JP2501971B2 - エレベ―タ―のドア制御装置 - Google Patents

エレベ―タ―のドア制御装置

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JP2501971B2
JP2501971B2 JP3143319A JP14331991A JP2501971B2 JP 2501971 B2 JP2501971 B2 JP 2501971B2 JP 3143319 A JP3143319 A JP 3143319A JP 14331991 A JP14331991 A JP 14331991A JP 2501971 B2 JP2501971 B2 JP 2501971B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターのドア
を開閉動作するモータをインバータにより駆動制御する
エレベーターのドア制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、エレベーターのドアシステムの構
成について図8を参照しながら説明する。図8は、エレ
ベーターのドアシステムを示す構成図である。
【0003】エレベーターのドアシステムは、ハンガー
ケース1と、このハンガーケース1に固定されたドア制
御装置2と、このドア制御装置2に接続されたドア駆動
用のモータ3と、ハンガーケース1の上に固定されモー
タ3を内蔵する駆動装置4と、この駆動装置4に連結さ
れた4連の駆動リンク5と、この駆動リンク5に連結さ
れ、かごの出入り口に設けられたドア6と、このドア6
に取付られ、ドアゾーン内において図示されていない乗
場のドアに設けられた装置により係合されて、かごのド
ア6と乗場のドアを連動させる係合装置7と、ハンガー
ケース1に取付られたレール8と、ドア6に結合され、
ハンガーローラ9及びアップスラストローラ10により
レール8の上を移動してドア6の開閉を案内するドアハ
ンガー11と、ハンガーケース1に固定され弾性体によ
りなる戸開側のドア6のストッパー12と、ハンガーケ
ース1に固定され弾性体によりなる戸閉側のドア6のス
トッパー13と、ハンガーケース1に固定され戸開状態
を示すOLTセンサ14と、ハンガーケース1に固定さ
れ戸閉状態を示すCLTセンサ15と、ドアハンガー1
1に固定されストッパー12及び13に当たる戸当り金
具16と、ドアハンガー11に固定されOLTセンサ1
2及びCLTセンサ13の作動用の金具17とから構成
されている。
【0004】以上説明したようなエレベーターのドアシ
ステムを制御する従来のドア制御装置2の構成を図9を
参照しながら説明する。図9は、従来のエレベーターの
ドア制御装置2を示すブロック図である。
【0005】図9において、従来のエレベーターのドア
制御装置2は、例えば200V又は220Vの3相交流
の電源に接続されたダイオードブリッジ20と、このダ
イオードブリッジ20に並列接続された平滑コンデンサ
21と、ダイオードブリッジ20に接続されトランジス
タ、FET等のスイッチング素子からなるインバータ2
2と、モータ3のモータ軸に取付られたエンコーダ23
と、このエンコーダ23に接続されたマイクロコンピュ
ータ24と、このマイクロコンピュータ24及び直流C
T25に接続された電流アンプ部26と、入力側が電流
アンプ部26に接続されかつ出力側がインバータ22に
接続されたPWM部27とから構成されている。
【0006】また、マイクロコンピュータ24は、速度
指令発生部30と、この速度指令発生部30及びエンコ
ーダ23に接続された減算部31と、この減算部31に
接続された速度アンプ32と、この速度アンプ32に接
続された電流振幅計算部33と、速度アンプ32に接続
されたすべり計算部34と、速度アンプ32に接続され
た位相角計算部35と、すべり計算部34及びエンコー
ダ23に接続された加算部36と、この加算部36に接
続された位相カウンタ37と、位相角計算部35及び位
相カウンタ37に接続された加算部38と、入力側が電
流振幅計算部33及び加算部38に接続されかつ出力側
が電流アンプ部26に接続された電流指令発生部39と
から構成されている。
【0007】つぎに、前述した従来例の動作を図10を
参照しながら説明する。図10は、従来のドア制御装置
のモータ3の速度及びトルクの変化を示す特性図であ
る。図10において、横軸はドア6の位置S、縦軸はモ
ータ3の速度v、トルクTを示している。
【0008】200V又は220Vの3相交流は、ダイ
オードブリッジ20により整流され、平滑コンデンサ2
1により平滑されて直流電圧に変換される。この直流電
圧は、インバータ22により正弦波状のモータ電流に変
換されてモータ3に供給される。その際、PWM部27
からのPWMパルスによってインバータ22のスイッチ
ング素子がスイッチングされてパルス幅変調される。こ
