JP7409423B2 - ゲーブルトップ型容器 - Google Patents
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Description
上述したように、本願の出願人は、第一屋根パネル、第二屋根パネル、第一妻壁パネル、および第二妻壁パネルに、それぞれ、縦折り曲げ線を設けたゲーブルトップ型容器とすることにより、ストローを必要としない、飲み易い飲み口形状を得ることができるゲーブルトップ型容器を提案した。また、ゲーブルトップ型容器には、内容物の漏れを抑制するために、トップシール部の接着性の向上が求められている。そこで、本願の発明者らは、随意検討したところ、第一屋根パネルおよび第二屋根パネルにおける、トップシール部を構成する上端部である外側貼着片には、縦折り曲げ線を形成しない構成とすることにより、トップシール部の接着性が向上することを見出した。
図1(a)は、本実施形態のゲーブルトップ型容器を例示する斜視図である。図1(b)、(c)は、それぞれ、図1(a)のゲーブルトップ型容器の開封後の斜視図および上面図である。図2は、本実施形態のゲーブルトップ型容器の展開図である。図1および図2に示す本実施形態のゲーブルトップ型容器1Aは、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であり、第一側面パネルS1、第二側面パネルS2、第三側面パネルS3及び第四側面パネルS4の4枚の側面パネルが連接された筒状の胴部2と、胴部2の下端に連接し、四角形状を有する底部3と、胴部の上端に連接する切妻屋根部4とを有する。切妻屋根部4は、互いに対向する、第一側面パネルS1に連接した第一屋根パネルR1および第三側面パネルS3に連接した第二屋根パネルR2と、第一屋根パネルR1と第二屋根パネルR2との対向方向に交差する方向で互いに対向し、第一屋根パネルR1と第二屋根パネルR2との間に折り込まれる、第二側面パネルS2に連接した第一妻壁パネルW1および第四側面パネルS4に連接した第二妻壁パネルW2と、第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2の上端部ならびに第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2の上端部が接合されて形成されたトップシール部Tと、を備える。
(1)切妻屋根部
(a)屋根パネルおよび妻壁パネル
切妻屋根部は、互いに対向する、第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2と、第一屋根パネルR1と第二屋根パネルR2との対向方向に交差する方向で互いに対向し、第一屋根パネルR1と第二屋根パネルR2との間に折り込まれる、第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2とを有する。第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2は、それぞれ、第一側面パネルS1および第三側面パネルS3に横折り曲げ線yを介して連設されている。第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2は、それぞれ、第二側面パネルS2および第四側面パネルS4に横折り曲げ線yを介して連設されている。第一屋根パネルR1、第一妻壁パネルW1、第二屋根パネルR2、第二妻壁パネルW2は、この順に環状に連設されている。
本開示における切妻屋根部は第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2の上端部ならびに第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2の上端部が接合されて形成されたトップシール部Tを備える。
本開示では、第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2のそれぞれは、トップシール部Tを構成する上端部である外側貼着片12の下端中央Caから、第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2の下端中央C2に延びる縦折り曲げ線X1、X3を有し、かつ、第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2のそれぞれは、第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2の上端中央C3から下端中央C4に延びる縦折り曲げ線X2、X4を有する。このように4本の縦折り曲げ線を設けることで、これらの縦折り曲げ線を、トップシール部の接合を全て剥がして全面開口した後に山折りすることによって、開口部形状を、四角形よりも円形に近い多角形、例えば、八角形とすることができ、さらにその開口部形状を保持することができる。このような縦折り曲げ線は、いずれもが山折りとなるように形成されたものである。
本開示のゲーブルトップ型容器は、図3に示すように、第一妻壁パネルW1と第二妻壁パネルW2に、飲み口であることを示す飲み口表示部Q1を設けることが好ましい。第一屋根パネルおよび第二屋根パネルは、搬送時に人の手に触れるが、第一妻壁パネルと第二妻壁パネルは、人の手に触れないため、第一妻壁パネルの上端部または第二妻壁パネルの上端部を飲み口とすることで、衛生的で好ましい。また、第一妻壁パネルW1と第二妻壁パネルW2における内側貼着片15は容器外側の面が接合面(図3の展開図においては表裏面接着部)であるため、開封後は、表面(容器外側の面)が剥がれる可能性がある。従って、飲み口表示部Q1は、第一妻壁パネルW1と第二妻壁パネルW2における、内側貼着片15より下の折り込み片13と折り返し片14のいずれか一方または両方に印刷されることが好ましい。なお、図3における展開図においては、ゲーブルトップ型容器を形成する際に接着部となる箇所を、斜線で示している。
