JP5460755B2 - 燃料ホルダ、燃料ホルダの使用方法、及び燃料集合体の輸送方法 - Google Patents

燃料ホルダ、燃料ホルダの使用方法、及び燃料集合体の輸送方法 Download PDF

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Description

この発明は、燃料ホルダ、燃料ホルダの使用方法、及び燃料集合体の輸送方法に関し、より詳しくは、異なる規格に従って形成された燃料集合体の内のいずれの燃料集合体をも収容することができ、しかも燃料集合体を収容した燃料ホルダを輸送する際に、燃料ホルダの軸線方向に加速力が作用しても、燃料集合体が軸線方向に移動して頂部に衝突することを防止することのできる燃料ホルダ、燃料ホルダの使用方法、及び燃料集合体の輸送方法に関する。
沸騰水型原子炉に用いられる燃料集合体は、燃料ホルダに収容され、さらにこの燃料ホルダは輸送容器に装填されて需要地へ搬送される。燃料集合体は、多数の燃料棒がその両端部において上部タイプレートと下部タイプレート、その中間部では支持格子とにより束ねられ、各燃料棒の間隔保持がなされている。燃料ホルダは、長尺状の内部空間を有し、この内部空間に燃料集合体が収容される。また、燃料集合体の軸線方向の先端部と燃料ホルダの軸線方向の頂部内壁面との間にはギャップが設けられている。
従来は、燃料集合体を燃料ホルダに収容して需要地へと搬送する際に、燃料集合体を長尺状の燃料ホルダの側面方向から拘束することにより、燃料集合体が燃料ホルダ内で移動しないようにしていた。しかし、燃料集合体を燃料ホルダの側面方向から拘束するという従来の方法では、例えば、燃料ホルダを装荷したトレーラ等が急停止した場合等、大きな加速力が燃料集合体にかかった場合には、燃料集合体の先端部と燃料ホルダの頂部との間にギャップがあるため、燃料集合体が燃料ホルダの軸線方向に移動して、燃料ホルダの頂部内壁面に衝突するおそれがあった。
このような課題を解決する手段として、特許文献1には、「下部タイプレートを締め付ける締め付け板のうち少なくとも1つを下部タイプレートに設けられたフィンガースプリングに接触しない寸法の段付き板状とすると共にこの段付き板状締め付け板を前記下部タイプレートの段部に配置して燃料体の軸方向変位を前記下部タイプレート部で拘束する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の沸騰水型原子炉燃料体の輸送方法。」(特許文献1の請求項4)が記載されている。
ところで、現状で開発されている燃料集合体には沸騰水型原子炉の種類に応じて複数種類の規格があり、例えば燃料集合体の外形寸法は、その規格毎に数mmの違いがある。したがって、特定の規格の燃料集合体に合わせて燃料ホルダの各種寸法が決定されている。
例えば、特許文献1に記載されている、下部タイプレートを締め付ける締め付け板は、下部タイプレートの側面方向から任意の締め付け力を負荷できるようになっているので、燃料集合体の規格毎に側面方向の外形寸法の違いがあっても、この締め付け板を側面方向に変位させることにより、燃料集合体を側面方向から固定をすることができる。したがって、燃料集合体における下部タイプレートの側面方向の寸法に関しては、燃料集合体の規格毎の外形寸法に合わせて燃料ホルダの寸法を変更しなくてもよい。一方、燃料集合体の軸線方向の移動を防止するための段付き板状締め付け板は、特定の規格に従って形成された燃料集合体の外形寸法に合わせて、段付き板状締め付け板が下部タイプレートの段部に当接されるように、段付き板状締め付け板の軸線方向の位置決めがなされている。したがって、ある規格に従って形成された燃料集合体の外形寸法に合わせて形成された燃料ホルダに、他の規格の燃料集合体を収容すると、下部タイプレートの段部の位置がずれるので、段付き板状締め付け板を段部に当接させることができなくなってしまう。
このように燃料集合体の規格毎に段部の位置が変位することから、通常の場合、ある規格に従って形成された燃料集合体を収容する燃料ホルダは、燃料集合体の外形寸法に合わせて厳密に設計されている。そのため、その燃料ホルダに他の規格による燃料集合体を収容するという発想がなく、現実には燃料集合体の規格毎にその燃料集合体にだけ適合するように各種寸法を有する燃料ホルダを製作する必要がある。
また、ある規格による燃料集合体をその燃料集合体に適合する燃料ホルダに収容しているときには、他の規格による燃料集合体を収容する燃料ホルダは使用されずに遊休状態となる。遊休状態の燃料ホルダは、保管場所を必要とする等の問題を生じる。
特許第3142493号
この発明の課題は、ある規格に従って形成された燃料集合体及び他の規格に従って形成された燃料集合体のいずれであっても、これら複数種類の燃料集合体をともに収容することができるとの互換性を有し、しかも燃料集合体を収容した燃料ホルダを輸送する際に、燃料ホルダの軸線方向に大きな加速力が作用しても、燃料集合体が軸線方向に移動して頂部に衝突することを防止することのできる燃料ホルダ、この燃料ホルダの使用方法、及びこの燃料ホルダに収容された燃料集合体の輸送方法を提供することである。燃料ホルダについてさらにいうと、この発明の課題は、規格の異なるいずれの燃料集合体であってもこれを収容することができ、いずれの燃料集合体に対しても共用することのできる燃料ホルダを提供すること、である。
前記課題を解決するための手段は、
(1)円筒部に向かって減幅する逆角錐状の中空部を有する逆角錐部と、複数方向に支柱として分岐し、それら各支柱が前記円筒部に結合されてなるノーズピースとを有する沸騰水型原子炉燃料体用下部タイプレートを備えた燃料集合体を収容可能に形成されてなり、底部と、前記底部の縁端より立ち上がる側壁と、前記底部から前記燃料集合体の軸線方向に延在する筒状の周側部を有し、かつ、前記周側部により包囲される空間に前記ノーズピースを内挿する緩衝体とを備えた燃料ホルダであって、
前記ノーズピース又は前記中空部の内周面を係止することにより、前記燃料集合体が前記軸線方向の前記底部とは反対方向に移動するのを防止する移動防止部材を有することを特徴とする燃料ホルダである。
前記(1)の好適な態様としては、
(2) 前記ノーズピースを係止する前記移動防止部材において、前記移動防止部材は、前記支柱と交差する第1係止部材を有することを特徴とする前記(1)に記載の燃料ホルダであり、
(3) 前記第1係止部材は、前記側壁又は前記周側部に設けられた基端部と、前記基端部から前記軸線に直交する方向に延在するバーとを有することを特徴とする前記(2)に記載の燃料ホルダであり、
(4) 前記第1係止部材は、前記底部又は前記周側部に設けられた基端部と、フック状又はL字状に形成された他端部とを有することを特徴とする前記(2)に記載の燃料ホルダである。
(5) 前記第1係止部材は、前記底部又は前記周側部に設けられた基端部と、係合部を有する係合部付他端部とを有する第1ピン、及び前記底部又は前記周側部に設けられた基端部と、前記係合部により係合される被係合部を有する被係合部付他端部とを有する第2ピンを有することを特徴とする前記(2)に記載の燃料ホルダであり、
(6) 前記中空部の内周面を係止する前記移動防止部材において、前記移動防止部材は、前記底部又は前記周側部に設けられた基端部と、前記中空部の前記内周面に接触する接触部を有する接触部付他端部とを有する第2係止部材を有することを特徴とする前記(1)に記載の燃料ホルダであり、
