JP2023003195A - 暑熱順化推定装置、暑熱順化推定方法、暑熱順化推定プログラム、及び暑熱順化推定システム - Google Patents

暑熱順化推定装置、暑熱順化推定方法、暑熱順化推定プログラム、及び暑熱順化推定システム Download PDF

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Abstract

【課題】暑さへの適応力の推定を可能とすることを目的とする。【解決手段】暑熱順化推定装置は、利用者の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部と、利用者の発汗量を取得する発汗量取得部と、利用者の活動量情報を取得する活動量情報取得部と、を備える。暑熱順化推定装置は、取得した環境情報、発汗量、及び活動量情報に基づいて利用者の暑熱順化レベルを推定する推定部を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、暑熱順化推定装置、暑熱順化推定方法、暑熱順化推定プログラム、及び暑熱順化推定システムに関するものである。
特許文献1には、発汗量検出装置が開示されている。この発汗量検出装置を用いて、利用者の発汗量を測定し管理することで、熱中症の発症を事前に検知する。
特開2017-153576号公報
しかしながら、熱中症を発症するリスクは、各人の暑さへの適応力によって異なる。
このため、前述した発汗量検出装置においては、暑さへの適応力を加味して、熱中症を発症するリスクを個人ごとに判断することは困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、暑さへの適応力の推定を可能とすることを目的とする。
本発明のある態様の暑熱順化推定装置は、利用者の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部と、利用者の発汗量を取得する発汗量取得部と、を備える。暑熱順化推定装置は、利用者の活動量情報を取得する活動量情報取得部と、取得した環境情報、発汗量、及び活動量情報に基づいて利用者の暑熱順化レベルを推定する推定部と、を備える。
この態様によれば、利用者の周囲の環境情報、利用者の発汗量、及び利用者の活動量情報を取得することで、当該利用者の暑さへの適応力を示す暑熱順化レベルを推定することが可能となる。
このため、利用者毎に推定可能な暑熱順化レベルを用いることで、一例として、熱中症を発症するリスクを利用者毎に個別に判断することが可能となる。
図1は、第一実施形態に係る暑熱順化推定装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第一実施形態に係る暑熱順化推定装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図3は、活動量、発汗量、及びWBGT値と暑熱順化レベルとの関係を示すマトリクス表を示す図である。 図4は、熱中症リスク判定に用いるマトリクス表を示す図である。 図5は、第一実施形態に係る暑熱順化推定装置で実行される暑熱順化促進処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、図5に続く処理を示すフローチャートである。 図7は、暑熱順化レベルと発汗量との関係を示す線図である。
<第一実施形態>
以下、添付図面を参照しながら第一実施形態について説明する。
図1は、第一実施形態に係る暑熱順化推定装置10のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図2は、第一実施形態に係る暑熱順化推定装置10の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
暑熱順化推定装置10は、利用者の暑熱順化レベルを推定する装置である。暑熱順化は、体が暑さに慣れることをいう。暑熱順化レベルは、利用者の暑さへの適応力のレベルを示す。この暑熱順化推定装置10は、一例として、利用者に装着して使用するウェアラブル・デバイスで構成される。暑熱順化推定装置10の装着位置としては、一例として、利用者の手首が挙げられる。
(ハードウエア構成)
暑熱順化推定装置10は、図1に示すように、コンピュータを構成するプロセッサ12を中心に構成されている。プロセッサ12には、環境情報入力部14と、発汗量入力部16と、活動量情報入力部20とが接続されている。また、プロセッサ12には、記憶部30と、入力部32と、表示部34と、報知部36と、時計部38と、通信部40とが接続されている。
環境情報入力部14は、利用者の周囲の環境を示す環境情報を取得してプロセッサ12に送る。環境情報の取得方法としては、環境情報入力部14が他の装置と通信して環境情報を取得したり、当該暑熱順化推定装置10に設けられたセンサで環境情報を取得したりする方法が挙げられる。本実施形態の環境情報入力部14は、一例として、暑熱順化推定装置10に設けられたセンサで構成される。
環境情報入力部14が入力する環境情報は、一例として、利用者の周囲の温湿度が挙げられる。環境情報入力部14のセンサは、温度センサと湿度センサで構成される。
発汗量入力部16は、温湿度を検出してプロセッサ12に送る。発汗量入力部16は、当該暑熱順化推定装置10に設けられた発汗計(図示省略)で構成される。
発汗量入力部16を構成する発汗計は、一例として温度センサと湿度センサとを備える。発汗計は、筐体が利用者の皮膚に密着するように配置される。皮膚に密着される筐体の密着面には、入口が形成されている。皮膚に密着しない筐体の側面には、出口が形成されている。筐体の内部には、入口と出口とを繋ぐ通路が形成されている。
筐体には、通路の入口に近い部位の温度及び湿度を検出する第一温湿度入力部と、通路の出口に近い部位の温度及び湿度を検出する第二温湿度入力部とが設けられている。第一温湿度入力部は、皮膚から汗を含む空気の温湿度を検出するセンサで構成される。第二温湿度入力部は、筐体外部の空気の温湿度を検出するセンサで構成される。第一温湿度入力部が検出した温度及び湿度と第二温湿度入力部が検出した温度及び湿度それぞれで絶対湿度を算出し、第一温湿度入力部と第二温湿度入力部とで検出した温度同士及び湿度同士の差分を取得する。
発汗量の求め方について、一例を挙げて説明する。
例えば、第一温湿度入力部で検出した湿度をAHupper、第二温湿度入力部で検出した湿度をAHlower、第一温湿度入力部から第二温湿度入力部までの距離をdseparationとする。そして、発汗量を求めるための係数をD(T)とする。この場合、発汗量Jは、次の演算式で求められる。
J=D(T)×(AHlower-AHupper)/dseparation
