JP2011034773A - インナー端子、およびそのインナー端子を備えたシールドコネクタ - Google Patents

インナー端子、およびそのインナー端子を備えたシールドコネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】別部品を用いることなく、簡単な接続作業で特性インピーダンス整合を図ることができるシールドケーブルの接続構造を提供する。
【解決手段】電気接続部21と、芯線通過部22と、圧着バレル部24と、繋ぎ部23と、を備えるインナー端子20であって、芯線通過部22は、圧着バレル部24および繋ぎ部23を横断し、且つその先端が該芯線通過部22に位置するよう載置されたシールドケーブルWの芯線W1を覆うように、切欠き22Aの縁部が該芯線W1に向けて折曲げられて若しくは加締められて該芯線W1に接触している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半田付けを行うことなく加締め加工による圧着接続によって容易にシールドケーブルとインナー端子との接続を行うことができ、同時にインピーダンス整合を図ることもできるインナー端子、およびそのインナー端子を備えたシールドコネクタに関するものである。
従来、自動車に搭載される例えばカーナビゲーションシステム、テレビ、ラジオ等のような、電気機器に内蔵される制御用のプリント基板へ高周波の電気信号などを伝送させるために、高周波対応のシールドケーブル(或いは、同軸ケーブル)が用いられている。一般に、このシールドケーブルは、電気信号等の伝送路として金属製の複数の素線を撚り合わせた中心部側の芯線と複数の素線を編んだ編組線よりなるシールド層との間に絶縁体が介在され、さらにその外周を絶縁性のシースで覆った同軸構造となっており、シールド層が心線を覆うことで高周波信号の伝送に適した構造となっている。
また、シールドケーブルを制御用のプリント基板や他のシールドケーブルと電気的に接続させるためにシールドコネクタ(或いは、同軸コネクタ)が用いられており、この種のシールドコネクタとして、例えば特許文献1に記載のものなどが知られている。
即ち、このシールドコネクタは、シールドケーブルの芯線と接続されるインナー端子と、シールド層と接続されると共にインナー端子の外周を覆って電磁的にシールドするアウター端子と、これらインナー端子とアウター端子の間に介在され所要の比誘電率を有する誘電体とからなり、シールドケーブル端末の絶縁体とシースを皮剥ぎして露出した芯線とシールド層に上記の各端子、即ちインナー端子とアウター端子とが個別にそれぞれ接続されている。
ところで、高周波の信号を伝送するシールドケーブルと、このシールドケーブルの端末に接続されるシールドコネクタとの特性インピーダンスとが一致しないと、信号の反射などが起こる。このため、従来、例えば特性インピーダンスが50Ωのシールドケーブルには特性インピーダンスが50Ωのシールドコネクタを接続し、特性インピーダンスが75Ωのシールドケーブルには特性インピーダンスが75Ωのシールドコネクタを接続するなどして、特性インピーダンスの整合を図っていた。
しかしながら、上記のように、シールドケーブルの特性インピーダンスに適した特性インピーダンスを有するシールドコネクタをそれぞれ接続する構成にすると、異なる特性インピーダンスのシールドケーブルごとにシールドコネクタを設けなければならず、部品点数が増加すると共に、シールドコネクタごとに設計および評価が必要となり、多大な労力・コスト・時間がかかることとなる。
そこで、特性インピーダンスの異なるシールドコネクタにシールドケーブルを接続しても大きな信号の反射を生じさせないようにするとともに、同一種類のシールドコネクタを共用できるようにした、シールドケーブルの接続構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
