JP5459719B2 - フォークリフト - Google Patents

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Description

本発明は、表示手段に表示された油圧操作部をタッチ操作してフォークを操作するフォークリフトに関する。
従来のフォークリフトでは、図8に示す通り、荷役用のフォークを操作するための油圧操作レバー22が運転室20の前側の操作台21に設けられている。この油圧操作レバー22は、フォークを上昇・下降させるためのリフトレバー22aと、フォークを前傾・後傾させるためのティルトレバー22bと、フォークを前進・後進させるためのリーチレバー22cとがある。オペレータは運転室20に搭乗して油圧操作レバー22傾動すると、油圧装置が駆動し、フォーク14は油圧操作レバー22の操作量に応じて動作する。
油圧操作レバー22を操作して、油圧装置を駆動させるためには、油圧操作レバー22の傾動を検出するためにマイクロスイッチを設ける必要がある。しかなしながら、マイクロスイッチは消耗品であるため、定期的に調整および交換するといったメンテナンスが必要である。
例えば、特許文献1に示すフォークリフトは、機械的な油圧操作レバー22を設ける代わりに、タッチパネル式のモニタディスプレイを設け、ディスプレイ上にフォークを操作するためのタッチスイッチを表示させている。オペレータがモニタディスプレイ上のタッチスイッチを指でタッチ操作することで、油圧装置が駆動し、フォークがリフトアップまたはリフトダウンする。この特許文献1のフォークリフトでは、図8に示すような機械的な油圧操作レバー22が不要となるため、上記のようなメンテナンスが不要となり、また省スペース化が向上する。さらに、ディスプレイを指でタッチ操作する構成により、油圧操作レバー22を操作する際に必要だった操作力は不要となり、操作性は向上する。
ディスプレイを指でタッチ操作してフォークを操作する構成は、油圧操作レバー22に比べて操作性がよくなるものの、指による操作では、細かい操作がしにくく、フォークを精度よく操作することは難しい。例えば、オペレータの指によるタッチ操作によってリフト操作する場合、フォークを所望の位置よりも上側または下側にまで移動させてしまうことがあり、また、そこからタッチ操作によってフォークを所望の位置に微調整することも難しい。また、特許文献1のフォークリフトでは、オペレータがフォークを操作しやすいように、ディスプレイのレイアウトを変更するような構成もなかった。
特開平07−242400号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、表示手段に表示された油圧操作部をタッチ操作してフォークを操作するにあたり、操作性が向上したフォークリフトを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るフォークリフトは、荷役用のフォークと、タッチ操作を検出するためのタッチセンサが設けられた表示手段と、表示手段に表示され、フォークをリフト操作、ティルト操作、またはリーチ操作するための縦長矩形状の油圧操作部と、スライド操作によって油圧操作部上を上下動するように油圧操作部に表示される操作バーと、油圧操作部上の操作バーの位置によってフォークの操作位置情報を認識するために上下方向に沿って油圧操作部に表示される目盛りと、タッチセンサが操作バーのスライド操作を検出したときに、タッチセンサからの検出信号を受けて、フォークの動作を制御する制御手段と、を備え、
目盛りは、フォークの最低操作位置から最大操作位置までを認識できるように付され、操作バーは、実際のフォークの操作位置に対応する位置に表示されており、
制御手段は、スライド操作によって操作バーが上方または下方に移動されたときに、フォークを、移動後の操作バーの位置に対応する操作位置にまで動作させ、
タッチセンサが、所定のタッチ操作を検出したときに、油圧操作部の所定範囲が、目盛りと共に上下方向に拡大表示されるとともに、油圧操作部の所定範囲以外の範囲は、上下方向に縮小表示されるように、油圧操作部の表示が変更され、表示変更後の油圧操作部も、フォークの最低操作位置から最大操作位置までを認識できるように目盛りが付されており、さらに、
タッチセンサが、所定のタッチ操作を検出したときに、表示変更後の油圧操作部は、拡大表示及び縮小表示されていない元の表示状態に戻ることを特徴とする。
