JP3080897B2 - 沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料保護容器および燃料輸送法 - Google Patents

沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料保護容器および燃料輸送法

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JP3080897B2 JP09103465A JP10346597A JP3080897B2 JP 3080897 B2 JP3080897 B2 JP 3080897B2 JP 09103465 A JP09103465 A JP 09103465A JP 10346597 A JP10346597 A JP 10346597A JP 3080897 B2 JP3080897 B2 JP 3080897B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混合酸化物燃料体
(MOX燃料体)を輸送中に直接収納し保護する燃料保
護容器並びに燃料輸送法に係り、特に沸騰水型原子炉燃
料体(BWR燃料体)としてのMOX燃料体を安定的に
収容し、輸送することができる沸騰水型原子炉用混合酸
化物燃料体の燃料保護容器および燃料輸送法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOX燃料体は、プルトニウム酸化物と
ウラン酸化物との混合物からなる燃料体であり、使用済
燃料の再処理を行う核燃料加工施設から原子力発電所あ
るいは他の核燃料施設に輸送される。このMOX燃料の
輸送に際しては、輸送中の振動に対して保護するための
容器や、輸送容器の内容器に直接収納されて保護され、
これらの燃料保護容器への保護状態で輸送容器に装荷さ
れ、輸送に供される。
【0003】図12は、BWR燃料体としてのMOX燃
料体と、これを収納する従来の燃料保護容器の構成を示
している。
【0004】このMOX燃料体1は、多数の燃料棒1a
が上部タイプレート2、下部タイプレート3および燃料
スペーサ4により組み立てられ、燃料バンドルを構成し
ている。輸送時には、上下部タイプレート2,3と燃料
スペーサ4との間、および各燃料スペーサ4相互間に、
振動防止の観点から輸送用セパレータ5を介挿して燃料
保護容器6に収納する。
【0005】燃料保護容器6は、長尺な保護容器本体7
と、この保護容器本体7の長手方向一端部に設けられた
開閉自在な頂部蓋8と、同じく短手方向となる側面部に
設けられた側蓋9とを有する構成とされている。図12
では輸送時の状態としてMOX燃料体1および燃料保護
容器6を横長に配置した状態を示しているが、収納の際
には、燃料保護容器6を縦置き状態にして行う。収納後
は、輸送中の振動防止のため、側蓋9の押付け力を利用
してMOX燃料体1を締付けたり、あるいは図示しない
特別な締め付け手段によりMOX燃料体1を締め付けて
拘束する。なお、MOX燃料体の締め付け部を傷付けな
いため、燃料保護容器6の内壁に樹脂材等の保護体を内
張りすることもある。
【0006】輸送時には、図示しない輸送容器内で燃料
保護容器6を前記のように横長(水平状態)にして輸送
する。このとき、MOX燃料1の長手方向一端側(図の
右端側)となっている下部タイプレート3側が、トレー
ラ等の図示しない輸送手段の進行方向となるよう積載し
て輸送する。
【0007】ところで、MOX燃料体1はウラン燃料体
(UO2 燃料体)と異なり、プルトニウム酸化物により
発熱性を有するため、このMOX燃料体1を多数収納し
た輸送容器の内部においては、MOX燃料体1と燃料保
護容器6とが共に高温化する。燃料体がジルコニウム合
金製であるのに対し、一般に燃料保護容器6はステンレ
ス鋼で構成されるため、高温時にはMOX燃料体1の伸
びより燃料保護容器6の伸びが大きい。しかし、輸送を
終えて、まだ冷え切っていない輸送容器内部から冷たい
大気中に燃料保護容器6を取り出す際には、MOX燃料
体1よりも燃料保護容器6が先に冷えるため、逆の現象
の伸び差も生じる。
【0008】したがって、前述した燃料体締め付けの際
には、MOX燃料体1と燃料保護容器6との接触部の滑
