JP5469187B2 - 携帯監視装置 - Google Patents
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Description
また一方で、監視対象者の体調の異常を検出することも重要であることに気がついた。このように監視対象者の体調の異常を検出するには、体調の異常を検出する装置と監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出装置を開発すること、および監視対象者が行っている運動負荷の大きさを検出する運動負荷検出装置を開発する必要がある。
監視対象者の健康状態を監視する携帯監視装置であって、
当該携帯監視装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における任意の位置に配置された温度センサと、
前記温度センサに近接して配置された湿度センサと、
当該携帯監視装置と当該装置を所持して行動する前記監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出手段と、
前記監視対象者が行う運動の運動負荷を検出する運動負荷検出手段と、
前記温度センサおよび前記湿度センサによる検出結果、前記位置関係、並びに前記運動負荷検出手段による検出結果に基づいて前記監視対象者の健康状態を判断する健康状態判断手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、
監視対象者の健康状態を監視する携帯監視装置であって、
当該携帯監視装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における任意の位置に配置された温度センサと、
当該携帯監視装置と当該装置を所持して行動する前記監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出手段と、
前記監視対象者が行う運動の運動負荷を検出する運動負荷検出手段と、
前記温度センサによる検出結果、前記位置関係、並びに前記運動負荷検出手段による検出結果に基づいて前記監視対象者の健康状態を判断する健康状態判断手段と、
を備えたことを特徴とする。
次に、構成1に記載の発明は、
当該装置を所持して行動する監視対象者が行う特定の動作を検出する動作検出装置であって、
当該動作検出装置に加えられる互いに直交する任意の3方向における加速度を検出し、この検出結果を出力する3次元加速度検出手段と、
前記3次元加速度検出手段から前記検出結果を繰り返し受信し、該検出結果に基づいて、前記各方向における加速度のピーク(極大値または極小値)をそれぞれ複数検出し、前記各方向におけるピーク間時間を検出するピーク間時間検出手段と、
前記ピーク間時間検出手段により検出されたピーク間時間の平均値を表すピーク周期を前記各方向毎に算出するピーク周期算出手段と、
前記ピーク周期算出手段により算出された各方向におけるピーク周期のうち、少なくとも2方向のピーク周期または該2方向のピーク周期の倍周期が、予め設定された第1設定範囲内であれば、前記監視対象者が歩行中であると判断し、前記2方向のピーク周期が前記第1設定範囲外であれば、前記監視対象者が歩行中とは限らないと判断する歩行判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
当該動作検出装置に加えられる互いに直交する任意の3方向における加速度を検出し、この検出結果を出力する3次元加速度検出手段と、
前記3次元加速度検出手段から前記検出結果を繰り返し受信し、該検出結果に基づいて、前記各方向における加速度のピークを検出するピーク値検出手段と、
前記ピーク値検出手段により検出されたピーク値の全てが、予め設定された第1停止判断閾値以下であれば、前記監視対象者が停止中であると判断し、前記全てのピーク値が前記第1停止判断閾値以上であれば、前記監視対象者が停止中とは限らないと判断する停止判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
当該動作検出装置に加えられる加速度として、鉛直方向と、該鉛直方向とは直交する任意の2方向における加速度を検出し、この検出結果を出力する3次元加速度検出手段と、
前記3次元加速度検出手段から前記検出結果を繰り返し受信し、該検出結果に基づいて、前記各方向における加速度のピークを検出するピーク値検出手段と、
前記ピーク値検出手段により検出された鉛直方向下向きにおけるピーク値が予め設定された座り動作判断値以上であって、前記鉛直方向とは直行する任意の2方向におけるピーク値の両方が予め設定された第2停止判断閾値未満であれば、前記監視対象者が座り動作中であると判断し、前記鉛直方向下向きにおけるピーク値が予め設定された座り動作判断値未満であるか、或いは前記鉛直方向とは直行する任意の2方向におけるピーク値の何れかが予め設定された第2停止判断閾値以上であれば、前記監視対象者が座り動作中とは限らないと判断する座り動作判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
当該装置を所持して行動する監視対象者が行う特定の動作を検出する動作検出装置であって、
当該動作検出装置に加えられる加速度として、鉛直方向と、該鉛直方向とは直交する任
意の2方向における加速度を検出し、この検出結果を出力する3次元加速度検出手段と、
前記3次元加速度検出手段から前記検出結果を繰り返し受信し、該検出結果に基づいて、前記各方向における加速度のピークを検出するピーク値検出手段と、
前記ピーク値検出手段により検出された鉛直方向上向きにおけるピーク値が予め設定された立ち上がり動作判定閾値以上であって、前記鉛直方向とは直行する任意の2方向におけるピーク値の両方が予め設定された第3停止判断閾値未満であれば、前記監視対象者が立ち上がり動作中であると判断し、前記鉛直方向上向きにおけるピーク値が予め設定された立ち上がり動作判定閾値未満であるか、或いは前記鉛直方向とは直行する任意の2方向におけるピーク値の何れかが予め設定された第3停止判断閾値以上であれば、前記監視対象者が立ち上がり動作中とは限らないと判断する立ち上がり動作判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
当該動作検出装置に加えられる角速度として、鉛直方向と、該鉛直方向とは直交する任意の2方向における角加速度を検出し、この検出結果を出力する3次元角加速度検出手段と、
前記3次元角加速度検出手段から前記検出結果を繰り返し受信し、該検出結果に基づいて、予め設定された角度判定時間内における前記鉛直方向を回転軸とする正方向の回転角度を検出し、該回転角度が予め設定された角度設定閾値を超えていれば、前記監視対象者が順方向ターン動作中であると判断し、前記鉛直方向における正方向の回転角度が前記角度設定閾値を超えていなければ、前記監視対象者が順方向ターン動作中とは限らないと判断する順方向ターン動作判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
当該動作検出装置に加えられる角速度として、鉛直方向と、該鉛直方向とは直交する任意の2方向における角加速度を検出し、この検出結果を出力する3次元角加速度検出手段と、
前記3次元角加速度検出手段から前記検出結果を繰り返し受信し、該検出結果に基づいて、予め設定された角度判定時間内における前記鉛直方向を回転軸とする負方向の回転角度を検出し、該検出角度が予め設定された角度設定閾値を超えていれば、前記監視対象者が逆方向ターン動作中であると判断し、前記鉛直方向における負方向の回転角度が前記角度設定閾値を超えていなければ、前記監視対象者が逆方向ターン動作中とは限らないと判断する逆方向ターン動作判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
当該装置と当該装置を所持して行動する監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出装置であって、
当該位置関係検出装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における任意の位置に配置された第1温度センサと、
前記第1温度センサに近接して配置された第1湿度センサと、
前記筐体において前記第1温度センサが配置された部位とは反対側の部位における表面に配置された第2温度センサと、
前記第2温度センサに近接して配置された第2湿度センサと、
前記各温度センサからの検出信号を入力し、前記何れかの温度センサが検出した温度が予め設定された地肌判定範囲内であるか否かを判定する地肌温度範囲判定手段と、
