JP2009252356A - コネクタ端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールド電線とのインピーダンスの整合をとることによって、伝送路における電気信号の反射や放射を防止し、信号伝送をノイズの発生なく効率的に実施することができるシールド電線付きコネクタ端子を提供する。
【解決手段】シールド端子部材23の圧着バレル23gには、圧着バレル23gがシールド部材33を加締めた際に開口部24を覆う、圧着バレル23gの前端部から圧着バレル23eに向けて延設されたシールド蓋部23iが形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、シールド電線(同軸ケーブル)の一端部を電気的に接続するためのコネクタ端子に関する。
一般的に、高周波の電気信号を伝送するために高周波対応のシールド電線が用いられるが、伝送される電気信号の高周波化に伴って、このシールド電線を中継し、複数のシールド電線の一端部を接続するシールドコネクタにも高周波対応の要求が高まっている。
このシールド電線の構造として、例えばいわゆる同軸ケーブルと呼ばれるものがある。この同軸ケーブルは、電気信号等の伝送路として複数本の金属素線を束ねた信号導体(芯線)と、同じく複数の素線を編んだ編組線よりなるシールド部材との間に絶縁体(内部被覆)を介在したものからなる。また、そのシールド部材の外周を絶縁性のシース(外部被覆)で覆った構造になっており、シールド部材が絶縁体の外周を覆うことで電磁的にシールドしている。
一方、同軸ケーブルを通して高周波信号を中継接続するシールドコネクタには、高周波信号を伝達する信号導体(芯線)と接続するための内導体端子(芯線導通端子部材)と、編組線などのシールド部材と接続すると共に絶縁体の外周を覆って電磁的にシールドするための外導体端子(シールド端子部材)と、これらの内導体端子と外導体端子の間に設けられる所定の比誘電率を有する誘電体(絶縁部材)とが備えられている。このシールドコネクタは、中継するシールド電線の絶縁体とシースが剥ぎ取られて露出した信号導体とシールド部材をそれぞれ個別に電気的に中継接続する。
従来の、同軸ケーブルに接続されたシールドコネクタには、例えば図5に示すものがある。図5は従来の、同軸ケーブルに接続されたシールドコネクタの縦断面である。同軸ケーブル41の絶縁体41bとシース41dが剥ぎ取られた、信号導体41aおよびシールド部材41cが露出した部分へこのシールドコネクタを接続する工程は、次の通りである。先ず、剥き出しになった信号導体41aに内導体端子42の圧着部42aを圧着接続する。その後、外導体端子43内に予め収容して組み付けられた誘電体44の圧入孔44aに内導体端子42を押し込んで圧入固定する。
また、剥き出しになったシールド部材41cを同軸ケーブル41のシース41d側に折り返し、そして外導体端子43の圧着部43aにて同軸ケーブル41のシース41dとシールド部材41cごと圧着する。
内導体端子42を誘電体44に押し込んで圧入固定する工程では、外導体端子43の上面を図面上方に開口した端子挿入開口部43bを圧入等の作業スペースとして利用することで、圧入治具等を用いて内導体端子42を誘電体44に簡便に押し込むことが可能になっている。
また、従来のコネクタ端子として図6、図7、及び図8に示すものがある。図6は従来のコネクタ端子(シールド電線付き)を示す斜視図であり、図7は図6に示すコネクタ端子の側面図であり、図8は図6におけるシールド端子部材を示す斜視図である。このコネクタ端子Bは、シールド電線Aに電気的および機械的に接続される。コネクタ端子Bは、図8に示すように、一部を円筒状、円弧状または平板状に成形されたシールド端子部材23を備える。このシールド端子部材23には、芯線導通端子部材が中心部を貫通した絶縁部材22と、芯線導通端子部材に芯線の先端部を接続したシールド電線Aと、がそれぞれ該シールド端子部材23内部に配置され、複数の圧着バレルによってこれらの絶縁部材の外周およびシールド電線の外周を加締めることにより、絶縁部材及びシールド電線を支持する。
