JP5469475B2 - 圧電セラミックス及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、振動子、アクチュエータ、センサ等の圧電デバイスに好適に用いられる圧電セラミックス及びその製造方法に関する。
圧電材料の一つである圧電セラミックスは、歪みを加えると電気分極が発生し、逆に、電界を加えると歪みが発生する物質であり、電気的信号と機械的信号との可逆的な変換が可能である特性から、各種のセンサやフィルタ、アクチュエータ等の圧電デバイスに用いられている。
特に、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Ti,Zr)O)を始めとする含鉛圧電セラミックスは、優れた圧電特性のみならず、良好な温度特性を有し、また低温で焼成が可能といった利点があり、現在最も広い領域で利用されている。
また、環境への適応も求められているため、含鉛圧電セラミックスに実用上代替可能となる、鉛を含有しない非鉛圧電セラミックスの開発が世界的規模で行われている。
現在開発されている非鉛圧電セラミックスの一つにチタン酸バリウム(BaTiO)があり、特許文献1、特許文献2、非特許文献1、非特許文献2に、良好な圧電特性を有するチタン酸バリウム系の圧電セラミックスが提案されている。特許文献1及び非特許文献1によれば、平均粒径が0.20μm以下のチタン酸バリウム粉末を原料とし、成形した後、マイクロ波加熱によって1320℃で焼成することで、高い電気機械結合係数を有する圧電セラミックスを得ることが開示されている。
非特許文献2によれば、平均粒径が0.10μmのチタン酸バリウム粉末を原料とし、成形した後、抵抗加熱炉によって1320℃及び1150℃での二段階焼成を行うことで、高い電気機械結合係数を有する圧電セラミックスを得ることが開示されている。
また、特許文献2によれば、水熱合成法を用いて、平均粒径が0.10μm以下のチタン酸バリウム粉末を原料とし、成型した後、焼成時の酸素雰囲気を調整して、1050℃から1200℃の低温での焼成を実現した圧電セラミックスが提案されている。
特開2006−315927号公報 特開2007−277031号公報
Hirofumi T.他、Japanese Journal of Applied Physics Vol.45,No.1,2006,pp.L30−L32 Tomoaki K.他、Japanese Journal of Applied Physics Vol.46,No.4,2007,pp.L97−L98
しかしながら、高い電気機械結合係数を有するチタン酸バリウム系圧電セラミックスを作製するためには、非特許文献1及び非特許文献2においても記載されているように、マイクロ波加熱あるいは二段階加熱といった方法を用いて、1300℃以上の高温で焼成することが必要となる。1300℃以上の高温で焼成する場合、圧電セラミックスを積層セラミックデバイスとして製品化するためには、内部電極に融点が高く耐熱性のあるパラジウムや白金といった高価な貴金属を使用しなければならないため、コストの高騰が懸念される。
特許文献2においては、焼成時に酸素を導入し焼成雰囲気を調整して低温焼成を行った場合の実施例は記載されているが、本発明者等にて実際に低温焼成を実施した場合には、高い電気機械結合係数を有する圧電セラミックスは得られなかった。
上述したように、含鉛圧電セラミックスの代替としてチタン酸バリウムを主原料とする圧電セラミックスは有力であると考えられるが、実用化に耐えるに十分な圧電特性を保持しつつ、焼成温度の低温化を同時に実現したチタン酸バリウム系圧電セラミックスは示されていなかった。
このような状況に鑑み、本発明の課題は、圧電特性を損なうことなく、低温焼成が可能なチタン酸バリウム系の圧電セラミックス及びその製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、チタン酸バリウムを主成分とする圧電セラミックスにおいて、平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下のチタン酸バリウムの副成分としてリチウム酸化物及びアルミニウム酸化物を添加することによって、圧電特性を劣化させることなく、1200℃以下の低い温度での焼成を可能にしたものである。
すなわち、本発明によれば、チタン酸バリウムを主成分として含む圧電セラミックスの製造方法であって、前記チタン酸バリウムの原料粉末は、平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下であり、第一副成分として酸化リチウム(LiO)を前記主成分を100質量%として0.03質量%以上0.08質量%以下添加し、第二副成分として酸化アルミニウム(Al)を0.01質量%以上0.10質量%以下添加したことを特徴とする圧電セラミックスの製造方法が得られる。
