JP5464060B2 - タイミングチェーンガイド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のタイミングチェーンをガイドするタイミングチェーンガイド装置に関する。
内燃機関では、吸排気バルブの開閉タイミングを機関回転数に応じて変化させるために、クランクシャフトの駆動力を吸排気バルブの開閉を行うカムシャフトに伝達し、カムシャフトの回転をクランクシャフトの回転に同期させている。そのために、クランクシャフトに取付けたクランクスプロケットと、カムシャフトに取付けたカムスプロケットとにタイミングチェーンを巻き掛け、このタイミングチェーンを介してクランクシャフトの駆動力をカムシャフトに伝達している。
タイミングチェーンに適度な張力を付与するために、例えば、一対のタイミングチェーンガイド、チェーンテンショナ等からなるタイミングチェーンガイド装置が組み付けられる(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1に開示されているタイミングチェーンガイド装置では、タイミングチェーンがスプロケットから脱落するのを防止するために、スプロケットの近傍にタイミングチェーンの側方への脱落を阻止する部材が設けられている。
また、特許文献2に開示されているタイミングチェーンガイド装置は、タイミングチェーン、カムシャフトスプロケット、タイミングチェーンガイド等がユニット構造になっており、このユニット構造をエンジンに組付ける際にカムシャフトスプロケットの側部を支持する支持部材が設けられている。
特開2004−278354号公報 米国特許第6955622号
ところで、本願出願人は、クランクスプロケットおよびカムスプロケットにタイミングチェーンを巻き掛け、これらにタイミングチェーンガイド装置を組付けてユニット化したものを予め組み立てておくとともに、タイミングチェーン収容スペースを予め内部に鋳造形成したシリンダヘッドおよびシリンダブロックを採用し、そのタイミングチェーン収容スペースに、上記ユニット化したものを挿入するエンジンの生産方法を試している。
図6は、クランクスプロケット74、カムスプロケット75,76にタイミングチェーン7を巻き掛け、これらにタイミングチェーンガイド装置9を組付けてユニット化したもの(以下「タイミングチェーンユニット」ともいう。)を示している。タイミングチェーンガイド装置9は、一対のタイミングチェーンガイド91,92と、これらのタイミングチェーンガイド91,92を連結するために架設された架設部93と、架設部93からクランクスプロケット74のスプロケット歯741の両側のボス部742に向かって延出した一対の脚部94と、一方のチェーンガイド92に付設されたチェーンテンショナ6とを備えている。
上記一対の脚部94は、同じ長さを有しており、タイミングチェーンユニットのカムスプロケット75,76を吊上げたときに、クランクスプロケット74がタイミングチェーン7から脱落しないように、クランクスプロケット74のスプロケット歯741の両側のボス部742をそれぞれ押さえる役割を果たす。また上記一対の脚部94は、カムスプロケット75,76を吊上げたときに、タイミングチェーンガイド装置9自身が脱落ないように、クランクスプロケット74上に保持させる役割をも果たす。
図7に示すように、タイミングチェーン7等にタイミングチェーンガイド装置9を組み付けて構成されたタイミングチェーンユニットを、シリンダヘッド81およびシリンダブロック82に鋳造形成されたタイミングチェーン収容スペース83に挿入する際には、まず、カムスプロケット75,76を吊上げることによりタイミングチェーンユニット全体を吊上げて、タイミングチェーン収容スペース83の上方開口部84から挿入する。
ところが、タイミングチェーン収容スペース83内には、タイミングチェーンガイド91,92を締結するためのボス部85や、シリンダブロック82のダイカスト鋳造時に形成された図示しない見切りバリ(分割型の合わせ部分に形成されるバリ)などの突起物が形成されており、この突起物がタイミングチェーンユニットを挿入する際の障害になることがある。また、クランクシャフト71の端部などもタイミングチェーンユニットを挿入する際の障害になることがある。