具体的には、このシールド電線付きコネクタ端子Bでは、シールド端子部材23は、長方形の導電性板金を成形することにより、先端部から順に、円筒状部23a、円弧部23b、圧着バレル23c、円弧部23d、圧着バレル23e、円弧部23f、圧着バレル23g、23hによって形成されている。また、シールド端子部材23には中心部を芯線導通端子部材が貫通した絶縁部材22が配置される。シールド端子部材23は芯線導通端子部材および絶縁部材22とともにコネクタ端子Bを構成している。
一方、絶縁部材22によって外周が被覆された芯線導通端子部材には、同じくシールド端子部材23上に載せられたシールド電線Aの芯線の先端部が接続(圧着)されている。芯線導通端子部材は筒状で小形の導電材料によって形成される。シールド端子部材23は、芯線導通端子部材が中心部を貫通した絶縁部材22の前端部外周を円筒部23aにより挟圧保持し、圧着バレル23c、23eにより絶縁部材22の後端部外周を加締める。なお、圧着バレル23cおよび圧着バレル23eは、絶縁部材22外周面の凹凸面のうち凹面内に嵌まるように内側に曲げて加締められている。
シールド電線Aは、シールド部材33の先端部が予め外部被覆34上に反転させるようにして重ねられている。シールド端子部材21は、この反転して重ねられたシールド部材33を、幅広の圧着バレル23gを内側へ曲げて外部被覆に加締めることによって狭持する。シールド端子部材21は、圧着バレル23hを内側へ曲げてシールド電線Aの外部被覆34外周を加締めている。
また、圧着バレル23e、23gの間であって、芯線導通端子部材と芯線31との接続部P付近では、その接続部Pの接続(圧着)作業等を冶具を使って行える程度の広さに上方に開口する開口部24が、シールド端子部材23に形成されている。
特開2000−173725号公報
しかしながら、図5に示すシールドコネクタにあっては、信号導体41aと内導体端子42との圧着部(接続部)42aが露出するように開口部43bが外導体端子43に形成されており、また、図7に示すコネクタ端子にあっては、芯線導通端子部材と芯線32との接続部P付近で芯線導通端子部材と芯線32とが露出するように開口部24がシールド端子部材23に形成されている。このため、これらの圧着部42aや接続部Pは電磁的にシールドされていないため、比誘電率εr=1である空気中に開放された状態となる。従って、この圧着部42aや接続部Pのインピーダンスが伝送路のインピーダンスと整合されておらず、シールド電線に比べて高くなってしまう。
また、このようなコネクタ端子のインピーダンスがシールド電線のインピーダンスとは等しくない部分では、伝送された電気信号の反射や放射が起こり、信号が正しく伝送されなかったり、ノイズの原因になったりする。特に周波数が高い程その傾向が著しくなる。従って、この部分のインピーダンスを他の部分と整合させることができず、電気信号の伝送ロスは避けられない。さらに、外部からの高周波ノイズの侵入および内部から外部への高周波ノイズの放射が避けられず、伝送路の信号に悪影響を与える
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シールド電線とのインピーダンスの整合をとることによって、伝送路における電気信号の反射や放射を防止し、信号伝送をノイズの発生なく効率的に実施することができるコネクタ端子を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタ端子は、下記(1)を特徴としている。
(1) 芯線と、該芯線の外周面を包囲しながら該芯線の長手方向に延びる内部被覆と、該内部被覆の外周面を包囲しながら前記長手方向に延びるシールド部材と、該シールド部材の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長する外部被覆と、を有し、前記長手方向の一端部において、前記芯線、内部導体およびシールド部材それぞれの一端部が露出されたシールド電線に、接続可能なコネクタ端子であって、
前記シールド電線の前記一端部で前記芯線に電気的に接続された、相手方端子に前記芯線を電気的に接続するための導電性金属性の芯線導通端子部材と、
前記芯線導通端子部材が前記芯線に電気的に接続した状態で貫通し且つ係止される貫通孔が形成された絶縁部材と、
