JP2014092946A - 個人情報公開システム及び個人情報公開方法 - Google Patents

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重義 中島
Kazuhiko Mori
一彦 森
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和伸 岡崎
Masaaki Sugiyama
正晃 杉山
Takeshi Hisayama
武 久山
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Abstract

【課題】何時でも要監視者の状況に応じたきめの細かいケアを行うことができる要監視者の個人情報公開システムを提供する。
【解決手段】デジタルネットワーク6を通じて要監視者の個人情報を公開する個人情報公開システム1であって、要監視者の身体状況の判定を行う身体状況判定手段13と、身体状況判定手段の判定結果に応じて、あらかじめ登録された複数のサポータから、要監視者の個人情報を公開するサポータを選択するサポータ選択手段14と、サポータ選択手段により選択したサポータに対してデジタルネットワークを通じて個人情報を公開する情報公開手段15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、第三者による身体状況の監視が必要な者(以下、「要監視者」という。)の個人情報(身体状況、位置データ、生活行為等)を要監視者のサポータに公開する個人情報公開システム及び個人情報公開方法に関する。
特許文献1には、要監視者の身体状況を遠隔監視するシステムの一例が開示されている。このシステムによって、要監視者が携帯するバイタルセンサ(心拍計装置や心電監視装置等)から、要監視者のバイタルデータが医療機関に送信され、医療機関の医療専門家が、要監視者のバイタルデータに基づいて要監視者の身体状況を判定する。そして、医療専門家が要監視者の身体状況の緊急度が大(急病等)と判定した場合には、医療専門家は介護センターに通報して要監視者の救助等の緊急対応を行う。
特開平10−262936
しかしながら、従来の技術では、要監視者のバイタルデータが医療機関に送信され、医療専門家が緊急時と判定した場合に介護センターに通報して救助等を行うので、緊急度が高い場合には対応できるが、要監視者の身体状況に応じたきめの細かいケアを行うことができない。また、医療機関に医療専門家が不在の場合には対応できない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、何時でも要監視者の身体状況に応じたきめの細かいケアを行うことができる個人情報公開システム及び個人情報公開方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る個人情報公開システムは、デジタルネットワークを通じて要監視者の個人情報を公開する個人情報公開システムであって、前記要監視者の身体状況の判定を行う身体状況判定手段と、前記身体状況判定手段の判定結果に応じて、あらかじめ登録された複数のサポータから、前記個人情報を公開するサポータを選択するサポータ選択手段と、前記サポータ選択手段により選択したサポータに対して前記デジタルネットワークを通じて前記個人情報を公開する情報公開手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る個人情報公開システムによれば、要監視者の身体状況に応じた最適なサポータに要監視者の個人情報を公開できるので、サポータ間での情報共有の最適化を図ることができる。したがって、何時でも要監視者の状況に応じたきめの細かいケアを行うことができる。
なお、前記身体状況判定手段は、前記要監視者の位置データ及び前記要監視者のバイタルデータに基づいて前記要監視者の身体状況を判定してもよい。
また、前記情報公開手段による前記個人情報の公開を一定時間毎に実行してもよい。
なお、前記情報公開手段は、メール又は前記サポータのホームページを通じて前記個人情報を前記サポータに公開してもよい。