(7) 前記基端部は、前記底部に対して平行移動可能に前記底部に設けられることを特徴とする前記(4)〜(6)に記載の燃料ホルダであり、
(8) 前記基端部は、前記軸線に直交する第1回転軸を中心に回転可能に前記底部に設けられることを特徴とする前記(4)〜(6)のいずれか一項に記載の燃料ホルダであり、
(9) 前記基端部は、前記底部に直交する第2回転軸を中心に回転する回転テーブルに設けられることを特徴とする前記(4)〜(6)のいずれか一項に記載の燃料ホルダである。
前記他の課題を解決するための手段は、
(10) 前記(1)〜(9)のいずれか一つに記載の燃料ホルダに前記燃料集合体を収容することを特徴とする燃料ホルダの使用方法である。
前記さらに別の課題を解決するための手段は、
(11) 前記(1)〜(9)のいずれか一つに記載の燃料ホルダに前記燃料集合体を収容して、輸送することを特徴とする燃料集合体の輸送方法である。
この発明に係る燃料ホルダは、規格の異なる燃料集合体毎に外形寸法に相違のない、前記ノーズピース又は前記中空部の内周面を係止することにより、前記燃料集合体が前記軸線方向の前記底部とは反対方向に移動するのを防止する移動防止部材を有する。したがって、この発明に係る燃料ホルダは、異なる規格に従って形成された各種の燃料集合体をいずれも収容することのできる共用ホルダとして使用されることができ、しかも燃料集合体を収容した燃料ホルダを輸送する際に、燃料ホルダの軸線方向に大きな加速力が作用しても、燃料集合体が軸線方向に移動して頂部に衝突することを防止することができる。
この発明に係る燃料ホルダの使用方法は、前記移動防止部材を有する燃料ホルダに燃料集合体を収容して輸送するので、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても、これら複数種類の燃料集合体をともに収容することができ、しかも燃料集合体を収容した燃料ホルダを輸送する際に、燃料ホルダの軸線方向に大きな加速力が作用しても、燃料集合体が軸線方向に移動して頂部に衝突することを防止することができる。したがって、規格の異なる燃料集合体毎に燃料ホルダを製造する必要がない。また、燃料集合体を燃料ホルダに収容する際に、規格の異なる燃料集合体に合わせて燃料ホルダを選択するといった煩雑な作業がない。また、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても一種類の燃料ホルダを使用することが出来るので、燃料ホルダの検査方法、管理方法等が一様になり、メンテナンスの煩雑さがなくなる。
この発明に係る燃料集合体の輸送方法は、前記移動防止部材を有する燃料ホルダに燃料集合体を収容して輸送するので、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても、これら複数種類の燃料集合体をともに収容することができ、しかも燃料集合体を収容した燃料ホルダを輸送する際に、燃料ホルダの軸線方向に大きな加速力が作用しても、燃料集合体が軸線方向に移動して頂部に衝突することを防止することができる。したがって、規格の異なる燃料集合体毎に燃料ホルダを製造する必要がない。また、燃料集合体を燃料ホルダに収容する際に、規格の異なる燃料集合体に合わせて燃料ホルダを選択するといった煩雑な作業がない。
また、例えば、従来のようにある規格Xに従って製造された燃料集合体しか収容することのできない燃料ホルダAを10本用意するとともに別の規格に従って製造された燃料集合体Yしか収容することのできない燃料ホルダBを10本用意しておいた場合に、燃料集合体X10体を需要地Pに、燃料集合体Y10体を需要地Rに輸送する場合には問題ないが、燃料集合体Xを2箇所の需要地P,Rに10体ずつ配送する必要がある場合、一方の需要地Pに10体の燃料集合体Xを燃料ホルダAに収容して配送していると、他方の需要地Rに配送する燃料集合体Xを収容する燃料ホルダAが足りない状態となるので、一方の需要地Pへの燃料集合体Xの配送を完了して燃料集合体Xの積載地(燃料工場を含む)に燃料ホルダAが戻ってくるまで、他方の需要地Rに配送すべき燃料集合体Aを待機せざるを得なかった。しかしながら、この発明に係る燃料集合体の輸送方法は、X及びYいずれの規格にしたがって製造された燃料集合体であってもこれを燃料ホルダに収容することができ、燃料集合体X及びYいずれに対しても燃料ホルダを共用することができるので、配送すべき全ての燃料集合体Xを規格に依らずに積載地において積載することができる。結果として、需要地Pに配送する燃料集合体Xを収容する燃料ホルダは足りているが、需要地Rに配送する燃料集合体Xを収容する燃料ホルダが足りないという状態に陥ることが無く、燃料集合体Aの積載地における出荷を待つ間の待機時間を削減することができる。
図1は、この発明に係る燃料ホルダの一実施態様を示す、燃料ホルダ及び燃料集合体の一部断面概略図である。 図2は、図1に示す燃料ホルダ及び燃料集合体において、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図2(a)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図2(b)は、図2(a)に示す燃料集合体及び燃料ホルダを底部側から見たときの一部断面説明図である。 図3は、図2に示す燃料ホルダ及び燃料集合体において第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。図3(a)は、燃料集合体を第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。図3(b)は、図3(a)に示す燃料集合体及び燃料ホルダを底部側から見たときの一部断面説明図である。 図4は、この発明に係る燃料ホルダの一実施態様を示す、燃料ホルダ及び燃料集合体の要部一部断面概略図である。図4(a)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図4(b)は、図4(a)に示す燃料集合体及び燃料ホルダを底部側から見たときの一部断面説明図である。図4(c)は、燃料ホルダを輸送容器に収容した後であって、第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。図4(d)は、図4(c)に示す燃料集合体及び燃料ホルダを底部側から見たときの一部断面説明図である。 図5は、この発明に係る燃料ホルダの一実施態様を示す、燃料ホルダ及び燃料集合体の要部一部断面概略図である。図5(a)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図5(b)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、燃料集合体を第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。 図6は、この発明に係る燃料ホルダの一実施態様を示す、燃料ホルダ及び燃料集合体の要部一部断面概略図である。図6(a)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図6(b)は、図6(a)に示す燃料集合体及び燃料ホルダを底部側から見たときの一部断面説明図である。