JP2001299759A - 診断装置 - Google Patents

診断装置

Info

Publication number
JP2001299759A
JP2001299759A JP2000126404A JP2000126404A JP2001299759A JP 2001299759 A JP2001299759 A JP 2001299759A JP 2000126404 A JP2000126404 A JP 2000126404A JP 2000126404 A JP2000126404 A JP 2000126404A JP 2001299759 A JP2001299759 A JP 2001299759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
connector
unit
power supply
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000126404A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Sato
良彰 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000126404A priority Critical patent/JP2001299759A/ja
Publication of JP2001299759A publication Critical patent/JP2001299759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源のON/OFFに関係なく超音波内視鏡
等の観察部の着脱が行える超音波診断装置等の診断装置
を提供する。 【解決手段】 超音波振動子を内蔵した超音波内視鏡2
の接続コネクタ7は超音波画像観測装置3の接続コネク
タ受け8に着脱自在であり、電源回路28に接続された
電源スイッチ29をONした場合にも支障なく超音波内
視鏡2を着脱できるように電源回路28の電源供給線3
1に超音波内視鏡2側とこれに直接接続される超音波画
像観測装置3側の送受信部13とに供給される電源をO
N/OFFするサブ電源スイッチ32を設け、このサブ
電源スイッチ32をOFFにして、超音波内視鏡2を着
脱可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波等で診断を行
う診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、超音波を送受波する超音波振動子
(トランスデューサ)を体腔内へ挿入し、超音波振動子
のラジアルスキャンが行えるような手段を備えた超音波
内視鏡、及びこの超音波内視鏡から得られたエコー信号
を画像化する超音波画像観測装置で構成される超音波診
断装置が知られている。
【0003】図13は従来の超音波診断装置1′の全体
構成を示す。この超音波診断装置1′は、超音波の送受
信により超音波画像を取得するための超音波内視鏡2
と、この超音波内視鏡2で得られた超音波データを2次
元又は3次元画像で表示する画像処理を行う超音波画像
観測装置3′とを備えている。
【0004】超音波内視鏡2は体腔内等に挿入される細
長の挿入部4と、この挿入部4の後端に設けられた操作
部5と、この操作部5から延出されたケーブル6とを有
し、このケーブル6の端部の接続コネクタ7は超音波画
像観測装置3′の接続コネクタ受け8に着脱自在で接続
される。挿入部4の先端部には超音波振動子9が内蔵さ
れ、この超音波振動子9は操作部5内の振動子駆動回路
11により例えばラジアル走査等を行うように駆動され
る。なお、超音波内視鏡2の場合には、挿入部4の先端
部側に図示しない光学的な観察手段(より具体的には光
学的な照明光学系と照明された部位を観察する観察光学
系とを備えている)。
【0005】超音波画像観測装置3′は超音波内視鏡2
に対して超音波を送受信させる送受信部13と、この送
受信部13で取り込まれた超音波信号をデジタルの超音
波データに変換するA/Dコンバータ14と、このA/
Dコンバータ14で変換された超音波データを一時的に
記憶するフレームメモリ15と、このフレームメモリ1
5から読み出された超音波データをアナログの超音波信
号に変換するD/Aコンバータ16と、このD/Aコン
バータ16から出力される超音波画像信号が入力される
ことにより、超音波画像の表示を行う画像表示用モニタ
17と、超音波画像を印刷するプリンタ18と、各部の
制御やフレームメモリ15に記憶されている画像データ
に対する画像処理を行うCPU19と、CPU19に接
続され、制御プログラムが格納されているROM20
と、一時的にデータの格納やCPU19の作業エリア等
に使用されるRAM21と、さらに本装置3をユーザが
操作するための操作卓22と、マウス等のポインティン
グデバイス23及び超音波の送受のON/OFFなどを
行うフットスイッチ24とから構成される。
【0006】また、A/Dコンバータ14、フレームメ
モリ15、D/Aコンバータ16は制御信号線25を介
して送受信部13により制御され、さらにこの送受信部
13は制御線26を介してCPU19により制御され
る。また、超音波画像観測装置3′には、送受信部13
等の各ブロックに電源を供給するように電源回路28が
設けてあり、この電源回路28は超音波内視鏡2側にも
電源を供給する。なお、電源回路28には電源スイッチ
29が接続され、電源のON/OFFを行えるようにし
ている。
【0007】図14は超音波内視鏡2と超音波画像観測
装置3′との接続部、つまり接続コネクタ7及び接続コ
ネクタ受け8周辺の詳細を示し、図14の右側が超音波
画像観測装置3′側で、左側が超音波内視鏡2側であ
る。
【0008】接続コネクタ7及び接続コネクタ受け8は
それぞれa〜dの結合ピンとa′〜d′の結合ピン受け
を有し、超音波内視鏡2が超音波画像観測装置3′に接
続(装着)された時、接続コネクタ7及び接続コネクタ
受け8の結合ピンa〜dと結合ピン受けa′〜d′とが
結合した状態になる。
【0009】この結合状態では超音波画像観測装置3′
側の電源回路28に接続された電源Voutを供給する
電源供給線31、送受信部13に接続された振動子駆動
信号線32及び受信信号線33、GND線34は、それ
ぞれ超音波内視鏡2側の電源供給線31′、振動子駆動
信号線32′及び受信信号線33′、GND線34′に
それぞれ電気的に接続される状態になる。
【0010】そして、電源回路28に設けた電源スイッ
チ29がON状態にあると電源回路28が動作状態にな
り、電源供給線31を介して超音波画像観測装置3′内
の送受信部13及びその他のブロック35(図13の符
号14から24)、超音波内視鏡2内の振動子駆動回路
11に電源が供給される。こうして、超音波内視鏡2及
び超音波画像観測装置3′は動作が可能な状態になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした従
来の超音波診断装置1′では、電源スイッチ29をON
にして各ブロックに電源が供給された状態で超音波内視
鏡2の着脱を行うと、振動子駆動信号線32或いは3
2′受信信号線33或いは33′等に瞬間的に大電流が