この演算式において、「AHlower」及び「AHupper」は、それぞれ絶対湿度を示す。一方、発汗量入力部16の第一温湿度入力部で検出する湿度、及び第二温湿度入力部で検出する湿度は、相対湿度である。このため、各温湿度入力部で検出した温度と相対湿度とに基づいて絶対湿度を算出し、算出した絶対湿度を「AHlower」及び「AHupper」として演算を行う。
この演算式を用いて演算することで、プロセッサ12は、発汗計が装着された利用者の発汗量を取得することができる。
ここで、発汗には、精神的な発汗も含まれる。精神的な発汗は、主に掌など発生する。このため、発汗計を、手首や手の甲などに装着することで、検出結果から精神的な発汗を除外することができる。
活動量情報入力部20は、利用者の活動量情報を取得してプロセッサ12に送る。活動量情報は、一例として、3D加速度センサから得られた利用者の動き又はバイタルサインから取得する。バイタルサインとしては、脈拍、呼吸、体温、血圧などが挙げられる。活動量情報入力部20が検出するバイタルサインは、一例として、利用者の脈拍数とする。
ここで、利用者が上着を着る等の行動は、発汗を促す行動に含まれる。具体的に説明すると、厚着で運動する場合と、薄着で運動する場合とでは、発汗量が変わる。このため、入力部32から服装を入力できるように構成することで、服装を、活動量情報の一つに加えることができる。
また、活動量情報は、前述したバイタルサイン及び服装の他に、活動強度(メッツ:METs)も含む。
そして、活動量情報は、前述したバイタルサイン、服装、及び活動強度のうち1又は複数を含む。
記憶部30は、プロセッサ12によってデータを読み出し可能に記憶する。記憶部30には、暑熱順化推定装置10の動作を制御する暑熱順化推定プログラムが格納される。
記憶部30は、本実施形態の情報処理装置の機能を実現する暑熱順化推定プログラムを格納する記憶媒体として機能する。記憶部30は、不揮発性メモリ(ROM:Read Only Memory)、及び揮発性メモリ(RAM:Random Access Memory)などにより構成される。
また、記憶部30は、暑熱順化推定プログラムで使用するデータが読み出し可能に記憶される。
具体例を挙げて説明すると、記憶部30は、発汗量Jの演算式、後述するWBGT値を求めるためのデータテーブル、入力部32より入力された利用者の年齢及び体重などの利用者情報を読み出し可能に記憶する。また、記憶部30は、測定した暑熱順化レベルを測定日時に関連付けて読み出し可能に記憶する。
入力部32は、利用者が入力したデータをプロセッサ12に送る。入力部32は、利用者の入力操作を受け付ける入力インターフェースとして機能する。入力部32は、一例として、複数の操作ボタン及び数字ボタンで構成される。
表示部34は、プロセッサ12からのデータに従って表示を行う。表示部34は、測定結果等を表示によって利用者に報知する。表示で報知する装置としては、発光ダイオード又はLCD(Liquid Crystal Display)等の液晶表示パネルが挙げられ、本実施形態の表示部34は、一例として、液晶表示パネルで構成される。
報知部36は、プロセッサ12からのデータに従って報知を行う。報知部36は、案内又は警告音等を利用者に音で報知する。音で報知する装置としては、圧電ブザー又はスピーカなどが挙げられ、本実施形態の報知部36は、一例として、スピーカで構成される。
時計部38は、現在の年月日及び時刻を示すととともに時間を測定する。時計部38は、現在の年月日及び時刻をプロセッサ12に出力する。
通信部40は、プロセッサ12と外部装置との間でデータの送受信を可能とする。通信部40は、データを送受信するためのインターフェースを構成する。通信部40は、USB(universal serial bus)、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、近距離無線通信(FeliCa(登録商標)など)、LPWA、又は、4G及び5G等の携帯電話回線などを用いて通信を行うハードウエアで構成される。
前述した暑熱順化推定プログラムが外部装置から供給される場合、通信部40は、外部装置から暑熱順化推定プログラムを受信してプロセッサ12に送る。プロセッサ12は、受信した暑熱順化推定プログラムを記憶部30に格納する。通信部40がインターネット接続装置で構成される場合、通信部40は、インターネット網及び電話網などのネットワークを通じて外部装置であるサーバなどから暑熱順化推定プログラムを受信する。
プロセッサ12は、一例として、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成される。プロセッサ12は、記憶部30に格納されたプログラムを読み出すとともに、読み出したプログラムに従って動作する。これにより、プロセッサ12は、暑熱順化推定装置10の各部を制御して暑熱順化推定方法を実施する。
また、プロセッサ12は、推定結果等を表示部34に表示したり、報知部36から報知したり、通信部40を介して外部装置へ送信したりする。
(機能ブロック)
暑熱順化推定装置10は、図2に示すように、環境情報取得部50と、発汗量取得部52と、活動量情報取得部54と、推定部である暑熱順化レベル推定部56と、行動報知部58と、を備える。また、暑熱順化推定装置10は、判定部である熱中症リスク判定部60と、運動報知部62と、発汗時間取得部64と、記録部66とを備える。
暑熱順化推定装置10における各部の機能は、プロセッサ12が記憶部30から読み出したソフトウエアプログラムである暑熱順化推定プログラムを実行することで実現される。
なお、暑熱順化推定装置10の各部の機能のうち少なくとも一つを、ASIC等の個別のハードウエアによって実現してもよい。また、ソフトウエアプログラム及び個別のハードウエアの組み合わせによって暑熱順化推定装置10の各部を実現してもよい。
[環境情報取得部]
環境情報取得部50は、利用者の周囲の環境情報を取得する。
環境情報取得部50は、環境情報入力部14を介して環境情報を取得する。取得する環境情報は、利用者の周囲の温度を示す周囲温度である。
この環境情報取得部50は、暑さの指数を示すWBGT値を取得する。WBGT値を取得する方法は、当該暑熱順化推定装置10に設けられたセンサより得た測定値からWBGT値を算出する方法が挙げられる。また、WBGT値を取得する他の方法としては、環境情報を配信する外部装置から取得する方法が挙げられる。
ここで、暑さ指数を示すWBGT(湿球黒球温度:Wet Bulb Globe Temperature)とは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標である。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示され、その値は気温とは異なる。暑さ指数(WBGT)は、人体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、 日射・輻射など周辺の熱環境、及び気温の三つを取り入れた指標である。