図6(c)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、燃料集合体を第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。図6(d)は、図6(c)に示す燃料集合体及び燃料ホルダを底部側から見たときの一部断面説明図である。 図7は、この発明に係る燃料ホルダの一実施態様を示す、燃料ホルダ及び燃料集合体の要部一部断面概略図である。図7(a)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図7(b)は、図7(a)に示す燃料集合体及び燃料ホルダを底部側から見たときの一部断面説明図である。図7(c)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、燃料集合体を第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。図7(d)は、図7(c)に示す燃料集合体及び燃料ホルダを底部側から見たときの一部断面説明図である。 図8は、この発明に係る燃料ホルダの一実施態様を示す、燃料ホルダ及び燃料集合体の要部一部断面概略図である。図8(a)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第2係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図8(b)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、燃料集合体を第2係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。
以下においては、図面を参照しつつこの発明に係る燃料ホルダを説明する。
図1は、この発明に係る燃料ホルダの一実施態様を示す、燃料ホルダ及び燃料集合体の一部断面概略図である。図2は、図1に示す燃料ホルダ及び燃料集合体において、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。
図1及び図2に示すように、この燃料ホルダ1は、底部2と、この底部2の縁端より立ち上がり、かつ軸線O方向に延在する側壁3と、側壁3における底部2とは反対側に設けられた頂部4とを備え、底部2と側壁3と頂部4とに囲まれる内部空間に燃料集合体10を収容することができるように構成されている。また、底部2における内部空間側には緩衝体5が設けられている。
この燃料ホルダ1に収容される燃料集合体10は、沸騰水型原子炉に使用される燃料集合体であり、複数の燃料棒11及び水管(図示せず。)が上部タイプレート6、支持格子7、及び下部タイプレート8で束ねられて構成されている。下部タイプレート8は、燃料棒11を束ねる略角筒状のグリッド9と、このグリッド9の端部から円筒部15に向かって減幅する逆角錐状の中空部12を有する逆角錐部13と、複数方向に支柱14として分岐し、それら支柱14が円筒部15に結合されてなるノーズピース16とを備える。
下部タイプレート8は、燃料集合体10が沸騰水型原子炉に設置されているときに、液体例えば冷却水が下方から流入され、円筒部15及び中空部12を通って、冷却水が導入されて燃料棒11が冷却されるように設計されている。
ノーズピース16は、例えば3方向に分岐した、同形同大の3つの支柱14を有し、これら曲成された支柱14の先端が円筒部15の端面に結合され、複数の支柱14でアーチ状の橋を形成している。ノーズピース16は、原子炉及び燃料ホルダ1に設置される際に、燃料集合体10の位置決めをするのに好適な形状を有するのがよい。
燃料棒11は、金属製の長尺な被覆管の中に複数の円柱状の燃料ペレットが封じ込められて構成され、燃料ペレットは、例えばプルトニウム酸化物(PuO)とウラン酸化物(UO)とを混合したMOX燃料により形成される。
燃料集合体10の規格としては、沸騰水型原子炉の種類及び大きさに応じて適宜の規格を採用することができ、例えば、8×8燃料、並びに9×9燃料のS格子、C格子、N格子、及びD格子等を挙げることができる。沸騰水型原子炉に使用される燃料集合体はその規格によって、燃料集合体の外形寸法が例えば1〜2mm異なることがある。特に、下部タイプレートにおけるグリッド9及び逆角錐部13は、燃料集合体の規格によってその形状が異なる。ただし、ノーズピース16及び円筒部15は、燃料集合体の沸騰水型原子炉への設置位置に適合するように設計されているので、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても同様の形状及び大きさをしている。
この燃料ホルダ1における底部2は、略正方形に形成され、その端縁から立ち上がる側壁3は略四角筒状に形成され、側壁3の一端開口部は頂部4により閉鎖されている。底部2、側壁3、及び頂部4は、通常の場合、異なる規格で形成された燃料集合体のうちもっとも大きな規模の燃料集合体を収容することができる大きさの収容空間となるように、設計される。
緩衝体5は、底部2から軸線O方向に延在する筒状の周側部17とこの周側部17の上方開口端の一部を塞ぐ略ドーナツ状の支持板34を有する。燃料集合体10が燃料ホルダ1に収容された場合には、円筒部15が支持板34により支持され、周側部17により包囲される空間にノーズピース16が内挿される。略ドーナツ状の支持板34の内周面には、燃料集合体10を燃料ホルダ1に挿入した際、ノーズピース部16の位置決めができるように、支柱14が挿入される凹部33が形成されている。
底部2、側壁3、頂部4、及び緩衝体5は、燃料集合体10を収容するときから、燃料集合体10を搬送するときまでの温度条件、要求される機械的強度等を満足する材料であれば特に限定されず、例えば、ステンレス鋼、ホウ素含有ステンレス鋼、及び耐熱ニッケル基合金等を採用することができる。
底部2と頂部4とはそれぞれが側壁3に固定されているのが好ましい。なお、固定手段としては特に限定されず、接着、溶着、係合、嵌合又は螺合等の公知の手段又はこの発明の技術分野における通常の知識を有する者により容易に想到可能な手段を採用することができる。また、図1に示すように、燃料集合体10における、上部タイプレート6及び下部タイプレート8は、通常、固定板18等により固定的に支持されている。
この発明の燃料ホルダは、ノーズピース又は逆角錐部の中空部の内周面を係止することにより、燃料集合体が軸線方向の頂部側に移動するのを防止する移動防止部材を有する。ノーズピース及び円筒部は、上述したように、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても、それらの形状及び大きさが同一である。したがって、このような移動防止部材を有する燃料ホルダによると、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても、一種類の燃料ホルダに収容して、燃料集合体が軸線方向に移動して頂部に衝突することを防止することができる。
以下に、この発明に係る燃料ホルダに設けられた移動防止部材の一実施態様について、図を参照しつつ説明する。
図3は、図2に示す燃料ホルダ及び燃料集合体において第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。