りを許容する必要があり、この滑りは阻害するような大
きな締め付け力を付与することはできない。
【0009】また前述したように、燃料保護容器6は長
手方向一端側がトレーラ等の輸送手段の進行方向に向く
状態で輸送されるので、トレーラ等が急ブレーキをかけ
た際などには、その反動によって進行と逆方向、すなわ
ち図12の左向きに、20Hz以下の比較的低周波数の
大きな加速度が発生することがある。燃料保護容器6は
輸送容器内で強く固定されているが、MOX燃料体1と
燃料保護容器6との拘束力は前記のように大きくするこ
とができないため、MOX燃料体1が燃料保護容器6の
内部で滑り出し、頂部蓋8に衝突する状況が起こり得る
と考えられる。この場合、特に条件が厳しければ燃料棒
1aが塑性変形して健全性を損われる可能性がある。一
般的に、このような急ブレーキ等による加速度は0.8
G(Gは重力加速度)以下であるが、最も厳しいときに
は1.0G程度になり得ると予測される。
【0010】発熱しないUO2 燃料体の輸送において
は、燃料保護容器への締め付け力、すなわち拘束力をよ
り強固にすることが可能であり、また、図12を参照す
れば上部タイプレート2のハンドル2aの頂部と、燃料
保護容器6の頂部蓋8との間のギャップをゼロにするこ
とにより、燃料体の滑りを回避することができる。これ
に対し、MOX燃料体1を収納する燃料保護容器6に関
しては、特に上記の高温化による伸び差の問題と、輸送
中の大きな加速度による滑りの問題を同時に解決する必
要があるが、従来ではこれに対応する技術が見当たら
ず、早急な対応策がとられるべきである。
【0011】次に、高温時には燃料保護容器6の横断面
内すなわち短手方向においても、その燃料保護容器6と
MOX燃料体1との間で熱膨張差が生じる点が問題とな
り得る。すなわち、MOX燃料体1を構成する部品のう
ち、上下端部の各タイプレート2,3はステンレス鋼製
であるため、各タイプレート2,3と燃料保護容器6と
の間の熱膨張差は小さい。これに対し、MOX燃料体1
の本体部分はジルコニウム合金製で剛性のかなり大きい
燃料スペーサ4を用いて組み立てられているため、燃料
保護容器6とMOX燃料体1との間に短手方向(図12
の上下方向)において例えば100℃の高温化状態で
0.2mm程度の熱膨張差が生じる。
【0012】このことから、MOX燃料体1を燃料保護
容器6に収納して側壁9の締め付け力あるいは特別な締
め付け手段により締め付け拘束する時点では、MOX燃
料体1も燃料保護容器6も室温に近い温度で拘束力が十
分発揮されていたとしても、輸送中に高温となって熱膨
張差が生じると、室温状態で締め付けた燃料体締め付け
力が低下してしまうことになる。しかも、各燃料保護容
器6の高温化の度合いが輸送容器内の装荷位置によって
異なるため、締め付け力の低下度合いも各燃料保護容器
6毎に異なることになる。この点が、燃料体締め付け力
コントロールを著しく難しくする原因となっている。
【0013】さらに、燃料保護容器6の内面には、図示
しないがゴム材、樹脂材、ハニカム材等の保護体が設置
される。この保護体は薄板状であり、一般的には燃料保
護容器6の内面に糊付けで設置されるが、このとき、糊
が乾くまで保護体を一定の圧力で押し続けておく必要が
ある。この作業を箱形の燃料保護容器6の内面に対して
行うため、燃料保護容器6の製作費がコスト高となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、BWR
用MOX燃料体の輸送においては、種々の課題がある。
【0015】第1の課題は、MOX燃料体と燃料保護容
器間との接触部に、それらの熱膨張差に対応して長手方
向の相対滑りを許容する機能を持たせる必要があり、そ
のため輸送中にトレーラ等の輸送機関が急ブレーキをか
けた時等の最も厳しい条件の時、MOX燃料体が燃料保
護容器内で滑り出し、燃料保護容器頂部蓋の内壁に衝突
して燃料体が傷つくことが懸念される点である。
【0016】第2の課題は、室温状態下でNOX燃料体
を短手方向で締め付けても、輸送途中の高温化によって
締め付け力が低下する可能性がある。
【0017】第3の課題は、燃料保護容器内面に保護体
を設置する作業が、燃料保護容器製作費のコスト高を招
いている点である。