流れてしまい、これが送受信部13や振動子駆動回路1
1等の故障の原因になることがある。
【0012】従って、超音波画像観測装置3′の電源を
OFFにした状態でないと超音波内視鏡2の着脱が行え
ず、超音波画像観測装置3′は電源のON/OFFに時
間がかかるため(具体的にはフレームメモリ15の初期
化処理などに時間がかかるため)、この間ユーザは待た
されたことになる。これが装置の操作性を低下させる原
因になっていた。
【0013】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、電源のON/OFFに関係なく超音波内視鏡等の
観察部の着脱が行える超音波診断装置等の診断装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】細長の挿入部を体腔内に
挿入することにより前記体腔内の観察が可能な観察部と
接続してこの観察部との信号を送受信するための、着脱
可能な接続手段と、前記接続手段を介して前記観察部と
信号の授受を行う送受信部と、前記接続手段を介して前
記観察部に電力の供給が可能な電源部と、前記電源部よ
り前記観察部に供給する電力の供給と遮断を制御する電
源制御手段と、を備えたことにより、観察部が接続され
る場合及び観察部が外される場合に電源制御手段により
観察部に供給される電力を遮断の制御をすることによっ
て電源のON/OFFに関係なく超音波内視鏡等の観察
部の着脱が支障なく行えるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の超
音波診断装置の全体構成を示し、図2は超音波内視鏡と
超音波診断装置との接続部周辺の構成を示す。
【0016】図1に示す本発明の第1の実施の形態の超
音波診断装置1は図13に示す超音波診断装置1′にお
いてその超音波画像観測装置3′にサブ電源スイッチ3
7を設けた超音波画像観測装置3にした構成にしてい
る。
【0017】この構成を図2で説明する。図2は超音波
内視鏡2と超音波画像観測装置3との接続部、つまり接
続コネクタ7及び接続コネクタ受け8周辺の詳細を示
し、図2の右側が超音波画像観測装置3側で、左側が超
音波内視鏡2側である。
【0018】図2に示すように電源回路28の電源供給
線31はサブ電源スイッチ37の接点aに接続されると
共に、その他のブロック35の電源端子に接続される。
また、サブ電源スイッチ37の接点bはGNDに接続さ
れ、共通接点cは結合ピン受けa′に接続されると共
に、送受信部13の電源端子に接続される。
【0019】従って、超音波内視鏡2側の電源供給線3
1′の電圧Vout1はサブ電源スイッチ37の接点a
がONの場合には電源回路28の電圧Voutと一致す
るが、接点bがONにされると電圧Vout1はGND
の電位となり、(送受信部13と共に)遮断された状態
となる。
【0020】そして、このサブ電源スイッチ37を操作
して超音波内視鏡2側に電源が供給されない状態(接点
bがON)に設定することにより、電源スイッチ29が
ONの状態でも超音波内視鏡2の着脱を行えるようにし
ていることが特徴となっている。
【0021】また、図1にも示すようにCPU19は信
号線38を介して共通接点cの電圧を監視して、誤操作
された場合に警告を行うようにしている。その他は図1
3及び図14と同様の構成であり、同じ構成要素には同
じ符号を付け、その説明を省略する。
【0022】次に本実施の形態の作用を説明する。電源
スイッチ29がONのまま超音波内視鏡2を交換する場
合には、ユーザはサブ電源スイッチ37を操作して共通
接点cが接点aと導通するON状態から接点bと導通す
るOFF状態となるようにする。すると、送受信部13
及び振動子駆動回路11への電源Voutの供給が遮断
され、超音波内視鏡2に対しては電源スイッチ29がO
FFにされたのと同じ状態になり、超音波内視鏡2の着
脱が支障なく行える。
【0023】そして、ユーザは別の超音波内視鏡を装着
してサブ電源スイッチ37を操作して共通接点cが接点
aとONするようにする。すると、送受信部13及び振
動子駆動回路11へ電源Voutが供給され、超音波内
視鏡が動作可能な状態になる。
【0024】サブ電源スイッチ37の共通接点cを信号
線38を介してCPU19が監視するようにして、超音
波内視鏡2が装着後にサブ電源スイッチ37が(接点a
がONするように)操作されずにフリーズ解除がされた
場合は、モニタ17に「サブ電源スイッチ37をONに
してください」といった警告表示を行う。
【0025】このように本実施の形態では電源スイッチ
29がONの時でも、超音波内視鏡2側に電源が供給さ
れない状態及び電源が供給される状態に設定できるサブ
電源スイッチ37を設けているので、このサブ電源スイ
ッチ37を操作することにより、電源スイッチ29をO
FFにする操作を行わないでも超音波内視鏡2を着脱す
ることができる。
【0026】また、従来例では電源スイッチ29をON
にした場合、CPU19がフレームメモリ15等の初期
化処理を行うため、超音波内視鏡2が使用可能な状態に
なるまでユーザは待たされることになるが、本実施の形
態によればサブ電源スイッチ37を操作して超音波内視
鏡2の着脱を行うことにより、その待ち時間を省いて直
ちに使用でき、操作性を向上できる。
【0027】なお、本実施の形態では、電源スイッチ2
9と、サブ電源スイッチ37を別々の構成にして説明し
たが、両者を2段押しスイッチで構成することもでき、
この場合にはスイッチの実装面積を狭くでき、装置3を
小型化できる効果がある。
【0028】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図3を参照して説明する。図3は第2の実
施の形態における接続部周辺の構成を示す。本実施の形
態では第1の実施の形態の接続コネクタ7、接続コネク
タ受け8の代わりに接続コネクタ40、接続コネクタ受
け41を設け、接続コネクタ40、接続コネクタ受け4
1は接続コネクタ7、接続コネクタ受け8の結合ピンa
〜d及び結合ピン受けa′〜d′の他にさらに結合ピン
e及び結合ピン受けe′を有するものである。
【0029】また、本実施の形態では、電源回路28の
電源供給線31はCPU19及び送受信部13等の各電
源端子に接続されると共に、抵抗R1を介してCPU1
9に接続されている。
【0030】また、接続コネクタ40の結合ピンeはG
NDに接続され、この結合ピンeに接続される接続コネ
クタ受け41の結合ピン受けe′は超音波内視鏡2の
(接続コネクタ40の接続コネクタ受け41への)接続
を検出する検出信号線42の一端と接続され、その他端
は前記抵抗R1を介して電源供給線31に接続されてい
る。
【0031】また、この検出信号線42はサブ電源スイ
ッチ37の接点切替制御端子に接続されており、この検
出信号線42の検出信号の信号レベルによりサブ電源ス
イッチ37の接点切替を行うようにしている。
【0032】つまり、超音波内視鏡2が超音波画像観測
装置3に接続されていない(つまり、接続コネクタ40
が接続コネクタ受け41に接続されていない)場合には
検出信号は抵抗R1でプルアップされてHレベルであ
り、この場合には接点bがONすようにサブ電源スイッ
チ37の接点切替を制御し、超音波内視鏡2が超音波画
像観測装置3に接続されて検出信号がLレベルになる
