JP5469421B2 - 紙製包装体 - Google Patents

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本発明は、紙容器と、該紙容器の開口部分に設けられた容器内容液注出用のプラスチック製注出具とからなる紙製包装体に関するものである。
紙容器は、紙シートの折り曲げによって形成される紙容器は、各種の飲料用容器として広く使用されている。このような紙容器において、比較的容量の大きなものでは、紙容器自体に、予め円形の開口を形成しておき、この開口部に内容液の注出用流路を備えたプラスチック製の注出具を設けた紙製包装体が使用されている。このような紙製包装体は、紙容器に口部を形成するための引き剥がし作業を必要とせず、内容液の注ぎ出しを容易に行うことができるという利点を有している。
しかるに、プラスチック製の注出具が紙容器に取り付けられている紙製包装体では、分別廃棄の点で改善の余地がある。即ち、資源の再利用の観点から、使用済みの紙製包装体では、紙容器とプラスチック製注出具とを分別して廃棄することが要求されており、紙容器に接着固定されているプラスチック製注出具を紙容器と分離して廃棄しなければならない。一般に、このような分別廃棄は、紙容器の注出具が固定されている部分を鋏等で切り取ることにより行われていたが、紙容器は厚紙で形成されているため、非常に切り難く、その廃棄作業が面倒であるという問題がある。
このため、プラスチック製注出具の分別廃棄性を向上するための手段が種々検討されており、例えば、特許文献1には、注出具付紙容器における注出具の筒状体及び該筒状体の下端から外方に張り出しているフランジに、引裂き可能な弱化部を螺旋状に設け、使用後には、この弱化部を破断することにより注出具をバンド状に切り裂いて紙容器から分離することが提案されている。
特開2009−83893号公報
特許文献1で提案されている手段では、厚紙からなる紙容器の一部(注出具が固定されている部分)を切り取る作業が不要であり、しかも、鋏等の格別の器具を用いることなく、手で注出具を切り裂くことができるため(即ち注出具の環状弱化部を手で破断できる)、分別作業を容易に行うことができるという利点がある。
しかしながら、上記の手段では、プラスチック製の注出具の弱化部を手で破断するという細かな作業が必要であり、その作業が面倒であるばかりか、このような作業自体が一般の消費者に判り難いという問題がある。
また、本願出願人等は、先に、容器の注出用流路となる筒状体と該筒状体の下端部分に破断可能なブリッジを介して連結されている環状板(フランジ)とからなり、この環状板の上面を紙容器の開口周縁部に接着する紙容器用注出具を提案した(特願2008−72617)。この注出具は、紙容器を持ちながら筒状体を引っ張り上げることにより、紙容器に接着固定されている環状板から筒状体を分離することができるため、分別作業を容易に行うことができるというものである。しかしながら、この注出具においても、筒状体を引っ張り上げるという作業が必要であり、この作業が一般の消費者に判り難いという難点があり、やはり改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、紙容器とプラスチック製注出具とからなる紙製包装体において、廃棄に際して、プラスチック製注出具の紙容器からの分離を、一般消費者にも極めて判り易く、しかも極めて簡単で且つ廃棄に際して普通に行われる自然な作業により行うことが可能な紙製包装体を提供することにある。
本発明によれば、紙シートを箱型形状に折り曲げることによって形成され且つ容器内容液を注ぎ出すための開口が設けられている紙容器と、該紙容器に固定されたプラスチック製注出具とからなる紙製包装体において、
前記プラスチック製注出具は、前記紙容器の開口の周縁に固定されているスパウトと、該スパウトに開閉自在に設けられるキャップとからなり、前記スパウトは、前記キャップが被せられる筒状体と、該筒状体の外面の下端部分に外方に延びる環状板が設けられ、該環状板の内周側上面に破断可能な環状の薄肉(弱化部)が形成されており、該薄肉部より径方向外方の該環状板の上面が前記紙容器の開口周縁に接着固定される接着領域となっており、該薄肉部の破断によって該薄肉部より外方の該環状板が該筒状体と完全に分離される構造となっており、
前記紙容器の開口及び前記スパウトの筒状体の内部空間を通して容器内容液の注ぎ出しが行われると共に、
前記紙容器には、該紙容器を形成するための折り曲げ線とは別個に、該紙容器を折り曲げるための折り曲げ誘導ラインが形成されており、該折曲げ誘導ラインが、該紙容器に固定されている前記スパウトの環状板の薄肉部を跨ぐように延びかつ該紙容器の開口を跨いでいることを特徴とする紙製包装体が提供される。