【0018】本発明は、このような事情に着目してなさ
れもので、その目的とするところは、MOX燃料体と燃
料保護容器との熱膨張差による相対滑りが生じる機能を
有するとともに、輸送中に発生し得る1.0G程度の長
手方向加速度に対してもMOX燃料体を保護することが
でき、室温状態で付加した燃料体締め付け力を高温時に
おいても維持することができ、さらに製作費の低コスト
化も図れるBWR用MOX燃料体の燃料保護容器および
燃料輸送法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、沸騰水型原子炉用混合酸化物
燃料体の輸送にあたり燃料体を直接収納する燃料保護容
器において、前記燃料体が室温状態で収納されていると
き、燃料体頂部と燃料保護容器天井部あるいは燃料保護
容器頂部蓋との間にギャップを設け、このギャップの大
きさを50mm以下としたことを特徴とする沸騰水型原子
炉用混合酸化物燃料体の燃料保護容器を提供する。
【0020】請求項2の発明では、前記ギャップ部に、
ギャップの大きさ以下の値の厚みを有する樹脂材、ゴム
材あるいはハニカム材等の軟質材を設置したことを特徴
とする請求項1記載の沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料
体の燃料保護容器を提供する。
【0021】請求項3の発明では、燃料体を燃料保護容
器に収納する工程と、燃料体を収納した燃料保護容器を
輸送容器に装荷する工程と、輸送容器を横置き状態にし
て輸送手段により核燃料加工施設から原子力発電所ある
いは他の核燃料施設に移送する工程とから成る燃料輸送
法において、前記燃料体の燃料保護容器への収納工程で
は、室温状態の燃料体を収納したとき、燃料体頂部と燃
料保護容器天井部あるいは燃料保護容器頂部蓋との間に
ギャップを設け、該ギャップの大きさが50mm以下とな
るように収納することを特徴とする沸騰水型原子炉用混
合酸化物燃料体の燃料輸送法を提供する。
【0022】請求項4の発明では、前記燃料体の燃料保
護容器への収納工程では、前記ギャップ部に、ギャップ
の大きさ以下の値の厚みを有する樹脂材、ゴム材あるい
はハニカム材等の軟質材を設置することを特徴とする前
記請求項3記載の沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の
燃料輸送法を提供する。
【0023】請求項5の発明では、沸騰水型原子炉用混
合酸化物燃料体の輸送にあたり燃料体を直接収納する燃
料保護容器において、燃料保護容器内壁と燃料体本体部
との間に厚さが2mm以上4mm以下の範囲内のゴム系
材料から成る保護体を設置し、この保護体の温度変化に
よる厚さ方向の伸び量と、前記燃料保護容器と前記燃料
体本体部との間の温度変化による伸び差を同程度に設定
したことを特徴とする沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料
体の燃料保護容器を提供する。
【0024】請求項6の発明では、沸騰水型原子炉用混
合酸化物燃料体の輸送にあたり燃料体を直接収納する燃
料保護容器において、燃料保護容器内壁と燃料体本体部
との間に厚さが7mm以上11mm以下の範囲内のフェノー
ル樹脂系材料から成る保護体を設置したことを特徴とす
る沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料保護容器を
提供する。
【0025】請求項7の発明では、燃料体を燃料保護容
器に収納する工程と、燃料体を収納した燃料保護容器を
輸送容器に装荷する工程と、輸送容器を横置き状態にし
て輸送手段により核燃料加工施設から原子力発電所ある
いは他の核燃料施設に移送する工程とから成る燃料輸送
法において、前記燃料体の燃料保護容器への収納工程で
は、燃料保護容器内壁と燃料体本体部との間に、厚さが
2mm以上4mm以下の範囲内のゴム系材料から成る保
護体で、この保護体の温度変化による厚さ方向の伸び量
が前記燃料保護容器と前記燃料体本体部との間の温度変
化による伸び差と同程度に設定されたものを設置して収
納することを特徴とする沸騰水型原子炉用混合酸化物燃
料体の燃料輸送法を提供する。
【0026】請求項8の発明では、燃料体を燃料保護容