また、本実施形態のゲーブルトップ型容器は、図13(a)および図14に示すように、第一妻壁パネルおよび第二妻壁パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材U2、U4が設けられていることが好ましい。また、さらに、図13(b)に示すように、第一屋根パネルおよび第二屋根パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材U1、U3が設けられていることが好ましい。このような摘まみ部材については、第3実施形態で説明する。
本実施形態における第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2には、通常、プラスチック製の注出具が設けられない。従来、紙容器において、比較的容量の大きなものでは、紙容器自体に、予め円形の開口を形成しておき、この開口部に内容液の注出用流路を備えたプラスチック製の注出具を設けた紙製包装体が使用されているが、本実施形態におけるゲーブルトップ型容器は、飲み切りサイズであるため、このようなプラスチック製の注出具が設けられない。
筒状胴部2は、当該筒状胴部2の周方向(水平方向)に連なる4つの側面パネルS1、S2、S3、S4を備え、さらに通常、シールパネルS5備えている。図2に示す展開図のように、例えば、側面パネルS1、S2、S3、S4は、側面パネルS4に連なるシールパネルS5が側面パネルS1に加熱シールされることで、略角筒状の筒状胴部2を形成する。側面パネル同士は、それぞれ上下方向に延びる胴部縦折線aを介して連なっている。なお、図2に示す展開図においては、側面パネルS1-側面パネルS2-側面パネルS3-側面パネルS4-シールパネルS5の順に配置されているが、例えば、側面パネルS2-側面パネルS3-側面パネルS4-側面パネルS1-シールパネルS5の順に配置されていてもよい。この場合、シールパネルS5が側面パネルS2に加熱シールされることで、略角筒状の筒状胴部2を形成する。
底部3は、底部縦折線bを介して互いに連なるとともに、底部横折線cを介して側面パネルS1~S4の下端に連なる4つの底部パネルB1~B4と、底部パネルB4に底部縦折線bを介して連なるとともに、シールパネルS5の下端に連なるシールパネルB5とを備えている。底部パネルB2、B4には、一対の谷折線dが形成されている。
本開示のゲーブルトップ型容器の開口方法は、容器の切妻屋根部の双方の屋根パネル(R1、R2)(傾斜片と折り返し片の重なり部分)を、第一妻壁パネルW1の折り返しや折り込みにより形成された空洞部に親指を入れて親指と人差し指で握持し、外側に押し広げるように、トップシール部Tから双方の傾斜片と折り返し片の重なり部分を剥がして完全に押し広げる。今度は、剥がした双方の傾斜片と折り返し片の重なり部分の両端縁を親指と残りの指で挟むようにして押しつぶすような力を加えると、内側貼着片15が外側貼着片12から剥がれて、妻壁パネルの折り込み片や折り返し片が反り返って、開口する。次いで、反対側も同様に開口することで、トップシール部の接合が全て剥がれ、全面開口する。この際、第一屋根パネルと第一妻壁パネルと間の角部および第二屋根パネルと第二妻壁パネルとの間の角部を握持し、対角方向外側に引っ張り、その後、第一屋根パネルと第二妻壁パネルと間の角部および第二屋根パネルと第一妻壁パネルとの間の角部を握持し対角方向外側に引っ張ることで、全面開口しやすくなる。なお、引っ張る順序は、逆であってもよい。その後、各屋根パネルおよび各妻壁パネルに設けた4本の縦折り曲げ線で山折りすることで、開口部が、四角形よりも円形に近い多角形、例えば、八角形となる。
本開示のゲーブルトップ型容器の容量は、飲み切りサイズであれば、特に限定されるものではない。具体的には、500ml以下であり、250ml以下であってもよいし、200ml以下であってもよい。
本開示のゲーブルトップ型容器の材料は、上述したようなゲーブルトップ型の容器を形成可能であれば特に限定されないが、例えば、外層、紙を主体とした中間層、および内層を有する積層体を用いることができる。外層および内層は、シーラント層であり、ポリオレフィン系樹脂からなることが好ましい。ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル、エチレン・ビニルアルコール共重合体などの中から選択すればよい。また、中間層は、紙を主体とした層であり、紙単体、紙に他のプラスチック層を積層したもの、紙にバリア機能を有した層を積層したもの、紙に他のプラスチック層およびバリア機能を有した層を積層したもの等が挙げられる。具体的な積層体としては、例えば、ポリエチレン/紙/ポリエチレン、ポリエチレン/紙/ポリエチレン/バリア層(アルミ箔)/ポリエチレン、ポリエチレン/紙/ポリエチレン/バリア層/PET/ポリエチレンのような構成があげられ、バリア層としてはアルミ箔の他に、透明蒸着膜(例えば、酸化ケイ素蒸着膜)、アルミ蒸着膜などがあげられる。
本開示のゲーブルトップ型容器は、牛乳、乳飲料、ジュース等の飲料液体用の容器である。特に、学校給食等で提供される牛乳(通常、200ml)は、数が膨大であり、ストロー廃棄量も膨大となっていることから、本発明による脱プラスチックや海洋ゴミの削減の効果を顕著に得ることができる。