また、本発明によれば、前記チタン酸バリウムを含む成形体を、1000℃以上1200℃以下の温度範囲で焼成することを特徴とする上記の圧電セラミックスの製造方法が得られる。
本発明は、チタン酸バリウムを主成分とする圧電セラミックスにおいて、平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下のチタン酸バリウムの副成分としてリチウム酸化物及びアルミニウム酸化物を添加することによって、圧電特性を劣化させることなく、1200℃以下の低い温度での焼成が可能となる。このことは、環境適応型の非鉛圧電セラミックスとして広い応用が期待できる効果を得ることができる。
これにより、電極材料コストや工程稼動コストの削減を可能にすることができる。
チタン酸バリウムの平均粒径を変化させ、炭酸リチウム及び酸化アルミニウムを添加したときの、焼成温度と相対密度の関係を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明は、チタン酸バリウムを主成分とする圧電セラミックスにおいて、平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下のチタン酸バリウムの副成分としてリチウム酸化物及びアルミニウム酸化物を添加することによって、圧電特性を劣化させることなく、1200℃以下の低い温度での焼成を可能にしたものである。
本発明は、チタン酸バリウムを主成分とする圧電セラミックスにおいて、出発原料として、平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下のチタン酸バリウム粉末を主成分とし、この主成分100質量%に対して、炭酸リチウム(LiCO)あるいは酸化リチウム(LiO)から選択された少なくとも一種のリチウム酸化物粉末を酸化リチウム(LiO)に換算してx質量%、酸化アルミニウム粉末を酸化アルミニウム(Al)に換算してy質量% で表したとき、0.03≦x≦0.08、0.01≦y≦0.10を添加して得られた圧電材料を、1000℃以上1200℃以下の温度範囲で焼成することが望ましい。この組成範囲外においては、第一に1200℃以下の温度での焼成で圧電セラミックスが緻密化しない、第二に圧電セラミックスの絶縁抵抗が著しく低下してしまい、分極処理の際に絶縁破壊が生じてしまう、第三に圧電セラミックスの圧電特性が劣化してしまうという、以上三点のうちの何れかの不具合が発生するために好ましくない。
また、上述したチタン酸バリウムを主成分とする圧電セラミックスの製造方法において、出発原料として、平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下のチタン酸バリウム粉末を主成分とし、この主成分100質量%に対して、炭酸リチウムあるいは酸化リチウムから選択された少なくとも一種のリチウム酸化物粉末を酸化リチウムに換算してx質量%、酸化アルミニウム粉末を酸化アルミニウムに換算してy質量%で表したとき、0.03≦x≦0.08、0.01≦y≦0.10を添加して得られた圧電材料を、1000℃以上1200℃以下の温度範囲で焼成することが望ましい。なお、本発明において、1000℃以上1200℃以下の温度とは焼成時の最高温度を表すものである。
本発明におけるチタン酸バリウム粉末は、共沈法、アルコキシド法、水熱合成法、ゾル・ゲル法、噴射法、エマルジョン法、蓚酸塩法、クエン酸塩法、固相反応法等の公知の作成法によって得られる。また、本発明におけるチタン酸バリウム粉末の平均粒径は、SEM画像から算出した体積基準の球相当径である。
チタン酸バリウム粉末の平均粒径が0.10μmよりも大きい場合は、第一副成分であるリチウム酸化物、及び第二副成分である酸化アルミニウムの添加量が、リチウム酸化物の添加量を酸化リチウムに換算してx質量%、かつ酸化アルミニウム粉末を酸化アルミニウムに換算してy質量%で表したとき、0.03≦x≦0.08、0.01≦y≦0.10の範囲であっても、緻密なチタン酸バリウム系圧電セラミックスを得るために1250℃以上での焼成が必要となる。また、チタン酸バリウム粉末の平均粒径が0.05μmよりも小さい場合は、前述したリチウム酸化物の添加量かつ酸化アルミニウムの添加量の範囲においても、圧電セラミックスの圧電特性が劣化してしまうという不具合が発生するために好ましくない。
また、圧電セラミックスの主成分としてチタン酸バリウム粉末を用いたが、他の圧電セラミックス材料や他の微量添加物を使用して特性を改善することが考えられるが、焼成温度低下と結合係数の向上の目的においては、本構成が好ましい。