器に収納する工程と、燃料体を収納した燃料保護容器を
輸送容器に装荷する工程と、輸送容器を横置き状態にし
て輸送手段により核燃料加工施設から原子力発電所ある
いは他の核燃料施設に移送する工程とから成る燃料輸送
法において、前記燃料体の燃料保護容器への収納工程で
は、燃料保護容器内壁と燃料体本体部との間に、厚さが
7mm以上11mm以下の範囲内のフェノール樹脂系材料か
ら成る保護体を設置して収納することを特徴とする沸騰
水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料輸送法を提供す
る。
【0027】請求項9の発明では、燃料体を燃料保護容
器に収納する工程と、燃料体を収納した燃料保護容器を
輸送容器に装荷する工程と、輸送容器を横置き状態にし
て輸送手段により核燃料加工施設から原子力発電所ある
いは他の核燃料施設に移送する工程とから成る燃料輸送
法において、前記燃料体の燃料保護容器への収納工程で
は、ゴム材、樹脂材、ハニカム材等の保護体が底板部ま
たは側板部に設置された輸送用セパレータを燃料体に介
挿して、燃料保護容器に収納することを特徴とする沸騰
水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料輸送法を提供す
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0029】第1実施形態(図1〜図4) 図1は、本発明の第1実施形態による燃料保護容器の構
成を示す断面図である。
【0030】本実施形態においても、MOX燃料体1
は、多数の燃料棒1aが上部タイプレート2、下部タイ
プレート3および燃料スペーサ4により組み立てられ、
輸送時には、上下部タイプレート2,3と燃料スペーサ
4との間、および各燃料スペーサ4相互間に、振動防止
の観点から輸送用セパレータ5を介挿して燃料保護容器
10に収納するようになっている。
【0031】このものにおいて、燃料保護容器10は、
MOX燃料体1を収納したとき上部タイプレート2のハ
ンドル2aの頂部と頂部蓋13との間に長さl1のギャ
ップ14を設けた構成となっている。ここで、l1は5
0mm以下の値である。
【0032】このような構成によると、輸送中にMOX
燃料体1が、例えば図1の左向きに1.0Gという大き
く、かつ低周波数の加速度を受けた場合、MOX燃料体
1が燃料保護容器10内で滑り出して頂部蓋13に衝突
するが、本実施形態では滑りの許容されるギャップ14
の距離l1が50mm以下の小さい値に制限されているた
め、後述するように衝突エネルギが効率よく吸収され、
MOX燃料体1の健全性を損うことが有効的に防止され
る。
【0033】すなわち、図2はMOX燃料体1の頂部部
分を詳細に示すが、部分構成図であり、同図に示すよう
に、BWR燃料体においては、多数の燃料棒1aの全て
が膨張スプリング1bを介して上部タイプレート2と連
結されている。そこで本実施形態においては、衝突時の
MOX燃料体1の運動エネルギEkが、膨張スプリング
1bのエネルギ吸収能Eabを超えることのないよう
に、滑り距離l1を50mm以下に制限し、これにより
MOX燃料体1の健全性を保証するものである。
【0034】以下に、この論拠を図3および図4によっ
て詳細に説明する。
【0035】図3は、MOX燃料体1の運動エネルギE
kを計算するためのモデル図である。この図3ではMO
X燃料体1の形状を簡略化して矩形状とし、また燃料保
護容器10については、容器本体部11および側蓋12
のMOX燃料体1への接触部12aを凸状に簡略化して
示してある。図3中、Mは燃料体1の質量、Pは燃料体
締め付け力総和値、XはMOX燃料体1の滑り得る距
離、すなわち頂部のギャップである。Gは重力加速度、
γは輸送中に生じ得る長手方向の加速度で、ここでは
1.0Gを想定している。MOX燃料体1は滑り出して
から頂部蓋13に衝突するまで、次式の加速度αで当加
速度運動すると見做すことができる。
【0036】
【数1】α=γ−μ(G+2P/M) ……(1) 上記(1)式から、距離Xだけ滑った時点の速度Vを計
算することができ、その時点の運動エネルギEkを計算
することができる。ここで、μはMOX燃料体1と燃料
保護容器10、あるいはこれに取り付けた保護体との接
