JP5465251B2 - エレベーターのドア装置 - Google Patents

エレベーターのドア装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5465251B2
JP5465251B2 JP2011529740A JP2011529740A JP5465251B2 JP 5465251 B2 JP5465251 B2 JP 5465251B2 JP 2011529740 A JP2011529740 A JP 2011529740A JP 2011529740 A JP2011529740 A JP 2011529740A JP 5465251 B2 JP5465251 B2 JP 5465251B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
car
elevator
side door
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011529740A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011027450A1 (ja
Inventor
健児 宇都宮
正行 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2011027450A1 publication Critical patent/JPWO2011027450A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5465251B2 publication Critical patent/JP5465251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/14Control systems or devices
    • B66B13/143Control systems or devices electrical

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

本発明はエレベーターのドア装置に関するものであり、特に、かご側ドアと乗場側ドアの係合を検出し、係合のタイミングに応じてドアの速度制御を行うエレベーターのドア装置に関するものである。
図4は一般的なエレベーターのドア開速度パターンの一例を示した図である。一般的に、エレベーターのドアは、かご側に設けられた左右2枚のかご側ドアと乗場側に設けられた左右2枚の乗場側ドアとの合計4枚のドアから構成されており、ドアの開閉時にはかご側ドアと乗場側ドアが係合されて、連動して開閉する機構となっている。かご側ドアとドア上部に設けられた駆動ベルトとは連結具によって連結されている。当該駆動ベルトは、無端状で、水平方向に長い略々楕円形をしており、互いに離間してドア上部に設けられている2つの巻掛車の双方に巻き掛けられて張設されている。この構成により、巻掛車の回転により駆動ベルトが回転することにより、ドアが開閉する仕組みになっている。このとき、図4に示すように、ドア開速度パターンとしては、かご側ドアと乗場側ドアは全閉時には接触していないため、ドア開動作開始直後の、それらのドアが係合するまでの間は、低速で動かす必要がある。この理由としては、高速で動かした場合には、係合時に衝突による大きな音が発生したり、振動が発生したりするためである。
また、上記の係合に用いられる1対の部材(係合ベーン及び係合ローラからなる。以下、係合装置とする。)がかご側ドアと乗場側ドアとに設けられているが、それらの部材からなる係合装置はエレベーターのかごが走行している時には互いに接触しないように設置する必要があるため、お互いがギャップ(以下、係合ギャップとする。)を有するように設置されている。ここで、従来のドア制御装置においては、ドア開動作時に、かご側ドアが乗場側ドアを係合したかどうかは検出することはできない構成であるため、係合ギャップがもっとも大きい場合においても、係合が終了しているはずの位置までかご側ドアが動いてから加速動作に移行するように制御する。その結果、図4に示すように、かなり長い時間の低速駆動時間(低速区間)が生じ、結果としてエレベーターの運行効率が低下するという問題点があった。
これに対する従来技術として、係合ギャップを検出する検出器を設け、検出器の出力に応じてドアを制御することで無駄な低速駆動時間を減らす技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、別の従来技術として、ドア速度指令値と実際のドア速度との偏差から係合位置を検出し、係合位置に合わせて速度パターンを変更する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、さらに別の従来技術として、電動機のトルク変化から係合位置を検出する技術が開示されている(例えば、特許文献3および4参照。)。
特開平03−293283号公報(3頁右上欄4〜7行、図1) 特開平03−186589号公報(3頁左下欄8〜18行) 特開2002−3116号公報(段落[0049]〜[0050]) 特開2007−15787号公報(段落[0025])
上記の特許文献1に示される技術を用いると、確かに無駄な低速駆動時間を減らすことができ、エレベーターの運行効率をアップすることができる。しかしながら、新たに係合ギャップを検出するセンサを設ける必要があるため、装置が複雑化・大型化するという問題点があった。また、そのような係合ギャップを検出するセンサは一般に高価であるという問題点もあった。
また、特許文献2に示される技術は、電動機に与えられる速度指令値に対し実速度が係合時には遅れるという特性を利用してドアの係合を判断するものである。また、特許文献3〜4には、係合時の電動機トルクの増加から係合を判断するものである。これらの技術はいずれも、通常の制御にもともと必要な電動機の速度センサや電流センサ(制御電流はトルクにほぼ比例する。)の情報を利用してドアの係合を判断する技術であり、新たなセンサを必要としないため、装置の複雑化・大型化・高価格化を防止できるという利点がある。しかしながら、速度の変動やトルクの変動は、ドアの係合以外の要因、例えばかご側ドアや乗場側ドアの下部で生じる摩擦、ドアと敷居のゴミ詰まり等によっても生じるため、誤検出が生じやすいという問題点があった。