即ち、これは、図6及び図7に示すように、シールドケーブル100の端末がシールドコネクタ200と接続され、シールドケーブル100の芯線110がシールドコネクタ200のインナー端子210と接続されると共にシールドケーブル100の芯線110に絶縁体120を介して被覆したシールド層130がシールドコネクタ200のアウター端子220と接続された接続構造であって、シールドコネクタ200の特性インピーダンスがシールドケーブル100の特性インピーダンスより低いもので構成され、かつ、シールドケーブル100のコネクタ接続側のシールド層130に高インピーダンス形成部130Aが設けられており、シールドコネクタ200の低インピーダンスと平均化してコネクタ接続部における特性インピーダンスを高め、シールドケーブル100の特性インピーダンスに近づけているものである。
なお、図中、符号140はシース、150は絶縁体スリーブ、210A及び210Bはインナー端子210における円筒状の電気接続部及び圧着バレル部、230は誘電体、をそれぞれ示す。
これにより、特性インピーダンスの異なるシールドケーブル100とシールドコネクタ200を接続しても、大きな信号の反射が生じないようにして、コネクタの汎用性を高めることができるようになっている。
特開2003−297493号公報 特開2008−159312号公報
ところで、通常、このようなシールドコネクタ200におけるシールドケーブル100との接続にあっては、先端に設けた筒状の電気接続部210A及び基端に設けた圧着バレル部210Bを備えた、上述のインナー端子210を用いて接続される構成となっている。
また、このようなインナー端子210では、図8に示すように、通常、例えば所要の長さ(L3)に露出する芯線110の先端部分を圧着バレル210Bに圧着させる構造となっている。従って、圧着後の電気接続部210Aと圧着バレル部210Bとの境界であるつなぎ部210Cでは、図9に示すように、通常、芯線110が存在しない断面略円弧形状の導体部分(斜線部分)だけで構成されている。
即ち、インナー端子210の電気接続部210Aでの端子径(外径)としてはH0の大きさを有するものであるが、つなぎ部210Cでは、導体部分としての高さがH2だけしか存在しない。従って、このつなぎ部210Cでは、これに隣接する電気接続部210Aや圧着バレル部210Bに比べて、導体として、高さS2だけ大きな段差を生じた(欠損した)状態となっている。その結果、つなぎ部分210Cと、これに隣接する電気接続部201Aおよび圧着バレル部210Bと、では、インナー端子210の周囲に位置するアウター端子までの距離に差が生じることになる。このアウター端子までの距離の差がシールドコネクタ200における特性インピーダンスに不整合を起こし、信号の反射などの不都合をもたらす虞があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、別部品を用いることなく、簡単な接続作業でシールドコネクタの特性インピーダンス整合を図ることができるインナー端子、およびそのインナー端子を備えたシールドコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るインナー端子、およびそのインナー端子を備えたシールドコネクタは、下記(1)、(2)を特徴としている。
(1) 導電性を有し、シールドケーブルの芯線の先端部分との接続に用いるインナー端子であって、
先端部が接続すべき相手側コネクタと対向し、基端側が筒状である電気接続部と、
前記電気接続部の基端に連設された、上方に切欠きを有することによってその上方が開口した芯線通過部と、
前記シールドケーブルの芯線に圧着する圧着片が設けられた圧着バレル部と、
前記圧着バレル部と前記芯線通過部に連設された、上端が該圧着バレル部および該芯線通過部の上端よりも下方に位置する繋ぎ部と、
を備え、
前記芯線通過部は、前記圧着バレル部および前記繋ぎ部を横断し、且つその先端が該芯線通過部に位置するよう載置された前記シールドケーブルの芯線を覆うように、前記切欠きの縁部が該芯線に向けて折曲げられて若しくは加締められて該芯線に接触している、
こと。
(2) 上記(1)に記載のインナー端子と、
前記インナー端子に外挿される誘電体と、
導電性を有し前記誘電体を圧着するとともに前記シールドケーブルの編組線に接続されるアウター端子と、
を備えたこと。