のようにして、モータ3の速度及びトルクが制御され
る。
【0009】モータ3の速度は、エンコーダ23により
検出される。この検出された速度ωr*と、速度指令発
生部30によって発生された速度指令ωrとは、減算部
31により減算されて、速度偏差Δωrが求められる。
速度アンプ32により、速度偏差Δωrが入力される
と、速度指令ωrに追従するようにモータ3に必要なト
ルクが計算される。
【0010】すべり計算部34により、トルク指令、例
えば、トルク分電流iq及び定トルク領域では通常一定
値である励磁分電流指令idが入力されると、すべり周
波数ωsが発生される。このすべり周波数ωsと、検出
された速度ωr*とは、加算部36により加算されて、
積分器としての位相カウンタ37によりモータ3の回転
角θr=∫(ωr*±ωs)dtが計算される。
【0011】位相角計算部35により、トルク分電流i
q及び励磁分電流指令idから位相角θiが計算され
る。この位相角θiと、回転角θrとは、加算部38に
より加算されて、実電流位相角θ=θi+θrが求めら
れる。
【0012】電流振幅計算部33により、トルク分電流
iq及び励磁分電流指令idに基づいて電流振幅|I|
が計算される。そして、電流指令発生部39により、電
流振幅|I|と実電流位相角θとから、U相電流指令I
U=|I|・sinθ、V相電流指令IV=|I|・si
n(θ+2π/3)が発生される。
【0013】電流アンプ部26により、U相電流指令I
U及びV相電流指令IVと、直流CT25により検出され
たU相実モータ電流IU*及びV相実モータ電流IV*と
から、偏差ΔIU、ΔIV及びΔIW(=−ΔIU−Δ
V)が求められる。
【0014】PWM部27により、偏差ΔIU、ΔIV
びΔIWに見合った3相PWM電圧指令が発生される。
そのパルス列がインバータ22に供給され、スイッチン
グ素子が作動させられ、これによりモータ3の電流、電
圧、周波数などが所定値に制御される。このような一連
の動作により、モータ3の回転速度、トルクは制御され
ている。
【0015】そして、図10に示すように、ドア6の開
側、閉側終端では、弾性体により構成されたストッパー
12及び13に所定トルクにて押し付けるように、制御
を実施していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
エレベーターのドア制御装置では、図10に示すよう
に、ストッパーに衝突した瞬間、速度指令ωrが一定で
あっても、実速度ωr*はストッパーの反力により押し
戻され、振動気味となり整定するという問題点があっ
た。
【0017】また、戸閉時のいたずら等によってドアが
こじ開けられた場合に、実速度が低速であるため、実速
度を正確に検出することが難しく、こじ開けに対する反
力が発生しにくい。そこで、反力を大きくするために、
押し付け時の電流を大きくすると、モータが発熱すると
いう問題点があった。
【0018】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、ドアの終端速度の整定がよくな
り、こじ開け等の場合には反力を大きくすることができ
るエレベーターのドア制御装置を得ることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベーターのドア制御装置は、エレベーターのドア
の開閉動作を行うモータを駆動制御するインバータ手段
と、前記ドアの位置を検出するエンコーダと、前記エン
コーダの出力に基づいて、前記ドアが所定減速開始位置
までは通常の第1の速度指令を前記インバータ手段に出
力し、前記所定減速開始位置を検出したときには前記ド
アの停止目標値をストッパーの直前とする前記所定減速
開始位置から前記ストッパーまでの移動距離の関数を第
2の速度指令として切り換えて前記インバータ手段に出
力する制御手段とを備えたものである。
【0020】この発明の請求項2に係るエレベーターの
ドア制御装置は、前記所定減速開始位置からストッパー
までの移動距離を行きすぎた場合には前記第2の速度指
令を零とする制御手段を備えたものである。
【0021】この発明の請求項3に係るエレベーターの
ドア制御装置は、前記所定減速開始位置からストッパー
までの移動距離が可変である制御手段を備えたものであ
る。
【0022】
【作用】この発明の請求項1に係るエレベーターのドア
制御装置においては、インバータ手段によって、エレベ
ーターのドアの開閉動作を行うモータが駆動制御され
る。また、エンコーダによって、前記ドアの位置が検出
される。そして、制御手段によって、前記エンコーダの
出力に基づいて、前記ドアが所定減速開始位置までは通
常の第1の速度指令が前記インバータ手段に出力され、
前記所定減速開始位置を検出したときには前記ドアの停
止目標値をストッパーの直前とする前記所定減速開始位
