JP2003318715A - 高周波スイッチ回路及び通信機器 - Google Patents

高周波スイッチ回路及び通信機器

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JP2003318715A
JP2003318715A JP2002118748A JP2002118748A JP2003318715A JP 2003318715 A JP2003318715 A JP 2003318715A JP 2002118748 A JP2002118748 A JP 2002118748A JP 2002118748 A JP2002118748 A JP 2002118748A JP 2003318715 A JP2003318715 A JP 2003318715A
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frequency switch
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Hiroaki Fujino
裕章 藤野
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイソレーションの広帯域化が可能であると
共に、製造バラツキを吸収して良品率の向上を実現する
ことができる高周波スイッチ回路と、この高周波スイッ
チ回路が組み込まれた通信機器とを提供する。 【解決手段】 本発明にかかる高周波スイッチ回路は、
第2のスイッチ素子5とアースEとの間に存在する第1
のインダクタンス成分L1に対して第1の共振周波数f
1で直列共振する第1の容量素子C1が挿入された第1
の直列共振回路6と、第2のインダクタンス成分L2と
第2の共振周波数f2で直列共振する第2の容量素子C
2からなる第2の直列共振回路8の1または2以上と
を、第2のスイッチ素子5とアースEとの間に並列接続
したものであり、第2の共振周波数f2は第1の共振周
波数f1と異なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波スイッチ回路
及び通信機器にかかり、特には、高周波スイッチ回路の
アイソレーション特性を改善するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信用などの通信機器に組み込んで
使用される高周波スイッチ回路のうちには、特開平10
−13204号公報や特開平10−336000号公報
で開示されたものがあり、例えば、特開平10−132
04号公報で開示された高周波スイッチ回路は図12で
示すような構成を有している。すなわち、この高周波ス
イッチ回路は、入出力線路1の入力端子2及び出力端子
3間に接続された第1のスイッチ素子であるスルースイ
ッチ素子4と、入出力線路1及びアースE間に接続され
てスルースイッチ素子4が非導通状態の際に導通状態と
なる第2のスイッチ素子としてのシャントスイッチ素子
5とを備えている。
【0003】そして、高周波スイッチ回路においては、
その入出力線路1を導通状態とする場合、つまり、入力
端子2及び出力端子3間を導通状態とする場合には、ス
ルースイッチ素子4を導通状態とし、かつ、シャントス
イッチ素子5を非導通状態とすることが実行される。ま
た、入出力線路1を非導通状態とする場合には、スルー
スイッチ素子4を非導通状態としたうえ、シャントスイ
ッチ素子5を導通状態とすることが実行される。
【0004】すなわち、シャントスイッチ素子5は、非
導通状態となったスルースイッチ素子4から漏れ出して
くる高周波信号をアースEへと流すことによって入力端
子2及び出力端子3間のアイソレーションを向上させる
機能を果たしている。なお、高周波スイッチ回路が半導
体素子である場合におけるスルースイッチ素子2及びシ
ャントスイッチ素子3のそれぞれは電界効果トランジス
タ(FET)であり、スルーFET及びシャントFET
と称される。
【0005】さらに、シャントスイッチ素子5とアース
Eとの間には、シャントスイッチ素子5及びアースE間
に存在するインダクタンス成分Lに対して直列共振する
容量素子、いわゆるキャパシタCが挿入された直列共振
回路6が接続されている。なお、ここでのインダクタン
ス成分Lは、シャントスイッチ素子5及びアースE間を
連結しているICチップのボンディングワイヤやパッケ
