、時間によりエミッション電流値を増減させる。例えば、基板ステージ温度1575℃にて10分間アニールする場合、7.1Aで3分間アニールした後、3分〜6分間は7.0Aで3分間アニールし、更に6分〜10分間は6.9Aで4分間アニールすることも出来る。
〔実施例2〕
実施例2では、実施例1と同じ基板を用いて、1500℃で1分間の活性化アニール処理を施す場合について説明する。
実施例1において、脱ガスのため3Aで90秒間昇温し、基板ステージ20の裏面温度が1200℃になった後、工程(4)〜(8)の、初期昇温、温度範囲I、II、III及びアニール処理における設定温度とエミッション電流値を表1に示した値に代えた。これ以外は、実施例1と同様にして基板を処理した。
Figure 0005469678
〔実施例3〕
実施例3では、実施例1と同じ基板を用いて、1550℃で1分間の活性化アニール処理を施す場合について説明する。
実施例1において、脱ガスのため3Aで90秒間昇温し、基板ステージ20の裏面温度が1200℃になった後、工程(4)〜(8)の、初期昇温、温度範囲I、II、III及びアニール処理における設定温度とエミッション電流値を表2に示した値に代えた。これ以外は、実施例1と同様にして基板を処理した。
Figure 0005469678
〔実施例4〕
実施例4では、実施例1と同じ基板を用いて、1600℃で1分間の活性化アニール処理を施す場合について説明する。
実施例1において、脱ガスのため3Aで90秒間昇温し、基板ステージ20の裏面温度が1200℃になった後、工程(4)〜(8)の、初期昇温、温度範囲I、II、III及びアニール処理における設定温度とエミッション電流値を表3に示した値に代えた。これ以外は、実施例1と同様にして基板を処理した。
Figure 0005469678
実施例2から実施例4によれば、実施例1と同様に良好な結果が得られた。即ち、本発明によれば、アニール温度のハンチングを抑え、超高温を急速に加熱することで、再現性良く、高いスループットでSiC基板21に注入された不純物を活性化できる。したがって、炭化ケイ素(SiC)半導体デバイスの製造方法における製造コストを大幅に改善できることが判った。
1 基板加熱処理装置(電子衝撃加熱装置)
2a 処理室
3 真空容器
10 加熱装置
11 加熱容器
14 フィラメント
21 処理基板
42 加速電源
46 加速電圧計
47 エミッション電流計

Claims (7)

  1. 真空排気可能な処理室の内部に、フィラメントを組み込んだ導電体の加熱容器を備え、
    前記フィラメントと前記加熱容器との間に、加速電源により印加された加速電圧で、前記フィラメントから発生する熱電子を加速し、加速した熱電子を前記加熱容器に衝突させて該加熱容器を加熱し、該加熱容器の熱により基板の熱処理を行う基板加熱処理装置の温度制御方法であって、
    前記加速電源のエミッション電流値を一定に維持して処理温度を上昇させる手順と、
    前記処理温度がアニール温度に到達前の第1の設定温度に到達した後、前記加速電源のエミッション電流値を低下させ、前記処理温度がアニール温度に到達前の前記第1の設定温度より高い第2の設定温度に到達した後、前記加速電源のエミッション電流値をさらに低下させて昇温を継続する手順と、
    前記処理温度がアニール温度に到達した後アニール処理が完了するまで、前記アニール温度に到達時点の前記加速電源のエミッション電流値で処理温度を一定に維持する手順と、
    を有することを特徴とする基板加熱処理装置の温度制御方法。
  2. 前記アニール温度が1500℃〜2000℃の場合に、前記第1の設定温度をアニール温度よりも40℃〜100℃低い温度に設定することを特徴とする請求項1に記載の基板加熱処理装置の温度制御方法。
  3. 前記基板加熱処理装置が前記処理室内に基板を載置する基板ステージを具備し、前記処理温度は、前記基板ステージの裏面温度として検出することを特徴とする請求項に記載の基板加熱処理装置の温度制御方法。
  4. 炭化珪素基板に不純物をイオン注入した後、アニール処理して不純物を活性化させるアニール処理の工程を有する半導体デバイスの製造方法において、
    請求項1からのいずれか1項に記載の方法により温度制御して前記アニール処理を行うことを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
  5. 真空排気可能な処理室の内部に、フィラメントを組み込んだ導電体の加熱容器を備え、
    前記フィラメントと前記加熱容器との間に、加速電源により印加された加速電圧で、前記フィラメントから発生する熱電子を加速し、加速した熱電子を前記加熱容器に衝突させて該加熱容器を加熱し、該加熱容器の熱により基板の熱処理を行う基板加熱処理装置の温度制御プログラムであって、
    前記加速電源のエミッション電流値を一定に維持して処理温度を上昇させる手順と、
    前記処理温度がアニール温度に到達前の第1の設定温度に到達した後、前記加速電源のエミッション電流値を低下させ、前記処理温度がアニール温度に到達前の前記第1の設定温度より高い第2の設定温度に到達した後、前記加速電源のエミッション電流値をさらに低下させて昇温を継続する手順と、
    前記処理温度がアニール温度に到達した後アニール処理が完了するまで、前記アニール温度に到達時点の前記加速電源のエミッション電流値で処理温度を一定に維持する手順と、
    を前記基板加熱処理装置の制御装置に実行させることを特徴とする基板加熱処理装置の温度制御プログラム。
  6. 前記アニール温度が1500℃〜2000℃の場合に、前記第1の設定温度をアニール温度よりも40℃〜100℃低い温度に設定することを特徴とする請求項に記載の基板加熱処理装置の温度制御プログラム。
  7. 請求項5又は6に記載の温度制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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