触部の摩擦係数であり、この(1)式から分かるよう
に、滑りを抑制する点からは摩擦係数μが大きい方が望
ましい。摩擦係数μは接触部の材質と表面状態とによっ
て異なり、表面状態が粗いほど大きくなる。しかし、表
面状態が粗い場合には、MOX燃料体1と燃料保護容器
10との間の熱膨張差による滑りで接触部表面に傷がつ
き、いわゆるかじりの原因となり、繰り返しの使用に耐
えられない。ここでは、このような懸念の少ない加工品
の一般的な表面状態を想定し、摩擦係数μを0.5と想
定した。
【0037】また、MOX燃料体1の締め付け力Pにつ
いては、側蓋12の締め付け等を利用し、人力で迅速に
締め付けられることを想定し、MOX燃料体1の重量の
4分の1を想定した。
【0038】これらのμやPの値は、燃料保護容器10
の開発において考えられるごく一般的な値であり、この
ような条件下では接触部に十分な滑り機能を持たせるこ
とができる。
【0039】以上に説明した方法で求めた、MOX燃料
体1の頂部蓋13への衝突時の運動エネルギEkと滑り
の距離Xとの関係を図4に示す。この図4において、E
kは前記の膨張スプリング1bのエネルギ吸収能Eab
で標準化して示してある。Ek/Eabが1より小さい
場合には、膨張スプリング1bの圧縮変形によって運動
エネルギを吸収するため燃料棒1aに塑性変形が生じな
いが、1より大きい場合には、運動エネルギを吸収しき
れないため、燃料棒1aに塑性変形等が生じ、健全性が
損われる可能性があることを意味している。
【0040】図4より、滑り距離Xすなわち頂部のギャ
ップが50mm以下であれば、Ek/Eabが1を超える
ことがなく、衝突時の運動エネルギが膨張スプリング1
bの圧縮により吸収されるため、MOX燃料体1の健全
性が十分に保たれることが分かる。
【0041】以上で説明したように、本実施形態によれ
ば、燃料保護容器10をMOX燃料体1の収納状態にお
いて上部タイプレート2のハンドル2aの頂部と頂部蓋
13との間にl1のギャップを設けた構成とし、l1を
50mm以下とすることにより、MOX燃料体1の健全性
を十分に保つことが可能となる。
【0042】なお、必要ギャップl1の最小値について
は特に限定されない。
【0043】すなわち、先に説明したように、輸送容器
で輸送中の高温時には、MOX燃料体1の伸びよりも燃
料保護容器10の伸びの方が大きい。しかし、輸送を終
えて、まだ冷え切っていない輸送容器内部から冷たい大
気中に燃料保護容器10を取り出す際には、MOX燃料
体1よりも燃料保護容器10が先に冷えるため、逆の現
象も生じる。したがって予想され得る最大伸び差を、安
全側に上回る値のギャップを設けることが望ましい。し
かしながら、たとえMOX燃料体1の伸びが燃料保護容
器10のそれよりも数mm大きい状況になったとしても、
先に説明したMOX燃料体1の膨張スプリング1bの変
形でこの伸び差を吸収し得るために、MOX燃料体1の
健全性を損うことはない。したがって、本発明において
は、必要ギャップの最少値について特に限定されない。
【0044】第2実施形態(図5) 図5は、本発明の第2実施形態を説明するための燃料保
護容器の断面図である。
【0045】本実施形態では、燃料保護容器10が、M
OX燃料体1を収納したとき上部タイプレート2のハン
ドル2aの頂部と頂部蓋13との間に長さl1のギャッ
プ14を設け、l1を50mm以下の値にする点では前記
第1実施形態と同様である。
【0046】本実施形態が前記第1実施形態と異なる点
は、このギャップ14内に、厚みl1と同等またはそれ
以下のゴム材、樹脂材、ハニカム材等の軟質材15を設
置した点である。
【0047】このように、軟質材15を設置した本実施
形態の構成によると、第1実施形態と同様の効果に加え
て、軟質材15の存在によりMOX燃料体1と頂部蓋1
3との衝突時の衝撃がさらに衝撃され、これにより衝撃
吸収機能を一層高めることができるという効果が奏され
る。
【0048】第3実施形態(図6〜図8) 図6は、本発明の第3実施形態を説明するための燃料保
護容器の断面図である。
【0049】本実施形態では、燃料保護容器10の短手
方向内面、すなわち保護容器本体11および側蓋12の
内面と、MOX燃料体本体部、すなわちMOX燃料体1
