JP2003047599A - 通信網による生体情報の通知受取と対処連絡情報の提供取得の方法、その通信端末及び通信システム並びにプログラム - Google Patents

通信網による生体情報の通知受取と対処連絡情報の提供取得の方法、その通信端末及び通信システム並びにプログラム

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JP2003047599A
JP2003047599A JP2002148356A JP2002148356A JP2003047599A JP 2003047599 A JP2003047599 A JP 2003047599A JP 2002148356 A JP2002148356 A JP 2002148356A JP 2002148356 A JP2002148356 A JP 2002148356A JP 2003047599 A JP2003047599 A JP 2003047599A
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Japan
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communication
biometric information
communication terminal
medical institution
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JP2002148356A
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English (en)
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Junichi Ninomiya
淳一 二宮
Shoichi Nakamura
正一 中村
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ACP Japan Co Ltd
Original Assignee
ACP Japan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 心電図測定と携帯電話機とを一体化すること
により、被検者での測定作業と当該被検者の主治医に対
する測定通知を迅速且つ容易にする。 【解決手段】 携帯電話機3が、ローミング運用を行
い、かつ、内蔵又は外付けの心電図測定装置11及び血
圧測定装置12で検出した被検者の生体情報、GPS受
信機5で測定した被検者の絶対位置を転送し、かつ、転
送されてきた生体情報に対する対処情報及び/又は連絡
情報を表示する。運営サイト通信装置4が、携帯電話機
3から受け取った生体情報をデータベース装置に格納
し、かつ、生体情報に対する自動解析を行った際の対処
情報、及び/又は、解析を行い又は解析を行わない場合
の連絡情報を生成して携帯電話機3に転送し、かつ、受
け取った絶対位置情報を地図上に示して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網(例えば、
インターネットなどのTCP/IP通信網)によって被
検者の心電図、血圧、心拍、体温、運動量、筋組織酸素
濃度、酸素飽和度、情報環境温度、活動状態に関する情
報(以下、適宜、「生体情報」と記載する)を携帯端末
から医療機関へ自動的又は手動操作で通知し、かつ、そ
の対応情報を医療機関から被検者が取得する方法、その
通信端末及び通信システム並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体通信を利用して被検者の生
体情報を医療機関などで監視することが知られている。
この種の提案として特開平8−10235「心電計」号
公報例、特開平8−10236「心電計及び心電計の測
定部」号公報例、特開2000−60807「沿革監視
医療通報システム」号公報例がある。
【0003】特開平8−10235号「心電計」公報例
では、着脱可能な測定部で測定した心電図データが記憶
され、この心電図データを測定部が装着される携帯電話
機と兼用する本体部に転送して記憶した後に、無線通信
を通じて医療機関等に送信している。
【0004】特開平8−10236号「心電計及び心電
計の測定部」号公報例は、着脱可能な測定部で測定した
心電図データが記憶される。この心電図データを、測定
部を装着する携帯電話機と兼用する本体部でファクシミ
リ信号に変換し、音響カップラを通じて医療機関等に送
信する。また、特開2000−60807号「遠隔監視
医療通報システム」公報例では、被検者に装着した無線
心拍監視器、無線心電図監視装置からの心拍データや心
電図データを、携帯電話機で受信し、かつ、無線電話網
を通じて医療機関に伝送している。また、被検者が重病
で、その医療機関等への位置通報が困難な場合に対応す
るため、携帯電話機の発信エリア(セル基地局の設置場
所)を特定して、その被検者の位置(セル基地局のサー
ビスエリア内)を把握し、また、全地球方位計測システ
ム(GPS: Global PositioningSystems)からの位置
情報を取得して、その被検者の現在位置を特定してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
公報例では、比較的簡単に生体情報が得られ、その医療
機関等への無線通報が可能である。さらに、被検者が重
病の場合、医療機関等への携帯電話発信の場所情報(セ
ル基地局のサービスエリア)によって被検者の位置を特
定し、また、GPS計測による絶対位置情報によって被
検者の現在位置を特定できるものの、次のような不都合
があり、その改善の余地がある。 (1)各種の生体測定装置(例えば、心電図計と携帯電
話機)が離間した構成であり、被検者による測定作業に
手間取る。 (2)被検者の生体情報が、医療機関に通報されないた
め被検者の様態を医療機関で正確に把握できない。 (3)設定時刻による生体情報の自動通報が出来ないた
め、医療機関での被検者の状態を、より正確かつ確実に
把握できない。 (4)被検者の多様な日常生活状態、例えば、薬を飲ん
だ時、就寝中、トイレ使用中、スポーツ中、食事中等々
を弁別した測定による生体情報の通知が出来ない。換言
すれば、より容易かつ確実に被検者の様態を医療機関で
把握できない。 (5)生体情報の通知後の医療機関と被検者や関係者と
の連絡が電話通話のみであるため、医療機関からの対処
情報の提供及び取得が容易かつ確実に出来ない。例え
ば、絵図や写真などの、より正確かつ確実な対処情報が
医療機関から被検者や関係者に提供でき難い。 (6)携帯電話発信やGPS計測による被検者の位置特
定では、地図上の被検者位置を明示する処理の開示説明
がなく、その実現性に乏しい。 (7)言語が異なる被検者の場合に、医療機関での的確
な対応が出来ない。 (8)海外移動中の被検者の生体情報のデータ転送が出
来ない。
【0006】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、(a)生体情報測定装置と
携帯電話機とを一体化した構成によって、被検者での測
定(使用)作業が容易になり、かつ、(b)医療機関へ
の生体情報の通報、(c)設定時刻や緊急時の自動通
報、及び(d)被検者の多様な日常生活状態を弁別した
測定による生体情報の通知を可能にして、より容易かつ
確実に被検者の様態を医療機関が把握できるようにな
る、通信網による生体情報の通知受取と対処連絡情報の
提供取得の方法、その通信端末及び通信システム並びに
プログラムの提供を目的とする。
【0007】さらに、本発明は、(a)医療機関から被
検者や関係者へ対処情報の提供、及び(b)被検者の位
置(場所)特定が、正確かつ確実に出来るようになる、
通信網による生体情報の通知受取と対処連絡情報の提供
取得の方法、その通信端末及び通信システム並びにプロ
グラムの提供を他の目的とする。
【0008】また、本発明は、(a)言語が異なる被検
者に対し、言語翻訳による医療機関での的確な対応、か
つ、被検者への多言語による連絡(例えば、電子メー
ル)が出来るようになるとともに、(b)海外移動中の
被検者の生体情報が転送できるようになって、海外移動
中の被検者に対する対処情報の提供が可能になる、通信
網による生体情報の通知受取と対処連絡情報の提供取得
の方法、その通信端末及び通信システム並びにプログラ
ムの提供をさらに他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、通信網による通信端末側から医療機関側
の通信装置への生体情報の通知かつ、その受取と医療機
関側から提供される対処連絡情報を通信端末側で取得す
る方法であり、被検者の生体情報を測定するステップ
と、この生体情報を通信端末側から医療機関側へ転送し
て通知するステップと、この受け取った生体情報を医療
機関側が格納を含む受け取り処理を実行するステップ
と、医療機関側が受け取って格納した生体情報に対する
解析を行った際の対処情報又は解析を行わない場合の連
絡情報を生成する処理と、この対処情報及び/又は連絡
情報を被検者側の通信端末側に転送するステップと、受
け取った対処情報及び/又は連絡情報を被検者側の通信
端末側で表示するステップとを有することを特徴として
いる。
【0010】本発明の方法は、前記生体情報が、心電
図、血圧、運動量、体温、心拍、筋組織酸素濃度、酸素
飽和度の少なくとも何れか一つを含む情報であることを
特徴としている。
【0011】本発明の方法は、前記生体情報に、被検者
を医療機関側が識別するための識別符号、氏名、年齢を
含む個人情報が付加されることを特徴としている。
【0012】本発明の方法は、前記生体情報に、生体情
報を発信した被検者の絶対位置情報が付加され、この絶
対位置情報に基づいて、医療機関側が被検者の絶対位置
を地図上に示すことを特徴としている。