このWBGT値は、気温と相対湿度とに基づいて、熱中症に対する「注意」、「警戒」、「厳重警戒」、「危険」を特定するために用いられる。
[発汗量取得部]
発汗量取得部52は、利用者の発汗量を取得する。
発汗量取得部52は、発汗計の第一温湿度入力部及び第二温湿度入力部より入力した湿度を演算式で演算して利用者の発汗量を取得する。
[活動量情報取得部]
活動量情報取得部54は、利用者の活動量情報を取得する。
活動量情報取得部54は、活動量情報入力部20より入力した利用者の脈拍数を利用して活動量情報を算出する。活動量情報である活動量の計算には、一例として、利用者の脈拍数、年齢、体重などが用いられる。
[暑熱順化レベル推定部]
暑熱順化レベル推定部56は、取得した環境情報、発汗量、及び活動量情報に基づいて利用者の暑熱順化レベルを推定する。
暑熱順化レベルは、利用者の暑さへの適応力のレベルであり、暑熱順化レベル推定部56は、利用者が暑さに対して、どれぐらい適応できるかを推定する。暑熱順化レベルは、一例として、暑熱順化レベルが低い「暑熱順化レベル低」と、暑熱順化レベルが中程度の「暑熱順化レベル中」と、暑熱順化レベルが高い「暑熱順化レベル高」とがある。また、各レベルにおいて、暑熱順化レベルは、暑さへの適応力のレベルに応じて、さらにレベル分けしてもよい。
また、暑熱順化レベル推定部56は、発汗量が、活動量情報取得部54で取得した活動量情報に対応づけられた発汗量の基準値以上の場合に、暑熱順化レベルが高いと推定する。
さらに、暑熱順化レベル推定部56は、発汗量が、環境情報が示す暑さ指数において活動量情報取得部54で取得した活動量情報に対応づけられた発汗量の基準値以上の場合に、暑熱順化レベルが高いと推定する。
[行動報知部]
行動報知部58は、暑熱順化レベルを推定する際に活動量情報に含まれる活動量が第一所定値以下の場合、利用者に発汗を促す行動を報知する。第一所定値は、一例として、暑熱順化レベルを推定することが困難な発汗量に設定される。
具体的に説明すると、暑熱順化レベルを推定する際に発汗量が少ないと、暑熱順化レベルの推定が困難となる。このため、発汗を促す行動を報知することで、利用者の発汗を促進して暑熱順化レベルの推定を容易とする。
発汗を促す行動としては、例えば、運動又は厚着が挙げられる。このため、行動報知部58は、一例として、運動する旨又は厚着する旨を報知する。
[熱中症リスク判定部]
熱中症リスク判定部60は、暑熱順化レベル及び暑さの指数に基づいて熱中症リスクを判定する。
利用者の周囲の環境が同じであっても、熱中症を発症するリスクは、各人の暑さへの適応力によって異なる。このため、熱中症を発症する熱中症リスクは、利用者の暑さへの適応力に応じて判定する必要がある。
熱中症リスク判定部60は、暑熱順化レベルに基づいて熱中症リスクを判定することで、熱中症リスクを利用者毎に個別に判定することを可能とする。
環境情報取得部50で暑さの指数を示すWBGT値を取得する場合、熱中症リスク判定部60は、取得した発汗量が、所定の暑さの指数で定まる発汗量以下の場合に、熱中症リスクが高いと判定する。具体的に、熱中症リスク判定部60は、所定の暑さの指数において発汗量が第三所定値以下の場合に、熱中症リスクが高い「熱中症リスク高」と判定する。
具体的に説明すると、熱中症リスク判定部60は、WBGT値が第二所定値以上のときの発汗量が第三所定値以下の場合に、熱中症を発症するリスクが高い「熱中症リスク高」と判定する。
第二所定値は、一例として、発汗が生じ得るWBGT値が挙げられる。第三所定値は、WBGT値が第二所定値以上の場合において、一例として、暑熱順化が進んでおらず、熱中症を発症する虞が高い場合に得られる発汗量が設定される。
また、熱中症リスク判定部60は、所定の暑熱順化レベルにおいて活動量情報に含まれる活動量が所定値を示すときに発汗量が所定値以下の場合に、熱中症リスクが高い「熱中症リスク高」と判定する。
そして、環境情報取得部50で暑さの指数を示すWBGT値を取得する。熱中症リスク判定部60は、所定の暑さの指数において活動量情報に含まれる活動量が所定値を示すときに発汗量が第六所定値以下の場合に、熱中症リスクが高い「熱中症リスク高」と判定する。
一例として、環境情報取得部50で暑さの指数を示すWBGT値を取得する。熱中症リスク判定部60は、WBGT値が第四所定値以上、かつ、活動量情報に含まれる活動量が第五所定値以上のとき、発汗量が第六所定値以下の場合に、熱中症リスクが高い「熱中症リスク高」と判定する。
第四所定値は、一例として、発汗が生じ得るWBGT値が挙げられる。第五所定値は、WBGT値が第四所定値以上の場合において、発汗が生じ得る活動量が挙げられる。第六所定値は、WBGT値が第四所定値以上であって活動量情報に含まれる活動量が第五所定値以上の場合において、生じ得る発汗量が挙げられる。
熱中症リスク判定部60は、暑さの指数が、暑熱順化レベルに対応づけられた暑さの指数の基準値以上の場合に、熱中症リスクが高いと判定する。
熱中症リスク判定部60は、暑さの指数において、活動量情報取得部54で取得した活動量が暑熱順化レベルに対応づけられた活動量の基準値以上の場合に、熱中症リスクが高いと判定する。
熱中症リスク判定部60は、活動量情報取得部54で取得した活動量において暑さの指数が暑熱順化レベルに対応づけられた暑さの指数の基準値以上の場合に、熱中症リスクが高いと判定する。
[運動報知部]
運動報知部62は、暑熱順化レベル推定部56で推定した暑熱順化レベルに基づいて、利用者に所定の運動を促すよう報知する。所定の運動とは、一例として、運動量が所定量に達する運動を示す。
具体的に説明すると、利用者の暑熱順化レベルが低いため発汗量が少ない場合、運動報知部62は、暑熱順化レベルの推定が困難となる。このため、運動報知部62は、利用者に所定の運動を促すよう報知することで、発汗を促進して暑熱順化レベルの推定を容易とする。
[発汗時間取得部]
発汗時間取得部64は、利用者が所定の運動を行った場合に発汗量が所定量になるまでの時間を取得する。
所定量は、一例として、暑熱順化レベルの推定が可能となる発汗量が挙げられる。これにより、活動量情報から得られる運動量より算出できるメッツ(METs)に基づいて、発汗量が所定量になるまでの運動量を得ることができる。そして、この運動量に基づいて、暑熱順化レベルの推定が可能となる。
ここで、メッツ(METs)は、運動又は身体活動の強度及び単位を示す。
[記録部]
記録部66は、発汗時間取得部64で取得した時間を示す時間情報を記憶部30に記録する。これにより、発汗量が所定量になるまでの運動時間を示す時間情報を測定毎に記憶部30に記録する。
そして、この記憶部30に記憶された時間情報の変化に基づいて、暑熱順化レベルが評価される。これにより、暑熱順化レベルの経時的変化を把握可能とする。