また、前記サポータ選択手段が前記身体状況判定手段の判定結果に応じて前記サポータを選択するためのサポータ選択用マップを備え、前記要監視者や前記サポータが前記サポータ選択用マップを変更可能としてもよい。
また、本発明に係る個人情報公開方法は、デジタルネットワークを通じて要監視者の個人情報を公開する個人情報公開方法であって、前記要監視者の身体状況の判定を行う身体状況判定ステップと、前記身体状況判定ステップの判定結果に応じて、あらかじめ登録された複数のサポータから、前記個人情報を公開するサポータを選択するサポータ選択ステップと、前記サポータ選択ステップにより選択したサポータに対して前記デジタルネットワークを通じて前記個人情報を公開する情報公開ステップとを実行することを特徴とする。
本発明に係る個人情報公開方法によれば、要監視者の身体状況に応じた最適なサポータに要監視者の個人情報を公開できるので、サポータ間での情報共有の最適化を図ることができる。したがって、何時でも要監視者の状況に応じたきめの細かいケアを行うことができる。
なお、前記身体状況判定ステップにおいて、前記要監視者の位置データ及び前記要監視者のバイタルデータに基づいて前記要監視者の身体状況を判定してもよい。
また、前記情報公開ステップによる前記個人情報の公開を一定時間毎に実行してもよい。
なお、前記情報公開ステップにおいて、メール又は前記サポータのホームページを通じて前記個人情報を前記サポータに公開してもよい。
本発明によれば、何時でも要監視者の状況に応じたきめの細かいケアを行うことができる。
本発明の一実施形態である要監視者の個人情報公開システムの概略構成図である。 会員データベースに格納されるデータの説明図である。 サポータデータベースに格納されるデータの説明図である。 要監視者の1日の生活行為の一例を示すタイムチャートである。 図4に示された生活行為に対応する要監視者の心拍数を示すグラフである。 公開レベル決定用マップを示す図である 公開範囲選択用マップを示す図である。 要監視者の加速度データの例を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態である個人情報公開システム1の概略構成図である。
個人情報公開システム1は、共助型ソーシャルネットワークサービス(以下、「SNS」と称する。)を通じて一人暮らしの要監視者の身体状況を判定し、その判定結果をSNSに所属する要監視者のサポータに公開するためのものである。
SNSは、複数の要監視者と、各要監視者のサポータ(近隣住民、医療専門家、親族、救命救急員等)とを会員として登録したウエブコミュニティである。
個人情報公開システム1は、情報処理装置2と、要監視者が腕に装着する腕時計型の心拍計装置3と、要監視者が保有する会員端末4(パソコン、携帯電話等)と、要監視者のサポータが保有する端末装置としてのサポータ端末5(パソコン、携帯電話等)とを備える。心拍計装置3、会員端末4及びサポータ端末5は、デジタルネットワークとしてのインターネット6を通じて情報処理装置2と接続されている。なお、心拍計装置3はGPS(Global Positioning System)を内蔵している。
情報処理装置2はサーバ10と記憶装置20とを備えている。サーバ10は、位置データ受信部11、バイタルデータ受信部12、身体状況判定手段としての身体状況判定部13、モード変換部14、個人情報送信部15及びマップ更新部16を含む。記憶装置20は、会員データベース21、サポータデータベース22及びマップデータベース23を含む。
位置データ受信部11は、心拍計装置3に内蔵されたGPS機能によって所定時間毎にインターネット6に送信される要監視者の位置データを受信し、要監視者の会員IDと関連付けて会員データベース21に格納する。
バイタルデータ受信部12は、心拍計装置3によって所定時間毎にインターネット6に送信される要監視者の心拍数を受信し、要監視者の会員IDと関連付けて会員データベース21に格納する。
身体状況判定部13は、会員データベース21に格納された要監視者の心拍数と位置データとに基づいて、後述する身体状況判定用のプログラムに従って、要監視者の身体状況が、「健常」、「運動中」、「疾病」、「疲労」のいずれに該当するかを判定する。