以下、実施例に基づき本発明による圧電セラミックス及びその製造方法を具体的に説明する。
(実施例1)
出発原料の平均粒径を同一とした場合の、添加物の添加量と焼成温度による関係を評価した。
本発明の実施例1における圧電セラミックスは、以下に示す製造工程により作製した。まず、出発原料として、平均粒径が0.10μmである高純度のチタン酸バリウム粉末(堺化学工業株式会社製)を用いた。次に、主成分100質量%に対して、副成分として0.05質量%以上0.25質量%以下の炭酸リチウム(酸化リチウムに換算して0.02質量%以上0.10質量%以下)及び0.00質量%以上0.12質量%以下の酸化アルミニウムを添加し、エタノールを加え、ボールミルにより24時間の湿式混合を行った。
乾燥後、得られた粉末について、ポリビニルアルコールをバインダーとして混合することによって造粒し、圧力100MPaの一軸加圧成形により、直径20mm、厚さ5mmの円板状試料を成形した。この成形体を1000℃以上1200℃以下でそれぞれ3時間焼成し、圧電セラミックスの焼結体を作製した。
添加物の添加量と焼成温度の比較例として、平均粒径が0.10μmである高純度のチタン酸バリウム粉末のみで、副成分である炭酸リチウム及び酸化アルミニウムは添加せず、更に湿式混合も行わないもや、添加物の添加量と焼成温度を変えたものを準備し、上記と同様に円板状試料を成型し、1200℃及び1300℃の温度範囲でそれぞれ3時間焼成した。
作製した円板状焼結体はアルキメデス法により密度を計測した後、1mmの厚さに加工して、その両面に銀電極を焼き付けた。このようにして得られた各試料について、80℃のシリコンオイル中で1kV/mmの直流電界を30分間印加することによって分極処理を行った。
分極処理した試料については、室温で24時間放置することによって圧電特性を安定化させた後、インピーダンスアナライザーを用いて共振−反共振法により、圧電特性の一つの指標となる径方向振動モードの電気機械結合係数kp、及び長さ方向振動モードの電気機械結合係数k31を測定した。なお、k31を測定するために、長さ10mm、幅2mm、厚さ1mmの矩形状の試料も、上記円板焼結体を切断加工して作製した。また、得られた試料の相対密度を以下の式(1)によって計算した。試料の緻密性は、相対密度が95.0%以上確保された場合に緻密化したものと判断できる。
相対密度(%)=((試料の質量/試料の体積)/6.01)×100 … 式(1)
作製した圧電セラミックスの組成と添加量、焼成温度、相対密度、電気機械結合係数k及びk31の値を表1に示す。表1においては、本発明の範囲内外の試料を比較例として記載した。
Figure 0005469475
※1:緻密化していないために試料が容易に壊れて測定不能
※2:分極時に導通して測定不能
表1から明らかなように、出発原料として高純度のチタン酸バリウム粉末を用いて、副成分として0.08質量%以上0.20質量%以下の炭酸リチウム(酸化リチウムに換算して0.03質量%以上0.08質量%以下)及び0.01質量%以上0.10質量%以下の酸化アルミニウムを添加して、1000℃以上1200℃以下の温度で焼成した、本発明の範囲内の各試料(試料番号10〜14、試料番号17〜21、試料番号24〜28、試料番号38、試料番号41)において、圧電セラミックスの緻密化を達成したと共に、副成分を添加せず、1300℃の高温で焼成した比較例(試料番号1)と同等以上となる良好な電気機械結合係数が得られた。
(実施例2)
添加物の添加量を同一とした場合の、出発原料の平均粒径と焼成温度による関係を評価した。
本発明の実施例2における圧電セラミックスは、以下に示す製造工程により作製した。まず、出発原料として、平均粒径が0.03μm、0.05μm、0.10μm、0.30μm、及び0.50μmである高純度のチタン酸バリウム粉末を用いた。次に、副成分として0.08質量%の炭酸リチウム(酸化リチウムに換算して0.03質量%)及び0.01質量%の酸化アルミニウムを添加し、エタノールを加え、ボールミルにより24時間の湿式混合を行った。
乾燥後、得られた粉末について、ポリビニルアルコールをバインダーとして混合することによって造粒し、圧力100MPaの一軸加圧成形により、直径20mm、厚さ5mmの円板状試料を成形した。この成形体を950℃、1000℃、1100℃、1150℃、1200℃、1250℃の焼成温度でそれぞれ3時間焼成し、圧電セラミックスの焼結体を作製した。
