JP5171582B2 - エレベータードアの制御装置 - Google Patents

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この発明は、エレベーターのドアを開閉制御する制御装置に関するものである。
図1は、エレベーターのかご側ドア装置の正面図、図2は、エレベーターの乗場側ドア装置の正面図、図3は、かご側ドア装置と乗場側ドア装置の関係を示す上面図である。
かご側ドア1の上端には吊り手2が設けられている。図示しない出入り口の上縁部には長手が水平方向に配置された桁3が設けられている。桁3には案内レール4が長手水平方向に配置されるように設けられ、吊り手2の水平移動、すなわちかご側ドア1の開閉移動を案内する。また、桁3には、2つの巻掛車5が互いに離れて枢着され、無端状をなすベルト6が2つの巻掛車5の双方に巻き掛けられて張設されている。
連結具7は、一端がかご側ドア1に、他端がベルト6に連結されており、ドアコントローラ8の指令により、電動機9が一方の巻掛車5を駆動する。すなわち、電動機9が駆動されると、巻掛車5が回転してベルト6が駆動され、連結具7によってベルト6に連結されたかご側ドアが、ベルト6の移動によって互いに反対方向に動作して出入口を開閉する。
一方のかご側ドア1には、乗場側ドア10を係合するための係合ベーン11が設置されており、各階で乗場側ドア10の一方に設置された係合ローラ12を挟み込んで把持する係合機構15を構成している。
2枚の乗場側ドア10は連動ロープ13を介して繋がっている。したがって、係合ローラ12が設置された側の乗場側ドア10が、電動機9によって係合ベーン11及び係合ローラ12を介して動作すると、他方の乗場側ドア10も反対方向に動作して出入り口を開閉する。
このように、エレベーターのドア装置は、かご側ドア1に電動機9が設置されており、各階で乗場側ドア10を係合、連動して開閉する機構となっている。そのため、かご側ドア1が乗場側ドア10を係合した時に、電動機9の負荷が瞬時的に大きく変化し、所望の目標速度に対し実速度が追従できなくなる。図4は、この事象を説明する速度実測結果の一例である。目標速度波形16に対し実速度波形17が係合時に大きく遅れていることが確認できる。このような目標速度に対する追従性の遅れは、ドアの開閉時間が長くなるなどの原因となりエレベーターの運行効率が悪化するなどの問題を生じる。
これに対し、特許文献1では、エレベーターのドアに関するものではないが、一般の電動機制御において、トルク指令と電動機速度から負荷外乱トルクを演算しフィードバックすることで、外乱の影響を緩和し速度追従性を向上する技術が開示されている。
特開2004−129416号公報(要約、段落0006〜0007)
特許文献1に示される技術を用いると、確かに、目標速度に対する電動機9の追従性を大きく向上することができる。しかし、エレベータードアのように電動機9とかご側ドア1及び乗場側ドア10との間の剛性があまり高くないようなシステムに適用すると、電動機9の速度は目標速度に追従するが、かご側ドア1及び乗場側ドア10の振動が大きくなるという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、目標速度に対する追従性とドアの振動低減を両立するエレベータードアの制御装置を得ることを目的としている。
この発明に係るエレベータードアの制御装置は、エレベーターのかごの出入口を開閉するかご側ドアと、各階床の乗場の出入口を開閉する乗場側ドアと、前記かご側ドアを開閉駆動する電動機と、前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの間に設けられ、前記電動機の開閉駆動による前記かご側ドアの開閉動作に連動して前記乗場側ドアを開閉動作する係合機構と、前記電動機の回転を検出する回転検出手段と、目標開閉駆動速度と前記回転検出手段によって得られた実速度とからトルク指令を計算する速度制御手段とを備えたエレベータードアの制御装置であって、前記トルク指令と前記回転検出手段によって得られた回転信号とから外乱トルクを演算する外乱推定器と、前記係合機構の動作にかかわる前記電動機の速度と位置の少なくとも一方の情報から前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの係合区間を判定し、係合が行われる区間では前記外乱推定器によって得られた外乱トルク補償量を大きくし、係合していない区間では前記外乱推定器によって得られた外乱トルク補償量を小さくし前記速度制御手段の出力トルク指令値を補正する調整器とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、電動機の速度と位置の少なくとも一方の情報からかご側ドアと乗場側ドアの係合が行われる係合区間を判定し、係合が行われる低速区間では外乱推定器による補償トルクを大きくすることで、係合による目標速度に対する追従遅れを小さくすることができる。また、この時、ドアは低速で駆動されるため振動はほとんど誘起されることはない。そして、電動機の速度と位置の少なくとも一方の情報から係合区間が終了したことを判定し、外乱推定器による補償トルクを小さくすることで、高速開閉中のかご側ドア及び乗場側ドアの振動が誘起されることを防止することができる。
このように、エレベータードアの係合による目標速度への追従性劣化が生じる区間と、ドア振動が生じやすい高速開閉区間とが基本的に異なることに着目し、電動機の速度と位置の少なくとも一方の情報から係合区間を判定することで、外乱推定器による補償トルクを増減しているので、係合時の速度追従性劣化の防止と高速開閉時のドア振動の防止を両立することが可能となる。したがって、短いドア開閉時間で滑らかなドア開閉を実現できるので運行効率の向上と低振動・低騒音による高級感を両立することが可能となるという効果を有する。
実施の形態1.