【0013】本発明の方法は、前記生体情報に、予め設
定した値を測定値が越えた場合に警報を付加して、医療
機関側に転送するとともに、この生体情報を医療機関側
が受け取った際に警報を発すことを特徴としている。
【0014】本発明の方法は、前記生体情報を、設定し
た時間間隔で測定し、この生体情報を通信端末側におい
て記憶した後に、手動操作によって医療機関側へ記憶し
ている生体情報を発信転送することを特徴としている。
【0015】本発明の方法は、前記生体情報を、通信端
末側が、設定時刻において測定し、又は、設定時刻から
時間間隔で測定した生体情報を通信端末側で記憶した後
に、自動的に医療機関側へ記憶している生体情報を発信
転送することを特徴としている。
【0016】本発明の方法は、前記通信端末側から医療
機関側への生体情報転送による監視が会員制の場合の登
録を、通信網によって実行するためのステップを、さら
に有することを特徴としている。
【0017】本発明の方法は、前記通信端末側から医療
機関側への生体情報転送による監視が有料制の場合の代
金を、通信網上で決済するステップを、さらに有するこ
とを特徴としている。
【0018】本発明の生体情報通信端末は、通信網によ
って生体情報を医療機関側通信装置へ通知し、かつ、対
処連絡情報を取得するものであり、当該生体情報通信端
末の筐体表面に心電図測定のための複数の電極を配置
し、当該生体情報通信端末を手で保持して前記電極を身
体部位に押圧接触させて、心電図心拍数測定を行うこと
を特徴としている。
【0019】本発明の端末は、前記生体情報通信端末
を、ベルトを含む身体部位への接触固定手段によって保
持して、前記電極を身体部位に押圧接触させて心電図心
拍数測定を行うことを特徴としている。
【0020】本発明の生体情報通信端末は、通信網によ
って生体情報を医療機関通信装置へ通知し、かつ、対処
連絡情報を取得するものであり、当該生体情報通信端末
に、生体情報の測定装置を内蔵し、かつ、生体情報測定
用の検出部を外付けとする構成としたことを特徴として
いる。
【0021】本発明の生体情報通信端末は、通信網によ
って生体情報を医療機関通信装置へ通知し、かつ、対処
連絡情報を取得するものであり、当該生体情報通信端末
が、携帯電話機と生体情報測定装置とから構成され、こ
の携帯電話機と生体情報測定装置とのそれぞれに、生体
情報を微弱電波で無線通信するための無線送受信手段を
備えることを特徴としている。
【0022】本発明の端末は、前記生体情報測定装置の
筐体表面に、心電図心拍数測定のための複数の電極を配
置し、当該生体情報測定装置を手で保持し、かつ、前記
電極を身体部位に押圧接触させて心電図心拍数測定デー
タを得ることを特徴としている本発明の端末は、前記生
体情報測定装置に、生体情報測定用の検出部が外付けし
て設けられることを特徴としている。さらに、前記複数
の電極の少なくとも一つと、前記生体情報測定装置側面
電極とを手で保持し、指又は手のひらに押圧接触させ
て、2電極法による心電図心拍数測定データを測定し、
前記心電図心拍数測定データは、携帯電話機のメモリに
格納され、前記メモリから読み出されて前記携帯電話機
の表示部に表示される。
【0023】本発明の端末は、前記生体情報測定装置
に、当該装置を身体の所定場所に配置するベルトを含む
着脱固定手段を備えることを特徴としている。
【0024】本発明の端末は、前記生体情報測定装置
に、生体情報の測定時刻及び/又は測定時間間隔を設定
するための計時設定手段を備えることを特徴としてい
る。
【0025】本発明の端末は、前記生体情報通信端末
に、被検者の絶対位置情報を計測して生体情報に付加す
るための、衛星電波受信による位置計測を含む絶対位置
計測装置を備えることを特徴としている。
【0026】本発明の端末は、前記携帯電話機及び/又
は生体情報測定装置に、身体の所定場所に配置するため
のベルトを含む着脱固定手段を備えることを特徴として
いる。
【0027】本発明の生体情報通信システムは、生体情
報を通信端末から医療機関通信装置へ通信網を通じて通
知し、かつ、生体情報の受け取りを処理を実行するとと
もに、医療機関通信装置からの提供による対処連絡情報
を通信端末で取得するものであり、前記通信端末が、ロ
ーミング運用が可能な携帯電話機を含む通信端末であ
り、かつ、当該通信端末に内蔵され、又は外付けされた
生体情報測定装置で検出した被検者の生体情報ととも
に、当該通信端末に内蔵され、又は外付けされた絶対位
置計測装置で被検者の絶対位置を計測して転送し、か
つ、前記医療機関通信装置から転送された生体情報に対
する対処情報及び/又は連絡情報を表示し、前記医療機
関通信装置が、前記通信端末から受け取った生体情報を
格納し、かつ、(a)生体情報に対する解析を行った際
の対処情報、及び/又は、(b)解析を行い又は解析を
行わない場合の、連絡情報を生成して前記通信端末に転
送し、かつ、前記通信端末から受け取った絶対位置情報
を地図上に示し、前記通信網を通じて、前記通信端末と
前記医療機関通信装置とのが双方向通信を実行すること
を特徴としている。
【0028】本発明の通信システムは、前記医療機関通
信装置に、受け取った生体情報を格納し、かつ、生体情
報の履歴に基づいた被検者の状態の解析を実行し、か
つ、絶対位置情報を地図上に示して表示するためのデー
タベース装置を備えることを特徴としている。
【0029】本発明の通信システムは、前記生体情報の
履歴に基づいた被検者の状態の解析が、生体情報と、予
め格納している対処情報とのトラッキングによる自動解
析であることを特徴としている。
【0030】本発明の通信システムは、前記通信網に、
医療機関通信装置から、非番の担当医を含む医療関係者
との双方向通信を実行するための通信装置を、さらに備
えることを特徴としている。
【0031】本発明の通信システムは、前記通信網に、
医療機関通信装置から、他の医療機関との双方向通信を
実行するための通信装置を、さらに備えることを特徴と
している。
【0032】本発明の通信システムは、前記通信網に、
医療機関通信装置から被検者の関係者との電話通話を行
うための電話装置を、さらに備えることを特徴としてい
る。
【0033】本発明の通信システムは、前記通信網に、
医療機関通信装置から、薬局を含む医療機関との双方向
通信を実行するための通信装置を、さらに備えることを
特徴としている。
【0034】本発明の通信システムは、前記通信網に、
医療機関通信装置からの通知によって、薬局を含む他の
医療機関と被検者側の通信端末との間で双方向通信によ
る代金決済を実行するための通信装置を、さらに備える
ことを特徴としている。
【0035】本発明の通信システムは、前記通信網に多
言語翻訳処理通信装置をさらに備え、医療機関通信装置
が被検者から受け取った、少なくとも生体情報を前記多
言語翻訳処理通信装置を通じて所望の言語に変換して格
納して解析し、かつ、前記医療機関通信装置での自動解
析による対処情報、及び/又は、解析を行い又は解析を
行わない場合の連絡情報を、前記多言語翻訳処理通信装
置に転送して指定の言語に変換し、この言語変換した対
処情報、及び/又は、連絡情報を、前記多言語翻訳処理
通信装置又は前記医療機関通信装置を通じて通信端末に
転送することを特徴としている。
【0036】本発明のプログラムは、通信端末におい
て、この通信端末に内蔵され、又は外付けされた生体情
報測定装置によって被検者の生体情報を測定するステッ
プと、当該通信端末に内蔵され、又は外付けされた絶対
位置計測装置によって被検者の絶対位置を計測するステ
ップと、前記生体情報及び絶対位置情報を転送するステ
ップと、転送されてきた生体情報に対する対処情報及び
/又は連絡情報を表示するステップとの制御を実質的な
コンピュータが実行することを特徴としている。
【0037】本発明のプログラムは、医療機関通信装置
において、通信端末から受け取った生体情報を格納する
ステップと、この格納した生体情報に対する被検者状態
の自動解析を行うステップと、この解析による対処情
報、及び/又は、解析にかかる連絡情報を生成するステ
ップと、この生成した対処情報及び/又は連絡情報を通
信端末に転送するステップと、通信端末側から受け取っ
た絶対位置情報を地図上に表示するステップとの制御を
実質的なコンピュータが実行することを特徴としてい
る。
【0038】このような本発明では、生体情報測定装置
と携帯電話機とを一体化した構成によって、被検者での
測定(使用)作業が容易に行われる。さらに、医療機関
への生体情報の通報が行われ、かつ、定時又は様態に合
わせた短時間や長時間の間隔などの設定時刻や緊急時の
自動通報及び被検者の多様な日常生活状態を弁別した測
定による生体情報の通知が行われる。例えば、薬を飲ん
だ時、就寝中、トイレ使用中、スポーツ中、食事中等々
の生体情報の医療機関への通知が可能になり、より容易
かつ確実な被検者の様態が医療機関で把握される。
【0039】さらに、本発明は、医療機関から被検者や
関係者への絵図や写真などの対処情報の提供とともに、
例えば、携帯電話の発信エリア(セル基地局のサービス
エリア)やGPS計測による被検者の位置特定が、正確
かつ確実に行われる。
【0040】また、本発明は、言語が異なる被検者に対
し、多言語翻訳による医療機関での的確な対応ととも
に、被検者への連絡(例えば、電子メール)が行われ、
かつ、海外移動中の被検者の生体情報が転送され、海外
移動中の被検者に対しても、その対処情報の提供が行わ
れる。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の通信網による生体
情報の通知受取と対処連絡情報の提供取得の方法、その
通信端末及び通信システム並びにプログラムの実施形態
を図面参照の上で詳細に説明する。
【0042】図1は本発明の実施形態における通信網の
全体構成を示す外観図である。図1において、この例
は、「通信網による生体情報の通知受取と対処連絡情報