上述したように、本願の出願人は、第一屋根パネル、第二屋根パネル、第一妻壁パネル、および第二妻壁パネルに、それぞれ、縦折り曲げ線を設けたゲーブルトップ型容器とすることにより、ストローを必要としない、飲み易い飲み口形状を得ることができるゲーブルトップ型容器を提案した。また、ゲーブルトップ型容器は、良好な外観が求められている。そこで、本願の発明者らは、随意検討したところ、縦折り曲げ線を、横折り曲げ線と交差しないように設けることによって、皺やよれが生じ、印刷面の見栄えが低下することを抑制することができる。そのため、縦折り曲げ線を配置した場合にも、外観を損なう可能性がない。
図4は、本実施形態のゲーブルトップ型容器を例示する斜視図である。図5は、本実施形態のゲーブルトップ型容器の展開図である。図4および図5に示す本実施形態のゲーブルトップ型容器1Bは、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であり、第一側面パネルS1、第二側面パネルS2、第三側面パネルS3及び第四側面パネルS4の4枚の側面パネルが連接された筒状の胴部2と、胴部2の下端に連接し、四角形状を有する底部3と、胴部の上端に連接する切妻屋根部4とを有する。切妻屋根部4は、互いに対向する、第一側面パネルS1に連接した第一屋根パネルR1および第三側面パネルS3に連接した第二屋根パネルR2と、第一屋根パネルR1と第二屋根パネルR2との対向方向に交差する方向で互いに対向し、第一屋根パネルR1と第二屋根パネルR2との間に折り込まれる、第二側面パネルS2に連接した第一妻壁パネルW1および第四側面パネルS4に連接した第二妻壁パネルW2と、第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2の上端部ならびに第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2の上端部が接合されて形成されたトップシール部Tと、を備える。
上述したように、本願の出願人は、第一屋根パネル、第二屋根パネル、第一妻壁パネル、および第二妻壁パネルに、それぞれ、縦折り曲げ線を設けたゲーブルトップ型容器とすることにより、ストローを必要としない、飲み易い飲み口形状を得ることができるゲーブルトップ型容器を提案した。一方、より短時間で容易に、開口部形状を四角形よりも円形に近い多角形、例えば、八角形に変形することができることが求められている。そこで、本願の発明者らは、随意検討したところ、第一妻壁パネルおよび第二妻壁パネルのそれぞれに、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材を設けることにより、より短時間で容易に、開口部形状を四角形よりも円形に近い多角形、例えば八角形に変形できることを見出した。
図6は、本実施形態のゲーブルトップ型容器を例示する斜視図である。図7は、本実施形態のゲーブルトップ型容器の展開図である。図6および図7に示す本実施形態のゲーブルトップ型容器1Cは、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であり、第一側面パネルS1、第二側面パネルS2、第三側面パネルS3及び第四側面パネルS4の4枚の側面パネルが連接された筒状の胴部2と、胴部2の下端に連接し、四角形状を有する底部3と、胴部の上端に連接する切妻屋根部4とを有する。切妻屋根部4は、互いに対向する、第一側面パネルS1に連接した第一屋根パネルR1および第三側面パネルS3に連接した第二屋根パネルR2と、第一屋根パネルR1と第二屋根パネルR2との対向方向に交差する方向で互いに対向し、第一屋根パネルR1と第二屋根パネルR2との間に折り込まれる、第二側面パネルS2に連接した第一妻壁パネルW1および第四側面パネルS4に連接した第二妻壁パネルW2と、第一屋根パネルR1および第二屋根パネルR2の上端部ならびに第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2の上端部が接合されて形成されたトップシール部Tと、を備える。
さらに、第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2には、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材U2および摘まみ部材U4が設けられていることを特徴とする。
本実施形態のゲーブルトップ型容器は、第一側面パネル、第二側面パネル、第三側面パネル及び第四側面パネルの4枚の側面パネルがこの順に連接された筒状の胴部と、前記胴部の下端に連接し、四角形状を有する底部と、上記胴部の上端に連接する切妻屋根部と、を有し、上記切妻屋根部は、互いに対向する、上記第一側面パネルに連接した第一屋根パネルおよび上記第三側面パネルに連接した第二屋根パネルと、上記第一屋根パネルと上記第二屋根パネルとの対向方向に交差する方向で互いに対向し、上記第一屋根パネルと上記第二屋根パネルとの間に折り込まれる、上記第二側面パネルに連接した第一妻壁パネルおよび上記第四側面パネルに連接した第二妻壁パネルと、上記第一屋根パネルの上端部および上記第二屋根パネルの上端部、ならびに、上記第一妻壁パネルの上端部および上記第二妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシール部と、を備える、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であって、上記第一屋根パネルおよび上記第二屋根パネルは、それぞれ、上記トップシール部を構成する上記上端部である外側貼着片の下端中央から、上記第一屋根パネルおよび上記第二屋根パネルの下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、上記第一妻壁パネルおよび上記第二妻壁パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられたものである。