前記絶縁部材に外嵌し且つ前記芯線導通端子部材を支持する支持部が一端部に設けられ、且つ前記シールド電線の前記一端部で前記シールド部材を加締めることによって該シールド部材に電気的に接続されるシールド部材加締部が他端部に設けられた導電性金属製のシールド端子部材と、
を備え、
前記シールド端子部材には、前記支持部が支持する前記絶縁部材の後端部と、前記シールド部材加締部が加締める前記シールド部材の前端部との間の前記芯線導通端子部材または前記芯線が露出する開口部が形成されており、
前記シールド部材加締部には、該シールド部材加締部が前記シールド部材を加締めた際に前記開口部を覆う、該シールド部材加締部の前端部から前記支持部に向けて延設されたシールド蓋部が形成されている、
こと。
上記(1)の構成によれば、シールド端子部材のシールド部材加締部がシールド電線のシールド部材を加締めた際に、芯線導通端子部材または芯線が露出する開口部がシールド蓋部によって閉じられる。このシールド蓋部によって、支持部が支持する絶縁部材の後端部とシールド部材加締部が加締めるシールド部材の前端部の空間は比誘電率εr=1の空気中から隔離されるため、芯線導通端子部材または芯線のインピーダンスが伝送路のインピーダンスと整合がとられる。従って、芯線導通端子部材または芯線での電気信号の反射や放射がなくなり、ノイズの発生を惹き起こすこともない。また、シールド蓋部の電磁シールド作用によって外部からの高周波ノイズ侵入および内部からの外部への高周波ノイズの放射が阻止されることで、内外部の伝送路に対する誘導障害を回避することができる。
本発明のコネクタ端子によれば、芯線導通端子部材または芯線のインピーダンスが伝送路のインピーダンスと整合がとられる。従って、芯線導通端子部材または芯線での電気信号の反射や放射がなくなり、ノイズの発生を惹き起こすこともない。また、シールド蓋部の電磁シールド作用によって外部からの高周波ノイズ侵入および内部からの外部への高周波ノイズの放射が阻止されることで、内外部の伝送路に対する誘導障害を回避することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係るコネクタ端子の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る実施形態のコネクタ端子(シールド電線付き)の斜視図である。図2は図1に示したコネクタ端子の側面図である。図3は図1に示したシールド端子部材の単体の斜視図である。図4は図1に示したコネクタ端子の側断面図である。
本発明に係る実施形態のコネクタ端子Bは、シールド電線Aに電気的および機械的に接続される。シールド電線Aは、芯線31と、内部被覆32と、シールド部材33と、外部被覆34と、によって構成される。内部被覆32は、内部導体である芯線31の外周面を包囲しながら該芯線31の長手方向に延び、シールド部材(編組)33は、内部被覆32の外周面を包囲しながら前記長手方向に延び、外部被覆34は、シールド部材33の外周面を包囲しながら前記長手方向に延び、シールド電線Aの長手方向の一端部において、芯線31、内部導体32およびシールド部材33それぞれの一端部が露出されている。
一方、コネクタ端子Bは、シールド電線Aの一端部で芯線31に電気的に接続された、相手方端子に芯線31を電気的に接続するための導電性金属性の芯線導通端子部材21と、芯線導通端子部材21が芯線31に電気的に接続した状態で当該芯線31と伴に貫通し且つ係止される貫通孔22cが形成された、誘電体材料によって形成される絶縁部材22と、絶縁部材22に外嵌し且つ絶縁部材22と伴に該絶縁部材22の貫通孔22cを貫通する芯線導通端子部材21を支持し、且つシールド電線Aの一端部でシールド部材33に電気的に接続される導電性金属製のシールド端子部材23と、を有している。
シールド端子部材23は、導電性の板金をプレス成形して得られるものであり、図3に示すように、先端部側から順に円筒状部23a、円弧部23b、圧着バレル23c、円弧部23d、圧着バレル23e、円弧部23f、圧着バレル23g、23hを持つように形成されている。