の提供取得」を実施するためのTCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Internet Protocol/イントラ
ネット、インターネット、エキストラネット、以下、イ
ンターネットのみをもって説明する)通信ネットワーク
構成を示している。
【0043】なお、他の通信方式によっても本発明の実
施が可能である。例えば、Z/Y−MODEMなどのコ
ンピュータ対コンピュータ通信や、心電図、血圧のデー
タをビットマップデータ(例えば、ファクシミリ通信)
として伝送する通信でも実施可能であり、これらも本発
明に含まれる。
【0044】図1の通信ネットワーク構成では、データ
通信とともに、ITU−T(international Telecommun
ication Union-Telecommunication Standardization Se
ctor)/G3規格のファクシミリ通信やインターネット
Fax通信及び、汎用電話通話やVoIP(Voice over
Internet Protocol/ITU−T/H.323プロトコ
ル)による音声電話通信を実行している。
【0045】この通信ネットワークは、ISDN(Inte
grated Services Digital Network)のデジタル固定通
信網1A及びアナログ固定通信網1Bとともに、このデ
ジタル固定通信網1Aに、通信プロトコル変換を行うゲ
ートウェイ装置GWで接続されたデジタル移動通信網2
(これらのデジタル固定通信網1A、アナログ固定通信
網1B及びデジタル移動通信網2を合わせて、適宜、通
信回線網と表記する)を有している。
【0046】デジタル移動通信網2は、例えば、PDC
(Personal Digital Cellular Telecommunication Syst
em)方式、PHS(Personal Handyphone System)方式
であり、セル基地局2aを有している。このセル基地局
2aには、「通信網による生体情報を通知し、対処情報
を取得」するために、多数の被検者がそれぞれに使用す
る、インターネットアクセスが可能なウェブブラウザを
搭載した多数の携帯電話機3が無線区間で収容されてい
る。
【0047】また、デジタル固定通信網1Aには、以降
で詳細に説明するように携帯電話機3からの生体情報を
受け取り、かつ、解析して被検者に対する対処情報を提
供することによって、その被検者の状態を監視するため
の、医療機関に設置された運営サイト通信装置4(請求
項における医療機関通信装置に対応する)が接続されて
いる。さらに、デジタル固定通信網1Aには、携帯電話
機3に内蔵又は外部接続されて、以降で説明するように
被検者の絶対位置をGPS衛星satからのGPS電波
(Wa,Wb,Wc,Wd)を受信して運営サイト通信
装置4に通知するGPS受信機5(請求項における絶対
位置計測装置に対応する)と、運営サイト通信装置4側
が参考資料の提供を受けるための、他の医療機関に設置
される病院通信装置6が接続されている。
【0048】また、図1に示すアナログ固定通信網1B
には、被検者(携帯電話機3)の関係者が使用するVo
IP電話機7が接続されている。なお、音声パケットと
連続音声変換用のVoIPゲートウェイは、その図示を
省略した。また、デジタル固定通信網1Aとアナログ固
定通信網1Bとの間には、インターネット上のコンテン
ツを携帯電話機3の小型表示画面に適合するように、専
用HTMLタグに編集し直すための編集サーバ8が接続
されている。
【0049】デジタル固定通信網1Aには、薬局などに
設置される小型汎用コンピュータ9(請求項における通
信装置に対応する)と、運営サイト通信装置4の非番の
医療関係者が使用する小型汎用コンピュータ10(請求
項における通信装置に対応する)と、心電図データを携
帯電話機3に送出する心電図測定装置11と、血圧デー
タを携帯電話機3に送出する血圧測定装置12とが接続
されている。さらに、デジタル固定通信網1Aには、以
降で説明するように医療機関や薬局などの代金決済を、
クレジットカード、デビットカード、電子マネー(e-ca
che/digital-cache) 、世界共通ネット通貨(beens)
によって、通信ネットワーク上で実行するためのネット
銀行やクレジットカード会社などに設置されたネット銀
行通信装置13(請求項における代金決済を実行するた
めの通信装置に対応する)が接続されている。また、デ
ジタル固定通信網1Aには言語が異なる被検者への対処
情報及び連絡情報を多言語(文字情報)で通知するため
の多言語翻訳を通信ネットワーク上で実施する言語翻訳
通信装置14(請求項における多言語翻訳処理通信装置
に対応する)が接続されている。
【0050】図2は、図1中の運営サイト通信装置4の
構成例を示すブロック図である。図2において、運営サ
イト通信装置4は、ISDN(デジタル固定通信網1
A)に接続するためのデジタル終端装置/DSU)や、
侵入防止用のファイアウォールアプリケーションを実装
した図示しないルータなどを装備した回線接続装置20
と、インターネット上での通信処理を実行するためのウ
ェブサーバ21とが設けられている。
【0051】さらに、運営サイト通信装置4は、FTP
(File Transfer Protocol)ファイル転送用のFTPサ
ーバ22、及び分散名前管理システム(DNS:Domain
NameSystem)用のDNSサーバ23とともに、SSLサ
ーバ(SSL:Secure Sockets Layer)24が設けられ
ている。このSSLサーバ24は、被検者への対処情報
の提供におけるデータ転送用の暗号化通信プロトコルの
起動用である。また、この運営サイト通信装置4には、
以降で説明するデータベース(D/B)装置制御用のD
/Bサーバ25とともに、外部LANを収容するインタ
フェース(I/F)回路26が設けられている。
【0052】また、運営サイト通信装置4は、複数のV
oIP電話端末27aが接続されるVoIP接続装置2
7とともに、被検者の病歴や心電図、血圧データを順次
格納し、その検索(トラッキング/解析)を実行して対
処情報を自動生成する履歴D/B装置28aと、被検者
個人の情報、例えば、住所、氏名、電話番号等のデータ
を格納し、その検索(トラッキング)を実行する被検者
D/B装置28bと、緊急時の被検者の位置を把握する
ための地図情報を格納し、その地図情報検索(トラッキ
ング)を実行する地図D/B装置28cが設けられてい
る。
【0053】さらに、運営サイト通信装置4には、これ
らの各部を制御するための制御サーバ29が設けられて
おり、この制御サーバ29に、この実施形態を実行する
ためのプログラムをCD−ROMなどから読み出してイ
ンストールするための図示しないドライブ装置も備えて
いる。
【0054】なお、この運営サイト通信装置4は、伝送
容量(トラフィック量)やデータ処理量を考慮して、そ
の構成とすれば良い。例えば、運営サイト通信装置4
は、そのトラヒック量によって、単体の小型汎用コンピ
ュータのみで構成することも可能である。また、病院通
信装置6、ネット銀行通信装置13及び言語翻訳通信装
置14も、データ処理量が多い場合は、運営サイト通信
装置4と同様に構成されるものである。
【0055】図1中の小型汎用コンピュータ装置9,1
0は、タワー型卓上パーソナルコンピュータやノート型
パーソナルコンピュータとして、その構成は既知であ
る。例えば、接続装置、マイクロコンピュータ、フラッ
シュメモリ、情報記録媒体用ドライブ装置、モニタ装
置、入力操作装置、ハードデスク装置、SCSI(Smal
lComputer System Interface)インタフェース、USB
(Universal Serial Bus)インタフェースなどを備えた
構成が周知である。
【0056】図3は、携帯電話機3の電気的構成例を示
すブロック図である。図3において、この携帯電話機3
はPDC方式、PHS方式として、その構成は既知であ
る。例えば、周波数切替シンセサイザ、受信電界強度
(RSSI)検出部を備えた無線送受信部31、変調/
復調部32、時分割/多重分離部33、コーデック(符
号化/復号化)部34、送話用マイクロホン35と受話
用スピーカ36、マイクロプロセッサ(MPU)38、
着信表示発光ダイオードや液晶ディスプレイなどの表示
部39、テンキー及び機能キーなどのキーパッド40、
外部I/F部41、メモリ42、タイマ回路43(請求
項における計時設定手段に対応する)などを備えた構成
が周知である。
【0057】なお、マイクロプロセッサ(MPU)38
には、本発明の実施形態「通信網による生体情報の通知
と対処情報の取得」を実行するためのプログラムが格納
されている。
【0058】図4は、携帯電話機3に内蔵又は外付け接
続される図1に示すGPS受信機5の電気的構成を示す
ブロック図である。図4において、このGPS受信機5
は、図示しない天空を飛翔する少なくとも四つのGPS
衛星からのGPS電波Wa,Wb,Wc,Wdを受信す
る平面偏波無指向性受信用のアンテナ41とともに、高
周増幅、周波数変換、検波などを行う無線受信部42
と、現在絶対位置(緯度、経度、高度)情報を算出する
デジタルシグナルプロセッサ(DSP)43と、DSP
43が算出した絶対位置情報に必要な文字情報を送出す
るためのフォント回路45と、各種の情報を設定するた
めの操作部46と、絶対位置情報を記憶して送出するメ
モリ47と、絶対位置情報を携帯電話機3に転送するた
めのI/F部48とを有している。
【0059】図5は、図1中のVoIP電話機7及び図
2中のVoIP電話端末27aの要部構成例を示すブロ
ック図である。図5において、この例は、送受信インタ
フェース部50と、符号化・復号化部51と、音量可変
オーディオ部52と、マイクロコンピュータ53と、音
声通話用のマイクロホン54a及びスピーカ54bと、
VoIP音声通話制御プログラムを格納したメモリ55
と、LCDの表示部56と、操作部(テンキー、機能選
択キー)57等を備えた構成である。
