JP5467916B2 - 同軸コネクタ、コネクタ付ケーブル、及び、取付方法 - Google Patents

同軸コネクタ、コネクタ付ケーブル、及び、取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、同軸コネクタ、コネクタ付ケーブル、及び、取付方法に係り、特に、同軸ケーブルの端末に取り付けられる同軸コネクタ、同軸コネクタが取り付けられたコネクタ付ケーブル、及び、同軸ケーブルの端末に同軸コネクタを取り付ける取付方法に関するものである。
従来、自動車などの分野においては、同軸ケーブルの端末部分に接続された同軸コネクタ100a、100bとして図4に示したものが知られている。これら同軸コネクタ100a及び100bはそれぞれ、互いにコネクタ接続される雄型、雌型のコネクタである。同図に示すように、この同軸コネクタ100a及び100bに接続される同軸ケーブル101は、芯線103と、この芯線103を被覆する内部絶縁体104と、この内部絶縁体104の外周を覆う編組105と、この編組105を被覆する絶縁シース106と、から構成されている。上記編組105は、絶縁シース106上に折り返されて後述する外導体端子108との接続が可能な状態に加工されている。
上記同軸コネクタ100a及び100bはそれぞれ、同軸ケーブル101の芯線103に接続される内導体端子107と、同軸ケーブル101の編組105に接続される外導体端子108と、誘電体109と、から構成されている。上記内導体端子107は、同軸ケーブル101の芯線103を加締めて芯線103を圧着する一対の内導体かしめ片110と、相手側内導体端子が接続される相手側接続用端子111と、が一体に形成されている。
上記外導体端子108は、一枚の板金を切断、折り曲げ加工して形成している。外導体端子108は、底壁部112と、この底壁部112から立設された編組105を加締めて編組105を圧着する外導体かしめ片114と、底壁部112から立設された誘電体109を加締めて誘電体109に取り付けられる誘電体かしめ片115と、が一体に形成されている。また、同軸コネクタ100aの外導体端子108には、底壁部112から立設されると共に折り曲げ加工によって筒状に形成された同軸コネクタ100bの外導体端子108が接続される筒部113がさらに一体に形成されている。
次に、上述した同軸ケーブル101に対する同軸コネクタ100a、100bの取付方法について説明する。まず、インサード成形などにより相手側接続用端子111の外周に誘電体109を形成する。次に、内導体端子107の内導体かしめ片110を加締めて同軸ケーブル101の芯線103に圧着する。その後、同軸ケーブル101に取り付けられた内導体端子107を外導体端子108の底壁部112上に配置して、誘電体かしめ片115を加締めて内導体端子107に外導体端子108を取り付ける。さらに、外導体かしめ片114を加締めて編組105を圧着する。上述したコネクタ100は、板金を用いて低コストな同軸コネクタ100a、100bを製造することができる。
一般に、同軸ケーブル101の特性インピーダンスは、芯線103周りの誘電率や芯線103と編組105との距離によって決定する。しかしながら、上述した従来の同軸コネクタ100a、100bでは、内導体かしめ片110で芯線103を加締めるために、内導体かしめ片110の外周を誘電体109で覆うことができない。これにより、同軸ケーブル101の特性インピーダンスが高くなってしまい、高周波特性が劣化する、という問題が生じていた。
また、上述した従来の同軸コネクタ100a、100bは、外導体かしめ片114及び誘電体かしめ片115を加締めるために、図4に示すように、外導体端子108の内導体かしめ片110上に開口部108Aを設ける必要がある。この開口部108Aによって芯線103と編組105との実質的距離が変動するため、これも高周波特性の劣化の原因となっていた。
そこで、従来は、開口部108Aについてはその小型化を目指して圧着に用いる工具の小径化などを行っていた。しかしながら、圧着工具などの耐久性などから大幅な小型化などは困難であるため、開口部108Aはそのままの状態となり、結果、特性インピーダンス上昇から高周波特性が劣化している。このため、同軸コネクタ100a、100bの高速伝送への利用が困難な状況となっている。
