JP2010015489A - 表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】文書データのページ数を正確に把握することができ、さらに各々のページ又はページ群にどのくらいの付加情報が付加されているかを視認できるような表示を行う。
【解決手段】表示装置は、ペン検出部によって記憶性表示体の表示面から利用者が操る電子ペンまでの距離を測定し、文書データの各ページに割り当てられた順位の尺度となるスケール画像を、ペン検出部によって測定された距離に応じた縮尺で表示面に表示させ、各ページに付加された付加情報の量を表す量画像を、前記縮尺に応じた態様で、当該ページの順位に応じたスケール画像の表示位置に対応させて記憶性表示体の表示面に表示させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、文書データのページ数を視覚的に表示する技術に関する。
本の厚みを模した表示によって、文書データのページ数を視覚的に表現する技術が知られている。例えば、特許文献1には、複数のページの一部をずらして表示し、そのずらし表示部分において指定された領域に割り当てられたページの内容を表示する技術が開示されている。また、特許文献2には、見開き状態で表示されたページの左右端に、そのページよりも前のページ又は後ろのページのページ量に応じた幅の画像を表示する技術が開示されている。さらに、特許文献3には、複数ページからなる文章画像を各々のページの縁部をずらして表示するとともに、電子付箋が付加されたページについては、電子付箋をそのページからはみ出すようにして表示する技術が開示されている。
特開平07−225829号公報 特開2002−229706号公報 特開2006−113765号公報
ところで、前述した特許文献1〜3に記載の技術のように、文書データのページ数を本の厚みを模した形状で表示すると、そのページ数が非常に多い場合には、どのくらいのページ数があるのかを正確に把握することができない。さらに、特許文献2に記載の技術のように、ページ量に応じた幅の画像を表示することにより文書データのページ数を表現すると、ページ数が多くなる程ページ量を表す画像の幅が大きくなるため、その分だけ見開き状態で表示されたページの表示領域が狭くなってしまう。また、利用者が、複数のページの中から閲覧したいページを指定するときには、電子付箋やアンダーラインなどのアノテーション情報が各々のページにどのくらい付加されているかを表す情報があると便利である。しかしながら、前述した特許文献1〜3に記載の技術では、どのページにどのくらいのアノテーション情報が付加されているのかといった情報が表示されない、あるいは一目でわかるように表示されないため、不便であった。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、文章のページ数を正確に把握することができ、さらに各々のページ又はページ群にどのくらいの付加情報が付加されているかを視認できるような表示を行うことを目的とする。
本発明は、表示面を有する表示手段と、前記表示手段の表示面から利用者が操る操作子までの距離を測定する距離測定手段と、文書データの各ページに付加された付加情報を記憶する付加情報記憶手段と、前記文書データの各ページに割り当てられた順位の尺度となる尺度画像を、前記距離測定手段によって測定された距離に応じた縮尺で前記表示面に表示させ、前記付加情報記憶手段に記憶された各ページの付加情報の量を表す量画像を、前記縮尺に応じた態様で、当該ページの順位に応じた尺度画像の表示位置に対応させて前記表示面に表示させる制御手段とを備えることを特徴とする表示装置を提供する。この構成によれば、文章のページ数を正確に把握することができ、さらに各々のページ又はページ群にどのくらいの付加情報が付加されているかを視認できるような表示を行うことができる。
本発明の好ましい態様において、前記制御手段は、前記距離測定手段によって測定された距離が閾値よりも大きい場合には、複数のページ数を単位とするページ群毎に前記付加情報の量を算出し、前記文書データの全ページに対応する縮尺の尺度画像において当該ページ群毎に刻まれた各目盛りに対し、当該目盛りに対応するページ群の付加情報の量を表す量画像を付加する第1の量画像付加手段と、前記距離測定手段によって測定された距離が閾値以下である場合には、単一のページ毎に前記付加情報の量を算出し、前記文書データの一部のページに対応する縮尺の尺度画像において単一のページ毎に刻まれた各目盛りに対し、当該目盛りに対応するページの付加情報の量を表す量画像を付加する第2の量画像付加手段と、前記第1の量画像付加手段又は前記第2の量画像付加手段によって量画像が付加された前記尺度画像を前記表示面に表示させる表示制御手段とを備えてもよい。この構成によれば、文章のページ数を正確に把握することができ、さらに各々のページ又はページ群にどのくらいの付加情報が付加されているかを視認できるような表示を行うことができる。