と、接点aがONすようにサブ電源スイッチ37の接点
切替を制御する。
【0033】なお、本実施の形態ではこのように検出信
号でサブ電源スイッチ37の接点切替を自動的に行うよ
うにしており、このため本実施の形態におけるサブ電源
スイッチ37はその制御端子への信号レベルで接点切替
を行うことができるアナログスイッチで構成されてい
る。
【0034】また、本実施の形態では、送受信回路13
に接続された振動子駆動信号線32にはバッファ43を
設けて結合ピン受けb′に接続すると共に、バッファ4
3の出力端をプルダウン抵抗R2を介してGNDに接続
している。
【0035】また、振動子駆動回路11に接続された受
信信号線にもバッファ44を設けて結合ピンcに接続す
ると共に、バッファ44の出力端をプルダウン抵抗R3
を介してGNDに接続している。
【0036】さらに、結合ピンdは他のどの結合ピンよ
りも長くして、超音波内視鏡2のGNDは着脱時におい
て他のどの信号よりも先に(又は最後まで)電位が確定
するようにしている。その他の構成は第1の実施の形態
と同様の構成である。
【0037】次に本実施の形態の作用を説明する。本実
施の形態では、電源スイッチ29をONにして、電源回
路28から各ブロックに電源Voutを供給した状態で
も超音波内視鏡2を超音波画像観測装置3から着脱でき
るようにしている。
【0038】例えば超音波内視鏡2が超音波画像観測装
置3に装着された時、接続コネクタ40の結合ピンa〜
eと接続コネクタ受け41a′〜e′は結合された状態
になる。この時、抵抗R1でプルアップされててHレベ
ルとなっていた検出信号は接続コネクタ受け41の結合
ピン受けe′、接続コネクタ40の結合ピンeを介して
GNDに接続され、Lレベルになる。
【0039】検出信号で制御されるサブ電源スイッチ3
7は検出信号がHレベルの時は接点b側に接続されてい
るが、検出信号がLレベルになると接点a側に切り替わ
る。すると、電源Voutはサブ電源スイッチ37の接
点a、結合ピン受けa′、結合ピンaを経て超音波内視
鏡2側の電源供給線31′側に供給される。この様子を
図4のタイミング図に示す。
【0040】すなわち、超音波内視鏡2が超音波画像観
測装置3に接続されていない状態から時刻t1で接続さ
れると、その瞬間に検出信号がLレベルになり、かつ電
源Vout1はVoutになる。また、超音波内視鏡2
が超音波画像観測装置3から外された瞬間(時刻t2)
検出信号はHレベルになり、かつ電源Vout1はGN
Dになる。
【0041】これにより、超音波内視鏡2の着脱時に超
音波画像観測装置3からの電源Voutの供給及び遮断
が自動的にかつ支障なく行われる。
【0042】さらに超音波内視鏡2を着脱した場合に
は、インピーダンスの低い振動子駆動線32,受信信号
線45は大きな電流が流れる可能性があるが、本実施の
形態ではバッファ43,44を設け、かつそれらの出力
はプルダウン抵抗R3,R4を介してGNDに接続して
超音波内視鏡2の着脱に対して保護するようにしてい
る。
【0043】また、接続コネクタ40の結合ピンdを他
の結合ピンより長くしている。従って、超音波内視鏡2
の着脱時に流れる電流は図3の符号45で示す矢印のよ
うに流れ、こうした構成により振動子駆動回路11が着
脱時に破壊される可能性がああるのを有効に防止でき
る。
【0044】さらに本実施の形態では、検出信号はCP
U19に入力されるようにしてあり、CPU19が検出
信号のHレベル、Lレベルを読み取ることで、図5,図
6に示すような保護機能を行うようにしている。
【0045】一般的に、超音波診断装置では、超音波内
視鏡を接続しないで無負荷状態でライブ動作を行ってし
まうと、送受信部の素子が劣化してしまう可能性があ
る。そこで、本実施の形態ではこれを防止するために、
図5、図6に示すような処理をCPU19が行うように
している。
【0046】図5はCPU19によるフリーズ解除動作
(ライブ開始動作)を示す。まず、最初のステップS1
において、CPU19はユーザが操作卓22を操作して
フリーズ解除を行うのを待つ。
【0047】そして、フリーズ解除を行ったことを検出
すると、ステップS2で接続有りかの判定を行う。すな
わち、CPU19は検出信号のレベルを読み取り、検出
信号がHレベルならば、ステップS3の警告表示、具体
的には「スコープが接続されていません」等の警告表示
を行った後にステップS1に戻り、再びフリーズ解除が
行われるのを待つ。
【0048】一方、検出信号がLレベルならば、ステッ
プS4のフリーズ解除の処理を行う。具体的には、CP
U19は制御線26を介して送受信部13を制御するこ
とで、フリーズ解除を行ってこの処理を終了する。こう
した動作により、超音波内視鏡2が接続されていない状
態で、誤ってフリーズ解除を行ってしまう誤動作を防止
する。
【0049】図6はライブ中でのCPU19の動作を示
す。まず、最初のステップS5でライブ処理を行う。こ
れは、図1のフレームメモリ15に1フレーム分の超音
波データが入力される毎に、その入力データに座標変換
処理を施して再度フレームメモリ15に書き戻すといっ
た処理を行う。
【0050】このライブ処理の合間に、CPU19はス
テップS6へ進み、超音波内視鏡2の接続有りかを判定
する。すなわち、CPU19は検出信号のレベルを読み
取り、検出信号がLレベルならばステップS5に戻り、
ライブライブ処理を続行する。
【0051】これに対し、検出信号がHレベルならばス
テップS7に進み、「スコープが外されました」等の警
告表示を行った後にステップS8に進み、フリーズ処理
を行う。このステップS8では、CPU19は制御線2
6を介して送受信部13を制御することでフリーズ処理
を行ってこの処理を終了する。
【0052】こうした動作を行うことにより、ライブ中
に超音波内視鏡2が誤って外されてもライブ処理が継続
的に行われてしまう誤動作を防止する。従来例では、こ
うした回路保護機能をハードウェアで構成していたが、
本実施の形態では検出信号を利用してCPU19に保護
機能を持たせることが可能となり、コストの削減ができ
る効果がある。
【0053】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図7を参照して説明する。図7は第3の実
施の形態における超音波画像観測装置3の本体50の外
観を示す。本実施の形態における超音波画像観測装置3
の本体50の正面には電源スイッチ29及び超音波内視
鏡2の接続コネクタ40等を接続する第1接続コネクタ
受け41A,第2接続コネクタ受け41B(以下、接続
を省略して単にコネクタ受けと記す)、各コネクタ受け
の動作可能及び不可の状態を示すLED51A、51B
が配置されている。つまり、本実施の形態では、複数の
超音波内視鏡を接続可能にした超音波画像観測装置を提
供する。
【0054】また、本体50には操作卓52が接続され
ている。
【0055】実際の超音波検査においては、複数種類の
超音波内視鏡が使用されることがあるが、超音波検査中
では超音波内視鏡の着脱を行わなければならない事自体
が操作性を低下させる原因となっていた。そこで、本実
施の形態では、検査前に予め必要な超音波内視鏡等をす
べて接続可能にし、検査中は操作卓52のコネクタ切替
スイッチ53(図8参照)により使用する超音波内視鏡