例えば、図7に示すように、タイミングチェーンユニットをタイミングチェーン収容スペース83内に挿入する際に、挿入先端部となるクランクスプロケット74がボス部85に引っ掛かったり、図8に示すように、上記クランクスプロケット74がクランクシャフト71の端部に引っ掛かってタイミングチェーンユニットの挿入作業が捗らないことことがある。
本発明はかかる問題点に鑑みて創案されたものであり、クランクスプロケット等にタイミングチェーンを巻き掛け、これにタイミングチェーンガイド装置を組付けてユニット化したものをシリンダブロック等に形成されたタイミングチェーン収容スペースに挿入する際の作業効率を向上させることを可能とするタイミングチェーンガイド装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明のタイミングチェーンガイド装置は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明のタイミングチェーンガイド装置は、タイミングチェーンをガイドする第1および第2のタイミングチェーンガイドと、前記第1および第2のタイミングチェーンガイド間に架設された架設部と、前記架設部からクランクスプロケットのスプロケット歯の両側のボス部に向かってそれぞれ延出した第1および第2の脚部と、を備え、前記第1の脚部の先端と前記ボス部の一方との隙間量と、前記第2の脚部の先端と前記ボス部の他方との隙間量とが相違している、ものである。また、本発明のタイミングチェーンガイド装置は、既述の構成において、前記第1の脚部の先端と前記ボス部の一方との隙間量よりも、前記第2の脚部の先端と前記ボス部の他方との隙間量の方が大きく、前記第1の脚部よりも、前記第2の脚部の方がエンジンの外側寄りに配置されている。
かかる構成を備えるタイミングチェーンガイド装置によれば、第1の脚部の先端とクランクスプロケットのボス部との隙間量と、第2の脚部の先端とクランクスプロケットのボス部との隙間量とが相違していることから、クランクスプロケットは、障害物に当たると容易に片側へ傾動する。このため、このタイミングチェーンガイド装置をクランクスプロケット、タイミングチェーン等に組み付けてユニット化したものをタイミングチェーン収容スペースに挿入する際、クランクスプロケットが障害物に引っ掛かかり挿入困難になることが少なくなる。また、タイミングチェーンガイド装置をクランクスプロケット、タイミングチェーン等に組み付けてユニット化したものをタイミングチェーン収容スペースに挿入する際、クランクスプロケットがクランクシャフトの端部に当たると、クランクシャフトと反対側に傾動する。このため、上記ユニット化したものをタイミングチェーン収容スペースに挿入する際、クランクスプロケットがクランクシャフトの端部に引っ掛かかり挿入困難になることがより一層少なくなる。
例えば、前記タイミングチェーンは、第1のカムスプロケット、第2のカムスプロケットおよび前記クランクスプロケットに巻き掛けられており、前記第1のタイミングチェーンガイドは、前記クランクスプロケットと第1のカムスプロケットとの間の張架部分をガイドするものであり、前記第2のタイミングチェーンガイドは、前記クランクスプロケットと第2のカムスプロケットとの間の張架部分をガイドするものである。
本発明のタイミングチェーンガイド装置によれば、クランクスプロケット等にタイミングチェーンを巻き掛け、これにタイミングチェーンガイド装置を組付けてユニット化したものをシリンダブロック等に形成されたタイミングチェーン収容スペースに挿入し易くなり、挿入作業の効率を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係るタイミングチェーンユニットを示す図である。 図1のX−X断面図である。 本発明の実施形態に係るタイミングチェーンユニットをタイミングチェーン収容スペースに挿入する際の手順を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るタイミングチェーンユニットをタイミングチェーン収容スペースに挿入する際の手順を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るタイミングチェーンユニットのタイミングチェーン収容スペース内への組付完了状態を示す断面図である。 