本発明の好ましい態様においては、前記表示手段の表示面上における前記操作子の位置を特定する位置特定手段を備え、前記制御手段は、或る縮尺で前記尺度画像を表示しているときに前記位置特定手段により当該尺度画像の表示位置が特定され、且つ、前記距離測定手段によって測定された距離が閾値以下である場合には、特定された表示位置に対応する順位のページを含む所定範囲のページ群を特定し、特定したページ群に対応する尺度画像を、前記或る縮尺よりも小さい縮尺で前記表示面に表示させてもよい。この構成によれば、操作子の位置に対応する順位のページを含む所定範囲のページ群に対応する尺度画像を表示することができる。
本発明の好ましい態様において、前記制御手段は、前記距離測定手段によって測定された距離が第1の閾値以下の場合には、前記表示面に表示されている尺度画像の縮尺を小さく変更して表示させ、前記距離測定手段によって測定された距離が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上の場合には、前記表示面に表示されている尺度画像の縮尺を大きく変更して表示させてもよい。この構成によれば、尺度画像の縮尺を小さく変更して表示させるときの閾値と、尺度画像の縮尺を大きく変更して表示させるときの閾値とを異ならせることができる。
本発明の好ましい態様においては、前記表示手段の表示面上における前記操作子の位置を特定する位置特定手段を備え、前記制御手段は、或る縮尺で前記尺度画像を表示しているときに前記位置特定手段により当該尺度画像の表示位置が特定され、且つ、前記距離測定手段によって測定された距離が閾値以下である場合には、特定された表示位置に対応する順位のページを含む所定範囲のページ群を特定し、特定したページ群に対応する尺度画像を、前記或る縮尺よりも小さい縮尺で前記表示面に表示させ、特定したページ群以外のページに対応する尺度画像を、前記或る縮尺で前記表示面に表示させてもよい。この構成によれば、操作子の位置に対応する順位のページを含む所定範囲のページ群に対応する尺度画像を或る縮尺よりも小さい縮尺で表示させ、特定したページ群以外のページに対応する尺度画像を或る縮尺で表示させることができる。
本発明の好ましい態様においては、前記表示手段の表示面において前記操作子が接触した位置を特定する接触位置特定手段を備え、前記制御手段は、前記接触位置特定手段により前記尺度画像の表示位置が特定された場合には、特定された表示位置に対応する順位のページの文書を表す画像を前記表示面に表示させてもよい。この構成によれば、操作子によって接触された位置に対応する順位のページの文章を表す画像を表示することができる。
また、本発明は、コンピュータを、文書データの各ページに割り当てられた順位の尺度を表す尺度画像を、表示手段の表示面から利用者が操る操作子までの距離に応じた縮尺で前記表示面に表示させ、記憶手段に記憶された各ページの付加情報の量を表す量画像を前記縮尺に応じた態様で、当該ページの順位に応じた尺度画像の表示位置に対応させて前記表示面に表示させる制御手段として機能させるためのプログラムを提供する。この構成によれば、文章のページ数を正確に把握することができ、さらに各々のページ又はページ群にどのくらいの付加情報が付加されているかを視認できるような表示を行うことができる。
[構成]
図1は、本実施形態に係る表示装置1の外観を示す図である。この表示装置1は、例えば電子ペーパーである。図2は、表示装置1のハードウェア構成を示す図である。同図に示すように、表示装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、記憶部14と、電源15と、電源制御部16と、入出力部17と、操作ボタン18と、ペン検出部19と、VRAM(Video Random Access Memory)20と、記憶性表示体21と、表示体制御部22とを備えている。