市販のゲーブルトップ型牛乳パック(内容量500ml)の注ぎ口およびその反対側を開封し、全面開口して牛乳を飲んだ。
図11のゲーブルトップ型容器50の展開図を組みたて、内容物である牛乳を入れて、ゲーブルトップ型牛乳パック(内容量500ml)を製造した。このゲーブルトップ型牛乳パックの注ぎ口およびその反対側を開封し、全開にして、各屋根パネルおよび各妻壁パネルに形成された縦折り曲げ線を山折りとし、開口部の形状を八角形として飲んだ。
図12に示される、第一妻壁パネルW1および第二妻壁パネルW2に、それぞれ、摘まみ部材U2、U4(ハーフカットにより形成されたプルタブ)が設けられているゲーブルトップ型容器1Dの展開図を組みたて、内容物である牛乳を入れて、ゲーブルトップ型牛乳パック(内容量500ml)を製造した。このゲーブルトップ型牛乳パックの注ぎ口およびその反対側を開封し、全開にして、摘まみ部材U2、U4を外側に引っ張り、各屋根パネルおよび各妻壁パネルの縦折り曲げ線を山折りとし、開口部の形状を八角形として飲んだ。
10人の被験者によって、開口部形状を八角形に変形しやすいか評価した。比較例の変形しやすさを「3」とし、参考例および実施例の変形しやすさを5段階で評価した。結果を表1に示す。
[評価基準]
1:比較例より八角形に変形しにくい
2:比較例より少し八角形に変形しにくい
3:比較例と同等
4:比較例より少し八角形に変形しやすい
5:比較例より八角形に変形しやすい
10人の被験者によって、比較例の飲みやすさを「3」とし、参考例および実施例の飲みやすさを5段階で評価した。結果を表2に示す。
[評価基準]
1:比較例より飲みにくい
2:比較例より少しのみにくい
3:比較例と同等
4:比較例より少し飲みやすい
5:比較例より飲みやすい
[1]第一側面パネル、第二側面パネル、第三側面パネル及び第四側面パネルの4枚の側面パネルがこの順に連接された筒状の胴部と、前記胴部の下端に連接し、四角形状を有する底部と、前記胴部の上端に連接する切妻屋根部と、を有し、前記切妻屋根部は、互いに対向する、前記第一側面パネルに連接した第一屋根パネルおよび前記第三側面パネルに連接した第二屋根パネルと、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの対向方向に交差する方向で互いに対向し、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの間に折り込まれる、前記第二側面パネルに連接した第一妻壁パネルおよび前記第四側面パネルに連接した第二妻壁パネルと、前記第一屋根パネルの上端部および前記第二屋根パネルの上端部、ならびに、前記第一妻壁パネルの上端部および前記第二妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシール部と、を備える、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であって、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルは、それぞれ、前記トップシール部を構成する前記上端部である外側貼着片の下端中央から、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルの下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、前記縦折り曲げ線は前記外側貼着片には形成されておらず、かつ、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、上端中央から下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネル、および前記第二妻壁パネルにそれぞれ配置された前記4本の縦折り曲げ線は、前記トップシール部の接合を全て剥がして全面開口した際に、前記4本の縦折り曲げ線のそれぞれを山折りとすることにより、開口部の形状が八角形形状のコップ状の器として変形するように機能する、ゲーブルトップ型容器。
[2]前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、横折り曲げ線を介して、前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルに連接されており、前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルが有する前記縦折り曲げ線は、それぞれ、前記横折り曲げ線を越えて、前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルにも形成されている、[1]に記載のゲーブルトップ型容器。
[3]前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、[1]または[2]に記載のゲーブルトップ型容器。
[4]さらに、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、[1]から[3]までのいずれかに記載のゲーブルトップ型容器。
