JP5469352B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5469352B2
JP5469352B2 JP2009060244A JP2009060244A JP5469352B2 JP 5469352 B2 JP5469352 B2 JP 5469352B2 JP 2009060244 A JP2009060244 A JP 2009060244A JP 2009060244 A JP2009060244 A JP 2009060244A JP 5469352 B2 JP5469352 B2 JP 5469352B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
housing
locked
fuel supply
closing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009060244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010208687A (ja
Inventor
光浩 戸辺
純司 門脇
英明 片山
Original Assignee
トキコテクノ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トキコテクノ株式会社 filed Critical トキコテクノ株式会社
Priority to JP2009060244A priority Critical patent/JP5469352B2/ja
Publication of JP2010208687A publication Critical patent/JP2010208687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5469352B2 publication Critical patent/JP5469352B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

本発明は燃料供給装置に係り、特に筐体内に燃料供給機器及び料金支払い機等の機器が収納されるよう構成された燃料供給装置に関する。
例えば、車両に搭載された燃料タンクにガソリンまたは軽油等の燃料を供給する燃料供給装置は、金属パネルを組み合わせた筐体内にポンプ、流量計、電磁弁、配管などの燃料供給機器が収納されている。さらに、セルフサービス方式の場合には、燃料の供給量に応じた料金を支払うための料金支払い機(入金機)が筐体前面の扉に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
また、料金支払機は、燃料供給操作を行なう顧客が紙幣または硬貨を投入するための料金投入口を筐体前面の扉に有するとともに、紙幣や硬貨などの貨幣が保管される貨幣保管箱は筐体の内部に設けられた料金収納部に取り付けられている。この料金収納部には、貨幣保管箱を施錠するための内部施錠機構が設けられている。さらに筐体前面の扉には、料金投入口以外にも、例えば、設定用のタッチパネル、プリペイドカードやクレジットカードのカードリーダなども設けられている。
そして、筐体前面の扉は、外部施錠機構により施錠されており、施錠機構に鍵を挿入して解錠すると開閉可能となるように取り付けられている。従って、各施錠機構の鍵を所持している係員は、解錠操作を行なって扉を開くことにより、扉の内側に配された料金支払機から貨幣保管箱を回収したり、他の機器(タッチパネルやカードリーダなど)を点検する等の作業が行える。そして、貨幣保管箱の回収または各機器の点検等の作業が終了すると、扉を閉じて扉の施錠機構を施錠状態にする。
特開2005−47573号公報
しかしながら、上記燃料供給装置では、扉が筐体前面に対して回動可能に取付けられているので、扉の周縁部が筐体から若干浮いた状態で施錠される。そのため、扉と筐体前面と間には、1〜2mm程度の隙間が存在しており、例えば、バールのような工具の尖った先端を上記隙間に差し込んでてこの原理を使うと、扉の周縁部を変形させることが可能になる。このように施錠機構の近傍に位置する扉の周縁部を大きく変形させた場合、施錠機構による施錠が外れるおそれがあった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
)本発明は、燃料供給用機器を収納する筐体と、
該筐体の内部に収納され、燃料供給量に応じた料金を投入する料金支払い機と、
該料金支払い機が収納された収納部を開閉する扉と、
該扉を閉じた状態で施錠する施錠機構と、
前記扉の縁部と前記筐体の壁面との隙間を塞ぐ閉塞部材を設けた燃料供給装置において、