図3に示すように、この実施態様の燃料ホルダ1における移動防止部材すなわち第1係止部材20は、側壁3aに設けられた穴31aに嵌合された基端部21と、この基端部21から軸線Oに直交する方向に延在するバー22と、前記側壁3aに対向するように配置された側壁3bに設けられた穴31bに嵌合された端部23とを有する。図3に示すように、バー22は、支柱14と円筒部15との間を通り、支柱14と交差するように設置され、燃料集合体10が軸線O方向の底部2とは反対側に移動しないように、ノーズピース16を係止している。このように、第1係止部材20は、燃料集合体10が軸線O方向に移動しないように燃料ホルダ1に設置されている。
なお、上述したように、ノーズピース16及び円筒部15は、燃料集合体10の沸騰水型原子炉への設置位置に適合するように設計されているので、ノーズピース16及び円筒部15の形状及び大きさに関しては、燃料集合体の規格毎に差異がない。したがって、ある燃料集合体を収容したときに、第1係止部材20が支柱14と円筒部15との間を通り、支柱14と交差するように設置することができれば、他の規格による燃料集合体も同様に第1係止部材20を設置することができる。
第1係止部材20の材料、形状及び大きさは、軸線O方向に大きな加速力が作用しても燃料集合体10が軸線O方向に移動して頂部に衝突するのを防止することができるように、適宜設定される。第1係止部材20の材料は、燃料ホルダ内の温度条件、ノーズピース16に作用する力等に鑑みて材料を決定することができ、例えばステンレス鋼、ホウ素含有ステンレス鋼、及び耐熱ニッケル基合金等を採用することができる。第1係止部材20の形状及び大きさは、丸棒状、角棒状等の柱状形を挙げることができ、一部にくびれ等を有していてもよく、その太さは適宜設定される。
この実施態様の第1係止部材20は、その基端部21が側壁3aに設けられているが、基端部は緩衝体5の周側部17に設けられた穴32aに設けられていてもよい。また、この第1係止部材20は、相対向する側壁3a,3bを跨ぐように延在しているが、軸線O方向に大きな加速力が作用しても燃料集合体10が軸線O方向に移動して頂部に衝突するのを防止することができればよく、端部23は自由端となって側壁3bに固定されていなくてもよい。
図2に示すように、燃料集合体10は燃料ホルダ1に収容されると、固定板18等により燃料集合体10の側面方向から緩やかに固定される。しかし、燃料ホルダ1が装荷されたトレーラ等が急停止した場合等に、燃料ホルダの軸線O方向に大きな加速力が生じると、固定板18等による側面方向からの固定では、燃料集合体10が燃料ホルダ1の内部で軸線O方向に移動するのを抑制できない場合がある。しかし、この発明の燃料ホルダは、図3に示すように、円筒部15と支柱14との間を通り、ノーズピース16を係止するように第1係止部材20が設置されているので、燃料集合体10が上部タイプレート6の方向に移動する力が働くと、第1係止部材20がノーズピース16の上部タイプレート6の方向への移動を阻止する。
次に、燃料ホルダ1の使用方法、並びに燃料集合体10の輸送方法の一例を説明する。
ある規格で形成された燃料集合体をこの燃料ホルダに収容する場合を想定する。
まず、燃料ホルダ1をその軸線方向が上下方向になるように縦置き状態にして、側壁3を開放し、燃料集合体10を燃料ホルダ1の収容空間に配置する。このとき、ノーズピース16が緩衝体5の凹部33に嵌るように、また、固定板18と上部タイプレート6、固定板18と下部タイプレート8の側面とがそれぞれ当接するように、燃料集合体10を配置する。
図3(b)に示すように、燃料集合体10を配置した後には、4つの側壁3a,3b,3c,3dが互いに直交する状態で固定される。燃料集合体10を配置する前の側壁3a,3b,3c,3dは、相互に固定されていてもよく、固定されていなくともよい。つまり、燃料集合体10を配置する前の側壁3a,3b,3c,3dは、例えば各側壁3a,3b,3c,3dがそれぞれ分離されている態様、隣接することになる側壁3a,3cと側壁3b,3dとの2個ずつの側壁が固定されている態様、側壁3a,3b,3cが固定されており、側壁3dのみが分離されている態様、及び4つの側壁3a,3b,3c,3dが互いに直交するように固定されている態様のいずれであってもよい。また、側壁3a,3b,3c,3dは、それぞれ底部2と固定される端縁から頂部4に固定される端縁まで一体に形成されていてもよく、また複数の側壁により形成され、燃料集合体10を配置した後に、溶接又は係合等の公知の手段により固定されてもよい。
燃料集合体10を配置する前の底部2は、すべての側壁3a,3b,3c,3dに固定されていてもよく、すべての側壁3a,3b,3c,3dに固定されていなくともよく、一部の側壁に固定されていてもよい。燃料集合体10が配置された後には、底部2とすべての側壁3a,3b,3c,3dとは、溶接又は係合等の公知の手段により固定される。なお、頂部4についても、底部2と同様にして固定される。
図3(a)に示すように、第1係止部材20は、燃料集合体10が燃料ホルダ1の収容空間に配置された後に、側壁3aに設けられた穴31aから挿通され、緩衝体5に設けられた穴32a、支柱14と円筒部15との間、緩衝体4に設けられた穴32bをそれぞれ通されて、その端部23が側壁3bの穴31bに挿し込まれることにより、燃料ホルダ1に配置される。
燃料集合体10が収容された燃料ホルダ1は、さらに輸送容器に装荷されて、トレーラ、船舶等の輸送手段により、原子力発電所及び他の核燃料施設等の需要地に搬送される。一つの輸送容器に装荷される燃料ホルダ1の数は、輸送容器の種類により異なり、例えば4個、9個及び12個等が挙げられ、この発明の燃料ホルダ1は従来公知の輸送容器により搬送される。
この燃料ホルダ1の使用方法及び輸送方法によると、燃料集合体の規格毎に形状及び大きさに差異のないノーズピース16を第1係止部材20で係止することで、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても、これら複数種類の燃料集合体を共に収容することができ、しかも燃料集合体に大きな加速力が作用した場合等に、燃料集合体が上部タイプレート6の方向に移動するのを防止することができるので、規格の異なる燃料集合体毎に燃料ホルダを製造する必要がない。また、規格の異なる燃料集合体毎に燃料ホルダを選択するといった煩雑な作業がない。また、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても一種類の燃料ホルダを使用することが出来るので、燃料ホルダの検査方法、管理方法等が一様になり、メンテナンスの煩雑さがなくなる。
また、この燃料集合体1の輸送方法によると、例えば、従来のようにある規格Xに従って製造された燃料集合体しか収容することのできない燃料ホルダAを10本用意するとともに別の規格に従って製造された燃料集合体Yしか収容することのできない燃料ホルダBを10本用意しておいた場合に、燃料集合体X10体を需要地Pに、燃料集合体Y10体を需要地Rに輸送する場合には問題ないが、燃料集合体Xを2箇所の需要地P,Rに10体ずつ配送する必要がある場合、一方の需要地Pに10体の燃料集合体Xを燃料ホルダAに収容して配送していると、他方の需要地Rに配送する燃料集合体Xを収容する燃料ホルダAが足りない状態となるので、一方の需要地Pへの燃料集合体Xの配送を完了して燃料集合体Xの積載地(燃料工場を含む)に燃料ホルダAが戻ってくるまで、他方の需要地Rに配送すべき燃料集合体Aを待機せざるを得なかった。しかしながら、この発明に係る燃料集合体の輸送方法は、X及びYいずれの規格にしたがって製造された燃料集合体であってもこれを燃料ホルダに収容することができ、燃料集合体X及びYいずれに対しても燃料ホルダを共用することができるので、配送すべき全ての燃料集合体Xを規格に依らずに積載地において積載することができる。結果として、需要地Pに配送する燃料集合体Xを収容する燃料ホルダは足りているが、需要地Rに配送する燃料集合体Xを収容する燃料ホルダが足りないという状態に陥ることが無く、燃料集合体Aの積載地における出荷を待つ間の待機時間を削減することができる。
