JP5466865B2 - 内視鏡装置及び内視鏡装置の作動方法 - Google Patents

内視鏡装置及び内視鏡装置の作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、被検体を検査する内視鏡装置、及び内視鏡装置の作動方法に関する。
近年、内視鏡装置は、医療分野及び工業分野等において広く用いられている。特に、工業分野の内視鏡装置は、例えば、工業用プラント等のメンテナンス及び航空機のジェットエンジン内部の検査といったような、様々な環境下において用いられている。
例えば、特許文献1に記載の電子内視鏡によれば、撮像素子により得られた被写体の画像信号に所定の信号処理を施す画像信号処理回路と、この画像信号処理回路を制御するとともに前記画像信号処理回路の信号処理を制御するための設定値を調整する調整プログラムを実行可能なCPUと、前記調整プログラムの実行または実行停止のいずれか一方を選択するための切換手段と、が開示されている。
しかしながら、通常の外来ノイズを超えるような電界強度環境下では、特許文献1に記載の電子内視鏡は、誤動作が生じるおそれがあった。
そこで、外来ノイズを超える所定値以上の電界強度環境下であっても、誤動作が生じにくい内視鏡装置が望まれていた。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、所定値以上の電界強度環境下であっても、誤動作が生じにくい内視鏡装置及び内視鏡装置の作動方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡装置は、内視鏡挿入部の先端部に設けられ、被写体を撮像するための撮像部と、前記撮像部と電気的に接続され、前記撮像部から出力された映像信号を伝送するための信号ケーブルと、前記ケーブルの基端側に電気的に接続され、前記映像信号に対して信号処理を行う本体部と、電界強度を検出するための検出部と、記本体部が有する機能を許可する第1動作モードと、前記撮像部から出力された前記映像信号のみを受信する第2動作モードと、を選択可能とする制御を行うものであって、予め選択された前記第1動作モードの状態で、前記検出部が検出した検出データが所定値以上であるときに、前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替える制御を行う制御部と、を備えたものである。
また、本発明の他の態様の内視鏡装置の作動方法は、内視鏡挿入部の先端部に設けられ、被写体を撮像するための撮像部と、前記撮像部と電気的に接続され、前記撮像部から出力された映像信号を伝送するための信号ケーブルと、前記ケーブルの基端側に電気的に接続され、前記映像信号に対して信号処理を行う本体部とを含む内視鏡装置の作動方法であって、検出部により、前記内視鏡装置の周囲の電界強度を検出する工程と、制御部により、前記本体部が有する機能を許可する第1動作モードと、前記撮像部が出力した映像信号のみを受信する第2動作モードとのいずれか一方を選択する工程であって、予め選択された前記第1動作モードの状態で、前記電界強度が所定値以上になった場合に、前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替える工程と、前記制御部により、前記選択した動作モードに基づいて、被検体を検査する工程と、を備える。
本実施態様によれば、外来ノイズを超える所定値以上の電界強度環境下であっても、誤動作が生じにくい内視鏡装置を提供することができる。また、本実施態様にかかる内視鏡装置の作動方法によれば、検査精度の高い内視鏡装置の作動方法を提供することができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の全体構成図。 図2は操作部と本体部とに設けられた操作スイッチにおける各種の指示操作機能と、第1動作モードと第2動作モードで有効か無効か等の関係を示す表。 図3は第1の実施形態による内視鏡検査の手順を示すフローチャート。 図4は本発明の第1の実施形態の変形例に係る内視鏡装置の全体構成図。 図5は変形例による内視鏡検査の手順を示すフローチャート。 図6は本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置の全体構成図。 図7は操作スイッチとシステム制御部間に配置された切替スイッチにおける第1動作モード時と、第2動作モード時それぞれにおけるON/OFF状態を示す説明図。 図8は第1動作モード時と第2動作モード時における切替スイッチのON/OFF等の詳細を示す表。 図9は第2の実施形態による内視鏡検査の手順を示すフローチャート。 図10は切替スイッチによる他の切替構造例を示す図。 図11は第2の実施形態の変形例に係る内視鏡装置の全体構成図。 図12は第2の実施形態の変形例に係る操作スイッチとシステム制御部間に配置された切替スイッチにおける第1動作モード時と、第2動作モード時それぞれにおけるON/OFF状態を示す説明図。 図13は本体部に内視鏡挿入部の基端が接続された内視鏡装置の全体構成図。 図14は湾曲機能を代替する切替スイッチによる切替構造例を示す図。 図15は図9の変形例に対応する内視鏡検査の手順を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態にかかる内視鏡装置は、内視鏡挿入部の先端部に設けられ、被写体を撮像するための撮像部と、
前記撮像部と電気的に接続され、前記撮像部から出力された映像信号を伝送するための信号ケーブルと、前記ケーブルの基端側に電気的に接続され、前記映像信号に対して信号処理を行う本体部と、を有する。
また、電界強度を検出するための検出部を備えている。
さらに、前記検出部の検出データに基づいて、前記本体部が有する機能を許可する第1動作モードと、前記撮像部から出力された前記映像信号のみを受信する第2動作モードと、を選択可能な制御部を備えている。
すなわち、第1動作モードでは、外来ノイズ等が通常の電磁環境下で使用することができる。
また、第2動作モードは、電磁感受性又はイミュニティ(以下、EMSと略記)を確保するために、電磁ノイズの影響を受け易い機能を無効にして、内視鏡装置としての基本的機能のみを確保して使用することができる。
上記の構成により通常の電磁環境下では、第1の動作モードに設定することにより、本体部が有する全ての機能を許可して、操作性が良い状態で内視鏡装置による内視鏡検査を行うことができる。
さらに本実施形態は、電界強度を検出する検出部を備えているので、第1動作モードでの使用中に、通常の外来ノイズを超える所定値以上の電界強度(電磁)環境状態になった場合には、検出部の検出データに基づいて、制御部は、内視鏡装置としての基本的な機能のみを確保する第2動作モードに移行させる。
この場合、内視鏡装置としての基本的な機能のみを確保し、大きな電磁ノイズによる影響を受け易いその他の機能を無効にすることにより、誤動作することを低減して、安定した動作を確保できる。
それゆえ、本実施形態は、単に外来ノイズが所定値以上となる電磁環境下で利用可能な内視鏡装置を提供できるだけではなく、内視鏡装置としての基本的機能のみを確保し、かつ、電磁ノイズの影響を受け易い機能と内視鏡装置としての基本的機能との間で生じる不具合を低減することができる。
以下、本実施形態を添付図面を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る内視鏡装置1Aは、検査対象物の内部に挿入される内視鏡部2と、この内視鏡部2の基端が接続される内視鏡装置本体部(以下、単に本体部と略記)3とを有する。
内視鏡部2は、検査対象物の内部に挿入される細長で可撓性を有する内視鏡挿入部4と、この内視鏡挿入部4の後端に設けられた操作部5と、この操作部5から延出された可撓性を有するユニバーサルコード6とを備え、このユニバーサルコード6の基端は、本体部3に接続されている。