ージリードなどが存在する限りは寄生的に発生し、その
発生を避けることができないものである。
【0006】ところで、高周波スイッチ回路の主要特性
である非導通時の遮断特性(アイソレーション)を改善
するには、シャントスイッチ素子5が導通状態の時、シ
ャントスイッチ素子5及びアースE間におけるインピー
ダンス、つまり、シャントスイッチ素子5やボンディン
グワイヤ、パッケージリードなどのインピーダンスを低
減することが必要となる。従って、高周波スイッチ回路
では、シャントスイッチ素子5とアースEの間にキャパ
シタCを挿入し、このキャパシタCでシャントスイッチ
素子5やボンディングワイヤ、パッケージリードなどの
インダクタンス成分Lを所定の共振周波数fで直列共振
させることとし、入出力線路1からシャントスイッチ素
子5をみた状態でのインピーダンスを低くしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成とされた高周波スイッチ回路においては、次の
ような不都合が生じる。すなわち、この高周波スイッチ
回路は、シャントスイッチ素子5とアースEとの相互間
に存在するインダクタンス成分Lに対して所定の共振周
波数fで直列共振する容量素子であるキャパシタCが挿
入された直列共振回路6をシャントスイッチ素子5及び
アースE間に接続しているに過ぎない。
【0008】そのため、従来の高周波スイッチ回路で
は、インダクタンス成分LとキャパシタCとの直列共振
条件に基づいて定まる共振周波数f付近の狭い周波数帯
域に対してのみ高いアイソレーションを確保できるに留
まり、広い周波数帯域にわたって高いアイソレーション
を実現することは困難となる。また、このような高周波
スイッチ回路にあっては、インダクタンス成分Lを構成
するボンディングワイヤやパッケージリードなどの製造
バラツキ、さらには、キャパシタCの製造バラツキが存
在するため、アイソレーションの周波数特性が変動する
ことも起こる。
【0009】一方、近年の無線通信システムにおいて
は、その端末機器である1つの通信機器でもって複数の
システムを利用することが多くなり、1つの高周波スイ
ッチ回路のみでも複数の周波数に対応可能であることが
要望されている。ところが、従来の構成とされた高周波
スイッチ回路である限りは、たった1つの共振周波数f
しか存在しないため、互いに離れた2つの共振周波数、
例えば、2.4GHzと5.2GHzというような2つ
の共振周波数f1,f2を必要とする無線通信システム
をカバーすることはできないのが現状である。
【0010】本発明はこれらの不都合に鑑みて創案され
たものであり、アイソレーションの広帯域化が可能であ
ると共に、製造バラツキを吸収して良品率の向上を実現
することができる高周波スイッチ回路と、このような高
周波スイッチ回路が組み込まれた通信機器とを提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
高周波スイッチ回路は、入出力線路の入力端子及び出力
端子間に接続された第1のスイッチ素子と、入出力線路
及びアース間に接続されて第1のスイッチ素子が非導通
状態の際に導通状態となる第2のスイッチ素子と、この
第2のスイッチ素子とアースとの間に存在する第1のイ
ンダクタンス成分に対して第1の共振周波数で直列共振
する第1の容量素子が挿入されたうえで第2のスイッチ
素子とアースとの間に接続された第1の直列共振回路と
を備えている。そして、この際における第2のスイッチ
素子とアースとの間には、第2のインダクタンス成分と
第2の共振周波数で直列共振する第2の容量素子からな
る第2の直列共振回路の1または2以上を第1の直列共
振回路もしくは第1の容量素子と並列に接続しており、
第2の共振周波数は第1の共振周波数と異なっているこ
とを特徴とする。
【0012】請求項1の発明にかかる高周波スイッチ回
路では、共振周波数が互いに異なる複数の直列共振回
路、つまり、第1及び第2の直列共振回路を第2のスイ
ッチ素子とアースとの間で並列に接続することが行われ
ている。従って、これらの直列共振回路における共振周
波数同士の差を小さく設定しておけば、広い周波数帯域
にわたって高いアイソレーションを実現することが可能
となる。
【0013】また、アイソレーションの広帯域化が実現
されている場合には、容量素子やボンディングワイヤ、
パッケージリードなどの製造バラツキに起因して発生す