次に、この燃料ホルダ1における移動防止部材の第2の実施態様について、図を参照しつつ説明する。図4(a)及び(b)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図4(c)及び(d)は、燃料ホルダを輸送容器に収容した後であって、第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。
図4に示す第2の実施態様の第1係止部材120と図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20とは、図4に示す第1係止部材120は、基端部121にローラバネ124が設けられ、また基端部121とは反対側の端部123が自由端になっているのに対し、図3に示す第1係止部材20は、基端部21と基端部21とは反対側の端部23とが側壁3a,3bの穴31a,31bにそれぞれ内挿されて、ローラバネが設けられていない点において、図4に示す第1係止部材120と図3に示す第1係止部材20とは相違する。図4に示す第1係止部材120は、ローラバネ124が設けられた基端部121と基端部121から軸線Oに直交する方向に延在するバー122とを有する。第1係止部材120は、ローラバネ124が側壁103aに設けられた穴131aに嵌合され、ローラバネ124によって端部123の軸線Oに直交する方向の位置を変位させることができる。
図4(a)及び(b)に示すように、第2の実施態様の第1係止部材120は、燃料集合体110が燃料ホルダ101に収容されているが、燃料ホルダ101が輸送容器132に収容されていないときには、支柱114と交差しておらず、燃料集合体110が軸線O方向に移動した場合に第1係止部材120とノーズピース116とが接触しない位置に、第1係止部材120の端部123が配置されている。すなわち、第1係止部材120はノーズピース116を係止していない。図4(c)及び(d)に示すように、燃料ホルダ101が輸送容器132に収容されると、輸送容器132の内壁面133によりローラバネ124が押圧されて、第1係止部材120が軸線Oに直交する方向に移動し、第1係止部材120と支柱114とが交差して、第1係止部材120がノーズピース116を係止する。なお、この実施態様の第1係止部材120は、ローラバネ124が輸送容器132の内壁面133により押圧されて、第1係止部材120が移動されるように設計されているが、ローラバネ124を押圧する手段は特に限定されず、燃料ホルダ101にローラバネ124押圧用の板を設けて、ローラバネ124押圧用の板により第1係止部材120を軸線Oに直交する方向に移動するようにしてもよい。
図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20は、第1係止部材20がノーズピース16を係止するように燃料ホルダ1に設置されていないときには、フリーパーツになる。一方、この実施態様の第1係止部材120は、第1係止部材120が燃料ホルダ101に設けられた状態で燃料集合体110を燃料ホルダ101に収容することができるので、フリーパーツにならない。したがって、第1係止部材120を設置し忘れるといったヒューマンエラーを防止することができる。また、燃料ホルダ101を輸送容器132に収容すると、ローラバネ123が押圧されて、ノーズピース116が第1係止部材120により係止されるので、第1係止部材120でノーズピース116を係止するための操作の必要がなく簡便である。
次に、この燃料ホルダ1における移動防止部材の第3の実施態様について、図を参照しつつ説明する。図5(a)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図5(b)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、燃料集合体を第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。
図5に示す第3の実施態様の第1係止部材220と図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20とは、第1係止部材20,220が支柱14,214と交差することによりノーズピース16,216を係止する点において同一である。図5に示す第1係止部材220は、緩衝体205の周側部217における一方から他方に渡され、底部202に対して平行に設けられた回転棒231に、その基端部221が設けられ、基端部221とは反対側の他端部223がフック状に形成されている。図5に示す第3の実施態様の第1係止部材220は、フック状の他端部223が支柱214と交差することにより、ノーズピース216を係止する。図5に示す第1係止部材220は、スナップフックと称されるものを含み、回転棒231から回転棒231に対して垂直に延在し、途中で略垂直に曲がるL字状のL字状部225と回転棒231から回転棒231に対して垂直に延在する棒状のスナップ部224とが、それぞれの先端部で係合されて、輪を形成している。底部202は、底部202側から回転棒231を操作できるように、筒状の緩衝体205における底部202側の端部が開口され、周側部217は開口端226を有している。
図5(a)に示すように、第3の実施態様の第1係止部材220は、燃料集合体210が燃料ホルダ201に収容された時点では、フック状の他端部223と支柱214とが交差していない。図5(b)に示すように、燃料集合体210を燃料ホルダ201に収容して、ノーズピース216を緩衝体205に嵌め込んだ後に、開口端226側から操作して回転棒231を回転させると、回転棒231に沿って仮想的に存在する第1回転軸Xを中心に、回転棒231に結合されている第1係止部材220が回転される。まず、回転された第1係止部材220におけるスナップ部224が支柱214に接触し、さらに第1係止部材220を回転させると、スナップ部224が支柱214に押されてL字状部225に向かって傾斜する。さらにスナップ部224が傾斜して所定の位置まで傾斜したところで、スナップ部224は元の位置に戻る。元の位置に戻ったスナップ部224の先端は、L字状部225の先端と係合し、スナップ部224とL字状部225とで形成される輪の中を支柱214が通るように配置される。このとき、L字状部225と支柱214とが交差している。