円筒部23aは、シールド端子部材上に載置された絶縁部材22の前端部外周を挟圧し、圧着バレル23cは絶縁部材22の軸方向略中央の外周を挟圧保持する。また、圧着バレル23eは絶縁部材22の後端部外周を挟圧保持する。シールド端子部材23は、円筒部23a、圧着バレル23c及び圧着バレル23eによって、絶縁部材22及びその絶縁部材22の貫通孔22cを貫通する芯線導通端子部材21を支持する。シールド端子部材23のうちの円筒部23a、圧着バレル23c及び圧着バレル23eを総して支持部と称することがある。
また、圧着バレル23gは、外部被覆34上へ折り返されたシールド部材33を内部被覆32ごと挟圧保持する。圧着バレル23hは外部被覆34の外周面を挟圧保持して、シールド部材33と圧着バレル23gとの軸方向ズレの発生を防止している。シールド端子部材23は、シールド電線Aの一端部で圧着バレル23g及び圧着バレル23hを加締めることによってシールド電線Aのシールド部材33に電気的に接続される。シールド端子部材23のうちの圧着バレル23g、23hを総してシールド部材加締部と称することがある。
なお、圧着バレル23c、23e、23g、23hの挟圧作業は周知の加締め機を用いて実施されるが、必要に応じて手作業で実施することもできる。
さらに、圧着バレル23gには、圧着バレル23gの前端部から圧着バレル23eの後端部までの距離に相当する長さのシールド蓋部23iが、圧着バレル23gの前端部から長手方向前側に延設されている。このシールド蓋部23iは、圧着バレル23gによってシールド部材33を加締めると、支持部(円筒部23a、圧着バレル23c及び圧着バレル23e)が支持する絶縁部材22の後端部22dとシールド部材加締部(圧着バレル23g、23h)が加締めるシールド部材33の前端部33aの間に位置する芯線導通端子部材21の一部または芯線31が露出する開口部24を覆う。このため、芯線導通端子部材21と芯線31とが直接外気(空気)に触れないようになる。このシールド蓋部23iはコネクタ端子Bの一部であるため導電性を有し、従って、圧着バレル23eおよび圧着バレル23g間への外部ノイズ侵入および内部ノイズ放射が規制され、内外部への誘導障害の発生を回避することができる。また、高周波信号の乱れや電気信号の伝送ロスも合わせて軽減することができる。
また、絶縁部材22の外周面には、複数箇所にわたってリング状の凹部22a、22bが形成されている。凹部22aには、凹部22aの外周面に沿って円弧形状に曲げられた圧着バレル23cが嵌まり込むことによって凹部22aを狭圧し、凹部22bには、凹部22bの外周面に沿わずに直角に曲げられた圧着バレル23eがそれぞれ嵌まり込むことによって、凹部22a、22bを挟圧している。このため圧着バレル23c、23eはシールド端子部材23内部に配置された絶縁部材22の回転や軸方向の移動を確実に規制する。
以上、本発明に係る実施形態のシールド電線付きコネクタ端子によれば、絶縁部材22を加締める圧着バレル23c、23eとシールド部材33を加締める圧着バレル23gとの間の空間領域(従来では、内部に配置された芯線導通端子部材の一部及び芯線導通端子部材と芯線の接続部分が外気に晒されていた空間領域。)が、圧着バレル23gの加締め作業時に同時にシールド蓋部21iによって封止される。これにより、芯線31と芯線導通端子部材21のインピーダンスをシールド電線Aに対して低めに抑えることができ、伝送路とのインピーダンスの整合がなされる。また、外部からの高周波ノイズ侵入および内部からの外部への高周波ノイズの放射が阻止されることで、内外部の伝送に対する誘導障害を回避することができる。
このように、このコネクタ端子Bにおける上述の芯線31と芯線導通端子部材21のインピーダンスを、他の部分と整合するように設定すれば、シールド電線Aとコネクタ端子Bとのインピーダンスの不整合がなくすことができ、このコネクタ端子Bを通過する電気信号の反射による伝達損失を減少することができる。また、外部からの高周波ノイズ侵入および内部からの外部への高周波ノイズの放射が阻止されることで、内外部の伝送回路に対する誘導障害を回避することができる。また、コネクタ端子Bの形状、構造は簡素であり、これらの部品の製造コストを低減することができる。