作製した円板状焼結体はアルキメデス法により密度を計測し、相対密度を式(1)により計算した。図を用いて、焼成温度と相対密度の関係を説明する。図1は、チタン酸バリウムの平均粒径を変化させ、炭酸リチウム及び酸化アルミニウムを添加したときの、焼成温度と相対密度の関係を示す図である。得られた試料の緻密性は、相対密度が95.0%以上確保された場合に緻密化したものと判断できる。図1において、符号1は出発原料として平均粒径0.03μmのチタン酸バリウム粉末を使用して、副成分として炭酸リチウム0.08質量%(酸化リチウムに換算で0.03質量%)及び酸化アルミニウム0.01質量%を添加したものである。符号2は、出発原料として平均粒径0.05μmのチタン酸バリウム粉末を使用して、副成分として炭酸リチウム0.08質量%(酸化リチウムに換算で0.03質量%)及び酸化アルミニウム0.01質量%を添加したものである。符号3は、出発原料として平均粒径0.10μmのチタン酸バリウム粉末を使用して、副成分として炭酸リチウム0.08質量%(酸化リチウムに換算で0.03質量%)及び酸化アルミニウム0.01質量%を添加したものである。符号4は、出発原料として平均粒径0.30μmのチタン酸バリウム粉末を使用して、副成分として炭酸リチウム0.08質量%(酸化リチウムに換算で0.03質量%)及び酸化アルミニウム0.01質量%を添加したものである。符号5は、出発原料として平均粒径0.50μmのチタン酸バリウム粉末を使用して、副成分として炭酸リチウム0.08質量%(酸化リチウムに換算で0.03質量%)及び酸化アルミニウム0.01質量%を添加したものである。
図1から明らかなように、出発原料として、平均粒径が0.10μm以下である高純度のチタン酸バリウム粉末を用いた場合に、副成分としてリチウム酸化物及びアルミニウム酸化物を添加した試料は、1000℃以上1200℃以下の焼成温度範囲で緻密化を達成することができた。
次に、その試料の中から選択して実施例1と同様に1mmの厚さに加工後、分極処理を施した。なお、長さ方向振動モードの電気機械結合係数k31を測定するために、長さ10mm、幅2mm、厚さ1mmの矩形状の試料も、上記円板状焼結体を切断加工して作製した。分極処理した試料については、室温で24時間放置することによって圧電特性を安定化させた後、インピーダンスアナライザーを用いて共振−反共振法により、圧電特性の一つの指標となる径方向振動モードの電気機械結合係数kp、及び長さ方向振動モードの電気機械結合係数k31を測定した。
作製した圧電セラミックスの組成と添加量、焼成温度、相対密度、電気機械結合係数k及びk31の値を表2に示す。表2において、本発明の範囲内外の試料を比較例として記載した。
Figure 0005469475
※:緻密化していないために試料が容易に壊れて測定不能
表2から明らかなように、出発原料として平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下である高純度のチタン酸バリウム粉末を用いて、副成分として炭酸リチウム及び酸化アルミニウムを添加して、1000℃以上1200℃以下の温度で焼成した、本発明の範囲内の各試料(試料番号48〜50、試料番号52〜54)において、圧電セラミックスの緻密化を達成したと共に、副成分を添加せず、1300℃の高温で焼成した比較例(表1記載の試料番号1)と同等以上となる良好な電気機械結合係数が得られた。
以上説明したように本発明によれば、チタン酸バリウムを主成分とする圧電材料において、平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下である高純度のチタン酸バリウム粉末に、副成分としてリチウム酸化物及び酸化アルミニウムを添加することによって、圧電特性を劣化させずに、1200℃以下の低い温度による焼成を実現した圧電セラミックスとその製造方法を提供することが可能となった。
以上、実施例を用いて、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれる。

Claims (2)

  1. チタン酸バリウムを主成分として含む圧電セラミックスの製造方法であって、前記チタン酸バリウムの原料粉末は、平均粒径が0.05μm以上0.10μm以下であり、第一副成分として酸化リチウム(LiO)を前記主成分を100質量%として0.03質量%以上0.08質量%以下添加し、第二副成分として酸化アルミニウム(Al)を0.01質量%以上0.10質量%以下添加したことを特徴とする圧電セラミックスの製造方法
  2. 前記チタン酸バリウムを含む成形体を、1000℃以上1200℃以下の温度範囲で焼成することを特徴とする請求項記載の圧電セラミックスの製造方法。
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