特開2009−224033号公報
そこで、本発明は、特性インピーダンスの劣化を改善して良好な高周波特性を得ることができる同軸コネクタ、コネクタ付ケーブル、及び、取付方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、コネクタ内導体と、前記コネクタ内導体が挿入される挿入孔が設けられた円柱状のコネクタ誘電体と、前記コネクタ誘電体を覆う筒状のコネクタ外導体と、を備えた同軸コネクタにおいて、前記コネクタ誘電体及び前記コネクタ外導体には、前記コネクタ外導体の外部と前記コネクタ誘電体の前記挿入孔とを連通して、前記コネクタ外導体の外部から前記コネクタ誘電体の前記挿入孔内にレーザを照射するためのレーザ照射孔がそれぞれ設けられ、前記コネクタ内導体の端部が、前記レーザ照射孔を通過する前記レーザの前記挿入孔における照射位置に配置されていることを特徴とする同軸コネクタに存する。
請求項2記載の発明は、前記コネクタ外導体が、一枚の板金を折り曲げ加工して筒状に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタに存する。
請求項3記載の発明は、コネクタ内導体、前記コネクタ内導体が挿入される挿入孔が設けられた円柱状のコネクタ誘電体、及び、前記コネクタ誘電体を覆う筒状のコネクタ外導体、を有する同軸コネクタと、端末に前記同軸コネクタが接続された同軸ケーブルと、を備えたコネクタ付ケーブルにおいて、前記コネクタ誘電体及び前記コネクタ外導体には、前記コネクタ外導体の外部と前記コネクタ誘電体の前記挿入孔とを連通して、前記コネクタ外導体の外部から前記コネクタ誘電体の前記挿入孔内にレーザを照射するためのレーザ照射孔がそれぞれ設けられ、前記コネクタ内導体と前記同軸ケーブルの内導体との接続箇所が、前記レーザ照射孔を通過する前記レーザの前記挿入孔における照射位置に配置され、前記レーザにより溶着されていることを特徴とするコネクタ付ケーブルに存する。
請求項4記載の発明は、同軸ケーブルの端末に、コネクタ内導体と、前記コネクタ内導体が挿入される挿入孔が設けられた円柱状のコネクタ誘電体と、前記コネクタ誘電体を覆う筒状の外導体と、を備えた同軸コネクタを取り付ける取付方法であって、前記同軸ケーブルの内導体の端部を前記コネクタ誘電体の前記挿入孔に挿入して、前記同軸ケーブルの内導体と前記コネクタ内導体とを当接して接続する工程と、前記コネクタ誘電体及び前記コネクタ外導体に設けられた前記コネクタ外導体の外部と前記コネクタ誘電体の前記挿入孔とを連通するレーザ照射孔からレーザを照射して前記同軸ケーブルの内導体と前記コネクタ内導体との接続箇所をレーザ溶着する工程と、を順次行うことを特徴とする取付方法に存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、コネクタ誘電体及びコネクタ外導体には、コネクタ外導体の外部とコネクタ誘電体の挿入孔とを連通して、コネクタ外導体の外部からコネクタ誘電体の挿入孔内にレーザを照射するためのレーザ照射孔がそれぞれ設けられ、コネクタ内導体の端部が、レーザ照射孔を通過するレーザの挿入孔におけるレーザの照射位置に配置されている。以上の構成によれば、同軸ケーブルの内導体の端部をコネクタ誘電体の挿入孔内に挿入して、同軸ケーブルの内導体とコネクタ内導体とを当接すると、その接続箇所が挿入孔内へのレーザの照射位置に配置される。そして、レーザ照射孔を通して接続箇所にレーザを照射すると同軸ケーブルの内導体とコネクタ内導体との接続箇所をレーザ溶着することができる。