を選択可能にする事で操作性を向上させるようにしてい
る。
【0056】図8は本実施の形態における接続部周辺の
詳細な構成を示す。超音波画像観測装置3(の本体5
0)の第1コネクタ受け41A,第2コネクタ受け41
Bには2つの超音波内視鏡2A、2Bの各コネクタ40
A及び40Bを着脱自在に接続することができる。
【0057】各コネクタ40A及び40Bは第2の実施
の形態と同様に結合ピンa〜eを有し、第2の実施の形
態で説明したのと同様の接続になっており、第2の実施
の形態と同じ符号を付け、その説明を省略する。
【0058】また、超音波画像観測装置3側では、電源
回路28の電源供給線31は第1及び第2のサブ電源ス
イッチ37A、37Bの接点aに接続され、各接点bは
GNDに接続され、共通接点cはそれぞれ結合ピン受け
a′に接続されている。
【0059】第1及び第2コネクタ40A、40Bがそ
れぞれ接続される第1及び第2コネクタ受け41A、4
1Bの各結合ピン受けe′に接続されることにより、そ
れぞれ第1及び第2コネクタ40A、40Bの接続を検
出する第1及び第2検出信号42A、42BはCPU1
9及びイネーブル信号生成回路54の2入力の第1ゲー
ト55及び第2ゲート56の一方の入力端にそれぞれ入
力される。なお、第1及び第2検出信号42A、42B
を出力する各信号線はそれぞれ抵抗R1A、R1Bで電
源Voutの供給線31に接続されてプルアップされて
いる。
【0060】第1ゲート55及び第2ゲート56から出
力される第1イネーブル信号57A及び第2イネーブル
信号57Bはそれぞれ第1及び第2のサブ電源スイッチ
37A、37Bの接点切替制御端子に印加され、接点の
切替を制御する。また、第1イネーブル信号57A及び
第2イネーブル信号57BはそれぞれLED51A、5
1Bの点灯/消灯に利用される。
【0061】また、送受信部13に接続された振動子駆
動線32は切替スイッチ58の共通接点に接続され各接
点a、bから第1及び第2の振動子駆動線32A、32
Bとなりそれぞれバッファ43A及び43Bを介して結
合ピン受けb′に接続される。また、各バッファ43A
及び43Bの出力端は抵抗R2A及びR2Bを介してG
NDに接続されている。
【0062】また、送受信部13に接続された受信信号
線33は切替スイッチ59の共通接点に接続され各接点
a、bから第1及び第2の受信信号線33A、33Bと
なりそれぞれ第1及び第2コネクタ受け41A、41B
の結合ピン受けc′に接続される。そして、各結合ピン
受けc′はそれぞれ超音波内視鏡2A、2B側の結合ピ
ンcと接続されることにより、各振動子駆動回路11か
らバッファ44を介して受信信号が入力される。各バッ
ファ44の出力端は抵抗R3を介してそれぞれGNDに
接続されている。
【0063】また、切替スイッチ58、59の接点切替
制御端は互いに接続されてCPU19と接続され、この
CPU19からコネクタ選択信号60が印加されるよう
になっている。このコネクタ選択信号60は第1ゲート
55及び第2ゲート56の他方の入力端に入力され、そ
れぞれ第1検出信号及び第2検出信号との論理積によ
り、第1ゲート55及び第2ゲート56からそれぞれ第
1イネーブル信号57A及び第2イネーブル信号57B
を出力するようにしている。
【0064】また、このCPU19は操作卓52のコネ
クタ切替スイッチ53と接続され、このコネクタ切替ス
イッチ53を操作することにより、HレベルとLレベル
のコネクタ切替信号をCPU19に送り、CPU19は
その信号を受けてHレベル又はLレベルのコネクタ選択
信号60を切替スイッチ58、59の接点切替制御端に
印加(し、また第1ゲート55及び第2ゲート56にも
入力)する。そして、両切替スイッチ58,59を連動
して切替え、送受信部13を超音波内視鏡2A或いは2
Bの一方と接続し、他方とは非接続(遮断)にする選択
をする。
【0065】コネクタ選択信号60は例えばHレベルで
あると、第1コネクタ受け41A(及びこれに接続され
る第1コネクタ40A)側を選択中となり、Lレベルで
あると、第2コネクタ受け41B(及びこれに接続され
る第2コネクタ40B)側を選択中となる意味付けがさ
れる。
【0066】なお、本実施の形態におけるCPU19は
タイマ61を内蔵しており、このタイマ61により後述
する図12の処理を周期的に行うようにしている。その
他は第2の実施の形態と同様の構成である。次に本実施
の形態の動作を説明する。
【0067】図9はCPU19のコネクタ選択信号切替
の動作フローを示し、ユーザが操作卓52のコネクタ切
替スイッチ53を操作する度に、CPU19は図9の処
理をする。ここで、先に図9の説明をして、コネクタ選
択信号60の切り替わり動作を説明する。
【0068】ユーザが操作卓52のコネクタ切替スイッ
チ53を操作すると、CPU19はまずステップS11
を実行する。即ち、第1コネクタ(受け)選択中かつ第
2コネクタ接続有りかの判定を行う。この第1コネクタ
(受け)選択中かの判定はCPU19自身がHレベルの
コネクタ選択信号60を出力しているか否かで容易に判
定できる。
【0069】また、第2コネクタ接続有りかの判定は第
2検出信号42BがCPU19に入力されるように接続
されているので、その信号がLレベルかにより容易に判
定できる。つまり、このステップS11ではCPU19
はコネクタ選択信号60(=H)を出力中かつ第2検出
信号42B(=L)であるか否かを判定する。
【0070】これに該当しない場合にはステップS12
に進み、これに該当する場合にはッステップS13に進
む。ステップ13の場合にはCPU19はLレベルのコ
ネクタ選択信号60を出力して、第2コネクタBを選択
してこの処理を終了する。一方、ステップS12に進ん
だ場合には、CPU19は第2コネクタ選択中かつ第1
コネクタ接続有りかを判定する。
【0071】ステップS12に進むと、CPU19は第
2コネクタ(受け)選択中かつ第1コネクタ接続有りか
を判定する。この第2コネクタ(受け)選択中かの判定
はCPU19自身がLレベルのコネクタ選択信号60を
出力しているか否かで容易に判定できる。
【0072】また、第1コネクタ接続有りかの判定は第
1検出信号42AがCPU19に入力されるように接続
されているので、その信号がHレベルかにより容易に判
定できる。つまり、このステップS12ではCPU19
はコネクタ選択信号60(=L)を出力中かつ第1検出
信号42A(=L)であるか否かを判定する。
【0073】このステップS12の判定に該当する場合
にはステップS14に進み、これに該当しない場合には
この処理を終了する。ステップS14に進むと、CPU
19はHレベルのコネクタ選択信号を出力して第1コネ
クタ40Aを選択し、この処理を終了する。
【0074】このように処理する結果として、第1及び
第2コネクタ受け41A、41Bの両方に超音波内視鏡
2A及び2Bの第1及び第2コネクタ40A、40Bが
接続されている場合、ユーザは操作卓52のコネクタ切
替スイッチ53を押す事により、接続されている超音波
内視鏡2A、2Bをトグル動作的に選択使用できる(ま
た、この時コネクタ選択信号はL→H→Lへとトグル動
作的に切り替わることになる)。
【0075】図9で説明したコネクタ選択信号60は切
替スイッチ58,59の制御端子に印加されているの
で、このコネクタ選択信号60がHレベルの(第1コネ