なお、本発明に係る実施形態のシールド電線付きコネクタ端子では、シールド蓋部23iが圧着バレル23gの前端部から長手方向前側に延設されている形態について説明した。この形態以外に、圧着バレル23eの後端部から長手方向後側に延設されることによってシールド蓋部23iが形成される形態も考えられる。この形態の場合、このシールド蓋部23iは、圧着バレル23eによって絶縁部材22を加締めると、支持部が支持する絶縁部材22の後端部22dとシールド部材加締部が加締めるシールド部材33の前端部33aの間に位置する芯線導通端子部材21の一部または芯線31が露出する開口部24を覆う。この形態の場合も、本発明に係る実施形態にて説明した同様の効果を得ることができる。
また、上記の形態以外に、円弧部23fの端部から上方に延設されることによってシールド蓋部23iが形成される形態も考えられる。この形態の場合、上述の開口部24を覆うためにシールド蓋部23iを加締めるという工数が発生するものの、本発明に係る実施形態にて説明した同様の効果を得ることができる。
なお、本発明に係るコネクタ端子Bに接続されるシールド電線Aは、前述した実施形態に示した同軸ケーブルに限るものではなく、シールド用のシールド部材を備える各種の同軸ケーブルにも応用可能である。例えば、前述した実施形態では、その内部被覆32と外部被覆34とに介在するシールド部材33として編組を備えたものを説明したが、これに限らず、シールド部材33は、編組の外周にアルミニウム箔、銅箔、等といった金属箔を巻きつけたもの、或いは絶縁物の外周に巻きつけられたアルミニウム箔、銅箔、等といった金属箔を更に有するものであってもよい。
さらに、前述した実施形態では、シールド端子部材23が板金から成形されるとしたが、これに限らず、例えば金型等にてそのまま所望の形状を得るようにしてもよい。
本発明に係る実施形態のコネクタ端子(シールド電線付き)の斜視図 図1に示したコネクタ端子の側面図 図1に示したシールド端子部材の単体の斜視図 図1に示したコネクタ端子の側断面図 従来の、同軸ケーブルに接続されたシールドコネクタの縦断面 従来のコネクタ端子(シールド電線付き)を示す斜視図 図6に示すコネクタ端子の側面図 図6におけるシールド端子部材を示す斜視図
符号の説明
A シールド電極
B コネクタ端子
21 芯線導通端子部材
22 絶縁部材
22a、22b 凹部
22c 貫通孔
22d 絶縁部材の後端部
23 シールド端子部材
23a 円筒部
23b、23d、23f 円弧部
23c、23e、23g、23h 圧着バレル
23i シールド蓋部
31 芯線
32 内部被覆
33 シールド部材
33a シールド部材の前端部
34 外部被覆

Claims (1)

  1. 芯線と、該芯線の外周面を包囲しながら該芯線の長手方向に延びる内部被覆と、該内部被覆の外周面を包囲しながら前記長手方向に延びるシールド部材と、該シールド部材の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長する外部被覆と、を有し、前記長手方向の一端部において、前記芯線、内部導体およびシールド部材それぞれの一端部が露出されたシールド電線に、接続可能なコネクタ端子であって、
    前記シールド電線の前記一端部で前記芯線に電気的に接続された、相手方端子に前記芯線を電気的に接続するための導電性金属性の芯線導通端子部材と、
    前記芯線導通端子部材が前記芯線に電気的に接続した状態で貫通し且つ係止される貫通孔が形成された絶縁部材と、
    前記絶縁部材に外嵌し且つ前記芯線導通端子部材を支持する支持部が一端部に設けられ、且つ前記シールド電線の前記一端部で前記シールド部材を加締めることによって該シールド部材に電気的に接続されるシールド部材加締部が他端部に設けられた導電性金属製のシールド端子部材と、
    を備え、
    前記シールド端子部材には、前記支持部が支持する前記絶縁部材の後端部と、前記シールド部材加締部が加締める前記シールド部材の前端部との間の前記芯線導通端子部材または前記芯線が露出する開口部が形成されており、
    前記シールド部材加締部には、該シールド部材加締部が前記シールド部材を加締めた際に前記開口部を覆う、該シールド部材加締部の前端部から前記支持部に向けて延設されたシールド蓋部が形成されている、
    ことを特徴とするコネクタ端子。
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