これにより、コネクタ誘電体及びコネクタ外導体にはレーザを照射するために必要な微細なレーザ照射孔が設けられるだけで、同軸ケーブルの内導体やコネクタ内導体をコネクタ誘電体及びコネクタ外導体で覆うことができるため、特性インピーダンスの劣化を改善して良好な高周波特性を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、コネクタ外導体が、一枚の板金を折り曲げ加工して筒状に形成されたものであるので、板金を用いて低コストを維持しつつ特性インピーダンスの劣化を改善して良好な高周波特性を得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、コネクタ誘電体及びコネクタ外導体には、コネクタ外導体の外部とコネクタ誘電体の挿入孔とを連通して、コネクタ外導体の外部からコネクタ誘電体の挿入孔内にレーザを照射するためのレーザ照射孔がそれぞれ設けられ、コネクタ内導体と同軸ケーブルの内導体との接続箇所が、レーザ照射孔を通過するレーザの挿入孔におけるレーザの照射位置に配置され、レーザにより溶着されている。これにより、コネクタ誘電体及びコネクタ外導体にはレーザを照射するために必要な微細なレーザ照射孔が設けられるだけで、同軸ケーブルの内導体やコネクタ内導体をコネクタ誘電体及びコネクタ外導体で覆うことができるため、特性インピーダンスの劣化を改善して良好な高周波特性を得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、同軸ケーブルの内導体の端部をコネクタ誘電体の挿入孔に挿入して、同軸ケーブルの内導体とコネクタ内導体とを当接して接続する工程と、コネクタ誘電体及びコネクタ外導体に設けられたコネクタ外導体の外部とコネクタ誘電体の挿入孔とを連通するレーザ照射孔からレーザを照射して同軸ケーブルの内導体とコネクタ内導体との接続箇所をレーザ溶着する工程と、を順次行う。これにより、コネクタ誘電体及びコネクタ外導体にはレーザを照射するために必要な微細なレーザ照射孔が設けられるだけで、同軸ケーブルの内導体やコネクタ内導体をコネクタ誘電体及びコネクタ外導体で覆うことができるため、特性インピーダンスの劣化を改善して良好な高周波特性を得ることができる。
(A)及び(B)はそれぞれ、本発明のコネクタ付ケーブルとしての雌コネクタ付ケーブル及び雄コネクタ付ケーブルの一実施形態を示す側面図である。 (A)及び(B)はそれぞれ、図1に示す雌コネクタ付ケーブル及び雄コネクタ付ケーブルの上面図である。 (A)は図1に示す雌コネクタ付ケーブルのI−I線断面図であり、(B)は図1に示す雄コネクタ付ケーブルのII−II線断面図である。 (A)及び(B)はそれぞれ従来の同軸コネクタの一例を示す斜視図である。
以下、本発明の同軸コネクタ、コネクタ付ケーブル、及び、取付方法を図1〜図3に基づいて説明する。同図に示すように、コネクタ付ケーブルとしての雌コネクタ付ケーブル1a及び雄コネクタ付ケーブル1bはそれぞれ、同軸ケーブル2と、同軸ケーブル2の端末に取り付けられた同軸コネクタ3a、3bと、を備えている。上記同軸ケーブル2は、図3に示すように、芯線4と、この芯線4を被覆する内部絶縁体5と、この内部絶縁体5の外周を覆う編組6と、この編組6を被覆するシース7と、から構成されている。上記編組6は、絶縁シース7上に折り返されて後述する同軸コネクタ3a、3bとの接続が可能な状態に加工されている。
上記同軸コネクタ3aは雌型のコネクタであり、同軸コネクタ3bは雄型のコネクタである。そして、これら同軸コネクタ3a、3bは互いにコネクタ接続される。同軸コネクタ3a、3bは、図3に示すように、同軸ケーブル2の芯線4に接続されるコネクタ内導体としての内導体端子8a、8bと、内導体端子8a、8bが挿入される挿入孔9a、9bが設けられた円柱状のコネクタ誘電体としての誘電体9と、同軸ケーブル2の編組6に接続されるコネクタ外導体としての外導体端子10と、を備えている。
上記内導体端子8aは、同軸コネクタ3b側の端部に内導体端子8bが侵入する筒状の雌端子部が設けられ、同軸ケーブル2側の端部に同軸ケーブル2の芯線4の端部に当接する棒状の当接接続部が設けられている。上記内導体端子8bは、同軸コネクタ3a側の端部に上記内導体端子8aの雌端子部へ侵入する雄端子部が設けられ、同軸ケーブル2側の端部に同軸ケーブル2の芯線4の端部と当接する棒状の当接接続部が設けられている。そして、この内導体端子8aの雌端子部内に内導体端子8bの雄端子部を嵌入すると、内導体端子8a及び内導体端子8bが互いに電気的に接続される。
