JPH0577827A - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JPH0577827A
JPH0577827A JP4028306A JP2830692A JPH0577827A JP H0577827 A JPH0577827 A JP H0577827A JP 4028306 A JP4028306 A JP 4028306A JP 2830692 A JP2830692 A JP 2830692A JP H0577827 A JPH0577827 A JP H0577827A
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    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/02Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body
    • B65D5/06Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body with end-closing or contents-supporting elements formed by folding inwardly a wall extending from, and continuously around, an end of the tubular body
    • B65D5/064Rectangular containers having a body with gusset-flaps folded outwardly or adhered to the side or the top of the container
    • B65D5/065Rectangular containers having a body with gusset-flaps folded outwardly or adhered to the side or the top of the container with supplemental means facilitating the opening, e.g. tear lines, tear tabs

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 開封用表示を設けた包装容器。 【構成】 骨格層8がプラスチックと、全重量の50−
80%のフィラーとを含む包装材で形成し、この包装材
に破断マーク9を設け、この破断マーク9をこの骨格層
8にその厚さが10−30%に達する深さで延設した連
続する溝で形成した包装容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折畳み成型、熱成型、も
しくは他の機械的処理によりストリップもしくは前処理
した可撓性包装材から成型され、前記包装材を開放容易
とするために壁部に破断マークを配置し、破断マークを
破ることによりこの破断マークにより区画された壁部の
一部を完全に引き離し、あるいは破断して対応する開口
を露出させ、この開口を介して内容物を注出することが
できる型式の包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】包装技術において紙、もし
くはカードボード製の1以上の骨格層と、プラスチッ
ク、通常はポリテン製の外側層とを含む薄板状の可撓性
包装材から形成された使い捨て形の完成した消費者向け
包装が永く使用されてきた。これらのいわゆる使い捨て
形包装は工業的に大規模に成型し、充填し、かつ閉鎖す
る、合理的、かつ近代的な機械を使用して製造する場合
が現在非常に多い。
【0003】例えば、包装材のストリップからそのよう
な使い捨て形包装は、まずストリップの2つの縦方向の
縁を縦方向に重なるように互いに接合してストリップを
チューブ状に成型することにより製造される。このチュ
ーブに内容物を充填し、チューブの内容物の位置以下で
チューブの縦方向に沿って繰り返し側方からシーリング
を行うことにより、閉鎖され、かつ内容物が充填された
包装ユニットに分割される。このクッション状包装ユニ
ットは側方のシーリング領域において切断することによ
り互いに分割され、最終成型およびシーリング工程によ
り所望の、通常平行六面体の最終形状に形成され、上記
工程中、上方の2つの三角形状の二重壁コーナーフラッ
プは折畳まれ、包装の隣接した対向側部にシールされ、
下方の2つの三角形状の二重壁コーナーフラップは内側
に湾曲され、包装の底端部にシールされる。そのような
平行六面体形状の使い捨て形包装の周知の例がテトラブ
リック(登録商標)であり、このテトラブリックは包装
し、かつ特に、ミルク、ジュース、ワイン等のような飲
料を輸送するために使用される。
【0004】上述のタイプの使い捨て形包装の他の周知
例はテトラトップ(登録商標)であり、このテトラトッ
プも包装し、かつ特に、ミルク、ジュース、ワイン等の
