JP5467815B2 - 高周波スイッチ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波帯において広帯域にわたってON/OFF比が大きくとれる高周波スイッチ回路に関する。
近年、各種LAN無線などの高周波数帯を扱う通信機器においては、ダイオードを利用した高周波スイッチ回路が多用されている(例えば特許文献1参照)。
図8は、従来の高周波スイッチ回路110の一例を示す。
この高周波スイッチ回路110は、信号入力端子TINにアノードが接続され、信号出力端子TOUTにカソードが接続されたスイッチング用のダイオード111を備え、電源112からチョークコイル113、114を介して上記ダイオード111に印加される制御電圧Vcが制御されることにより、上記ダイオード111がオン・オフ動作して、スイッチとして動作するようになっている。
ここで、上記スイッチング用のダイオード111としては、一般にPINダイオードが使用されている。
PINダイオードは、バイアス電圧を印加して所定の直流バイアス電流を流すと、高周波抵抗がほぼゼロとなり、また、印加するバイアス電圧を0V又は逆バイアス状態とすると、高周波抵抗が高インピーダンスとなる性質がある。
上記図8に示す高周波スイッチ回路110では、上記ダイオード111に印加する制御電圧Vcを制御して、上記ダイオード111を順方向バイアス状態して所定バイアス電流を流し、上記ダイオード111をオン動作状態とすることにより、信号入力端子TINと信号出力端子TOUTとの間が導通状態となり、また、バイアス電流を零、あるいは逆バイアス状態とすることにより、信号入力端子TINと信号出力端子TOUTとの間が不導通状態となる。
特開2006−129108号公報
ところで、上記高周波スイッチ回路110の挿入損失特性とアイソレーション特性をシミュレーションした結果を図9の(A)、(B)に示すように、上記高周波スイッチ回路110では、ダイオード111をオフ動作させた場合の寄生容量のためにオフ時に信号が信号出力端子TOUTに漏れるので、オン/オフ比の取り得る値に限界がある。さらに、高いオン/オフ比をとるためには、図10や図11に示す高周波スイッチ回路120、130ように、スイッチとしての段数を増やせばよい。
図10に示す高周波スイッチ回路120は、上記図9に示した高周波スイッチ回路110のスイッチング用のダイオード111を順方向に直列接続した2個のダイオード111A,111Bとしたもので、信号入力端子TINと信号出力端子TOUTとの間に順方向に直列接続した2個のスイッチング用のダイオード111A,111Bを備え、電源112からチョークコイル113、114を介して上記ダイオード111A,111Bに印加される制御電圧Vcが制御されることにより、上記ダイオード111A,111Bがオン・オフ動作して、2段スイッチとして動作するようになっている。
さらに、図11に示す高周波スイッチ回路130は、図10に示した高周波スイッチ回路120の直列接続した2個のダイオード111A,11Bの間にダイオード111Cによるシャントスイッチを設けたもので、信号入力端子TINと信号出力端子TOUTとの間に順方向に直列接続した2個のスイッチング用のダイオード111A,111Bと、上記2個のスイッチング用のダイオード111A,111Bの接続点に直流阻止用のコンデンサ115を介してアノードが接続され、カソードがグランドに接続されたダイオード111Cを備え、電源112Aからチョークコイル113、114を介して上記ダイオード111A,111Bに印加される制御電圧Vcaと電源112Aからチョークコイル115を介して上記ダイオード111Cに印加される制御電圧Vcbが制御されることにより、上記ダイオード111A,111B,111Cがオン・オフ動作して、3段スイッチとして動作するようになっている。
この高周波スイッチ回路130では、上記制御電圧Vcaと制御電圧Vcbを制御して、上記ダイオード111A,111Bをオン動作状態とした時に上記ダイオード111Cをオフ動作状態とし、上記ダイオード111A,111Bをオフ動作状態とした時に上記ダイオード111Cをオン動作状態とする。
しかしながら、上記高周波スイッチ回路120、130ように、スイッチとしての段数を増やした場合には、スイッチのオン時の挿入損失が増すという欠点がある。