る周波数ずれの許容範囲が拡がるため、良品率が向上す
ることになる。さらに、複数の直列共振回路における共
振周波数同士の差を大きく設定している際には複数の周
波数に対応可能となり、1つの高周波スイッチ回路で複
数の無線通信システムをカバーすることが可能となる。
【0014】請求項2の発明にかかる高周波スイッチ回
路は請求項1に記載したものであって、第2の直列共振
回路は第2のスイッチ素子と直列に接続された抵抗素子
を介して第1の直列共振回路もしくは第1の容量素子と
並列に接続されていることを特徴とする。このような構
成では、第2の直列共振回路が抵抗素子を介したうえで
第2のスイッチ素子と接続されているので、広帯域化さ
れたアイソレーションの周波数特性を滑らかとすること
が可能となる。
【0015】請求項3の発明にかかる高周波スイッチ回
路は請求項1または請求項2に記載した高周波スイッチ
回路の複数が組み合わされてなる1入力多出力型または
多入力多出力型の高周波スイッチ回路であって、第2の
直列共振回路の1つ以上は共用されていることを特徴と
する。この構成であれば、1入力多出力型または多入力
多出力型であるにも拘わらず、第2の直列共振回路の1
つ以上が共用されているので、複数の高周波スイッチ回
路同士をただ単純に組み合わせた場合と比べて全体構成
を簡素化することが可能となる。
【0016】請求項4の発明にかかる高周波スイッチ回
路は請求項1〜請求項3のいずれかに記載したものであ
り、第1及び第2のスイッチ素子は電界効果トランジス
タであることを特徴としている。この際における高周波
スイッチ回路は半導体素子であり、その全体構成が極め
て小型化される。なお、この場合においては、インダク
タンス成分及び容量素子をも半導体素子に組み込んでお
くことが好ましい。
【0017】請求項5の発明にかかる通信機器は、請求
項1〜請求項4のいずれかに記載した高周波スイッチ回
路を組み込んで構成されていることを特徴とする。この
ような通信機器であれば、複数の無線通信システムを利
用することが可能であり、複数の無線通信システムをカ
バーすることが容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は実施の形
態1にかかる高周波スイッチ回路の構成を示す回路図、
図2は高周波スイッチ回路のスイッチ素子をFETとし
た場合の構成を示す回路図であり、図3はその変形例に
かかる高周波スイッチ回路の構成を示す回路図である。
そして、図4は高周波スイッチ回路における第1及び第
2の共振周波数f1,f2の差を小さく設定した場合の
シミュレーション結果を示す説明図であり、図5は第1
及び第2の共振周波数f1,f2の差を大きく設定した
場合のシミュレーション結果を示す説明図である。な
お、実施の形態1にかかる高周波スイッチ回路はSPS
T(Single Pole Single Through,1対1)といわれる
ものであり、図1〜図3において図12と互いに同一も
しくは相当する部品、部分には同一符号を付している。
【0019】実施の形態1にかかる高周波スイッチ回路
は、図1で示すように、入出力線路1の入力端子2及び
出力端子3間に接続された第1のスイッチ素子であるス
ルースイッチ素子4と、入出力線路1及びアースE間に
接続されてスルースイッチ素子4が非導通状態の際に導
通状態となる第2のスイッチ素子としてのシャントスイ
ッチ素子5とを備えている。そして、この高周波スイッ
チ回路におけるシャントスイッチ素子5とアースEとの
間には、シャントスイッチ素子5とアースEとの間に存
在する第1のインダクタンス成分L1に対して第1の共
振周波数f1で直列共振する第1の容量素子であるキャ
パシタC1が挿入された第1の直列共振回路6が設けら
れている。
【0020】また、シャントスイッチ素子5及びアース
E間には、第2のインダクタンス成分L2と第2の共振
周波数f2で直列共振する第2の容量素子であるキャパ
シタC2からなる第2の直列共振回路8が設けられてお
り、この第2の直列共振回路8は第1の直列共振回路6
と並列に接続されている。さらに、このとき、第2の直
列共振回路8を構成する部品の素子定数は、第2の共振
周波数f2が第1の共振周波数f1と異なるよう予め調
整されている。
【0021】なお、ここでの第2のインダクタンス成分
L2は、スイッチ素子5及びアースE間にキャパシタC
2を配設する必要上、パッケージリードなどが存在する