上記(1)の構成のインナー端子、および上記(2)の構成のシールドコネクタによれば、別部品を用いることなく、簡単な接続作業で、インナー端子の先後方向の全体に亘って略均一な導体断面積が得られるので、特性インピーダンス整合を図ることができる。
補足すると、本発明では、繋ぎ部にも芯線を挿通させるとともに、その繋ぎ部の先に切欠きを形成した芯線通過部を設け、少なくともその芯線通過部まで心線を配置させている。そして、芯線通過部の切欠き部分を芯線へ向けて折り曲げることによって、芯線通過部と芯線との導通を図るようにしてある。従って、繋ぎ部とその先後部分での導体部分の断面積に、従来のような段差が生じないように構成でき、若しくは繋ぎ部とその先後部分での導体電面積の変化量をできるだけ抑えるように構成できる。その結果、繋ぎ部と、これに隣接する芯線通過部および圧着バレル部と、では、インナー端子の周囲に位置するアウター端子までの距離に差が生じない、若しくはその差を小さくすることになる。このため、シールドコネクタにおける特性インピーダンスの整合を図ることができる。
本発明のインナー端子、およびそのインナー端子を備えたシールドコネクタによれば、別部品を用いることなく、簡単な接続作業でシールドコネクタの特性インピーダンス整合を図ることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
(A)は本発明の実施形態に係るシールドコネクタの分解斜視図、(B)はその側面図である。 (A)は本発明の実施形態に係るインナー端子の斜視図、(B)はその側面図である。 (A)は、本発明の実施形態に係るインナー端子に電線を載置する状態を説明する斜視図、(B)はその側面図である。 (A)は、本発明の実施形態に係るインナー端子に電線を載置した状態を説明する斜視図、(B)はその側面図である。 (A)は、本発明の実施形態に係るインナー端子の芯線通過部を折曲げた状態を説明する斜視図、(B)はその芯線通過部における断面図である。 従来の外導体端子を備えたシールドコネクタの断面図である。 (A)から(C)はシールドコネクタの接続手順を示す工程図である。 (A)、(B)は、図7の圧着工程を示す図である。 (A)は図7での圧着直後の状態を示す側面図、(B)は(A)におけるIXB−IXB線矢視断面図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、それぞれ、本発明の実施形態に係るシールドコネクタの分解斜視図(A)及びその側面図(B)である。
本実施形態のシールド電線Wは、この図1に示すように、内部導体である芯線W1と、芯線W1の外周面を包囲しながら該芯線W1の長手方向に延長される絶縁体(誘電体又は内部被覆)W2と、絶縁体W2の外周面を包囲しながら長手方向に延長されるシールド導体(編組等)W3と、シールド導体W3の外周面を包囲しながら長手方向に延長されるシースW4(外部被覆)と、を備えている。
また、本実施形態のシールドコネクタ10にあっては、使用するコネクタとして上述のシールド電線W用のコネクタを用いたものであって、導電性を有し芯線W1に接続されるインナー端子20と、芯線W1に電気的に接続されたインナー端子20の先端部分に外挿される、別言すればインナー端子20を収容する誘電体を構成する絶縁部材30と、導電性を有し絶縁部材30を圧着すると共にシールド導体W3が接続される、圧着端子の一態様であるアウター端子(以下、「シールド端子」とよぶことがある。)40と、を備える。
インナー端子20は、後述する電気接続部21に外挿される誘電体を構成する絶縁部材30、及び、導電性を有し誘電体を構成する絶縁部材30に圧着するとともシールドケーブルWの編組線W3に電気的に接続されるアウター端子を構成するシールド端子40と共に協働して、シールドコネクタ10を構成している。
本実施形態のインナー端子20は、絶縁部材30への挿通方向順側に、接続すべき相手側コネクタのインナー端子に接続させるためのに円筒状の電気接続部21と、電気接続部21の基端に連設された、高さ方向(上下方向)については浅く(d1;図2(B)参照)奥行き方向(軸線方向)についてはある程度の長さで切欠いた切欠き22Aが上方に形成されることによって上方が開口した芯線通過部22と、高さ方向については深く(d2;但し、d2>d1;図2(B)参照)切欠いた略U字形の溝23A(図2(A)参照)を有する繋ぎ部23と、上部外方へ向けて開設させた一対の圧着片24Aを有し、この圧着片24Aを加締めてシールドケーブルWの芯線W1と圧着させる、基端部に設けた圧着バレル部24と、を有する。