本発明の紙製包装体においては
記折り曲げ誘導ラインが、前記紙容器に固定されている前記スパウトの環状板の中心部を通り前記薄肉部を跨ぐように延びていること、が好ましい。
本発明の紙製包装体では、内容物が全て注ぎ出された使用済みの紙容器を、折り曲げ誘導ラインに沿って折り曲げることにより、容易にプラスチック製注出具(スパウト)を容易に紙容器から分離することができる。
即ち、折り曲げ誘導ラインに沿っての折り曲げにより、スパウトの筒状体の下端部分に連結されている環状板は、紙容器に接着固定されており且つその中心部を跨ぐようにして折り曲げ誘導ラインが延びているため、紙容器と一体的に折り曲げられるが、筒状体は、そのままの形態を維持することとなる。従って、このような折り曲げにより、筒状体の下端部と環状を連結している薄肉部が破断し、この結果、注出具を形成しているスパウトを紙容器から分離することができるわけである。
このように、本発明においては、廃棄に際して普通に行われる紙容器の折り曲げという自然な作業によって、紙容器から注出具を分離することができ、しかも、紙容器自体に折り曲げ線の表示をしておけば、詳細な説明をせずとも、注出具の紙容器からの分離を行うことができる。
本発明の紙製包装体の全体を示す斜視図。 図1の紙製包装体に取り付けられている注出具の側断面を示す図。 図1の紙製包装体に取り付けられている注出具の分解斜視図を紙容器の一部と共に示す図。 図2の注出具におけるスパウトの斜視図。 図2の注出具におけるスパウトの底面図。 図1の紙製包装体における紙容器の展開図。 図1の紙製包装体から注出具を分離する作業を説明するための説明図。 紙容器から分離された注出具の筒状体を示す図。
図1を参照して、本発明の紙製包装体は、全体として1で示す紙容器と、全体として3で示すプラスチック製の注出具とからなっている。
紙容器1は、紙シートの折り曲げによって箱型形状に形成されており、内容液を注ぎ出すための開口X(図1では示されていない)を有しており、この開口Xの周縁部に注出具3が固定されている。
図1と共に、図2乃至図5を参照して、プラスチック製の注出具3は、紙容器1の開口Xの周縁部に固定されているスパウト7と、スパウト7に開閉自在に設けられているキャップ9とからなっている。
スパウト7は、筒状体10と、筒状体10の下端部分に、外方に延びる環状板13が設けられ、環状13の内周側上面に環状の薄肉部(分別用スコア)11が形成されている。
筒状体10の外面には、キャップ9を螺子締結するための螺条15が形成されており、キャップ9が開閉自在に装着されるようになっている。また、この筒状体10に形成されている筒状空間Aの下方部分は、シール壁17によって閉じられており、このシール壁17の周縁部(筒状体10の内面近傍)には、引裂き用スコア18が無端状に形成され、さらに、引裂き用スコア18で囲まれている領域に支柱19を介してプルリング20が設けられている。即ち、紙製包装体の使用前の段階では、シール壁17により紙容器1の密封性が保持されているが、使用時においては、キャップ9を開放し、プルリング20を引っ張り上げることによってスコア18を引裂き、これにより、筒状体10の筒状空間Aが開口Xを介して紙容器1の内部に連通し、この結果、筒状空間Aが内容液注出用の流路として機能することとなる。
また、筒状体10の下端部分に、若干外方に張り出して台座21が形成されており、この台座21の外周面に外方に延びる環状板13が設けられている。また、台座21の上面から外周面にかけて、爪23が周方向に間隔をおいて複数(図の例では3個)形成されている。これらの爪23は、このスパウト7を紙容器1に接着固定する際にスパウトを紙容器に仮保持するために使用される。
環状板13は、スパウト7を紙容器1に接着固定するためのものであり、分別用スコア11より径方向外方の環状板13の上面13aが接着領域となっており、この部分が紙容器の内面側に積層された樹脂フィルムと溶着固定され、紙容器1の開口Xの周縁に環状板13が接着されることとなり、これにより、紙容器1の開口Xを閉じる様にスパウト7が固定される。
キャップ9は、天板30と天板30周縁から降下しているスカート31とからなっており、スカート31の内面には、筒状体10の外面に形成されている螺条15と螺子係合する螺条33が形成されており、これら螺条15,33同士の螺子係合により、キャップ9が筒状体10に被せられて装着される。
また、天板30の内面には、シールリング35が形成されており、キャップ9を筒状体10に被せて固定したとき、このシールリング35の外面が筒状体10の上部内面に密着し、これにより、スコア18を引裂いて筒状体10の内部のシール壁17を取り除いたときの紙容器1内の密封性が確保されるようになっている。