結果として寄生的に発生するものを含む。また、この
際、第1及び第2の直列共振回路6,8それぞれを構成
している第1及び第2のインダクタンス成分L1,L2
と第1及び第2のキャパシタC1,C2の各々同士は直
列に接続されていればよく、これらの接続順序が特定さ
れないことは勿論である。さらに、本実施の形態を示す
図1では、第2の直列共振回路8を1つだけ第1の直列
共振回路6と並列に接続しているが、共振周波数fの異
なる2つ以上の第2の直列共振回路8を第1の直列共振
回路6と並列に接続することも可能である。
【0022】一方、図2で示しているように、本実施の
形態におけるスルースイッチ素子4及びシャントスイッ
チ素子5のそれぞれが電界効果トランジスタ(FE
T)、いわゆるスルーFET及びシャントFETであっ
てもよいことは勿論であり、このような場合の高周波ス
イッチ回路は半導体素子であることとなる。そして、高
周波スイッチ回路が半導体素子によって作製される場合
のキャパシタC1,C2は半導体素子に内蔵されていて
も外部部品であってもよい。
【0023】また、インダクタンス成分L1,L2につ
いても、ボンディングワイヤやパッケージリードなどを
含む他、半導体素子に内蔵されたインダクタや外部部品
であるインダクタを使用することが可能である。なお、
高周波スイッチ回路が半導体素子である場合におけるス
ルースイッチ素子4及びシャントスイッチ素子5は多段
化されたFETであってもよく、これらのスルーFET
4及びシャントFET5は抵抗素子9を介して直列に接
続された切り換え動作用端子10によって切り換え動作
させられる構成となっている。
【0024】さらにまた、図1及び図2の回路構成で
は、第2の直列共振回路8を第1の直列共振回路6と並
列に接続するとしているが、このような構成に限定され
ないことは勿論である。すなわち、例えば、図3で変形
例を示すように、第1の直列共振回路6における第1の
インダクタンス成分L1と第1の容量素子C1との接続
順序を入れ替えたうえ、第2の直列共振回路8を第1の
容量素子C1と並列に接続してもよい。
【0025】実施の形態1にかかる高周波スイッチ回路
では、第1の共振周波数f1で直列共振する第1の直列
共振回路6と、第1の共振周波数f1とは異なる第2の
共振周波数f2で直列共振する第2の直列共振回路8と
を、シャントスイッチ素子5とアースEとの間に並列し
て接続することが行われている。そこで、これらの直列
共振回路6,8における共振周波数f1,f2同士の差
を小さく設定しておけば、図4でシミュレーション結果
を示すようなアイソレーションの広帯域化が実現可能と
なる。
【0026】すなわち、このシミュレーションにおいて
は、高周波スイッチ回路が半導体素子であり、スルーF
ET4及びシャントFET5のゲート幅が共に1mmで
あるとし、スルーFET4のオフ容量が0.25pFで
あるとしたうえでシャントFET5のオン抵抗を3Ωと
する。そこで、例えば、アイソレーションが5.2GH
z帯で最適となるように調整する場合を考えると、従来
の形態にかかる高周波スイッチ回路では、キャパシタC
を0.92pFとし、インダクタンス成分Lを1nHと
設定するのに対し、本実施の形態にかかる高周波スイッ
チ回路では、第1及び第2のキャパシタC1,C2を
0.9pF,0.95pFとし、かつ、第1及び第2の
インダクタンス成分L1,L2を共に1nHと設定する
ことが行われる。
【0027】このような設定とした場合、従来の高周波
スイッチ回路では、図4中の符号Xで示すように、−2
0dB以下のアイソレーションを確保できる周波数が
4.75GHz〜5.65GHzとなるのに対し、本実
施の形態にかかる高周波スイッチ回路では、図4中の符
号Yで示すように、−20dB以下のアイソレーション
を確保できる周波数が4.15GHz〜6.05GHz
となり、従来よりも広い周波数帯域にわたって高いアイ
ソレーションが実現される。そして、アイソレーション
が広帯域化されていると、キャパシタC1,C2やボン
ディングワイヤ、パッケージリードなどの製造バラツキ
に起因して発生する周波数ずれの許容範囲も拡がること
になる。
【0028】また、第1及び第2の直列共振回路6,8
における共振周波数f1,f2同士の差を大きく設定し
た場合には、図5でシミュレーション結果を示すよう
に、互いに異なる第1及び第2の共振周波数f1,f2
でアイソレーションを確保することが可能となる。な