また、このインナー端子20では、図4(B)に示すように、圧着バレル部24及び繋ぎ部23の内部を通過して少なくとも芯線通過部22まで、芯線W1の先端部側が長く挿入されている。これは、芯線通過部22の上方が切欠き22Aによって開口しているためである。さらに、芯線通過部22は、シールドケーブルWの芯線W1を覆うように切欠き22Aの縁部が芯線W1に向けて折曲げられて芯線W1と電気的に導通されており、これによってインナー端子20での特性インピーダンス整合が図られている。つまり、切欠き22Aの縁部が芯線W1に接触することによって、芯線W1の上端までの高さが芯線通過部22の高さH1とみなすことができる(詳細は図5を参照して後述する。)。
特に、本実施形態の芯線通過部22では、図1(B)及び図2に示すように、切欠き22Aの縁部側を芯線W1に向けて折曲げ易くするために、縦方向の段部22Bと、横(水平方向)の段部22Cとで区画された領域αを薄肉状に形成させてある。
一方、アウター端子を構成するシールド端子40は、導電性金属板によって形成される。このシールド端子40は、シールド電線Wの軸線方向に沿って長尺な底板部41において、一端部(先端部)に、誘電体を構成する絶縁部材30(但し、この絶縁部材30はインナー端子20の先端を包囲しながらインナー端子20を支持している)を外側から嵌合する、つまり外挿させる円筒部42が設けられているとともに、他端部(基端部)に、シールド電線Wのシールド部材W3とに電気的に接続させるシールド部材接続部43が設けられている。シールド端子40のシールド部材接続部43は、シールド電線Wの一端部でシールド部材W3を加締めることによって、シールド部材W3と電気的に接続させる。
さらに、このシールド端子40には、円筒部42とシールド部材接続部43との中間部に、圧着バレル部44が形成されている。この圧着バレル部44は、絶縁体(誘電体又は内部被覆)W2(又は導体でもよい)をシールド端子40に固定させるために、絶縁体W2を包み込む。
次に、本発明の実施形態のシールドコネクタにおける、インナー端子20とシールド電線Wとの接続手順について、図3乃至図5を参照しながら説明する。
(1)図3のように、シースW4(外部被覆)及び絶縁体(誘電体又は内部被覆)W2を所要長さ皮剥ぎさせて、芯線W1及びシールド導体W3の端末を露出させる。なお、この皮剥ぎされた芯線W1及びシールド導体W3のうち、特に、芯線W1の露出長さL1は、従来の場合に比較してある程度長さを長く確保しておく(L1>L3;L3については、図8参照)。
また、本実施形態の芯線W1の露出長さL1は、インナー端子20の基端部に設けた圧着バレル部24から先端部に向けて、順に、繋ぎ部23、及び芯線通過部22に達するまでの長さL2よりも若干長めの長さ(L2<L1)を有する。
(2)次に、図2に示す前述したインナー端子20を用意し、図3に示すように、それぞれ情報が開口した芯線通過部22、繋ぎ部23及び圧着バレル部24の内部に、その開口ら芯線W1を載置する(図4参照)。
(3)そして、図4に示すように、インナー端子20の芯線通過部22よりやや先の部分まで芯線W1を挿入した後、つまり、芯線W1の先端を電気接続部21の内部に突き刺すように挿入したのち、適宜の治具(工具)で圧着及び折曲加工を行う。
即ち、芯線W1の先端部近傍が挿入された芯線通過部22については、切欠き22Aの縁部がシールドケーブルWの芯線W1を覆うように芯線W1に向けて折曲げられる。これにより、芯線W1と芯線通過部22とが電気的に導通されている。
一方、圧着バレル部24については、外方上部へ開設させた一対の圧着片24Aを有しており、この圧着片24Aを加締めてシールドケーブルWの芯線W1と圧着させることで電気的な導通がなされている。