そこで、本発明の目的は、上述の如き従来の高周波スイッチ回路における問題点に鑑み、従来と比べて高いアイソレーションを得ることができる高周波スイッチ回路を提供することことにある。
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施の形態の説明から一層明らかにされる。
本発明に係る高周波スイッチ回路は、一端が入力端とされ、他端が出力端とされた第1のスイッチング素子と、上記第1のスイッチング素子の他端とグランドとの間に直列接続されたインダクタとキャパシタと第2のスイッチング素子と、上記第1のスイッチング素子とともに上記第2のスイッチング素子をオン・オフ動作させる制御回路を備え、上記第1のスイッチング素子のオン・オフ動作に連動して上記第2のスイッチング素子をオン・オフ動作させることにより、上記インダクタとキャパシタと第2のスイッチング素子からなる第1の直列共振回路を阻止帯域が数GHz〜数10GHzの周波数帯域において切り替わる帯域阻止フィルタとして機能させ、上記第1のスイッチング素子がオン動作の時には、上記第1の直列共振回路の共振周波数を上記第1のスイッチング素子を介して出力端から出力する主信号の周波数帯域よりも高く設定し、上記第1のスイッチング素子がオフ動作の時には、上記第1の直列共振回路の共振周波数を主信号の周波数帯域内に設定するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る高周波スイッチ回路は、さらに、上記第1のスイッチング素子の他端に一端が接続され、他端が出力端とされた第3のスイッチング素子を備え、上記制御回路は、上記第1のスイッチング素子とともに上記第2のスイッチング素子及び上記第3のスイッチング素子をオン・オフ動作させることを特徴とする。
本発明に係る高周波スイッチ回路は、さらに、上記第3のスイッチング素子の他端にグランドとの間に直列接続されたインダクタとキャパシタと第4のスイッチング素子からなり、上記第1の直列共振回路よりも高い共振周波数を有する第2の直列共振回路を備え、上記制御回路は、上記第1のスイッチング素子とともに上記第2のスイッチング素子、上記第3のスイッチング素子及び上記第4のスイッチング素子をオン・オフ動作させることにより、上記第1の直列共振回路と上記第2の直列共振回路を阻止帯域が切り替わる2つの帯域阻止フィルタとして機能させることを特徴とする。
本発明に係る高周波スイッチ回路は、例えば、上記各スイッチング素子は、ダイオードであることを特徴とする。
本発明においては、主信号系にある第1のスイッチング素子がオン動作の時には、インダクタとキャパシタおよび第1のスイッチング素子とで構成される直列共振回路の共振周波数を動作周波数帯よりも高く設定し、上記第1のスイッチング素子がオフ動作の時には、上記直列共振回路の共振周波数を動作周波数帯域内に設定することによって、高周波スイッチ回路がオン動作の時には、挿入損失の劣化を防ぎ、高周波スイッチ回路がオフ動作の時には上記直列共振回路の共振特性を利用することによって、スイッチとしてのアイソレーションを高く設定することができる。
すなわち、本発明では、第1のスイッチング素子のオン・オフ動作に連動して第2のスイッチング素子をオン・オフ動作させることにより、上記第1のスイッチング素子の出力端とされた他端とグランドとの間に直列接続されたインダクタとキャパシタと第2のスイッチング素子からなる第1の共振回路を阻止帯域が切り替わる帯域阻止フィルタとして機能させ、従来と比べて高いアイソレーションを得ることができる高周波スイッチ回路を提供することができる。
本発明を適用した高周波スイッチ回路の構成例を示す回路図である。 上記高周波スイッチ回路に備えられた直列共振回路単体の通過特性のシミュレーション結果を示す特性図である。 上記高周波スイッチ回路の通過特性のシミュレーション結果を示す特性図である。 本発明を適用した高周波スイッチ回路の他の構成例を示す回路図である。 上記他の構成例の高周波スイッチ回路の通過特性のシミュレーション結果を示す特性図である。 本発明を適用した高周波スイッチ回路のさらに他の構成例を示す回路図である。 上記さらに他の構成例の高周波スイッチ回路の通過特性のシミュレーション結果を示す特性図である。 従来の高周波スイッチ回路の一例を示す回路図である。 上記従来の高周波スイッチ回路の挿入損失特性とアイソレーション特性をシミュレーションした結果を示す特性図である。 2段スイッチ構成の高周波スイッチ回路を示す回路図である。 3段スイッチ構成の高周波スイッチ回路を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、例えば図1に示すように、一端が入力端とされ、他端が出力端とされた第1のダイオード11をスイッチング素子として備える高周波スイッチ回路10に適用される。