前記地肌温度範囲判定手段により前記何れかの温度センサが検出した温度が前記地肌判定範囲内であると判定されると、前記各温度センサにより検出された温度同士の温度差が、予め設定された地肌温度判定閾値以上であるか否かを判定する地肌温度差判定手段と、
前記各湿度センサからの検出信号を入力し、前記地肌温度差判定手段により前記各温度センサにより検出された温度同士の温度差が前記地肌温度判定閾値未満であると判定されると、前記各湿度センサにより検出された湿度同士の湿度差が予め設定された地肌湿度判定閾値以上であるか否かを判定する地肌湿度差判定手段と、
前記地肌温度差判定手段により前記各温度センサにより検出された温度同士の温度差が、前記地肌温度判定閾値以上であると判定されたとき、および前記地肌湿度差判定手段により前記各湿度センサにより検出された湿度同士の湿度差が前記地肌湿度判定閾値以上であると判定されたときに、当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触していると判断し、前記地肌温度範囲判定手段により前記何れかの温度センサが検出した温度が前記地肌判定範囲外であると判定されたとき、および前記地肌湿度差判定手段により前記各湿度センサにより検出された湿度同士の湿度差が前記地肌湿度判定閾値未満であると判定されたときに、当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触しているとは限らないと判断する地肌接触状態判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
なお、本願発明において、「近接」とは、第1温度センサが配置された環境と同じ環境である位置を示す。よって、例えば筐体が多面体である場合には、同一面に配置されていればよい。
化判定閾値未満の湿度の変化しか示さなければ、当該位置関係検出装置が衣服の外側にあるとは限らないと判断する地肌接触服外状態判断手段を備えていてもよい。
さらに、構成7に記載の位置関係検出装置においては、構成9に記載のように、前記地肌接触状態判断手段により当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触していると判断されると、前記少なくとも一方の湿度センサから検出信号を繰り返し入力し、該検出信号が予め設定された第2湿度変化判定時間内に予め設定された第2湿度変化判定閾値未満の湿度の変化を示せば、当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触した状態で衣服の内側にあると判断し、該検出信号が予め設定された第2湿度変化判定時間内に前記第2湿度変化判定閾値以上の湿度の変化を示せば、当該位置関係検出装置が衣服の内側にあるとは限らないと判断する地肌接触服内状態判断手段を備えていてもよい。
なお、本発明は、構成10以下の構成との従属関係を考慮しなければ、構成8の従属項にすることもできる。
当該位置関係検出装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における任意の位置に配置された第1温度センサと、
前記筐体において前記第1温度センサが配置された部位とは反対側の部位における表面に配置された第2温度センサと、
前記各温度センサからの検出信号を入力し、前記何れかの温度センサが検出した温度が予め設定された第1非地肌判定範囲内であるか否かを判定する第1非地肌温度範囲判定手段と、
前記第1非地肌温度範囲判定手段により前記何れかの温度センサが検出した温度が前記非地肌判定範囲内であると判定されると、前記各温度センサにより検出された温度同士の温度差が、予め設定された第1非地肌温度判定閾値以上であるか否かを判定する非地肌温度差判定手段と、
前記非地肌温度差判定手段により前記各温度センサにより検出された温度同士の温度差が、前記第1地肌温度判定閾値未満であると判定されると、前記何れかの温度センサとは異なる温度センサが検出した温度が予め設定された第2非地肌判定範囲内であるか否かを判定する第2非地肌温度範囲判定手段と、
前記第1非地肌温度範囲判定手段により前記何れかの温度センサが検出した温度が前記非地肌判定範囲外であると判定されたとき、および前記第2非地肌温度範囲判定手段により前記何れかの温度センサとは異なる温度センサが検出した温度が前記非地肌判定範囲外であると判定されたときに、当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触していないと判断し、前記非地肌温度差判定手段により前記各温度センサにより検出された温度同士の温度差が前記第1地肌温度判定閾値以上であると判定されたとき、および前記第2非地肌温
度範囲判定手段により前記何れかの温度センサとは異なる温度センサが検出した温度が前記非地肌判定範囲内であると判定されたときに、当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触していないとは限らないと判断する地肌非接触状態判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
前記筐体の表面における任意の位置に配置され、前記筐体の表面における照度を測定する照度センサと、
前記地肌非接触状態判断手段により当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触していないと判断されると、前記照度センサから検出信号を繰り返し入力し、該検出信号が予め設定された第1照度変化判定時間内に予め設定された第1照度変化判定閾値以上の照度の変化を示せば、当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触していない状態で衣服の外側にあると判断し、該検出信号が前記第1照度変化判定時間内に前記照度判定閾値未満の照度の変化しか示さなければ、当該位置関係検出装置が衣服の外側にあるとは限らないと判断する地肌非接触服外状態判断手段と、
を備えていてもよい。
また、構成10に記載の位置関係検出装置においては、
前記筐体の表面における任意の位置に配置され、前記筐体の表面における照度を測定する照度センサと、
前記地肌接触状態判断手段により当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触していないと判断されると、前記照度センサから検出信号を繰り返し入力し、該検出信号が予め設定された第2照度変化判定時間内に予め設定された第2照度変化判定閾値未満の照度の変化しか示さなければ、当該位置関係検出装置が使用者の地肌に接触した状態で衣服の内側にあると判断し、該検出信号が前記第2照度変化判定時間内に前記第2照度変化判定閾値以上の照度の変化を示せば、当該位置関係検出装置が衣服の内側にあるとは限らないと判断する地肌非接触服内状態判断手段と、
を備えていてもよい。
なお、本発明は、構成13以下の構成との従属関係を考慮しなければ、構成11
の従属項にすることもできる。
当該位置関係検出装置の周囲の温度または湿度を検出するセンサと、
前記センサによる検出結果に基づいて当該位置関係検出装置と前記監視対象者とが特定の位置関係にあるか否かを判断する特定位置判断手段と、
前記特定位置判断手段による判断結果に基づいて、当該位置関係検出装置と前記監視対象者との位置関係を特定する位置関係特定手段と、
を備え、
前記センサとして、構成7に記載の第1温度センサ、第1湿度センサ、第2温度センサ、および第2湿度センサ、を備え、
前記特定位置判断手段として、
構成7に記載の地肌温度範囲判定手段、地肌温度差判定手段、地肌湿度差判定手段、地肌接触状態判断手段、および地肌接触服外状態判断手段と、
構成8に記載の地肌接触服外状態判断手段と、
構成9に記載の地肌接触服内状態判断手段と、
構成10に記載の第1非地肌温度範囲判定手段、非地肌温度差判定手段、第2非地肌温度範囲判定手段、および地肌非接触状態判断手段と、
構成11に記載の地肌非接触服外状態判断手段と、
構成12に記載の地肌非接触服内状態判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
当該装置を所持した監視対象者により行われる運動の負荷を検出する運動負荷検出装置であって、
前記監視対象者が歩行中であるか否かを判定する歩行中判定手段と、
前記監視対象者が停止中であるか否かを判定する停止中判定手段と、
前記監視対象者が立ち上がり動作中であるか否かを判定する立ち上がり動作判定手段と、