【0060】図6は、携帯電話機3に内蔵又は外付けさ
れる心電図測定装置11及び血圧測定装置12の要部構
成を示すブロック図である。図6(a)において、心電
図測定装置11(請求項における測定装置に対応する)
は、複数の電極が接続されて、心電図データを得るため
のマイクロプロセッサ、心電図データを設定時刻(又
は、設定時間間隔)ごとに記憶するメモリ等からなる心
電図測定部61と、心電図データを携帯電話機3で設定
した時刻(又は設定時間間隔)において、その転送要求
コマンドの取り込みによって送出するためのI/F部6
2とを有している。
【0061】図6(b)において、血圧測定装置12
(請求項における測定装置に対応する)は、身体の一部
(腕又は人指し指)に巻き付けるカフ(加圧空気袋)7
0(請求項における検出部に対応する)と、このカフ7
0を加圧する機構や、血圧を検出する検出部と、血圧値
を算出するマイクロプロセッサ、血圧値を設定時刻(又
は、設定時間間隔)ごとに記憶するメモリ等からな血圧
測定部71と、血圧値を携帯電話機3に設定された時刻
(又は設定時間間隔)において、その転送要求コマンド
の取り込みによって転送するためのI/F部72とを有
している。
【0062】この血圧測定装置12での非観血による血
圧測定としては、最高血圧値あたりから最低血圧値まで
持続するコロトコフ音を聴取する「Riva Rocc
i」血圧法が良く知られている。この「Riva Ro
cci」血圧方法は被検者自体が測定する場合、その測
定操作が面倒である。このため、この実施形態では、コ
ロトコフ音の聴取を行わない位相差血圧測定法、加圧脈
波関係処理法、血管壁振動超音波ドプラー法を採用す
る。
【0063】位相差血圧測定法は腕部位に二つのカフを
巻回して等圧を加え、二つの圧力トランジューサの信号
を処理して最高最低血圧を測定している。加圧脈波関係
処理法では、指先を受圧膜に挿入して、指先周囲の液体
に圧力を加え、この場合の加圧と脈波との関係から血圧
測定を行っている。さらに、血管壁振動超音波ドプラー
法は、腕に巻回したカフにトランジューサを設けて血管
壁振動の超音波ドプラーによって血圧を測定している。
【0064】なお、この心電図測定装置11及び血圧測
定装置12とともに、図示しない運動量/加速度セン
サ、体温センサ、環境温度センサ、心拍センサが被検者
の様態(監視状況)に応じて設けられる。なお、心拍
は、心拍センサを用いないで心電図データから生成す
る、心拍周期比例形方式や心拍数比例信号変換方式など
が周知である。
【0065】次に、図1における各部の要点動作につい
て説明する。図1において、通信回線網(デジタル固定
通信網1A、アナログ固定通信網1B、デジタル移動通
信網2)と各装置との間では、例えば、伝送速度64,
384kbit/s,1.5Mbit/sによるIPパ
ケットを伝送している。伝送速度64kbitでは、2
B+D(情報チャネル32kbps×2、制御チャネル
16kbps)伝送を、例えば、ITU−T勧告による
パケット交換手順X.31(I.430/I.431,
Q.921/Q.931,X.25プロトコル)で実行
する。
【0066】また、デジタル移動通信網2は、セル基地
局2aを図示しない移動通信制御局(MCC)が収容す
る既知の移動回線網である。デジタル移動通信網2と携
帯電話機3は、ARIB−27/28規格によるTDM
A方式、又はTDMA/TDD伝送方式、TIA標準I
S95系/IMT−2000のN/W−CDMA方式に
よる通信を行う。この通信では、例えば、1タイムスロ
ット/伝送速度32kb/sや2タイムスロット/伝送
速度32kb/s×2(64kb/s)による音声通話
及びデータ通信を行う。セル基地局2aのサービスエリ
ア内に携帯電話機3が移動すると、制御チャネル(CC
H)をスキャンしてモニタし、最大受信電界強度の制御
チャネルを捕捉する。この位置登録後は、周知の発呼
(発信)又は着呼(着信)に対する通信シーケンスが実
行される。
【0067】また、図1の通信回線網と各装置は、イン
ターネット通信として周知のTCP/IPによる通信接
続処理、HTML(HyperText Markup Language)によ
る言語処理機能(文章、音声、データ圧縮によるJPE
G静止画又はMPEG動画処理)、及びHTTP(Hype
rtext Transport Protocol)によるハイパーリンク機能
による転送双方向通信、FTPによるファイル転送、及
びCGI(Common Gateway Interface)による外部アプ
リケーションをそれぞれに実行する。このための電子メ
ール通信やインターネットアクセスを行うウェブブラウ
ザ(アプリケーション) を各装置が搭載している。
【0068】さらに、広告や商品カタログ(コンテン
ツ)の写真やイラストをデータ処理するための、ビット
マップ画像ファイルを保存する、例えば、TIFF(Ta
gged Image File Format)とともに、機種や使用フォン
トに関わらず作成時のイメージを保った変換が可能な、
例えば、PDF(Portable Document Format)ファイル
によって高微細画像データを生成かつ処理している。
【0069】このような各装置は、TCP/IPリンク
によって、周知のIPパケットによるファイル転送を双
方向通信で行っている。この通信ネットワークにおける
インターネット上での転送処理は、HTTPにおけるオ
ブジェクト指示(クリック/マウスなどの座標入力装置
によるラジオボタン、アンカー、プッシュボタン等への
指示)によって実行する。この場合、ファイルフォーマ
ットにTCPコネクションの開放の伝送終了記述文字
(FIN)や伝送肯定応答文字(ACK)などを格納
し、その識別によってファイル転送を実行する。
【0070】図2から図6に示す各装置の動作は、この
後の第1から第6の実施形態において説明する。
【0071】次に、このような電気的構成に基づいた使
用方法や動作について説明する。 (1)第1実施形態 図7は、第1実施形態の携帯電話機3Aの構成を示す外
観図である。図7において、この携帯電話機3Aは、図
1中の電気的構成に心電図測定装置11及び血圧測定装
置12を一体化したものである。携帯電話機3Aの内部
に図6に示す心電図測定装置11(心電図測定部61、
I/F部62)及び血圧測定装置12(血圧測定部7
1,I/F部72)が内蔵されている。携帯電話機3A
の裏側には、心電図測定装置11における3つのセンサ
(電極)P1,P2,P3が配置されている。
【0072】センサP1〜P3は、高精度の測定が可能
な「分極の発生しない材質の電極」を用いるのが好まし
い。
【0073】なお、このセンサ(電極)P1〜P3は、
この構成に限らず、多様な構成を採用できるものであ
る。すなわち、心電図データは、身体の2ヵ所の特定部
位に電極を当接することによって、P波(心房収縮)と
QRS(心室の収縮)、T波(心室の拡張)の心電図デ
ータが得られる。したがって、簡易な心電図データを得
る場合は、携帯電話機3Aの裏側には、一つのセンサ
(電極)を設ければ良い。
【0074】なお、この心電図測定装置11及び血圧測
定装置12を配置した携帯電話機3Aには、図示しない
運動量/加速度センサ、体温センサ、環境温度センサ、
心拍センサが被検者の監視状態に対応して、携帯電話に
内蔵されるか或いは外部に接続される。
【0075】図8は、第1実施形態の携帯電話機3Aの
使用状態を説明する図である。図8において、この例で
は、被検者自体が携帯電話機3Aの裏面のセンサP1〜
P3を、身体上部に押し当て、さらに、カフ70を腕又
は人指し指に巻回している。被検者が携帯電話機3Aの
操作部57(図5)を操作して、予め医療機関から指定
された設定内容(随時、指定時刻、又は時間間隔)にお
ける心電図、血圧値を測定する。また、図示しない運動
量/加速度センサ、体温センサ、環境温度センサ、心拍
センサによる測定も行われ、この各種の測定データが携
帯電話機3Aを通じて予め設定した電子メールアドレス
(運営サイト通信装置4/医療機関)に発信される。
【0076】そして、以降の説明のように、運営サイト
通信装置4(医療機関)において被検者のコンピュータ
解析が行われ、必要に応じて運営サイト通信装置4から
携帯電話機3Aを通じた対処情報及び連絡情報の提供や
VoIP電話端末27aによる関係者への対処情報及び
連絡情報の提供が行われる。
【0077】以下、この測定から生体情報の発信、医療
機関におけるコンピュータ解析、対処情報の提供につい
て詳細に説明する。
【0078】図9は、第1実施形態の伝送及び処理手順
を示す伝送シーケンス・流れ図であり、図10は測定デ
ータ例を説明するための図である。図9において、ここ
では携帯電話機3A側からの生体情報の測定・発信及び
医療機関からの対処情報の取得を示している。まず、携
帯電話機3Aに内蔵又は外付けの図4に示すGPS受信
機5が、現在の被検者の絶対位置を測定する。この測定
は、図3に示す無線受信部42からの検波信号をDSP
43が取り込み、スペクトル逆拡散 距離測定、ドップ
ラ測定、軌道データベース構成を処理し、これらのデー
タベースから位置計算及び移動速度方位計算を行って現
在絶対位置(緯度、経度、高度)情報を生成し、携帯電
話機3Aに転送する(ステップSa)。
【0079】さらに、図6に示す心電図測定装置11に
よって心電図を測定し、その測定データを携帯電話機3
Aに転送する(ステップSb)。また、図6に示す血圧
測定装置12によって血圧値を測定し、その測定データ
を携帯電話機3Aに転送する(ステップSc)。さら
に、図6に図示しない運動量/加速度センサ、体温セン
サ、環境温度センサ、心拍センサ(適宜、その他測定装
置と記載する)が被検者の様態(監視状況)を測定し
て、そのデータを携帯電話機3Aに転送する(ステップ
Sd)。
【0080】図10(a)には、測定日時とともに被検
者データが表示され、設定時間間隔ごとの最高/最低血
圧値及び心拍数が時間軸上に示されている。なお、測定