なお、本実施形態の内視鏡部2は、操作部5を備えた構成であるが、後述する図13に示すように内視鏡挿入部4のみを備えたものにも適用することができる。
内視鏡挿入部4は、その先端に設けられた先端部7と、この先端部7の後端に設けられた湾曲自在の湾曲部8と、この湾曲部8の後端から操作部5まで延びる可撓部とを有する。
先端部7には、照明部としての例えば発光ダイオード(LEDと略記)10が設けられており、このLED10は、信号ケーブル11を介して本体部3内部のLED制御部12と接続されている。このLED制御部12は、LED10を点灯させるLED点灯電力を供給する。
また、先端部7には、被写体を撮像するための撮像部9が設けられている。この撮像部9は、被写体の光学像を結ぶ対物レンズ13と、その結像位置に配置された撮像素子としての例えば電荷結合素子(CCDと略記)14とからなる。
この撮像部9を構成するCCD14は、この撮像部9から出力される映像信号を伝送するための信号ケーブル15を介して本体部3内部に設けられた映像信号に対する信号処理を行う映像信号処理部17に接続されている。信号ケーブル15は、内視鏡挿入部4内を挿通され、先端部7に設けられた撮像部9により撮像された映像信号を本体部3の映像信号処理部17に伝送する。
なお、撮像部9は、信号ケーブル15を介してCCD駆動部16と接続されている。
CCD駆動部は、CCD14にCCD駆動信号を印加し、CCD14により光電変換された信号電荷を映像信号と出力させる。
映像信号処理部17は、映像信号に対して画像表示部18に画像表示するための映像信号を生成する信号処理を行う。
この映像信号処理部17により生成された映像信号は、画像表示を行う画像表示部18に入力され、この映像信号に対応する画像を内視鏡画像として表示する。
また、映像信号処理部17は、映像信号を記録及び再生するための信号処理を行う記録再生部21と接続されている。この記録再生部21は、内視鏡画像を記録する記録媒体22と接続される。
映像信号処理部17、LED制御部12,記録再生部21は、内視鏡装置1Aを構成する各部の動作を制御する制御部59を構成するシステム制御部29と接続されている。なお、システム制御部29は、記録再生部21、LED制御部12の動作も制御する。
本実施形態においては、制御部59は、システム制御部29と、ソフトウェア格納部36とから構成される。システム制御部29が、ソフトウェア格納部36を内蔵して制御部59を構成しても良い。
このソフトウェア格納部36は、内視鏡装置1Aを2つの動作モードで選択的に動作させる動作モード用ソフトウェアを格納する。
つまり、このソフトウェア格納部36は、本体部3(又は内視鏡装置1A)が有する全ての機能を許可する第1動作モードと、少なくとも上記撮像部9から出力される映像信号を受信する機能を含む1部の機能のみを備えた第2動作モードとより、それぞれ制御動作を行わせる第1モード用ソフトウェア36aと、第2モード用ソフトウェア36bとを格納する。
また、本実施形態においては、システム制御部29は、本体部3が有する全ての機能を許可する第1動作モードと、少なくとも上記撮像部9から出力される映像信号を受信する第2動作モードとを選択可能とする制御を行う。
また、先端部7には、内視鏡装置1Aの周囲の電界強度を検出(測定)する電界強度検出センサ等により構成される検出部51が設けられている。この検出部51により検出された電界強度の検出データは、信号線52を介してシステム制御部29に入力される。
検出部51は、例えば10V/m以上の所定値以上の電界強度であるか否かを検出する。システム制御部29は、検出部51の検出データが所定値以上であると、第1動作モードから第2動作モードに切り替える制御を行う。
また操作部5には、湾曲部8を電気的に湾曲駆動する湾曲用モータ24と、湾曲用モータ24を回転駆動する制御を行う湾曲制御部25と、操作者が各種の指示操作を行う操作スイッチ26とが設けられている。
また、湾曲制御部25と、操作スイッチ26は、それぞれ信号線27、28を介して、本体部3内部の制御部29と接続されている。
また、湾曲用モータ24の回転軸に連結されたプーリ31には対の湾曲用ワイヤ32、32の後端側が巻き付けされている。湾曲制御部25からモータ駆動信号を印加して湾曲用モータ24を回転することにより、対の湾曲用ワイヤ32、32の一方を牽引して湾曲部8を湾曲させることができるようにしている。
なお、図1では1組の湾曲用モータ24、プーリ31、湾曲用ワイヤ32、32を示しているが、実際には上下、左右の任意の方向に湾曲できるように2組設けられている。湾曲制御部25は、2組の湾曲用モータ24の湾曲駆動とその駆動停止等の制御を行う。
上記操作スイッチ26は、第1のユーザインタフェース(図1では第1ユーザIFと略記)を形成する。ユーザ(操作者)がこの操作スイッチ26を指示操作した場合の指示操作信号は、指示操作信号を伝達する信号ケーブル28を介して、この内視鏡装置1A各部の制御を行うシステム制御部29に入力される。
このシステム制御部29は、第1動作モード及び第2動作モードに対応したソフトウェアに従って各部の制御を行うCPU29aを内蔵する。
本体部3から延出された指示操作信号を伝達する信号線28を介してその先端部に接続された操作スイッチ26としては、図2の表に示すように各種の指示操作を行う指示操作スイッチとしてのスイッチ、又はボタン、又はキー、又はスティック等からなる。
具体的には、図2に示すように湾曲用ジョイスティック、ブライトネス調整ボタン等が設けられている。
通常用として使用する第1動作モードにおいては、操作者は、操作スイッチ26の全ての機能を用いることができるようになっている。
例えば、スイッチ操作でズームアップ等の指示操作を行うと、システム制御部29は、操作スイッチ26から入力された指示操作信号に従って、映像信号処理部17に対し、ズームアップ等を指示する制御信号を出力する。映像信号処理部17は、システム制御部29から受信した制御信号に従って映像信号処理を行い、内視鏡画像を作成する。内視鏡画像は、映像信号処理部17と電気的に接続された画像表示部に出力され、表示される。 一方、図1に示した本体部3は、上述したLED制御部12、CCD駆動部16、映像信号処理部17、画像表示部18、記録再生部21、システム制御部29を内蔵している。 その他に、この本体部3は、各部に動作用の電源(電力)を供給する電源供給回路33と、各種の指示操作を行う操作スイッチ34と、本体部3に登録されている情報等を初期状態に設定するデフォルト設定部35とを有する。
また、この本体部3は、本体部3内を空冷するためのファン37と、本体部3に着脱自在に装着されるバッテリ38と、バッテリ38が本体部3に装着されているか否かを検出するバッテリ検出機構39と、商用電源と接続されることにより、電源供給回路33に交流電源を供給するACアダプタ40とを有する。
電源供給回路33は、バッテリ38と、ACアダプタ40とそれぞれ電気的に接続される。そして、電源供給回路33は、バッテリ38からDC電圧又はACアダプタ40からAC電圧を得ることで、内視鏡装置1Aの各部を駆動するための内部供給電圧を作り出す。
この電源供給回路33により生成された内部供給電圧は、図示しないケーブルを介して電源供給回路33から内視鏡装置1Aの各部へ供給される。
電源供給回路33は、ケーブルによりバッテリ検出機構39とも電気的に接続されている。バッテリ検出機構39は、バッテリ38が本体部3に装着されているか否かの有無を確認し、その情報を電源供給回路33へ出力する。電源供給回路33は、受信したバッテリ38の有無に関する情報を、ケーブルによって電気的に接続されているシステム制御部29へ出力する。
ファン37は、ケーブルにより電源供給回路33と電気的に接続されており、このケーブルを介して電源供給回路33から供給された電圧により駆動されて、本体部3の内部を冷却する。