このようにして、インナー端子20とシールド電線Wとの接続作業が完了する。このような接続作業を完了すると、図5に示すように、圧着バレル部24から繋ぎ部23の内部を横断して、その先端が芯線通過部22の内部または電気接続部21まで、芯線W1が挿入されてこれらが電気的に導通されることになる。その結果、芯線通過部22に隣接する略U字形の溝23Aを有する繋ぎ部23での導体部分(電線)の高さが嵩上げされたとみなすことができる。
U字形の溝である段差部を形成している繋ぎ部23には、図5(B)に示すように、シールドケーブルWの芯線W1が繋ぎ部23の溝さの高さを大きく上回る高さH1まで挿入されており、両隣の芯線通過部22や圧着バレル部24との段差S1が従来の段差S2(図9(B)参照)に比べて少なくなる。芯線通過部22の切欠き22Aの縁部が芯線W1に接触し且つ芯線通過部22が芯線W1の変位を抑えていることによって、芯線通過部22と芯線W1を常に導通させた状態を維持することができため、繋ぎ部23での導体部分(電線)の高さはH1とみなすことができる。
別言すれば、繋ぎ部23では、両隣の芯線通過部22や圧着バレル部24の導体断面積と比べて、導体断面積の大きさの差(変化量)も小さく抑えられている。つまり、インナー端子20での全長に亘り、各部分での両隣に対する断面積変化量が最小限に抑えられた構造を有しているので、繋ぎ部23では、両隣の芯線通過部22や圧着バレル部24に対して、特性インピーダンスの整合が図られている。
以上、本発明の実施の形態のシールドコネクタによれば、繋ぎ部23とその先後部分での導体部分の断面積に、従来のような段差が生じないように構成でき、若しくは繋ぎ部23とその先後部分での導体電面積の変化量をできるだけ抑えるように構成できる。その結果、繋ぎ部23と、これに隣接する芯線通過部22および圧着バレル部24と、では、インナー端子20の周囲に位置するシールド端子40までの距離に差が生じない、若しくはその差を小さくすることになる。このため、インナー端子20の、繋ぎ部23での特性インピーダンスに関して、整合を図ることができるようになる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、本実施形態では、芯線通過部22が、電気接続部21の基端側の開口部の一部を切欠いた切欠き22Aを有し、シールドケーブルWの芯線W1を覆うように、切欠き22Aに臨む部分が芯線W1に向けて折曲げられて芯線W1と導通されているが、本発明では、この折曲加工の代わりに、加締め加工によって心線W1と圧着させる構成などであってもよい。
10 シールドコネクタ
20 インナー端子
21 電気接続部
22 芯線通過部
22A 切欠き
23 繋ぎ部
23A 溝
24 圧着バレル部
24A 圧着片
30 絶縁部材(誘電体)
40 シールド端子(アウター端子;圧着端子)
41 底板部
42 円筒部
43 シールド部材接続部
44 圧着バレル部
α (薄肉)領域
W1 芯線
W2 絶縁体
W3 シールド導体(編組線)
W4 シース(外部被覆)

Claims (2)

  1. 導電性を有し、シールドケーブルの芯線の先端部分との接続に用いるインナー端子であって、
    先端部が接続すべき相手側コネクタと対向し、基端側が筒状である電気接続部と、
    前記電気接続部の基端に連設された、上方に切欠きを有することによってその上方が開口した芯線通過部と、
    前記シールドケーブルの芯線に圧着する圧着片が設けられた圧着バレル部と、
    前記圧着バレル部と前記芯線通過部に連設された、上端が該圧着バレル部および該芯線通過部の上端よりも下方に位置する繋ぎ部と、
    を備え、
    前記芯線通過部は、前記圧着バレル部および前記繋ぎ部を横断し、且つその先端が該芯線通過部に位置するよう載置された前記シールドケーブルの芯線を覆うように、前記切欠きの縁部が該芯線に向けて折曲げられて若しくは加締められて該芯線に接触している、
    ことを特徴とするインナー端子。
  2. 請求項1に記載のインナー端子と、
    前記インナー端子に外挿される誘電体と、
    導電性を有し前記誘電体を圧着するとともに前記シールドケーブルの編組線に接続されるアウター端子と、
    を備えたシールドコネクタ。
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