予め設定された負荷判定時間内に、前記歩行中判定手段、前記停止中判定手段、および前記立ち上がり動作判定手段により前記監視対象者が歩行中、停止中、立ち上がり動作中と判定された判定回数をそれぞれ記憶する判定回数記憶手段と、
前記判定回数記憶手段に記憶された立ち上がり動作判定回数が、予め設定された強負荷判定閾値以上であれば、前記監視対象者が強負荷運動を行ったと判断する強負荷判断手段と、
前記判定回数記憶手段に記憶された立ち上がり動作判定回数が、前記強負荷判定閾値よりも小さい中負荷判定閾値以上かつ前記強負荷判定閾値未満であれば、前記監視対象者が中負荷運動を行ったと判断する中負荷判断手段と、
前記判定回数記憶手段に記憶された歩行中判定回数が、予め設定された歩行判定閾値以上であれば、前記監視対象者が軽負荷運動を行ったと判断する軽負荷判断手段と、
前記判定回数記憶手段に記憶された停止中判定回数が、予め設定された停止判定閾値以上であれば、前記監視対象者が負荷運動を行っていないと判断する無負荷判断手段と、
前記各負荷判断手段による判断結果に基づいて、前記監視対象者が行った運動の運動負荷の大きさを特定する運動負荷特定手段と、
を備えたことを特徴としている。
また、各負荷判断手段を作動する順序については任意に設定すればよい。
さらに、構成14に記載の運動負荷検出装置においては、構成15に記載のように、
前記歩行中判定手段は、構成1に記載の動作検出装置として構成され、
前記停止中判定手段は、構成2に記載の動作検出装置として構成され、
前記立ち上がり動作判定手段は、構成4に記載の動作検出装置として構成されていてもよい。
また、上記目的を達成するために成された構成16に記載の発明は、
当該装置を所持して行動する監視対象者の健康状態を監視する携帯監視装置であって、
当該携帯監視装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における任意の位置に配置された第3温度センサと、
前記第3温度センサに近接して配置された第3湿度センサと、
当該携帯監視装置と前記監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出手段と、
監視対象者が行う運動の運動負荷を検出する運動負荷検出手段と、
前記第3温度センサおよび前記第3湿度センサによる検出結果に基づいて不快指数を算出し、該不快指数が前記位置関係検出手段による検出結果および前記運動負荷検出手段による検出結果に応じてそれぞれ設定された不快閾値以上であるか否かを判定する不快閾値判定手段と、
前記不快閾値判定手段により前記不快指数が前記不快閾値以上であると判定されると、前記監視対象者の周囲の環境が前記監視対象者にとって暑過ぎると判断する暑過ぎ判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
また、構成16または構成17に記載の携帯監視装置において、位置関係検出手段は、当該携帯監視装置と前記監視対象者との位置関係として、当該携帯監視装置が前記監視対象者の地肌に接触した状態で衣服の内側にある状態を検出することができるよう構成されている場合には、構成18に記載のように、位置関係検出手段により当該携帯監視装置が前記監視対象者の地肌に接触した状態で衣服の内側にあると判断された場合に、前記第3温度センサによる検出結果を減少補正する減少補正手段を備えていてもよい。
さらに構成16〜構成18の何れかに記載の携帯監視装置においては、構成19に記載のように、
位置関係検出手段は、当該携帯監視装置と前記監視対象者との位置関係として、当該携帯監視装置が前記監視対象者の衣服の内側または外側にある状態を検出することができるよう構成されており、
前記運動負荷検出手段は、当該装置を所持して行動する監視対象者が行う特定の動作を検出する動作検出手段による検出結果に基づいて、前記監視対象者が行う運動の運動負荷の大きさを検出するよう構成されており、
前記不快閾値判定手段は、前記位置関係検出手段により当該携帯監視装置が衣服の内側または外側にあると判断され、かつ前記運動負荷検出手段により前記監視対象者が負荷運動を行っていないと判断されると、前記算出した不快指数の比較対照として前記複数の不快閾値の中から第1不快閾値を選択するようにしてもよい。
また、構成19に記載の携帯監視装置において、不快閾値判定手段は、構成20に記載のように、前記位置関係検出手段により当該携帯監視装置が衣服の内側または外側にあると判断され、かつ前記運動負荷検出手段により前記監視対象者が軽負荷運動を行ったと判断されると、前記算出した不快指数の比較対照として前記第1不快閾値よりも小さな第2不快閾値を選択するようにしてもよい。
前記位置関係検出手段により当該携帯監視装置が前記監視対象者の地肌に接触した状態で衣服の内側または外側にあると判断され、かつ前記不快閾値判定手段により前記不快指数が前記不快閾値未満であると判定された場合に、前記第3温度センサによる検出結果が予め設定された高体温閾値以上であるか否かを判定する高体温判定手段を備え、
前記暑過ぎ判断手段は、前記不快閾値判定手段により前記不快指数が前記不快閾値以上であると判定されたとき、および前記高体温判定手段により前記第3温度センサによる検出結果が前記高体温閾値以上であると判定されたときに、前記監視対象者の周囲の環境が前記監視対象者にとって暑過ぎると判断するようにしてもよい。
前記筐体表面に複数備えられた電極間の抵抗値を検出することにより前記筐体の表面の濡れを検出する濡れ検出手段と、
前記高体温判定手段により前記第3温度センサによる検出結果が予め設定された高体温閾値未満であると判定されると、前記濡れ検出手段により前記筐体の表面の濡れを検出したか否かを判定する濡れ判定手段と、
を備え、
前記暑過ぎ判断手段は、前記不快閾値判定手段により前記不快指数が前記不快閾値以上であると判定されたとき、前記高体温判定手段により前記第3温度センサによる検出結果が前記高体温閾値以上であると判定されたとき、および前記濡れ判定手段により前記筐体の表面の濡れを検出したときに、前記監視対象者の周囲の環境が前記監視対象者にとって暑過ぎると判断するよう構成してもよい。
当該携帯監視装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における前記監視対象者とは接触しない位置に配置された第4温度センサと、
前記筐体に衝突する空気の流速を検出する風速検出手段と、
当該携帯監視装置と前記監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出手段と、
前記監視対象者が行う運動の運動負荷を検出する運動負荷検出手段と、
前記位置関係検出手段により当該携帯監視装置が衣服の外側にあると判断されると、前記第4温度センサによる検出結果が前記運動負荷検出手段による検出結果に応じてそれぞれ設定された第1低温閾値未満であるか否かを判定する第1低温閾値判定手段と、
前記第1低温閾値判定手段により前記第4温度センサによる検出結果が前記第1低温閾値以上であると判定されると、前記第4温度センサによる検出結果が、前記第1低温閾値よりも大きく前記運動負荷検出手段による検出結果に応じてそれぞれ設定された第2低温閾値未満であるか否かを判定する第2低温閾値判定手段と、
前記第2低温閾値判定手段により前記第4温度センサによる検出結果が前記第2低温閾値以上であると判定されると、前記風速検出手段による検出結果が予め設定された風速閾値以上であるか否かを判定する風速判定手段と、
前記第1低温閾値判定手段により前記第4温度センサによる検出結果が前記第1低温閾値未満であると判定されたとき、および前記風速検出手段による検出結果が前記風速閾値以上であると判定されたときに、前記監視対象者の周囲の環境が前記監視対象者にとって寒過ぎると判断する寒過ぎ判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
当該携帯監視装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における前記監視対象者とは接触しない位置に配置された第4温度センサと、
前記筐体の表面における前記監視対象者と接触する位置に配置された第5温度センサと、
前記筐体に衝突する空気の流速を検出する風速検出手段と、
当該携帯監視装置と前記監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出手段と、
前記監視対象者が行う運動の運動負荷を検出する運動負荷検出手段と、
前記位置関係検出手段により当該携帯監視装置が衣服の内側にあると判断されると、前記第4温度センサおよび前記第5温度センサによる検出結果の差分が前記運動負荷検出手段による検出結果に応じてそれぞれ設定された第3低温閾値以上であるか否かを判定する第3低温閾値判定手段と、