サポータ選択手段としてのモード変換部14は、身体状況判定部13が判定した判定結果に基づいて、マップデータベース23に格納された公開レベル決定用マップ31(図6参照、詳細は後述)に従って要監視者の個人情報の公開レベルを決定する。そして、決定した公開レベルに応じて個人情報公開システム1を平常時モードまたは緊急時モードに設定する。また、モード変換部14は、決定した要監視者の個人情報の公開レベルに基づいて、マップデータベース23に格納された公開範囲選択用マップ32(図7参照、詳細は後述)に従って要監視者の個人情報の公開範囲を選択する。
情報公開手段としての個人情報送信部15は、モード変換部14が選択した要監視者の個人情報の公開範囲に含まれるサポータのサポータ端末5へ要監視者の個人情報を送信する。
マップ更新部16は、要監視者やサポータが、会員端末4やサポータ端末5を通じて公開レベル決定用マップ31や公開範囲選択用マップ32を変更する指示を入力した場合に、入力した指示に従って公開レベル決定用マップ31や公開範囲選択用マップ32を更新する。
図2は会員データベース21に格納されるデータの説明図である。会員データベース21は、要監視者のID(a1、a2、a3、・・・)に基づいて、要監視者の心拍数と位置データとを格納する。
図3はサポータデータベース22に格納されるデータの説明図である。サポータデータベース22は、サポータのID(b1、b2、b3、・・・)に基づいて、サポータがサポートする要監視者のIDであるサポート会員ID(a1、a2、a3、・・・)と、サポータが属するカテゴリー(近隣住民、医療専門家、親族、救命救急員)とを格納する。
図4は、要監視者が会員端末4を通じて入力する要監視者の1日の生活行為の一例を示すタイムチャートである。
図5は、図4に示された生活行為に対応する要監視者の心拍数を示すグラフである。
医療専門家は、サーバ10に蓄積収集される図2、図4及び図5のデータを調査・分析し、要監視者の年齢、健康状態、病歴等を参照して、要監視者からリアルタイムに送信されてくる要監視者の心拍数と位置データとに基づいて要監視者の身体状況を判定するプログラムを作製し、身体状況判定部13のメモリに格納する。
本実施形態のプログラムでは、基本的には、心拍数60〜80を「健常」、心拍数80〜100を「運動中」、心拍数100以上を「疾病」、心拍数60以下を「疲労」とし、要監視者の心拍数を示すデータ、要監視者の位置データ、要監視者の心拍数取得時刻及び要監視者の位置データ取得時刻等に基づいて要監視者の身体状況を判定する。なお、身体状況を判定するための心拍数の範囲は個人差があるため、個人毎に設定される。
例えば、要監視者の居る場所がスポーツ施設で、要監視者の心拍数が100、要監視者の心拍数取得時刻と要監視者の位置データ取得時刻が午後3時の場合は、図4に示す生活行為から、要監視者はスポーツの最中と考えられるので、要監視者の身体状況を「運動中」と判定する。
また、要監視者の居る場所がスポーツ施設で、要監視者の心拍数が60、要監視者の心拍数取得時刻と要監視者の位置データ取得時刻が午後3時の場合は、要監視者の身体状況を「疲労」と判定する。
さらに、要監視者の居る場所が自宅で、要監視者の心拍数が100、要監視者の心拍数取得時刻と要監視者の位置データ取得時刻が午前3時の場合には、図4に示す生活行為から、要監視者は就寝中の時間帯であるにもかかわらず心拍数が健常の範囲を大きく超えているので、要監視者の身体状況を「疾病」と判定する。
図6は、身体状況判定部13が判定した要監視者の身体状況の判定結果に基づいて要監視者の個人情報(身体状況、位置データ、生活行為等)の公開レベル(A、B、C)を決定するための公開レベル決定用マップ31を示す図である。
図7は、図6の公開レベル決定用マップ31で決定した公開レベルに基づいて要監視者の個人情報を公開するサポータを選択するための公開範囲選択用マップ32を示す図である。
公開レベル決定用マップ31及び公開範囲選択用マップ32は、本発明のサポータ選択用マップを構成する。
次に、上記のように構成された個人情報公開システム1を用いて独居高齢者の遠隔監視を行う場合について、図1、図6及び図7を参照しながら説明する。
独居高齢者の腕に装着した心拍計装置3で所定時間毎に独居高齢者の心拍数が自動的に取得され、心拍計装置3に内蔵したGPSで独居高齢者の位置データが自動的に取得され、心拍数及び位置データはインターネット6を通じてサーバ10に送信される