クタ選択中の)場合、切替スイッチ58は接点a側が選
択され、送受信部13から出力された振動子駆動信号は
バッファ43Aを経てさらにコネクタ受け41Aの結合
ピン受けb′及びコネクタ40Aの結合ピンbを経て超
音波内視鏡2Aの振動子駆動回路11に出力される。
【0076】さらに切替スイッチ59の接点aも選択さ
れるので、第1コネクタ受け41Aに接続された超音波
内視鏡2Aの振動子駆動回路11から出力される受信信
号が第1コネクタ40Aの結合ピンc、第1コネクタ受
け41Aの結合ピン受けc′を経て送受信部13に入力
される。
【0077】また、上述のようにイネーブル信号生成回
路54では第1及び第2検出信号42A、42B及びコ
ネクタ選択信号60から第1イネーブル信号57A(第
1コネクタ用)及び第2イネーブル信号57B(第2コ
ネクタ用)を生成する。
【0078】第1イネーブル信号57AがHレベルの場
合は第1コネクタ受け41A(及びこれに接続される第
1コネクタ40A)が有効である事を意味し、この時L
ED51Aに電流が流れ、点灯する。
【0079】また、第2イネーブル信号57BがHレベ
ルの場合は第2コネクタ受け41B(及びこれに接続さ
れる第2コネクタ40B)が有効である事を意味し、こ
の時LED51Bに電流が流れ、点灯する。なお、LE
D51A、51Bを操作卓52に配置しても良い。
【0080】図10はイネーブル信号生成回路54の真
理値表を示し、これを参照してイネーブル信号生成回路
54の動作を説明する。
【0081】図10の真理値表において、(1)の場
合、すなわち第1コネクタ受け41A,第2コネクタ受
け41Bのどちらにも超音波内視鏡2A、2Bが接続さ
れていない場合、コネクタ選択信号60の状態によら
ず、第1イネーブル信号57A=第2イネーブル信号5
7B=L(無効状態)となる。
【0082】(2)の場合、すなわち第1コネクタ受け
41A,第2コネクタ受け41Bの両方に超音波内視鏡
2A、2Bがそれぞれ接続されている場合、第1イネー
ブル信号57A及び第2イネーブル信号57Bは、コネ
クタ選択信号60によって排他的な値をとる。すなわ
ち、コネクタ選択信号60=「H」(第1コネクタ受け
41A選択中)の時は、第1イネーブル信号57Aのみ
「H」、コネクタ選択信号60=「L」(第2コネクタ
受け41B選択中)の時は、第2イネーブル信号57B
のみ「H」となる。
【0083】(3)の場合、すなわち第1コネクタ受け
41Aにのみ超音波内視鏡2Aが接続されている場合、
コネクタ選択信号60に関係なく、第2コネクタ受け4
1B側の第2イネーブル信号57B=「L」(無効)に
なる。第1コネクタ受け41A側の第1イネーブル信号
57Aは、コネクタ選択信号60=「H」(第1コネク
タ受け41A選択中)の時は、第1イネーブル信号57
A=「H」(有効)、コネクタ選択信号60=「L」
(第2コネクタ受け41B選択中)の時は、第1イネー
ブル信号57A=「L」(無効)となる。
【0084】(4)の場合、すなわち第2コネクタ受け
41Bにのみ超音波内視鏡2Bが接続されている場合、
コネクタ選択信号60に関係なく、第1コネクタ受け4
1A側の第1イネーブル信号57A=「L」(無効)に
なる。第2コネクタ受け41B側の第2イネーブル信号
57Bは、コネクタ選択信号60=「H」(第1コネク
タ受け41A選択中)の時は、第2イネーブル信号57
B=「L」(無効)、コネクタ選択信号60=「L」
(第2コネクタ受け41B選択中)の時は、第2イネー
ブル信号57B=「H」(有効)となる。
【0085】結果として、図10の真理値表により、イ
ネーブル信号生成回路54は第1コネクタ受け41Aで
接続が検出され(第1検出信号42A=L)、かつ第1
コネクタ受け41Aが選択されている(コネクタ選択信
号60=H)の時のみ第1イネーブル信号57A=H、
また、第2コネクタ受け41Bで接続が検出され(第2
検出信号42B=L)、かつ第2コネクタ受け41Bが
選択されている(コネクタ選択信号60=L)の時のみ
第2イネーブル信号57B=H、といった動作になって
いる。
【0086】図11は装置電源の投入時のコネクタ自動
切替の動作を示す。装置3の本体50の電源が投入され
ると、CPU19は最初のステップS21において、第
1コネクタ側のみ接続されているかの判定を行う。これ
は(第1検出信号42A,第2検出信号42B)=
(L,H)となっているか否かで容易に判定できる。
【0087】この判定に対して、NOの場合にはステッ
プS22に進み、YESの場合にはステップS23に進
む。ステップS23においては、CPU19はコネクタ
選択信号60をHレベルに設定して、第1コネクタ側を
選択する。この結果、第1コネクタ側の信号線が切替ス
イッチ58,59を介して送受信部13に接続され、か
つ第1イネーブル信号57AがHレベルとなり、電源V
outが第1のサブ電源スイッチ37Aを介して第1コ
ネクタ受け40Aに接続される第1コネクタ41Aを有
する第1の超音波内視鏡2Aに供給され、動作可能な状
態になる。そして、この処理を終了する。
【0088】ステップS22に進んだ場合には、CPU
19は、第2コネクタ側のみ接続されているかの判定を
行う。これは(第1検出信号42A,第2検出信号42
B)=(H,L)となっているか否かで容易に判定でき
る。
【0089】この判定に対して、NOの場合にはステッ
プS24に進み、YESの場合にはステップS25に進
む。ステップS25においては、CPU19はコネクタ
選択信号60をLレベルに設定して、第2コネクタ側を
選択する。この結果、第2コネクタ側の信号線が切替ス
イッチ58,59を介して送受信部13に接続され、か
つ第2イネーブル信号57BがHレベルとなり、電源V
outが第2のサブ電源スイッチ37Bを介して第2コ
ネクタ受け40Bに接続される第2コネクタ41Bを有
する第2の超音波内視鏡2Bに供給され、動作可能な状
態になる。そして、この処理を終了する。
【0090】ステップS24に進んだ場合には、CPU
19は、コネクタ選択信号60をデフォルト値に設定し
て、この処理を終了する。デフォルト値は図1のROM
20に格納された工場出荷状態、又はEEPROMを搭
載して前回電源OFF時の値をEEPROMに記憶して
おき、これをデフォルト値としても良い。
【0091】図11の機能をCPU19が有することに
より、複数ある超音波内視鏡接続コネクタ受け41A、
41Bのどれか1つに超音波内視鏡を接続して装置本体
50の電源を投入した場合、ユーザは操作卓52のコネ
クタ切替スイッチ53を操作しなくても、すぐに検査を
行えるようになる。
【0092】図12は通常動作時のコネクタ自動切替の
動作を示す。図12の動作はCPU19に内蔵するタイ
マによって周期的に起動し、処理を行う。
【0093】まず、最初のステップS31においてCP
U19は現在のコネクタ接続状態、すなわち、(第1検
出信号42A,第2検出信号42B)の状態を読み取
る。そして、これをSTATn=(第1検出信号42
A,第2検出信号42B)として次のステップS32に
進む。
【0094】ステップS32では、前回のコネクタ接続
状態STATp=(第1検出信号42A,第2検出信号
42B)(後のステップS41参照)と状態STATn
を参照して前回接続無し、かつ今回片側のみ接続有りか
を判定する。