置から前記ストッパーまでの移動距離の関数が第2の速
度指令として切り換えられて前記インバータ手段に出力
される。
【0023】この発明の請求項2に係るエレベーターの
ドア制御装置においては、制御手段によって、前記所定
減速開始位置からストッパーまでの移動距離を行きすぎ
た場合には前記第2の速度指令が零とされる。
【0024】この発明の請求項3に係るエレベーターの
ドア制御装置においては、前記所定減速開始位置からス
トッパーまでの移動距離が可変とされる。
【0025】
【実施例】実施例1.この発明の実施例1の構成を図1
及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の
実施例1を示すブロック図であり、ダイオードブリッジ
20〜エンコーダ23、直流CT25〜PWM部27は
前記従来装置のものと全く同一である。
【0026】図1において、この発明の実施例1は、前
述した従来装置のものと全く同一のものと、マイクロコ
ンピュータ24Aとから構成されている。このマイクロ
コンピュータ24Aは、従来のものと全く同一である速
度指令発生部30〜電流指令発生部39と、残量固定値
データ40と、この残量固定値データ40及びエンコー
ダ23に接続された可逆カウンタ41と、この可逆カウ
ンタ41に接続された位置アンプ42と、入力側が速度
指令発生部30及び位置アンプ42に接続されかつ出力
側が減算部31に接続された指令切換部43とから構成
されている。
【0027】ところで、請求項1に係るこの発明のイン
バータ手段は、前述したこの発明の実施例1ではダイオ
ードブリッジ20、平滑コンデンサ21、インバータ2
2、直流CT25、電流アンプ部26及びPWM部27
から構成され、この発明の制御手段は、マイクロコンピ
ュータ24Aから構成されている。図2は、図1の実施
例1と等価な自動制御系のブロック図である。
【0028】つぎに、前述した実施例1の動作を図3か
ら図6までを参照しながら説明する。図3はモータ3の
速度及びトルクの変化を示す特性図、図4及び図5は位
置誤差対速度指令を示す特性図、図6はこの発明の実施
例1の動作を示すフローチャートである。図3におい
て、横軸はドア6の位置S、縦軸はモータ3の速度v、
トルクTを示している。なお、図3はCLTセンサ15
について図示しているが、OLTセンサ14についても
同様である。図4及び図5において、横軸は可逆カウン
タ41の出力である位置(θi−θi*)、縦軸は位置
アンプ42の出力である速度指令ωrを示している。
【0029】図6のステップ50〜52において、マイ
クロコンピュータ24Aは、ドア6がOLTセンサ14
又はCLTセンサ15である終端センサを通過するまで
は、図3に示すように、速度指令発生部30によって発
生された速度指令ωrに追従するようにインバータ22
を制御する。
【0030】ステップ53において、図3に示すように
終端センサの出力の立ち上がりで、終端センサからスト
ッパー12又は13の直前までのエンコーダパルス数に
換算されたドア6の移動距離を示す残量固定値データθ
i40を可逆カウンタ41にセットする。
【0031】ステップ54〜59において、マイクロコ
ンピュータ24Aは、終端センサ作動により、指令切換
部43を切換え、残量固定値データθi40がセットさ
れている可逆カウンタ41の出力を位置アンプ42を通
してゲインKpos倍して、速度指令としてインバータ
22に与える。
【0032】すなわち、その場合の速度指令はωr=K
pos(θi−θi*)となる。これにより、モータ3
に所定電流を流し、モータ3を所定速度になるように制
御する。
【0033】可逆カウンタ41の値は、エンコーダ23
からのフィードバックパルスにより加減算されストッパ
ー12又は13の直前の目標値にむかって減速動作す
る。この時、速度指令ωrは目標値に近ずくに従って、
小さくなり、目標値では零となる。この様子を示したの
が図3及び図4である。
【0034】図3において、点線のTMはモータ3のト
ルクの特性を示し、実線のωrは速度指令、ωr*は実
速度を示している。モータ3のトルクTMの極性は、+
側は力行方向、−側は回生(減速)方向を示している。
【0035】図4において、位置(残量)が零を通過し
たときには速度指令の極性が反転しているため、目標値
(O点)に収束する。実線の減速パターンG−A−Oと
なる位置ループゲインをKpos、減速開始残量をL1
とすれば、|θi−θi*|≦L1の範囲では、ωr=
Kpos・(θi−θi*)、ωr0=Kpos・L1
となる。この時、目標点(O点)を行きすぎた場合に
は、(θi−θi*)≦0となり速度指令ωrは負とな
る。この時のパターンはH−D−Oである。
【0036】また、位置ループゲインKpos1(但
し、Kpos1≧Kpos)のように増大させた場合に
は、+L1点の速度は、CLTセンサ15の通過速度ω