また、係合による速度やトルクの変動度合いも、係合装置(係合ベーンと係合ローラ)の接触の具合、駆動ベルトのばね定数、かご側ドアや乗場側ドアの摩擦、巻掛車を駆動するための電動機の制御アルゴリズムなど種々の要因で変動するため、係合を判定するための閾値をどのように設定すればよいか不明確であるという問題点もあった。
さらに、判定閾値が不明確であるがゆえに、係合の判定は、係合時のセンサ情報だけではなく、係合前後における一定期間以上のセンサ情報を含めて評価する必要が生じる。したがって、係合の判定をリアルタイムに行うことはできず、上記の特許文献においても、一通り戸開動作を行ってから係合位置を判定し、その係合位置を各階ごとに記憶しておくことで、以降はその記憶された係合位置を利用してドア速度パターンを変更する技術となっている。しかしながら、エレベーターのかごは乗客の乗り込み位置などによっても傾きが生じるため、同じ階であっても、乗客の有無や乗り込み位置によってかご側ドアと乗場側ドアの位置関係が変化し、係合位置も変化する。したがって通常運転時においては、以前の開閉動作時に得られた係合位置は正しくなくなり、係合前に加速動作に移行したり、係合後も低速期間が継続したりするという問題点もあった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、摩擦やゴミ詰まりなどの外乱があっても信頼性の高い係合検出が可能で、しかもドアの調整具合や制御アルゴリズムの変動によらず、リアルタイムにかご側ドアと乗場側ドアの係合を検出できるエレベーターのドア装置を得ることを目的としている。
本発明は、エレベーターのかごの出入り口を開閉するかご側ドアと、各階床の乗場の出入口を開閉する乗場側ドアと、前記かご側ドアを開閉駆動する駆動装置と、前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの間に設けられ、前記駆動装置の開閉駆動による前記かご側ドアの開閉動作に連動して前記乗場側ドアを開閉動作する係合装置とを備えたエレベーターのドア装置であって、前記駆動装置の角加速度または加速度を検出する手段と、前記駆動装置の駆動トルクまたは駆動力を検出する手段と、逐次的にエレベーターのドア重量を推定し、前回のドア重量推定値を推定ドア重量情報として記憶手段に記憶するとともに、前記角加速度または加速度情報と、前記駆動トルクまたは駆動力情報と、前記記憶手段に記憶された前回のドア重量推定値とを入力として、新たなドア重量推定値を出力するドア重量推定手段と、前記駆動装置に指示するための指令速度を生成して出力する速度パターン生成手段とを備え、前記速度パターン生成手段は、前記ドア重量推定手段からのドア重量推定値に基づいて前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの係合位置を検出し、検出した前記係合位置からドアを加速動作させるように前記指令速度の値を変更することを特徴とするエレベーターのドア装置である。
本発明は、エレベーターのかごの出入り口を開閉するかご側ドアと、各階床の乗場の出入口を開閉する乗場側ドアと、前記かご側ドアを開閉駆動する駆動装置と、前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの間に設けられ、前記駆動装置の開閉駆動による前記かご側ドアの開閉動作に連動して前記乗場側ドアを開閉動作する係合装置とを備えたエレベーターのドア装置であって、前記駆動装置の角加速度または加速度を検出する手段と、前記駆動装置の駆動トルクまたは駆動力を検出する手段と、逐次的にエレベーターのドア重量を推定し、前回のドア重量推定値を推定ドア重量情報として記憶手段に記憶するとともに、前記角加速度または加速度情報と、前記駆動トルクまたは駆動力情報と、前記記憶手段に記憶された前回のドア重量推定値とを入力として、新たなドア重量推定値を出力するドア重量推定手段と、前記駆動装置に指示するための指令速度を生成して出力する速度パターン生成手段とを備え、前記速度パターン生成手段は、前記ドア重量推定手段からのドア重量推定値に基づいて前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの係合位置を検出し、検出した前記係合位置からドアを加速動作させるように前記指令速度の値を変更することを特徴とするエレベーターのドア装置であるので、摩擦やゴミ詰まりなどの外乱があっても信頼性の高い係合検出が可能で、しかもドアの調整具合や制御アルゴリズムの変動によらず、リアルタイムにかご側ドアと乗場側ドアの係合を検出できる。
本発明の実施の形態1〜3に係るエレベーターのドア装置の構成を示すためのエレベーターのかご側ドアの正面図である。 本発明の実施の形態1〜3に係るエレベーターのドア装置の構成を示すためのエレベーターの乗場側ドアの正面図である。 本発明の実施の形態1〜3に係るエレベーターのドア装置の構成を示すためのかご側ドアと乗場側ドアの関係を示す上面図である。 一般的なエレベーターのドアの開速度パターンを示す図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベーターのドア装置に設けられたドアコントローラの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベーターのドア装置におけるドア重量推定の試験結果をブラフで示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベーターのドア装置によるドア速度パターンの改善効果をグラフ示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るエレベーターのドア装置に設けられたドアコントローラの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るエレベーターのドア装置に設けられたドアコントローラの内部構成を示すブロック線図である。 本発明の実施の形態4に係るエレベーターのドア装置の構成を示すためのエレベーターのかご側ドア正面図である。 本発明の実施の形態4に係るエレベーターのドア装置に設けられたドアコントローラの内部構成を示すブロック線図である。
実施の形態1.
