JP5466628B2 - 電子写真装置用クリーニングシート基材 - Google Patents
電子写真装置用クリーニングシート基材Info
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Description
再生繊維として、レーヨン繊維(繊度0.8デシテックス、繊維長5mm)、熱融着性バインダー繊維として未延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維(繊度1.2デシテックス、繊維長5mm、融点230℃)、熱水可溶性バインダー繊維としてポリビニルアルコール(PVA)繊維(繊度0.1デシテックス、繊維長5mm)、その他の繊維として延伸PET繊維(繊度0.6デシテックス、繊維長5mm)を用いた。これらの繊維を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=35/35/5/25となるようパルパーで分散し、円網抄紙機で抄紙後、シリンダードライヤーにて乾燥し、25g/m2のウエブを得た。このウエブを、上下ロールともに220℃に過熱したシリンダーロールに通し、クリーニングシート基材を得た。
再生繊維として、レーヨンではなくリヨセル繊維(繊度0.3デシテックス、繊維長5mm)を用いた以外は、実施例1と同様にして実施例2のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=25/35/5/35とした以外は、実施例1と同様にして実施例3のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=30/35/5/30とした以外は、実施例1と同様にして実施例4のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=60/35/5/0とした以外は、実施例1と同様にして実施例5のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=65/32/3/0とした以外は、実施例1と同様にして実施例6のクリーニングシート基材を得た。
熱融着性バインダーとして、未延伸PETではなく、PET−低融点PETの芯鞘繊維(繊度1.1デシテックス、繊維長5mm、低融点PETの融点110℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして実施例7のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=35/10/5/50とした以外は、実施例1と同様にして実施例8のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=35/15/5/45とした以外は、実施例1と同様にして実施例9のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=30/65/5/0とした以外は、実施例1と同様にして実施例10のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=30/67/3/0とした以外は、実施例1と同様にして実施例11のクリーニングシート基材を得た。
再生繊維として、レーヨンではなくジアセテート繊維(繊度0.3デシテックス、繊維長5mm)を用いた以外は、実施例1と同様にして実施例12のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=35/33/7/25とした以外は、実施例1と同様にして実施例13のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=0/35/5/40とした以外は、実施例1と同様にして比較例1のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=35/0/5/60とした以外は、実施例1と同様にして比較例2のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=35/35/0/30とした以外は、実施例1と同様にして比較例3のクリーニングシート基材を得た。
ウエブの組成を、レーヨン繊維/未延伸PET繊維/PVA繊維/延伸PET繊維=35/35/5/25とし、熱カレンダー処理を行わなかった以外は実施例1と同様にして比較礼4のクリーニングシート基材を得た。
繊度1.7デシテックス、繊維長38mmのメタ型芳香族ポリアミド繊維60質量%と、繊度7.7デシテックス、繊維長51mmのポリフェニレンサルファイド繊維40質量%とをガーネット機で混綿し、繊維が一方向に配列するようにカード機で開繊し、25g/m2の繊維ウエブを形成した。これを、表面温度220℃の加熱ロールとシリコンゴムロールの対ロールで1000N/cmの線圧力にて熱圧着し、比較例5のクリーニングシート基材を得た。
繊度2.2デシテックス、繊維長38mm、繊維断面における繊維表面の凹凸部が2箇所のメタ型芳香族ポリアミド繊維を用いて、乾式法にて25g/m2の繊維ウエブを作製した。これを、表面温度280℃に加熱した金属ロールの対ロールで1000N/cmの線圧力にて熱圧着し、比較例6のクリーニングシート基材を得た。