好ましくは、油圧操作部の所定範囲が拡大表示される際に、所定範囲における目盛りのピッチは、拡大表示前よりも細かくなる。
好ましくは、油圧操作部は、フォークをリフト操作するためのリフト操作部であり、目盛りは、フォークの最低揚高から最大揚高を認識できるように付され、操作バーは、実際のフォークの揚高に対応する位置に表示されており、制御手段は、スライド操作によって操作バーが上方または下方に移動されたときに、フォークを、移動後の操作バーの位置に対応する揚高にまでリフト動作させる。
好ましくは、油圧操作部は、フォークをティルト操作するためのティルト操作部であり、 目盛りは、フォークの後傾の最大傾斜角度から前傾の最大傾斜角度までを認識できるように付され、操作バーは、実際のフォークのティルト角度に対応する位置に表示されており、制御手段は、スライド操作によって操作バーが上方または下方に移動されたときに、フォークを、移動後の操作バーの位置に対応するティルト角度にまでティルト動作させる。
好ましくは、表示手段に油圧操作部が複数表示され、複数の油圧操作部は、フォークをリフト操作するためのリフト操作部、フォークをティルト操作するためのティルト操作部、及びフォークをリーチ操作するためのリーチ操作部であり、複数の油圧操作部のうち任意の2つの油圧操作部の表示位置は、所定のタッチ操作によって入れ替え可能である。
本発明のフォークリフトは、表示手段に油圧操作部が表示され、油圧操作部には操作バーが表示される。オペレータがスライド操作により操作バーを上下動させることで、フォークを操作するフォークリフトである。油圧操作部には操作バーの位置によってフォークの操作位置情報(例えば、フォークの揚高など)を認識するための目盛りが表示されている。そして、オペレータが所定のタッチ操作をすると、油圧操作部の所定範囲は目盛りと共に拡大表示される。
オペレータは、油圧操作部の目盛りと共に拡大表示された範囲では拡大表示前よりも、スライド操作により操作バーを所望の位置に精度よく移動させることができ、操作バーの位置を微調整できる。したがって、この操作バーによって操作されるフォークを所望の操作位置に精確に移動させることができる。こうして本発明に係るフォークリフトはフォークの操作性を向上させ、オペレータはフォークを容易に操作できる。
本発明に係るフォークリフトの斜視図である。 本発明に係るフォークリフトの運転室を示す図である。 本発明に係るフォークリフトの説明図である。 表示装置の構成を示す図で、油圧操作部の所定範囲が拡大表示前の図である。 表示装置の構成を示す図で、油圧操作部の所定範囲が拡大表示後の図である。 表示装置の構成を示す図で、油圧操作部の所定範囲が拡大表示後の図である。 表示装置の他の構成を示す図である。 従来のフォークリフトの運転室を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係るフォークリフトに基づいて説明する。フォークリフトはリーチ型フォークリフトであって、車体1の前方に、車体1の両側から前方にのびる一対のストラドルレッグ10と、ストラドルレッグ10に沿って前後に移動可能なキャリッジ11とを備える。フォークリフトは、キャリッジ11に立設された一対のマスト12と、マスト12に沿って昇降可能に設けられたリフトブラケット13と、リフトブラケット13の前方に設けられた荷役用の一対のフォーク14とを備える。
フォークリフトは、リフトブラケット13を昇降させるためのリフトシリンダ15を備える。リフトシリンダ15は、油圧シリンダであり、伸縮方向が上下方向となるようにマスト12に起立して設けられる。リフトシリンダ15が伸長すると、リフトブラケット13はマスト12に案内されて上昇し、リフトブラケット13とともにフォーク14も上昇する。一方、リフトシリンダ15が短縮すると、リフトブラケット13はマスト12に案内されて下降し、リフトブラケット13とともにフォーク14も下降する。このように、リフトシリンダ15の伸縮によって、フォーク14のリフト動作が行われる。