上記同軸コネクタ3aの誘電体9は、その挿入孔9aに内導体端子8aの全体が挿入されている。また、挿入孔9aにはその同軸ケーブル2側の開口から芯線4が挿入されていて、挿入孔9aに挿入された芯線4の端部が内導体端子8aの当接接続部に当接している。上記同軸コネクタ3bの誘電体9は、その挿入孔9bに内導体端子8bの当接接続部が挿入されていている。内導体端子8bの雄端子部は、誘電体9から同軸コネクタ3aに向かって突出している。また、挿入孔9bにはその同軸ケーブル2側の開口から芯線4が挿入されていて、挿入孔9bに挿入された芯線4の端部が内導体端子8bの当接接続部に当接している。
上記外導体端子10は、一枚の板金を切断、折り曲げ加工して形成している。外導体端子10は、底壁部11と、この底壁部11の幅方向の縁部から立設された同軸ケーブル2のシース7を加締める一対のケーブルかしめ片12と、底壁部11の幅方向の縁部から立設された編組6を加締めて編組6を圧着する一対の外導体かしめ片13と、底壁部11の幅方向の縁部から立設された誘電体9を加締めて誘電体9が取り付けられる一対の誘電体かしめ片14と、が一体に形成されている。
上述した誘電体9及び外導体端子10には、図1及び図3に示すように、外導体端子10と誘電体9の挿入孔9a、9bとを連通して、外導体端子10の外部から誘電体9の挿入孔9a、9b内にレーザを照射するためのレーザ照射孔15、16がそれぞれ設けられている。このレーザ照射孔15、16は、挿入孔9a、9b内にレーザが照射できる程度の微少な孔である。そして、内導体端子8a、8bと同軸ケーブル2の芯線4との当接接続箇所が、上記レーザ照射孔15、16を通過するレーザの挿入孔9a、9bにおける照射位置に配置され、レーザにより溶着されている。
次に、上述した構成の同軸ケーブル2の端末に同軸コネクタ3a、3bを取り付ける手順について説明する。まず、予めインサート成形などにより内導体端子8a、8bの外周に誘電体9を形成しておく。この状態で内導体端子8a、8bの当接接続部は、レーザ照射孔15を通過するレーザの挿入孔9a、9bにおける照射位置に配置される。次に、同軸ケーブル2の端末の絶縁シース7を除去して編組6を露出させる。そして、この露出した編組6を絶縁シース7上に折り返しておく。さらに、同軸ケーブル2の端末の内部絶縁体5を除去して芯線4を露出させる。
次に、露出した同軸ケーブル2の芯線4の端部を誘電体9の挿入孔9a、9bに挿入して、芯線4の端部と内導体端子8a、8bの当接接続部とを当接して接続させる。上述したように内導体端子8a、8bの当接接続部は、レーザ照射孔15を通過するレーザの挿入孔9a、9bにおける照射位置に配置されているので、当然、芯線4と内導体端子8a、8bとの当接接続箇所も、挿入孔9a、9bにおけるレーザの照射位置に配置される。
次に、上述した同軸ケーブル2の芯線4及び内導体端子8a、8bが挿入された誘電体9を一対の誘電体かしめ片14間の底壁部11上に配置し、編組6の絶縁シース7上に折り返されている部分を一対の外導体かしめ片13間の底壁部11上に配置し、同軸ケーブル2を一対のケーブルかしめ片12間の底壁部11上に配置する。その後、一対の誘電体かしめ片14をかしめて誘電体9を覆う筒状に形成して外導体端子10を誘電体9に取り付ける。このとき、外導体端子10に設けたレーザ照射孔16と誘電体9に設けたレーザ照射孔15とが重なって連通する。また、外導体かしめ片13を加締めて編組6を圧着する。さらに、ケーブルかしめ片12をかしめて、外導体端子10を同軸ケーブル2に取り付ける。
その後、外導体端子10の外部からレーザ照射孔15、16にレーザを入射する。これにより、レーザ照射孔15、16を通過したレーザが、芯線4と内導体端子8a、8bとの接続箇所に照射されて、芯線4と内導体端子8a、8bとが互いにレーザ溶着される。