図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20は、第1係止部材20がノーズピース16を係止するように燃料ホルダ1に設置されていないときには、フリーパーツになる。一方、この実施態様の第1係止部材220は、第1係止部材220が燃料ホルダ201に設けられた状態で燃料集合体210を燃料ホルダ201に収容することができるので、フリーパーツにならない。したがって、第1係止部材220を設置し忘れるといったヒューマンエラーを防止することができる。また、この第1係止部材220は、L字状部225とスナップ部224とで輪を形成して、ノーズピース216を係止しているので、例えば燃料集合体210を輸送する際に、燃料ホルダを装荷したトレーラ等から振動を受けて、第1係止部材220が第1回転軸Xを中心に回転することがあったとしても、第1係止部材220はノーズピース216の係止状態を確実に維持することができる。
第1係止部材220は、ノーズピース216を係止して、燃料集合体210が上部タイプレートの方向に移動するのを防止することができればよく、図5に示すように、第1係止部材220がスナップ部とL字状部225とにより輪を形成している場合に限らず、L字状部225のみで形成されてもよい。また、第1係止部材220は、基端部221から真直ぐに延びて途中で直角に又は鋭角に曲げられた形状でもよいし、基端部221から真直ぐに延びて途中で外側に膨らみ半円形状に曲げられた疑問符形状でもよい。
この実施態様の基端部221は、図5に示すように、周側部217に取り付けられた回転棒231に結合されて回転可能に形成されているが、底部202と同一平面上にある回転棒に結合されて、回転可能に形成されてもよい。また、後述する第4の実施態様の第1係止部材において詳述するように、基端部は、底部に直交する第2回転軸を中心に回転する回転テーブルに取り付けられて、第2回転軸を中心に回転可能に形成されてもよい。また、後述する第5の実施態様の第1係止部材において詳述するように、基端部は、底部に取り付けられて、底部上を底部に対して平行移動可能に形成されてもよい。
次に、この燃料ホルダ1における移動防止部材の第4の実施態様について、図を参照しつつ説明する。図6(a)及び(b)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図6(c)及び(d)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、燃料集合体を第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。
図6に示す第4の実施態様の第1係止部材320と図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20とは、第1係止部材20,320が支柱14,314と交差することによりノーズピース16,316を係止している点において同一である。図6に示す第1係止部材320は、底部302に直交する第2回転軸Xを中心に回転する回転テーブル331に、その基端部321が設けられ、基端部321とは反対側の他端部323がL字状に形成されている。回転テーブル331は、底部302と同一平面上に設けられているが、底部302の上に設けられてもよい。基端部321は、回転テーブル331における第2回転軸X付近を除く領域に設けられている。第1係止部材320は、回転テーブル331から回転テーブル331に対して垂直に延在する棒状部324と、棒状部324の端部から回転テーブル331の回転方向に向かって垂直に折れ曲がって延在する直交部325とを有し、L字状の他端部323を形成している。図6(c)及び(d)に示すように、第4の実施態様の第1係止部材320は、直交部325が支柱314と交差することにより、ノーズピース316を係止する。
図6(a)及び(b)に示すように、第4の実施態様の第1係止部材320は、燃料集合体310が燃料ホルダ301に収容された時点では、直交部325と支柱314とが交差していない。図6(c)及び(d)に示すように、燃料集合体310を燃料ホルダ301に収容して、ノーズピース316を緩衝体305に嵌め込んだ後に、底部302に直交する第2回転軸Xを中心に回転テーブル331を回転させると、回転テーブル331上に結合されている第1係止部材320が回転される。進行方向に向かってL字状に折れ曲がり、かつ回転テーブル331における第2回転軸X付近から離れた位置に結合されている第1係止部材320が回転されると、第1係止部材320における直交部325と支柱314とが交差する。棒状部324と支柱314とが接触したところで、回転テーブル331の回転を止めて、その位置で固定させる。燃料ホルダ301を装荷したトレーラ等が急停止した場合等、燃料集合体310に上部タイプレートの方向へ移動させる力がかかると、支柱314に交差する直交部325により、燃料集合体310が移動するのを阻止することができる。
図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20は、第1係止部材20がノーズピース16を係止するように燃料ホルダ1に設置されていないときには、フリーパーツになる。一方、この実施態様の第1係止部材320は、第1係止部材320が燃料ホルダ301に設けられた状態で燃料集合体310を燃料ホルダ301に収容することができるので、フリーパーツにならない。したがって、第1係止部材320を設置し忘れるといったヒューマンエラーを防止することができる。また、この第1係止部材320は、底部302側から回転テーブル331を回転及び固定させることができるので、燃料集合体310を燃料ホルダ301に収容して、側壁303a,30ab,303c,303d、及び頂部304(図示せず)を完全に溶接等により固定した後においても、第1係止部材320の位置を調整することができる。
第1係止部材320は、ノーズピース316を係止して、燃料集合体310が上部タイプレートの方向に移動するのを防止することができればよく、図6に示すように、第1係止部材320が棒状部324と直交部325とによりL字状に形成される場合に限らず、第1係止部材と直交部とが鋭角に形成された形状でもよいし、基端部から真直ぐに延びて途中で外側に膨らみ半円形状に曲げられた疑問符形状でもよいし、上述した第3の実施態様の第1係止部材220のように、スナップフックであってもよい。
この実施態様の基端部321は、図6に示すように、回転テーブル331に設けられて回転可能に形成されているが、上述した第3の実施態様の第1係止部材における回転棒に取り付けられて、軸線Oに直交する第1回転軸を中心にして回転可能に形成されてもよい。また、後述する第5の実施態様の第1係止部材のように、基端部が底部に取り付けられて、底部上を底部に対して平行移動可能に形成されてもよい。
次に、この燃料ホルダ1における移動防止部材の第5の実施態様について、図を参照しつつ説明する。図7(a)及び(b)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第1係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図7(c)及び(d)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、燃料集合体を第1係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。