前記第3低温閾値判定手段により前記第4温度センサおよび前記第5温度センサによる検出結果の差分が前記第3低温閾値以上であると判定されると、前記第5温度センサによる検出結果が前記運動負荷検出手段による検出結果に応じてそれぞれ設定された第4低温閾値以上であるか否かを判定する第4低温閾値判定手段と、
前記第3低温閾値判定手段により前記第4温度センサおよび前記第5温度センサによる検出結果の差分が前記第3低温閾値未満であると判定されると、前記第4温度センサによる検出結果が前記運動負荷検出手段による検出結果に応じてそれぞれ設定された第5低温
閾値以上であるか否かを判定する第5低温閾値判定手段と、
前記第4低温閾値判定手段により前記第5温度センサによる検出結果が前記第4低温閾値未満であると判定されたとき、および前記第5低温閾値判定手段により前記第4温度センサによる検出結果が前記第5低温閾値未満であると判定されたときに、前記監視対象者の周囲の環境が前記監視対象者にとって寒過ぎると判断する寒過ぎ判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
さらに、構成25または構成26に記載の携帯監視装置においては、構成27に記載のように、前記寒過ぎ判断手段により前記監視対象者の周囲の環境が前記監視対象者にとって寒過ぎると判断されると、寒過ぎである旨を前記監視対象者に対して報知する寒過ぎ報知手段を備えていてもよい。
また、構成16〜構成27の何れかに記載の携帯監視装置においては、構成28に記載のように、前記位置関係検出手段は、構成13に記載の位置関係検出装置として構成され、前記運動負荷検出手段は、構成14に記載の運動負荷検出装置として構成されていてもよい。
また、上記目的を達成するために成された構成29に記載の携帯監視装置は、
前記監視対象者による操作を受け付ける操作部と、
前記監視対象者の周囲の環境が前記監視対象者にとって暑過ぎるか否かを判定する暑過ぎ環境判定手段と、
前記監視対象者の周囲の環境が前記監視対象者にとって寒過ぎるか否かを判定する寒過ぎ環境判定手段と、
前記各環境判定手段により暑過ぎまたは寒過ぎであると判定されると、予め設定された待機時間内に前記監視対象者により前記操作部が操作されたか否かを判定する操作判定手段と、
前記操作判定手段により前記待機時間内に前記操作部が操作されていないと判定されると、前記監視対象者を救援する必要があると判断する第1救援判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
って暑過ぎまたは寒過ぎである旨を前記監視対象者に対して報知する暑過ぎ寒過ぎ報知手段を備えていてもよい。
加えて、構成29または構成30に記載の携帯監視装置においては、構成31に記載のように、前記操作判定手段により前記操作部が操作されたと判定されると、予め設定された猶予時間が経過するまで、前記暑過ぎ環境判定手段、前記寒過ぎ環境判定手段、前記操作判定手段、および前記第1救援判断手段のうち、少なくとも前記第1救援判断手段の作動を禁止する作動禁止手段を備えていてもよい。
暑過ぎ環境判定手段は、構成16〜構成24の何れかに記載の携帯監視装置として構成され、
前記寒過ぎ環境判定手段は、構成25〜構成28の何れかに記載の携帯監視装置として構成されていてもよい。
また、上記目的を達成するために成された構成33に記載の携帯監視装置においては、
予め前記監視対象者の訪問先を位置情報として記憶した訪問先記憶手段と、
当該携帯監視装置の現在地を検出する現在地検出手段と、
前記監視対象者が行う特定の動作を検出する動作検出手段と、
前記現在地検出手段により検出された現在地を表す情報が、前記訪問先記憶手段に記憶された位置情報と一致しない場合に、前記動作検出手段により検出された監視対象者の動作が、特定のパターンであるか否かを判定することにより、前記監視対象者が心神喪失状態であるか否かを判定する心神喪失判定手段と、
前記心神喪失判定手段により前記監視対象者が心神喪失状態であると判定されると、前記監視対象者を救援する必要があると判断する第1救援判断手段と、
を備えたことを特徴としている。
さらに、構成33に記載の携帯監視装置においては、構成34に記載のように、
前記動作検出手段は、
前記監視対象者が歩行中であることを検出する歩行中判定手段と、
前記監視対象者が停止中であることを検出する停止中判定手段と、
を備え、
前記心神喪失判定手段は、予め設定された第1心神喪失判定時間の間に、前記歩行動作判定手段により前記監視対象者が歩行中であることが検出され、その後前記停止動作判断手段により前記監視対象者が停止中であること検出される検出パターンの回数が、予め設定された第1心神喪失閾値以上であれば、前記監視対象者が心神喪失状態であると判定するようにしてもよい。
前記動作検出手段は、
前記監視対象者が歩行中であることを検出する歩行中判定手段と、
前記監視対象者が順方向にターンしていることを検出する順方向ターン検出手段と、
前記監視対象者が前記順方向とは反対方向の逆方向にターンしていることを検出する逆方向ターン検出手段と、
を備え、
前記心神喪失判定手段は、予め設定された第2心神喪失判定時間の間に、前記歩行動作判定手段により前記監視対象者が歩行中であることが検出され、その後前記何れかのターン検出手段により前記監視対象者がターンしていること検出される検出パターンの回数が、予め設定された第2心神喪失閾値以上であれば、前記監視対象者が心神喪失状態であると判定するようにしてもよい。
また、構成33に記載の携帯監視装置においては、構成36に記載のように、
前記監視対象者が歩行中であることを検出する歩行中判定手段と、
前記監視対象者が座り動作中であることを検出する座り動作判定手段と、
を備え、
前記心神喪失判定手段は、予め設定された第3心神喪失判定時間の間に、前記歩行中判定手段により前記監視対象者が歩行中であることが検出され、その後前記座り動作判定手段により前記監視対象者が座り動作中であること検出される検出パターンの回数が、予め設定された第3心神喪失閾値以上であれば、前記監視対象者が心神喪失状態であると判定するようにしてもよい。
検出装置として構成されていれば、歩行中判定手段をより具体的に実現することができる。
さらに、構成35に記載の順方向ターン検出手段は、構成5に記載の動作検出装置として構成され、逆方向ターン検出手段は、構成6に記載の動作検出装置として構成されていれば、順方向ターン検出手段および逆方向ターン検出手段をより具体的に実現することができる。
また、構成33〜構成36の何れかに記載の携帯監視装置においては、構成37に記載のように、
前記監視対象者により操作可能な操作部が特定の操作をされると、前記各種手段を作動する通常モード、および前記訪問先記憶手段に訪問先を位置情報を記憶するための学習モードを外部指令に応じて切り替えるモード切替手段と、
前記モード切替手段により学習モードに切り替えられると、前記現在地検出手段により検出された現在地の情報を訪問先の位置情報として前記訪問先記憶手段に記憶させる第1記憶制御手段と、
を備えていてもよい。
前記モード切替手段により通常モードに切り替えられている際に、前記現在地検出手段により検出された現在地が、前記訪問先記憶手段に記憶された位置から予め設定された所定距離以上離間していることが検出されると、前記現在地検出手段により検出された現在地の情報を訪問先の位置情報として仮記憶手段に仮登録し、同じ訪問先での仮登録回数が予め設定された登録閾値以上であれば、該仮登録された訪問先の位置情報を前記訪問先記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段、
を備えていてもよい。
前記監視対象者の心臓の動作状態を検出する心電センサからの検出信号に基づいて前記監視対象者の心拍数を検出する第1心拍数検出手段と、
前記第1心拍数算出手段により検出された心拍数が予め設定された上限心拍数よりも多ければ心拍数が過大であると判断し、前記第1心拍数算出手段により検出された心拍数が予め設定された下限心拍数よりも少なければ心拍数が過小であると判断し、前記第1心拍数算出手段により検出された心拍数が前記上限心拍数および前記下限心拍数の範囲内であれば心拍数が正常であると判断する心拍数判断手段と、
を備えていてもよいし、構成40に記載のように、
前記監視対象者の心音を検出する心音センサからの検出信号に基づいて前記監視対象者の心拍数を検出する第2心拍数検出手段と、
前記第2心拍数算出手段により検出された心拍数が予め設定された上限心拍数よりも多ければ心拍数が過大であると判断し、前記第2心拍数算出手段により検出された心拍数が予め設定された下限心拍数よりも少なければ心拍数が過小であると判断し、前記第2心拍数算出手段により検出された心拍数が前記上限心拍数および前記下限心拍数の範囲内であれば心拍数が正常であると判断する心拍数判断手段と、