エラーも表示される。図10(b)では、最高/最低血
圧値が時系列グラフとして表示されている。
【0081】携帯電話機3Aでは、各データの取り込み
を判断し、常時、デジタル固定通信網1Aと回線接続し
ている運営サイト通信装置4に発信(例えば、電子メー
ル)する(ステップSe,Sf)。運営サイト通信装置
4側では、携帯電話機3Aらの各データの取り込みを判
断し(ステップS1)、次の図11,図12をもって説
明する解析を行う(ステップS2)。
【0082】この解析結果による対処情報を運営サイト
通信装置4から携帯電話機3Aに提供する場合は、その
対処情報を携帯電話機3Aへ電子メールで転送する。携
帯電話機3Aでは、その取り込みを判断し、対処情報を
表示する(ステップSg,Sh)。この表示は文字画面
又は音声出力によって行われる。
【0083】また、運営サイト通信装置4のVoIP電
話端末27aを通じて携帯電話機3A(被検者)との電
話通話が行われる。さらに、対処情報を運営サイト通信
装置4から被検者の関係者へ通知する場合、VoIP電
話端末27aからVoIP電話機7へ発信して、その解
析結果による対処情報にかかる音声通話が行われる。
【0084】図11は、第1実施形態における他の伝送
及び処理手順を示す伝送シーケンス・流れ図であり、図
12は測定データに対する解析結果例を説明するための
図である。
【0085】図11において、ここでは携帯電話機3A
側からの生体情報に基づいた医療機関での解析及び対処
情報の提供(転送)を示している。まず、携帯電話機3
Aが運営サイト通信装置4に発信してデータを転送する
(ステップSk)。運営サイト通信装置4側では、携帯
電話機3A側からのデータ転送の取り込みを判断し、ま
ず、転送されてきたデータの被検者にかかる情報、例え
ば、住所、氏名、年齢、電話番号とを被検者D/B装置
28bから取り込む(ステップS10,S11)。
【0086】測定データを履歴D/B装置28aに格納
し、さらに、過去の履歴データを読み出して現在の被検
者における状態を自動解析して、この結果を次回の解析
に供するため履歴D/B装置28aに格納する(ステッ
プS12)。この被検者の状態の解析は、履歴D/B装
置28aにおけるデータベースエンジンによるトラッキ
ングによって自動的に実行する。また、必要に応じて、
例えば、往診のために被検者の現在位置を把握するた
め、転送されてきたGPS計測値に対応する地図情報を
地図D/B装置28cから読み出して図2中のLANに
接続された図示しないモニタやプリンタに出力する。
【0087】また、運営サイト通信装置4における自動
解析に伴い、例えば、非番の医療関係者(非番の担当
医)への問い合わせや連絡が必要な場合、小型汎用コン
ピュータ10に発信して解析結果データなどを転送す
る。小型汎用コンピュータ10側では、解析結果データ
の取り込みを判断して解析を行い、その結果を運営サイ
ト通信装置4に転送する(ステップS100,S10
1)。運営サイト通信装置4は、非番の担当医からの解
析結果データに基づいて再度の自動解析を行い、その結
果を履歴D/B装置28aに格納する(ステップS1
5)。
【0088】さらに、運営サイト通信装置4側におい
て、他の病院(例えば、緊急入院の手配)が必要な場
合、病院通信装置6に発信し、解析結果を転送する(ス
テップS14)。病院通信装置6では、解析結果の転送
を判断して解析を行い、その結果を運営サイト通信装置
4に転送する(ステップS200,S201)。運営サ
イト通信装置4は、病院通信装置6側からの解析結果デ
ータや連絡に基づいて再度の自動解析を行い、その結果
を履歴D/B装置28aに格納する(ステップS1
6)。
【0089】これらの解析結果に基づいて、運営サイト
通信装置4側が、被検者に対する投薬が必要と判断した
場合、小型汎用コンピュータ9(薬局)側へ発信してデ
ータ転送を行う(ステップS300,S301)。この
後、携帯電話機3A側の被検者や関係人が(局薬/小型
汎用コンピュータ9)に出向いて処方箋を受け取ること
になる。また、運営サイト通信装置4側が、解析結果に
基づいた対処情報を携帯電話機3AやVoIP電話機7
に発信して提供する(ステップS17、図9参照)。
【0090】図12に示す解析結果例では、(a)ヘッ
ドデータ、(b)定時のECG(心筋活動の電位変動)
波形データ、(c)履歴データ、(d)RP(心室縮小
/心房収縮の波形)間隔パワーアロケーション、(e)
状態データ、(f)ECG波形状態、(g)関連デー
タ、(h)RP間隔プロットが図示しないコンピュータ
による解析結果として示されている。
【0091】なお、運営サイト通信装置4の履歴D/B
装置28a、被検者D/B装置28b及び地図D/B装
置28cでは、制御サーバ29及びD/Bサーバ25と
連動してデータベースエンジン(トラッキング)処理を
実行している。このトラッキング処理で読み出されるデ
ータは、例えば、XML(Extensible Markup Languag
e)によりCDF(プッシュ型情報配信のフォーマッ
ト)やプッシュプル型情報配信のフォーマットによって
発信するデータを生成し、また、SQL(Structured Q
uery Language)によってリレーショナルデータベース
処理を実行している。
【0092】図13は、第1実施形態のさらに他の伝送
及び処理手順を示す伝送シーケンス・流れ図である。図
13において、この例は、例えば、小型汎用コンピュー
タ9(薬局)と携帯電話機3Aの被検者や関係人との間
のネット代金決済例である。まず、小型汎用コンピュー
タ9(薬局)側から携帯電話機3Aの被検者やネット銀
行通信装置13に代金が通知される(ステップS30
3)。携帯電話機3A側では、代金通知の受取を判断
し、即時に又は指定の期日にネット銀行通信装置13に
発信して代金決済のリンクをオープンする(ステップS
l、Sm)。ネット銀行通信装置13も代金通知の受取
を判断し、携帯電話機3A側からの発信によるリンクオ
ープンを通じて代金決済処理を実行する(ステップS4
00,S401)。この後、小型汎用コンピュータ9
(薬局)にネット銀行通信装置13からの送金(入金)
通知が行われる。この代金決済は、クレジットカード、
デビットカード、電子マネー、世界共通ネット通貨で実
行する。
【0093】(2)第2実施形態 図14は、第2実施形態の携帯電話機3Bの構成を示す
外観図である。また、図15は、第2実施形態の携帯電
話機3Bの使用状態を説明するための図であって、図1
6は、第2実施形態における携帯電話機3Bの他の使用
状態を説明するための図である。
【0094】図14において、この例の携帯電話機3B
は、図3に示す携帯電話機3に図4に示すGPS受信機
5を内蔵している(図示せず)。さらに、携帯電話機3
Bには図6に示す心電図測定装置11及び血圧測定装置
12を外付けで設けている。この場合の心電図測定装置
11及び血圧測定装置12は、携帯電話機3Bに内蔵す
る場合に比較して、比較的大型で高性能の装置を用いる
ことが出来るようになる。例えば、身体部位との密着が
良好で、かつ、着脱が容易な空気吸引器を備えた吸引電
極を使用することも出来る。さらに、容易に着脱可能な
マジックテープ(登録商標)等で電極を手首に密着して
装着する四肢電極などの採用が可能である。なお、この
第2実施形態の動作は第1実施形態と同様であり、その
重複した説明は省略する。
【0095】図15において、携帯電話機3Bを用いる
場合の心電図測定装置11及び血圧測定装置12は、そ
れぞれ被検者の上部身体の所定位置にセンサ及びカフが
取り付けられる。この場合も携帯電話機3Bには、図示
しない運動量/加速度センサ、体温センサ、環境温度セ
ンサ、心拍センサが被検者の様態に応じて接続される。
【0096】図16において、携帯電話機3Bは、例え
ば、被検者の上着に設けられている専用ポケット(図1
4参照)に配置されている。なお、図19に示すような
ベルトを携帯電話機3Bの筐体に固定して、身体の一部
に着脱するようにしても良い。
【0097】(3)第3実施形態 図17は、第3実施形態の携帯電話機3C、心電図測定
装置11及び血圧測定装置12とを無線接続する際の電
気的要部構成を示すブロック図である。また、図18
は、第3実施形態における無線接続装置80Aの構成例
を示す外観図であり、図19は、第3実施形態における
他の無線接続装置80Bの構成例を示す外観図である。
図20は、第3実施形態における他の無線接続装置80
Cの構成例を示す外観図である。
【0098】図17において、この例は、携帯電話機3
C、心電図測定装置11及び血圧測定装置12とを無線
接続するための無線接続装置80を有している。携帯電
話機3Cは、図3に示す携帯電話機3におけるI/F部
41に対して無線接続装置80と無線回線接続するため
の無線送受信部41A(請求項における無線送受信手段
に対応する)が設けられている。この他の構成は携帯電
話機3と同一である。
【0099】無線接続装置80は、図6に示す心電図測
定装置11及び血圧測定装置12が接続されるデジタル
シグナルプロセッサ(DSP)81とともに、測定時間
間隔を計時するためのタイマ回路82と、測定時間間隔
や即時の測定を指示するための操作部83と、測定時間
間隔などを表示する液晶ディスプレイ84と、測定デー
タを無線送信し、かつ、携帯電話機3における無線送受
信部41Aからのデータ、例えば、測定開始指示コマン
ドを受信するための無線送受信部85(請求項における
無線送受信手段に対応する)とを有している。
【0100】なお、携帯電話機3Cには、必要に応じて
図4に示すGPS受信機5が内蔵される。携帯電話機3
Cの無線送受信部41Aと、無線接続装置80の無線送
受信部85との無線接続は、微弱電波送受信方式、例え
ば、「Bluetooth」方式を採用すれば良い。
【0101】図18において、無線接続装置80Aは、
図17に示す電気的構成に図7の携帯電話機3Aと同様
に心電図測定装置11が内蔵され、一方の面にセンサP