上述した実施形態によれば、誘電体9及び外導体端子10には、外導体端子10の外部と誘電体9の挿入孔9a、9bとを連通して、外導体端子10の外部から誘電体9の挿入孔9a、9b内にレーザを照射するためのレーザ照射孔15、16がそれぞれ設けられ、内導体端子8a、8bと同軸ケーブル2の芯線4との接続箇所が、レーザ照射孔15、16を通過するレーザの挿入孔9a、9bにおけるレーザの照射位置に配置され、レーザにより溶着されている。これにより、誘電体9及び外導体端子10にはレーザを照射するために必要な微細なレーザ照射孔15、16が設けられるだけで、同軸ケーブル2の芯線4や内導体端子8a、8bを誘電体9及び外導体端子10で覆うことができるため、特性インピーダンスの劣化を改善して良好な高周波特性を得ることができる。
また、上述した実施形態によれば、外導体端子10が、一枚の板金を折り曲げ加工して筒状に形成されたものであるので、板金を用いて低コストを維持しつつ特性インピーダンスの劣化を改善して良好な高周波特性を得ることができる。
なお、上述した実施形態によれば、外導体端子10を一枚の板金を折り曲げ加工して筒状に形成していたが、本発明はこれに限ったものではない。外導体端子10の製造方法としては他の方法であってもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1a 雌コネクタ付ケーブル
1b 雄コネクタ付ケーブル
2 同軸ケーブル
3a 同軸コネクタ
3b 同軸コネクタ
4 芯線(同軸ケーブルの内導体)
8a 内導体端子(コネクタ内導体)
8b 内導体端子(コネクタ内導体)
9a 挿入孔
9b 挿入孔
9 誘電体(コネクタ誘電体)
10 外導体端子
15 レーザ照射孔
16 レーザ照射孔

Claims (4)

  1. コネクタ内導体と、前記コネクタ内導体が挿入される挿入孔が設けられた円柱状のコネクタ誘電体と、前記コネクタ誘電体を覆う筒状のコネクタ外導体と、を備えた同軸コネクタにおいて、
    前記コネクタ誘電体及び前記コネクタ外導体には、前記コネクタ外導体の外部と前記コネクタ誘電体の前記挿入孔とを連通して、前記コネクタ外導体の外部から前記コネクタ誘電体の前記挿入孔内にレーザを照射するためのレーザ照射孔がそれぞれ設けられ、
    前記コネクタ内導体の端部が、前記レーザ照射孔を通過する前記レーザの前記挿入孔における照射位置に配置されている
    ことを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 前記コネクタ外導体が、一枚の板金を折り曲げ加工して筒状に形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  3. コネクタ内導体、前記コネクタ内導体が挿入される挿入孔が設けられた円柱状のコネクタ誘電体、及び、前記コネクタ誘電体を覆う筒状のコネクタ外導体、を有する同軸コネクタと、端末に前記同軸コネクタが接続された同軸ケーブルと、を備えたコネクタ付ケーブルにおいて、
    前記コネクタ誘電体及び前記コネクタ外導体には、前記コネクタ外導体の外部と前記コネクタ誘電体の前記挿入孔とを連通して、前記コネクタ外導体の外部から前記コネクタ誘電体の前記挿入孔内にレーザを照射するためのレーザ照射孔がそれぞれ設けられ、
    前記コネクタ内導体と前記同軸ケーブルの内導体との接続箇所が、前記レーザ照射孔を通過する前記レーザの前記挿入孔における照射位置に配置され、前記レーザにより溶着されている
    ことを特徴とするコネクタ付ケーブル。
  4. 同軸ケーブルの端末に、コネクタ内導体と、前記コネクタ内導体が挿入される挿入孔が設けられた円柱状のコネクタ誘電体と、前記コネクタ誘電体を覆う筒状の外導体と、を備えた同軸コネクタを取り付ける取付方法であって、
    前記同軸ケーブルの内導体の端部を前記コネクタ誘電体の前記挿入孔に挿入して、前記同軸ケーブルの内導体と前記コネクタ内導体とを当接して接続する工程と、
    前記コネクタ誘電体及び前記コネクタ外導体に設けられた前記コネクタ外導体の外部と前記コネクタ誘電体の前記挿入孔とを連通するレーザ照射孔からレーザを照射して前記同軸ケーブルの内導体と前記コネクタ内導体との接続箇所をレーザ溶着する工程と、
    を順次行うことを特徴とする取付方法。
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