上述したようにソフトウェア格納部36には、通常使用で動作させるための第1動作モード用ソフトウェア36aと、外来ノイズを超える電界強度の環境下での誤動作を低減するために、内視鏡装置1Aとしての基本的な機能(少なくとも撮像部9による映像信号信号を伝送してその映像信号を内視鏡画像として表示する基本的内視鏡画像表示機能を含む)を確保して動作させるための第2動作モード用ソフトウェア36bとが格納されている。
第1動作モード用ソフトウェア36aは、システム制御部29のCPU29aが、図2における第1動作モードで内視鏡装置1Aの各部を制御する制御ソフトウェア(又は制御プログラム)である。
これに対して、第2動作モード用ソフトウェア36bは、第1動作モード用ソフトウェア36aにおける操作部5の操作スイッチ26における湾曲操作を除く全てのスイッチによる機能を無効にして、内視鏡装置1Aの各部を制御する制御ソフトウェア(又は制御プログラム)である。
このように操作部5に設けられた操作スイッチ26の殆どの機能を無効とすることにより、外来ノイズを超える所定値以上の電界強度の場合に、操作スイッチ26の信号線28にノイズが混入して誤動作することを低減することをソフトウェアにより確保している。 つまり、操作スイッチ26におけるその機能が無効にされた信号線28にノイズが混入しても、制御部59を構成するシステム制御部29は、機能が無効にされた信号線を経て入力される信号のレベルに無関係に制御動作を行うことができ、所定値以上の電界強度の場合における誤動作を低減できるようにしている。
そして、システム制御部29(のCPU29a)は、デフォルト設定部35により設定された情報を参照して、電源投入時における設定に応じて第1動作モード用ソフトウェア36aと第2動作モード用ソフトウェア36bとの一方を読み込み、そのソフトウェアに従って制御動作を行う。なお、デフォルト設定部35とソフトウェア格納部36とを一体化しても良い。
このように本実施形態においては、制御部59は、本体部3が有する機能全てを許可する第1動作モードと、操作部5に設けられた操作スイッチ26の機能の殆どを無効にして、少なくとも撮像部9から出力される映像信号を信号ケーブル15により本体部3に伝送する(換言すると本体部3が前記映像信号を受信する)機能を確保した第2動作モードとを、選択可能にしている、又は選択可能に制御する。
また、本実施形態においては、システム制御部29は、操作者が第1動作モード及び第2動作モードを選択可能とする第1スイッチとして、本体部3に予め内蔵されたソフトウェアの変更により、第1動作モード及び第2動作モードを選択可能にしている。
なお、本実施形態においては、ソフトウェアにより2つの動作モードを選択可能にしているが、2つの動作モードを選択可能にする第1スイッチは、第2の実施形態で説明するようにハードウェアにより構成しても良い。
第2のユーザインタフェースとしての本体部3に設けられた操作スイッチ34には、操作者からの各種の指示操作に対応した指示操作信号を、システム制御部29へ出力する。
具体的には、本体部3に設けられた操作スイッチ34として、電源ボタン34aと、照明点灯ボタン34bと、この本体部3が有する機能を代替して有効にする第2スッチとしての第1ショートカットキー34c及び第2ショートカットキー34dとを備える。
この本体部3に設けられた操作スイッチ34の機能を図2の表に示す。
電源ボタン34aは、内視鏡装置1Aの電源スイッチのON/OFFを行う。照明点灯ボタン34bは、照明のON/OFFを行う。
操作者は、この操作スイッチ34における照明点灯ボタン34bのON/OFFを切り替えることで、システム制御部29を介して内視鏡挿入部4の先端部7の照明部としてのLED16を点灯/消灯させることができる。
システム制御部29は、操作スイッチ34の照明点灯ボタン34bによる指示操作信号に従って、LED制御部12に対し、LED16の点灯/消灯を制御する信号を出力する。そしてLED制御部12は、システム制御部29から受信した信号に従って、LED16を点灯もしくは消灯させる。
第1ショートカットキー34cは、内視鏡装置1Aが持つ全ての機能における任意の機能に割り当てることができる。通常モードにおいては、タイトル入力機能が割り当てられている。
第2ショートカットキー34dも、同様に内視鏡装置1Aが持つ全ての機能における任意の機能に割り当てることができる。通常モードにおいては、ノート入力機能が割り当てられている。
上記システム制御部29に内蔵されたCPU29aは、起動時に実際に読み出すソフトウェアに従って内視鏡装置1A各部の動作を制御する。このシステム制御部29は、LED制御部12、映像信号処理部17、記録再生部21、電源供給回路33、操作スイッチ34、デフォルト設定部35、ソフトウェア格納部36と接続されている。
そして、電源ボタン34aがONにされてシステム制御部29のCPU29aが起動すると、CPU29aは、デフォルト設定部35による設定により、通常は第1動作モード用ソフトウェア36aを読み出して、第1動作モード用ソフトウェア36aに従って、通常モードに対応した第1動作モードで制御動作を開始する。
この第1動作モードにおいては、操作部5の操作スイッチ26と本体部3の操作スイッチ34により、操作者は図2の表における第1動作モードでの機能を用いて内視鏡検査を行うことができる。つまり、第1動作モードにおいては、操作部5と本体部3の両操作スイッチ26,34の全ての機能が許可、つまり有効にされており、操作者は、任意の機能を用いることができる。これに対して、第2動作モードで動作させた場合には、図2の表の右側に示す第2動作モードでの機能に制限される。なお、この第2動作モードにおいても、少なくとも撮像部9により生成された映像信号を画像表示部18により内視鏡画像として表示する機能としての基本的内視鏡画像表示機能は確保される。
この第2動作モードにおいては、操作部5に設けられた操作スイッチ26における湾曲操作の機能、つまり湾曲用ジョイスティック以外の機能は全て無効にされる。つまり、電気的に湾曲駆動させる湾曲駆動手段に対する指示操作の機能以外の機能は全て無効にされる。
これに対して、本体部3に設けられた操作スイッチ34に関しては、電源ボタン34aと照明点灯ボタン34bとの機能をそのまま保持している。
また、本実施形態においては、第2動作モードに設定した場合には、第2スイッチとしての第1ショートカットキー34cと第2ショートカットキー34dとにより、第2動作モードにおいては無効にされた機能を代替して有効にする。
この場合、第1動作モードで割り当てられた第1ショートカットキー34cと第2ショートカットキー34dの各機能を変更して、第2動作モード時には操作部5の操作スイッチにおいて無効にされた機能を代替して持つように設定されている。
具体的には、第1ショートカットキー34cには、この第1ショートカットキー34cを短く押した短押しの場合には、ブライトネス機能が働くように、長く押した長押しの場合にはズームの機能が働くように設定されている。
また、第2ショートカットキー34dには、この第2ショートカットキー34dを短く押した短押しの場合には、ライブ・ゲイン機能が働くように、長く押した長押しの場合にはフリーズ・保存の機能が働くように設定されている。
なお、本体部3は、薄い金属板又は導電部材等、図示しないシールド部材によりシールドして、本体部3は、少なくとも内視鏡部2側よりは、電磁ノイズの影響を受けにくい構造である。
内視鏡挿入部4の先端部7には、異常な温度を検出するため、温度センサ19が設けられている。この温度センサ19による温度検出信号は、ケーブル20を介してシステム制御部29に入力される。
そして、第1動作モードにおいては、この温度センサ19が異常な温度を検出した場合には、システム制御部29は、例えば内視鏡装置1Aの動作を停止する制御を行う。