リフトブラケット13は、車体1の左右方向に設けられたシャフト16と、上端がシャフト16に回動可能に支持されたとティルトブラケット17と備える。左右一対のフォーク14は、後面にティルトブラケット17が当接した状態でシャフト16に支持される。さらに、フォークリフトは、ティルトブラケット17を前後に揺動するためのティルトシリンダ18を備える。ティルトシリンダ18は、油圧シリンダであり、そのロッド部がティルトブラケット17の後面に接触するようにリフトブラケット13に支持される。ティルトシリンダ18を伸長すると、ティルトブラケット17およびフォーク14がシャフト16を中心として前方に回動し、フォーク14は後傾する。一方、ティルトシリンダ18を短縮すると ティルトブラケット17およびフォーク14がシャフト16を中心として後方に回動し、フォーク14は前傾する。このように、ティルトシリンダ18の伸縮によって、フォーク14のティルト動作が行われる。
フォークリフトは、キャリッジ11を車体1の前後方向に移動させるためのリーチシリンダ19を備える。リーチシリンダ19は、油圧シリンダであり、伸縮方向が車体1の前後方向となるように、車体1とキャリッジ11との間に設けられる。リーチシリンダ19が伸長すると、キャリッジ11はストラドルレッグ10に案内されて前進し、マスト12と一体的にフォーク14が前進(リーチアウト)する。一方、リーチシリンダ19が短縮すると、キャリッジ11はストラドルレッグ10に案内されて後進し、マスト12と一体的にフォーク14が後進(リーチイン)する。このように、リーチシリンダ19の伸縮によって、フォーク14のリーチ動作が行われる。
図1および図2に示す通り、車体1の後部には、オペレータが搭乗するための運転室20が形成される。車体1の上部で、運転室20の前方には、フォークリフトを操作するための操作台21が形成される。
フォークリフトは、オペレータのタッチ操作でフォーク14を操作するための表示装置2(表示手段)を備える。さらに、フォークリフトは、オペレータの表示装置2上でのタッチ操作による入力を受けて、上記したフォーク14の動作を制御するためのMPUなどからなる制御装置3(制御手段)を備える。制御装置3は、フォーク14の動作を制御するだけでなく、フォークリフトの走行制御など様々な制御を行う。表示装置2は操作台21上に設けられ、制御装置3は車体1の内部に設けられる。
表示装置2は、タッチパネル式である。表示装置2は、図3に示す通り、情報を表示するためのディスプレイ24と、オペレータのタッチ操作を検出するためのタッチセンサ25とを備える。タッチセンサ25はディスプレイ24全体に貼り付けられ、ディスプレイ24へのタップ操作、ダブルタップ操作、スライド操作、フリック操作(ディスプレイ24をタッチして軽くはじく操作)などといった様々なタッチ操作を検出し、またタッチ操作の操作位置、操作方向および操作速度を検出可能である。タッチセンサ25からの検出信号はデコーダ26を介して制御装置3へ出力される。
表示装置2と制御装置3と間の通信方式は、RS232C、CAN、USBなどの有線通信、またはWi-Fiなどの無線LANなどによる無線通信である。通信方式が無線通信の場合、表示装置2および制御装置3に通信機器27が設けられる。そして、無線通信の場合、表示装置2を操作台21の所定の位置に設置する必要はなく、車体1の任意の位置に配置することができる。また、オペレータは表示装置2を携帯しながらフォーク14を操作できる。これにより、オペレータは、自由な操作姿勢でフォーク14の操作が可能となる。
フォークリフトは、フォーク14の揚高を連続的に検出するリフト揚高検出センサ30と、フォーク14のティルト角度を連続的に検出するティルト検出センサ31と、フォーク14のリーチ距離を連続的に検出するリーチ検出センサ32とを備える。
また、フォークリフトは、上記の各油圧シリンダ15、18、19を伸縮させるための油圧モータ34と、油圧モータ34の出力を制御するためのモータドライバ33と、油圧モータ34の回転を検出するための回転検出エンコーダ35とを備える。制御装置3は、タッチ操作によるタッチセンサ25からの検出信号を受けると、モータドライバ33を介して油圧モータ34を駆動させる。油圧モータ34が駆動することで油圧シリンダ15、18、19は動作し、検出センサ30、31、32はフォーク14の位置(揚高、ティルト角度、リーチ距離)を検出し、フォーク14の動作がタッチ操作に対応するように制御される。
次に、表示装置2の具体的な表示内容について説明する。表示装置2のディスプレイ24には、図4に示す通り、フォーク14を操作するための油圧操作部4、5、6が複数表示される。油圧操作部4、5、6は、左から順に、リフト操作部4、ティルト操作部5、リーチ操作部6である。