前記施錠機構は、
前記筐体の外部から鍵が挿入される鍵挿入部と、
前記鍵が前記鍵挿入部に挿入されて回動操作されることにより、前記筐体の内部の係止解除位置から係止位置に移動する被係止部材と、
前記被係止部材が係止位置に移動したとき、前記被係止部材の先端部分に当接して前記被係止部材に係合して扉開方向へ移動することを規制する第1の係合部材と、
前記被係止部材が係止位置に移動したとき、前記被係止部材の回動軸の近傍部分に係合して前記被係止部材を保持する第2の係合部材と、
前記第2の係合部材に設けられ、前記被係止部材が係止位置に移動したとき、前記扉側から前記被係止部材に作用する力に対し前記被係止部材において支点となる係合孔と、
を備えたことを特徴とする。
(2)本発明は、前記閉塞部材は、前記扉との間に生じる隙間が前記扉と前記筐体との間に生じる隙間よりも小さくなるように設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、被係止部材が係止位置に移動したとき、被係止部材の先端部分に当接して被係止部材に係合して扉開方向へ移動することを規制する第1の係合部材と、被係止部材が係止位置に移動したとき、被係止部材の回動軸の近傍部分に係合して被係止部材を保持する第2の係合部材と、第2の係合部材に設けられ、被係止部材が係止位置に移動したとき、扉側から被係止部材に作用する力に対し前記被係止部材において支点となる係合孔と、を有するため、被係止部材が第1、第2の係合部材に保持されることで被係止部材の変形を防止することが可能になる。

本発明による燃料供給装置の一実施例の正面図である。 本発明による燃料供給装置の筐体の一部を切断して示す側面図である。 設定器を拡大して示す正面図である。 設定器の内部を示す正面図である。 設定器の扉を閉めた状態を側方からみた縦断面図である。 図4中A−A線に沿う扉上部の縦断面図である。 図4に示す閉塞部材を変形させた状態を示す横断面図である。 図4中B−B線に沿う扉下部の縦断面図である。 図4中C−C線に沿うヒンジ部分の縦断面図である。 図4中D−D線に沿う施錠機構を示す横断面図である。 図10中E−E線に沿う縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1は本発明による燃料供給装置の一実施例を示す正面図である。図2は本発明による燃料供給装置の筐体の一部を切断して示す側面図である。図1及び図2に示されるように、燃料供給装置10は、セルフサービス方式の計量機からなり、事務所内に設置された管理コンピュータとSS−LANを介して双方向で通信可能に接続されている。
燃料供給装置10は、金属パネルを組み合わせた筐体20と、筐体20の前面、後面に配された設定器26A,26Bと、油種単価、供給量を表示する流量表示器28A,28Bとを有する。また、設定器26A,26B及び流量表示器28A,28Bは、燃料供給機24の前面側及び背面側の夫々に設けられている。尚、図1においては、前面側(A側)が見えるが、背面側(B側)は隠れて見えない。
また、筐体20の前面及び背面には、各油種(本実施例では、例えば、軽油、ハイオクガソリン、レギュラーガソリンの3種類の油種)毎のノズル30a〜30cが保持されるノズル掛け32a〜32cが設けられている。ノズル30a〜30cは、燃料供給機24の前面側及び背面側に各油種毎に3本ずつ設けられている。
また、各ノズル30a〜30cには、燃料が供給されるホース34a〜34cが接続されており、ホース34a〜34cは筐体20の上部に設けられたホース支持部36から吊下されている。さらに、各ホース34a〜34cは、筐体20の内部に配置された油種毎の燃料供給経路(図示せず)に連通されており、各燃料供給経路には流量計、電磁弁、ポンプなどの燃料供給機器が設けられている。
図3は設定器26Aを拡大して示す正面図である。図3に示されるように、設定器26Aは、開閉可能な扉40、50に設けられている。扉40、50は、左右方向に回動して開閉されるように、左右側面側の縁部に一対のヒンジ60が設けられている。また、扉40、50は、夫々中央部側の縁部が閉じた状態で施錠機構70により施錠されるように取り付けられている。
正面からみて左側の扉40には、入金額及び単価を表示する表示器42と、紙幣投入口44と、プリペイドカード投入口46と、プリペイドカード発券釦48とが設けられている。また、右側の扉50には、油種選択釦51a〜51cと、確認釦52と、取消釦53と、レシート発行口54と、レシート発行釦55と、インターホン56とが設けられている。さらに、扉50の中央部側縁部付近には、施錠機構70の鍵挿入部72が設けられている。