に介挿された輸送用セパレータ5との間に、厚みがt1
の保護体16が設置されている。この保護体16は、例
えば線膨張係数が約3×10−41/℃のゴム系材料か
ら成り、t1は2mmから4mmの範囲の値とされてい
る。
【0050】図7は、燃料保護容器10の内面と、燃料
体本体部すなわち輸送用セパレータ5との間に厚みtの
保護体16を設置した場合において、燃料保護容器10
と燃料体本体部との熱膨張差による伸び差(縦軸)なら
びに保護体16の伸び量(縦軸)と保護体16の板厚t
(横軸)の関係を示したグラフである。この例は、MO
X燃料体1と燃料保護容器10とが100℃に高温化し
た場合の計算結果である。このグラフにおいて、曲線A
は燃料保護容器10と燃料体本体部との伸び差、曲線B
は線膨張係数が3×10−41/℃の保護体16の伸び
量である。この線膨張係数の値は、ゴム系材料のそれに
対応した値である。このような材料の保護体16を設け
た場合、厚みtが2〜4mmであれば、燃料保護容器1
0と燃料体本体部との伸び差と、保護体16の伸び量と
が同程度となる。このことは、高温化の度合いに依らず
常にいえることである。
【0051】したがって、前述した第2の課題として示
した、室温状態で付加した燃料体締め付け力が高温化に
伴って低下するという課題に対し、本実施形態では、燃
料保護容器10と燃料体本体部との伸び差分を保護体1
6の伸び量で補うことができるため、高温化しても室温
時の締め付け力を維持できるものである。したがって、
全輸送工程において、安定した燃料体締め付け力を維持
することができるという効果が奏される。
【0052】なお、図6では、保護体16を保護容器本
体10および側蓋12の内面側に設置した例を示した
が、保護体16は輸送用セパレータ5側に設置してもよ
い。
【0053】また、図8に拡大して示すように、輸送用
セパレータ5と保護体16との間の摩擦係数を最適な値
にするため、保護体16の表面に他の板状部材17を設
置してもよい。この場合、保護体16の厚さt1は、ゴ
ム系部材からなる保護体16の厚みであり、他の板状部
材17の厚みは含まない。
【0054】なお、図6に示すように、下部タイプレー
ト3部分あるいは上部タイプレート2部分にも保護体1
6a,16bを設けてもよい。この場合の保護体31
は、保護16と同材料、同厚みである必要はない。
【0055】第4実施形態(図9、図7) 図9は、本発明の第4実施形態を説明するための燃料保
護容器の断面図である。
【0056】本実施形態では、燃料保護容器10の内面
すなわち保護容器本体11および側蓋12の内面と、燃
料体本体部すなわちMOX燃料体1に介挿された輸送用
セパレータ5との間に、厚みがt2の保護体18が設置
されている。ここで、保護体18は、線膨張係数がおよ
そ1×10-4l/℃のフェノール樹脂系材料から成り、
t2は7mmから11mmの範囲の値である。
【0057】前述の図7に、線膨張係数が1×10-4
/℃である保護体の伸び量を曲線Cで示してある。この
ような部材の場合、厚みが7mmから11mmの範囲であれ
ば、燃料保護容器と燃料体本体部との伸び差と、保護体
18の伸び量とが同程度となることがわかる。したがっ
て、本実施形態によれば、前記第3実施形態と同様な効
果が奏される。
【0058】第5実施形態(図10,図11) 図10は、本発明の第5実施形態を説明するための燃料
保護容器の断面図であり、図11は輸送用セパレータを
示す拡大図である。
【0059】本実施形態では、図10に示すように、M
OX燃料体1にゴム材、樹脂材、ハニカム材等の保護体
19付きの輸送用セパレータ5が介挿され、この状態で
燃料保護容器10内に収納されている。この保護体19
は、図11に示すように、輸送用セパレータ5の底板5
aおよび側板5b,5cの3面に、糊付け等により設置
されている。そのために、燃料保護容器10では、図1
0に示すように、下部タイプレート3部分の保護体16
と、上部タイプレート2部分の保護体16aとを除き、
燃料体本体部の保護体は存在しなくて良い。
【0060】しかして、従来では燃料保護容器の内面へ
の薄板状保護体の設置は糊付けが一般的であり、糊が乾
くまで一定の圧力で押し続けておく必要があって作業を
箱形の燃料保護容器内面に対して行なうので、燃料保護