図7に示す第5の実施態様の第1係止部材420と図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20とは、第1係止部材20,420が支柱14,414と交差することによりノーズピース16,416を係止している点において同一である。図7に示す第1係止部材420は、第1ピン421と第2ピン422とを有する。第1ピン421は底部402に設けられた基端部423と、基端部423から底部402に垂直に延在する棒状部427と、その先端に設けられたスナップ部424とを有する。棒状部427とスナップ部424とを係合部付他端部と称することもある。第2ピン422は、底部402に設けられた基端部425と、基端部425から底部402に垂直に延在し、その先端にスナップ部424を係合するスナップ止め426を有する被係合部付他端部とを有する。
第2ピン422の基底部425は、底部402に移動不能に固定され、第1ピン421の基底部423は、底部402に対して平行移動可能に底部402に設けられている。
第1ピン421のスナップ部424は、基端部423から底部に垂直に延在する棒状部427の先端に、棒状部427に直交する回転軸428を中心にして回転可能に設けられている。第2ピン422のスナップ止め426は、図7(c)に示すように、スナップ部424が底部402側から押されたときに、スナップ部424が回転するのを止めることのできる適宜の形状及び大きさに形成されている。
図7に示す第5の実施態様の第1係止部材420は、スナップ部424とスナップ止め426が係合され、スナップ部424と支柱414とが交差することにより、ノーズピース416を係止する。
図7(a)及び(b)に示すように、第5の実施態様の第1係止部材420は、燃料集合体410が燃料ホルダ401に収容された時点では、スナップ部424と支柱414とが交差していない。図7(c)及び(d)に示すように、燃料集合体410を燃料ホルダ401に収容して、ノーズピース416を緩衝体405に嵌め込んだ後に、第1ピン421を第2ピン422に向かって底部402に対して平行移動させると、スナップ部424とスナップ止め426とが係合される。図7(d)に示すように、第1ピン421と第2ピン422とは、底部402側から見ると、支柱414を挟んで両側に設置されており、第1ピン421を第2ピン422に向かって平行移動させて、スナップ部424とスナップ止め426とが係合されると、スナップ部424と支柱414とが交差する。スナップ部424とスナップ止め426とが係合したところで、第1ピン421の平行移動を止めて、その位置で固定させる。燃料ホルダ401を装荷したトレーラ等が急停止した場合等、燃料集合体410に上部タイプレートの方向へ移動させる力がかかると、支柱414から第1ピン421のスナップ部424に力が作用して上方へ移動させる力が働く。スナップ部424は、第2ピン422の先端に設けられたスナップ止め426に接触し、それ以上回転しないように形成されているので、支柱414が移動するのを阻止することができる。
図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20は、第1係止部材20がノーズピース16を係止するように燃料ホルダ1に設置されていないときには、フリーパーツになる。一方、この実施態様の第1係止部材420は、第1係止部材420が燃料ホルダ401に設けられた状態で燃料集合体410を燃料ホルダ401に収容することができるので、フリーパーツにならない。したがって、第1係止部材420を設置し忘れるといったヒューマンエラーを防止することができる。また、この第1係止部材420は、底部402側から第1ピン421を平行移動及び固定させることができるので、燃料集合体410を燃料ホルダ401に収容して、側壁403a,403ab,403c,403d、及び頂部404(図示せず)を完全に溶接等により固定した後においても第1ピン421の位置を容易に調整できる。
第1係止部材420は、ノーズピース416を係止して、燃料集合体410が上部タイプレートの方向に移動するのを防止することができればよく、図7に示すように、第1係止部材420がスナップ部424を有する第1ピン421と、スナップ止め426を有する第2ピン422とにより形成される場合に限らず、第4の実施態様の第1係合部材320と同様のL字状の第1ピンと、この第1ピンの先端を挿通可能な穴を有する第2ピンとで形成され、この第2ピンの穴と第1ピンの先端が係合するように、形成されてもよい。また、第1ピン421を第2ピン422に向かって移動させる手段としては、図7に示すように、底部402に対する平行移動に限らず、第3の実施態様の第1係合部材220と同様に、軸線Oに直交する第1回転軸を中心に第1ピンを回転移動させて、第2ピンと係合させるようにしてもよいし、第4の実施態様の第1係合部材320と同様に、第1ピンを回転テーブルに設けて、回転テーブルを回転させることにより第1ピンを回転移動させて、第2ピンと係合させるようにしてもよい。
次に、この燃料ホルダ1における移動防止部材の第6の実施態様について、図を参照しつつ説明する。図8(a)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、第2係止部材で固定する前の状態を示す要部一部断面概略図である。図8(b)は、燃料集合体を燃料ホルダに収容した後であって、燃料集合体を第2係止部材で固定した状態を示す要部一部断面概略図である。
図8に示す第6の実施態様の第2係止部材520と図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20とは、移動防止部材すなわち第2係止部材520及び第1係止部材20を有することにより、いずれの規格に従って形成された燃料集合体であっても、一種類の燃料ホルダを共用することができ、しかも燃料集合体に大きな加速力が作用した場合等に、燃料集合体が上部タイプレートの方向に移動するのを防止することができる点で同一である。図8に示す第6の実施態様の第2係止部材520と図3に示す第1の実施態様の第1係止部材20との大きな相違点は、第6の実施態様の第2係止部材520が逆角錐部513の中空部512の内周面519を係止するのに対し、第1の実施態様の第1係止部材20が支柱4と交差してノーズピース16を係止している点である。
図8(a)及び(b)に示す第2係止部材520は、第1棒521と第2棒522とを有する。第1棒521は底部502に設けられた基端部523と、基端部523から底部502に垂直に延在する棒状部528と、中空部512の内周面519に接触する接触部524とを有する。第2棒522は底部502に設けられた基端部526と、基端部526から底部502に垂直に延在する棒状部529と、中空部512の内周面519に接触する接触部527とを有する。棒状部528と接触部524、棒状部529と接触部527とは接触部付他端部と称されることもある。第1棒521及び第2棒522は、基端部523,526から底部502に垂直に延在し、円筒部515付近で内周面519に向かって傾斜して、接触部524,527を形成している。
基端部523,526は、底部502に対して平行移動可能に底部502に設けられている。
図8(a)に示すように、第6の実施態様の第2係止部材520は、燃料集合体510が燃料ホルダ501に収容された時点では、中空部512の内周面519を係止していない。第1棒521と第2棒522とは、燃料集合体510を緩衝体505に嵌め込む際に、第1棒521と第2棒522とがノーズピース516に接触しないで円筒部511の内部を通過可能な位置に、配置されている。したがって、燃料集合体510が燃料ホルダ501に収容された時点では、第1棒521の接触部524と第2棒522の接触部527とは、内周面519に接触していない。