図1〜3は、本発明の実施の形態1に係るエレベーターのドア装置の構成を示したものである。図1はエレベーターのかご側ドアを示した正面図、図2はエレベーターの乗場側ドアを示した正面図、図3はかご側ドアと乗場側ドアの関係を示す上面図である。これらの図において、1は、エレベーターのかごの出入口を開閉するためのかご側ドア、2はかご側ドア1を吊っている吊り手、3はかご側ドア1の上に設けられた桁、4は桁3に設けられた案内レール、5は桁3に設けられた1対の巻掛車、6は巻掛車5の双方に巻掛けられた駆動ベルト、7は吊り手2と駆動ベルト6とを連結している連結具、8はドアの開閉動作の制御を行うドアコントローラ、9は巻掛車5を回転させてかご側ドア1を開閉駆動させる駆動装置である電動機、10は各階床の乗場の出入口を開閉する乗場側ドア、11はかご側ドア1に設けられた係合ベーン、12は乗場側ドア10に設けられ、係合ベーン11と係合される係合ローラ、13は連動ロープ、14はエレベーターのかご、15は係合ベーン11と係合ローラ12との間に設けられた係合ギャップである。
以下、構成について説明する。図1〜図3に示すように、かご側ドア1の上端には吊り手2が設けられている。かご側ドア1が設けられているエレベーターのかご14の図示しない出入り口の上縁部には、長手が水平方向になるように配置された略々矩形の桁3が設けられている。桁3には案内レール4が長手水平方向に配置され、吊り手2の水平移動、すなわちかご側ドア1の開閉移動を案内する。桁3にはまた、2つの巻掛車5が互いに離れて枢着され、無端状をなす駆動ベルト6が2つの巻掛車5の双方に巻き掛けられて張設されている。
2つの連結具7は、それぞれ、一端が吊り手2を介してかご側ドア1に連結され、他端は駆動ベルト6に連結されている。図1においては、右側のかご側ドア1に吊り手2を介して設けられた連結具7は、楕円形に配置された駆動ベルト6の下側の1辺に連結され、左側のかご側ドア1に吊り手2を介して設けられた連結具7は、楕円形に配置された駆動ベルト6の上側の1辺に連結されている。このとき、ドアコントローラ8の指令により電動機9が一方の巻掛車5を駆動すると、すなわち、電動機9が駆動されると、巻掛車5が回転して、駆動ベルト6が一方向に回転駆動され、連結具7によって駆動ベルト6に連結された2枚のかご側ドア1が、駆動ベルト6の移動に伴って互いに反対方向に動作して出入口を開閉する。
図1および図3に示すように、2枚のかご側ドア1の一方には、乗場側ドア10を係合するための係合ベーン11が設置されている。また、それに対応するように、乗場側ドア10の2枚のうちの一方に係合ローラ12が設けられている。エレベーターのかご14がある階で停止すると、かご側ドア1の一方に設置された係合ベーン11が、乗場側ドア10の一方に設置された係合ローラ12を挟み込んで把持する機構となっており、かご側ドア1の開閉動作に連動して、乗場側ドア10を開閉動作するように構成されている。これらの係合ベーン11と係合ローラ12はまとめて係合装置と呼ばれる。
また、2枚の乗場側ドア10は連動ロープ13を介して繋がっている。したがって、係合ローラ12が設置された側の乗場側ドア10が、電動機9によって係合ベーン11及び係合ローラ12を介して動作すると、連動ロープ13の働きにより、他方の乗場側ドア10も反対方向に動作して出入り口を開閉する。
このように、エレベーターのドア装置は、かご側ドア1に駆動装置である電動機9が設置されており、各階で乗場側ドア10を係合し連動して開閉する機構となっている。一方、係合ベーン11と係合ローラ12は、エレベーターのかご14が走行している時には接触しないように設置される必要があるため、図3に示すようにお互いが係合ギャップ15を有する関係になるように設置される。エレベーターのかご14は上下(走行)方向だけでなく左右前後方向にも偏荷重や振動により動く構造となっているため、係合ギャップ15はその振れを吸収できるようにある程度広くとる必要がある。
図5は、本発明の実施の形態1に係るエレベーターのドア装置に設けられたドアコントローラ8の内部構成を示したブロック図である。図5に示すように、ドアコントローラ8には、速度パターン生成器19と、減算器20と、速度制御器21と、減算器22と、電流制御器23と、微分器24,25と、ゲイン26と、既知トルク変換器27と、減算器28と、ハイパスフィルタ29,30と、ドア重量推定器31と、記憶手段32とが設けられている。
また、図5において、16は、ドアコントローラ8が接続されている本発明のドア装置であり、電動機9が設けられている。18および17は、それぞれ、ドア装置16に接続された、電流センサおよびレゾルバである。
ドア装置16の電動機9には、電動機9の回転を検出するレゾルバ(回転センサ)17が接続されている。また、電動機9に流れる電流を検出する電流センサ18が接続されている。
ドアコントローラ8では、速度パターン生成器19により、電動機9への指令角速度値が出力される。出力された角速度指令値から、レゾルバ17で検出された回転角度を微分器24で微分処理して得られる回転角速度の値を、減算器20で引き算し、角速度偏差を計算する。この角速度偏差に基づき、実角速度が指令角速度に追従するような電流指令値が速度制御器21で計算される。計算された電流指令値は電流センサ18で検出された実電流値と減算器22で比較され、減算器22からはその偏差が出力される。次に、その偏差に基づいて、電流制御器23によって駆動電圧が決められ、この駆動電圧によりドア装置16の電動機9が駆動される。
本発明の特徴であるドア重量推定アルゴリズムについて説明する前の準備として、ドア重量と電動機トルクと電動機回転角速度の関係について説明する。
電動機9の検出トルクをτo(k)、電動機9の検出回転角加速度をao(k)とすると、式(1)が成立する。
τo(k)=Jao(k)+Tf+Tw・・・式(1)
式(1)において、Jは電動機9の回転軸換算のドア重量分イナーシャ、Tfは摩擦などによる外乱トルク、Twは図示しないクローザ錘やベーンリンクによる既知トルク、kはセンサによる検出値のk番目のサンプリング値であることを示している。