エレベーターのドア機器の構成は、背景技術で図1〜図3を用いて説明したものと同様な構成を備える。例えば、主要な構成として、エレベーターのかごの出入口を開閉するかご側ドア1と、各階床の乗場の出入口を開閉する乗場側ドア10と、かご側ドア1を開閉駆動する電動機9と、かご側ドア1と乗場側ドア10との間に設けられ、電動機9の開閉駆動によるかご側ドア1の開閉動作に連動して乗場側ドアを開閉動作する係合機構15とを備える。
そして、この実施の形態1に係るエレベータードアの制御装置では、電動機9の回転を検出する回転検出手段と、目標開閉駆動速度と回転検出手段によって得られた実速度とからトルク指令を計算する速度制御手段と、前記トルク指令と回転検出手段によって得られた回転信号とから外乱トルクを演算する外乱推定器と、係合機構15の動作にかかわる電動機9の速度と位置の少なくとも一方の情報に従って前記外乱推定器によって得られた外乱トルク補償量を調整し前記速度制御手段の出力トルク指令値を補正する調整器とをさらに備える。
図5は、この発明の実施の形態1による制御ブロック線図を示したものである。ドア装置23の電動機9には、電動機9の回転を検出する回転検出手段としてのレゾルバ(回転センサ)27が設置されている。ドアコントローラ8では、速度パターン出力部18により、電動機9の角速度指令値が出力される。
フィードフォワード制御器19は、目標値に対する追従性を指定する手段であり、図6に示すように、角速度指令値を入力とする目標速度追従特性指定部19Aと、トルク補償部19Bとで構成される。目標速度追従特性指定部19Aは、伝達関数C(s)=ω/(s+ω)で示され、C(s)は目標速度に対する出力の応答特性を指定する周波数ωにより決定され、フィードフォワード制御器19の第一の出力である修正角速度指令値を出力する。トルク補償部19Bは、伝達関数P(s)−1×C(s)で示され、フィードフォワード制御器19の第二の出力である速度追従性補償トルク指令値τを出力する。
ここで、P(s)はドア機器の制御用モデルであり、例えば、かご側ドア1、乗場側ドア10及び電動機9の電動機軸換算のトータルイナーシャ値Jを用いて、P(s)=1/Jsで示される。ただし、これは一例であり、P(s)はドア機器のばね特性などを考慮したモデルであってもよい。このフィードフォワード制御器19は、後述するフィードバック制御器20とは独立に設定することができ、ωで目標角速度指令値に対する追従性を指定することができる。
フィードフォワード制御器19の第一の出力である修正角速度指令値と、レゾルバ27で検出された電動機9の実速度の帰還信号とが減算器24に入力され、2つの入力の誤差信号が出力される。誤差信号は外乱に対する抑圧特性を指定するフィードバック制御器20に入力され、角速度指令値に対する電動機9の実速度の誤差を補正するようにトルク指令値τを演算する。フィードバック制御器20の伝達関数はC(s)=Ksp+Ksi/sで示される。比例ゲインKspは、前記電動機軸換算トータルイナーシャ値J、電動機9のトルク定数KT、外乱に対する抑圧特性を指定する制御交差周波数ωcのパラメータからKsp=J×ωc/KTと設計され、積分ゲインKsiは、Ksi≦Ksp×ωc/5となるように設計される。ここで、制御交差周波数ωcは、かご側ドア1及び乗場側ドア10の振動を抑制するように、特に抑制したいドアの振動モードの減衰比が大きくなるように決定される。ωcの設定方法については、本技術の本質ではないため、ここでは省略する。