時間情報を記憶部30に記録する際に、記録部66は、発汗量が前述した所定量になるまでの活動量から得られた運動量を時間情報に関連付けて記録する。これにより、過去に記録した運動量及び時間情報の関係と、現時点で取得した運動量及び時間情報の関係とを、前述したメッツ(METs)で整理して調整する。これにより、過去に記録された時間情報から得られる暑熱順化レベルと、現時点で取得した時間情報から得られる暑熱順化レベルとの比較を可能とする。
(動作説明)
次に、暑熱順化推定装置10の動作を、図3を用いるとともに、暑熱順化推定装置10のプロセッサ12が実行する処理手順に従って説明する。
暑熱順化推定装置10の記憶部30には、暑熱順化推定処理と熱中症リスク判定処理と暑熱順化促進処理とを実行するためのプログラムが記憶されている。そして、一例として、入力部32からの入力に従って暑熱順化推定処理、熱中症リスク判定処理、又は暑熱順化促進処理が選択的に実行される。
[暑熱順化推定処理]
初めに、利用者の暑熱順化を推定する基本的な動作を示す暑熱順化推定処理について、マトリクス表を用いて説明する。
図3は、活動量、発汗量、及びWBGT値と暑熱順化レベルとの関係を示すマトリクス表100を示す図である。
このマトリクス表100には、発汗量と、活動量を示す活動量情報の対応関係が示されている。また、マトリクス表100には、活動情報に対する発汗量の基準値が示されている。さらに、マトリクス表100には、活動情報の活動量が大きくなるにつれて発汗量の基準値が大きくなるように、発汗量と活動量情報とが対応づけられている。
なお、本実施形態では、マトリクス表100に基づいて暑熱順化推定処理を行う場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、マトリクス表100に示された対応関係を数式で表すとともに、この数式を用いて暑熱順化推定処理を行ってもよい。
暑熱順化推定装置10のプロセッサ12が記憶部30に記憶されたプログラムのうち暑熱順化推定処理を実行すると、プロセッサ12は、利用者の周囲の環境情報の一例であるWBGT値を取得する。なお、WBGT値は、環境情報取得部50で説明したいずれかの方法で取得する。
ここで、WBGT値は、気温と相対湿度との関係で定められる暑さに関する指数である。WBGT値は、環境情報入力部14で取得した暑さの指数であり、WBGT値は、数値で示される。WBGT値は、熱中症を発症するリスクの目安として利用される。このWBGT値によって、熱中症の発症リスクが「注意」、「警戒」、「厳重警戒」、「危険」、又は、注意までに至らない「注意未満」又は「安全」に分類される。
また、プロセッサ12は、発汗量入力部16から得た湿度に基づいて演算した発汗量と、活動量情報入力部20より入力した利用者の脈拍数から算出される活動量とを取得する。
そして、プロセッサ12は、WBGT値と発汗量と活動量とに基づいて、暑熱順化レベルを推定する。暑熱順化レベルの推定方法としては、簡易分類例と詳細分類例とが挙げられる。
(簡易分類例)
簡易分類例では、図3に示すように、取得した活動量と発汗量との組み合わせから、マトリクス表100は、第一エリアA1と、第二エリアA2と、第三エリアA3と、第四エリアA4とに分けられる。
なお、発汗量は、活動時と安静時とで異なる。具体的には、活動時の発汗量は、安静時の発汗量よりも一般的に高くなる。このため、活動時と安静時とで、各エリアの発汗量を変更する。
活動量と発汗量との組み合わせが第一エリアA1に属する場合、暑熱順化レベルが最も低い「暑熱順化レベルなし」とする。活動量と発汗量との組み合わせが第二エリアA2に属する場合、暑熱順化レベルが低い「暑熱順化レベル低」とする。
活動量と発汗量との組み合わせが第三エリアA3に属する場合、暑熱順化レベルが中である「暑熱順化レベル中」とする。活動量と発汗量との組み合わせが第四エリアA4に属する場合、暑熱順化レベルが高である「暑熱順化レベル高」とする。
これにより、暑熱順化レベル推定部56は、取得した発汗量が、活動量情報に対応する発汗量を超えている場合に暑熱順化レベルが高いと推定する。
この分類を細分化すると、第二エリアA2は、第二aエリアA2aと第二bエリアA2bと第二cエリアA2cとに分けることができる。第三エリアA3は、第三aエリアA3aと第三bエリアA3bと第三cエリアA3cとに分けることができる。
この場合、活動量と発汗量との組み合わせが第二aエリアA2aに属する場合、「暑熱順化レベル低」とする。活動量と発汗量との組み合わせが第二bエリアA2bに属する場合、「暑熱順化レベル低(-)」とする。活動量と発汗量との組み合わせが第二bエリアA2bに属する場合、「暑熱順化レベル低(+)」とする。
また、活動量と発汗量との組み合わせが第三aエリアA3aに属する場合、「暑熱順化レベル中(-)」とする。活動量と発汗量との組み合わせが第三bエリアA3bに属する場合、「暑熱順化レベル中」とする。第三cエリアA3cに属する場合、「暑熱順化レベル中(+)」とする。
(詳細分類例)
詳細分類例では、活動量と発汗量との組み合わせが属する各エリアA1、A2、A3、A4において、暑さの指数を示すWBGT値を確認し、WBGT値が示す状態に応じて暑熱順化レベルを定める。
具体例を挙げて説明すると、第二エリアA2のWBGT値が「注意」未満の発症リスクに該当する場合、「暑熱順化レベル中」とする。
これにより、暑熱順化推定装置10は、取得した発汗量が、環境情報が示す暑さ指数(WBGT値)において活動量情報に対応する発汗量を超えている場合に暑熱順化レベルが中程度と推定する。
また、第二エリアA2のWBGT値が「注意」以上に該当する場合、「暑熱順化レベル低」とする。
そして、第三エリアA3のWBGT値が「注意」未満の発症リスクに該当する場合、「暑熱順化レベル中」とする。また、第三エリアA3のWBGT値が警戒以上の場合、「暑熱順化レベル低」とする。
第四エリアA4のWBGT値が「厳重警戒」以上の場合、「暑熱順化レベル低」とする。また、第四エリアA4のWBGT値が「警戒」の場合、「暑熱順化レベル中」とする。また、第四エリアA4のWBGT値が「注意」以下の場合、「暑熱順化レベル高」とする。
さらに細かく分類すると、第三aエリアA3aのWBGT値が「注意」以下に該当する場合、「暑熱順化レベル中(-)」とする。また、第三aエリアA3aのWBGT値が「警戒」以上に該当する場合、「暑熱順化レベル低(-)」とする。また、第三bエリアA3bのWBGT値が「注意」以上に該当する場合、「暑熱順化レベル中」とする。また、第三bエリアA3bのWBGT値が「警戒」以上に該当する場合、「暑熱順化レベル低」とする。また、第三cエリアA3cのWBGT値が「注意」以上に該当する場合、「暑熱順化レベル中(+)」とする。また、第三cエリアA3cのWBGT値が「警戒」以上に該当する場合、「暑熱順化レベル低(+)」とする。