ここで、既知トルクTwはドア位置によって既知であるから、検出トルクτo(k)から取り除くことができる。また、外乱トルクTfの原因は摩擦などで、値は未知であるが、ほぼ一定値となることが経験的に分かっている。したがって、検出トルクτo(k)から既知トルクTwを減算し、外乱トルクTfに相当する低周波成分を取り除いた値をτ(k)とし、検出回転角速度ao(k)から低周波成分を取り除いた値をa(k)とすると、式(1)は式(2)のように簡易化される。
τ(k)≒Ja(k)・・・式(2)
このとき、逐次最小2乗法の考え方(例えば、MATLABによる制御のためのシステム同定、東京電機大学出版、参照)により、ドアイナーシャ推定値J(k)を求めると、式(3)及び(4)のようになる。
Figure 0005465251
Figure 0005465251
ここで、P(k)は共分散行列と呼ばれる変数、λは忘却要素と呼ばれる1以下の正定数である。図5に示すドア重量推定器31は、式(3)〜(4)の計算によりドアイナーシャ推定値J(k)を更新していく。
図5の下側部分に示す構成による本発明特有のドア重量推定アルゴリズムは以上の理論に基づいて設定されている。つまり、回転角速度は、微分器25により微分処理されて、回転角加速度に変換される。さらに、回転角加速度は、低周波成分を取り除くハイパスフィルタ30によって変動回転角加速度a(k)(角加速度情報)となる。
一方、電流センサ18によって検出された電流値に、トルク定数Keがゲイン26によって乗算され、電動機トルクが計算される。図示しないクローザ錘やベーンリンクによるトルクは、ドア位置の関数となるので、レゾルバ17によって検出された回転角度(位置情報)を基に、電動機8に付加される位置依存のトルクである、既知トルクTwが、既知トルク変換器27によって計算される。ゲイン26の出力(電流センサ18から得られるトルク情報)から既知トルクTwを減算器28によって引いた値から、ハイパスフィルタ29によって低周波成分を取り除くことにより、変動トルクτ(k)(トルク情報)が計算される。
ドア重量推定器31は、変動回転角加速度a(k)、変動トルクτ(k)、及び、記憶手段32に記憶されているドアイナーシャ推定値J(k)の1ステップ前の値であるJ(k−1)を入力として、式(3)〜(4)に従い、ドアイナーシャ推定値J(k)(ドア重量推定値)を計算して、記憶手段32に記憶する。このとき、共分散行列P(k)は、ドア重量推定器31の内部変数であり、零以外の初期値によって与えられ随時更新されていく。また、忘却変数λは0.97〜0.995程度の範囲で設定される定数である。
図6に、本発明を用いた場合のドア重量推定結果の一例(実験結果)を示す。図6に示す試験では、かご側ドア1及び乗場側ドア10の重さを変更した数パターンについて推定を行った結果について示している。
図6において、グラフ33はかご側ドア1の総重量が60kgで乗場側ドア10の総重量が80kgの場合、グラフ34はかご側ドア1の総重量が60kgで乗場側ドア10の総重量が130kgの場合、グラフ35はかご側ドア1の総重量が110kgで乗場側ドア10の総重量が130kgの場合、グラフ36はかご側ドア1の総重量が110kgで乗場側ドア10の総重量が180kgの場合、グラフ37はかご側ドア1の総重量が160kgで乗場側ドア10の総重量が180kgの場合である。図6に示されるように、係合前のドア側ドア1のみの重量と、係合後のかご側ドア1と乗場側ドア10の総重量とを精度良く検出できていることが確認できる。本発明においては、電動機9が負担するドア重量を高精度かつリアルタイムに検出できるので、各階ごとで異なるドア重量、各階およびかご偏荷重で異なる係合タイミングの違いなどに応じて、決め細やかな制御が可能となる。
このように、ドア重量推定器31により、電動機9にかかるドア重量を精度良くリアルタイムに検出できるので、速度パターン生成器19により、乗場側ドア10の係合位置を、階床やエレベーターのかご14への乗客の乗り込み具合に関わらず毎回検出できる。
この係合検出位置に応じて、全開位置までの残戸開距離及び速度パターンが速度パターン生成器19によって再計算される。例えば、係合検出位置が早く検出されれば、図7の速度パターン38に示すように加速開始時間が早められ、最高速での駆動時間を少し延ばすように調整される。逆に、走行検出位置が遅ければ、加速開始時間はそれに合わせて遅くなり、最高速での駆動時間も短縮される。この時、速度パターンの下部分の面積が走行距離に相当するので、最高速の延長あるいは短縮時間は速度パターン下部の面積が同じになるように調整される。このようにして調整された速度パターンは速度指令値として減算器20に送られる。
このように、本発明においては、ドア重量推定器から、かご側ドア1と乗場側ドア10の係合を判定し、係合位置に応じて、速度パターン生成器19の出力を適宜変更することができる。これにより、その都度の条件で異なる係合位置を高精度に判定し、係合後すぐに加速動作に移行することができるので、低速での係合による低騒音・低振動性能を保持したまま、無駄な低速駆動時間を省くことができるので、エレベーターの運行効率が大幅にアップする。
この一連の動作により、本実施の形態においては、図7の速度波形38に示すように、各階で係合後すぐにドアを加速動作させることができるので、係合時に大きな音や振動を発生させることなく、かつ、従来の速度波形39と比較して無駄な低速駆動時間を省くことができる。したがって、快適なドア開閉を維持したままエレベーターの運行効率を大幅に改善することができる。
なお、本実施の形態では、電動機9の回転を検出するセンサとしてレゾルバを用いたが、エンコーダでも良く、電動機9の回転を検出できるものであれば良い。また、電動機9の電流を検出して電動機9のトルクを求めたが、トルクセンサを用いてトルクを直接求めてもよい。
以上のように、本実施の形態においては、エレベーターのかご14の出入口を開閉するかご側ドア1と、各階床の乗場の出入口を開閉する乗場側ドア10と、かご側ドア1を開閉駆動する電動機9と、かご側ドア1と乗場側ドア10との間に設けられ、電動機9の開閉駆動によるかご側ドア1の開閉動作に連動して乗場側ドア10を開閉動作する係合装置を有するエレベーターのドア装置において、電動機9の回転を検出するレゾルバ17と、電動機9の電流を検出する電流センサ18と、レゾルバ17の出力から得られる角加速度情報と電流センサ18から得られるトルク情報と自らの出力である推定ドア重量情報とを入力として逐次的にドア重量を推定するドア重量推定器31とを有するようにしたので、電動機9が負担するドア重量を高精度かつリアルタイムに検出できるので、各階ごとで異なるドア重量、各階及びかご偏荷重で異なる係合タイミングの違いなどに応じて、決め細やかな制御が可能となるという効果が得られる。