ような飲料を輸送するために使用される。この公知の使
い捨て形包装は前処理した紙、もしくはカードボードを
ベースとした包装材から製造され、この包装材の2つの
縦方向の縁をまず縦方向に重なるように互いに接合して
チューブ状に成型することにより製造される。包装の上
部に対応するチューブの一方の開放端はプラスチック製
蓋により閉鎖され、この蓋はチューブ端部の所定位置に
射出成型される。それから、チューブに内容物を充填
し、チューブの端部を折畳み成型することにより閉鎖し
て上述の包装と同じタイプの底部クロージャを形成す
る。
【0005】使い捨て形包装及び一般的に包装に要求さ
れるのは、勿論包装する製品に可能な最良の機械的及び
化学的保護を与えることであるが、器具、例えばはさみ
を必要とせずに開放容易でなければならないし、また包
装の内容物は包装の開口から一体的、かつ向きの揃った
流れで注出可能でなければならない。
【0006】良好な開放及び注出特性の要求を充足する
ために、公知の包装になんらかの開放装置、例えばスウ
ェーデン特許第344725号明細書に記述されている
ような、包装壁に形成された破断マークを設ける場合が
非常に多い。スウェーデン特許第344725号明細書
に記述されているタイプのテトラブリックカンの使い捨
て形包装に設けるのが好ましい、この開放装置は包装の
一方の上方コーナーフラップに設けられ、コーナーフラ
ップの先端部と、包装上部の1側に対応するコーナーフ
ラップのベース線との間の領域において全コーナーフラ
ップの回りを延在する、切取り破断マークから成る。包
装はコーナーフラップを引き離し、包装の隣接側にシー
ルされた下方に向いたシール位置から上方に湾曲するこ
とにより開放し、その後切取り破断マークの外側に位置
するフラップの一部を掴み、フラップの回りに延在する
切取り破断マークを破ることにより完全に破断してパイ
プ状開口を露出させ、この開口から内容物を注出するこ
とができる。
【0007】この種の開放装置は簡単、かつ製造容易
で、製造するのに複雑な別個の装置を必要としないが、
開口輪郭の回りに不均一で、すりきれた破断縁を形成す
る場合が多く、この破断縁は包装内の内容物を所望の一
体的、かつ向きの揃った流れで注出する機能の重大な低
下を生じさせる。この問題は骨格層のファイバ状材料を
開口全輪郭の回りに露出させることにより更に悪化し、
このファイバ状材料は容易に液体を吸収し、比較的短時
間後、パイプ状フラップ開口を軟化させ、かつ取扱い困
難にして更に悪化し、最後には注出機能を完全に喪失す
る場合がある。
【0008】しかし、上述の種類の使い捨て形包装は紙
及びカードボード層、あるいはその他の吸水性材料層を
全く使用しない他の公知の包装材料からも製造可能であ
る。例えば、欧州特許出願公開第353991号及び第
353496号明細書は吸水性ファイバ状層を使用しな
い包装材を開示し、この包装材は例えば、テトラブリッ
クタイプの包装材に折畳み成型するのに十分な可撓性を
有している。この公知の包装材は剛性骨格層を含み、こ
の骨格層はプラスチックと、骨格層全重量の50%と8
0%との間の量のフィラーとから形成されている。骨格
層中のプラスチックは好ましくはポリテン、ポリプロピ
レン等のようなポリオレフィンである。好ましくは、A
STM(アメリカ材料試験協会)(2.16kg;230
℃)の10以下の溶解指標を有するプロピレンホモポリ
マー、あるいはASTM(2.16kg;230℃)の
0.5と5との間の溶解指標を有するエチレン/プロピ
レンコポリマーのようなポリプロピレンをベースとした
プラスチックが使用される。しかし、欧州特許出願公開
第353991号明細書も第353496号明細書も記
述した包装材製の包装をどのように形成して、開放容易
とし、更に内容物を一体的、かつ向きの揃った流れで注
出可能とするかの1例も開示していない。
【0009】従って、本発明の目的は公知の包装容器に
固有な問題を発生させずに上述のタイプの容易に開放さ
れる包装容器の回りに表示を設けることである。
【0010】他の目的は吸水紙、もしくはカードボード
をベースとした包装材料を使用せずに、包装容器に良好
な開放及び注出機能を与えることである。
【0011】これらの、更に本発明による他の目的及び
利点は、骨格層を含む包装材から製造し、この骨格層は
プラスチックと、骨格層全重量の50%と80%の間の
量のフィラーとから形成し、更に上述の破断マークを、
上記骨格層に形成された、前記包装材を弱化する、連続
した溝、もしくは同様な直線状凹部から構成するという
特性を包装容器に与えることにより達成される。
【0012】
【課題を解決するための手段、構成及び効果】従って、
本発明により、スウェーデン特許第344725号明細
書に記述された開放装置の利点と、欧州特許出願公開第
353991号明細書及び第353496号明細書に開
示された公知の包装材により提供される利点とを、包装
材が製造容易で、かつ開放容易なように、1つの同じ包
装容器に組合わせることが可能であることが分かった。