[5]第一側面パネル、第二側面パネル、第三側面パネル及び第四側面パネルの4枚の側面パネルがこの順に連接された筒状の胴部と、前記胴部の下端に連接し、四角形状を有する底部と、前記胴部の上端に連接する切妻屋根部と、を有し、前記切妻屋根部は、互いに対向する、前記第一側面パネルに連接した第一屋根パネルおよび前記第三側面パネルに連接した第二屋根パネルと、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの対向方向に交差する方向で互いに対向し、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの間に折り込まれる、前記第二側面パネルに連接した第一妻壁パネルおよび前記第四側面パネルに連接した第二妻壁パネルと、前記第一屋根パネルの上端部および前記第二屋根パネルの上端部、ならびに、前記第一妻壁パネルの上端部および前記第二妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシール部と、を備える、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であって、前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、横折り曲げ線を介して、前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルに連接されており、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルは、それぞれ、前記トップシール部を構成する前記上端部である外側貼着片の下端中央から、前記横折り曲げ線から上側に所定の距離離れた位置までの間に縦折り曲げ線が形成され、かつ、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、上端中央から、前記横折り曲げ線から上側に所定の距離離れた位置までの間に縦折り曲げ線が形成され、前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネル、および前記第二妻壁
パネルにそれぞれ配置された前記4本の縦折り曲げ線は、前記トップシール部の接合を全て剥がして全面開口した際に、前記4本の縦折り曲げ線のそれぞれを山折りとすることにより、開口部の形状が八角形形状のコップ状の器として変形するように機能する、ゲーブルトップ型容器。
[6]前記縦折り曲げ線は、前記第一側面パネルおよび前記第三側面パネルのそれぞれに、前記横折り曲げ線から下側に所定の距離離れた位置から下方向に延びるように形成されており、かつ、前記第二側面パネルおよび前記第四側面パネルのそれぞれに、前記横折り曲げ線から下側に所定の距離離れた位置から下方向に延びるように形成されている、[5]に記載のゲーブルトップ型容器。
[7]前記縦折り曲げ線は前記外側貼着片には形成されていない、[5]に記載のゲーブルトップ型容器。
[8]前記縦折り曲げ線は前記外側貼着片には形成されていない、[6]に記載のゲーブルトップ型容器。
[9]前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、[5]から[8]までのいずれかに記載のゲーブルトップ型容器。
[10]さらに、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、[5]から[9]までのいずれかに記載のゲーブルトップ型容器。
[11]第一側面パネル、第二側面パネル、第三側面パネル及び第四側面パネルの4枚の側面パネルがこの順に連接された筒状の胴部と、前記胴部の下端に連接し、四角形状を有する底部と、前記胴部の上端に連接する切妻屋根部と、を有し、前記切妻屋根部は、互いに対向する、前記第一側面パネルに連接した第一屋根パネルおよび前記第三側面パネルに連接した第二屋根パネルと、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの対向方向に交差する方向で互いに対向し、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの間に折り込まれる、前記第二側面パネルに連接した第一妻壁パネルおよび前記第四側面パネルに連接した第二妻壁パネルと、前記第一屋根パネルの上端部および前記第二屋根パネルの上端部、ならびに、前記第一妻壁パネルの上端部および前記第二妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシール部と、を備える、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であって、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルは、それぞれ、上端中央から下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、かつ、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、上端中央から下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられており、前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネル、および前記第二妻壁パネルにそれぞれ配置された前記4本の縦折り曲げ線は、前記トップシール部の接合を全て剥がして全面開口した際に、前記4本の縦折り曲げ線のそれぞれを山折りとすることにより、開口部の形状が八角形形状のコップ状の器として変形するように機能する、ゲーブルトップ型容器。
[12]前記第二側面パネルおよび前記第四側面パネルは縦折り曲げ線を有する、[11]に記載のゲーブルトップ型容器。
[13]さらに、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、[11]または[12]に記載のゲーブルトップ型容器。
[14]前記第一側面パネルおよび前記第三側面パネルは縦折り曲げ線を有する、[11]から[13]までのいずれかに記載のゲーブルトップ型容器。