この高周波スイッチ回路10は、信号入力端子TINにアノードが接続され、カソードが信号出力端子TOUTに接続された第1のダイオード11と、上記第1のダイオード11のカソードとグランドとの間に直列接続されたインダクタ12とキャパシタ13と第2のダイオード14とからなる直列共振回路15と、上記第1のダイオード11とともに上記第2のダイオード14をオン・オフ動作させる制御回路19を備える。
ここで、第1及び第2のダイオード11、14としては、PINダイオードが使用されている。
上記制御回路19は、上記第1のダイオード11にチョークコイル16A、16Bを介して第1の電源17Aから印加する制御電圧V1の極性を切り替える第1の切替回路19Aと、上記第2のダイオード14にチョークコイル16Cを介して第2の電源17Bから印加する制御電圧V2の極性を切り替える第2の切替回路19Bからなり、上記第1のダイオード11のオン・オフ動作に連動して上記第2のダイオード14をオン・オフ動作させるようになっている。
上記インダクタ12とキャパシタ13と第2のダイオード14とからなる直列共振回路15において、上記第2のダイオード14は、上記制御回路19により印加する制御電圧V2が制御されることによってオン・オフ動作する。この時、上記第2のダイオード14は、その寄生成分も含めて考えると、オン・オフ動作させることによって等価的に誘導性(インダクティブ)に見えたり、容量性(キャパシティブ)に見えたりする。したがって、上記制御回路19は、上記第2のダイオード14に印加する制御電圧V2を制御することによって、上記直列共振回路15の共振周波数を変化させることができる。
上記直列共振回路15は、主信号系に対して並列に挿入されているので、基本的に帯域阻止フィルタとしての働きを有している。したがって、主信号系にある第1のダイオード11がオフ状態の時、すなわち、スイッチ回路としての動作がオフ状態の時に上記直列共振回路15の共振周波数が動作帯域になるように設定すれば、スイッチオフ時のアイソレーション量を従来よりも大きく設定することができる。しかしながら、この直列共振回路15の共振周波数が一定値のままだと逆に主信号系にある上記第1のダイオード11がオン状態の時、すなわち、スイッチ回路としての動作がオン状態の時に帯域内の挿入損失を大きく劣化させてしまうという欠点が生じる。これを防ぐために、この高周波スイッチ回路10では、スイッチ回路としての動作がオン状態の時には、第2のダイオード14の動作を切り替えて、上記直列共振回路15の共振周波数を高く設定し、挿入損失への影響がでないように設定を行う。これによって、この高周波スイッチ回路10では、スイッチ回路のオン時の挿入損失を低く設定し、オフ時のアイソレーション量を大きく設定することができる。
すなわち、上記高周波スイッチ回路10では、主信号系にある第1のダイオード11がオン動作の時には、インダクタ12とキャパシタ13と第2のダイオード14とからなる直列共振回路15の共振周波数を動作周波数帯、すなわち、主信号の周波数帯域よりも高く設定し、上記第1のダイオード11がオフ動作の時には、上記直列共振回路15の共振周波数を上記主信号の周波数帯域、すなわち、動作周波数帯域内に設定することによって、スイッチ回路がオン動作の時には、挿入損失の劣化を防ぎ、スイッチ回路がオフ動作の時には上記直列共振回路15の共振特性を利用することによって、スイッチとしてのアイソレーションを高く設定することができる。
ここで、上記高周波スイッチ回路10における直列共振回路15だけでの通過特性のシミュレーション結果の一例を図2の(A)、(B)に示す。
図2の(A)は、第2のダイオード14をオン動作状態にした時の上記直列共振回路15の通過特性のシミュレーション結果を示し、図2の(B)は、上記第2のダイオード14をオフ動作状態にした時の上記直列共振回路15の通過特性のシミュレーション結果を示している。上記直列共振回路15は、上記第2のダイオード14のオン・オフ動作によって、共振周波数が大きく変化している。