尚、紙幣投入口44、プリペイドカード投入口46、レシート発行口54には、透明樹脂板からなる防塵カバーが開閉可能に設けられている。図3においては、紙幣投入口44、プリペイドカード投入口46、レシート発行口54の前側に防塵カバーが図示されており、当該防塵カバーの内側に紙幣投入口44、プリペイドカード投入口46、レシート発行口54が配されている。
鍵挿入部72に挿入される鍵は、当該給油所の係員のみが所持している。当該係員は、設定器26Aの内側に配された各機器の点検、貨幣回収、プリペイドカードの回収・補充等の作業を行なう際に鍵を鍵挿入部72に挿入して回動操作することにより施錠機構70を解錠させて扉40、50を開くことができる。
図4は設定器26Aの内部を示す正面図である。尚、図4においては、ヒンジ60を除いて扉40、50を省略している。図4に示されるように、筐体20の内部には、設定器26Aの各機器を収納する収納部80が形成されている。
収納部80は、ケースからなり、中央に起立した仕切り壁90によって、左側の収納室80Aと、右側の収納室80Bとに画成されている。収納室80Aには、料金支払機82、及びカードリード・ライタ84が取り付けられている。
料金支払機82は、紙幣投入口44から投入された紙幣を引き込んで保管する貨幣保管箱83を有する。また、カードリード・ライタ84は、プリペイドカード投入口46に投入されたプリペイドカードのデータを読み込んだり、あるいは入金後にプリペイドカード発券釦48がオンに操作された場合に入金額のデータを書き込んだプリペイドカードを発券する。
収納室80Bには、レシート発行口54に給油した油種、給油金額などを印字したレシートを発行するレシート発行機86、インターホン56のスピーカ88、制御回路(基板)などが取り付けられている。
図5は設定器の扉を閉めた状態を側方からみた縦断面図である。図5に示されるように、扉40、50の上部、下部には、筐体20の前面との隙間を閉塞する工具挿入防止機構100、110が設けられている。
また、扉40、50の左右方向の縁部及びヒンジ部分にも工具挿入防止機構(詳細は後述する)が設けられている。
ここで、上記扉40、50の各辺に設けられた工具挿入防止機構について説明する。尚、本実施例では、扉40、50が夫々左右方向に開くように取り付けられているので、各扉40、50のヒンジ構造及び工具挿入防止機構も左右対称になっており、以下では一方の扉40について図示し、他方の扉50の図を省略すると共に、文中では対応する符合に括弧を付けて例えば、(50)と記載する。
図6は工具挿入防止機構100を拡大して示す縦断面図である。図6に示されるように、工具挿入防止機構100は、扉40(50)と筐体20の前面との隙間S1を外側から閉塞する第1の閉塞部材102と、扉40(50)と筐体20の前面との隙間S1を内側から閉塞する第2の閉塞部材104とを有する。
第1の閉塞部材102は、金属板をL字状に曲げたものであり、扉40(50)の上側縁部40a(50a)に沿うように延在形成されており、筐体20の前面に締結部材103により固定される固定部102aと、扉40(50)の上側縁部40a(50a)を覆うように水平方向に延在する閉塞部102bとを有する。
また、第1の閉塞部材102は、閉塞部102bが筐体20の前面と扉40(50)の上側縁部40a(50a)との隙間S1を外側から覆うため、隙間S1にバール等の工具の先端を挿入することを阻止する工具挿入防止部材として機能すると共に、塵埃が隙間S1から筐体20内に侵入することを防止する防塵部材も兼ねている。
尚、第1の閉塞部材102の閉塞部102bと扉40(50)の上側縁部40a(50a)との隙間S2は、上記隙間S1より小さい(S1>S2)。
第2の閉塞部材104は、筐体20前面の内側(裏面側)に溶接などにより固定される固定部104aと、固定部104aの下端より筐体20前面の表面側に曲げられた閉塞部104bと、閉塞部104bより下方に曲げられてU字状に形成された凹部104cとを有する。
また、第2の閉塞部材104は、閉塞部104bが筐体20の前面と扉40(50)の上側縁部40a(50a)との隙間S1を内側から覆うため、隙間S1にバール等の工具の先端が挿入された場合でも、挿入深さを制限する工具挿入防止部材として機能すると共に、凹部104cが隙間S1から侵入した雨水を扉40(50)の外側に排水する排水溝(トイ)も兼ねている。
図7は工具挿入防止機構100をこじ開ける様子を示す図である。図7に示されるように、例えば、バール106を用いて工具挿入防止機構100をこじ開ける場合、上記隙間S1が第1の閉塞部材102の閉塞部102bにより閉塞されているので、バール106の先端を上記隙間S1に直接挿入することができない。また、第1の閉塞部材102の閉塞部102bと扉40(50)の上側縁部40a(50a)との隙間S2にバール106の先端を挿入したとしても、隙間S2が狭いので、バール106の先端を深く挿入することができない。よって、バール106を用いて第1の閉塞部材102の閉塞部102bを図7のように変形させるには、時間がかかることになる。また、第1の閉塞部材102の閉塞部102bをめくりあげた後、バール106の先端を上記隙間S1に挿入するには、変形した閉塞部102bが邪魔して思うように扉40(50)の上側縁部40a(50a)を変形させることができない。