また、本実施の形態においては、電動機9の回転速度を指示する速度パターン生成器19を有し、ドア重量推定器31の出力からかご側ドア1と乗場側ドア10との係合を判定し、速度パターン生成器19の出力を変更するようにしたので、その都度の条件で異なる係合位置を高精度に判定し、係合後すぐに加速動作に移行することができるので、低速での係合による低騒音・低振動性能を保持したまま、無駄な低速駆動時間を省くことができるので、エレベーターの運行効率が大幅にアップするという効果が得られる。
また、本実施の形態においては、ドア重量推定器31が、角加速度情報とトルク情報とから、それぞれ、ハイパスフィルタ30,29により、低周波成分を取り除いたものを入力とするようにしたので、各入力信号から低周波成分を取り除くことで、各階ごとで異なるドア摩擦の影響を取り除くことができるので、より高精度な推定が可能となる。
また、本実施の形態においては、レゾルバ17の出力から得られる位置情報により電動機9に付加される位置依存のトルクを計算する既知トルク変換器27を有し、ドア重量推定器31が、電流センサ18から得られるトルク情報から既知トルク変換器27の出力を減じたものを入力とするようにしたので、ドア位置によって決まる既知のトルクを予め取り除くことができるので、高精度な推定が可能となる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係るエレベーターのドア装置に設けられたドアコントローラ8の内部構成を示したブロック図である。図8において、8,9,16〜18,19〜20および22〜32については、図5と同じであるため、同一符号を付して示し、ここではそれらの説明を省略する。図5と図8の構成の違いとしては、図8においては、図5の速度制御器21の代わりに、速度制御器40が設けられていることと、電流制御器23とドア装置16との間に、過負荷検出器41が追加されていることである。
実施の形態2では、速度制御器40の出力がドア重量推定器31の出力によって変更される。なお、本実施の形態においても、速度パターン生成器19により、電動機9への指令角速度値が出力され、出力された角速度指令値から、レゾルバ17で検出された回転角度を微分器24で微分処理して得られる回転角速度を、減算器20で減算し、角速度偏差を計算し、速度制御器40が、この角速度偏差に基づき、実角速度が指令角速度に追従するような電流指令値を計算する。このとき、本実施の形態においては、当該電流指令値が、ドア重量推定器31の出力によって適宜変更される。速度制御器40の一例としては、式(5)に示すようなPI速度制御器G(s)がある。本実施の形態では、式(5)のPI速度制御器が用いられる場合を例として説明するが、本発明の適用がPI制御器に限られるものではなく、同等の動作を行うものであれば、他の速度制御器を用いてもよい。
Figure 0005465251
一般的に、電流制御器23の指令値に対する追従性は、速度制御器40よりも高く設定される。この条件下で速度制御器40が式(5)のようなPI速度制御器であると仮定すると、速度制御器40の追従性を示す指標である交差周波数ωcは式(6)のようになる。
Figure 0005465251
式(6)より制御系の追従性を一定に保ちたい場合は、イナーシャJに合わせて比例ゲインKspを変更するのが望ましいことが分かる。本発明によれば、ドア重量推定器31によりイナーシャJを推定できるので、各階のドア重量の違い、また、乗場側ドア10の係合の有無によって制御比例ゲインKspを変更することができる。これにより、各階のドア重量の違い、乗場ドア10の係合の有無に関わらず、制御系の追従性を一定に保つことができ、よりきめ細かい制御が可能となる。
積分比例ゲインKsiは、例えば、「ACサーボシステムの理論と設計の実際」(総合電子出版社)等によれば、式(7)を満たすように設定される。
Figure 0005465251
また、本実施の形態2は、過負荷検出器41の設定がドア重量推定器31の出力によって変更される。過負荷検出器41は、トルクが予め設定された所定の異常判定閾値より大きくなると、かご側ドア1もしくは乗場側ドア10に人体が接触あるいは挟まれたなどと判断し、ドアの動きを反転させるための手段である。これにより、人体に大きな負荷がかかることを防止することができる。本実施の形態においては、ドア重量推定器31の出力に応じて、過負荷検出器41の異常判定閾値の値を変更させる。
電動機9のトルクは、かご側ドア1の重量や乗場側ドア10の重量によって変わるので、過負荷を検出するための異常判定閾値も変更させることが望ましい。本発明を用いれば、電動機9が動かすドアの重量が推定できるので、推定ドア重量が大きい場合には過負荷検出閾値を大きくし、推定ドア重量が小さい場合には過負荷検出閾値を小さくすることができる。これにより、信頼性の高い過負荷検出が可能となる。
以上のように、本実施の形態2においては、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに以下の効果を得ることができる。
本実施の形態においては、速度パターン生成器19の出力とレゾルバ17から得られる回転速度との差から電動機9を制御する速度制御器40を有し、当該速度制御器40の比例ゲインをドア重量推定器31の出力に基づいてドア重量推定値に対応して変更するようにしたので、各階や係合前後で異なるドア重量に応じて速度制御系を最適に変更できるので、ドア重量によらず均一的な性能を得ることができる。
また、本実施の形態においては、電動機9のトルクが所定の判定閾値以上になった場合に異常であると判定する過負荷検出器41を有し、ドア重量推定器31の出力から過負荷検出器41の異常判定閾値を変更するようにしたので、各階や係合前後で異なるドア重量に応じて過負荷検出の閾値を設定できるので、精度の高い過負荷検出が可能となる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係るエレベーターのドア装置に設けられたドアコントローラ8の内部構成を示したブロック図である。図9において、8,9,16,18,19〜23および25〜32については、図5と同じであるため、同一符号を付して示し、ここではそれらの説明を省略する。図5と図9の構成の違いとしては、図9においては、速度推定器42が設けられていることと、電動機9にレゾルバ17および微分器24が設けられていないことである。