これに対して、第2動作モードにおいては、外来ノイズにより誤動作する可能性が発生するため、システム制御部29は、その温度検出の機能を無効にし、温度センサ19による温度検出信号に無関係に制御動作を行う。
次に本実施形態の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態においては、内視鏡装置1Aの動作モードとして、第1動作モードと第2動作モードとの一方を、電源投入時における指示入力操作となる第1スイッチによるソフトウェアの変更により選択することができるようにしている。
操作者は、内視鏡検査を開始する場合、通常の電界強度の環境(電磁環境)下で使用するか、大きい電界強度の環境下で使用するかの判断を行う。そして、その判断結果に応じて、ステップS1に示すように起動時の指示入力操作の選択を行う。
通常の電磁環境下で使用する場合は、操作者は本体部3の電源ボタン34aによって内視鏡装置1Aの電源を立ち上げる。
大きい電磁環境下で使用する場合は、操作者は内視鏡装置1Aの電源を立ち上げる際に、照明点灯ボタン34bを押しながら電源ボタン34aを押す。
このような電源投入時の指示入力操作に対応して、ステップS2に示すように内視鏡装置1Aの制御部59を構成するシステム制御部29のCPU29aは、第1動作モードでの指示操作か否かの判断を行う。
つまり、起動時の指示入力操作の際に、照明点灯ボタン34bのON操作がされていないで電源ボタン34aのみがONにされた場合には、CPU29aは、第1動作モードの指示操作が選択されたと判断して、ステップS3に示すようにソフトウェア格納部36から第1動作モード用ソフトウェア36aを読み出し、第1動作モードで制御動作を開始する。
一方、起動時の指示入力操作の際に、照明点灯ボタン34bのON操作がされた状態で電源ボタン34aがONにされた場合には、CPU29aは、第2動作モードが選択されたと判断して、ステップS7に示すようにソフトウェア格納部36から第2動作モード用ソフトウェア36bを読み出し、第2動作モードで制御動作を開始する。
ステップS3に示すように第1動作モードの場合には、ステップS4に示すように本体部3の操作スイッチ34はもとより、本体部3から延出された操作部5の操作スイッチ26の全てのスイッチ機能を許可又は有効にする。また、第1動作モード時には、検出部51は、内視鏡装置1Aの周囲の電界強度を検出(測定)する。
ステップS5において、検出部51による検出データにより、システム制御部29は、所定値以上の電界強度か否かを判定する。そして、所定値以上の電界強度でない場合にはステップS4の状態の全ての機能を使うことができる良好な操作性を維持した状態で、ステップS6に示すように被検体を検査、つまり内視鏡検査を行う。
一方、ステップS7に示す第2動作モードで動作した場合には、次のステップS8に示すように撮像部9による映像信号を本体部3に伝送し、信号処理して内視鏡画像を表示する基本的内視鏡画像表示機能(図3では内視鏡画像の表示と略記)と湾曲機能のみ有効とし、それ以外の機能を無効にする。また、先端部7に例えば温度センサ19や検出部51が設けてある場合には、システム制御部29は、この温度センサ19の温度検出信号、検出部51の検出データも無効にする。
このように、操作スイッチ26における湾曲機能を除くブライトネス等の全ての機能が無効にされる。しかし、ステップS9に示すように本体部3に設けられた第1ショートカットキー34cと第2ショートカットキー34dの各機能を、操作部5の操作スイッチ26で無効にされた機能の一部を持つように代替機能を持つ(代替機能ONとする)ように設定される。
このため、第1動作モードほどの良好な操作性ではないが、かなり高い操作性を確保して第2動作モードとしての第2動作モードによりステップS6に示す被検体の検査を行うことができる。
一方、ステップS5においてシステム制御部29は、電界強度が所定値を超えると判定した場合には、ステップS10に示すようにソフトウェアを切り替えるための切替の制御を行い、ステップS7に移る。システム制御部29は、この切替の制御として、例えば画像表示部18において所定値を超える電界強度である旨を表示して、ソウトウエェアを切り替えるために電源をリセットにする。
そして、リセットした後、システム制御部29は、第2の動作モード用ソフトウェア36bで起動させる。そして、第2動作モードで動作させる。
このように動作する本実施形態によれば、所定値を超える大きい電磁環境下で内視鏡検査する場合には、大きい電磁環境下において誤動作の影響を受け易い本体部3から延出された操作部5における操作スイッチ26における湾曲の操作機能を除く全ての機能をソフトウェアにより無効にしている。
大きい電磁環境下での動作モードとして用意した第2動作モードにおいては、誤動作の影響を受け易い操作スイッチ26の機能として、基本的内視鏡画像表示機能と湾曲操作機能を除く全ての機能が無効にされるため、内視鏡検査に必要な基本的な機能としての湾曲機能と、映像を生成し、画像表示部18により内視鏡画像を表示する機能とを確保しつつ、内視鏡検査を行うことができる。
また、操作部5における操作スイッチ26において、無効にした機能の一部の機能を、本体部3側の操作スイッチ34側で、代替して実現するようにしているので、比較的高い操作性を確保して内視鏡検査を行うことができる。
また、本実施形態においては、第2動作モード用ソフトウェア36bを使用することにより、大きい電磁環境下においては、誤動作の影響を低減して内視鏡検査を行うことを可能としているため、内視鏡装置1Aの小型、軽量かつ低コストを確保することができる。 換言すると、ハードウェアにより大きい電磁環境下においては、誤動作の影響を低減する構成も考えられるが、ハードウェアにより実現した場合の内視鏡装置に比較して、本実施形態によれば、小型、軽量かつ低コストで通常の外来ノイズを超える所定値以上の電界強度の環境下での誤動作が生じにくい内視鏡装置を提供できる。
従って、本実施形態は、以下の効果を有する。
本実施形態は、電界強度を検出する検出部51による検出データに基づいて、所定値以上の電界強度の環境下の場合には、本体部3が有する全ての機能を許可する第1動作モードから、撮像部9による映像信号により内視鏡画像を表示する機能と、一部の機能のみを許可する第2動作モードにソフトウェアにより切り換える。従って、小型、軽量、低コストを実現しながら外来ノイズを超える所定値以上の電界強度環境下においても誤動作を低減して内視鏡検査を行うことが出来る。
換言すると、所定値以上の大きな電界強度のような場合にも誤動作を低減ないしは誤動作を生じにくい状態で使用することができる第2動作モードを備えた内視鏡装置を実現でき、この第2動作モードで内視鏡検査を行うことが出来る。
また、第2動作モードに切り替えた場合、本体部3側の操作スイッチ34における特定のスイッチにより、操作部5側で無効にされた一部の機能を代替して確保するようにしているので、操作性の大幅な低下を防止することができる。
また、検出部51により、通常の外来ノイズを超える所定値以上となる大きな電界強度の場合には、その電界強度を検出して自動的に大きな電界強度の場合にも誤動作しにくい第2動作モードで動作させるので、操作者に対して良好な操作性を提供できる。
また、図3に示したように検出部51が電界強度を測定する第1動作モードに設定すると、電界強度が所定値未満であると第1動作モードの状態のまま被検体の検査ができ、電界強度が所定値を超えると、第2動作モードに切り替えるように切替(選択)制御する。従って、所定値以上の電界強度に応じて、誤動作の少ない、換言すると検査精度の高い内視鏡装置の作動方法を実現できる。
なお、本実施形態は、第2動作モードにおいては検出部51の機能を無効にしているが、後述する図15のように第2動作モードにおいても許可させることにより、第2動作モードから第1動作モードに移行させる選択を可能にしても良い。
(変形例)