さらに、扉40(50)の上側縁部40a(50a)の内側には、第2の閉塞部材104が設けられているので、バール106の先端を上記隙間S1に挿入することができたとしても、バール106の先端が第2の閉塞部材104の閉塞部104bに当接してそれ以上深く挿入することができない。そのため、バール106の先端を上記隙間S1に挿入しても扉40(50)の上側縁部40a(50a)を変形させるのには、何回もバール106でこじるようにしなければならないので、かなりの時間がかかることになる。
図8は工具挿入防止機構110を拡大して示す縦断面図である。図8に示されるように、工具挿入防止機構110は、扉40(50)の下側縁部40b(50b)と筐体20の前面との隙間S3を外側から閉塞する閉塞部材112を有する。
閉塞部材112は、上記第1の閉塞部材102と同様に、金属板をL字状に曲げたものであり、扉40(50)の下側縁部40b(50b)に沿うように延在形成されており、筐体20の前面に締結部材103により固定される固定部112aと、扉40(50)の下側縁部40b(50b)を覆うように水平方向に延在する閉塞部112bとを有する。
また、閉塞部材112は、閉塞部112bが筐体20の前面と扉40(50)の下側縁部40b(50b)との隙間S3を外側から覆うため、隙間S3にバール等の工具の先端を挿入することを阻止する工具挿入防止部材として機能すると共に、塵埃が隙間S3から筐体20内に侵入することを防止する防塵部材も兼ねている。
尚、閉塞部材112の閉塞部112bと扉40(50)の下側縁部40b(50b)との隙間S4は、上記隙間S3より小さい(S3>S4)。
工具挿入防止機構110によれば、例えば、バール106を用いて扉40(50)をこじ開ける場合、上記隙間S3が閉塞部材112の閉塞部112bにより閉塞されているので、バール106の先端を上記隙間S3に直接挿入することができない。また、閉塞部材112の閉塞部112bと扉40(50)の下側縁部40b(50b)との隙間S4にバール106の先端を挿入できたとしても、隙間S4が狭いので、バール106の先端を深く挿入することができない。よって、バール106を用いて閉塞部材112の閉塞部112bを変形させるには、時間がかかることになる。また、閉塞部材112の閉塞部112bをめくりあげた後、バール106の先端を上記隙間S3に挿入するには、変形した閉塞部112bが邪魔して思うように扉40(50)の下側縁部40b(50b)を変形させることができない。
図9は図4中C−C線に沿うヒンジ部分の縦断面図である。図9に示されるように、扉40(50)の側方の縁部は、ヒンジ60を介して回動可能に支持されており、ヒンジ60は、筐体20の前面に締結されたコ字状のブラケット120に支持されている。
扉40(50)の側方の縁部には、ヒンジ60に回動可能に連結された連結部136を有する回動部材130が締結部材132により固定されている。回動部材130は、45度の角度で傾斜する傾斜面134を有しており、この傾斜面134の先端部134aが後述の閉塞部材146の先端部146aに当接することにより扉40(50)の開方向への回動位置が規制される。
このヒンジ部分には、工具挿入防止機構140が設けられている。工具挿入防止機構140は、扉40(50)の外側縁部40c(50c)より筐体20側に曲げられた第1の閉塞部材142と、扉40(50)の内側に設けられた第2の閉塞部材144と、ヒンジ60の外側を覆う第3の閉塞部材146とを有する。
第1の閉塞部材142は、扉40(50)の外側縁部40c(50c)と筐体20との隙間S5を外側から閉塞するように形成されている。第1の閉塞部材142の縁部と筐体20及びブラケット120との隙間S6は、上記隙間S5よりもかなり狭い隙間になっている(S6<S5)。そのため、第1の閉塞部材142は、工具が扉40(50)の外側縁部40c(50c)と筐体20との隙間S5に挿入することを阻止する工具挿入防止部材と、塵埃等が上記隙間S5から扉40(50)の内側に侵入することを防止する防塵部材も兼ねている。
第2の閉塞部材144は、L字状に曲げられており、ブラケット120と筐体20の前面との間で挟持された固定部144aと、固定部144aの右端から扉40(50)側に曲げられた閉塞部144bとを有する。また、第2の閉塞部材144は、バール等の工具により第1の閉塞部材142がこじられて変形された場合に、当該工具が深く挿入されることを防止する工具挿入防止部材と、上記隙間S6から浸入した雨水が筐体20の内部に達しないようにする防水壁部材とを兼ねている。