2 … 胴部
3 … 底部
4 … 切妻屋根部
S1,S2,S3,S4… 側面パネル
R1,R2… 屋根パネル
W1,W2… 妻壁パネル
X1,X2,X3,X4… 縦折り曲げ線
Claims (9)
- 第一側面パネル、第二側面パネル、第三側面パネル及び第四側面パネルの4枚の側面パネルがこの順に連接された筒状の胴部と、
前記胴部の下端に連接し、四角形状を有する底部と、
前記胴部の上端に連接する切妻屋根部と、を有し、
前記切妻屋根部は、
互いに対向する、前記第一側面パネルに連接した第一屋根パネルおよび前記第三側面パネルに連接した第二屋根パネルと、
前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの対向方向に交差する方向で互いに対向し、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの間に折り込まれる、前記第二側面パネルに連接した第一妻壁パネルおよび前記第四側面パネルに連接した第二妻壁パネルと、
前記第一屋根パネルの上端部および前記第二屋根パネルの上端部、ならびに、前記第一妻壁パネルの上端部および前記第二妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシール部と、を備える、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であって、
前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルは、それぞれ、前記トップシール部を構成する前記上端部である外側貼着片の下端中央から、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルの下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、前記縦折り曲げ線は前記外側貼着片には形成されておらず、かつ、
前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、上端中央から下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、
記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、横折り曲げ線を介して、前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルに連接されており、
前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルが有する前記縦折り曲げ線は、それぞれ、前記横折り曲げ線を越えて、前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルにも形成されており、
前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルにおける前記縦折り曲げ線の長さは、前記各側面パネルの縦方向長さの3/5以下であり、
前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネル、および前記第二妻壁パネルにそれぞれ配置された前記4本の縦折り曲げ線は、前記トップシール部の接合を全て剥がして全面開口した際に、前記4本の縦折り曲げ線のそれぞれを山折りとすることにより、開口部の形状が八角形形状のコップ状の器として変形するように機能する、ゲーブルトップ型容器。 - 前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、請求項1に記載のゲーブルトップ型容器。
- さらに、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、請求項2に記載のゲーブルトップ型容器。
- 第一側面パネル、第二側面パネル、第三側面パネル及び第四側面パネルの4枚の側面パネルがこの順に連接された筒状の胴部と、
前記胴部の下端に連接し、四角形状を有する底部と、
前記胴部の上端に連接する切妻屋根部と、を有し、
前記切妻屋根部は、
互いに対向する、前記第一側面パネルに連接した第一屋根パネルおよび前記第三側面パネルに連接した第二屋根パネルと、
前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの対向方向に交差する方向で互いに対向し、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの間に折り込まれる、前記第二側面パネルに連接した第一妻壁パネルおよび前記第四側面パネルに連接した第二妻壁パネルと、
前記第一屋根パネルの上端部および前記第二屋根パネルの上端部、ならびに、前記第一妻壁パネルの上端部および前記第二妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシール部と、を備える、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であって、
前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、横折り曲げ線を介して、前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルに連接されており、
前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルは、それぞれ、前記トップシール部を構成する前記上端部である外側貼着片の下端中央から、前記横折り曲げ線から上側に所定の距離離れた位置までの間に縦折り曲げ線が形成され、かつ、