軟化点240℃の繊度1.7デシテックス、繊維長38mmのポリエステル繊維35質量%、軟化点240℃の繊度5.5デシテックス、繊維長38mmの未延伸ポリエステル繊維40質量%、繊度1.7デシテックス、繊維長38mmのメタ型芳香族ポリアミド繊維25質量%とを、繊維が一方向に配列するようにカード機で開繊し、25g/m2の繊維ウエブを形成した。表面温度210℃の加熱ロールとシリコンゴムロールの対ロールで400N/cmの線圧力にて熱圧着し、比較例7のクリーニングシート基材を得た。
JIS P 8118に準じて測定を行った。
実施例1〜13、比較例1〜7で作製したクリーニングシート基材について、それぞれ幅方向:50mm×流れ方向:200mmに断裁し、シリコーンオイル(商品名:KF−96−1万cs、信越化学工業社製)をグラビアコーター方式で15g/m2を含浸させ、試験片を作製した。JIS L 1906に準じて、テンシロン機を用いてチャック間距離10cm、ヘッドスピード20cm/minで流れ方向での引張強度を測定した。流れ方向の引張強度は、30N/50mm以上が好ましく、より好ましくは40N/50mm以上である。30N/50mmよりも小さいと、作動時に破断することがあるため、実用上問題がある。
実施例1〜13、比較例1〜7で作製したクリーニングシート基材について、それぞれ100mm×100mmに断裁し、シリコーンオイル(商品名:KF−96−1万cs、信越化学工業社製)をグラビアコーター方式で15g/m2を含浸させ、試験片を作製した。ガラス板状にJIS8種粉体を10mg滴下し、100mm×100mm角の試験片で3回拭き取った後に、ガラス板上の粉体の残存程度を目視観察し、評価した。拭き取り性の評価基準としては、以下の通りである。
◎:粉体が全く残らず良好。
○:粉体が殆ど残らず良好。
△:粉体が僅かに残るものの、効果は認められる。
×:粉体が殆ど残り、実用上問題がある。
実施例1〜13、比較例1〜7で作製したクリーニングシート基材について、それぞれ100mm×100mmに断裁して試験片を作製し、乾燥質量を測定する。次に、シリコーンオイル(商品名:KF−96−1万cs、信越化学工業社製)中に試験片を広げて浸漬し、10分間放置したのち液体中から取り出し、表面のオイルを濾紙で軽く拭いた。これを120℃のオーブン内にて30分間吊し置きした後、湿潤質量を測定し、試験片の乾燥質量と湿潤質量から試験片のオイル保液量を算出し、オイル保液性を評価した。オイル保液性が悪いと、トナーの拭き取り性が悪化し、特にオイル保液量が7g/m2以下であると実用上問題がある。
実施例1〜13、比較例1〜7で作製したクリーニングシート基材について、それぞれ50mm×50mmに断裁し、シリコーンオイル(商品名:KF−96−1万cs、信越化学工業社製)をグラビアコーター方式で15g/m2を含浸させ、試験片を作製した。これをシートの流れ方向と直角に折り、折った背の部分を10倍のルーペで観察し、立ち上がっている繊維の本数を数える。表、裏ともに同様に測定を行い、表裏の平均を毛羽の本数とする。毛羽の本数が多いほど、定着ロールを傷付けて印刷抜けとなったり、脱落した繊維が付着して記録用紙や装置内部を汚したりするなどのトラブルが起こりやすく、安定な印字性能が得られない。特に、毛羽の本数が20本以上になるとこれらの問題から実用には適さない。なお、ここで言う「表」とは、抄紙の際の湿紙乾燥時に接触型ドライヤーに接していた面、もしくは、非接触型の乾燥機を用いた際は熱量が多くかかった側の面を言う。
実施例1〜13、比較例1〜7で作製したクリーニングシート基材について、それぞれ100mm×100mmに断裁し、シリコーンオイル(商品名:KF−96−1万cs、信越化学工業社製)をグラビアコーター方式で15g/m2を含浸させ、試験片を作製した。この試験片を220℃の熱風乾燥機中で1時間保持し、熱処理後各辺の収縮率(%)を下記式で求め、シートの流れ方向、幅方向それぞれ2辺を平均して熱収縮率を算出し、熱寸法安定性を評価した。なお、熱収縮率は、定着ロール拭き取り時の破断や収縮を回避するため2.0%未満が好ましく、より好ましくは1.5%未満である。熱収縮率が2.0%より大きいと、実用上問題がある。
実施例1〜13、比較例1〜7で作製したクリーニングシート基材について、それぞれ50mm×50mmに断裁し、シリコーンオイル(商品名:KF−96−1万cs、信越化学工業社製)をグラビアコーター方式で15g/m2を含浸させ、試験片を作製した。ホットプレートをシリコーンゴムで被覆した上に、複写機用トナーを50mm×50mmの区間に10mg均一に塗布し、ホットプレートを200℃に加熱したのち、トナー上に試験片を載せる。直ちにこの上に500gの錘を乗せ、5秒後に錘と試験片を剥がす。これを5回繰り返し、残ったトナーを以下に示す4段階で評価した。評価はモニター6名によって行われ、各人がそれぞれ評価した等級の最多数をその等級とした。
◎:トナーが全く残っておらず、除去性が非常に良好。
○:一部にトナーが薄く残っているが、除去性が良好。
△:全面にトナーが薄く残っているが、効果は認められる。
×:全面にトナーが濃く残っており、除去性不良。実用上問題がある。
Claims (3)
- 少なくとも再生繊維、熱融着性バインダー繊維、熱水可溶性バインダー繊維を含み、湿式抄紙法にて得られたウエブを加熱したカレンダーロールを通してなる電子写真装置用クリーニングシート基材。
- 再生繊維がレーヨンまたはリヨセルで、且つ該繊維を30〜60質量%を含む請求項1に記載の電子写真装置用クリーニングシート基材。
- 熱融着性バインダー繊維が融点220℃以上の未延伸ポリエステル繊維であり、該繊維を15〜65質量%含む請求項1または2に記載の電子写真装置用クリーニングシート基材。
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