尚、ブラケット120は、ヒンジ60と筐体20との間に連続的に設けられている。そのため、扉40(50)の外側縁部40c(50c)は、外部に露出されることはない。
第3の閉塞部材146は、ヒンジ60と一体に形成されており、ヒンジ60の側方を覆うように曲げられている。
工具挿入防止機構140によれば、例えば、バール106を用いて扉40(50)のヒンジ部分をこじ開ける場合、上記隙間S5が第1の閉塞部材142により閉塞されているので、バール106の先端を第1の閉塞部材142の縁部と筐体20との隙間S6に直接挿入することができない。また、第1の閉塞部材142の縁部と筐体20との隙間S6にバール106の先端を挿入できたとしても、その内側には第2の閉塞部材144が設けられているので、バール106の先端を深く挿入することができない。よって、バール106を用いて第1の閉塞部材142を変形させるには、時間がかかることになる。また、閉塞部材142をめくりあげた後、バール106の先端を上記隙間S5に挿入するには、変形した第1の閉塞部材142が邪魔して思うように扉40(50)の外側縁部40c(50c)を変形させることができない。
また、ヒンジ60を壊そうとしても第3の閉塞部材146がヒンジ60の側方を覆うため、バール106の先端をヒンジ60とブラケット120との間に挿入することができないので、ヒンジ60を簡単に壊すことができない。
さらに、ヒンジ60と第3の閉塞部材146との隙間S7にバール106の先端を挿入してヒンジ60を壊そうとした場合、第3の閉塞部材146の存在によって、ヒンジ60を直接的に壊すことができず、先ずは第3の閉塞部材146を外側に変形させることになる。そのため、第3の閉塞部材146を外側に変形させることができた後、ヒンジ60を壊すことになるので、ヒンジ60を壊すまでに時間がかかることになる。
図10は図4中D−D線に沿う施錠機構を示す横断面図である。図11は図10中E−E線に沿う縦断面図である。図10及び図11に示されるように、施錠機構70には、工具挿入防止機構150が設けられている。施錠機構70は、扉50の裏面に突出する鍵軸73と、鍵軸73の端部に結合されて左側方に延在する鍵板(被係止部材)74と、扉40の裏面に取付けられた第1の係合部材75と、扉50の裏面に取り付けられ鍵板74の鍵軸73近傍部分に係合する第2の係合部材76とを有する。第1の係合部材75は、L字形状の板77と、コ字形状の板よりなる第2の閉塞部材154とよりなり、鍵板74の先端が第2の閉塞部材154とL字形状の板77との間に挿入されることにより鍵板74の先端に係合するように構成されている。
鍵軸73は、鍵挿入部72と同軸上に設けられており、鍵挿入部72に鍵が挿入されて回動操作されることにより、鍵板74が鍵軸73を中心に回転し、鍵板74の先端が第1の係合部材75を構成する第2の閉塞部材154とL字形状の板77との間及び第2の係合部材76の係合孔76aに係合される施錠位置に回動する。
工具挿入防止機構150は、扉40の裏面に一体に設けられた第1の閉塞部材152と、第1の係合部材75の第2の閉塞部材154とからなる。また、閉塞部材152、154は、バール等の工具の挿入を防止する工具挿入防止部材として機能すると共に、隙間S8から雨水や塵埃が侵入する防水・防塵部材も兼ねている。
第1の閉塞部材152は、一方の扉40と他方の扉50の中央側縁部40d、50dの裏面に対向するように設けられている。そのため、扉40と扉50との突き合わせ部分の隙間S8にバール106の先端を挿入しようとしても、バール106の先端が第1の閉塞部材152に当接して挿入を阻止される。
また、バール106の先端で扉40と扉50との隙間S8をこじり、中央側縁部40d、50dを変形させたとしても、さらに内側に第2の閉塞部材154があるため、バール106の先端は、第2の閉塞部材154に当接して内部に深く挿入することが阻止される。これにより、バール106を隙間S8から挿入できたとしても、施錠機構70を変形させるのにはかなりの時間を要することになる。
施錠機構70の鍵板74は、先端部分が第1の係合部材75により開閉方向(前後方向)への移動を阻止されると共に、長手方向の中間部分が第2の係合部材76の係合孔76aに係合されて保持される。そのため、上記隙間S8にバール106の先端を挿入して扉40、50の中央側縁部40d、50dを変形させて一方の扉40と他方の扉50を開けようとした場合に鍵板74に作用する力は、鍵軸73に直接作用するのではなく、鍵板74が第2の係合部材76の係合孔76aに支持されているので、係合孔76aを支点として鍵板74に作用する。よって、鍵板74のみが変形させられるだけで、鍵軸73を変形させることが防止される。また、鍵板74を変形させようとする力は第1の係合部材75にも作用することとなるので、この第1の係合部材75によっても鍵板74の変形が規制されるため、鍵板74を変形させるためにはより大きな力が必要となり、その分強固となる。