油圧操作部4、5、6は縦長の長方形状である。油圧操作部4、5、6には、操作バー(リフトバー40、ティルトバー50、リーチバー60)が表示される。オペレータがディスプレイ24上の操作バー40、50、60の表示位置に指を当てて上下にスライド操作すると、操作バー40、50、60は、タッチセンサ25および制御装置3により、スライド操作に合わせて油圧操作部4、5、6を上下動するように構成される。
油圧操作部4、5、6は、操作バー40、50、60の位置によって操作位置情報を認識できるように目盛り41、51、61が表示される。目盛り41、51、61は油圧操作部4、5、6の上下方向に付される。操作バー40、50、60は、油圧操作部4、5、6において、実際のフォーク14の操作位置(揚高、ティルト角度、リーチ距離)に対応する位置に表示される。
リフト操作部4に付された目盛り41は、フォーク14の揚高を認識するためのものである。目盛り41のピッチは500mmである。目盛り41は、フォーク14の最低揚高(0mm)から最大揚高(4000mm)までを認識できるように付される。リフトバー40はリフト揚高検出センサ30が検出した揚高に対応する位置に表示され、オペレータは、操作バー40の位置と目盛り41とによって、実際のフォーク14の揚高を認識できる。例えば、リフトバー40は、フォーク14が最低揚高に位置すれば、リフト操作部4の下端に表示され、フォーク14が最大揚高に位置すれば、リフト操作部4の上端に表示される。
ティルト操作部5に付された目盛り51は、フォーク14のティルト角度を認識するためのものである。目盛り51のピッチは1.5°である。目盛り51は、後傾の最大傾斜角度(後傾6°)から、水平位置(0°)を中央にして、前傾の最大傾斜角度(前傾6°)までを認識できるように付される。ティルトバー50は、ティルト検出センサ31が検出したティルト角度に対応する位置に表示される。例えば、ティルトバー50は、ティルト角度が水平であれば、ティルト操作部5の中央に表示され、ティルト角度が後傾の最大傾斜角度であれば、ティルト操作部5の下端に表示され、ティルト角度が前傾の最大傾斜角度であれば、ティルト操作部5の上端に表示される。なお、ティルト角度を精確に調整する必要がない場合は、ティルト操作部5には「3°」、「6°」といった具体的な値を表示しなくてよい。
リーチ操作部6に付された目盛り61は、フォーク14のリーチ距離を認識するためのものである。目盛り61のピッチは75mmである。目盛り61は、最小リーチ距離(最もリーチインしている状態)(0mm)から最大リーチ距離(最もリーチアウトしている状態)(600mm)までを認識できるように付される。リーチバー60は、リーチ検出センサ32が検出したリーチ距離に対応する位置に表示される。例えば、リーチバー60は、リーチ距離が最小のときは、リーチ操作部6の下端に表示され、リーチ距離が最大のときは、リーチ操作部6の上端に表示される。なお、リーチ距離を精確に調整する必要がない場合、リーチ操作部6には「300」、「600」といった具体的な値は表示しなくてよい。
オペレータがスライド操作により、ディスプレイ24に表示された操作バー40、50、60を上下動させると、タッチセンサ25は操作バー40、50、60へのスライド操作を検出し、制御装置3がフォーク14の動作を制御する。
オペレータはリフト操作部4のリフトバー40をスライド操作して、図4の矢印80に示すように、リフトバー40を上に移動させる。タッチセンサ25はこのスライド操作を検出し、制御装置3はタッチセンサ25からの入力を受け、油圧モータ34を駆動し、スライド操作に追従するようにフォーク14を上昇させる。このとき、制御装置3は、移動したリフトバー40の位置に対応する揚高にまで、すなわちこの場合、揚高1500mmの位置にまでフォーク14を上昇させる。そして、オペレータはスライド操作により、リフトバー40を下に移動させると、フォーク14は、このスライド操作に追従し、移動したリフトバー40の位置に対応する揚高にまで下降する。
ティルト操作部5は、リフト操作部4と同様の構成である。オペレータがスライド操作によってティルトバー50を上へ移動させると、フォーク14は前傾する方向にティルトし、ティルトバー50を下へ移動させると、フォーク14は後傾する方向にティルトする。このとき、フォーク14は、移動したティルトバー50の位置に対応する角度にまでティルトする。