a,Pb,Pcが配置されている。血圧測定装置12は
外付けである。また、無線接続装置80Aの側面には、
図17に示す操作部83及び液晶ディスプレイ84が配
置されている。
【0102】この無線接続装置80Aの被検者での使用
方法は、図8の例と同様である。その重複した説明は省
略する。また、携帯電話機3Cは、無線接続装置80A
と十分な電界強度で送受信が可能な位置(例えば、被検
者の上着ポケット)に配置する。
【0103】図19において、無線接続装置80Bは、
図18に示す無線接続装置80Aに対して、心電図測定
装置11及び血圧測定装置12が外付けされている。無
線接続装置80Bの側面には、図17に示す操作部83
及び液晶ディスプレイ84が配置されている。さらに、
無線接続装置80Bの筐体には、マジックテープを設け
たベルトが設けられている。このベルトによって無線接
続装置80Bを被検者の腕や身体に対して着脱する。こ
の場合の配置位置は、携帯電話機3Cとの十分な電界強
度で送受信が可能な位置に配置する。
【0104】図20において、無線接続装置80Cは、
図17に示す電気的構成に図7の携帯電話機3Aと同様
に心電図測定装置11が内蔵され、一方の面にセンサP
a,Pb,Pcが、両側側面にPd、Pe(図示せず)
が配置されている。血圧測定装置12は外付けである。
【0105】また、無線接続装置80Cの側面には、図
17に示す操作部83及び液晶ディスプレイ84が配置
されている。無線接続装置80Cでの使用法は、図8の
例と同様であるが、図20の場合は、無線接続装置80
Cを手で保持する際に手の指で側面を保持しPaを測定
部位に押し付ける。無線接続装置80Cは、側面にもセ
ンサPd、Peが配置されており、指でセンサPd或い
はPeを押圧することにより、2電極法による測定が可
能となる。無線接続装置80Cの一方の面に設けられた
センサPa,Pb,Pcからだけでなく、指の測定位置
から腕部、肩部を経由して無線接続装置80Cに至る長
い身体距離での測定値が得られるため、正確な測定が可
能となった。
【0106】さらに、無線接続装置80Cからは、心電
図測定データが携帯電話機3に送信される。そして、携
帯電話機3は、受信した心電図測定データを測定時間ご
とにメモリに格納する。これによって、希望する時に携
帯電話3に格納された心電図測定データを呼び出して携
帯電話機3の表示部に表示し、測定した時間毎の心電図
測定データを、担当医等に提示することを可能としてい
る。
【0107】(4)第4実施形態 図21は、第4実施形態の構成を示す外観図である。こ
の第4実施形態は、被検者を車両で搬送する場合などに
おいて、走行車両の現在位置を医療機関側で地図上に表
示し、その走行位置を認識したり、車両側で目的の医療
機関までの地図情報を医療機関から受け取るようにする
ものである。
【0108】図21において、この例は、図3に示す携
帯電話機3に心電図測定装置11及び血圧測定装置12
が外付けされている。さらに、車両ナビゲーション装置
90が設けられている。この構成では、車両ナビゲーシ
ョン装置90が、運営サイト通信装置4(医療機関)か
ら転送される医療機関の場所を示す地図情報を取り込ん
で、その走行ナビゲーションを行う。これ以外は、図1
4の第2実施形態の携帯電話機3Bと同様である。
【0109】図22は、第4実施形態における車両ナビ
ゲーション装置90の電気的構成を示すブロック図であ
る。図22において、この車両ナビゲーション装置90
は、図4に示すGPS受信機5の電気的構成(アンテナ
41からI/F部48までの構成)に、画像データを表
示データに変換するV−RAM46と、DSP60とが
追加して設けられている。このDSP60は、運営サイ
ト通信装置4(医療機関)から転送される医療機関の場
所を示す地図情報にDSP43が算出した現在移動地点
の絶対位置を示すとともに、相対位置検出器63からの
検出値で地図上の現在移動位置を補正する処理を行う。
【0110】さらに、この車両ナビゲーション装置90
は、地図情報を表示するカラー液晶ディスプレイ62
と、方向検出及び距離検出を行う相対位置検出器63と
が設けられている。なお、デジタルシグナルプロセッサ
43,60の処理は、同様に動作するマイクロコンピュ
ータとプログラム(ソフトウェア)の組み合わせの構成
でも実現できる。
【0111】図23は、第4実施形態の伝送及び処理手
順を示す伝送シーケンス・流れ図である。図23におい
て、まず、車両ナビゲーション装置90で現在走行地点
の絶対位置(緯度、経度、高度)を計測して、携帯電話
機3に転送する(ステップSn)。携帯電話機3では、
絶対位置情報の取り込みを判断し(ステップSo)、運
営サイト通信装置4に発信して現在走行地点の絶対位置
情報を転送する。運営サイト通信装置4では、地図D/
B装置28cから、転送されてきた絶対位置情報に対応
する地図情報を読み出し、この道路上に走行車両を順次
表示する。
【0112】また、運営サイト通信装置4は、走行地点
から目的の医療機関までの走行ナビゲーションに供する
ための地図情報を読み出して車両ナビゲーション装置9
0及び携帯電話機3(車両)側に転送する(ステップS
20,S21)。車両側では医療機関からの地図情報の
取り込みを判断して画面表示(次に説明するサブルーチ
ン)を行う(ステップSq,Sr)。
【0113】図24は、図23のサブルーチンを示す流
れ図である。また、図24は第4実施形態における広範
囲地図の表示画面を示す図であり、図25は図24中の
広範囲地図における部分拡大の表示画面を示す図であ
る。
【0114】図24において、まず、車両ナビゲーショ
ン装置60では、メモリ47に格納している図25に示
す広範囲の地図情報、又は図26に示す部分拡大の地図
情報の検索が操作部46から行われ、その検索処理モー
ドを判断する(ステップSra)、そして、操作部46
で次の(1)(2)の検索条件が入力される(ステップ
Srb)。 (1)図25に医療機関を含む広範囲の地図情報の検索
(読み出し)指示 (2)図26に示す医療機関の場所を拡大した地図情報
の検索指示 そして、この検索が実行される(ステップSrc)。次
に検索の画面が表示される(ステップSrd)。図25
に示す(1)広範囲の地図情報は、例えば、被検者や関
係者が、この地区の地理に詳しくない場合に適する。図
26では、医療機関の絶対位置(緯度、経度)が「×
印」で示されている。次に、操作部46の指示によっ
て、図25に示す「×印」周囲を拡大した地図情報が表
示される。
【0115】(5)第5実施形態 図27は、第5実施形態(多言語処理)による伝送及び
処理手順を示す伝送シーケンス・流れ図である。図27
において、電話通話を使用した通報では、言語が異なる
被検者の場合に、医療機関での的確な対応が出来ない。
このため、インターネット上の言語翻訳通信装置14を
通じて多言語翻訳を実施している。まず、携帯電話機3
から電子メールによる生体情報が転送される(ステップ
Ss)。運営サイト通信装置4は、生体情報の取り込み
とともに、その転送言語が自国語であるかを判断する
(ステップS30)。自国語の場合(Yes)は、図1
1の処理と同様に履歴D/B装置28aに格納するが、
自国語でない場合(No)、言語翻訳通信装置14に生
体情報を転送する。
【0116】言語翻訳通信装置14では、その取り込み
を判断し、多言語D/Bを利用して、医療機関の自己国
語への言語変換(翻訳)を実施して運営サイト通信装置
4に転送する(ステップS500,S501)。運営サ
イト通信装置4では、この言語変換がなされた生体情報
の取り込みを判断して図11の処理と同様に履歴D/B
装置28aに格納する(ステップS31,S32)。こ
の履歴D/B装置28aには、医療機関の自国語で生体
情報が格納され、その自動解析が行われる。
【0117】そして、この解析による対処情報(医療機
関の自国語)を再度、言語翻訳通信装置14に転送す
る。言語翻訳通信装置14では、最初に転送されてきた
言語に、解析された対処情報を言語変換(翻訳)して直
接、携帯電話機3に転送し、その表示によって、被検者
が対処情報や連絡情報を自国語で確認する(ステップS
t,Su)。
【0118】このようにして、言語が異なる被検者に対
し、言語翻訳による医療機関での的確な対応とともに、
被検者への多言語による連絡が電子メールで出来るよう
になる。
【0119】(6)第6実施形態 この第6実施形態では、携帯電話機3の被検者が、観光
旅行などにおいて外国でのローミング運用を行う場合に
対応するものである。例えば、IMT−2000による
ワイドバンド(W)−CDMA方式によるローミング運
用を行う。この場合も、インターネットを通じて、被検
者の健康監視を行っている運営サイト通信装置4への生
体情報の転送が可能であり、様態が変化した際の対処情
報を携帯電話機3の被検者や関係者が迅速に受け取るこ
とが可能になる。
【0120】(7)第7実施形態 この第7実施形態では、計測した生体情報が異常値の場
合に運営サイト通信装置4側で警報を発生するよにして
いる。
【0121】図28は、この警報発生を行う伝送及び処
理手順を示す伝送シーケンス・流れ図である。図28に
おいて、携帯電話機3側での生体情報が測定され(ステ
ップSv)、この生体情報の値、例えば、心電図や血圧
値が設定値以上の異常値であるかを判断する(ステップ
Sw)。次に、警報情報を生体情報に付加して運営サイ
ト通信装置4に転送する(ステップSx,Sy)。運営
サイト通信装置4では、この警報情報の取り込みを判断
し、さらに警報情報の付加を判断する(ステップS60
0,S601)。警報情報が付加されている場合に、そ
の警報情報の種別を振り分ける(ステップS602)。
【0122】この警報の種別は視覚的又は聴覚的に強調
して表示し、その被検者の異常発生を緊急報知する。例
えば、視覚的な表示として、モニタ画面での被検者名な
どのブリンク、赤色表示などを行い(ステップS60
3)、また、聴覚的な表示としては警報音を発生する