このように、施錠機構70は、工具挿入防止機構150及び第1の係合部材75及び第2の係合部材76によって外部からの破壊工作に対抗することができるので、短時間で鍵軸73を変形させることを防止できる。
尚、上記実施例では、ガソリンや軽油などの液体燃料を供給する燃料供給装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の燃料(例えば、CNG,LNG,LPG、水素など)を供給する燃料供給装置にも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例においては、セルフサービス方式の燃料供給装置を例に挙げたが、これに限らず、燃料供給所の作業員が操作を行なう所謂フルサービス方式のものにも本発明を適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、設定器26の各部が2枚の扉40,50に配置された場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、1枚の扉に設定器を配置した構成のものにも本発明を適用できるのは勿論である。
10 燃料供給装置
20 筐体
26A,26B 設定器
28A,28B 流量表示器
30a〜30c ノズル
32a〜32c ノズル掛け
40、50 扉
40a、50a 上側縁部
40b、50b 下側縁部
40c、50c 外側縁部
40d、50d 中央側縁部
60 ヒンジ
70 施錠機構
42 表示器
44 紙幣投入口
46 プリペイドカード投入口
48 プリペイドカード発券釦
51a〜51c 油種選択釦
70 施錠機構
72 鍵挿入部
73 鍵軸
74 鍵板
75 第1の係合部材
76 第2の係合部材
80 収納部
80A、80B 収納室
82 料金支払機
84 カードリード・ライタ
90 仕切り壁
83 貨幣保管箱
84 カードリード・ライタ
100、110 工具挿入防止機構
102 第1の閉塞部材
104 第2の閉塞部材
106 バール
112 閉塞部材
120 ブラケット
130 回動部材
132 締結部材
134 傾斜面
136 連結部
140 工具挿入防止機構
142 第1の閉塞部材
144 第2の閉塞部材
146 第3の閉塞部材
150 工具挿入防止機構
152 第1の閉塞部材
154 第2の閉塞部材
S1〜S8 隙間

Claims (2)

  1. 燃料供給用機器を収納する筐体と、
    該筐体の内部に収納され、燃料供給量に応じた料金を投入する料金支払い機と、
    該料金支払い機が収納された収納部を開閉する扉と、
    該扉を閉じた状態で施錠する施錠機構と、
    前記扉の縁部と前記筐体の壁面との隙間を塞ぐ閉塞部材を設けた燃料供給装置において、
    前記施錠機構は、
    前記筐体の外部から鍵が挿入される鍵挿入部と、
    前記鍵が前記鍵挿入部に挿入されて回動操作されることにより、前記筐体の内部の係止解除位置から係止位置に移動する被係止部材と、
    前記被係止部材が係止位置に移動したとき、前記被係止部材の先端部分に当接して前記被係止部材に係合して扉開方向へ移動することを規制する第1の係合部材と、
    前記被係止部材が係止位置に移動したとき、前記被係止部材の回動軸の近傍部分に係合して前記被係止部材を保持する第2の係合部材と、
    前記第2の係合部材に設けられ、前記被係止部材が係止位置に移動したとき、前記扉側から前記被係止部材に作用する力に対し前記被係止部材において支点となる係合孔と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記閉塞部材は、前記扉との間に生じる隙間が前記扉と前記筐体との間に生じる隙間よりも小さくなるように設けられたことを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
JP2009060244A 2009-03-12 2009-03-12 燃料供給装置 Active JP5469352B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060244A JP5469352B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060244A JP5469352B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 燃料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010208687A JP2010208687A (ja) 2010-09-24