前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、上端中央から、前記横折り曲げ線から上側に所定の距離離れた位置までの間に縦折り曲げ線が形成され、
前記縦折り曲げ線は、前記第一側面パネルおよび前記第三側面パネルのそれぞれに、前記横折り曲げ線から下側に所定の距離離れた位置から下方向に延びるように形成されており、かつ、
前記第二側面パネルおよび前記第四側面パネルのそれぞれに、前記横折り曲げ線から下側に所定の距離離れた位置から下方向に延びるように形成されており、
前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルにおける前記縦折り曲げ線の長さは、前記各側面パネルの縦方向長さの3/5以下であり、
前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネル、および前記第二妻壁パネルにそれぞれ配置された前記4本の縦折り曲げ線は、前記トップシール部の接合を全て剥がして全面開口した際に、前記4本の縦折り曲げ線のそれぞれを山折りとすることにより、開口部の形状が八角形形状のコップ状の器として変形するように機能する、ゲーブルトップ型容器。 - 前記縦折り曲げ線は前記外側貼着片には形成されていない、請求項4に記載のゲーブルトップ型容器。
- 前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、請求項4または請求項5に記載のゲーブルトップ型容器。
- さらに、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、請求項6に記載のゲーブルトップ型容器。
- 第一側面パネル、第二側面パネル、第三側面パネル及び第四側面パネルの4枚の側面パネルがこの順に連接された筒状の胴部と、
前記胴部の下端に連接し、四角形状を有する底部と、
前記胴部の上端に連接する切妻屋根部と、を有し、
前記切妻屋根部は、
互いに対向する、前記第一側面パネルに連接した第一屋根パネルおよび前記第三側面パネルに連接した第二屋根パネルと、
前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの対向方向に交差する方向で互いに対向し、前記第一屋根パネルと前記第二屋根パネルとの間に折り込まれる、前記第二側面パネルに連接した第一妻壁パネルおよび前記第四側面パネルに連接した第二妻壁パネルと、
前記第一屋根パネルの上端部および前記第二屋根パネルの上端部、ならびに、前記第一妻壁パネルの上端部および前記第二妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシール部と、を備える、容量500ml以下のゲーブルトップ型容器であって、
前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルは、それぞれ、上端中央から下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、かつ、
前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、上端中央から下端中央に延びる縦折り曲げ線を有し、
記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルは、それぞれ、横折り曲げ線を介して、前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルに連接されており、
前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルが有する前記縦折り曲げ線は、それぞれ、前記横折り曲げ線を越えて、前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルにも形成されており、
前記第一側面パネル、前記第三側面パネル、前記第二側面パネル、および前記第四側面パネルにおける前記縦折り曲げ線の長さは、前記各側面パネルの縦方向長さの3/5以下であり、
前記第一妻壁パネルおよび前記第二妻壁パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられており、
前記第一屋根パネル、前記第二屋根パネル、前記第一妻壁パネル、および前記第二妻壁パネルにそれぞれ配置された前記4本の縦折り曲げ線は、前記トップシール部の接合を全て剥がして全面開口した際に、前記4本の縦折り曲げ線のそれぞれを山折りとすることにより、開口部の形状が八角形形状のコップ状の器として変形するように機能する、ゲーブルトップ型容器。 - さらに、前記第一屋根パネルおよび前記第二屋根パネルには、それぞれ、開封後に外側に引っ張るための摘まみ部材が設けられている、請求項8に記載のゲーブルトップ型容器。
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JP2007112492A (ja) | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Masaki Naohara | ゲーブルトップ型紙容器の折り線 |
JP2011073748A (ja) | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Japan Crown Cork Co Ltd | 紙製包装体 |
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