また、上記高周波スイッチ回路10の通過特性のシミュレーション結果の一例を、図3の(A)、(B)に、直列共振回路を備えない高周波スイッチ回路すなわち第1のダイオード11単体でオン・オフさせた場合の特性と比較して示す。
図3の(A)は、スイッチオン時の上記高周波スイッチ回路10の通過特性のシミュレーション結果を、直列共振回路を備えない高周波スイッチ回路の通過特性のシミュレーション結果とともに示し、図3の(B)は、スイッチオフ時の上記高周波スイッチ回路10の通過特性のシミュレーション結果を、直列共振回路を備えない高周波スイッチ回路の通過特性のシミュレーション結果とともに示している。このように、上記高周波スイッチ回路10では、オン時の帯域内の挿入損失を劣化させることなく、オフ時のアイソレーション量を改善することができる。
また、上記高周波スイッチ回路10は、上記第1のダイオード11のカソードに第3のダイオードを接続し、図4に示す高周波スイッチ回路20のように、信号入力端子TINと信号出力端子TOUTの間に、第1のダイオード11Aと第3のダイオード11Bを順方向に直列接続した構成とすることにより、さらにアイソレーション量を大きくとることができる。
なお、図4に示す高周波スイッチ回路20において、上記高周波スイッチ回路10と同一の構成要素については、図面中に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この高周波スイッチ回路20において、制御回路19は、第1のダイオード11Aとともに第2のダイオード14及び第3のダイオード11Bをオン・オフ動作させ、インダクタ12とキャパシタ13と第2のダイオード14からなる第1の共振回路15を阻止帯域が切り替わる帯域阻止フィルタとして機能させ、上記第1及び第3のダイオード11A,11Bがオン動作状態の時には、上記直列共振回路15の共振周波数を上記第1及び第3のダイオード11A,11Bを介して信号出力端子TOUTから出力する主信号の周波数帯域よりも高く設定し、上記第1のダイオード11Aがオフ動作の時には、上記直列共振回路15の共振周波数を主信号の周波数帯域内に設定する。
上記高周波スイッチ回路20の通過特性のシミュレーション結果の一例を、図5の(A)、(B)に、直列共振回路を備えない高周波スイッチ回路すなわち第1のダイオード11Aと第3のダイオード11Bのみでオン・オフさせた場合の特性と比較して示す。
図5の(A)は、スイッチオン時の上記高周波スイッチ回路10の通過特性のシミュレーション結果を、直列共振回路を備えない高周波スイッチ回路の通過特性のシミュレーション結果とともに示し、図5の(B)は、スイッチオフ時の上記高周波スイッチ回路10の通過特性のシミュレーション結果を、直列共振回路を備えない高周波スイッチ回路の通過特性のシミュレーション結果とともに示している。このように、上記高周波スイッチ回路20では、オフ時のアイソレーション量を上記高周波スイッチ回路10よりも改善することができる。
さらに、上記高周波スイッチ回路20は、図6に示す高周波スイッチ回路30のように、上記第3のダイオード11Bのアノードとグランドとの間に直列接続されたインダクタ22とキャパシタ23と第4のダイオード24からなり、上記第1の共振回路15よりも高い共振周波数を有する第2の共振回路25を備える構成とすることにより、さらにアイソレーション量を大きくとることができる。
なお、図6に示す高周波スイッチ回路30において、上記高周波スイッチ回路20と同一の構成要素については、図面中に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この高周波スイッチ回路30において、制御回路19は、上記第4のダイオード24にチョークコイル16Dを介して第3の電源17Cから印加する制御電圧V3の極性を切り替える第3の切替回路19Cを備え、第1のダイオード11Aとともに第2のダイオード14、第3のダイオード11B及び第4のダイオード24をオン・オフ動作させることにより、上記第1の共振回路15と上記第2の共振回路25を阻止帯域が切り替わる2つの帯域阻止フィルタとして機能させる。