(ステップS604)。さらに,この視覚的及び聴覚的
な表示の両方によって(ステップS605)、その異常
発生を報知する。
【0123】(8)第8実施形態 この第8実施形態では、対処情報及び連絡情報を生成し
ている。図29は、生体情報に対する解析を行った際の
対処情報の生成及び解析を行わない場合の連絡情報の生
成(又は非生成)の伝送及び処理手順を示す伝送シーケ
ンス・流れ図である。
【0124】図29において、携帯電話機3側から運営
サイト通信装置4に発信して生体情報が転送される(ス
テップSaa)。運営サイト通信装置4では、生体情報
の取り込みを判断し、生体情報に対する解析が必要な場
合に、その解析を実行して対処情報を生成する(ステッ
プS701,S702)。また、対処情報の生成が不要
な場合の連絡情報を生成し、又は連絡情報を非生成とす
る(ステップS703,S704)。
【0125】この対処情報又は連絡情報を携帯電話機3
側に転送し、又は関係者のVoIP電話機7に転送する
(ステップS705)。携帯電話機3側では、対処情報
又は連絡情報の取り込みを判断し、対処情報又は連絡情
報を表示する(ステップSab,Sac)。なお、連絡
情報が運営サイト通信装置4で生成されない場合は、携
帯電話機3側ではなにも表示されないことになる。
【0126】なお、この各実施形態では、生体情報を携
帯電話機3を通じて転送しているが、この携帯電話機3
に限定されない。例えば、電話通話が可能で、インター
ネットアクセスが可能なウェブブラウザを搭載した、例
えば、Lモードと呼称される固定電話機やパームサイズ
コンピュータ(PDA)でも上記同様に機能する。
【0127】また、前記した第1から第7実施形態で
は、被検者から転送された生体情報に対する自動解析を
常時実施するものとして説明したが、設定値を越えない
生体情報の転送時には、自動解析を実施しないで、その
まま履歴D/B装置28aに格納するようにしても良
い。
【0128】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の通信網による生体情報の通知受取と対処連絡情報の提
供取得の方法、その通信端末及び通信システム並びにプ
ログラムによれば、生体情報測定装置と携帯電話機とを
一体化した構成によって、被検者での測定(使用)作業
が容易になり、さらに、医療機関への生体情報の通報が
可能になるとともに、定時又は様態に合わせた短時間や
長時間の間隔などの設定時刻や緊急時の自動通報及び被
検者の多様な日常生活状態を弁別した測定による生体情
報の通知が可能になる。すなわち、より容易かつ確実な
被検者の様態が医療機関で把握できるようになるという
効果を有している。
【0129】さらに、本発明によれば、医療機関から被
検者や関係者への絵図や写真などの対処情報の提供とと
もに、被検者の位置特定が、正確かつ確実に出来るよう
になるという効果を有している。
【0130】また、本発明によれば、言語が異なる被検
者に対し、言語翻訳による医療機関での的確な対応とと
もに、被検者への連絡が可能になり、かつ、海外移動中
の被検者の生体情報が転送できるようになって、海外移
動中の被検者に対する対処情報の提供が可能になるとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における全体構成を示すT
CP/IP通信網の図である。
【図2】 図1中の運営サイト通信装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図3】 図1中の携帯電話機の電気的構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】 図3の携帯電話機に内蔵又は外付けされるG
PS受信機の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】 図2中のVoIP電話端末の要部構成例を示
すブロック図である。
【図6】 図2中の携帯電話機に内蔵又は外付けされる
心電図測定装置及び血圧測定装置の要部構成を示すブロ
ック図である。
【図7】 第1実施形態の携帯電話機の構成を示す外観
図である。
【図8】 第1実施形態の携帯電話機の使用状態を説明
するための図である。
【図9】 第1実施形態の伝送及び処理手順を示す伝送
シーケンス・流れ図である。
【図10】 第1実施形態における測定データ例を説明
するための図である。
【図11】 第1実施形態における他の伝送及び処理手
順を示す伝送シーケンス・流れ図である。
【図12】 第1実施形態における測定データに対する
解析結果例を説明するための図である。
【図13】 第1実施形態のさらに他の伝送及び処理手
順を示す伝送シーケンス・流れ図である。
【図14】 第2実施形態の携帯電話機の構成を示す外
観図である。
【図15】 第2実施形態の携帯電話機の使用状態を説
明するための図である。
【図16】 第2実施形態における携帯電話機の他の使
用状態を説明するための図である。
【図17】 第3実施形態の携帯電話機と心電図測定装
置及び血圧測定装置とを無線接続する電気的要部構成を
示すブロック図である。
【図18】 第3実施形態の無線接続装置の構成を示す
外観図である。
【図19】 第3実施形態における他の無線接続装置の
構成を示す外観図である。
【図20】 第3実施形態における他の無線接続装置の
構成を示す外観図である。
【図21】 第4実施形態の構成を示す外観図である。
【図22】 第4実施形態における車両ナビゲーション
装置電気的構成を示すブロック図である。
【図23】 第4実施形態における伝送及び処理手順を
示す伝送シーケンス・流れ図である。
【図24】 図22中のサブルーチンを示す流れ図であ
る。
【図25】 第4実施形態における広範囲地図の表示画
面を示す図である。
【図26】 図24中の広範囲地図における部分拡大の
表示画面を示す図である。
【図27】 第5実施形態による伝送及び処理手順を示
す伝送シーケンス・流れ図である。
【図28】 第6実施形態における警報発生を行う伝送
及び処理手順を示す伝送シーケンス・流れ図である。
【図29】 第8実施形態における対処情報及び連絡情
報の生成の伝送及び処理手順を示す伝送シーケンス・流
れ図である。
【符号の説明】
1A デジタル固定通信網 1B アナログ固定通信網 2 デジタル移動通信網 3,3A〜3C 携帯電話機 4 運営サイト通信装置 5 GPS受信機 6 病院通信装置 7 VoIP電話機 9,10 小型汎用コンピュータ 11 心電図測定装置 12 血圧測定装置 13 ネット銀行通信装置 14 言語翻訳通信装置 25 D/Bサーバ 27a VoIP電話端末 28a 履歴D/B装置 28b 被検者D/B装置 28c 地図D/B装置 29 制御サーバ 61 心電図測定部 71 血圧測定部 80A,80B 無線接続装置 90 車両ナビゲーション装置 P1〜P3,Pa〜Pe センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C027 AA02 BB03 JJ03 KK03 KK05 5K027 AA11 FF01 FF22 HH26 5K101 KK19 LL01 LL12 NN01 NN17

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網による通信端末側から医療機関側
    の通信装置への生体情報の通知かつ、その受取と医療機
    関側から提供される対処連絡情報の通信端末側での取得
    の方法において、 被検者の生体情報を測定するステップと、 この生体情報を通信端末側から医療機関側へ転送して通
    知するステップと、 この受け取った生体情報を医療機関側が格納を含む受け
    取り処理を実行するステップと、 医療機関側が受け取って格納した生体情報に対する解析
    を行った際の対処情報又は解析を行わない場合の連絡情
    報を生成する処理と、 この対処情報及び/又は連絡情報を被検者側の通信端末
    側に転送するステップと、 受け取った対処情報及び/又は連絡情報を被検者側の通
    信端末側で表示するステップと、 を有することを特徴とする、通信網による生体情報の通
    知受取と対処連絡情報の提供取得の方法。
  2. 【請求項2】 前記生体情報が、 心電図、血圧、運動量、体温、心拍、筋組織酸素濃度、
    酸素飽和度の少なくとも何れか一つを含む情報であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の、通信網による生体情報
    の通知受取と対処連絡情報の提供取得の方法。
  3. 【請求項3】 前記生体情報に、 被検者を医療機関側が識別するための識別符号、氏名、
    年齢を含む個人情報が付加されることを特徴とする請求
    項1記載の、通信網による生体情報の通知受取と対処連
    絡情報の提供取得の方法。
  4. 【請求項4】 前記生体情報に、 生体情報を発信した被検者の絶対位置情報が付加され、
    この絶対位置情報に基づいて、医療機関側が被検者の絶
    対位置を地図上に示すことを特徴とする請求項1記載
    の、通信網による生体情報の通知受取と対処連絡情報の
    提供取得の方法。
  5. 【請求項5】 前記生体情報に、 予め設定した値を測定値が越えた場合に警報を付加し
    て、医療機関側に転送するとともに、 この生体情報を医療機関側が受け取った際に警報を発す
    ことを特徴とする請求項1記載の、通信網による生体情
    報の通知受取と対処連絡情報の提供取得の方法。
  6. 【請求項6】 前記生体情報を、 設定した時間間隔で測定し、この生体情報を通信端末側
    において記憶した後に、手動操作によって医療機関側へ
    記憶している生体情報を発信転送することを特徴とする
    請求項1記載の、通信網による生体情報の通知受取と対
    処連絡情報の提供取得の方法。