特に、本発明により、破断マークに沿って破断後に、開
放された包装容器の開口全輪郭の回りに形成される破断
縁部は非常に均一となり、破断により紙、もしくはカー
ドボードをベースとした包装材料において不可避的に発
生する、内容物を注出する際の障害となる破断へり、も
しくは破断ふちが実際上完全に形成されないことが分か
った。包装材の固有の破断抵抗は確かに比較的高いが、
包装材に破断マークを設け、この破断マークに沿って破
断すれば非常に低くすることが可能であり、この場合に
非常に驚ろくべきことに、破断マークの貫入深さが骨格
層の全厚さのわずか10−30%であっても、例えば切
取り破断マークを有する紙材を破る際に要求される力よ
りかなり小さな破断力で楽に破断可能なことが分かっ
た。
【0013】壁部の開放可能部の引き離し、もしくは破
断を更に容易にするために、本発明による包装容器に、
壁部の一部に接続した把持リング、もしくは把持フラッ
プのような把持容易な把持装置を設けることが可能であ
り、把持リング、もしくは把持フラップは壁部の引き離
し、もしくは破断部の一体部材、もしくは全体とするこ
とができる。
【0014】上述のテトラブリックタイプの包装容器に
おいて、上記破断マークは好ましくは包装上部の1側に
対応するコーナーフラップのベース線と、コーナーフラ
ップの先端部との間の領域において容器上方の一方の三
角形コーナーフラップの回りに配置可能であり、従っ
て、開口を形成する壁部の破断部はコーナーフラップの
先端部の方向で破断マークの外側に配置されたコーナー
フラップの一部の全体から成り、この破断部は同時に破
断を容易にする把持装置として機能する。
【0015】本発明の包装容器の更に有利な実施例は添
付従属請求項に記載した特徴として更に加えることが可
能である。
【0016】特に、添付図面を参照して本発明について
更に詳細に説明する。
【0017】
【実施例】上方のコーナー部のみが示されている本発明
の包装容器の全体が図1及び2に符号1で示されてい
る。包装容器1は公知のテトラブリックタイプのもので
あり、この容器は互いに対の状態で対向する4つの側壁
部2及び3と、ほぼ平坦状の上側部4とを備える角柱の
外形を有し、この上側部は、1つだけが図示されている
2つの対向側部5上に二重壁の三角形コーナーフラップ
6を備え、このコーナーフラップは夫々接続し、上側部
4と隣接した各側壁部2との間の遷移部を形成する。包
装容器1は上側部4を横切って一方のコーナーフラップ
6の先端部6aから他方のコーナーフラップ(図示せ
ず)の先端部に延在するシールフィン7を更に備え、上
側部において包装材の対向縁部は上側部4とコーナーフ
ラップ6とを夫々閉鎖するシールシームで内側と内側と
を合わせて互いに接合される。包装容器の2つの上方の
コーナーフラップ6はシールフィン7の対応端部と共
に、邪魔とならないように、また輸送中の取扱いの際の
保護を図るために下方に湾曲され、隣接する各側壁部2
にシールされる。
【0018】図1及び2に示す公知タイプの包装容器は
従来は可撓性包装材のストリップから、まずストリップ
の2つの縦方向の縁を縦方向に重なって接合するように
互いに接合してチューブ状に成型することにより製造さ
れる。チューブに内容物を充填し、チューブの内容物の
位置以下でチューブの軸に沿って繰り返し側方からシー
リングを行うことにより、閉鎖された包装ユニットに分
割される。クッション状包装ユニットはチューブ側方の
シーリング領域において切断することにより互いに分割
され、最終成型およびシーリング工程により所望の、通
常平行六面体の最終形状に形成され、上記行程中、2つ
の上方の三角形状の二重壁コーナーフラップは下方に折
畳まれ、図1に示すように包装の隣接した側部にシール
される。
【0019】本発明の包装容器1は上述の2つの欧州特
許出願公開第353991号及び第353496号明細
書に記述され、図3中、線III −III に沿う部分に対称
形状で示されているタイプの可撓性包装材から製造され
る。
【0020】従って、包装材は剛性骨格層8を備え、こ
の骨格層はプラスチックと、骨格層全重量の50%と8
0%との間の量のフィラーとから形成される。骨格層8
のプラスチックは好ましくはポリテン、ポリプロピレン
等のようなポリオレフィンプラスチックであり、ポリプ
ロピレンをベースとしたプラスチックが骨格層の最も好
ましいプラスチックである。そのようなポリプロピレン
をベースとしたプラスチックの例はASTM(2.16
kg;230℃)の10以下の溶解指標を有するプロピレ
ンホモポリマー及びASTM(2.16kg;230℃)
の0.5と5との間の溶解指標を有するエチレン/プロ
ピレンコポリマーであってもよい。勿論、これら2つの
上記ポリプロピレンをベースとしたプラスチックの中で
エチレン/プロピレンコポリマーは、低温、例えば8℃
以下の温度でも良好なシール特性及び機械的抵抗特性を
保持するので最も好ましい。骨格層8のフィラーは白
亜、雲母、滑石、粘土等、好ましくは白亜のような業界
で知られている粒状及び/またはフレーク状フィラーで