なお、この暑熱順化推定処理は、活動量と発汗量との組み合わせにおいてWBGT値を参照して暑熱順化レベルを推定したが、これに限定されるものではない。例えば、所定の暑さ指数であるWBGT値のときに所定の発汗量があるか否かによって暑熱順化レベルを推定してもよい。
[暑熱順化推定処理の作用及び効果]
次に、暑熱順化推定処理の作用効果について説明する。
本実施形態における暑熱順化推定装置10は、利用者の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部50と、利用者の発汗量を取得する発汗量取得部52と、を備える。また、暑熱順化推定装置10は、利用者の活動量情報を取得する活動量情報取得部54と、取得した環境情報、発汗量、及び活動量情報に基づいて利用者の暑熱順化レベルを推定する暑熱順化レベル推定部56と、を備える。
この構成によれば、利用者の周囲の環境情報、利用者の発汗量、及び利用者の活動量情報を取得することで、当該利用者の暑さへの適応力を示す暑熱順化レベルを推定することが可能となる。
このため、利用者毎に推定可能な暑熱順化レベルを利用することで、一例として、熱中症を発症するリスクを利用者毎に個別に判断することが可能となる。
そして、本実施形態では、活動量に制限なく暑熱順化レベルを判定することが可能となる。
また、トレーニング中に暑熱順化レベルを判定する場合において、例えばサウナに入るなど活動量が少ない状況であっても暑熱順化レベルを測定することが可能となる。
また、本実施形態における暑熱順化推定装置10において、暑熱順化レベル推定部56は、発汗量が、活動量情報取得部54で取得した活動量情報に対応づけられた発汗量の基準値以上の場合に、暑熱順化レベルが高いと推定する。
また、本実施形態における暑熱順化推定装置10において、暑熱順化レベル推定部56は、発汗量が、環境情報が示す暑さ指数において活動量情報取得部54で取得した活動量情報に対応づけられた発汗量の基準値以上の場合に、暑熱順化レベルが高いと推定する。
このように、利用者の発汗量を利用することにより、暑熱順化レベルの推定精度が向上する。
また、暑熱順化レベル推定部56は、暑さの指数が、暑熱順化レベルに対応づけられた暑さの指数の基準値以上の場合に、熱中症リスクが高いと判定する。
さらに、暑熱順化レベル推定部56は、取得した暑さの指数において、活動量情報取得部54で取得した活動量が暑熱順化レベルに対応づけられた活動量の基準値以上の場合に、前記熱中症リスクが高いと判定する。
そして、暑熱順化レベル推定部56は、活動量情報取得部54で取得した活動量において暑さの指数が暑熱順化レベルに対応づけられた暑さの指数の基準値以上の場合に、熱中症リスクが高いと判定する。
このように、暑熱順化レベルに対応づけられた暑さの指数、又は暑熱順化レベルに対応づけられた活動量を利用することにより、暑熱順化レベルの推定精度が向上する。
また、本実施形態における暑熱順化推定装置10において、環境情報取得部50は、暑さの指数を取得する。熱中症リスク判定部60は、暑さの指数が第四所定値以上、かつ、活動量が第五所定値以上のときの発汗量が第六所定値以下の場合に、暑熱順化レベルが低いと推定する。
この構成によれば、暑さの指数が第四所定値以上であって活動量が第五所定値以上なのに発汗量が第六所定値以下の場合には、暑さへの適応力のレベルが低い「暑熱順化レベル低」と推定できる。このため、例えば、暑さへの適応力のレベルが低いことを利用者に報知することで、暑熱順化レベルの向上を促すことができる。
[熱中症リスク判定処理(1)]
次に、暑熱順化推定装置10の動作を、図4を用いるとともに、暑熱順化推定装置10のプロセッサ12が実行する処理手順に従って説明する。
図4は、熱中症リスク判定に用いるマトリクス表200を示す図である。このマトリクス表200では、熱中症リスクを三段階に判定する。
暑熱順化推定装置10のプロセッサ12が記憶部30に記憶されたプログラムのうち熱中症リスク判定処理を実行すると、プロセッサ12は、利用者の周囲の環境情報の一例であるWBGT値を暑さ指数として取得する。
WBGT値は、環境情報取得部50で説明したいずれかの方法で取得する。また、WBGT値によって示される暑さ指数は、熱中症の発症リスクに応じて「安全」、「注意」、「警戒」、「厳重警戒」、「危険」が挙げられる。
また、プロセッサ12は、一例として、暑熱順化推定処理で推定した暑熱順化レベルを取得する。ここで、取得する暑熱順化レベルは、「暑熱順化レベル0」と「暑熱順化レベル低」と「暑熱順化レベル中」と「暑熱順化レベル高」とする。「暑熱順化レベル0」は、暑熱順化が進んでいなことを示す。また、暑熱順化が進むにつれて「暑熱順化レベル小」、「暑熱順化レベル中」、「暑熱順化レベル高」とする。
プロセッサ12は、暑さ指数と暑熱順化レベルとに基づいて、熱中症リスクを判定する。熱中症リスクの判定方法としては、簡易分類例と細分類例とが挙げられる。
(簡易分類例)
簡易分類例では、図4に示すように、取得した暑さ指数と暑熱順化レベルとの組み合わせから、マトリクス表200を、第一エリアB1と、第二エリアB2と、第三エリアB3と、第四エリアB4と、第五エリアB5とに分類する。
暑さ指数と暑熱順化レベルとの組み合わせが第一エリアB1に属する場合、熱中症リスクが無いことを示す「無」又は低いことを示す「低」とする。暑さ指数と暑熱順化レベルとの組み合わせが第二エリアB2に属する場合、熱中症リスクが中程度を示す「中」とする。
暑さ指数と暑熱順化レベルとの組み合わせが第三エリアB3、第四エリアB4、及び第五エリアB5に属する場合、熱中症リスクが高いことを示す「高」とする。
そして、プロセッサ12は、熱中症リスクが「高」の場合、一例として、「直ちに対策をとってください」と音声出力する。また、プロセッサ12は、熱中症リスクが「中」の場合、「注意してください」と音声出力する。
(細分類例)
細分類例では、熱中症リスクを、そのときの活動量によって細分化する。活動量は、前述したように、活動量情報入力部20より入力した活動量情報を利用して取得される。そして、取得した活動量は、予め定めた閾値によって、活動量小と、活動量中と、活動量大とに分類される。
なお、マトリクス表200の第一エリアB1では、活動量に関係なく、熱中症リスクを前述したように「無」又は「低」とする。
マトリクス表200の第二エリアB2では、取得した活動量が活動量小に分類された場合に熱中症リスクを「中(-)」とする。また、第二エリアB2では、活動量中に分類された場合に熱中症リスクを「中」とする。さらに、第二エリアB2では、活動量大に分類された場合に熱中症リスクを「中(+)」とする。
マトリクス表200の第三エリアB3では、活動量小及び活動量中に分類された場合に熱中症リスクを「高(-)」とする。また、第三エリアB3では、活動量大に分類された場合に熱中症リスクを「高」とする。
マトリクス表200の第四エリアB4では、活動量小に分類された場合に熱中症リスクを「高(-)」とする。また、第四エリアB4では、活動量中に分類された場合に熱中症リスクを「高」とする。さらに、第四エリアB4では、活動量大に分類された場合に熱中症リスクを「高(+)」とする。