また、リーチ操作部6も、リフト操作部4と同様の構成である。オペレータがスライド操作によってリーチバー60を上へ移動させると、フォーク14は前進し、リーチバー60を下へ移動させると、フォーク14は後進する。このとき、フォーク14は、移動したリーチバー60の位置に対応するリーチ距離にまでリーチする。
また、制御装置3は、タッチセンサ25が検出した操作バー40、50、60のスライド操作の操作速度に比例するように、フォーク14の動作を行う。例えば、オペレータがリフトバー40を上に素早く動かせば、フォーク14の上昇速度が大きくなり、リフトバー40を上にゆっくり動かせば、フォーク14の上昇速度が小さくなり、自由にリフト速度を変えることができる。このようにすることで、オペレータは自由なリフト速度、ティルト速度、リーチ速度でフォーク14を操作できる。
さらに、フォークリフトは、オペレータが所定のタッチ操作をすることによって、油圧操作部4、5、6の所定範囲を目盛り41、51、61と共に拡大表示する。例えば、図4に示す通り、リフト操作部4において、オペレータは2本の指を利用し、揚高が3000であることを示す目盛線を基準に、一方の指で該目盛線より下側をタッチし、他の指で該目盛線よりも上側をタッチし、両方の指を互いに離間するように同時にスライドさせる(矢印81、82参照)。
タッチセンサ25が上記のタッチ操作を検出すると、ディスプレイ24に表示されたリフト操作部4の揚高3000の目盛線を中心とした所定範囲、例えば、揚高2000の目盛線からリフト操作部4の上端(揚高4000の目盛線)までの範囲は、目盛り41と共に上下方向に拡大表示され、図5に示すようになる。さらに、拡大表示された範囲の目盛り42のピッチは、500mmから100mmへと変化し、細かくなる。
そして、所定範囲が拡大表示される際に、リフト操作部4の拡大表示の対象となっていない範囲、すなわちリフト操作部4の下端(揚高0の目盛線)から揚高2000の目盛線までの範囲は縮小表示される。そして、拡大表示と縮小表示とが組み合わさって、リフト操作部4全体としての大きさは変化せず、所定範囲の拡大表示後もリフトバー40の位置によって最小揚高から最大揚高までが認識できるようになっている。
リフト操作部4の目盛り41を含む所定範囲が拡大表示されることにより、オペレータは、拡大表示された範囲では拡大表示前よりも、リフトバー40を所望の揚高に対応する位置に精度よく移動させることができ、リフトバー40の位置を微調整できる。すなわち、オペレータは、フォーク14を所望の高さに精確に停止させることができ、そしてフォーク14の高さを微調整できる。このようにリフト操作部4の目盛り41を含む所定範囲を拡大表示することで、精確なリフト操作が簡単にでき、またタッチ操作によるインチング操作などがしやすくなる。さらに、拡大表示された範囲の目盛り42のピッチは細かくなっているため、オペレータは精確なリフト操作がさらにしやすくなる。
図5に示す通り、リフト操作部4において、オペレータは2本の指を利用して、一方の指で拡大表示された範囲の下端(揚高2000目盛線)をタッチし、他方の指で拡大表示された範囲の上端(リフト操作部4の上端)をタッチし、両方の指を互いに近接するように同時にスライドさせる(矢印85、86参照)。これによって、拡大表示された範囲は目盛り42と共に縮小表示され、ピッチは粗くなり、そして縮小表示された範囲は拡大表示され、リフト操作部4は、図4に示す元の表示状態に戻る。
また、図4に示す表示状態において、揚高2000の目盛線に対して、矢印81、82と同様のタッチ操作をすると、リフト操作部4は、図6に示す通り、揚高1000の目盛線から揚高3000の目盛線までの範囲は目盛り41と共に拡大表示され、拡大表示された範囲の目盛り42のピッチは細かくなる。そして、リフト操作部4の拡大表示の対象となっていない範囲、すなわちリフト操作部4の下端から揚高1000の目盛線までの範囲と、揚高3000の目盛線からリフト操作部4の上端までの範囲とは縮小表示される。図6に示す表示状態から図4に示す表示状態に戻すためには、図6の矢印85、86に示すタッチ操作をすればよい。また、揚高1000の目盛線に対して同様のタッチ操作をすると、リフト操作部4は下端から揚高2000の目盛線までの目盛り41を含む範囲は、上記と同様に拡大表示され、拡大表示されていない他の範囲は縮小表示される。