あってもよい。フィラーの量は骨格層全重量の50%と
80%との間で変動するが、好ましくは約65重量%で
ある。
【0021】骨格層の厚さは包装材を折畳み成型する
か、熱成型するか、もしくは他の方法で機械成型するか
により変動可能であるが、一般的に150−1400μ
mの範囲内である。前処理した、もしくはストリップ包
装材を折畳み成型により包装容器を製造する場合、骨格
層8は好ましくは、厚さ範囲の下方部、例えば150−
300μmの厚さを有し、一方包装材を熱成型、もしく
は他の機械的処理により包装容器を成型するのに使用す
る場合、厚さ範囲の上方部、例えば1000−1400
μmの範囲の厚さを有するのが好ましい。包装材を図1
及び2に示すタイプの包装容器、もしくはミルク、ジュ
ース、ワイン等のような飲料を搬送する他の従来のタイ
プの包装容器を製造するのに使用する場合、骨格層は約
400μmの厚さを有してもよく、この厚さは折畳み成
型により容易に形成可能とする充分な可撓性を包装材に
与え、同時に製造された包装に所望の形状安定性を与え
る。
【0022】図1の包装容器1を開放し、内容物を注出
するとき、コーナーフラップ6を下方に湾曲したシール
位置から引き離し、図2に示す開放位置になるまで外方
に、かつ上方に湾曲し、その後コーナーフラップを、コ
ーナーフラップのベース線5とこのコーナーフラップの
先端部6aとの間の全コーナーフラップ6の回りを延在
する、図1の点線で示した破断マーク9に沿って破断し
てパイプ状開口10(図2)を露出させ、この開口を介
して容器の内容物を注出することができる。
【0023】本発明の破断マーク9は骨格層8の包装材
を弱化する、連続した溝、もしくは同様な直線状凹部か
ら、好ましくは図3に示したように、容器の外側に対応
する、骨格層の1側に切り込まれた溝から成る。溝9の
貫入深さが増加すると包装材は弱化し、従って貫入深さ
が増加すると包装材の破断抵抗が減少することは自明で
あるが、本発明により材料の充分な弱化と包装材の充分
に低い破断抵抗は驚くことに骨格層の厚さが上記厚さ範
囲、即ち150−1400μmの下方部、もしくは上方
部の範囲内にあると否とに拘らず、骨格層の全厚さのわ
ずか数%に相当する非常に小さな貫入深さで達成される
ことが分かった。更に詳細に説明すると、骨格層8の全
厚さのわずか10−30%に相当する貫入深さを有する
破断マーク9の場合、骨格層の固有破断抵抗は60−8
0%減少し、それにより上述の方法で破断マークに沿っ
て容易に破断可能な材料から製造された包装容器の材料
に充分に良好な弱化を与える。従って、約400μmの
厚さの骨格層の場合、約30μmの貫入深さで充分であ
る。包装材がそのような破断マークにより容易に破れる
ことの他に、更に注出開口10の全輪郭回りの破断縁は
直線状で、かつ非常に均一となり、従来の紙、もしくは
カードボードをベースとした包装材を破断後に形成され
る、注出の障害となる破断へり、もしくは破断ふちを突
起させることはない。本発明の包装容器の包装材は液体
吸収ファイバ状層を全く有していないので、例えば、注
出中、容器内の内容物と接触したときの液体吸収のため
に露出した破断縁が消極的効果を持つようになる危険性
はない。
【0024】開口を形成し、破断マークにより区画され
た壁部の一部の破断を更に容易にするために、包装容器
1に容易に把持可能な把持装置を設けることが可能で、
この把持装置により壁部の一部を容易に破ることができ
る。そのような把持装置は例えば、壁部の破断部の一体
部材、例えば、コーナーフラップ部、もしくは壁部の一
部に取り付けられた別体の引っ張りタブ、もしくは引っ
張りリングから構成可能である。図1の示す例におい
て、破断マーク9外側の全コーナーフラップ部は上記把
持装置として機能する。
【0025】図3に示すように、図1の包装容器の包装
材に、包装材のシール特性を改善し、かつ/あるいは望
む場合下方の骨格層8を保護するため、骨格層8の1側
に接合された外側シール層及び/もしくは保護層11を
設けることができる。外側層11は約5−50μmの厚
さとすることができ、好ましくは骨格層8のプラスチッ
クと同じタイプのプラスチックから形成される。骨格層
8と外側層11に同一のプラスチックを使用する利点
は、包装材が再生及び再利用の双方が容易な均質材料と
なり、従って、包装材が可能な最も少ない廃棄材料で製
造可能ということである。更に、包装材は環境の観点よ
り非常に有利な材料となる。
【0026】特定の好ましい、かつ特に顕著な実施例を
参照して本発明について記述したが、本発明の概念の範
囲内において単に1例として記述した詳細な実施例の微
細、かつ密接な修正により本発明を実施に移すことも可
能であることは当業者には明らかである。例えば、破断
マークは切り込まれた溝とする必要はなく、材料の熱圧
縮、もしくは熱可撓性変形により骨格層に形成された凹
部とすることができ、更に破断マークは図示した包装材
のコーナーフラップの丸まった部分以外のいかなる所望
のところにも配置可能である。従って、破断マークは包
装容器の上部と底部との間において包装容器全体の回り