位置データ受信部11は、位置データを受信し、独居高齢者のIDと関連付けて会員データベース21に格納する。
また、バイタルデータ受信部12は、心拍数を受信し、独居高齢者の会員IDと関連付けて会員データベース21に格納する。
次いで、身体状況判定部13に格納された身体状況判定用のプログラムが、会員データベース21に格納された独居高齢者の心拍数と位置データとに基づいて、独居高齢者の身体状況が、「健常」、「運動中」、「疾病」、「疲労」のいずれに該当するかを判定する(身体状況判定ステップ)。
モード変換部14は、身体状況判定部13の判定結果が「健常」または「運動中」であり、要監視者の所在が「自宅」又は「外出」の場合には、公開レベル決定用マップ31(図6参照)に従って要監視者の個人情報(身体状況、位置データ、生活行為等)の公開レベルをAのみ(平常時)とするとともに、個人情報公開システム1を平常時モードに設定する。また、モード変換部14は、決定した独居高齢者の個人情報の公開レベルに基づいて、公開範囲選択用マップ32(図7参照)に従って独居高齢者の個人情報の公開範囲を選択する(サポータ選択ステップ)。
個人情報送信部15は、モード変換部14が選択した独居高齢者の個人情報の公開範囲に含まれるサポータ(近隣住民、医療専門家)のサポータ端末5及び独居高齢者の会員端末4に独居高齢者の個人情報を送信する(情報公開ステップ)。
なお、サポータ端末5や会員端末4への情報の提供態様としては、例えば、サポータや要監視者のホームページへの情報の表示、メール等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
平常時モードは要監視者の見守りを行うモードであり、独居高齢者の個人情報を受信した近隣住民や医療専門家は、受信した独居高齢者の個人情報に基づいて、独居高齢者の食事の世話、治療、アドバイス等のケアを行う。その際、近隣住民と医療専門家との間で情報交換をすることで、より適切なケアを行うことができるので、危険な兆候の早期発見も可能となる。
モード変換部14は、身体状況判定部13の判定結果が「疾病」または「疲労」であり、要監視者の所在が「自宅」又は「外出」の場合には、公開レベル決定用マップ31(図6参照)に従って要監視者の個人情報の公開レベルをAとBとC(緊急時)とするとともに、個人情報公開システム1を緊急時モードに変換する。また、モード変換部14は、決定した独居高齢者の個人情報の公開レベルに基づいて、公開範囲選択用マップ32(図7参照)に従って独居高齢者の個人情報の公開範囲を選択する(サポータ選択ステップ)。
個人情報送信部15は、モード変換部14が選択した独居高齢者の個人情報の公開範囲に含まれるサポータ(近隣住民、医療専門家、親族、救命救急員)のサポータ端末5及び独居高齢者の会員端末4に独居高齢者の個人情報を送信する(情報公開ステップ)。なお、会員端末4とサポータ端末5とには、緊急時である旨の表示がされる。
緊急時モードは要監視者の救助等の緊急対応を行うモードであり、独居高齢者が自宅に居る場合または外出中である場合には、サポータ間で連絡を取り合い、直ちに救命救急員または独居高齢者の近くに居る他のサポータが独居高齢者の自宅もしくは外出先に駆けつけて救助等の緊急対応を行う。
以上説明したように、個人情報公開システム1によれば、要監視者の位置データ及びバイタルデータに基づいて要監視者の身体状況の判定を行うため、要監視者の身体状況の判定を迅速かつ客観的に行うことができる。また、要監視者の身体状況に応じた最適なサポータに要監視者の個人情報を公開できるので、サポータ間での情報共有の最適化を図ることができる。したがって、何時でも要監視者の状況に応じたきめの細かいケアを行うことができる。
なお、情報処理装置2が、個人情報送信部15による要監視者の個人情報の公開を一定時間毎に実行するようにしてもよい。このようにすると、サポータによる要監視者の監視負担が軽減するとともに、システムが正常に稼働中であるか否かの確認にもなる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