改良前のタイミングチェーンユニットを示す図である。 改良前のタイミングチェーンユニットをタイミングチェーン収容スペースに挿入する際の手順を説明するための図である。 改良前のタイミングチェーンユニットをタイミングチェーン収容スペースに挿入する際の手順を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、タイミングチェーンユニット100を示す図であり、図2は図1のX−X断面図である。また、図3は、タイミングチェーンユニット100を組み込むタイミングチェーン収容スペース83がシリンダヘッド81およびシリンダブロック82に形成された直列多気筒エンジンの一部を示す断面図である。
上記タイミングチェーンユニット100は、図1に示すように、クランクスプロケット74、吸気用カムスプロケット75、排気用カムスプロケット76にタイミングチェーン7を巻き掛け、これらにタイミングチェーンガイド装置1を組付けたものである。クランクスプロケット74は、クランクシャフト71(図5参照)に取付けられ、吸気用カムスプロケット75は、吸気用カムシャフト72に取付けられ、排気用カムスプロケット76は、排気用カムシャフト73に取付けられる。
タイミングチェーンガイド装置1は、2つのタイミングチェーンガイド2,3、架設部4、第1の脚部51、第2の脚部52、チェーンテンショナ6等を備えている。
一方のタイミングチェーンガイド2(以下「チェーンダンパ2」ともいう。)は、タイミングチェーン7における、クランクスプロケット74と排気用カムスプロケット76との間の張架部分7aをガイドする。このチェーンダンパ2には、ボルト挿通孔22が形成されており、このボルト挿通孔22を介して、タイミングチェーン収容スペース83を形成する壁面831から突出したボス部85(図3参照)に、ボルト締結される。
もう一方のタイミングチェーンガイド3(以下「チェーンスリッパ3」ともいう。)は、タイミングチェーン7における、クランクスプロケット74と吸気用カムスプロケット75との間の張架部分7bをガイドしながら張力を付与するものである。このチェーンスリッパ3は、一端にボルト挿通孔32が形成されており、このボルト挿通孔にピボット点となるボルトが挿通され、シリンダブロック82に前記ピボット点を中心に回動可能に締結される。チェーンスリッパ3の他端側は、チェーンテンショナ6によって押圧されるようになっている。チェーンテンショナ6は、チェーンスリッパ3の自由端をタイミングチェーン7のサークル内に向かって押圧することで、タイミングチェーン7に対して適度の張力を付与する。
図1に示す例では、クランクシャフトが駆動すると、クランクシャフトとともにクランクスプロケット74が図1の矢印Aで示す方向(時計回り)に回転し、タイミングチェーン7は矢印Bで示す方向(時計回り)に回転する。このとき、比較的弛みを生じやすいタイミングチェーン7の張架部分7bをチェーンスリッパ3が押圧しながらガイドするようになっており、比較的弛みを生じにくいタイミングチェーン7の張架部分7aをチェーンダンパ2がガイドするようになっている。
架設部4は、チェーンダンパ2およびチェーンスリッパ3の下部(タイミングチェーンユニット100をタイミングチェーン収容スペース83に挿入する際の挿入先端部)に架設されている。本実施形態では、架設部4は、チェーンダンパ2と一体成形された樹脂材からなり、チェーンダンパ2の厚さ方向両側部からチェーンスリッパ3に向かってチェーン7およびチェーンスリッパ3を挟むように互いに平行に延びた一対の部材からなる。また、架設部4の反チェーンダンパ2側には、ボルト挿通孔42が形成されており、このボルト挿通孔42とチェーンスリッパ3のボルト挿通孔32とが合わされてシリンダブロック82にボルト締結される。なお、架設部4には、軽量化、材料節約のための開口41が形成されている。