ここで、目標速度に対する追従性を指定するフィードフォワード制御器19と外乱に対する抑圧特性を指定するフィードバック制御器20とは、二自由度制御器をなし、目標開閉駆動速度と回転検出手段によって得られた実速度とからトルク指令を計算する速度制御手段を構成する。
レゾルバ27により検出された電動機9の角速度実測値は、減算器24の他に外乱推定器26に入力される。外乱推定器26において、角速度実測値は、図7に示すように、ドア機器の制御用モデルP(s)の逆特性を持つ実トルク推定部26Aに入力され、電動機9のトルク推定値を出力する。電動機トルク推定値と後述する修正トルク指令値τ が減算器26Bに入力され、その差から外乱トルク推定値が計算される。一般に、この外乱トルク推定値には高周波成分が含まれることが多いため、それを取り除くための低域通過フィルタ26Cで処理された信号が外乱トルク推定値τobとして外乱推定器26から出力される。
調整器25では、レゾルバ27から得られる電動機9の速度情報により外乱トルク推定値τobを調整する。図8及び図9は、調整器25の調整特性を説明するための図である。調整器25は、予め規定の速度閾値VとVを記憶している。図8に示すように、Vは係合時の低速度よりもやや上の値で、Vは調整器25からの出力が滑らかに推移するようにVよりも更にやや大きい値として設定される。レゾルバ27から得られる電動機9の速度がVよりも小さい場合には入力である外乱トルク推定値τobをそのまま外乱トルク補償値τobaとして出力し、電動機9の速度がVよりも大きい場合には外乱トルク補償値τobaを零として出力する。電動機9の速度がVとVの間の場合には図9に示すように、その間を補間するような外乱トルク補償値τobaを出力する。
なお、ここでは、一例として二つの速度閾値V及びVを持つ場合について示したが、図10に示すように、調整器25を減算器26Bと低域通過フィルタ26の間に配置し、V=Vとして、調整器25の出力を急激に切り替えてもよい。この場合は、調整器25からの出力は急激に変化するが、低域通過フィルタ26Cの働きにより外乱トルク補償値τobaは緩やかに変動する。
加算器21では、フィードバック制御器20の出力であるトルク指令値τに、フィードフォワード制御器19の第二の出力である速度追従性補償トルク指令値τと調整器25の出力である外乱トルク推定値τobaとが加算され、修正トルク指令値τ が出力される。修正トルク指令値τ は電動機9に送られドア装置を駆動する。ここで、加算器22において修正トルク指令値τ に外乱が加えられ電動機9が駆動されるが、修正トルク指令値τ は外乱を補償するように修正されているため、外乱があっても無くてもほぼ指令値通りに電動機9は駆動される。
図11〜図13は、実施の形態1の効果を説明するための図である。図11は、本技術における外乱推定器26が無い場合の目標速度指令値とそれに対応するかご側ドア1の速度の実験値を示したものである。このように、外乱推定器26が無い場合、かご側ドア1と乗場側ドア10が係合したタイミングで速度指令値に対して大きなズレが発生している。
図12は、外乱推定器26はあるが、調整器25が無く外乱推定器の出力である外乱トルク推定値τobをそのまま外乱トルク補償値τobaとして絶えず補正した場合の目標速度指令値とそれに対応するかご側ドア1の速度の実験値を示したものである。このように、調整器25が無いと、かご側ドア1と乗場側ドア10の係合時の追従遅れは補償できるが、かご側ドア1に大きな振動が生じてしまう。図示していないが、乗場側ドア10にも同様に大きな振動が生じる。
図13は、外乱推定器26及び調整器25の両方を含む本技術を用いた場合の目標速度指令値とそれに対応するかご側ドア1の速度の実験値を示したものである。図13から明らかなように、本技術を用いることで係合時の速度追従性を劣化させることなく、かご側ドア1の振動も低減できていることが確認できる。