次に第1の実施形態の変形例を説明する。図4に示す変形例の内視鏡装置1Bは、図1の内視鏡装置1Aにおいて、ソフトウェア格納部36は、第1動作モードと第2動作モードとの両モードに対応した両モード用ソフトウェア36cのみを格納している。
また、本体部3に設けた操作スイッチ34には、第1動作モードと第2動作モードとを切り替える第1スイッチとしてのモード切替ボタン34eを設けている。このモード切替ボタン34eの出力信号は、システム制御部29に入力される。
システム制御部29は、操作者によるモード切替ボタン34cの選択操作に応じて、両モード用ソフトウェア36cを第1動作モードと第2動作モードとで選択的に動作させる。また、本変形例は、デフォルト設定部35を有しない構成である。
その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
次に本変形例の動作を図5を参照して説明する。電源が投入されることによりステップS11に示すように制御部59(のシステム制御部29)は、制御動作を開始する。
次のステップS12において制御部59は、モード切替ボタン34eにより第2動作モードを選択するONか否かの判定を行う。ここでは、モード切替ボタン34eが操作されないOFFの場合には、第1動作モードの設定で、モード切替ボタン34がONされた場合には第2動作モードの選択指示としている。
ステップS13に示すようにONでない場合には、制御部59は全ての機能を許可する第1動作モードで動作するように両モード用ソフトウェア36cを制御する。また、ステップS14に示すように制御部59は、第1動作モードの動作状態であることを表示する制御を行う。
次のステップS15において制御部59は、検出部51の検出データから電界強度が所定値以上であるか否かの判定を行う。所定値未満の場合には、ステップS16に示すようにこの第1動作モードの状態で被検体の検査を行う。
一方、ステップS12においてモード切替ボタン34eがONの場合には、ステップS17に示すように制御部59は、第2動作モードで動作するように両モード用ソフトウェア36cを制御する。例えば、制御部59は、両モード用ソフトウェア36cにおける図2に示すブライトネス調整ボタン、ズームボタン等の指示操作スイッチに対する処理を行わないように、ソフトウェアの一部の処理機能を無効にする。これにより、基本的内視鏡画像表示機能と湾曲機能のみとした第2動作モードに対応した制御機能を実現する。
また、制御部59は、ステップS18に示すように本体部3における操作スイッチにおける一部の機能を代替するように両モード用ソフトウェア36cを制御する。
また、制御部59は、ステップS19に示すように第2動作モードの動作状態であることを表示する制御を行い、ステップS16に移る。
一方、ステップS15において所定値以上の電界強度の場合には、制御部59は、モード切替ボタン34eがONされた場合と同様の判定を行い、強制的に第2動作モードに切り替える切替制御を行う。この場合には、制御部59は、ステップS17に示すように第2動作モードに強制的に移行させる。
このように動作する変形例によれば、第1の実施形態と同様の効果を有する。また、本変形例の場合には、電源をリセットしなくても済む。このため、第1動作モードに設定して被検体を検査している途中において電界強度が所定値を超える状態になった場合には、第2動作モードに切り替えて、リセットによる中断も無く、殆ど連続して被検体の検査を行うことが可能になる。このため、操作者に対する操作性を向上できる。その他、第1の実施形態と同様の効果を有する。
(第2の実施形態)
次に図6から図9を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。図6は本発明の第2の実施形態の内視鏡装置1Cの全体構成を示す。
上述した第1の実施形態においては、第1スイッチとしてソフトウェアの変更により第1動作モードと、第2動作モードとを選択して内視鏡検査を行うことができるようにしていた。これに対して、本実施形態は、第1スイッチとしてのモード切替ボタン34eにより、制御部59と指示操作スイッチと接続された信号線を切り替えることにより、第1動作モードと、第2動作モードとを切替選択して内視鏡検査を行えるようにする。
図6に示す内視鏡装置1Cは、図1に示した第1の実施形態の内視鏡装置1Aにおいて、ソフトウェア格納部36には第1動作モード用ソフトウェア36aのみが格納されている。
操作者からの各種の指示操作に対応した指示操作信号を、システム制御部29へ出力する第2のユーザインタフェースとして本体部3に設けられた操作スイッチ34には、図4と同様にモード切替ボタン34eが設けられている。
このモード切替ボタン34eは、操作部5に設けられた操作スイッチ26と本体部3に設けられた操作スイッチ34の機能を第1動作モードと第2動作モードとで切替を行うためのものである。
このモード切替ボタン34eによるモード切替信号(例えばOFFからONにする信号)は、信号線を介してシステム制御部29に入力される。システム制御部29は、モード切替信号が入力されると、各種の指示操作を行う各指示操作スイッチとシステム制御部29とを接続する信号線を切り替えることにより第1動作モードと第2動作モードとを切り替える。
本実施形態においては、システム制御部29は、以下に説明する切替スイッチSW1〜SW11,SW12、SW13の切替を行うことにより、実質的に第1動作モードから第2動作モードの制御動作に切り替える。
例えば、このモード切替ボタン34eを操作しないOFFの場合には、操作スイッチ26と34は第1動作モードに対応した設定状態となり、このモード切替ボタン34eをONにした場合には、操作スイッチ26と34は、第2動作モードに対応した設定状態となる。なお、このモード切替ボタン34eによるON/OFFに対応するモードを逆にしても良い。
また、本実施形態においては、図7に示すように本体部3内の操作スイッチ34における特定の指示操作スイッチとシステム制御部29とを接続する信号線と、操作部5に設けられた操作スイッチ26の特定の指示操作スイッチとシステム制御部29とを接続する信号線等にON/OFFを切り替える切替スイッチSW1〜SW11が設けられている。
また、温度センサ19の信号線20にも、切替スイッチSW12が設けられ、検出部51の信号線52にも切替スイッチSW13が設けられている。なお、図7においては、キー又はボタンの記載を省略している。
また、図6においても切替スイッチSW1〜SW13を簡略化して示している。
操作者は、上記モード切替ボタン34eの選択操作により、切替スイッチSW1〜SW12及びSW13を切り替えて、システム制御部29による制御動作を第1動作モードと第2動作モードとのいずれのモードにも切替選択ができる。
具体的には、図7に示すように本体部3の操作スイッチ34の第1シュートカットキー34cと操作部5に設けられた操作スイッチ26のブライトネス機能ボタンと接続する信号線には切替スイッチSW1が設けられている。また、第2シュートカットキー34dと操作スイッチ26のフリーズ・保存ボタンと接続する信号線には切替スイッチSW2が設けられている。また、第1シュートカットキー34cとシステム制御部29とを接続する信号線には切替スイッチSW3が、第2シュートカットキー34dとシステム制御部29とを接続する信号線には切替スイッチSW4がそれぞれ設けられている。
また、操作部5における湾曲用ジョイスティックを除く全ての指示操作スイッチ、つまりブライトネス調整ボタン、メニューボタン、フリーズ・保存ボタン、ズームボタン、静止画生成ボタン、ライブ・ゲインボタン、十字キーと、システム制御部29とを接続する信号線間には切替スイッチSW5〜SW11が設けられている。また、温度センサ19、検出部51とシステム制御部29とを接続する信号線間にも切替スイッチSW12、SW13が設けられている。