例えば、上記実施形態では、要監視者の身体状況を判定するためのバイタルデータ(人間の生体情報であり、例えば、体温、心拍数、血圧、単位時間当たりの呼吸数等)として心拍数を採用し、バイタルデータ取得手段として心拍計装置を使用しているが、これに代えて、他のバイタルデータ取得手段(例えば、血圧計、体温計、心電監視装置、単位時間当たりの呼吸回数をカウントする機器)を使用してもよい。
また、上記実施形態では、身体状況判定手段が、位置データ、バイタルデータ、位置データ取得時刻及びバイタルデータ取得時刻に基づいて要監視者の身体状況を判定しているが、位置データとバイタルデータのみに基づいて要監視者の身体状況を判定するようにしてもよい。なお、要監視者の身体状況は、バイタルデータのみを参照して判断し得る。
また、要監視者が携帯する電子機器に加速度データ取得手段を設けてもよい。加速度データ取得手段は、要監視者の移動の加速度を示す加速度データを取得し、取得した加速度データをデジタルネットワークに送信する。そして、身体状況判定手段が、要監視者の位置データとバイタルデータと加速度データとに基づいて要監視者の身体状況を判定する。例えば、要監視者が自動車にはねられたり、ベッドから落下した場合等には、要監視者の移動の加速度が高くなる。したがって、疾病以外の身体状況(例えば、事故)の判定精度が向上する。
図8は歩行中の要監視者が携帯する加速度計で取得した加速度データの例を示す。縦軸は加速度(g)、横軸は周波数(Hz)である。周波数が0.80Hzの場合に第1のピーク、周波数が1.84Hzの場合に第2のピーク、周波数が2.76Hzの場合に第3のピークを示している。第1のピークに対応する周波数はストライドの周波数を示し、第2のピークに対応する周波数はステップの周波数を示し、第3のピークに対応する周波数はストライドの周波数の約3倍の周波数を示している。ストライドとは要監視者の左足による1歩と要監視者の右足による1歩とを合わせた2歩分の歩行である。ステップとは要監視者の左足による1歩と要監視者の右足による1歩とのうちのどちらか1歩分の歩行である。ステップの周波数はストライドの周波数の約2倍である。要監視者が歩行やジョギング、自転車走行などの規則的な行動をしていると、図8に示すように基本周波数(図8の場合はストライドの周波数)と基本周波数の約整数倍の周波数とにピークができる。加速度を基本周波数の6倍の範囲まで測定して6次元ベクトルにすると、要監視者の行動を分析することができる。
あらかじめ複数の人間のいろいろな行動の加速度データのベクトルをデータベースに記憶させておき、リアルタイムに取得する要監視者の加速度データのベクトルとデータベースに記憶させたデータとを比較することで、要監視者の行動を分析することができる。すなわち、加速度データから、要監視者が「立って静止している」、「横たわっている」、「歩いている」、「走っている」、「自転車に乗っている」等の行動を推測できる。なお、データベースに記憶させた加速度データとリアルタイムに取得する加速度データとの比較を行う際に、ナイーブベイズ(Naive Bayes)、サポートベクターマシン(Support Vector Machine)等の手法を適宜組み合わせて使用すると、判定精度が向上する。
要監視者の位置データとバイタルデータと加速度データとを用いて要監視者の身体状況を判定することにより、例えば、以下のような異常事態への対応が可能となる。
・要監視者が家に居て静止しているのに心拍数が急に上昇した場合。
・要監視者が外出して路上を歩いていたと思われる直後に体が横たわって動かなくなった場合。
以上のような場合において、あらかじめバイタルデータや加速度データの閾値を設定しておき、バイタルデータや加速度データの測定値が閾値を超えたら、プログラムが自動的にアラームのメールをサポータ端末に送る等の処理をすることにより、異常事態への迅速な対応を行うことができる。
なお、身体状況判定手段が、要監視者の生活行為を示すデータに基づいて要監視者の身体状況を判定する場合において、加速度データの閾値を変更してもよい。例えば、規則正しい時間に就寝する習慣を有する要監視者を対象とする場合に、就寝中の加速度データの閾値を就寝以外の生活行為中の加速度データの閾値より低く設定する。このように閾値を低く設定することによって、就寝中の要監視者の身体状況の小さな変化を検出することが可能となり、就寝中の要監視者の身体状況を精度よく判定することができる。