近年レゾルバなどの回転センサを持たないセンサレス駆動技術が盛んに研究されている。例えば、特開2000−78878号公報には、電動機9の回転位置を誘起電圧の位置依存性より推定する技術が公開されている。また、特開2004−514392号公報には電動機9のインダクタンスの突極性を利用し電動機9の回転位置を推定する技術が公開されている。
本発明は、このようなセンサレス駆動技術を用いたエレベーターのドア装置にも適用可能である。すなわち、電流制御器23から出力される電圧指令値と電流センサ18から出力される実測電流値を用いて速度推定器42によって電動機9の回転速度を推定する。速度推定器42の詳細については本発明の本質ではないため説明を省略するが、電圧指令値と実測電流値とから電動機の回転速度を求めることができるものであれば、任意の種々の速度推定器を用いることができる。このようにレゾルバ17の出力信号の代わりに、速度推定器42によって推定された推定回転速度を用い、その値を微分することで回転角加速度を計算し、実施の形態1と同様にして電動機9が負担するドア重量を高精度かつリアルタイムに検出できる。
本実施の形態3においては、電動機9の回転を検出するレゾルバ17を省くことができるので、安価かつレゾルバ故障の心配が無くなるという点で信頼性を向上することができるという効果を有する。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4に係るエレベーターのかご側ドアを示した正面図、図11は実施の形態4に係るドアコントローラ8の内部構成を示したブロック図である。図10における1〜8および11、並びに、図11における8,16,18,19〜32については、図1及び/または図5と同じであるため同一符号について示し、ここではそれらの説明を省略する。なお、図10および図11において、43は永久磁石、44は可動コイル、45は位置センサ、46はリニアモータである。実施の形態1と実施の形態4の構成の違いとしては、実施の形態4では、かご側ドア1の駆動装置として電動機9の代わりに可動コイル44と永久磁石43とで構成されるリニアモータ46が用いられていることと、レゾルバ17の代わりに位置センサ45が用いられていることである。
なお、乗場側ドアの構成は実施の形態1と同じであるため、ここでは説明を省略する。
本発明は、このようなリニアモータを用いたエレベーターのドア装置にも適用可能である。リニアモータ46では可動コイル44に電流を流すことで永久磁石43に対して駆動力が図10の紙面に対して左右方向に働く。この時のかご側ドア1の位置を位置センサ45で検出する。したがって図11に示すように電流センサ18からリニアモータ46の駆動力F(k)を計算でき、位置センサ45の出力を2階微分することで、かご側ドア1及び可動コイル44の加速度α(k)を計算することができる。
また、このとき、F(k)、α(k)に対して実施の形態1の式(1)と同様に式(8)が成立する。
F(k)=Mα(k)+Ff+Fw・・・式(8)
式(8)において、Mはドア重量、Ffは摩擦などによる外乱力、Fwは図示しないクローザ錘やベーンリンクによる既知外乱力、kはセンサによる検出値のk番目のサンプリング値であることを示している。
式(1)と式(8)は本質的に同じであり、実施の形態1のドア重量分イナーシャJと同様にして、本実施の形態4ではドア重量Mを逐次的に計算できることは明らかである。
したがって、本実施の形態4のように、リニアモータ46を用いた場合においても、実施の形態1と同様に、各階ごとで異なるドア重量、各階及びかご偏荷重で異なる係合タイミングの違いなどに応じて決め細やかな制御が可能になるという効果が得られる。
また、その都度の条件で異なる係合位置を高精度に判定し、係合後すぐに加速動作に移行することができるので、低速での係合による低騒音・低振動性能を保持したまま、無駄な低速駆動時間を省くことができるので、エレベーターの運行効率が大幅にアップするという効果が得られる。
1 かご側ドア、2 吊り手、3 桁、4 案内レール、5 巻掛車、6 駆動ベルト、7 連結具、8 ドアコントローラ、9 電動機、10 乗場側ドア、11 係合ベーン、12 係合ローラ、13 連動ロープ、14 エレベーターのかご、15 係合ギャップ、16 ドア装置、17 レゾルバ(回転センサ)、18 電流センサ、19 速度パターン生成器、20 減算器、21 速度制御器、22 減算器、23 電流制御器、24,25 微分器、26 ゲイン、27 既知トルク変換器、28 減算器、29,30 ハイパスフィルタ、31 ドア重量推定器、32 記憶手段、40 速度制御器、41 過負荷検出器、42 速度推定器、43 永久磁石、44 可動コイル、45 位置センサ、46 リニアモータ。

Claims (6)

  1. エレベーターのかごの出入り口を開閉するかご側ドアと、各階床の乗場の出入口を開閉する乗場側ドアと、前記かご側ドアを開閉駆動する駆動装置と、前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの間に設けられ、前記駆動装置の開閉駆動による前記かご側ドアの開閉動作に連動して前記乗場側ドアを開閉動作する係合装置とを備えたエレベーターのドア装置であって、
    前記駆動装置の角加速度または加速度を検出する手段と、
    前記駆動装置の駆動トルクまたは駆動力を検出する手段と、
    逐次的にエレベーターのドア重量を推定し、前回のドア重量推定値を推定ドア重量情報として記憶手段に記憶するとともに、前記角加速度または加速度情報と、前記駆動トルクまたは駆動力情報と、前記記憶手段に記憶された前回のドア重量推定値とを入力として、新たなドア重量推定値を出力するドア重量推定手段と
    前記駆動装置に指示するための指令速度を生成して出力する速度パターン生成手段と
    を備え