図8(b)に示すように、燃料集合体510を燃料ホルダ501に収容して、ノーズピース516を緩衝体505に嵌め込んだ後に、第1棒521と第2棒522とを軸線Oから離れる方向に向かって底部502に対して平行移動させると、棒状部528,529が円筒部515に近接し、接触部524,527が内周面519に接触する。接触部524,527が内周面519に接触したところで、第1棒521及び第2棒522の平行移動を止めて、その位置で固定させる。燃料ホルダ501を装荷したトレーラ等が急停止した場合等、燃料集合体510に上部タイプレートの方向へ移動させる力がかかると、中空部512の内周面519から接触部524,527に対して、軸線O方向の上部タイプレートの方向へ向かう力が作用する。接触部524,527は内周面519に向かって傾斜して内周面519に接触し、基端部523,526は底部502に固定されているので、逆角錐部513が移動するのを阻止することができる。
第2係止部材520は、内周面519を係止して、燃料集合体510が上部タイプレートの方向に移動するのを防止することができればよく、図8(a)及び(b)に示すように、接触部524,527が内周面519に向かって傾斜するように形成されている場合に限らず、接触部が例えば球状に形成され、摩擦力の大きい材料で形成されていてもよい。また、第1棒521及び第2棒522を軸線Oから離れる方向に向かって移動させる手段としては、図8(a)及び(b)に示すように、底部502に対する平行移動に限らず、前述した第3の実施態様の第1係合部材220と同様に、軸線Oに直交する第1回転軸を中心に第1棒及び第2棒を回転移動させてもよいし、前述した第4の実施態様の第1係止部材320と同様に、第1棒及び第2棒を回転テーブルに設けて、回転テーブルを回転させることにより第1棒及び第2棒を回転移動させることにより、回転テーブル上に設けられた第1棒及び第2棒が軸線Oから離れて、円筒部515に近接するように形成されてもよい。また、第2係止部材520は、第1棒と第2棒という2つの部材により形成されなくてもよく、第1棒のみで形成されてもよい。
1,201,301,401,501 燃料ホルダ
2,202,302,402,502 底部
3,3a,3b,3c,3d,103a,103b,103c、103d、203a,203b,303a,303b,303c、303d、403a,403b,403c、404d、503a,503b 側壁
4 頂部
5,105,205,305,405,505 緩衝体
6 上部タイプレート
7 支持格子
8 下部タイプレート
9 グリッド
10,110,210,310,410,510 燃料集合体
11,111,211,311,411,511 燃料棒
12,112,212,312,412,512 中空部
13,113,213,313,413,513 逆角錐部
14,114,214,314,514 支柱
15,115,215,315,415,515 円筒部
16,116,216,316,416,516 ノーズピース
17,117,217,317,417,517 周側部
18,118,218,318,418,518 固定板
19,119,219,319,419,519 内周面
20,120,220,320,420 第1係止部材
520 第2係止部材
21,121,221,321,423,425,523,526 基端部
22,122 バー
23,123 端部
223,323 他端部
224,424 スナップ部
225 L字状部
226 環状端
31a,31b,32a,32b,131a 穴
33 凹部
34 支持板
124 ローラバネ
324,427,528,529 棒状部
325 直交部
331 回転テーブル
421 第1ピン
422 第2ピン
426 スナップ止め
428 回転軸
521 第1棒
522 第2棒
524,527 接触部

Claims (11)

  1. 円筒部に向かって減幅する逆角錐状の中空部を有する逆角錐部と、複数方向に支柱として分岐し、それら各支柱が前記円筒部に結合されてなるノーズピースとを有する沸騰水型原子炉燃料体用下部タイプレートを備えた燃料集合体を収容可能に形成されてなり、底部と、前記底部の縁端より立ち上がる側壁と、前記底部から前記燃料集合体の軸線方向に延在する筒状の周側部を有し、かつ、前記周側部により包囲される空間に前記ノーズピースを内挿する緩衝体とを備えた燃料ホルダであって、
    前記ノーズピース又は前記中空部の内周面を係止することにより、前記燃料集合体が前記軸線方向の前記底部とは反対方向に移動するのを防止する移動防止部材を有することを特徴とする燃料ホルダ。
  2. 前記ノーズピースを係止する前記移動防止部材において、前記移動防止部材は、前記支柱と交差する第1係止部材を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料ホルダ。
  3. 前記第1係止部材は、前記側壁又は前記周側部に設けられた基端部と、前記基端部から前記軸線に直交する方向に延在するバーとを有することを特徴とする請求項2に記載の燃料ホルダ。
  4. 前記第1係止部材は、前記底部又は前記周側部に設けられた基端部と、フック状又はL字状に形成された他端部とを有することを特徴とする請求項2に記載の燃料ホルダ。
  5. 前記第1係止部材は、前記底部又は前記周側部に設けられた基端部と、係合部を有する係合部付他端部とを有する第1ピン、及び前記底部又は前記周側部に設けられた基端部と、前記係合部により係合される被係合部を有する被係合部付他端部とを有する第2ピンを有することを特徴とする請求項2に記載の燃料ホルダ。
  6. 前記中空部の内周面を係止する前記移動防止部材において、前記移動防止部材は、前記底部又は前記周側部に設けられた基端部と、前記中空部の前記内周面に接触する接触部を有する接触部付他端部とを有する第2係止部材を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料ホルダ。
  7. 前記基端部は、前記底部に対して平行移動可能に前記底部に設けられることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の燃料ホルダ。
  8. 前記基端部は、前記軸線に直交する第1回転軸を中心に回転可能に前記底部に設けられることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の燃料ホルダ。
  9. 前記基端部は、前記底部に直交する第2回転軸を中心に回転する回転テーブルに設けられることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の燃料ホルダ。
  10. 前記請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料ホルダに前記燃料集合体を収容することを特徴とする燃料ホルダの使用方法。
  11. 前記請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料ホルダに前記燃料集合体を収容して、輸送することを特徴とする燃料集合体の輸送方法。
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