r0より大きくなりC点となるため、速度指令ωrは点
線G−A−C−B−Oのようになり、速度指令ωrがA
点でC点に跳躍する。このために、ωr=Kpos・
(θi−θi*)≦ωr0となるようにいつでも演算す
れば、位置ループゲインKposの大きさをどのように
変化させても速度指令に跳躍は発生しない。前述した位
置ループゲインKpos1にした場合には、ωr=Kp
os1・(θi−θi*)≦ωr0の演算により減速点
は自動的にL2となり、速度指令は点線G−A−B−O
のように滑らかに減速する。行きすぎ方向はO−F−D
−Hとなる。この演算のフローチャートが図6である。
【0037】図2において、速度アンプ32は通常PI
制御されるため、位置アンプ42にすこしでも位置誤差
(θi−θi*)があれば、速度アンプ32の中に積分
器32bが入っているために位置を目標値にもどそうと
いう力は大きくなる。
【0038】なお、エレベーターのドア駆動の場合は前
述したように必ずストッパー12及び13があるため、
位置の行きすぎに対しては特に制御する必要がなく位置
アンプ42の特性を図5に示したように行きすぎた場合
には零にしてもよい。こうすると、ノイズ等によるエン
コーダ23の誤動作や、ドア6の開閉終端で停止中に可
逆カウンタ41が誤動作しても反転しないといった利点
がある。
【0039】この発明の実施例1は、前述したように、
ドア6の開閉終端の停止目標値をストッパー12又は1
3に当たる直前に置き、図3に示したように、ドア6の
開閉終端でストッパーに当たらないように停止し、か
つ、こじ開け時には大きな反力トルクを発生させること
を目的としてなされたもので、終端センサからストッパ
ー直前の停止位置までの固定された距離、つまり、モー
タ軸に取り付けられたエンコーダ23のパルス数に換算
された距離を零にするように制御したものである。
【0040】したがって、ドア6の開閉終端ではストッ
パー12又は13に当たらずにストッパー直前に停止す
るように制御されるため、ドア開閉時の戸当り音、振動
後の停止がなくなり、かつ、こじ開け時にもモータ3と
インバータ22の駆動容量により決定される最大トルク
のこじ開け反力が発生するという効果を奏する。
【0041】すなわち、若干のソフトウエアの追加によ
り、ストッパーに戸当りをしないように制御することが
できるので、ドアの終端速度の整定がよくなる。また、
終端停止時には電流を小さく制御しながら、こじ開け等
の場合には反力を非常に大きくとれ、安全性の高いもの
を実現することができるという効果を奏する。
【0042】実施例2.なお、前述した実施例1では終
端センサ(OLTセンサ14、CLTセンサ15)から
ストッパー12、13までの移動距離の関数を速度指令
とする制御システムを説明したが、図7に示すように、
終端センサの前方のドアが最高速度から減速を開始する
ような点、例えば、P1、P2、P3からストッパーを
停止点とする制御システムも容易に構成可能である。そ
の場合、ベルト等のスリップによりエンコーダ23で検
出する相対位置が狂ってきたときに、終端センサは補正
用のストッパーからの絶対位置を与える役割をもつ。な
お、図7において、横軸はドア6の位置S、縦軸はモー
タ3の速度vを示している。
【0043】実施例3.終端センサ又は減速開始点から
ストッパーまでの移動距離を可変にする、すなわち前記
移動距離の関数に可変手段を有する係数を乗算したもの
をモータ3の速度指令としても所期の目的を達成し得る
ことはいうまでもない。また、前記移動距離の関数に係
数を乗算したものをモータ3の速度指令とし、その最大
値を前述した終端センサの突入時の速度としてもよい。
【0044】つまり、終端センサからストッパーまでの
残量に可変の所定の係数(位置ループゲイン)を乗算す
ると終端センサに突入する速度以上になるために、それ
を終端センサに突入する速度以下に飽和させるためであ
る。また、終端センサからストッパーまでの残量は、据
え付け状態により異なるので、可変しておく必要があ
る。
【0045】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るエレベーター
のドア制御装置は、以上説明したとおり、エレベーター
のドアの開閉動作を行うモータを駆動制御するインバー
タ手段と、前記ドアの位置を検出するエンコーダと、前
記エンコーダの出力に基づいて、前記ドアが所定減速開
始位置までは通常の第1の速度指令を前記インバータ手
段に出力し、前記所定減速開始位置を検出したときには
前記ドアの停止目標値をストッパーの直前とする前記
定減速開始位置から前記ストッパーまでの移動距離の関
数を第2の速度指令として切り換えて前記インバータ手
段に出力する制御手段とを備えたので、ドアの終端速度
の整定がよくなり、こじ開け等の場合には反力を大きく
することができるという効果を奏する。