を備えていてもよい。
さらに、構成16〜構成38の何れかに記載の携帯監視装置においては、構成41に記載のように、
前記監視対象者の心臓の動作状態を検出する心電センサからの検出信号に基づいて前記監視対象者の心拍数を検出する第1心拍数検出手段と、
前記監視対象者の心音を検出する心音センサからの検出信号に基づいて前記監視対象者の心拍数を検出する第2心拍数検出手段と、
前記第1心拍数算出手段により検出された心拍数と前記第2心拍数算出手段により検出された心拍数とに整合性があるか否かを判定する整合性判定手段と、
前記整合性判定手段により前記各心拍数に整合性がないと判定されると前記監視対象者の心拍数が不明であると判定する心拍数不明判定手段と、
前記整合性判定手段により前記各心拍数に整合性があると判定されると、前記第1心拍数算出手段により検出された心拍数と前記第2心拍数算出手段により検出された心拍数との平均値を前記監視対象者の心拍数として設定する心拍数設定手段と、
前記心拍数設定手段により設定された心拍数が予め設定された上限心拍数よりも多ければ心拍数が過大であると判断し、前記心拍数設定手段により設定された心拍数が予め設定された下限心拍数よりも少なければ心拍数が過小であると判断し、前記心拍数設定手段により設定された心拍数が前記上限心拍数および前記下限心拍数の範囲内であれば、心拍数が正常であると判断する心拍数判断手段と、
を備えていてもよい。
前記監視対象者の体温を検出する体温センサからの検出信号に基づいて前記監視対象者の体温を検出する体温検出手段と、
前記体温検出手段により検出された体温が予め設定された上限体温よりも高ければ前記監視対象者の体温が高すぎると判定し、前記体温検出手段により検出された体温が予め設定された下限体温よりも低ければ前記監視対象者の体温が低すぎると判定し、前記体温検出手段により検出された体温が前記上限体温と前記下限体温との範囲内であれば前記監視対象者の体温が正常であると判定する体温判定手段と、
を備えていてもよい。
また、構成16〜構成42の何れかに記載の携帯監視装置においては、構成43に記載のように、
周囲の音を検出する集音手段と、
前記集音手段が検出した音が、予め当該携帯監視装置に登録された監視対象者の特定パターンの音声と一致するか否かを判定する音声一致判定手段と、
前記音声一致判定手段により前記集音手段が検出した音が前記特定パターンの音声と一致すると判定された場合に、前記監視対象者を救援する必要があると判断する第2救援判断手段と、
を備えていてもよい。
当該装置に収納された収納状態と当該装置の外部に引き出された引出状態との間で変位可能なレバーと、
前記レバーが引出状態にされると、前記監視対象者を救援する必要があると判断する第3救援判断手段と、
を備えていてもよい。
当該携帯監視装置の現在地を検出する現在地検出手段と、
当該携帯監視装置の外部と無線通信するための通信手段と、
前記監視対象者の異常を検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段が異常を検出すると、少なくとも前記現在地検出手段により検出された当該携帯監視装置の現在地を表す情報を、前記通信手段を介して予め設定された通信相手に対して送信する通信制御手段と、
を備えていてもよい。
前記異常検出手段が異常を検出すると、前記監視対象者による救援が不要である旨の意志を検出する意思確認手段を備え、
前記通信制御手段は、前記意思確認手段により救援が不要である旨の意志が予め設定された意志検出時間以内に検出されなかった場合に、前記通信手段を介した通信を実施するようにしてもよい。
外部指令に応じて前記意志検出時間の長さを変更する意志検出変更手段を備えていてもよい。
また、構成47に記載の携帯監視装置においては、構成48に記載のように、
被験者の身体的特徴が予め登録された特定の監視対象者の身体的特徴と一致するか否かの認証を実施するバイオメトリクス認証手段を備え、
前記意志確認手段は、前記バイオメトリクス認証手段により監視対象者であるとの認証がされた場合に、前記監視対象者による救援が不要である旨の意志を検出したものとみなすようにしてもよい。
また、構成48に記載の携帯監視装置においては、構成49に記載のように、
前記意志検出変更手段は、前記バイオメトリクス認証手段により監視対象者であるとの認証がされた場合に、前記意志検出時間の長さを変更するようにしてもよい。
[老人用ペンダントの概要]
図1は、本発明が適用された老人用ペンダント1の概略構成を示すブロック図である。老人用ペンダント1は、この老人用ペンダント1を所持して行動する監視対象者の健康状態や徘徊等の異常行動を種種のセンサを用いて検出する。即ち、この老人用ペンダント1は、正常な状態の人間と異常な状態の人間との差異を、種種のセンサによる出力がセンサ毎に予め設定された閾値以上であるか否か等を判定する各種処理を実施することによって判断する。
風速センサ29は、例えば周知の風速センサであって、ヒータ温度を所定温度に維持する際に必要な電力(放熱量)から風速を算出する。
救援依頼信号送信装置50は、周知のMPU51と、無線電話ユニット53と、訪問先メモリ55と、を備え、図示しない入出力インターフェイスを介して行動センサユニット10を構成する各種センサからの検出信号を取得可能に構成されている。そして、救援依頼信号送信装置50のMPU51は、この行動センサユニット10による検出結果や、操作部70を介して入力される入力信号、ROM(図示省略)に格納されたプログラムに応じた処理を実行する。
タッチパッド71は、使用者(監視対象者や監視対象者の保護者等)により触れられた位置や圧力に応じた信号を出力する。
次に、老人用ペンダント1の形状について図2(a)を用いて説明する。図2(a)は、老人用ペンダント1の概略形状を示す斜視図である。
そして、老人用ペンダント1の上面には、前述の取付部7aに加えて、電飾63およびスピーカ65が配置されている。
また、図2(c)に示すように、第1導電部83の内側には、凹部81が形成されており、この凹部81の底面部には、温度センサ15、湿度センサ17、およびマイク37が配置されている。このような構成にされているのは、温度センサ15、湿度センサ17、およびマイク37が監視対象者に直接触れないようにするためである。また、マイク37は、監視対象者の音声や心音(心臓の音)を検出するために用いられる。
上記に説明した老人用ペンダント1において、監視対象者が歩行中であることを検出する処理について図3を用いて説明する。図3は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する歩行判断処理を示すフローチャートである。
次に、老人用ペンダント1において、監視対象者が停止中であることを検出する処理について図4を用いて説明する。図4は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する停止判断処理を示すフローチャートである。
次いで、検出された3方向のピーク値の全てが、第1停止判断値(第1停止判断閾値)以下であるか否かを判定する(S75:停止判断手段)。3方向のピーク値の全てが第1停止判断値以下であれば(S75:Yes)、監視対象者が停止中であるものとして停止中信号をRAM等のメモリに格納(出力)し(S80)、停止判断処理を終了する。また、全てのピーク値が第1停止判断値以上であれば(S75:No)、監視対象者が停止中とは限らないものとして停止中不明信号をRAM等のメモリに格納(出力)し(S80)、停止判断処理を終了する。
次に、老人用ペンダント1において、監視対象者が座り動作中であることを検出する処理について図5を用いて説明する。図5は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する座り動作判断処理を示すフローチャートである。
次いで、検出された鉛直方向下向き(−Z方向)におけるピーク値が座り動作判断値以上であって、かつ水平方向(X方向、およびY方向)におけるピーク値の両方が第2停止判断閾値未満であるか否かを判定する(S125:座り動作判断手段)。鉛直方向下向きにおけるピーク値が座り動作判断値以上であって、かつ水平方向におけるピーク値の両方が第2停止判断閾値未満であれば(S125:Yes)、監視対象者が座り動作中であるものとして座り動作信号をRAM等のメモリに格納(出力)し(S130)、座り動作判断処理を終了する。