なお、切替スイッチSW1〜SW13は、例えばアナログスイッチにより構成され、システム制御部29は、モード切替ボタン34eのモード切替信号により、切替スイッチSW1〜SW13のON/OFFを切り替える制御動作を行う。
なお、システム制御部29が切替を行う場合に限定されるものでなく、モード切替ボタン34eのモード切替信号により、直接、切替スイッチSW1〜SW13のON/OFFを切り替えるようにすることもできる。また、アナログスイッチの場合に限定されるものでなく、メカニカルな例えばリレースイッチにより構成することもできる。
上記切替スイッチSW1〜SW13は、第1動作モードにおいては切替スイッチSW1及びSW2のみがOFF,切替スイッチSW3〜SW13がONに設定される。一方、モード切替ボタン34eの選択操作により第2動作モードに切り替えられると、切替スイッチSW1及びSW2のみがONに,切替スイッチSW3〜SW13がOFFに設定される。
なお、切替スイッチSW1〜SW13が設けられた全ての信号線は、切替スイッチSW5よりもシステム制御部29側の位置において抵抗Rで例えばLレベルにプルダウン(又はHレベルにプルアップ)されている。ここで、Lレベルは、例えば本体部3のグランド(GND)である。
図7では、簡略化して、例えばブライトネス調整ボタンとシステム制御部29とを接続した信号線のみ抵抗Rでプルダウンしていることを示している。
なお、プルダウンのLレベル(又はプルアップのHレベル)は、システム制御部29がその機能が無効又はOFFにされた状態に相当する。
そして、このような切替スイッチSW1〜SW13のON/OFFの切替に伴う操作部5の操作スイッチ26と、本体部3の操作スイッチ34のスイッチ機能は、図8の表に示すようになる。
第1動作モードにおいては、操作スイッチ26,34における全てのスイッチ機能が許可された状態となる。
これに対して、第2動作モードに切り替えられた状態においては、第1の実施形態の場合と同様に操作部5のスイッチ機能は、湾曲操作を行う機能以外の全てが無効になる。
また、本体部3における操作スイッチ34においては、第1ショートカットキー34c及び第2ショートカットキー34dが切替スイッチSW3,SW4がOFFにされると共に、切替スイッチSW5,SW7がOFFにされる。さらに切替スイッチSW1,SW2がONにされたことにより、第1ショートカットキー34c及び第2ショートカットキー34dにそれぞれ接続された1つの機能、具体的にはブライトネス機能と、ズーム・保存の機能が有効となる。
つまり、第2動作モードに切り替えられた際に無効にされた操作部5に設けられた一部のスイッチ機能の代替機能を確保している。
また、本実施形態においても、モード切替ボタン34eのモード切替操作に対応した動作モードを操作者に告知して良好な操作性を確保するために、システム制御部29は、モード切替ボタン34eのモード切替操作に対応した動作モードを画像表示部18にて表示する制御動作を行う。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
このような構成の本実施形態の動作を図9のフローチャートを参照して説明する。本実施形態においては、内視鏡検査を行う場合には、図7に示す電源ボタン34aをONにする電源投入により内視鏡装置1Cの動作が開始する。
そして、ステップS21に示すようにシステム制御部29のCPU29aは、第1動作モード用ソフトウェア36aにより制御動作を開始する。
この第1動作モード用ソフトウェア36aにより制御動作を行うが、CPU29aによる実際の制御動作は、操作スイッチ26,34による機能に関しては、ステップS22に示すようにモード切替ボタン34eの切替状態、例えばこのモード切替ボタン34eがONか否かに応じた制御動作を行う状態となる。
モード切替ボタン34eがOFFの場合には、スイッチSW1〜SW13は、図7の左側に示す状態となり、ステップS23に示すように操作スイッチ26,34の全ての機能が許可状態の第1動作モードとなる。
また、システム制御部29は、ステップS24に示すように画像表示部18上に第1動作モードで動作している旨の表示を行い、操作者に動作モードを告知する。
次のステップS25においてシステム制御部29は、電界強度が所定値を超えるか否かの判定を行う。所定値を超えない場合には、全ての機能を許可した良好な操作性の良い状態で、ステップS26に示すように被検体の検査を行うことができる。そして、この動作を終了する。
一方、ステップS22においてモード切替ボタン34eをONにした場合には、スイッチSW1〜SW13は、図7の右側に示す状態となり、ステップS27に示すように操作部5の操作スイッチ26における湾曲機能以外の全て機能が無効状態となる第2動作モードとなる。また、温度センサ19,検出部51による検出動作も無効にされる。
また、この場合、ステップS28に示すように操作部5の操作スイッチ26における無効にされたブライトネス機能と、ズーム・保存の機能が、本体部3の操作スイッチ34における第1ショートカットキー34c及び第2ショートカットキー34dにより代替機能として確保される。
つまり、本体部3からの操作となるが、ブライトネス機能と、ズーム・保存の機能が有効となり、第1動作モード程の良好な操作性ではないが、かなり良好な操作性を確保できる。
また、システム制御部29は、ステップS29に示すように画像表示部18上に第2動作モードで動作している旨の表示を行い、操作者に動作モードを告知する。操作者は、第2動作モードで動作していることが分かり、操作部5の湾曲機能除く全ての機能が無効になっていることを把握することができる。
そして、操作者は、ステップS26に示す被検体の検査を行うことができる。
一方、ステップS25において、電界強度が所定値を超えると、ステップS30に示すようにシステム制御部29はモード切替ボタン34eがONにされた場合と同様にスイッチSW1〜SW13の切替制御を行う。そして、システム制御部29は、ステップS27に強制的に移行させ、内視鏡装置1Cは、第2動作モードで動作する。
また、本実施形態においては、内視鏡装置1Cの動作状態において、モード切替ボタン34eを切り替えることにより、一方の動作モードから他方の動作モードに変更することもできる。
このような作用を有する本実施形態においては、操作者は、通常の電磁環境下では、モード切替ボタン34eをOFFにして、良好な操作性の状態で内視鏡検査を行うことができる。
一方、大きい電磁環境下で内視鏡検査を行う場合には、操作者は単にモード切替ボタン34eをONにすれば、操作部5における湾曲機能以外の機能を全て無効にして、ノイズによる誤動作の影響を低減する状態に設定して、引き続いて内視鏡検査を行うことができる。
この場合、無効にされた信号線にノイズが混入してもその信号線は、切替スイッチによりシステム制御部29と遮断されるので、そのノイズがシステム制御部29側に混入して誤動作させる影響を低減できる。
また、先端部7に例えば温度センサ19や検出部51が設けてある場合には、システム制御部29は、温度センサ19のセンサ信号や検出部51の検出データも無効にする。
また、本実施形態においては、通常は、モード切替ボタン34eをOFFにして第1動作モードで動作させる状態にしても良い。
この場合、電界強度が所定値を超えない場合には良好な操作性の状態で、引き続いて第1動作モードで内視鏡検査ができる。この使用状態において、電界強度が所定値を超えると、システム制御部29は、自動的に第2動作モードに移行させる。また、この移行の場合、ソフトウェアを変更しなくても良いので、中断することなく、被検体の検査を続行することができる。
このように動作する本実施形態は、以下の効果を有する。