  7. 【請求項7】 前記生体情報を、通信端末側が、 設定時刻において測定し、又は、設定時刻から時間間隔
    で測定した生体情報を通信端末側で記憶した後に、自動
    的に医療機関側へ記憶している生体情報を発信転送する
    ことを特徴とする請求項1記載の、通信網による生体情
    報の通知受取と対処連絡情報の提供取得の方法。
  8. 【請求項8】 前記通信端末側から医療機関側への生体
    情報転送による監視が会員制の場合の登録を、通信網に
    よって実行するためのステップを、さらに有することを
    特徴とする請求項1記載の、通信網による生体情報の通
    知受取と対処連絡情報の提供取得の方法。
  9. 【請求項9】 前記通信端末側から医療機関側への生体
    情報転送による監視が有料制の場合の代金を、通信網上
    で決済するステップを、さらに有することを特徴とする
    請求項1記載の、通信網による生体情報の通知受取と対
    処連絡情報の提供取得の方法。
  10. 【請求項10】 通信網によって生体情報を医療機関側
    通信装置へ通知し、かつ、対処連絡情報を取得する生体
    情報通信端末において、 当該生体情報通信端末の筐体表面に心電図測定のための
    複数の電極を配置し、 当該生体情報通信端末を手で保持して前記電極を身体部
    位に押圧接触させて、心電図測定を行うことを特徴とす
    る生体情報通信端末。
  11. 【請求項11】 前記生体情報通信端末を、 ベルトを含む身体部位への接触固定手段によって保持し
    て、前記電極を身体部位に押圧接触させて心電図測定を
    行うことを特徴とする請求項10に記載の生体情報通信
    端末。
  12. 【請求項12】 通信網によって生体情報を医療機関通
    信装置へ通知し、かつ、対処連絡情報を取得する生体情
    報通信端末において、 当該生体情報通信端末に、生体情報の測定装置を内蔵
    し、かつ、生体情報測定用の検出部を外付けとする構成
    としたことを特徴とする生体情報通信端末。
  13. 【請求項13】 通信網によって生体情報を医療機関通
    信装置へ通知し、かつ、対処連絡情報を取得する生体情
    報通信端末において、 当該生体情報通信端末が、携帯電話機と生体情報測定装
    置とから構成され、 この携帯電話機と生体情報測定装置とのそれぞれに、生
    体情報を微弱電波で無線通信するための無線送受信手段
    を備えることを特徴とする生体情報通信端末。
  14. 【請求項14】 前記生体情報測定装置の筐体表面に、
    心電図測定のための複数の電極を配置し、 当該生体情報測定装置を手で保持し、かつ、前記電極を
    身体部位に押圧接触させて、1電極法、2電極法、3電
    極法等により心電図心拍数測定データを得ることを特徴
    とする生体情報通信端末。
  15. 【請求項15】 前記複数の電極のうち少なくとも一つ
    と、前記生体情報測定装置側面電極とを手で保持し、指
    又は手のひらに押圧接触させて、2電極法による前記心
    電図心拍数測定データを測定することを特徴とする請求
    項14に記載の生体情報通信端末。
  16. 【請求項16】 前記心電図測定データは、携帯電話機
    が具備するメモリに格納され、前記メモリから読み出さ
    れて前記携帯電話機の表示部に表示されることを特徴と
    する請求項15に記載の生体情報通信端末。
  17. 【請求項17】 前記生体情報測定装置に、 生体情報測定用の検出部が外付けして設けられることを
    特徴とする生体情報通信端末。
  18. 【請求項18】 前記生体情報測定装置に、 当該装置を身体の所定場所に配置するベルトを含む着脱
    固定手段を備えることを特徴とする請求項10記載の生
    体情報通信端末。
  19. 【請求項19】 前記生体情報測定装置に、 生体情報の測定時刻及び/又は測定時間間隔を設定する
    ための計時設定手段を備えることを特徴とする請求項1
    0記載の生体情報通信端末。
  20. 【請求項20】 前記生体情報通信端末に、 被検者の絶対位置情報を計測して生体情報に付加するた
    めの、衛星電波受信による位置計測を含む絶対位置計測
    装置を備えることを特徴とする請求項10記載の生体情
    報通信端末。
  21. 【請求項21】 前記携帯電話機及び/又は生体情報測
    定装置に、 身体の所定場所に配置するためのベルトを含む着脱固定
    手段を備えることを特徴とする請求項13記載の生体情
    報通信端末。
  22. 【請求項22】 生体情報を通信端末から医療機関通信
    装置へ通信網を通じて通知し、かつ、生体情報の受け取
    りを処理を実行するとともに、医療機関通信装置からの
    提供による対処連絡情報を通信端末で取得するための生
    体情報通信システムにあって、 前記通信端末が、 ローミング運用が可能な携帯電話機を含む通信端末であ
    り、かつ、当該通信端末に内蔵され、又は外付けされた
    生体情報測定装置で検出した被検者の生体情報ととも
    に、当該通信端末に内蔵され、又は外付けされた絶対位
    置計測装置で被検者の絶対位置を計測して転送し、か
    つ、前記医療機関通信装置から転送された生体情報に対
    する対処情報及び/又は連絡情報を表示し、 前記医療機関通信装置が、 前記通信端末から受け取った生体情報を格納し、かつ、
    (a)生体情報に対する解析を行った際の対処情報、及
    び/又は、(b)解析を行い又は解析を行わない場合
    の、連絡情報を生成して前記通信端末に転送し、かつ、
    前記通信端末から受け取った絶対位置情報を地図上に示
    し、 前記通信網を通じて、 前記通信端末と前記医療機関通信装置とのが双方向通信
    を実行する、 ことを特徴とする生体情報通信システム。
  23. 【請求項23】 前記医療機関通信装置に、 受け取った生体情報を格納し、かつ、生体情報の履歴に
    基づいた被検者の状態の解析を実行し、かつ、絶対位置
    情報を地図上に示して表示するためのデータベース装置
    を備えることを特徴とする請求項22記載の生体情報通
    信端末。
  24. 【請求項24】 前記生体情報の履歴に基づいた被検者
    の状態の解析が、 生体情報と、予め格納している対処情報とのトラッキン
    グによる自動解析であることを特徴とする請求項23記
    載の生体情報通信システム。
  25. 【請求項25】 前記通信網に、 医療機関通信装置から、非番の担当医を含む医療関係者
    との双方向通信を実行するための通信装置を、さらに備
    えることを特徴とする請求項22記載の生体情報通信シ
    ステム。
  26. 【請求項26】 前記通信網に、 医療機関通信装置から、他の医療機関との双方向通信を
    実行するための通信装置を、さらに備えることを特徴と
    する請求項22記載の生体情報通信システム。
  27. 【請求項27】 前記通信網に、 医療機関通信装置から被検者の関係者との電話通話を行
    うための電話装置を、さらに備えることを特徴とする請
    求項22記載の生体情報通信システム。
  28. 【請求項28】 前記通信網に、 医療機関通信装置から、薬局を含む医療機関との双方向
    通信を実行するための通信装置を、さらに備えることを
    特徴とする請求項22記載の生体情報通信システム。
  29. 【請求項29】 前記通信網に、 医療機関通信装置からの通知によって、薬局を含む他の
    医療機関と被検者側の通信端末との間で双方向通信によ
    る代金決済を実行するための通信装置を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項22記載の生体情報通信システ
    ム。
  30. 【請求項30】 前記通信網に多言語翻訳処理通信装置
    をさらに備え、 医療機関通信装置が被検者から受け取った、少なくとも
    生体情報を前記多言語翻訳処理通信装置を通じて所望の
    言語に変換して格納して解析し、かつ、 前記医療機関通信装置での自動解析による対処情報、及
    び/又は、解析を行い又は解析を行わない場合の連絡情
    報を、前記多言語翻訳処理通信装置に転送して指定の言
    語に変換し、 この言語変換した対処情報、及び/又は、連絡情報を、
    前記多言語翻訳処理通信装置又は前記医療機関通信装置
    を通じて通信端末に転送することを特徴とする請求項2
    2記載の生体情報通信システム。
  31. 【請求項31】 通信端末において、 この通信端末に内蔵され、又は外付けされた生体情報測
    定装置によって被検者の生体情報を測定するステップ
    と、 当該通信端末に内蔵され、又は外付けされた絶対位置計
    測装置によって被検者の絶対位置を計測するステップ
    と、 前記生体情報及び絶対位置情報を転送するステップと、 転送されてきた生体情報に対する対処情報及び/又は連
    絡情報を表示するステップと、 の制御を実質的なコンピュータが実行することを特徴と
    するプログラム。
  32. 【請求項32】 医療機関通信装置において、 通信端末から受け取った生体情報を格納するステップ
    と、 この格納した生体情報に対する被検者状態の自動解析を
    行うステップと、 この解析による対処情報、及び/又は、解析にかかる連
    絡情報を生成するステップと、 この生成した対処情報及び/又は連絡情報を通信端末に
    転送するステップと、 通信端末側から受け取った絶対位置情報を地図上に表示
    するステップと、 の制御を実質的なコンピュータが実行することを特徴と
    するプログラム。
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