    前記速度パターン生成手段は、前記ドア重量推定手段からのドア重量推定値に基づいて前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの係合位置を検出し、検出した前記係合位置からドアを加速動作させるように前記指令速度の値を変更する
    ことを特徴とするエレベーターのドア装置。
  2. 前記速度パターン生成手段からの前記指令速度と実速度との差に基づいて、前記実速度が前記指令速度に追従するような電流指令値を演算する速度制御手段をさらに備え、
    前記ドア重量推定手段からのドア重量推定値に基づいて前記速度制御手段における制御則を変更することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターのドア装置。
  3. 前記駆動装置の駆動トルクまたは駆動力が所定の異常判定閾値以上になった場合に異常であると判定する過負荷検出器をさらに備え、
    前記過負荷検出器は、前記ドア重量推定手段からのドア重量推定値に基づいて前記異常判定閾値を変更することを特徴とする請求項1または2に記載のエレベーターのドア装置。
  4. 前記ドア重量推定手段が、前記角加速度または加速度情報と前記トルクまたは駆動力情報とからそれぞれ低周波成分を取り除いたものを入力とすることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のエレベーターのドア装置。
  5. 前記駆動装置の位置情報に基づいて、前記駆動装置に付加される位置依存の既知トルクまたは既知の力を計算する既知外乱力変換手段をさらに備え、
    前記ドア重量推定手段が、前記駆動トルクまたは駆動力情報から前記既知外乱力変換手段から得られる既知トルクまたは既知の力を減じたものを入力とすることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のエレベーターのドア装置。
  6. 前記駆動装置が電動機、前記角加速度または加速度を検出する手段が前記電動機に取り付けられた回転センサ、前記駆動トルクまたは駆動力を検出する手段が前記電動機に流れる電流を検出する電流センサであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のエレベーターのドア装置。
JP2011529740A 2009-09-03 2009-09-03 エレベーターのドア装置 Active JP5465251B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/065419 WO2011027450A1 (ja) 2009-09-03 2009-09-03 エレベーターのドア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011027450A1 JPWO2011027450A1 (ja) 2013-01-31
JP5465251B2 true JP5465251B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=43649012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011529740A Active JP5465251B2 (ja) 2009-09-03 2009-09-03 エレベーターのドア装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5465251B2 (ja)
CN (1) CN102482057B (ja)
DE (1) DE112009005200B4 (ja)
WO (1) WO2011027450A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012127607A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 三菱電機株式会社 エレベータのドア制御装置
JP5511029B2 (ja) * 2012-03-30 2014-06-04 東芝エレベータ株式会社 エレベータのドア制御装置
EP2943428B1 (en) 2013-01-08 2018-07-11 Otis Elevator Company Elevator door friction belt drive including one or more markers
JP6095011B2 (ja) * 2014-02-06 2017-03-15 三菱電機株式会社 エレベーターのドア制御装置およびその方法
JP2017019057A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 セイコーエプソン株式会社 ロボット制御装置、ロボットおよびロボットシステム
CN108217398B (zh) * 2016-12-21 2020-09-22 上海三菱电梯有限公司 门机控制器对轿门驱动电机的控制方法
US11014780B2 (en) 2017-07-06 2021-05-25 Otis Elevator Company Elevator sensor calibration
US10829344B2 (en) 2017-07-06 2020-11-10 Otis Elevator Company Elevator sensor system calibration
JP6629398B1 (ja) * 2018-08-23 2020-01-15 東芝エレベータ株式会社 エレベータのドア制御装置
JP7090529B2 (ja) * 2018-11-12 2022-06-24 株式会社日立ビルシステム エレベーターのドア制御装置、及びドア制御方法
EP3831761A1 (de) * 2019-12-04 2021-06-09 Siemens Mobility GmbH Automatisches türsystem und verfahren zum ansteuern eines automatischen türsystems