【0095】前回接続無しか否かは、前回の状態STA
Tp=(H、H)であるか否かにより容易に判定でき
る。また、今回片側のみ接続有りか否かは状態STAT
n=(L,H)又は(H,L)であるか否かにより容易
に判定できる。そして、このステップS32の判定がN
Oの場合にはステップS33に進み、YESの場合には
ステップS34に進む。
【0096】このステップS34においてはCPU19
は第1コネクタが接続されているかを判定する。これも
状態STATnを参照することにより容易に判定でき
る。その結果がYESの場合にはステップS35に進
み、コネクタ選択信号60をHレベルに設定して第1コ
ネクタを選択し、ステップS41へと進む。
【0097】ステップS34の判定がNOの場合は(ス
テップS32でYESが判定されている事から、この場
合は第2コネクタに接続がある事は明らか)、ステップ
S36に進み、コネクタ選択信号60をLレベルにして
第2コネクタを選択し、ステップS41へと進む。
【0098】ステップS33に進んだ場合は、CPU1
9は前回のコネクタ接続状態STATpと今回のコネク
タ接続状態STATnを参照して、前回両方接続有り、
かつ今回片側のみ接続有りかを判定する。この場合の前
回両方接続有りか否かは状態STATp=(L,L)で
あるか否かで容易に判定できる。また、今回片側のみ接
続有りか否かは状態STATn=(L,H)又はSTA
Tn=(H,L)であるか否かで容易に判定できる。
【0099】このようにしてステップS33での判定が
YESの場合にはステップS34に進み、NOの場合は
ステップS37に進む。ステップS34に進んだ場合
は、すでに説明した。
【0100】ステップS37に進んだ場合、CPU19
は前回のコネクタ接続状態STATpと今回のコネクタ
接続状態STATnを参照して、前回第1コネクタのみ
接続有り、かつ今回第2コネクタに接続有りかを判定す
る。この場合の前回第1コネクタのみ接続有りか否かは
状態STATp=(L,H)であるか否かで容易に判定
できる。また、今回第2コネクタに接続有りか否かは状
態STATn=(L,L)であるか否かで容易に判定で
きる。このようにしてこのステップS37での判定がY
ESの場合にはステップS38に進み、NOの場合には
ステップS39に進む。
【0101】ステップ38においては、CPU19はコ
ネクタ選択信号60をLレベルに設定して第2コネクタ
を選択し、ステップS41に進む。
【0102】ステップS39に進んだ場合、CPU19
は前回のコネクタ接続状態STATpと今回のコネクタ
接続状態STATnを参照して、前回第2コネクタのみ
接続有り、かつ今回第1コネクタに接続有りかを判定す
る。この場合の前回第2コネクタのみ接続有りか否か
は、状態STATp=(H,L)であるか否かで容易に
判定できる。
【0103】また、今回第1コネクタに接続有りか否か
は、状態STATn=(L,L)であるか否かで容易に
判定できる。このようにしてこのステップS39での判
定がYESの場合にはステップS40に進み、NOの場
合にはステップS41に進む。
【0104】ステップ40においては、CPU19はコ
ネクタ選択信号60をHレベルに設定して第1コネクタ
を選択し、ステップS41に進む。
【0105】ステップS41では、状態STATp=S
TATnとしてコネクタ接続状態を記憶領域(図1のR
AM21)へ格納する。こうして今回のコネクタ接続状
態STATnは記憶され、CPU19のタイマ61によ
り、再び図12の処理が起動された時は、前回のコネク
タ接続状態STATpとして使用される。このステップ
S41を実行した後、CPU19はこの処理を終了す
る。このように図12の機能をCPU19が有すること
により、複数ある超音波内視鏡接続コネクタの接続状態
よって、自動的に使用可能な超音波内視鏡が切り替わ
り、ユーザは操作卓52のコネクタ切替スイッチ53を
操作しなくても、直ぐに検査を行えるようになり、操作
性が極めて向上出きる効果がある。
【0106】本実施の形態では説明を簡略化するため、
超音波内視鏡が接続されるコネクタ数を2個で説明した
が、これに限定されるものでなく、2個以上、一般的に
はN個であっても十分に適用可能である。
【0107】また、第1の実施の形態から第3の実施の
形態まで、超音波画像観測装置3に接続されるのは超音
波内視鏡として説明したが、これに限定されるものでな
く、超音波プローブなどでも十分に適用可能である。ま
た、超音波で診断する超音波診断装置に限定されるもの
でなく、一般の観測プローブ(観測部)を用いて診断す
る診断装置にも適用できる。
【0108】[付記] 1.細長の挿入部を体腔内に挿入することにより前記体
腔内の観察が可能な観察部と接続してこの観察部との信
号を送受信するための、着脱可能な接続手段と、前記接
続手段を介して前記観察部と信号の授受を行う送受信部
と、前記接続手段を介して前記観察部に電力の供給が可
能な電源部と、前記電源部より前記観察部に供給する電
力の供給と遮断を制御する電源制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする診断装置。
【0109】2.被検体に対して超音波を送受信する超
音波送受信部と信号の授受を行うための、着脱可能な接
続手段と、前記接続手段を介して前記超音波送受信部と
信号の授受を行う送受信部と、前記接続手段を介して前
記超音波送受信部に電力の供給が可能な電源部と、前記
電源部より前記超音波送受信部に供給する電力の供給と
遮断を制御する電源制御手段と、を備えたことを特徴と
する超音波診断装置。 3.被検体に対して超音波を送受信する超音波送受信部
と信号の授受を行うための、着脱可能な接続手段と、前
記接続手段を介して前記超音波送受信部と信号の授受を
行う送受信部と、前記接続手段を介して前記超音波送受
信部に電力の供給が可能な電源部と、前記接続手段の着
脱を検知する着脱検出手段と、この着脱検出手段の検出
結果に基づいて、前記電源部より前記超音波送受信部に
供給する電力の供給と遮断を制御する電源制御手段と、
を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
【0110】4.前記電源制御手段は、更に前記送受信
部に供給する電力の供給と遮断を制御することを特徴と
する付記1記載の診断装置または付記2記載の超音波診
断装置。 5.生体へ超音波を送受信する超音波送受信手段と、得
られたエコーデータを用いて前記生体内の超音波断層像
を表示する超音波画像観測装置で構成される超音波診断
装置において、前記超音波画像観測装置は、前記超音波
送受信手段への電源供給及び遮断手段を備える事を特徴
とする超音波診断装置。
【0111】6.生体へ超音波を送受信する超音波送受
信手段と、得られたエコーデータを用いて前記生体内の
超音波断層像を表示する超音波画像観測装置で構成され
る超音波診断装置において、前記超音波画像観測装置
は、前記超音波送受信手段の着脱検出手段、及び前記超
音波送受信手段への電源供給及び遮断手段を備え、前記
超音波送受信手段への電源供給及び遮断手段は、前記超
音波送受信手段の着脱検出手段により制御される事を特
徴とする超音波診断装置。 7.前記超音波送受信手段の着脱監視手段を有し、超音
波送受信手段が無き場合は超音波信号の送出及び受信を