このように、実施の形態1によれば、乗場側ドアとの係合時における速度追従性劣化の防止と高速開閉時におけるドア振動低減を両立できるので、短いドア開閉時間で滑らかなドア開閉を実現でき、運行効率の向上と低振動・低騒音による高級感を両立することが可能となるという効果を有する。
すなわち、電動機9の速度と位置の少なくとも一方の情報からかご側ドア1と乗場側ドア10の係合が行われる係合区間を判定し、係合が行われる低速区間では外乱推定器26による補償トルクを大きくすることで、係合による目標速度に対する追従遅れを小さくすることができる。また、この時、ドアは低速で駆動されるため振動はほとんど誘起されることはない。電動機9の速度と位置の少なくとも一方の情報から係合区間が終了したことを判定すると、外乱推定器26による補償トルクを小さくし、高速開閉中のかご側ドア1及び乗場側ドア10の振動が誘起されることを防止することができる。
このように、エレベータードアの係合による目標速度への追従性劣化が生じる区間と、ドア振動が生じやすい高速開閉区間とが基本的に異なることに着目し、電動機9の速度と位置の少なくとも一方の情報から係合区間を判定することで外乱推定器26による補償トルクを増減しているので、係合時の速度追従性劣化の防止と高速開閉時のドア振動の防止を両立することが可能となる。したがって、短いドア開閉時間で滑らかなドア開閉を実現できるので運行効率の向上と低振動・低騒音による高級感を両立することが可能となるという効果を有する。
また、速度制御手段を構成する、目標速度に対する追従性を指定するフィードフォワード制御器19と外乱に対する抑圧特性を指定するフィードバック制御器20とが、二自由度制御器をなすので、目標速度に対する追従性と外乱に対する抑圧特性を別々に指定することができ、目標速度に対する追従性と振動低減性能を両立することができる。
実施の形態2.
この実施の形態2において、調整器25の調整特性以外は、実施の形態1と同じであるため説明は省略する。
図14は、実施の形態2における調整器25の調整特性を説明するための図である。調整器25は、レゾルバ27から得られるかご側ドア1の位置情報によって外乱トルク推定値τobを調整する。つまり、ドアが完全に閉まっている状態の位置を0、かご側ドア1と乗場側ドア10が完全に係合する位置よりもややドア開方向での位置をP、それよりも更にややドア開位置をPとする。レゾルバ27から得られる位置情報が0〜Pの場合には外乱トルク推定値τobをそのまま外乱トルク補償値τobaとして出力する。レゾルバ27から得られる位置情報がPよりも大きい場合には外乱トルク補償値τobaを零として出力する。電動機9の速度がPとPの間の場合には、図14に示すように、その間を補間するような外乱トルク補償値τobaを出力する。
このように、レゾルバ27から得られる位置情報を用いることでも、かご側ドア1と乗場側ドア10が係合のための低速区間であるかどうかを判断することができ、調整器25により外乱トルク補償値を調整することで速度追従性と振動低減を両立することができる。
また、実施の形態1で用いた速度は係合区間でも場合によっては大きくなる場合もあるため、位置情報を用いることでより確実に係合区間を判断することができるという効果もある。ただし、低速区間ではドア振動はほとんど問題とならないため、係合区間でなくとも速度追従性を重視したい場合などもある。その場合には、速度情報と位置情報の両方を用いることでより信頼性の高い外乱トルク補償が可能となる。
実施の形態3.