を延在する2つの平行な溝とすることができ、この場
合、壁部の破断部は溝間に位置する壁部から構成され
る。本発明においては、破断マークは完全に破ることを
意図されている壁部の閉鎖部を区画する必要はなく、例
えば、包装の上部に形成されたU字状の溝であってもよ
く、この場合、開口を形成する壁部の一部はU字状の溝
内に位置する、包装上部の一部から成り、包装開口上の
このU字状の溝は全体を取り外さなくても引き離される
ようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開放装置を設けた従来のタイプの包装
容器の上方コーナーフラップの斜視図。
【図2】開放後の図1の包装容器の対応する斜視図。
【図3】図1の線III −III に沿う拡大部分図。
【符号の説明】
1 包装容器 2 側壁部 3 側壁部 4 上側部 5 側部 6 コーナーフラップ 7 シールフィン 8 骨格層 9 破断マーク 10 開口 11 外側層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折畳み成型、熱成型、もしくは他の機械
    的処理によりストリップもしくは前処理した可撓性包装
    材から成型され、前記包装材を開放容易とするために壁
    部に破断マーク(9)を配置し、この破断マークを破る
    ことによりこの破断マークにより区画された壁部の一部
    を完全に引き離し、あるいは破って対応する開口(1
    0)を露出させ、この開口を介してその内容物を注出す
    ることができる型式の包装容器であって、前記包装容器
    は骨格層(8)を有する包装材から製造され、この骨格
    層はプラスチックと、骨格層全重量の50%と80%と
    の間の量のフィラーとから形成し、前記破断マーク
    (9)は前記骨格層に形成された、前記包装材を弱化す
    る連続した溝、もしくは同様な直線状の凹部から成るこ
    とを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】 前記溝、もしくは凹部は前記骨格層の全
    厚さの10−30%の貫入深さを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の包装容器。
  3. 【請求項3】 前記壁部の一部の引き離し、もしくは破
    断を容易とする把持可能な把持装置を備えることを特徴
    とする請求項1または2に記載の包装容器。
  4. 【請求項4】 前記把持装置は前記壁部の引き離し、も
    しくは破断部の一部、もしくは全体で形成可能な把持リ
    ング、もしくは把持タブとして形成されることを特徴と
    する請求項3に記載の包装容器。
  5. 【請求項5】 前記破断マーク(9)は包装材の局部的
    圧縮、もしくは熱可塑性変形により形成された凹部から
    成ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記
    載の包装容器。
  6. 【請求項6】 前記骨格層のプラスチックはポリオレフ
    ィンであることを特徴とする請求項1から5のいずれか
    1に記載の包装容器。
  7. 【請求項7】 前記ポリオレフィンはASTM(2.1
    6kg;230℃)の10以下の溶融指標を有するポリプ
    ロピレンをベースとしたプラスチックであることを特徴
    とする請求項6に記載の包装容器。
  8. 【請求項8】 前記ポリオレフィンはASTM(2.1
    6kg;230℃)の10以下の溶融指標を有するプロピ
    レンホモポリマー、もしくはASTM(2.16kg;2
    30℃)の0.5と5との間の溶融指標を有するエチレ
    ン/プロピレンコポリマーであることを特徴とする請求
    項6または7に記載の包装容器。
  9. 【請求項9】 前記骨格層(8)のフィラーは粒状及び
    /またはフレーク状の白亜、雲母、滑石、粘土、もしく
    は業界で知られている同様なフィラーから成ることを特
    徴とする請求項1から8のいずれか1に記載の包装容
    器。
  10. 【請求項10】 前記骨格層(8)は包装容器の外側に
    対応する少なくともその1側に、骨格層(8)に良好に
    粘着され、骨格層のプラスチックと同じタイプのプラス
    チックから形成された外側保護層及び/またはシール層
    (11)を有することを特徴とする請求項1から9のい
    ずれか1に記載の包装容器。
  11. 【請求項11】 前記シール層(11)は5μmと50
    μmとの間の厚さを有することを特徴とする請求項10
    に記載の包装容器。
JP02830692A 1991-02-14 1992-02-14 包装容器 Expired - Fee Related JP3320761B2 (ja)

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