行わないような回路保護機能を有する事を特徴とする付
記6記載の超音波診断装置。 8.前記超音波送受信手段の本体接続部GNDピンが、
他の結合ピンより長いという形状的特徴を有し、これに
より超音波送受信手段内部回路を保護する事を特徴とす
る付記6記載の超音波診断装置。
【0112】9.生体へ超音波を送受信する超音波送受
信手段と、前記超音波送受信手段を複数接続可能な超音
波画像観測装置で構成される超音波診断装置において、
前記超音波画像観測装置は、各超音波送受信手段の着脱
検出手段、及び各超音波送受信手段への電源供給及び遮
断手段、各超音波送受信手段からの信号切り替え手段、
各超音波送受信手段の選択手段、及び各超音波送受信手
段へのイネーブル信号作成手段を備え、前記各超音波送
受信手段への電源供給及び遮断手段は、前記各超音波送
受信手段へのイネーブル信号作成手段で生成されたイネ
ーブル信号により制御される事を特徴とする超音波診断
装置。
【0113】10.複数存在する超音波送受信手段の接
続部から自動的に特定の接続を選択する超音波送受信手
段接続部自動選択手段を備え、前記超音波送受信手段接
続部自動選択手段は各超音波送受信手段の着脱検出手段
からの情報をもとに超音波送受信手段の自動選択を行う
事を特徴とする付記9記載の超音波診断装置。 11.超音波を送受する超音波振動子を内蔵した超音波
プローブと、該超音波プローブのコネクタが着脱自在に
接続され、前記超音波振動子で超音波送受信を行わせる
送受信部回路等と、送受信部回路等に電源を供給すると
共に前記超音波プローブ側にも電源を供給する電源回路
を有する超音波観測装置とを備えた超音波診断装置にお
いて、前記超音波プローブのコネクタの着脱時に少なく
とも前記超音波プローブ側のみへの電源供給を遮断する
電源遮断手段を設けたことを特徴とする超音波診断装
置。 12.前記電源遮断手段は前記超音波プローブのコネク
タの着脱時に前記超音波プローブ側のみへの電源供給
と、前記送受信部回路への電源供給とを遮断し、接続後
には電源供給をする切換スイッチである付記11記載の
超音波診断装置。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、細
長の挿入部を体腔内に挿入することにより前記体腔内の
観察が可能な観察部と接続してこの観察部との信号を送
受信するための、着脱可能な接続手段と、前記接続手段
を介して前記観察部と信号の授受を行う送受信部と、前
記接続手段を介して前記観察部に電力の供給が可能な電
源部と、前記電源部より前記観察部に供給する電力の供
給と遮断を制御する電源制御手段と、を備えたので、観
察部が接続される場合及び観察部が外される場合に電源
制御手段により観察部に供給される電力を遮断の制御を
することによって電源のON/OFFに関係なく超音波
内視鏡等の観察部の着脱が支障なく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の超音波診断装置の
構成を示すブロック図。
【図2】超音波内視鏡と超音波画像観測装置との接続部
周辺の構成を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態における超音波内視
鏡と超音波画像観測装置との接続部周辺の構成を示す
図。
【図4】超音波内視鏡を着脱した場合の検出信号等を示
すタイミング図。
【図5】CPUによるフリーズ解除動作の処理内容を示
すフローチャート図。
【図6】CPUによるライブ中での処理内容を示すフロ
ーチャート図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における超音波画像
観測装置の外観を示す図。
【図8】超音波内視鏡と超音波画像観測装置との接続部
周辺の構成を示す図。
【図9】CPUによるコネクタ選択信号切替の処理内容
を示すフローチャート図。
【図10】イネーブル信号生成回路の真理値表を示す
図。
【図11】装置電源の投入時のコネクタ自動切替の動作
を示すフローチャート図。
【図12】通常動作時のコネクタ自動切替の動作を示す
フローチャート図。
【図13】従来例の超音波診断装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図14】従来例における超音波内視鏡と超音波画像観
測装置との接続部周辺の構成を示す図。
【符号の説明】
1…超音波診断装置 2…超音波内視鏡 3…超音波画像観測装置 4…挿入部 7…接続コネクタ(コネクタ) 8…接続コネクタ受け(コネクタ受け) 9…超音波振動子 11…振動子駆動回路 13…送受信部 14…A/Dコンバータ 19…CPU 22…操作卓 28…電源回路 29…電源スイッチ 31,31′…電源供給線 32,32′…振動子駆動信号線 33,33′…受信信号線 34,34′…GND線 37…サブ電源スイッチ 38…信号線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長の挿入部を体腔内に挿入することに
    より前記体腔内の観察が可能な観察部と接続してこの観
    察部との信号を送受信するための、着脱可能な接続手段
    と、 前記接続手段を介して前記観察部と信号の授受を行う送
    受信部と、 前記接続手段を介して前記観察部に電力の供給が可能な
    電源部と、 前記電源部より前記観察部に供給する電力の供給と遮断
    を制御する電源制御手段と、 を備えたことを特徴とする診断装置。
  2. 【請求項2】 被検体に対して超音波を送受信する超音
    波送受信部と信号の授受を行うための、着脱可能な接続
    手段と、 前記接続手段を介して前記超音波送受信部と信号の授受
    を行う送受信部と、 前記接続手段を介して前記超音波送受信部に電力の供給
    が可能な電源部と、 前記電源部より前記超音波送受信部に供給する電力の供
    給と遮断を制御する電源制御手段と、 を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 被検体に対して超音波を送受信する超音
    波送受信部と信号の授受を行うための、着脱可能な接続
    手段と、 前記接続手段を介して前記超音波送受信部と信号の授受
    を行う送受信部と、 前記接続手段を介して前記超音波送受信部に電力の供給
    が可能な電源部と、 前記接続手段の着脱を検知する着脱検出手段と、 この着脱検出手段の検出結果に基づいて、前記電源部よ
    り前記超音波送受信部に供給する電力の供給と遮断を制
    御する電源制御手段と、 を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
JP2000126404A 2000-04-26 2000-04-26 診断装置 Pending JP2001299759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000126404A JP2001299759A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000126404A JP2001299759A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001299759A true JP2001299759A (ja) 2001-10-30