容器製作費のコスト高の一因となっていたのに対し、本
実施形態によれば、保護体19を取扱の容易な輸送用セ
パレータ5側に位置するので、作業が非常に容易にな
る。したがって、燃料保護容器10と輸送用セパレータ
5のトータルコストについての低コスト化が図れる。さ
らに、使用途中の保守点検の作業についても、燃料保護
容器内面の保護体の点検に比べ、燃料体から取り外され
た輸送用セパレータ5の保護体19を点検すればよいた
め、同様に低コスト化が図れる。
【0061】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、発熱を伴うMOX燃料体の輸送に関して、輸送中に
1.0G程度の大きな長手方向加速度が発生しても燃料
体の健全性を損うことなく保護できるとともに、室温状
態で負荷した燃料体締め付け力が高温時にも維持され、
締め付け力管理が極めて容易になる。また、燃料保護容
器と輸送用セパレータのトータル製造コスト、並びに、
使用途中での保護体の保守点検の作業コストに関し、低
コスト化が図れる等の作用効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による燃料保護容器およ
び燃料輸送法を説明するための断面図。
【図2】前記実施形態における燃料体の頂部部分を示す
図。
【図3】前記実施形態における滑り解析を説明するため
のモデル図。
【図4】前記実施形態における運動エネルギEkの解析
結果を示すグラフ。
【図5】本発明の第2実施形態による燃料保護容器およ
び燃料輸送法を説明するための断面図。
【図6】本発明の第3実施形態による燃料保護容器およ
び燃料輸送法を説明するための断面図。
【図7】燃料保護容器と燃料体の伸び差並びに保護体伸
び量の解析結果を示すグラフ。
【図8】前記実施形態の他の例を説明するための部分拡
大図。
【図9】本発明の第4実施形態による燃料保護容器およ
び燃料輸送法を説明するための断面図。
【図10】本発明の第5実施形態による燃料保護容器お
よび燃料輸送法を説明するための断面図。
【図11】図10の輸送用セパレータを示す側面図。
【図12】従来の燃料保護容器を説明するための断面
図。
【符号の説明】
1 燃料体 1a 膨張スプリング 1b 膨張スプリング 2 上部タイプレート 2a ハンドル 3 下部タイプレート 4 燃料スペーサ 5 輸送用セパレータ 10 燃料保護容器 11 容器本体部 12 側蓋 12a 接触部 13 頂部蓋 14 ギャップ 15 軟質材 16,16a,16b,18,19,31 保護体 17 板状部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G21F 5/012 B65D 81/14 A 5/14 G21C 19/06 U (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 5/008 G21C 3/00 G21C 19/06 G21F 5/012 G21F 5/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の輸
    送にあたり燃料体を直接収納する燃料保護容器におい
    て、前記燃料体が室温状態で収納されているとき、燃料
    体頂部と燃料保護容器天井部あるいは燃料保護容器頂部
    蓋との間にギャップを設け、このギャップの大きさを5
    0mm以下としたことを特徴とする沸騰水型原子炉用混合
    酸化物燃料体の燃料保護容器。
  2. 【請求項2】 前記ギャップ部に、ギャップの大きさ以
    下の値の厚みを有する樹脂材、ゴム材あるいはハニカム
    材等の軟質材を設置したことを特徴とする請求項1記載
    の沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料保護容器。
  3. 【請求項3】 燃料体を燃料保護容器に収納する工程
    と、燃料体を収納した燃料保護容器を輸送容器に装荷す
    る工程と、輸送容器を横置き状態にして輸送手段により
    核燃料加工施設から原子力発電所あるいは他の核燃料施
    設に移送する工程とから成る燃料輸送法において、 前記燃料体の燃料保護容器への収納工程では、室温状態