こうしてリフト操作部4のあらゆる範囲を拡大表示できるようにすることで、オペレータは必要な範囲をタッチ操作によって拡大表示して、リフトバー40を操作すれば、どの高さでも精確にリフト操作できる。
また、リフト操作部4の所定範囲を目盛り41と共に拡大する方法は、上記のようなタッチ操作に限られない。例えば、オペレータが拡大したい範囲の中心(揚高3000の目盛線など)をタップ操作またはダブルタップ操作などすることで拡大表示されるように、また拡大表示された範囲の中心をタップ操作またはダブルタップ操作などすることで拡大表示が元に戻るように構成してもよい。
ティルト操作5およびリーチ操作部6も、リフト操作部4と同様に、タッチ操作により目盛り51、61と共に所定範囲が拡大表示される構成を備える。これによって、精確なティルト操作、リーチ操作ができ、ティルト角、リーチ距離の微調整ができ、フォークの操作性は向上する。
さらに、この表示装置2では、油圧操作部4、5、6のうち任意の2つの表示位置を所定のタッチ操作によって入れ替えることができる。オペレータは、例えば図4に示す通り、二つの指を使い、一方の指でティルト操作部5をタッチし、他方の指でリーチ操作部6をタッチし、そのまま一方の指はティルト操作部5からリーチ操作部6へ、他方の指はリーチ操作部6からティルト操作部5へと同時にスライドさせる(矢印83、84参照)。タッチセンサ25が上記のタッチ操作を検出すると、図5に示す通り、ディスプレイ24上のティルト操作部5およびリーチ操作部6の表示位置が変更される。リフト操作部4とティルト操作部5との表示位置の変更、リフト操作部4およびリーチ操作部6の表示位置の変更も同様である。
このように、所定のタッチ操作により油圧操作部4、5、6の任意の二つの表示位置を変更する構成によって、油圧操作部4、5、6のレイアウトを自由に変更することができる。オペレータは最も操作しやすい油圧操作部4、5、6の配列を簡単かつ自由に選択できる。また、従来の機械的な油圧操作レバー22(図8)では、操作レバー22の配列を自由に変更するためには複雑な構成が必要であるが、本発明のように表示装置2に油圧操作部4、5、6を表示した場合は、複雑な構成は不要となる。
さらに、図7に示す通り、表示装置2のディスプレイ24には、油圧操作部4、5、6だけでなく、フォークリフトを走行操作するための走行操作部7を表示してもよい。走行操作部7は、油圧操作部4、5、6と同様に縦長の長方形状であり、オペレータのスライド操作によって上下動する走行バー70が表示される。走行操作部7には、走行バー70の位置によって走行速度を認識するための目盛り71が表示される。目盛り71のピッチは2.5kmである。走行バー70は、走行操作部7の中央の停止位置72に表示される。
フォークリフトは、図3に示す通り、フォークリフトを走行させるための走行モータ74と、走行モータ74の出力を制御するためのモータドライバ73と、走行モータ74の回転を検出するための回転検出エンコーダ75とを備える。制御装置3は、走行バー70のスライド操作によるタッチセンサ25からの検出信号およびアクセルセンサ76からの検出信号を受けると、モータドライバ73を介して走行モータ74を駆動し、走行バー70のスライド操作に応じた走行制御を行う。
オペレータは走行バー70をスライド操作して上に移動させると、フォークリフトは前進する。このとき、制御装置3は、フォークリフトの走行速度が走行バー70の位置に対応する速度になるように走行モータ74を駆動する。走行バー70は、油圧操作部4、5、6の操作バー40、50、60と異なり、オペレータが走行バー70から指を離すと自動的に停止位置72に戻るようになっており、これによってフォークリフトは停止する。同様に、スライド操作により走行バー70を下に移動させると、フォークリフトは後進する。
このような構成によってフォークリフトの走行制御をすることで、図8に示す従来のフォークリフトに設けられていた走行レバー23は不要となる。そして、一つの表示装置2で油圧操作および走行操作ができる。
走行操作部7も、油圧操作部4、5、6と同様に、オペレータが所定のタッチ操作をすることで、所定範囲が目盛り71と共に拡大表示される構成を備えてもよい。これにより、オペレータは走行速度の調整がしやすくなる。
また、油圧操作部4、5、6および走行操作部7において、これら4つの操作部4、5、6、7のうち任意の二つの表示位置を、上述したようなタッチ操作によって入れ替わる構成を設けてもよい。これにより、オペレータは油圧操作部4、5、6だけでなく走行操作部7を含めてレイアウトの変更ができ、オペレータにとって操作しやすい配列を自由に選択できる。