次に、老人用ペンダント1において、監視対象者が立ち上がり動作中であることを検出する処理について図6を用いて説明する。図6は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する立ち上がり動作判断処理を示すフローチャートである。
次いで、検出された鉛直方向上向き(+Z方向)におけるピーク値が立ち上がり動作判断値以上であって、かつ水平方向(X方向、およびY方向)におけるピーク値の両方が第3停止判断閾値未満であるか否かを判定する(S175:立ち上がり動作判断手段)。鉛直方向上向きにおけるピーク値が立ち上がり動作判断値以上であって、かつ水平方向におけるピーク値の両方が第3停止判断閾値未満であれば(S175:Yes)、監視対象者が立ち上がり動作中であるものとして立ち上がり動作信号をRAM等のメモリに格納(出力)し(S180)、立ち上がり動作判断処理を終了する。
次に、老人用ペンダント1において、監視対象者が右ターン動作中であることを検出する処理について図7を用いて説明する。図7は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する右ターン動作判断処理を示すフローチャートである。
[左ターン動作判断処理]
次に、老人用ペンダント1において、監視対象者が左ターン動作中であることを検出する処理について図8を用いて説明する。図8は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する左ターン動作判断処理を示すフローチャートである。
[地肌接触状態判断処理]
次に、老人用ペンダント1が監視対象者の地肌に接触した状態であることを検出する処理について図9を用いて説明する。図9は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触状態判断処理を示すフローチャートである。
[地肌接触服外状態判断処理]
次に、老人用ペンダント1が監視対象者の地肌に接触した状態で監視対象者の衣服の外側にあることを検出する処理について図10を用いて説明する。図10は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服外状態判断処理を示すフローチャートである。
また、地肌接触状態判断処理において地肌接触状態が出力されていれば(S365:Yes)、正面の湿度センサ21の出力を取得(入力)し(S370)、正面の湿度センサ21の出力を1分毎にRAM等のメモリに一時的に格納する(S375)。なお、メモリには、例えば10分間分の出力が格納される。
[地肌接触服内状態判断処理]
次に、老人用ペンダント1が監視対象者の地肌に接触した状態で監視対象者の衣服の外側にあることを検出する処理について図11を用いて説明する。図11は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服内状態判断処理を示すフローチャートである。
また、地肌接触状態判断処理において地肌接触状態が出力されていれば(S415:Yes)、正面の湿度センサ21の出力を取得(入力)し(S420)、正面の湿度センサ21の出力を1分毎にRAM等のメモリに一時的に格納する(S425)。なお、メモリには、例えば10分間分の出力が格納される。
次に、老人用ペンダント1が監視対象者の地肌に接触していない状態であることを検出する処理について図12を用いて説明する。図12は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触状態判断処理を示すフローチャートである。
次に、老人用ペンダント1が監視対象者の地肌に接触していない状態で監視対象者の衣服の外側にあることを検出する処理について図13を用いて説明する。図13は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服外状態判断処理を示すフローチャートである。
また、地肌非接触状態判断処理において地肌非接触状態が出力されていれば(S515:Yes)、照度センサ23の出力を取得(入力)し(S520)、照度センサ23の出力を1分毎にRAM等のメモリに一時的に格納する(S525)。なお、メモリには、例えば10分間分の出力が格納される。
次に、老人用ペンダント1が監視対象者の地肌に接触していない状態で監視対象者の衣服の内側にあることを検出する処理について図14を用いて説明する。図14は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服内状態判断処理を示すフローチャートである。
また、地肌非接触状態判断処理において地肌非接触状態が出力されていれば(S565:Yes)、照度センサ23の出力を取得(入力)し(S570)、照度センサ23の出力を1分毎にRAM等のメモリに一時的に格納する(S575)。なお、メモリには、例えば10分間分の出力が格納される。
次に、老人用ペンダント1と監視対象者との位置関係を検出する処理について図15を用いて説明する。図15は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行するペンダント位置判断処理を示すフローチャートである。
次に、監視対象者が行った運動負荷の大きさを検出する処理について図16を用いて説明する。図16は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する運動負荷判断処理を示すフローチャートである。
[暑過ぎ状態判断処理]
次に、監視対象者にとって暑過ぎる状態であることを検出する処理について図17を用いて説明する。図17は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する暑過ぎ状態判断処理を示すフローチャートである。
次に、地肌非接触服外状態・負荷なし処理について図18を用いて説明する。図18は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服外状態・負荷なし処理を示すフローチャートである。
DI=0.81T+0.01H(0.99T−14.3)+46.3
ただし、T:気温(摂氏温度)、H:相対湿度(%)である。
そして、温度湿度指数DIが85以上であれば(S825:Yes)、監視対象者の周囲の環境が監視対象者にとって暑過ぎるものとして暑過ぎ注意状態信号をRAM等のメモリに格納(出力)する(S830:暑過ぎ判断手段)。また、温度湿度指数DIが85未満であれば(S825:No)、監視対象者の周囲の環境が監視対象者にとって暑過ぎるとは限らないものとして暑過ぎ注意状態不明信号を出力する(S835:暑過ぎ判断手段)。
[地肌非接触服外状態・軽負荷処理]
次に、地肌非接触服外状態・軽負荷処理について図19を用いて説明する。図19は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服外状態・軽負荷処理を示すフローチャートである。
続いて、温度湿度指数DIが80(不快閾値)以上であるか否かを判定する(S875:不快閾値判定手段)。
[地肌非接触服外状態・中負荷処理]
次に、地肌非接触服外状態・中負荷処理について図20を用いて説明する。図20は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服外状態・中負荷処理を示すフローチャートである。
続いて、温度湿度指数DIが75(不快閾値)以上であるか否かを判定する(S925:不快閾値判定手段)。
[地肌非接触服外状態・重負荷処理]
次に、地肌非接触服外状態・重負荷処理について図21を用いて説明する。図21は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服外状態・重負荷処理を示すフローチャートである。
続いて、温度湿度指数DIが70(不快閾値)以上であるか否かを判定する(S975:不快閾値判定手段)。
[地肌非接触服内状態・負荷なし処理]
次に、地肌非接触服内状態・負荷なし処理について図22を用いて説明する。図22は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服内状態・負荷なし処理を示すフローチャートである。
次に、地肌非接触服内状態・軽負荷処理について図23を用いて説明する。図23は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服内状態・軽負荷処理を示すフローチャートである。
よって、このような老人用ペンダント1が実行する地肌非接触服内状態・軽負荷処理によれば、監視対象者の体温により正面の温度センサ19の出力が大きな値になっていたとしても、監視対象者の体温の影響を排除することができる。