【0046】この発明の請求項2に係るエレベーターの
ドア制御装置は、以上説明したとおり、エレベーターの
ドアの開閉動作を行うモータを駆動制御するインバータ
手段と、前記ドアの位置を検出するエンコーダと、前記
エンコーダの出力に基づいて、前記ドアが所定減速開始
位置までは通常の第1の速度指令を前記インバータ手段
に出力し、前記所定減速開始位置を検出したときには前
記ドアの停止目標値をストッパーの直前とする前記所定
減速開始位置から前記ストッパーまでの移動距離の関数
第2の速度指令として切り換えて前記インバータ手段
に出力し、前記所定減速開始位置からストッパーまでの
移動距離を行きすぎた場合には前記第2の速度指令を零
とする制御手段とを備えたので、ドアの終端速度の整定
がよくなり、こじ開け等の場合には反力を大きくするこ
とができるという効果を奏する。
【0047】この発明の請求項3に係るエレベーターの
ドア制御装置は、以上説明したとおり、エレベーターの
ドアの開閉動作を行うモータを駆動制御するインバータ
手段と、前記ドアの位置を検出するエンコーダと、前記
エンコーダの出力に基づいて、前記ドアが所定減速開始
位置までは通常の第1の速度指令を前記インバータ手段
に出力し、前記所定減速開始位置を検出したときには前
記ドアの停止目標値をストッパーの直前とする前記所定
減速開始位置から前記ストッパーまでの移動距離の関数
第2の速度指令として切り換えて前記インバータ手段
に出力する制御手段とを備え、前記所定減速開始位置か
らストッパーまでの移動距離を可変としたので、ドアの
終端速度の整定がよくなり、こじ開け等の場合には反力
を大きくすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1と等価な自動制御系のブロ
ック図である。
【図3】この発明の実施例1のモータの速度及びトルク
の変化を示す特性図である。
【図4】この発明の実施例1のドアの位置と速度指令の
関係を示す特性図である。
【図5】この発明の実施例1のドアの位置と速度指令の
関係を示す特性図である。
【図6】この発明の実施例1の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】この発明の実施例2のモータの速度の変化を示
す特性図である。
【図8】従来及びこの発明のエレベーターのドアシステ
ムを示す構成図である。
【図9】従来のエレベーターのドア制御装置を示すブロ
ック図である。
【図10】従来のエレベーターのドア制御装置のモータ
の速度及びトルクの変化を示す特性図である。
【符号の説明】
3 モータ 6 ドア 12 ストッパー 13 ストッパー 14 OLTセンサ(終端センサ) 15 CLTセンサ(終端センサ) 22 インバータ 23 エンコーダ 24A マイクロコンピュータ 27 PWM部 40 残量固定値データ 41 可逆カウンタ 42 位置アンプ
フロントページの続き (72)発明者 小寺 利幸 稲沢市菱町1番地 三菱電機エンジニア リング株式会社 稲沢事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−93194(JP,A) 特開 昭58−177865(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターのドアの開閉動作を行うモ
    ータを駆動制御するインバータ手段、前記ドアの位置を
    検出するエンコーダ、及び前記エンコーダの出力に基づ
    いて、前記ドアが所定減速開始位置までは通常の第1の
    速度指令を前記インバータ手段に出力し、前記所定減速
    開始位置を検出したときには前記ドアの停止目標値をス
    トッパーの直前とする前記所定減速開始位置から前記ス
    トッパーまでの移動距離の関数を第2の速度指令として
    切り換えて前記インバータ手段に出力する制御手段を備
    えたことを特徴とするエレベーターのドア制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記所定減速開始位置
    からストッパーまでの移動距離を行きすぎた場合には
    記第2の速度指令を零とすることを特徴とする請求項第
    1項記載のエレベーターのドア制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定減速開始位置からストッパーま
    での移動距離が可変であることを特徴とする請求項第1
    項記載のエレベーターのドア制御装置。
JP3143319A 1990-06-15 1991-06-14 エレベ―タ―のドア制御装置 Expired - Fee Related JP2501971B2 (ja)

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