JP5469352B2 true JP5469352B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=42969326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009060244A Active JP5469352B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 燃料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5469352B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4718598Y1 (ja) * 1968-08-31 1972-06-27
JPH0771999B2 (ja) * 1989-06-22 1995-08-02 株式会社タツノ・メカトロニクス 給油装置
JP3101018B2 (ja) * 1991-09-26 2000-10-23 株式会社日本コンラックス 筐体の開閉装置
JP3322025B2 (ja) * 1994-09-27 2002-09-09 富士電機株式会社 自動販売機の防盗装置
JP3282933B2 (ja) * 1994-12-02 2002-05-20 東芝機器株式会社 自動販売機の扉装置
JP3257616B2 (ja) * 1995-04-13 2002-02-18 株式会社タツノ・メカトロニクス 給油機の前面パネルの取付構造
JP3510086B2 (ja) * 1997-08-04 2004-03-22 株式会社クボタ 自動販売機の扉防盗装置
JP2005280811A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Tokiko Techno Kk 流体供給システム
JP2006178693A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Kubota Corp 自動販売機の防盗構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010208687A (ja) 2010-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5238316B2 (ja) 駐車場管理機
JP2013073391A (ja) 自動取引装置
JP5780925B2 (ja) 運賃箱
JP5268687B2 (ja) 自動取引装置
JP5469352B2 (ja) 燃料供給装置
JP2014029736A (ja) 自動取引装置
JP6024161B2 (ja) 自動取引装置及び自動取引装置の防犯構造
JP5405961B2 (ja) 盗難防止装置および盗難防止型料金精算システム
KR101760148B1 (ko) 귀중품을 관리하거나, 맡기거나, 그리고/또는 되찾을 수 있는 장치
JP6768577B2 (ja) 装置
JP5253333B2 (ja) 自動取引装置
JP6888361B2 (ja) 装置
KR20110055812A (ko) 선회가능한 화면표시부를 갖는 금융자동화기기
CN106127939B (zh) 一种锁定装置及自动存取款机
KR200387672Y1 (ko) 금고용 이중도어
JP6060333B2 (ja) 金銭収受装置
JP3129065B2 (ja) 現金自動入出機における保護装置
JP6020066B2 (ja) 引出装置
JPH07168963A (ja) 現金自動入出機における保護装置
JPH067426Y2 (ja) 現金自動入出金装置
JP3230363B2 (ja) 取引装置における操作パネル用開閉部の構造
JP2002030860A (ja) 筐体構造
CN106340118B (zh) 一种锁定装置及自动存取款机
JP4407387B2 (ja) 自動販売機の扉装置
JP6561356B2 (ja) 貨幣処理機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5469352

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250