次に、地肌非接触服内状態・中負荷処理について図24を用いて説明する。図24は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服内状態・中負荷処理を示すフローチャートである。
次に、地肌非接触服内状態・重負荷処理について図25を用いて説明する。図25は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌非接触服内状態・重負荷処理を示すフローチャートである。
次に、地肌接触服外状態・負荷なし処理について図26を用いて説明する。図26は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服外状態・負荷なし処理を示すフローチャートである。
続いて、温度湿度指数DIが85(不快閾値)以上であるか否かを判定する(S1080:不快閾値判定手段)。
次に、地肌接触服外状態・軽負荷処理について図27を用いて説明する。図27は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服外状態・軽負荷処理を示すフローチャートである。
続いて、温度湿度指数DIが80(不快閾値)以上であるか否かを判定する(S1135:不快閾値判定手段)。
温度湿度指数DIが80以上である場合(S1135:Yes)、背面の温度センサ15からの出力が38度以上である場合(S1140:Yes)、および濡れセンサ25の出力が監視対象者の皮膚の濡れを検出した場合(S1145:Yes)には、監視対象者の周囲の環境が監視対象者にとって暑過ぎるものとして暑過ぎ注意状態信号をRAM等のメモリに格納(出力)する(S1150:暑過ぎ判断手段)。
次に、地肌接触服外状態・中負荷処理について図28を用いて説明する。図28は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服外状態・中負荷処理を示すフローチャートである。
次に、地肌接触服外状態・重負荷処理について図29を用いて説明する。図29は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服外状態・重負荷処理を示すフローチャートである。
次に、地肌接触服内状態・負荷なし処理について図30を用いて説明する。図30は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服内状態・負荷なし処理を示すフローチャートである。
このような老人用ペンダント1が実行する地肌接触服内状態・負荷なし処理によれば、
監視対象者の体温により正面の温度センサ19の出力が大きな値になっていたとしても、監視対象者の体温の影響を排除することができる。また、正面の温度センサ19により監視対象者の体温(または体温により高温となった周囲の温度)を検出し、この温度が高体温閾値以上になった場合にも暑過ぎると判断するので、監視対象者の体温が異常に高温になったことを検出することができる。
次に、地肌接触服内状態・軽負荷処理について図31を用いて説明する。図31は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服内状態・軽負荷処理を示すフローチャートである。
このような老人用ペンダント1が実行する地肌接触服内状態・軽負荷処理によれば、 監視対象者の体温により正面の温度センサ19の出力が大きな値になっていたとしても、監視対象者の体温の影響を排除することができる。また、正面の温度センサ19により監視対象者の体温(または体温により高温となった周囲の温度)を検出し、この温度が高体温閾値以上になった場合にも暑過ぎると判断するので、監視対象者の体温が異常に高温になったことを検出することができる。
次に、地肌接触服内状態・中負荷処理について図32を用いて説明する。図32は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服内状態・中負荷処理を示すフローチャートである。
このような老人用ペンダント1が実行する地肌接触服内状態・中負荷処理によれば、
監視対象者の発汗により正面の湿度センサ21の出力が大きな値になっていたとしても、監視対象者の発汗の影響を排除することができる。また、正面の温度センサ19により監視対象者の体温(または体温により高温となった周囲の温度)を検出し、この温度が高体温閾値以上になった場合にも暑過ぎると判断するので、監視対象者の体温が異常に高温になったことを検出することができる。
次に、地肌接触服内状態・重負荷処理について図33を用いて説明する。図33は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する地肌接触服内状態・重負荷処理を示すフローチャートである。
このような老人用ペンダント1が実行する地肌接触服内状態・重負荷処理によれば、
監視対象者の発汗により正面の湿度センサ21の出力が大きな値になっていたとしても、監視対象者の発汗の影響を排除することができる。また、正面の温度センサ19により監視対象者の体温(または体温により高温となった周囲の温度)を検出し、この温度が高体温閾値以上になった場合にも暑過ぎると判断するので、監視対象者の体温が異常に高温になったことを検出することができる。
次に、監視対象者にとって寒過ぎる状態であることを検出する処理について図34を用いて説明する。図34は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する寒過ぎ状態判断処理を示すフローチャートである。
次に、服外状態・負荷なし・軽負荷処理について図35を用いて説明する。図35は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する服外状態・負荷なし・軽負荷処理を示すフローチャートである。
[服外状態・中負荷・重負荷処理]
次に、服外状態・中負荷・重負荷処理について図36を用いて説明する。図36は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する服外状態・中負荷・重負荷処理を示すフローチャートである。
なお、本処理における第1低温閾値および第2低温閾値は、前述の服外状態・負荷なし・軽負荷処理(図35)における第1低温閾値および第2低温閾値よりもそれぞれ小さな値に設定されている。このように設定されているのは、監視対象者が激しい運動(中負荷運動および重負荷運動)を実施している場合には、監視対象者がほとんど運動をしていない状態(負荷なしまたは軽負荷運動)のときよりも寒さを感じ難いからである。従って、老人用ペンダント1によれば監視対象者が行う運動負荷の大きさに応じて良好に寒過ぎることを検出することができる。
次に、服内状態・負荷なし・軽負荷処理について図37を用いて説明する。図37は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する服内状態・負荷なし・軽負荷処理を示すフローチャートである。
背面の温度センサ15の出力および正面の温度センサ19の出力の差分が3度以上であれば(S1370:Yes)、背面の温度センサ19の出力が20度(第4低温閾値)未満であるか否かを判定する(S1380:第4低温閾値判定手段)。
次に、服内状態・中負荷・重負荷処理について図38を用いて説明する。図38は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する服内状態・中負荷・重負荷処理を示すフローチャートである。
背面の温度センサ15の出力および正面の温度センサ19の出力の差分が3度以上であれば(S1420:Yes)、背面の温度センサ19の出力が15度(第4低温閾値)未満であるか否かを判定する(S1430:第4低温閾値判定手段)。
次に、老人用ペンダント1において、監視対象者を救援する必要があるか否かを判定する処理について図39を用いて説明する。図39は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する寒暖救援依頼処理を示すフローチャートである。
また、救援依頼の猶予中でなければ(S1460:No)、メモリに格納された寒過ぎ注意信号および暑過ぎ注意信号を取得(入力)する(S1465,S1470)。
次に、老人用ペンダント1において、救援依頼の猶予中である設定を解除する処理について図40を用いて説明する。図40は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する救援依頼の猶予中設定処理を示すフローチャートである。