図15は、実施の形態3における制御ブロック線図を示したものである。図15に示す実施の形態3では、回転検出手段として、実施の形態1におけるレゾルバ27の代わりに、電動機9の電流を検出する電流センサ29と、電動機9の特性を示す内部モデルを有し、電流センサ29による電流信号と、電動機9へのトルク指令値と、前記内部モデルとから回転量を推定する回転推定器30とを有する。
図15において、電動機9に通電される電流は電流センサ29で検出され、電流センサ29によって検出された電流信号は回転推定器30に入力される。回転推定器30は、電動機9の特性を示す内部モデルを有し、電流信号と電動機9に加えられるトルク指令値と内部モデルとから電動機9の回転速度を推定する。回転速度の具体的な推定方法については、例えば特開2007−84189号公報に開示された方法を用いることができる。推定された回転速度は、減算器24、調整器25、外乱推定器26に送られ、実施の形態1と同様に、電動機9の回転が制御される。
本構成では、実施の形態1におけるレゾルバ27の代わりに、電流センサ29と回転推定器30を有しており、一般に、電流センサは、電動機9の制御のために既設である場合がほとんどであるため、機械的な回転検出器であるレゾルバ27を省略することが可能となり、安価なシステムを得ることができるという効果がある。
一般的なエレベーターのかご側ドア装置の正面図である。 一般的なエレベーターの乗場側ドア装置の正面図である。 かご側ドア装置と乗場側ドア装置の関係を示す上面図である。 目標速度に対する追従性の劣化を示す電動機実測速度波形である。 実施の形態1における制御アルゴリズムを示すブロック線図である。 フィードフォワード制御器の詳細を示すブロック線図である。 外乱推定器の詳細を示すブロック線図である。 調整器の調整特性を説明するための速度波形図である。 調整器の調整特性を説明するための出力切替図である。 調整器と外乱推定器の別の構成を示すブロック線図である。 外乱推定器を用いない場合のドア速度波形実測図である。 調整器を用いない場合のドア速度波形実測図である。 本技術を用いた場合のドア速度波形実測図である。 実施の形態2における調整器の調整特性を説明する出力切替図である。 実施の形態3における制御アルゴリズムを示すブロック線図である。
符号の説明
1 かご側ドア、2 吊り手、3 桁、4 案内レール、5 巻掛車、6 ベルト、7 連結具、8 ドアコントローラ、9 電動機、10 乗場側ドア、11 係合ベーン、12 係合ローラ、13 連動ロープ、15 係合機構、18 速度パターン出力部、19 フィードフォワード制御器、19A 目標速度追従特性指定部、19B トルク補償部、20 フィードバック制御器、21 加算器、22 加算器、23 ドア装置、24 減算器、25 調整器、26 外乱推定器、26A 実トルク推定部、26B 減算器、26C 低域通過フィルタ、27 レゾルバ(回転センサ)、29 電流センサ、30 回転推定器。

Claims (3)

  1. エレベーターのかごの出入口を開閉するかご側ドアと、
    各階床の乗場の出入口を開閉する乗場側ドアと、
    前記かご側ドアを開閉駆動する電動機と、
    前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの間に設けられ、前記電動機の開閉駆動による前記かご側ドアの開閉動作に連動して前記乗場側ドアを開閉動作する係合機構と、
    前記電動機の回転を検出する回転検出手段と、
    目標開閉駆動速度と前記回転検出手段によって得られた実速度とからトルク指令を計算する速度制御手段と
    を備えたエレベータードアの制御装置であって、
    前記トルク指令と前記回転検出手段によって得られた回転信号とから外乱トルクを演算する外乱推定器と、
    前記係合機構の動作にかかわる前記電動機の速度と位置の少なくとも一方の情報から前記かご側ドアと前記乗場側ドアとの係合区間を判定し、係合が行われる区間では前記外乱推定器によって得られた外乱トルク補償量を大きくし、係合していない区間では前記外乱推定器によって得られた外乱トルク補償量を小さくし前記速度制御手段の出力トルク指令値を補正する調整器と
    を備えたことを特徴とするエレベータードアの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータードアの制御装置において、
    前記速度制御手段は、目標速度に対する追従性を指定するフィードフォワード制御器と、外乱に対する抑圧特性を指定するフィードバック制御器とからなる二自由度制御器である
    ことを特徴とするエレベータードアの制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータードアの制御装置において、
    前記回転検出手段は、前記電動機の電流を検出する電流センサと、前記電動機の特性を示す内部モデルを有し、前記電流センサによる電流信号と、前記電動機へのトルク指令値と、前記内部モデルとから回転量を推定する回転推定器とからなる
    ことを特徴とするエレベータードアの制御装置。
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JP7491061B2 (ja) 鉄道車両用ドアの開閉制御装置

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