お、このシミュレーションにおいても、高周波スイッチ
回路を半導体素子とし、かつ、スルーFET4及びシャ
ントFET5のゲート幅を1mmとしたうえ、スルーF
ET4のオフ容量が0.25pFであり、シャントFE
T5のオン抵抗が3Ωであるとしている。
【0029】そして、従来の形態にかかる高周波スイッ
チ回路でアイソレーションが5.2GHz帯で最適とな
るように調整する場合には、キャパシタCを0.92p
Fとし、インダクタンス成分Lを1nHと設定する。こ
れに対し、本実施の形態にかかる高周波スイッチ回路に
おいて、2.4GHz帯と5.2GHz帯との双方でア
イソレーションが最適となるように調整する場合を考え
ると、第1のキャパシタC1を0.9pF、第2のキャ
パシタC2を4pFとし、第1及び第2のインダクタン
ス成分L1,L2を共に1nHと設定することが行われ
る。
【0030】その結果、従来の形態にかかる高周波スイ
ッチ回路では、図5中の符号Xで示すように、5.2G
Hz付近の周波数でしかアイソレーションを確保できな
いのに対し、本実施の形態にかかる高周波スイッチ回路
では、図5中の符号Yで示すように、2.4GHz帯と
5.2GHz帯の双方でアイソレーションを確保するこ
とが可能となる。すなわち、このシミュレーションのよ
うに、複数の直列共振回路における共振周波数同士の
差、つまり、第1及び第2の直列共振回路6,8におけ
る共振周波数f1,f2同士の差を大きく設定している
場合には、複数の周波数に対応することが可能となり、
1つの高周波スイッチ回路であるにも拘わらず、複数の
無線通信システムをカバーすることが可能となる。
【0031】(実施の形態2)図6は実施の形態2にか
かる高周波スイッチ回路の構成を示す回路図であり、図
7はその変形例にかかる高周波スイッチ回路の構成を示
す回路図である。そして、図8は実施の形態2にかかる
高周波スイッチ回路のシミュレーション結果を示す説明
図である。なお、実施の形態2にかかる高周波スイッチ
回路もSPSTであり、抵抗素子を新たに追加している
点を除くと、その全体構成は実施の形態1と基本的に異
ならないので、図6及び図7において図1〜図3と互い
に同一となる部品、部分には同一符号を付し、ここでの
詳しい説明は省略する。
【0032】実施の形態2にかかる高周波スイッチ回路
は、図6で示すように、入出力線路1の入力端子2及び
出力端子3間に接続された第1のスイッチ素子であるス
ルースイッチ素子4と、入出力線路1及びアースE間に
接続されてスルースイッチ素子4が非導通状態の際に導
通状態となる第2のスイッチ素子としてのシャントスイ
ッチ素子5とを備えている。そして、シャントスイッチ
素子5及びアースE間には、第1の直列共振回路6と第
2の直列共振回路8とが互いに並列した状態で設けられ
ている。
【0033】さらに、この際におけるシャントスイッチ
素子5と第2の直列共振回路8との間に対しては、シャ
ントスイッチ素子5と直列に接続された抵抗素子12が
介装されている。すなわち、本実施の形態にかかる高周
波スイッチ回路では、シャントスイッチ素子5と直列に
接続され、かつ、数Ω〜数十Ω程度の抵抗値を有する抵
抗素子12を介したうえで第2の直列共振回路8が第1
の直列共振回路6と並列に接続されている。
【0034】なお、第1及び第2の直列共振回路6,8
を構成している第1及び第2のインダクタンス成分L
1,L2と第1及び第2のキャパシタC1,C2の接続
順序が特定されることはなく、第1の直列共振回路6と
並列に接続される第2の直列共振回路8を2つ以上設け
ることも可能である。さらに、図示を省略しているが、
スルースイッチ素子4及びシャントスイッチ素子5が電
界効果トランジスタ(FET)、いわゆるスルーFET
及びシャントFETであってよいことも勿論であり、こ
のような場合の高周波スイッチ回路は半導体素子である
ことになる。
【0035】さらにまた、図6の回路構成では、第2の
直列共振回路8を第1の直列共振回路6と並列に接続す
るとしているが、このような構成に限定されることはな
い。すなわち、例えば、図7の変形例を示すように、第
1の直列共振回路6における第1のインダクタンス成分
L1と第1の容量素子C1との接続順序を入れ替えたう
え、シャントスイッチ素子5と直列に接続された抵抗素
子12を介して接続された第2の直列共振回路8を第1
の容量素子C1と並列に接続してもよいことは勿論であ
る。