次に、老人用ペンダント1において、救援依頼を送信する処理について図41を用いて説明する。図41は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する救援依頼の送信処理を示すフローチャートである。
救援依頼状態信号が取得されていれば(S1565:Yes)、GPS受信機27により検出された老人用ペンダント1の現在地の情報を入力し(S1570)、この現在地の情報を含む救援依頼メールを生成し、このメールを予め設定された連絡先に対して送信する(S1575)。そして、この処理が終了すると、救援依頼の送信処理を終了する。
[徘徊判断処理]
次に、老人用ペンダント1において、監視対象者が徘徊していることを検出する処理について図42を用いて説明する。図42は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する徘徊判断処理を示すフローチャートである。
このような老人用ペンダント1が実行する徘徊判断処理によれば、現在地を表す情報が訪問先メモリ55に記憶された位置情報と一致しない場合に、監視対象者が徘徊している可能性があるものとして、監視対象者の動作が特定のパターンであるか否かを判定する。そして、監視対象者の動作が特定のパターンであることが検出されれば、監視対象者が心神喪失状態であるものとして救援する必要があると判断する。
[歩行・停止のランダム短時間繰り返し判断処理]
次に、歩行・停止のランダム短時間繰り返し判断処理について図43を用いて説明する。図43は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する歩行・停止のランダム短時間繰り返し判断処理を示すフローチャートである。
次に、歩行・左・右ターンのランダム短時間繰り返し判断処理について図44を用いて説明する。図44は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する歩行・左・右ターンのランダム短時間繰り返し判断処理を示すフローチャートである。
次に、歩行・座り動作のランダム短時間繰り返し判断処理について図45を用いて説明する。図45は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する歩行・座り動作のランダム短時間繰り返し判断処理を示すフローチャートである。
次に、老人用ペンダント1において、監視対象者の立ち回り先(訪問先)を登録する処理について図46を用いて説明する。図46は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する立ち回り先登録処理を示すフローチャートである。
次に、老人用ペンダント1が監視対象者の安否を判断することができる状態にあるか否かを判定する処理について図47を用いて説明する。図47は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する安否判断可能判断処理を示すフローチャートである。
次に、監視対象者の脈拍数関係の情報に基づいて監視対象者の安否を判断する処理について図48を用いて説明する。図48は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する脈拍数関係の安否状態判断処理を示すフローチャートである。
また、脈拍数関係の安否状態判断処理によれば、複数の手段によって監視対象者の心拍数を検出し、これらによって検出された心拍数に整合性がなければ、心拍数が不明であると判断するので、心拍数の検出に対する信頼性を向上させることができる。
次に、監視対象者の体温関係の情報に基づいて監視対象者の安否を判断する処理について図49を用いて説明する。図49は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する体温関係の安否状態判断処理を示すフローチャートである。
[救援依頼判断処理(音声)]
次に、監視対象者の音声に基づいて監視対象者の救援を求める信号を出力する処理について図50を用いて説明する。図50は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する音声に関する救援依頼判断処理を示すフローチャートである。
次に、注意状態設定処理について図51を用いて説明する。図51は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する注意状態設定処理を示すフローチャートである。ここで、注意状態とは、現時点では救援を求める程度ではないが、監視対象者自身が体調等の違和感を覚えたときに、早めに救援を求めることができるように、自動的に救援を実施するか否かを決定するための閾値を変更した状態を表す。
ここで、注意状態設定処理は、予め設定された所定周期毎に起動される処理であって、まず、安否判断可能信号が出力されているか否かを判定する(S2160)。安否判断可能信号が出力されていなければ(S2160:NO)、直ちに注意状態設定処理を終了する。
このような携帯監視装置によれば、監視対象者本人以外が救援を不要とする旨を当該装置に入力することができないので、監視対象者の意志を尊重することができる。
次に、注意状態反転処理について図52を用いて説明する。図52は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する注意状態反転処理を示すフローチャートである。
次に、救援依頼レバー77に関する救援依頼判断処理について図53を用いて説明する。図53は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する救援依頼レバー77に関する救援依頼判断処理を示すフローチャートである。この救援依頼判断処理は、予め設定された所定周期毎に起動される処理であって、まず、救援依頼レバー77の状態を入力する(S2260)。
このような救援依頼判断処理によれば、監視対象者の意志で即座に救援依頼を要請することができる。
次に、実際に救援依頼の送信を実行する処理について図55を用いて説明する。図55は、救援依頼信号送信装置50のMPU51が実行する救援依頼実行処理を示すフローチャートである。
この送信の意思確認処理1では、まず、救援依頼を30秒後に実施する旨、および救援依頼の中止は30秒以内に行うべきことを報知するアナウンスを、スピーカ65を介して実施する(S2410)。このとき、同趣旨の内容をディスプレイ61にも表示させる。
送信の意思確認処理2においては、概ね送信の意思確認処理1と同様の処理を実施する。ただし、送信の確認処理1においては、S2410およびS2435にて、閾値として「30秒」を採用していたのに対して、送信の確認処理2においては、「30秒」に対してより長い「5分」を採用している。即ち、注意状態信号が出力されていれば、より早急に救援依頼が送信されやすいように設定されている。
本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
Claims (2)
- 監視対象者の健康状態を監視する携帯監視装置であって、
当該携帯監視装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における任意の位置に配置された温度センサと、
前記温度センサに近接して配置された湿度センサと、
当該携帯監視装置と当該装置を所持して行動する前記監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出手段と、
監視対象者が行う運動の運動負荷を検出する運動負荷検出手段と、
前記温度センサおよび前記湿度センサによる検出結果、前記位置関係、並びに前記運動負荷検出手段による検出結果に基づいて前記監視対象者の健康状態を判断する健康状態判断手段と、
を備えたことを特徴とする携帯監視装置。 - 監視対象者の健康状態を監視する携帯監視装置であって、
当該携帯監視装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の表面における任意の位置に配置された温度センサと、
当該携帯監視装置と当該装置を所持して行動する前記監視対象者との位置関係を検出する位置関係検出手段と、
前記監視対象者が行う運動の運動負荷を検出する運動負荷検出手段と、
前記温度センサによる検出結果、前記位置関係、並びに前記運動負荷検出手段による検出結果に基づいて前記監視対象者の健康状態を判断する健康状態判断手段と、
を備えたことを特徴とする携帯監視装置。
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