CN115196473A (zh) * 2022-06-30 2022-10-18 广州广日股份有限公司研究院 电梯轿门异物检测装置、电梯轿门及轿门异物检测方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156699A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Sanyo Denki Co Ltd モータの負荷イナーシャ推定方法
JP2009131022A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fuji Electric Systems Co Ltd 慣性モーメント推定装置
JP4289570B2 (ja) * 1998-11-30 2009-07-01 三菱電機株式会社 エレベータのドア制御装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03186589A (ja) * 1989-12-16 1991-08-14 Mitsubishi Electric Corp エレベータ扉の制御装置
JP2504275B2 (ja) * 1990-04-09 1996-06-05 三菱電機株式会社 エレベ―タの扉装置
JP4111599B2 (ja) 1998-08-28 2008-07-02 株式会社日立製作所 永久磁石式同期モータの制御装置
JP2002003116A (ja) * 2000-06-23 2002-01-09 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベーター扉の制御装置
US6492788B1 (en) 2000-11-10 2002-12-10 Otis Elevator Company Method and apparatus for encoderless operation of a permanent magnet synchronous motor in an elevator
JP2005298191A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Mitsubishi Electric Corp エレベーターのドア制御装置
JP2006182479A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Mitsubishi Electric Corp エレベータドアの制御装置
JP2007015787A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのドア装置、ドア制御装置及び制御方法
DE102006043896A1 (de) * 2005-10-18 2007-04-19 Siemens Ag Verfahren und Steuereinrichtung zur automatischen Bestimmung einer Masse eines Türsystems

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4289570B2 (ja) * 1998-11-30 2009-07-01 三菱電機株式会社 エレベータのドア制御装置
JP2007156699A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Sanyo Denki Co Ltd モータの負荷イナーシャ推定方法
JP2009131022A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fuji Electric Systems Co Ltd 慣性モーメント推定装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102482057B (zh) 2014-12-03
WO2011027450A1 (ja) 2011-03-10
JPWO2011027450A1 (ja) 2013-01-31
DE112009005200T5 (de) 2012-06-28
DE112009005200B4 (de) 2013-12-12
CN102482057A (zh) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5465251B2 (ja) エレベーターのドア装置
JP4937163B2 (ja) エレベーターのドア装置
JP5575272B2 (ja) エレベーターのドア制御システム
JP4218403B2 (ja) 車両ドア制御装置
US6137255A (en) Apparatus and method of controlling a linear motor door operator
KR101246512B1 (ko) 엘리베이터 도어의 제어 장치
JP5994926B2 (ja) エレベータードアの制御装置
JP5196914B2 (ja) エレベータ制御装置
CN105283402A (zh) 门装置和门的控制方法
CN101687614B (zh) 电梯的门控制装置
JP6351853B2 (ja) 油圧式エレベータの安全装置および油圧式エレベータの戸開走行異常検出方法
JP5630567B2 (ja) エレベータのドア制御装置
JP5585218B2 (ja) エレベータのドア制御装置
JP6279072B2 (ja) エレベータのドア制御装置、及びドア制御方法
CN110914185B (zh) 电梯的门控制装置以及电梯的门驱动系统
JP5171582B2 (ja) エレベータードアの制御装置
JP6265866B2 (ja) エレベータードアの制御装置及びエレベータードアの制御方法
JP2010254464A (ja) エレベータのドア制御装置
JP2006083526A (ja) 自動ドア装置及びこれに用いる接触検知装置
CN116131705A (zh) 升降系统的干扰转矩估测与补偿方法
JP2002106254A (ja) 複数のリニアドアの戸当たり検出方法及び戸当たり判定用のしきい値の決定方法
JPS6347279A (ja) 流体圧エレベ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5465251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250