本実施形態によれば、通常環境で使用する場合は、モード切替ボタン34eを、OFFにすることにより、操作部5及び本体部3の操作スイッチ26,34における全てのスイッチ機能を有効にして、良好な操作性のもとで第1動作モードにて内視鏡検査を行うことができる。また、大きな電界強度になると、自動的にその影響による誤動作を低減できる第2の動作モードで内視鏡検査を続行することができる。
また、大きい電波環境下で使用する場合は、モード切替ボタン34eを単にONにすることにより、第2動作モードに設定することができ、大きい電磁環境の影響によって誤動作する可能性がある指示操作信号を伝達する信号線を遮断して、無効にできる為、本体部3から延出された操作スイッチ26や温度センサ19、検出部51による誤動作を低減することができる。
そして、誤動作を低減した状態で、内視鏡画像を生成及び表示することができる。また、操作部5の無効にされた機能の一部を本体部3の操作スイッチ34においてその機能を代替確保でき、内視鏡装置としてかなりの操作性を確保して内視鏡検査を行うことができる。
また、動作モードを表示することにより告知するので、操作者は動作モードを把握した状態で内視鏡検査を行うことができる。
なお、本実施形態の変形例としてモード切替ボタン34eにより切り替えられる切替スイッチ構造として図10に示すような構成にしても良い。
図10においては、本体部3内部のみでシステム制御部29と接続される切替スイッチSW1,SW3等は図7に示した切替スイッチと同じように、単にON/OFFを行うスイッチで構成される。
これに対して、内視鏡部2と本体部3内のシステム制御部29と接続される切替スイッチSW5,SW6、SW12等を、本体部3内部で、本体部3における一定の電位レベルとなるGNDと切り替えられる切替スイッチ(1回路2接点タイプ)で構成している。 図10において、実線で示すスイッチ状態が通常モードに対応し、第2動作モードに切り替えられた場合には2点鎖線で示すスイッチ状態に設定される。
第2動作モードに切り替えられた場合、本体部3から延出される信号線28と20は、本体部3側の端部でGNDに接続された状態となる。このため、仮に信号線28と20にノイズが混入しても、そのノイズがGNDに流れ、本体部3のシステム制御部29側に及ぼす影響を十分に低減することができる。
なお、図10において、図示していない切替スイッチSW2,SW4,SW7〜SW11、SW13も同様の機能を有する構成である(具体的には切替スイッチSW2,SW4は、単にON/OFFを行う切替スイッチSW1と同様のスイッチ、また切替スイッチSW7〜SW11、SW13は、切替スイッチSW5と同様にGNDと切り替える切替スイッチ(1回路2接点タイプ)である)。なお、GNDに切り替える代わりに、Hレベル又は電源端レベルのように一定の電位に切り替えるようにしても良い。
なお、上述した実施形態の他に、例えば内視鏡部2における湾曲部8を電気的に駆動する電気的な湾曲駆動手段を有しない構成にしても良い。
図11はこの場合の内視鏡装置1Dの構成を示す。
この内視鏡装置1Dは、例えば図6の内視鏡装置1Cにおいて、内視鏡部2内に設けられた電気的な湾曲駆動手段としての湾曲用モータ24、湾曲制御部25とを有しない構成となっている。また、湾曲制御部25とシステム制御部29とを接続する信号線27も有しない。
そして、プーリ31を回転させる軸には、操作者が手動で湾曲操作を行う湾曲操作ノブ61が設けられている。
また、本内視鏡装置1Dでは、操作者が手動で湾曲操作を行う構成のため、システム制御部29を介して操作者が湾曲指示操作を行う湾曲用ジョイスティックも有しない構成となっている。つまり、図11に示す操作スイッチ26′には、第2の実施形態における例えば図7に示した湾曲用ジョイスティックを有しない構成となっている。このため、湾曲用ジョイスティックとシステム制御部29とを接続する信号線27も有しない構成である。
また、本内視鏡装置1Dでは、ソフトウェア格納部36には、図6の内視鏡装置1Cの場合と同様に1つの通常モード用ソフトウェア36aが格納されている。但し、この通常モード用ソフトウェア36aは、電気的に湾曲駆動の制御動作を行う部分のソフトウェアを有しない。
その他の構成は、図6の内視鏡装置1Cと同様の構成である。
この内視鏡装置1Dにおいては、図7に示した内視鏡部及び本体部内のシステム制御部間に配置される切替スイッチの詳細を示す図は、図12のようになる。つまり、図7における湾曲用ジョイスティック(及びその信号線)を削除した構成となる。
この構成から分かるように、この内視鏡装置1Dを用いた場合には、第2動作モードに切り替えた場合、操作部5に設けられた操作スイッチ26′における全ての機能が無効(OFF)にされる。この場合においても、映像信号を生成し、画像表示部18でその映像信号に対応する内視鏡画像を表示する基本的内視鏡画像表示機能は、上述した各実施形態と同様に確保(維持)される。なお、第2動作モードに設定した場合、基本的内視鏡画像表示機能のみを確保する構成にしても良い。
図11は、手動により湾曲駆動機構を例えば第2の実施形態に適用した例で説明したが、この手動による湾曲駆動機構を他の実施形態に適用することもできる。
なお、上述した実施形態等においては、操作部5を備えた内視鏡部2の例で説明したが、本発明は、操作部5を備えたものに限定されるものでなく、例えば図13に示すように内視鏡挿入部4のみを有する内視鏡部2の場合の内視鏡装置1Eにも適用できる。
この内視鏡装置1Eは、例えば第2の実施形態における内視鏡装置1Cに対して適用した場合の構成例で示している。また、この内視鏡装置1Eにおいては、湾曲部を有しない構成の内視鏡挿入部4を示し、また操作スイッチ26′は本体部3から延出された信号線71の末端のリモートコントロール部(リモコン部と略記)72に設けられている。
信号線71内には、リモコン部72とシステム制御部29とを接続される信号線27が挿通され、この信号線27の途中に切替スイッチSW5〜SW11が設けられている。
この内視鏡装置1Eによれば、湾曲機能を別にすると、第2の実施形態と殆ど同様の作用効果を有する。
なお、図13に示す内視鏡装置1Eにおいて、湾曲部を設けた構成にしても良い。また、この場合、湾曲部を電気的に駆動する電気的な湾曲駆動機構を本体部3の内部に設けるようにしても良い。その場合、湾曲指示操作を本体部3から延出された信号線の末端に設けた湾曲操作スイッチなどで行えるようにしても良い。
また、図13に示す構成において、本体部3内の操作スイッチ34において、第2スイッチとしての機能を持つ第1ショートカットキー34c、第2ショートカットキー34dを有しない構成にしても良い。つまり、第2動作モードに切り替えた場合に、代替機能を持たない構成にしても良い。
そして、第1動作モードと、第2動作モードとを選択可能とする制御部としてのシステム制御部29により第2動作モードに切り替えた場合、撮像部から出力される映像信号のみを受信して本体部3(内の映像信号処理部17)により信号処理して画像表示部18により内視鏡画像を表示させるようにしても良い。
一方、内視鏡挿入部4に湾曲部が設けられている場合、第2動作モードとしての第2動作モード時の第2スイッチとして、湾曲部を湾曲させるための機能を持つように設定しても良い。
例えば第2の実施形態において、湾曲用ジョイスティックに接続された信号線28の基端付近に切替スイッチを設けるようにしても良い。そして、第2スイッチとしてのモード切替ボタン34eの切替操作により第2動作モードに切り替えた場合、この湾曲用ジョイスティックによる機能を無効にする。この場合、本体部3に設けた第1ショートカットキー34c及び第2ショートカットキー34dにより、湾曲部を例えば上、下方向に湾曲させる機能を代替して持たせるようにしても良い。
図14は、この構成の一部を示す。湾曲用ジョイスティックに一端が接続された信号線28の基端は、その基端付近に設けた切替スイッチSW14〜SW17(但し図14ではSW15〜SW17を図示していない)を介してシステム制御部29に接続される。