そして、マトリクス表200の第五エリアB5では、活動量に関係なく、熱中症リスクを「高(+)」とする。
なお、本実施形態では、マトリクス表200に基づいて熱中症リスク判定処理を行う場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、マトリクス表200に示された対応関係を数式で表すとともに、この数式を用いて熱中症リスク判定処理を行ってもよい。あるいは、次に示すように熱中症リスク判定処理を行ってもよい。
[熱中症リスク判定処理(2)]
他の熱中症リスク判定処理について説明する。ここで、暑熱順化レベルによって暑さ指数に応じた発汗量を予測することが可能である。つまり、一度暑熱順化レベルを判定できていれば、発汗量そのものを計測しなくても暑熱順化レベルと暑さ指数(WBGT値)とによって簡易的に熱中症リスクを判定することができる。この判定には、活動量を加えることができる。
すなわち、暑熱順化推定装置10の入力部32からの入力によって熱中症リスク判定処理が選択されると、プロセッサ12は、記憶部30に記憶された熱中症リスク判定処理を実行する。
この熱中症リスク判定処理では、暑さ指数を示すWBGT値が所定値を超え場合、熱中症リスクが高いと判定する。
この所定値は、経験によって定めることができ、一例として「暑熱順化レベル高」で用いる所定値x、「暑熱順化レベル中」で用いる所定値y、「暑熱順化レベル低」で用いる所定値zが挙げられる。なお、各所定値x、y、zの関係は、x>y>zとする。例えば、x=厳重警戒、y=警戒、z=注意としてもよい。
具体的に説明すると、プロセッサ12は、暑熱順化推定処理において「暑熱順化レベル高」と設定された場合、WBGT値が所定値xを超える際に熱中症を発症するリスクが高いと想定されるため、その旨を示すアラートを報知部36及び表示部34で行う。
また、プロセッサ12は、暑熱順化推定処理において「暑熱順化レベル中」と設定された場合、WBGT値が所定値yを超えた際に熱中症を発症するリスクが高いと想定されるため、その旨を示すアラートを報知部36及び表示部34で行う。
さらに、プロセッサ12は、暑熱順化推定処理において「暑熱順化レベル低」と設定された場合、WBGT値が所定値zを超えた際に熱中症を発症するリスクが高いと想定されるため、その旨を示すアラートを報知部36及び表示部34で行う。
(活動量を加味)
活動量を加味した熱中症リスク判定処理について説明する。この熱中症リスク判定処理では、暑さ指数に対応する活動量が所定値を超えたら熱中症リスクが高いと判定する。
なお、記憶部30には、暑さ指数を示す各WBGT値において熱中症リスクが高くなる活動量が暑熱順化レベル毎にデータテーブルとして記憶されているものとする。
この熱中症リスク判定処理において、プロセッサ12は、例えば暑熱順化推定処理で推定された暑熱順化レベルを取得する。そして、プロセッサ12は、取得したWBGT値に対応する活動量を記憶部30に記憶されたデータテーブルから取得する。
そして、取得した活動量が、WBGT値に対応する活動量を超えている場合には、熱中症を発症するリスクが高いと想定されるため、その旨を示すアラートを報知部36及び表示部34で行う。
具体的に説明すると、「暑熱順化レベル高」の場合、暑さ指数を示すWBGT値に基づいた活動量を抽出し、取得した活動量が抽出した活動量を超えている場合、その旨を示すアラートを報知部36及び表示部34で行う。
なお、本実施形態では、取得した活動量が抽出した活動量を超えている場合にアラートを行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、暑さ指数が、活動量に対応する暑さ指数の所定値を超えた場合アラートを行ってもよい。
[熱中症リスク判定処理の作用及び効果]
次に、熱中症リスク判定処理の作用効果について説明する。
本実施形態における暑熱順化推定装置10は、暑熱順化レベル及び暑さの指数に基づいて熱中症リスクを判定する熱中症リスク判定部60をさらに備える。
この構成によれば、暑さへの適応力のレベルが異なる利用者であっても、利用者に適した熱中症の発症リスクを判定することができる。これにより、熱中症の発症リスクを利用者毎に個別に判断することが可能となる。
ここで、これまで暑熱順化を定量的に取得する装置は開発されておらず、個別に適した熱中症リスクを報知する装置は存在しなかった。このため、利用者によっては、熱中症リスクが無いにも関わらず、アラートが発せられ、作業等を中断しなければならなかった。また、アラートが発せられないのに、熱中症の初期症状が表れたりすることがあった。
また、本実施形態では発汗量そのものを計測することなく、暑熱順化レベルに基づいて予測された発汗量を間接的に用いることによって熱中症リスクを判定することができる。発汗計の測定結果を必要としないため、熱中症リスク判定時には、利用者の皮膚に密着するように装着する必要がなく、例えば首からさげる、胸ポケットに収容する等、利用者が筐体を装着する際の自由度が増す。すなわち、本実施形態によると、暑熱順化レベルを判定した後は、利用者の好みの方法で装置を携帯するだけで利用者に適した判定基準で熱中症リスクされるため、利用者に適した熱中症の発症リスクを判定するために利用者の負担を増加させることもない。
また、発汗計は直前に発生した汗が蒸発せずに測定箇所に残留していた場合に測定結果に誤差を生じる。そのため、残留した汗を蒸発させやすくする機構が必要となり、装置が複雑化してしまう。本実施形態では、熱中症リスク判定時には発汗計の測定結果を必要としないため、連続的に発汗量を測定する必要がなく、上記の機構を設けずに熱中症リスクの判定が可能になる。
これに対して、本実施形態の暑熱順化推定装置10では、上述した構成により、これらの問題を解決することが可能となる。
なお、本実施形態において、発汗量を用いて熱中症リスクを判定してもよい。この場合、暑熱順化推定装置10の環境情報取得部50は、暑さの指数を取得する。そして、熱中症リスク判定部60は、所定の暑さの指数に対応する発汗量が規定値以下の場合に、熱中症リスクが高いと判定する。
この熱中症リスク判定処理では、暑熱順化レベルによって暑さ指数に応じた発汗量の予測が可能であり、所定の暑さの指数に対応する発汗量が規定値以下であると判断可能である。
この場合、活動量に応じた発汗量以上の発汗がなければ、その暑さ指数において熱中症リスクが高いと判定することが可能となる。
[暑熱順化促進処理]
図5は、第一実施形態に係る暑熱順化推定装置10で実行される暑熱順化促進処理の一例を示すフローチャートである。図6は、図5に続く処理を示すフローチャートである。
暑熱順化推定装置10のプロセッサ12が記憶部30に記憶された暑熱順化促進処理を実行すると、プロセッサ12は、環境情報入力部14及び発汗量入力部16からの温度及び湿度に基づいて、服装を指示する(ステップSC2)。