14 フォーク
2 表示装置(表示手段)
24 ディスプレイ
25 タッチセンサ
4、5、6 リフト操作部、ティルト操作部、リーチ操作部(油圧操作部)
40、50、60 リフトバー、ティルトバー、リーチバー(操作バー)
41、51、61 目盛り

Claims (5)

  1. 荷役用のフォークと、タッチ操作を検出するためのタッチセンサが設けられた表示手段と、前記表示手段に表示され、前記フォークをリフト操作、ティルト操作、またはリーチ操作するための縦長矩形状の油圧操作部と、スライド操作によって前記油圧操作部上を上下動するように前記油圧操作部に表示される操作バーと、前記油圧操作部上の前記操作バーの位置によって前記フォークの操作位置情報を認識するために上下方向に沿って前記油圧操作部に表示される目盛りと、前記タッチセンサが前記操作バーのスライド操作を検出したときに、前記タッチセンサからの検出信号を受けて、前記フォークの動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記目盛りは、前記フォークの最低操作位置から最大操作位置までを認識できるように付され、前記操作バーは、実際の前記フォークの操作位置に対応する位置に表示されており、
    前記制御手段は、スライド操作によって前記操作バーが上方または下方に移動されたときに、前記フォークを、移動後の前記操作バーの位置に対応する操作位置にまで動作させ、
    前記タッチセンサが、所定のタッチ操作を検出したときに、前記油圧操作部の所定範囲が、前記目盛りと共に上下方向に拡大表示されるとともに、前記油圧操作部の前記所定範囲以外の範囲は、上下方向に縮小表示されるように、前記油圧操作部の表示が変更され、表示変更後の前記油圧操作部も、前記フォークの前記最低操作位置から前記最大操作位置までを認識できるように目盛りが付されており、さらに、
    前記タッチセンサが、所定のタッチ操作を検出したときに、表示変更後の前記油圧操作部は、拡大表示及び縮小表示されていない元の表示状態に戻ることを特徴とするフォークリフト。
  2. 前記油圧操作部の前記所定範囲が拡大表示される際に、前記所定範囲における前記目盛りのピッチは、拡大表示前よりも細かくなることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
  3. 前記油圧操作部は、前記フォークをリフト操作するためのリフト操作部であり、
    前記目盛りは、前記フォークの最低揚高から最大揚高を認識できるように付され、前記操作バーは、実際の前記フォークの揚高に対応する位置に表示されており、
    前記制御手段は、スライド操作によって前記操作バーが上方または下方に移動されたときに、前記フォークを、移動後の前記操作バーの位置に対応する揚高にまでリフト動作させることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
  4. 前記油圧操作部は、前記フォークをティルト操作するためのティルト操作部であり、
    前記目盛りは、前記フォークの後傾の最大傾斜角度から前傾の最大傾斜角度までを認識できるように付され、前記操作バーは、実際の前記フォークのティルト角度に対応する位置に表示されており、
    前記制御手段は、スライド操作によって前記操作バーが上方または下方に移動されたときに、前記フォークを、移動後の前記操作バーの位置に対応するティルト角度にまでティルト動作させることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
  5. 前記表示手段に前記油圧操作部が複数表示され、
    複数の前記油圧操作部は、前記フォークをリフト操作するためのリフト操作部、前記フォークをティルト操作するためのティルト操作部、及び前記フォークをリーチ操作するためのリーチ操作部であり、
    複数の前記油圧操作部のうち任意の2つの前記油圧操作部の表示位置は、所定のタッチ操作によって入れ替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
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