    の燃料体を収納したとき、燃料体頂部と燃料保護容器天
    井部あるいは燃料保護容器頂部蓋との間にギャップを設
    け、該ギャップの大きさが50mm以下となるように収納
    することを特徴とする沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料
    体の燃料輸送法。
  4. 【請求項4】前記燃料体の燃料保護容器への収納工程で
    は、前記ギャップ部に、ギャップの大きさ以下の値の厚
    みを有する樹脂材、ゴム材あるいはハニカム材等の軟質
    材を設置することを特徴とする前記請求項3記載の沸騰
    水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料輸送法。
  5. 【請求項5】沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の輸送
    にあたり燃料体を直接収納する燃料保護容器において、
    燃料保護容器内壁と燃料体本体部との間に厚さが2mm
    以上4mm以下の範囲内のゴム系材料から成る保護体を
    設置し、この保護体の温度変化による厚さ方向の伸び量
    と、前記燃料保護容器と前記燃料体本体部との間の温度
    変化による伸び差を同程度に設定したことを特徴とする
    沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料保護容器。
  6. 【請求項6】 沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の輸
    送にあたり燃料体を直接収納する燃料保護容器におい
    て、燃料保護容器内壁と燃料体本体部との間に厚さが7
    mm以上11mm以下の範囲内のフェノール樹脂系材料から
    成る保護体を設置したことを特徴とする沸騰水型原子炉
    用混合酸化物燃料体の燃料保護容器。
  7. 【請求項7】燃料体を燃料保護容器に収納する工程と、
    燃料体を収納した燃料保護容器を輸送容器に装荷する工
    程と、輸送容器を横置き状態にして輸送手段により核燃
    料加工施設から原子力発電所あるいは他の核燃料施設に
    移送する工程とから成る燃料輸送法において、 前記燃料体の燃料保護容器への収納工程では、燃料保護
    容器内壁と燃料体本体部との間に、厚さが2mm以上4
    mm以下の範囲内のゴム系材料から成る保護体で、この
    保護体の温度変化による厚さ方向の伸び量が前記燃料保
    護容器と前記燃料体本体部との間の温度変化による伸び
    差と同程度に設定されたものを設置して収納することを
    特徴とする沸騰水型原子炉用混合酸化物燃料体の燃料輸
    送法。
  8. 【請求項8】 燃料体を燃料保護容器に収納する工程
    と、燃料体を収納した燃料保護容器を輸送容器に装荷す
    る工程と、輸送容器を横置き状態にして輸送手段により
    核燃料加工施設から原子力発電所あるいは他の核燃料施
    設に移送する工程とから成る燃料輸送法において、 前記燃料体の燃料保護容器への収納工程では、燃料保護
    容器内壁と燃料体本体部との間に、厚さが7mm以上11
    mm以下の範囲内のフェノール樹脂系材料から成る保護体
    を設置して収納することを特徴とする沸騰水型原子炉用
    混合酸化物燃料体の燃料輸送法。
  9. 【請求項9】燃料体を燃料保護容器に収納する工程と、
    燃料体を収納した燃料保護容器を輸送容器に装荷する工
    程と、輸送容器を横置き状態にして輸送手段により核燃
    料加工施設から原子力発電所あるいは他の核燃料施設に
    移送する工程とから成る燃料輸送法において、 前記燃料体の燃料保護容器への収納工程では、ゴム材、
    樹脂材、ハニカム材等の保護体が底板部または側板部に
    設置された輸送用セパレータを燃料体に介挿して、燃料
    保護容器に収納することを特徴とする沸騰水型原子炉用
    混合酸化物燃料体の燃料輸送法。
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