具体例を挙げて説明すると、温度及び湿度が低い場合、長袖のウィンドブレーカー又はジャージを着用する旨を表示部34及び報知部36で報知する。また、温度及び湿度が高い場合、半袖、短パンのトレーニングウェアを着用する旨を表示部34及び報知部36で報知する。
このステップSC2では、服装に代えて活動量について指示してもよい。具体的には、活動量情報に含まれる活動量が第一所定値(所定値)以下の場合に、利用者に発汗を促す行動を行動報知部58で報知してもよい。
そして、発汗量入力部16からの湿度に基づいて演算される発汗量が、所定値以上か否かを判断する(ステップSC4)。ステップSC4の判断で用いる所定値は、一例として、発汗量入力部16で得た湿度から発汗を確認できる発汗量が挙げられる。
ステップSC4で、発汗量が所定値未満の場合、ステップSC8へ分岐する。また、ステップSC4で、発汗量が所定値以上の場合、水分を補給する旨を表示部34及び報知部36で報知する(ステップSC6)。これにより、運動開始前に発汗が認められる場合には、水分摂取を促すことで、運動による脱水症状の発生を未然に抑制する。
そして、利用者に運動を開始させるための運動指示を表示部34及び報知部36で報知して、軽い運動の開始を促す(ステップSC8)。
次に、活動量情報入力部20から得た活動量が所定値以上であるか否かを判断する(ステップSC10)。ステップSC10の判断で用いる所定値は、一例として、現時点の気温で運動した場合に発汗すると想定される運動量を示す活動量が挙げられる。
ステップSC10で活動量が所定値未満と判断した場合、活動量が所定値以上となるまで待機する。
ステップSC10で活動量が所定値以上となった場合、発汗量入力部16からの湿度を入力し(ステップSC12)、入力した湿度より演算された発汗量が所定値以上か否かを判断する(ステップSC14)。ステップSC14の判断で用いる所定値は、一例として、現時点の気温において取得した活動量で運動した場合に発汗が生ずると想定される発汗量が挙げられる。
ステップSC14で発汗量が所定値未満と判断した場合、ステップSC10へ分岐して、運動を継続するとともに活動量及び発汗量の判断を繰り返す。ステップSC14で発汗量が所定値以上と判断した場合、運動を開始してから発汗量が所定値以上になるまでの運動時間を時計部38から取得する(ステップSC16)。なお、このステップSC16において、運動を終了する旨を報知してもよい。
ここで、運動の開始時刻は、運動を行った時点から計測しても、活動量が所定値以上となったときから計測してもよい。
そして、取得した運動時間に応じた暑熱順化レベルを推定する(ステップSC18)。具体的に説明すると、取得した活動量から活動強度(メッツ:METs)を求めるとともに、この運動強度で運動した場合に発汗するまでの運動時間から暑さへの適応力のレベルである暑熱順化レベルを推定する。
なお、暑熱順化レベルを推定する際に、記憶部30に予め記録されたデータテーブルなどを用いてもよい。
次に、暑熱順化レベルを推定するために用いた活動量と運動時間を示す時間情報とを記憶部30に記録する(ステップSC20)。
そして、記憶部30に過去に記録した過去データが記録されている場合、暑熱順化レベルの推定に用いた活動量及び運動情報を過去データと比較する(ステップSC22)。これにより、現時点のデータで推定される暑熱順化レベルと、過去に記録した過去データから求められる暑熱順化レベルとを、記憶部30に記憶された時間情報の変化に基づいて評価する。つまり、暑熱順化レベルの向上度合いを評価する。
この評価に基づいて前回計測時から現時点までに暑熱順化レベルが、どれ位向上したかを把握することができる。また、夏を迎えるまでに暑熱順化レベルを所定値まで高めるために必要なトレーニングメニューなどを作成することができる。
ここで、現時点で取得した活動量と過去に記録した活動量とが異なる場合、活動量と運動時間とから求められる運動量を、メッツ(METs)を用いて補正することができる。
そして、ステップSC22における比較結果に応じたトレーニングメニューを報知部36及び表示部34で報知して(ステップSC24)、暑熱順化処理を終了する。
[暑熱順化処理の作用及び効果]
次に、暑熱順化処理の作用効果について説明する。
本実施形態における暑熱順化推定装置10は、前述した暑熱順化推定処理と同様に暑さへの適応力のレベルを推定する。このため、前述した暑熱順化推定処理と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態における暑熱順化推定装置10は、暑熱順化レベル推定部56で推定した暑熱順化レベルに基づいて、利用者に所定の運動を促すように報知する運動報知部62を有する。
この構成によれば、推定した暑熱順化レベルが低い場合には、利用者に所定の運動を促すことで、暑熱順化レベルの向上を促進することができる。
また、本実施形態における暑熱順化推定装置10は、利用者が所定の運動を行った場合に発汗量が所定量になるまでの時間を取得する発汗時間取得部64をさらに備える。
この構成によれば、発汗が認められるまでの運動時間を用いることで、暑さへの適応力のレベルである暑熱順化レベルの推定が容易となる。
また、本実施形態における暑熱順化推定装置10は、発汗時間取得部64で取得した時間を示す時間情報を記録する記録部66を有し、記録部66によって記録された時間情報の変化に基づいて暑熱順化レベルを評価する。
この構成によれば、この評価に基づいて前回測定時から現時点までに暑熱順化レベルが、どれぐらい向上したかを把握することができる。また、所定の期日までに暑熱順化レベルを所定値まで高めるために必要なトレーニングメニューなどを作成し報知することができる。
ここで、図7は、暑熱順化レベルと発汗量との関係を示す線図である。図7に示すように、トレーニングによって暑熱順化レベルが上がると、発汗量が増加し、暑さに対する適応力が向上する。
なお、本実施形態では、暑熱順化推定装置10が前述した各部を構成する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば第二実施形態に示すように、異なる装置で各部を構成してもよい。
本実施形態における暑熱順化推定装置10は、活動量情報に含まれる活動量が第一所定値(所定値)以下の場合に、利用者に発汗を促す行動を報知する行動報知部58をさらに備える。
この構成によれば、発汗が認められず暑熱順化レベルを推定できない場合であっても、発汗を促す行動を報知することで、発汗の測定が可能となる。これにより、暑熱順化レベルが低い利用者においても、暑熱順化レベルの推定を可能とする。
<第二実施形態>
以下、第二実施形態に係る暑熱順化推定システムについて説明する。なお、第一実施形態と同一又は同等部分に関しては、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