上記高周波スイッチ回路30の通過特性のシミュレーション結果の一例を、図7の(A)、(B)に、直列共振回路を備えない高周波スイッチ回路すなわち第1のダイオード11Aと第3のダイオード11Bのみでオン・オフさせた場合の特性と比較して示す。
図7の(A)は、スイッチオフ時の上記高周波スイッチ回路30の通過特性のシミュレーション結果を、直列共振回路を1つ備える高周波スイッチ回路20の通過特性のシミュレーション結果とともに示し、図7の(B)は、スイッチオン時の上記高周波スイッチ回路10の通過特性のシミュレーション結果を、直列共振回路を1つ備える高周波スイッチ回路20の通過特性のシミュレーション結果とともに示している。このように、上記高周波スイッチ回路20では、オフ時のアイソレーション量を上記高周波スイッチ回路20よりも改善することができる。
なお、上記高周波スイッチ回路10、20、30では、スイッチ回路を構成するスイッチング素子として、信号入力端子TINと信号出力端子TOUTとの間にダイオードを順方向に接続したが、ダイオードを逆方向に接続した構成とすることもできる。また、スイッチ回路を構成するスイッチング素子として備えられる各ダイオード11、11A、11B、14、24としてPINダイオードを用い、スイッチング素子に与えるバイアスの極性を切替回路19A、19B、19Cにより切り替えて、各スイッチング素子をオン・オフ動作させるようにしたが、順方向バイアスと零バイアスを切り替えるようにしても、各スイッチング素子をオン・オフ動作させることができる。さらに、スイッチング素子には、MOSFETなどを用いることもできる。
IN 信号入力端子、TOUT 信号出力端子、10、20、30 高周波スイッチ回路、11、11A、11B、14、24 ダイオード、12、22 インダクタ、13、23 キャパシタ、15、25 直列共振回路、19 制御回路、16A、16B、16C、16D チョークコイル、17A、17B、17C 電源、19A、19B、19C 切替回路

Claims (4)

  1. 一端が入力端とされ、他端が出力端とされた第1のスイッチング素子と、
    上記第1のスイッチング素子の他端とグランドとの間に直列接続されたインダクタとキャパシタと第2のスイッチング素子と、
    上記第1のスイッチング素子とともに上記第2のスイッチング素子をオン・オフ動作させる制御回路を備え、
    上記第1のスイッチング素子のオン・オフ動作に連動して上記第2のスイッチング素子をオン・オフ動作させることにより、上記インダクタとキャパシタと第2のスイッチング素子からなる第1の直列共振回路を数GHz〜数10GHzの周波数帯域において阻止帯域が切り替わる帯域阻止フィルタとして機能させ、上記第1のスイッチング素子がオン動作の時には、上記第1の直列共振回路の共振周波数を上記第1のスイッチング素子を介して出力端から出力する主信号の周波数帯域よりも高く設定し、上記第1のスイッチング素子がオフ動作の時には、上記第1の直列共振回路の共振周波数を主信号の周波数帯域内に設定するようにしたことを特徴とする高周波スイッチ回路。
  2. 上記第1のスイッチング素子の他端に一端が接続され、他端が出力端とされた第3のスイッチング素子を備え、
    上記制御回路は、上記第1のスイッチング素子とともに上記第2のスイッチング素子及び上記第3のスイッチング素子をオン・オフ動作させることを特徴とする請求項1記載の高周波スイッチ回路。
  3. 上記第3のスイッチング素子の他端にグランドとの間に直列接続されたインダクタとキャパシタと第4のスイッチング素子からなり、上記第1の直列共振回路よりも高い共振周波数を有する第2の直列共振回路を備え、
    上記制御回路は、上記第1のスイッチング素子とともに上記第2のスイッチング素子、上記第3のスイッチング素子及び上記第4のスイッチング素子をオン・オフ動作させることにより、上記第1の直列共振回路と上記第2の直列共振回路を阻止帯域が切り替わる2つの帯域阻止フィルタとして機能させることを特徴とする請求項2記載の高周波スイッチ回路。
  4. 上記各スイッチング素子は、ダイオードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の高周波スイッチ回路。
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