また、身体状況判定手段は、加速度データ取得手段による加速度データ取得時刻に基づいて要監視者の身体状況を判定してもよい。
また、位置データ取得手段はGPS以外の装置であってもよい。例えば、赤外線やマイクロ波による位置測定装置、ICタグ等を用いることができる。
また、デジタルネットワークはインターネット以外のものであってもよい。例えば、イントラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV、電話回線等を用いることができる。
また、本発明は、独居高齢者以外の要監視者(例えば、独居障害者や独居被災者)の情報公開システムにも適用することができる。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
1 個人情報公開システム
2 情報処理装置
3 心拍計装置
4 会員端末
5 サポータ端末
6 インターネット(ネットワーク)
10 サーバ
11 位置データ受信部
12 バイタルデータ受信部
13 身体状況判定部(身体状況判定手段)
14 モード変換部(サポータ選択手段)
15 個人情報送信部(情報公開手段)
16 マップ更新部
20 記憶装置
21 会員データベース
22 サポータデータベース
23 マップデータベース
31 公開レベル決定用マップ(サポータ選択用マップ)
32 公開範囲選択用マップ(サポータ選択用マップ)

Claims (9)

  1. デジタルネットワークを通じて要監視者の個人情報を公開する個人情報公開システムであって、
    前記要監視者の身体状況の判定を行う身体状況判定手段と、
    前記身体状況判定手段の判定結果に応じて、あらかじめ登録された複数のサポータから、前記個人情報を公開するサポータを選択するサポータ選択手段と、
    前記サポータ選択手段により選択したサポータに対して前記デジタルネットワークを通じて前記個人情報を公開する情報公開手段とを備えた、要監視者の個人情報公開システム。
  2. 前記身体状況判定手段は、前記要監視者の位置データ及び前記要監視者のバイタルデータに基づいて前記要監視者の身体状況を判定する請求項1に記載の個人情報公開システム。
  3. 前記情報公開手段による前記個人情報の公開を一定時間毎に実行する、請求項1又は請求項2に記載の個人情報公開システム。
  4. 前記情報公開手段は、前記サポータのホームページ又はメールを通じて前記個人情報を前記サポータに公開する請求項1から請求項3のいずれかに記載の個人情報公開システム。
  5. 前記サポータ選択手段が前記身体状況判定手段の判定結果に応じて前記サポータを選択するためのサポータ選択用マップを備え、前記要監視者や前記サポータが前記サポータ選択用マップを変更可能である請求項1から請求項4のいずれかに記載の個人情報公開システム。
  6. デジタルネットワークを通じて要監視者の個人情報を公開する要監視者の個人情報公開方法であって、
    前記要監視者の身体状況の判定を行う身体状況判定ステップと、
    前記身体状況判定ステップの判定結果に応じて、あらかじめ登録された複数のサポータから、前記個人情報を公開するサポータを選択するサポータ選択ステップと、
    前記サポータ選択ステップにより選択したサポータに対して前記デジタルネットワークを通じて前記個人情報を公開する情報公開ステップと、
    を実行する要監視者の個人情報公開方法。
  7. 前記身体状況判定ステップにおいて、前記要監視者の位置データ及び前記要監視者のバイタルデータに基づいて前記要監視者の身体状況を判定する請求項6に記載の個人情報公開方法。
  8. 前記情報公開ステップによる前記個人情報の公開を一定時間毎に実行する、請求項6又は請求項7に記載の個人情報公開方法。
  9. 前記情報公開ステップにおいて、前記サポータのホームページ又はメールを通じて前記個人情報を前記サポータに公開する請求項6から請求項8のいずれかに記載の個人情報公開方法。
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