第1の脚部51および第2の脚部52は、架設部4からクランクスプロケット74のスプロケット歯741の両側のボス部742,742に向かって延出している。本実施形態では、第1の脚部51および第2の脚部52は、チェーンダンパ2および架設部4と一体成形された樹脂材とされている。この脚部51,52(特に第1の脚部51)は、例えば、タイミングチェーンユニット100をシリンダヘッド81およびシリンダブロック82に形成されたタイミングチェーン収容スペース83に挿入する際に、クランクスプロケット74がチェーン7から脱落しないように、クランクスプロケット74のボス部742を上から押さえる役割を果たす。
図2に示すように、第1の脚部51は第2の脚部52より長くなっており、スプロケット歯741の両側のボス部742,742は互いに同径とされている。つまり、第1の脚部51の先端の方が第2の脚部52の先端よりもボス部742に近い位置にあり、第1の脚部51の先端とクランクスプロケット74のボス部742との隙間量S1より、第2脚部52の先端とクランクスプロケット74のボス部742との隙間量S2の方が大きくなっている。なお、上記隙間量S1,S2は、クランクスプロケット74が最下位置になるようにタイミングチェーンユニット100を吊り上げた状態で生じる隙間量である。この隙間量S1,S2は、タイミングチェーンユニット100の吊上げ形態によって変動する可能性があるが、タイミングチェーンユニット100を吊上げたときに、隙間量S2が隙間量S1より大きくなっていれば問題ない。
なお、上記隙間量S1は、タイミングチェーンユニット100をエンジンのシリンダヘッド81およびシリンダブロック82に形成されたタイミングチェーン収容スペース83に挿入する際に、クランクスプロケット74がチェーン7から脱落しないように、所定量以下であることが望ましい。また、隙間量S1,S2の差は、後述する挿入作業が容易に行える程度設けられていることが望ましい。
−組付手順−
上記タイミングチェーンユニット100をエンジンのシリンダヘッド81およびシリンダブロック82に形成されたタイミングチェーン収容スペース83に組付けるに当たっては、タイミングチェーンユニット100の吸気用カムスプロケット75および排気用カムスプロケット76を吊上げる。必要に応じて、図1に示すように、チェーンダンパ2およびチェーンスリッパ3の上部に吊孔21,31を設け、この吊孔21,31も併せて吊上げるようにしてもよい。また、タイミングチェーンユニット100をタイミングチェーン収容スペース83に挿入する前に、予め、クランクシャフト71の端部にオイルポンプ用スプロケット77を嵌め付けておく。このオイルポンプ用スプロケット77は、クランクシャフト71の下方に設置される図示しないオイルポンプにチェーンを介して駆動力を伝達するためのものである。
つぎに、既述したようにして吊上げたタイミングチェーンユニット100を第2の脚部52が第1の脚部51よりもエンジンの外側寄りに配置されるように、タイミングチェーン収容スペース83の上方開口部84より挿入する。この挿入時に、クランクスプロケット74がタイミングチェーン収容スペース83内の壁面831(エンジンの中心側の壁面)に形成されたボス85や、見切りバリ86などの突起物に当たることがある。この場合、前記隙間量S1より前記隙間量S2の方が大きくなっており、前記隙間量S1より前記隙間量S2の方が比較的壁面831から遠い方にあることから、図3の2点鎖線で示すように、クランクスプロケット74はボス85等の突起物を回避するように突起物と反対側(エンジンの外側)へ傾動する。同様に、図4の2点鎖線で示すように、クランクスプロケット74がクランクシャフト71の端部(本実施形態では、予めクランクシャフト71の端部に嵌め付けられたオイルポンプ用スプロケット77)に当たった場合、クランクスプロケット74はクランクシャフト71の端部(オイルポンプ用スプロケット77)を回避するように、クランクシャフト71と反対側に傾動する。つまり、タイミングチェーンユニット100をタイミングチェーン収容スペース83に挿入する際に、クランクスプロケット74が上記突起物やクランクシャフト71の端部に引っ掛かかることが少なくなり、挿入作業が捗るようになる。