第二実施形態に係る暑熱順化推定システムは、複数の装置で構成される。各装置は、環境情報取得部50、発汗量取得部52、活動量情報取得部54、及び暑熱順化レベル推定部56、行動報知部58、熱中症リスク判定部60、運動報知部62、発汗時間取得部64、及び記録部66のいずれかを構成する。そして、各装置全体として、各部を構成する。
その一例を示すと、利用者の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部50を、インターネット上のサーバ装置で構成する。このサーバ装置は、利用者の周囲の環境情報を含む情報を取得するとともに、インターネットを介して配信可能に記憶する。
また、発汗量取得部52、活動量情報取得部54、及び暑熱順化レベル推定部56、行動報知部58、熱中症リスク判定部60、運動報知部62、発汗時間取得部64、及び記録部66を、利用者が利用する端末装置で構成する。端末装置は、インターネットを経由してサーバ装置から環境情報を取得する。
このように、サーバ装置と端末装置で構成された暑熱順化推定システムであっても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
10 暑熱順化推定装置
12 プロセッサ
30 記憶部
50 環境情報取得部
52 発汗量取得部
54 活動量情報取得部
56 暑熱順化レベル推定部
58 行動報知部
60 熱中症リスク判定部
62 運動報知部
64 発汗時間取得部
66 記録部

Claims (14)

  1. 利用者の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部と、
    前記利用者の発汗量を取得する発汗量取得部と、
    前記利用者の活動量情報を取得する活動量情報取得部と、
    取得した前記環境情報、前記発汗量、及び前記活動量情報に基づいて前記利用者の暑熱順化レベルを推定する推定部と、
    を備える暑熱順化推定装置。
  2. 請求項1に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記推定部は、前記発汗量が、前記活動量情報取得部で取得した前記活動量情報に対応づけられた発汗量の基準値以上の場合に、前記暑熱順化レベルが高いと推定する
    暑熱順化推定装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記推定部は、前記発汗量が、前記環境情報が示す暑さ指数において前記活動量情報取得部で取得した前記活動量情報に対応づけられた発汗量の基準値以上の場合に、前記暑熱順化レベルが高いと推定する
    暑熱順化推定装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記活動量情報に含まれる活動量が所定値以下の場合に、前記利用者に発汗を促す行動を報知する行動報知部をさらに備える、
    暑熱順化推定装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記暑熱順化レベル及び暑さの指数に基づいて前記利用者の熱中症リスクを判定する判定部をさらに備える、
    暑熱順化推定装置。
  6. 請求項5に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記環境情報取得部は、暑さの指数を取得し、
    前記判定部は、前記暑さの指数が、前記暑熱順化レベルに対応づけられた暑さの指数の基準値以上の場合に、前記熱中症リスクが高いと判定する、
    暑熱順化推定装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記環境情報取得部は、暑さの指数を取得し、
    前記判定部は、前記暑さの指数において、前記活動量情報取得部で取得した活動量が前記暑熱順化レベルに対応づけられた活動量の基準値以上の場合に、前記熱中症リスクが高いと判定する、
    暑熱順化推定装置。
  8. 請求項5又は請求項6に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記環境情報取得部は、暑さの指数を取得し、
    前記判定部は、前記活動量情報取得部で取得した活動量において前記暑さの指数が前記暑熱順化レベルに対応づけられた暑さの指数の基準値以上の場合に、前記熱中症リスクが高いと判定する、
    暑熱順化推定装置。
  9. 請求項1に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記推定部で推定された前記暑熱順化レベルに基づいて、前記利用者に所定の運動を促すように報知する運動報知部を有する、
    暑熱順化推定装置。
  10. 請求項9に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記利用者が前記所定の運動を行った場合に前記発汗量が所定量になるまでの時間を取得する発汗時間取得部をさらに備える、
    暑熱順化推定装置。
  11. 請求項10に記載の暑熱順化推定装置であって、
    前記発汗時間取得部で取得された時間を示す時間情報を記録する記録部を有し、
    前記記録部によって記録された前記時間情報の変化に基づいて前記暑熱順化レベルを評価する、
    暑熱順化推定装置。
  12. 利用者の周囲の環境情報を取得し、
    前記利用者の発汗量を取得し、
    前記利用者の活動量情報を取得し、
    取得した前記環境情報、前記発汗量、及び前記活動量情報に基づいて前記利用者の暑熱順化レベルを推定する、
    暑熱順化推定方法。
  13. 暑熱順化を推定するプロセッサに、
    利用者の周囲の環境情報を取得する環境情報取得手順と、
    前記利用者の発汗量を取得する発汗量取得手順と、
    前記利用者の活動量情報を取得する活動量情報取得手順と、
    取得した前記環境情報、前記発汗量、及び前記活動量情報に基づいて前記利用者の暑熱順化レベルを推定する推定手順と、
    を実行させるための暑熱順化推定プログラム。
  14. 暑熱順化を推定するための複数の装置を有する暑熱順化推定システムであって、
    利用者の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部と、
    前記利用者の発汗量を取得する発汗量取得部と、
    前記利用者の活動量情報を取得する活動量情報取得部と、
    取得した前記環境情報、前記発汗量、及び前記活動量情報に基づいて前記利用者の暑熱順化レベルを推定する推定部と、
    を備える暑熱順化推定システム。
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