Family

ID=18636188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000126404A Pending JP2001299759A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001299759A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005102764A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Fujinon Corp 電子内視鏡装置
WO2006075603A1 (ja) * 2005-01-11 2006-07-20 Olympus Corporation 超音波内視鏡装置の検査装置
JP2007209570A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Fujinon Corp 電子内視鏡装置
JP2007526785A (ja) * 2003-06-30 2007-09-20 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ビュー領域の改善のためにビーム制御を用いる二次元トランスジューサアレイ
JP2008017937A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Aloka Co Ltd 超音波プローブ
WO2011129301A1 (ja) * 2010-04-15 2011-10-20 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 超音波診断システム
JP2012156956A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Panasonic Corp 車載ネットワーク機器
JP2018051407A (ja) * 2018-01-16 2018-04-05 キヤノン株式会社 被検体情報取得装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526785A (ja) * 2003-06-30 2007-09-20 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ビュー領域の改善のためにビーム制御を用いる二次元トランスジューサアレイ
JP2005102764A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Fujinon Corp 電子内視鏡装置
WO2006075603A1 (ja) * 2005-01-11 2006-07-20 Olympus Corporation 超音波内視鏡装置の検査装置
JP2007209570A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Fujinon Corp 電子内視鏡装置
JP2008017937A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Aloka Co Ltd 超音波プローブ
JP4676392B2 (ja) * 2006-07-11 2011-04-27 アロカ株式会社 超音波プローブ
WO2011129301A1 (ja) * 2010-04-15 2011-10-20 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 超音波診断システム
JP4906978B2 (ja) * 2010-04-15 2012-03-28 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 超音波診断システム
CN102481140A (zh) * 2010-04-15 2012-05-30 奥林巴斯医疗株式会社 超声波诊断系统
US8708916B2 (en) 2010-04-15 2014-04-29 Olympus Medical Systems Corp. Ultrasound diagnostic appartus with CMUT bias voltage discharge system
JP2012156956A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Panasonic Corp 車載ネットワーク機器
JP2018051407A (ja) * 2018-01-16 2018-04-05 キヤノン株式会社 被検体情報取得装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8961424B2 (en) Ultrasound image diagnosis apparatus
AU2008200010B2 (en) System controller
EP2452627B1 (en) Ultrasound diagnostic system
EP1974670B1 (en) Ultrasonic observation apparatus and ultrasonic diagnostic apparatus
WO2006114935A1 (ja) 内視鏡形状検出装置
US20080249410A1 (en) Ultrasound observation system and ultrasound observation method therefor
JP2000107176A (ja) 超音波画像診断装置
JP2001299759A (ja) 診断装置
US20060276687A1 (en) Ultrasonic endoscope system and electronic endoscope system
US7912434B2 (en) Receiving system
US20020123684A1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
JP4789520B2 (ja) 内視鏡用プロセッサ及び内視鏡システム
US20090002177A1 (en) Receiving Apparatus
JP2001333902A (ja) 超音波診断装置
JP2005192868A (ja) 超音波診断装置
JP2000325350A (ja) 超音波診断装置
JP5064868B2 (ja) 超音波内視鏡システム
JP4827284B2 (ja) 内視鏡装置
JPH03258253A (ja) 超音波内視鏡システム
JP5325401B2 (ja) 内視鏡システム
JP2001104310A (ja) 超音波診断装置
JP2000279409A (ja) 超音波検査装置
JP5466865B2 (ja) 内視鏡装置及び内視鏡装置の作動方法
JPS62254741A (ja) 超音波診断装置
JP5361296B2 (ja) 内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060411