タイミングチェーンユニット100を所定の位置まで挿入した後は、図5に示すように、シリンダヘッド81およびシリンダブロック82にそれぞれ形成されたボルト取付用窓812,822からタイミングチェーン収容スペース83内に配置されたチェーンダンパ2およびチェーンスリッパ3のボルト挿通孔22,32(図1参照)にボルト87を挿通して、チェーンダンパ2およびチェーンスリッパ3をボス部85に締結する。また、クランクシャフト71の回転位置と、吸気用カムシャフト72および排気用カムシャフト73の回転位置とを適切な回転位置に調整した後、クランクシャフト71に対して、オイルポンプ用スプロケット77、クランクスプロケット74およびクランクプーリ78を回転一体に固定し、シリンダヘッド81にヘッドカバー89を取付ける。また、チェーンテンショナ6の所定部位をシリンダヘッド81内に図示しないボルトにて締結する。
図5に示す例では、オイルポンプ用スプロケット77、クランクスプロケット74およびクランクプーリ78の軸穴、並びに、クランクシャフト71の端部に形成された軸穴71に筒状部材70が挿入され、この筒状部材70と、オイルポンプ用スプロケット77、クランクスプロケット74およびクランクプーリ78の軸穴ならびにクランクシャフト71の上記軸穴71とがキー80によって回転一体に係合されている。そして、これらのオイルポンプ用スプロケット77、クランクスプロケット74およびクランクプーリ78は、クランクボルト79によってクランクシャフト71の端部に固定されている。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係るタイミングチェーンガイド装置1によれば、第1の脚部51の先端とクランクスプロケット74のボス部742との隙間量S1より、第2の脚部52の先端とクランクスプロケット74のボス部742との隙間量S2の方が大きくなっていることから、クランクスプロケット74がタイミングチェーン収容スペース83内の突起物やクランクシャフト71の端部に当たると、当該突起部やクランクシャフト71の端部を回避するように傾動するため、タイミングチェーンユニット100をタイミングチェーン収容スペース83に挿入して組付ける際の作業効率が向上する。
−他の実施形態−
第1の脚部51の先端位置と、第2の脚部52の先端位置とを揃えて、スプロケット歯741の両側のボス部742,742の外径を相違させることにより、隙間量S1,S2に差を設けることも可能である。
本発明は、内燃機関のタイミングチェーンを案内するタイミングチェーンガイド装置に適用可能である。
1 タイミングチェーンガイド装置
2 チェーンダンパ(タイミングチェーンガイド)
3 チェーンスリッパ(タイミングチェーンガイド)
4 架設部
51 第1の脚部
52 第2の脚部
7 タイミングチェーン
7a 張架部分
7b 張架部分
71 クランクシャフト
74 クランクスプロケット
741 スプロケット歯
742 ボス部

Claims (2)

  1. タイミングチェーンをガイドする第1および第2のタイミングチェーンガイドと、
    前記第1および第2のタイミングチェーンガイド間に架設された架設部と、
    前記架設部からクランクスプロケットのスプロケット歯の両側のボス部に向かってそれぞれ延出した第1および第2の脚部と、
    を備え、
    前記第1の脚部の先端と前記ボス部の一方との隙間量と、前記第2の脚部の先端と前記ボス部の他方との隙間量とが相違しており、
    前記第1の脚部の先端と前記ボス部の一方との隙間量よりも、前記第2の脚部の先端と前記ボス部の他方との隙間量の方が大きく、
    前記第1の脚部よりも、前記第2の脚部の方がエンジンの外側寄りに配置されている、タイミングチェーンガイド装置。
  2. 請求項に記載のタイミングチェーンガイド装置において、
    前記タイミングチェーンは、第1のカムスプロケット、第2のカムスプロケットおよび前記クランクスプロケットに巻き掛けられており、
    前記第1のタイミングチェーンガイドは、前記クランクスプロケットと第1のカムスプロケットとの間の張架部分をガイドするものであり、
    前記第2のタイミングチェーンガイドは、前記クランクスプロケットと第2のカムスプロケットとの間の張架部分をガイドするものである、タイミングチェーンガイド装置。
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