【0036】実施の形態2にかかる高周波スイッチ回路
では、シャントスイッチ素子5と直列に接続された抵抗
素子12を介したうえで第2の直列共振回路8を第1の
直列共振回路6と並列に接続することが行われている。
そして、このような構成を採用している際には、図8で
シミュレーション結果を示すように、実施の形態1にか
かる高周波スイッチ回路で広帯域化されたアイソレーシ
ョンの周波数特性を滑らかにすることが可能になるとい
う利点が確保される。
【0037】すなわち、このシミュレーションにあって
も、高周波スイッチ回路が半導体素子であり、スルーF
ET4及びシャントFET5のゲート幅が共に1mmで
あるとし、スルーFET4のオフ容量が0.25pFで
あるとしたうえでシャントFET5のオン抵抗を3Ωと
する。そして、従来の形態にかかる高周波スイッチ回路
のキャパシタCを0.92pF、インダクタンス成分L
を1nHと設定するのに対し、本実施の形態にかかる高
周波スイッチ回路では、第1及び第2のキャパシタC
1,C2を0.9pF,0.95pFとし、かつ、第1
及び第2のインダクタンス成分L1,L2を共に1nH
と設定している。また、ここでの抵抗素子12は、7Ω
の抵抗値を有するとされる。
【0038】このような設定としておいた場合、従来の
高周波スイッチ回路では、図8中の符号Xで示すよう
に、−20dB以下のアイソレーションを確保できる周
波数が4.75GHz〜5.65GHzとなる。これに
対し、本実施の形態にかかる高周波スイッチ回路では、
図8中の符号Yで示すように、−20dB以下のアイソ
レーションを確保できる周波数が4.35GHz〜5.
85GHzとなり、従来よりも広い周波数帯域にわたっ
て高いアイソレーションが実現される。また、抵抗素子
12を介したうえで第2の直列共振回路8を第1の直列
共振回路6と並列に接続している結果、アイソレーショ
ンの周波数特性が滑らかとなる。
【0039】(実施の形態3)図9は実施の形態3にか
かる高周波スイッチ回路の構成を示す回路図、図10は
その比較例を示す回路図であり、図11は実施の形態3
にかかる高周波スイッチ回路の変形例構成を示す回路図
である。なお、実施の形態3にかかる高周波スイッチ回
路は、実施の形態1または実施の形態2に記載した高周
波スイッチ回路の複数が互いに組み合わされてなる1入
力2出力型、つまり、SPDT(SinglePole Dual Thro
ugh,1対2)といわれるものであり、図9〜図11に
おいて図1,図2,図3,図6,図7のそれぞれと互い
に同一もしくは相当する部品、部分には同一符号を付
し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0040】実施の形態3にかかる高周波スイッチ回路
は、実施の形態1で説明した高周波スイッチ回路の複
数、例えば、2つの高周波スイッチ回路を組み合わせる
ことによって1入力2出力型とされたものであり、図9
で示すように、入出力線路1を構成する1つの入力端子
2と、2つの出力端子3との相互間それぞれには、第1
のスイッチ素子であるスルースイッチ素子4が直列に接
続されている。そして、入出力線路1及びアースE間に
は、第2のスイッチ素子であるシャントスイッチ素子5
が直列に接続されており、これらのシャントスイッチ素
子5同士は互いに並列した状態で設けられている。
【0041】また、この際、各シャントスイッチ素子5
とアースEとの間には、シャントスイッチ素子5とアー
スEとの間に存在する第1のインダクタンス成分L1に
対して第1の共振周波数f1で直列共振する第1の容量
素子であるキャパシタC1が挿入された第1の直列共振
回路6が設けられている。さらに、シャントスイッチ素
子5のそれぞれとアースEとの間には、これら同士間に
存在する第2のインダクタンス成分L2と第2の共振周
波数f2で直列共振する第2の容量素子であるキャパシ
タC2からなる第2の直列共振回路8が、2つの第1の
直列共振回路6に対して共通化された状態で設けられて
いる。
【0042】すなわち、ただ単純に2つの高周波スイッ
チ回路を組み合わせた場合には、図10で示すように、
第2の直列共振回路8を2つ設ける必要があるが、実施
の形態3にかかる1入力多出力型の高周波スイッチ回路
では、1つだけ設けられた第2の直列共振回路8を2つ
設けられた第1の直列共振回路6で共用することが行わ
れている。そのため、このような構成であれば、2つの