また、図10にて示したショートカットキー34cは、スイッチSW1を介してブライトネス調整ボタンに接続された信号線28でなく、湾曲用ジョイスティックにおける上方向の指示操作部に接続された信号線28に接続されている。
また、図示しないが、同様に第2ショートカットキー34dは、スイッチSW2を介してフリーズ・保存ボタンに接続された信号線28でなく、湾曲用ジョイスティックにおける下方向の指示操作部に接続された信号線28に接続されている。
そして、第2動作モードに設定された場合、本体部3から湾曲機能の一部を代替できるようにしている。この場合も代替機能により第2動作モードにおける操作性を向上することができる。
なお、上述した実施形態では、検出部51を先端部7内に配置した例で説明したが、他の場所に配置するようにしても良い。また、配置位置によっては、検出部51が所定値以上の電界強度を検出した場合、その機能を無効にしない構成又は方法を採用しても良い。
例えば図13に示す内視鏡装置1Eにおいて、検出部51を先端部7に設ける代わりに、2点鎖線で示すように本体部3内部に設けるようにしても良い。そして、この場合には、切替スイッチSW13を設けない構成にして、検出部51がいずれの動作モードでも電界強度を検出(測定)する。また、システム制御部29は、この検出結果により動作モードの切替制御を行う。
この場合の動作は、図15のようになる。図15に示すフローチャートは、図9に示したフローチャートにおいて、ステップS29とステップS26との間にステップS31,S32を挿入したものとなる。
具体的には、第2動作モード中における例えばステップS29の次のステップS31において、システム制御部29は、検出部51により取得した検出データにより電界強度が所定値以上か否かを判定する。
判定結果が所定値以上の場合には、ステップS26に進み、第2動作モードの状態で被検体の検査を行う。一方、判定結果が所定値未満の場合には、ステップS32においてシステ制御部29は切替制御を行い、第2動作モードから、ステップS23の第1動作モードで動作させる。
この制御方法の場合には、検出(測定)された電界強度に応じて第1動作モードと第2動作モードに設定して被検体の検査が適切にできる。検出部51を本体部3内に設ける構成を他の実施形態等の内視鏡装置に適用しても良い。
なお、上述した各実施形態及び変形例を、部分的に組み合わせる等して構成される実施形態も本発明に属する。
通常の電界強度の環境の他に、大きい電界強度の環境下において被検体の内部に内視鏡挿入部を挿入して内視鏡検査を行う。
1…内視鏡装置、2…内視鏡部、3…本体部、4…内視鏡挿入部、5…操作部、6…ユニバーサルコード、7…先端部、8…湾曲部、9…撮像部、14…CCD、15…信号ケーブル、17…映像信号処理部、18…画像表示部、19…温度センサ、24…湾曲用モータ、25…湾曲制御部、26…操作スイッチ(第1ユーザIF)、27…ケーブル、29…システム制御部、29a…CPU、34…操作スイッチ(第2ユーザIF)、34a…電源ボタン、34c、34d…ショートカットキー、34e…モード切替ボタン、35…デフォルト設定部、36…ソフトウェア格納部、36a…第1動作モード用ソフトウェア、36b…第2動作モード用ソフトウェア、51…検出部、59…制御部、72…リモコン部
特開2004−209068号公報

Claims (11)

  1. 内視鏡挿入部の先端部に設けられ、被写体を撮像するための撮像部と、
    前記撮像部と電気的に接続され、前記撮像部から出力された映像信号を伝送するための信号ケーブルと、
    前記ケーブルの基端側に電気的に接続され、前記映像信号に対して信号処理を行う本体部と、
    電界強度を検出するための検出部と、
    前記本体部が有する機能を許可する第1動作モードと、前記撮像部から出力された前記映像信号のみを受信する第2動作モードと、を選択可能とする制御を行うものであって、予め選択された前記第1動作モードの状態で、前記検出部が検出した検出データが所定値以上であるときに、前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替える制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記制御部は、前記第1動作モード及び前記第2動作モードを選択可能な第1スイッチをさらに有し、該第1スイッチは、電源投入時における指示操作に基づき前記第1動作モード又は前記第2動作モードの選択を行う一方、この選択により前記第1動作モードに入った状態で前記検出部が検出した検出データが所定値以上になったときに前記第2動作モードへの切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記第1スイッチは、予め前記制御部に内蔵されたソフトウェアの変更により、前記第1動作モードと、前記第2動作モードとを選択可能とすることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記第1スイッチは、前記制御部と指示操作を行う指示操作スイッチとを接続する信号線の切り替えにより、前記第1動作モードと、前記第2動作モードとを選択可能とするものであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  5. 前記制御部は、電源投入時に、前記第1動作モード、又は前記第2動作モードのいずれか一方が設定されるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の内視鏡装置。
  6. 前記制御部は、前記第2動作モードにおいて、前記本体部が有する機能の少なくとも1つの機能を、操作者が、代替して有効にすることができる第2スイッチをさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の内視鏡装置。
  7. 前記内視鏡挿入部に設けられた湾曲部をさらに備え、
    前記第2スイッチは、前記湾曲部を湾曲させるためのものであることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡装置。
  8. 前記検出部は、前記本体部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の内視鏡装置。
  9. 前記検出部は、前記内視鏡挿入部の先端部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の内視鏡装置。
  10. 前記検出部は、10V/m以上の電界強度を検出するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の内視鏡装置。
  11. 内視鏡挿入部の先端部に設けられ、被写体を撮像するための撮像部と、前記撮像部と電気的に接続され、前記撮像部から出力された映像信号を伝送するための信号ケーブルと、前記ケーブルの基端側に電気的に接続され、前記映像信号に対して信号処理を行う本体部とを含む内視鏡装置の作動方法であって、
    検出部により、前記内視鏡装置の周囲の電界強度を検出する工程と、
    制御部により、前記本体部が有する機能を許可する第1動作モードと、前記撮像部が出力した映像信号のみを受信する第2動作モードとのいずれか一方を選択する工程であって、予め選択された前記第1動作モードの状態で、前記電界強度が所定値以上になった場合に、前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替える工程と、
    前記制御部により、前記選択した動作モードに基づいて、被検体を検査する工程と、
    を備えたことを特徴とする内視鏡装置の作動方法。
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