上記のようなプラスチック製の注出具を形成するスパウト7及びキャップ9は、それぞれ、各種の熱可塑性プラスチック、例えば、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、アイソタクティックポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンあるいはエチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同志のランダムあるいはブロック共重合体などの各種オレフィン系樹脂、好適には、各種ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いての射出成形や圧縮成形などにより成形される。
一方、図6の展開図を参照して、紙容器1は、厚紙などからなる紙シート50を折り曲げることにより形成される。即ち、図6から理解されるように、この紙シート50には、上下方向に延びている4本の折り曲げ線51と水平方向に延びている2本の折り曲げ線53とが形成されており、2本の水平折り曲げ線53の間の部分が紙容器1の直胴部54となり、下方の水平折り曲げ線53の下側の部分が紙容器1の底面となる。また、上方の水平折り曲げ線53の上側の部分が紙容器1の上部傾斜面となる部分である。
また、底面となる部分では、互いに対面する一対の部分が三角形状に折り込まれる部分となり、下方に突出した部分が貼り代となる部分であり、折り曲げにより、容易に底面が形成されるようになっている。
さらに、上部傾斜面となる部分には、互いに対面する一対の部分に折り曲げたときに谷線となる傾斜折り曲げ線57,57が形成され、三角形状の凹んだ傾斜面60aとなるようになっており、他方の対の部分は、このような傾斜線は形成されておらず、折り曲げたときにフラットな傾斜面60bが形成されるようになっている。
また、フラットな傾斜面60bとなる部分の一方には、開口Xが形成されている。
尚、上記の紙シート50から組み立てられて図1に示す紙容器1が形成されることとなる。
この場合、前述したプラスチック注出具3は、スパウト7にキャップ9が装着された状態で、紙シート50の開口Xにスパウト7の筒状体10を通し、前述した爪23により仮止めした状態で環状板13の上面に、紙シート50の開口Xの周縁部を加熱圧着することにより、溶着固定される。プラスチック注出具3は、通常、紙シート50を折り曲げる前の段階、或いは、上下方向に延びている折り曲げ線51を折り曲げ、筒状形状の直胴部54を形成し、胴部部分を接着固定した段階で行われ、次いで、下方の水平折り曲げ線53を折り曲げて底面を接着固定し、さらに、内容液を充填した後、最後に上方の水平折り曲げ線53及び傾斜折り曲げ線57,57を折り曲げて上部傾斜面60a,60bを形成して上端を接着固定することにより、紙製包装体が得られる。
上記のような紙製包装体において、本発明の説明の為の例を説明すると、紙シート50の直胴部54となる部分には、箱型の紙容器1を形成するための折り曲げ線とは別個に、折り曲げ誘導ライン63,63が形成されている(図1及び図6参照)。これらの折り曲げ誘導ライン63は、それぞれ垂直方向に延びており、その延長線63aが、開口Xの中心部(即ち、紙容器1に固定されているスパウト7の環状板13の中心部)を跨ぐようになっている。このような折り曲げ誘導ライン63を形成することにより、使用後の紙容器1から注出具3を容易に取り除くことが可能となる。
即ち、図7に示されているように折った後、使用済みの紙容器1について、折り曲げ誘導ライン63に沿って紙容器1を折り曲げると、開口部Xが形成されている傾斜面60bの部分も延長線63aに沿って折り曲げられ、この結果、紙容器1に接着固定されている環状板13も紙容器1の傾斜面60bと同様に折り曲げられ、一方、スパウト7の筒状体10は折り曲げられるものではなく、従って、環状板13と筒状体10とを連結している分別用スコア11の半分が破断し、スパウト7の筒状体10の半分が紙容器1から分離してフリーの状態となる。従って、この筒状体10を引っ張ると、残りの分別用スコア11は破断し、この結果、図8に示されているように、紙容器1から完全に分離することとなる(図8では、キャップ9は省略されている)。
このように、本発明の紙製包装体によれば、紙容器1を折り曲げ誘導線63に沿って紙容器1を折り曲げるという廃棄に際して通常行われる作業によってプラスチック製の注出具3を紙容器1と分離することができる。
このため、紙容器1からの注出具3の分離作業は極めて容易であり、しかも、紙容器1に折り曲げ誘導ライン63に沿っての折り曲げ表示さえしておけば、格別の説明無く、注出具3を紙容器1から分離することができ、一般の消費者には極めて判り易い。