高周波スイッチ回路同士をただ単純に組み合わせた場合
と比べて全体構成を簡素化することが可能となる。
【0043】なお、図10で示した第1及び第2の直列
共振回路6,8それぞれの共振周波数がf1,f2,f
3,f4である場合、いずれの直列共振回路6,8を選
択して共用化するかの組み合わせは任意であるが、本実
施の形態にかかる構成を採用した場合であっても、第1
及び第2の直列共振回路6,8のうちの少なくとも3つ
は存在していることになる。そして、このような構成で
ある場合には、第2の直列共振回路の1つ以上が共用さ
れているので、2つの高周波スイッチ回路同士をただ単
純に組み合わせた場合と比べ、端子数やキャパシタなど
を削減してチップサイズの縮小を図ることが可能とな
り、その全体構成を簡素化することが可能となる。
【0044】また、本実施の形態では、実施の形態1で
示した高周波スイッチ回路の2つを組み合わせるとして
いるが、このような構成に限定されることはなく、図1
1で示すように、実施の形態2で説明した高周波スイッ
チ回路の2つを組み合わせて1入力2出力型の高周波ス
イッチ回路とすることも可能である。すなわち、シャン
トスイッチ素子5とアースEとの各々間に第1の直列共
振回路6が設けられ、かつ、共用化された第2の直列共
振回路8が第1の直列共振回路6と並列に設けられた高
周波スイッチ回路であってもよく、この際、シャントス
イッチ素子5と第2の直列共振回路8との間には、直列
に接続された抵抗素子12、例えば、数Ω〜数十Ω程度
の抵抗値を有する抵抗素子12が介装されている。
【0045】ところで、本実施の形態においては、高周
波スイッチ回路が1入力2出力型であるとしているが、
1入力2出力型に限られず、1入力多出力型や多入力多
出力型などの高周波スイッチ回路に対しても、本実施の
形態にかかる構成を適用可能であることは勿論である。
そして、詳しい説明は省略するが、以上説明した高周波
スイッチ回路のそれぞれは、無線通信用などの通信機器
に組み込んだうえで使用されることになっている。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる高周波スイッチ
回路では、共振周波数が互いに異なっている複数の直列
共振回路を第2のスイッチ素子とアースとの間で並列に
接続することが行われている。従って、これら共振周波
数の差を小さく設定することにより、広い周波数帯域に
わたって高いアイソレーションを実現することが可能に
なるという効果が得られる。
【0047】また、アイソレーションの広帯域化が実現
するため、容量素子やボンディングワイヤ、パッケージ
リードなどの製造バラツキに起因して発生する周波数ず
れを許容し得る範囲が拡がることになり、その結果とし
て良品率が向上するという効果も得られる。さらに、複
数の直列共振回路における共振周波数の差を大きく設定
している場合には複数の周波数に対応可能となるため、
1つの高周波スイッチ回路でもって複数の無線通信シス
テムをカバーすることができるという利点も確保され
る。
【0048】請求項2の発明にかかる高周波スイッチ回
路では、請求項1と同様の効果が得られるばかりか、第
2の直列共振回路が直列に接続された抵抗素子を介した
うえで第1の直列共振回路もしくは第1の容量素子と並
列に接続されているため、広帯域化されたアイソレーシ
ョンの周波数特性を滑らかにすることができるという効
果が得られる。
【0049】請求項3の発明にかかる高周波スイッチ回
路は請求項1または請求項2に記載した高周波スイッチ
回路の複数が組み合わされてなる1入力多出力型または
多入力多出力型の高周波スイッチ回路であり、第2の直
列共振回路の1つ以上が共用されている。そのため、請
求項1及び請求項2と同様の効果が得られる他、複数の
高周波スイッチ回路をただ単純に組み合わせた場合と比
べて全体構成を簡素化することができるという効果も得
られる。
【0050】請求項4の発明にかかる高周波スイッチ回
路は半導体素子であり、全体構成が極めて小型化される
ため、実用性に優れているという効果が得られる。請求
項5の発明にかかる通信機器は請求項1〜請求項4のい
ずれかに記載の高周波スイッチ回路が組み込まれたもの
であり、このような構成とされた通信機器であれば、複
数の無線通信システムを利用することが可能となり、さ
らに、複数の無線通信システムをカバーすることが容易
になるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる高周波スイッチ回路の構
成を示す回路図である。
【図2】実施の形態1にかかる高周波スイッチ回路のス
イッチ素子をFETとした場合の構成を示す回路図であ
る。
【図3】実施の形態1にかかる高周波スイッチ回路の変
形例構成を示す回路図である。
【図4】実施の形態1にかかる高周波スイッチ回路にお
ける第1及び第2の共振周波数f1,f2の差が小さく
設定した場合のシミュレーション結果を示す説明図であ
る。
【図5】実施の形態1にかかる高周波スイッチ回路にお
ける第1及び第2の共振周波数f1,f2の差を大きく
設定した場合のシミュレーション結果を示す説明図であ
る。
【図6】実施の形態2にかかる高周波スイッチ回路の構
成を示す回路図である。
【図7】実施の形態2にかかる高周波スイッチ回路の変
形例構成を示す回路図である。
【図8】実施の形態2にかかる高周波スイッチ回路のシ
ミュレーション結果を示す説明図である。
【図9】実施の形態3にかかる高周波スイッチ回路の構
成を示す回路図である。
【図10】実施の形態3にかかる高周波スイッチ回路の
比較例構成を示す回路図である。
【図11】実施の形態3にかかる高周波スイッチ回路の
変形例構成を示す回路図である。
【図12】従来の形態にかかる高周波スイッチ回路の構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 入出力線路 2 入力端子 3 出力端子 4 第1のスイッチ素子(スルースイッチ素子) 5 第2のスイッチ素子(シャントスイッチ素子) 6 第1の直列共振回路 8 第2の直列共振回路 12 抵抗素子 E アース L1 第1のインダクタンス成分 L2 第2のインダクタンス成分 C1 第1の容量素子(キャパシタ) C2 第2の容量素子(キャパシタ) f1 第1の共振周波数 f2 第2の共振周波数

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力線路の入力端子及び出力端子間に
    接続された第1のスイッチ素子と、前記入出力線路及び
    アース間に接続されて前記第1のスイッチ素子が非導通
    状態の際に導通状態となる第2のスイッチ素子と、この
    第2のスイッチ素子と前記アースとの間に存在する第1
    のインダクタンス成分に対して第1の共振周波数で直列
    共振する第1の容量素子が挿入された第1の直列共振回
    路とを備えてなる高周波スイッチ回路であって、 前記第2のスイッチ素子と前記アースとの間には、第2
    のインダクタンス成分と第2の共振周波数で直列共振す
    る第2の容量素子からなる第2の直列共振回路の1また
    は2以上を前記第1の直列共振回路もしくは第1の容量
    素子と並列に接続しており、かつ、前記第2の共振周波
    数は前記第1の共振周波数と異なっていることを特徴と
    する高周波スイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の直列共振回路は、前記第2の
    スイッチ素子と直列に接続された抵抗素子を介して前記
    第1の直列共振回路もしくは第1の容量素子と並列に接
    続されていることを特徴とする請求項1に記載した高周
    波スイッチ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した高周
    波スイッチ回路の複数が組み合わされてなる1入力多出
    力型または多入力多出力型の高周波スイッチ回路であっ
    て、 前記第2の直列共振回路の1つ以上は共用されているこ
    とを特徴とする高周波スイッチ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のスイッチ素子は電界
    効果トランジスタであることを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれかに記載した高周波スイッチ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載し
    た高周波スイッチ回路を組み込んで構成されていること
    を特徴とする通信機器。
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