上述した図6には、フラットな傾斜面60bに連なる直胴部54のそれぞれに折り曲げ誘導ライン63が形成されているが、開口Xが形成されているフラットな傾斜面60bに連なる直胴部54にのみ折り曲げ誘導ライン63を形成することも可能である。しかしながら、図6に示されているように、フラットな傾斜面60bに連なる直胴部54のそれぞれに折り曲げ誘導ライン63を形成しておくことが、折り曲げ易さの観点から好適である。即ち、一方の折り曲げ誘導ライン63を山線とし、他方の折り曲げ誘導ライン63を谷線として、紙容器1を容易に折り曲げることができるからである。
また、図6の例において、開口Xが形成されているフラットな傾斜面60bに連なる直胴部54に形成されている折り曲げ誘導ライン63は、その延長線63aが開口Xの中心部(紙容器1に固定された環状板13の中心に相当)を跨ぐように形成されているが、折り曲げ誘導ライン63に沿って紙容器1を折り曲げたときに、環状板13を連結している分別用スコア11の約半分が破断し、筒状体10を引っ張ることにより残りの分別用スコア11を容易に破断し得る限り、延長線63aが開口Xの中心Oから多少ずれていてもよい。
さらに、上述した例では、折り曲げ誘導ライン63は、その延長線63aが開口Xの中心部を跨ぐように形成されているが、この折り曲げ誘導ライン63がそのままフラットな傾斜面60bにまで延びて開口Xの中心部を跨ぐように形成することが好適である。
同様に、本発明では、折り曲げ誘導ライン63を直胴部54に形成せず、凹んだ傾斜面60a及びフラットな傾斜面60bの部分に形成し、この傾斜面60a,60bの部分を折り曲げることにより注出具3を紙容器1から分離することも好適である。
上記のように、本発明では、紙容器1に接着固定されている環状板13が分別用スコア11により筒状体10の下端部(台座21)に連結されているため、折り曲げ誘導ライン63に沿って紙容器1を折り曲げたときに、分別用スコア11が破断し、この結果、筒状体10が紙容器1から分離するのであるが、このような分別用スコア11(環状の薄肉部)に代えて、ミシン目等の弱化線や径方向に延びている破断可能なブリッジを複数設けて弱化部を形成することも可能である。しかしながら、これらの手段により弱化部を形成する場合には、この弱化部に空間が形成されてシール性が損なわれてしまうため、弱化部を覆うように樹脂フィルムを弱接着により設けて該空間を塞ぐことが必要となってしまう。しかるに、前述した分別用スコア11により弱化部を形成する場合には、上記のような空間が形成されず、従って、空間を塞ぐような樹脂フィルムを設ける必要は無く、コストや生産性などの点で有利となる。
本発明の紙製包装体は、分別廃棄性に優れ、格別の工具を用いることなく、紙容器1を折り曲げるという単純でしかも判りやすい作業でプラスチック製注出具3を紙容器1から分離して廃棄することができる。
1:紙容器
3:プラスチック製の注出具
7:スパウト
9:キャップ
10:筒状体
11:薄肉部(分別用スコア11)
13:環状板
50:紙シート
63:折り曲げ誘導ライン
63a:折り曲げ誘導ラインの延長線
X:開口

Claims (2)

  1. 紙シートを箱型形状に折り曲げることによって形成され且つ容器内容液を注ぎ出すための開口が設けられている紙容器と、該紙容器に固定されたプラスチック製注出具とからなる紙製包装体において、
    前記プラスチック製注出具は、前記紙容器の開口の周縁に固定されているスパウトと、該スパウトに開閉自在に設けられるキャップとからなり、
    前記スパウトは、前記キャップが被せられる筒状体と、該筒状体の外面の下端部分に外方に延びる環状板が設けられ、該環状板の内周側上面に破断可能な環状の薄肉部が形成されており、該薄肉部より径方向外方の該環状板の上面が前記紙容器の開口周縁に接着固定される接着領域となっており、該薄肉部の破断によって該薄肉部より外方の該環状板が該筒状体と完全に分離される構造となっており、
    前記紙容器の開口及び前記スパウトの筒状体の内部空間を通して容器内容液の注ぎ出しが行われると共に、
    前記紙容器には、該紙容器を形成するための折り曲げ線とは別個に、該紙容器を折り曲げるための折り曲げ誘導ラインが形成されており、該折曲げ誘導ラインが、該紙容器に固定されている前記スパウトの環状板の薄肉部を跨ぐように延びかつ該紙容器の開口を跨いでいることを特徴とする紙製包装体。
  2. 前記折り曲げ誘導ラインが、前記紙容器に固定されている前記スパウトの環状板の中心部を通り前記薄肉部を跨ぐように延びている請求項1に記載の紙製包装体。
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