CPU11は、ROM12又は記憶部14に記憶されているプログラムを実行して、表示装置1の各部を制御する制御手段の一例である。ROM12は、表示装置1の起動に必要なプログラムやデータを記憶している。RAM13は、CPU11がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。記憶部14は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの付加情報記憶手段であり、CPU11によって実行されるプログラムや文書データなどを記憶している。この文書データは、記憶性表示体21に表示される文章画像を表すデータであり、複数ページに区切られている。ここでは、文書データが130ページに区切られているものとする。また、この文書データの各ページには、アンダーラインなどの文字修飾情報、電子付箋、コメントといったアノテーション情報が付加されている。このアノテーション情報は、付加情報の一例である。
電源15は、例えば充電可能な電池であり、表示装置1の各部に電力を供給する。電源制御部16は、電源15の管理を行うとともに、電源15による電力供給の制御を行う。入出力部17は、操作ボタン18やペン検出部19とデータのやり取りを行うインタフェースである。操作ボタン18は、図1に示すように表示装置1の前面に設けられており、入出力部17を介してユーザの操作に応じたデータをCPU11に入力する。ペン検出部19は、記憶性表示体21の背面側に設けられており、電磁誘導方式を利用して、記憶性表示体21上の検出範囲内にある電子ペン2を検出する。そして、ペン検出部19は、記憶性表示体21の表示面上における電子ペン2の位置を特定するとともに、その表示面から電子ペン2までの距離を測定する。ここでは、ペン検出部19の検出範囲が、記憶性表示体21の表示面から10cmの範囲であるものとする。
VRAM20は、記憶性表示体21に表示される1ページ分の画像を表す画像データを記憶する。記憶部14に記憶されている文書データがCPU11によって読み出され、画像データとしてこのVRAM20に記憶される。記憶性表示体21は、電子泳動素子などの複数の表示素子によって構成された表示面を有する表示手段であり、表示体制御部22によって表示素子が駆動されることにより、VRAM20に記憶されている画像データに応じた画像を表示する。この記憶性表示体21は、表示の記憶性を有しており、表示素子が駆動されて画像を表示するまでの駆動期間においては電力が必要であるが、その駆動期間が経過して画像が表示された後は、電力が供給されなくてもその画像を表示し続けることができる。表示体制御部22は、VRAM20に記憶されている画像データに基づいて記憶性表示体21の表示素子を駆動し、その画像データに応じた画像を表示させる駆動回路である。
ここで、図3を参照して、ペン検出部19が電子ペン2を検出する仕組みについて説明する。この電子ペン2は、利用者が操る操作子の一例である。ペン検出部19は、マトリックス状に配置された複数のセンサーコイル19aを有している。図中のセンサーコイル19a−1,19a−2,19a−3は、紙面手前から紙面奥側方向に延びるループ状の形状をしており、図中のX方向に並べられている。なお、図では、図中のX方向に並べられたセンサーコイル19aのみが示されているが、実際には、ペン検出部19のセンサ面上においてこのX方向と直交するY方向にも複数のセンサーコイル19aが並べられている。ペン検出部19は、センサーコイル19aに所定の時間だけ電流を流すことにより、記憶性表示体21の表示面上に磁界mを発生させる。このとき、電子ペン2が記憶性表示体21に近づけられてこの磁界m中に入ると、電子ペン2の内部に設けられたループ状のコイル25に誘導電流が流れ、コンデンサ26に電荷が蓄えられる。これにより、電子ペン2のコイル25に電流が流れてそのペン先に磁界が発生し、電子ペン2の下方に配置されているセンサーコイル19aに誘導電流が流れる。
ペン検出部19は、センサーコイル19aに流れた誘導電流を検知することにより、電子ペン2が検出範囲内に入ったことを検出することができる。さらに、ペン検出部19は、誘導電流が流れたセンサーコイル19aの位置に基づいて、電子ペン2の位置を特定することができる。図の例では、電子ペン2の直下に配置されているセンサーコイル19a−2に最大の誘導電流が流れるため、このセンサーコイル19a−2の位置に基づいて、電子ペン2の位置Ptが特定される。また、ペン検出部19は、センサーコイル19aに流れた誘導電流の大きさに基づいて、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2のペン先までの距離Lを算出することができる。この誘導電流の大きさと距離Lとの関係は、実験や計算により定めることができる。
次に、図4を参照して、表示装置1が有する特徴的な機能について説明する。図4は、表示装置1の機能構成を示す図である。同図に示すように、ペン検出部19は、その機能構成として、距離測定部101と、位置特定部102とを備えている。距離測定部101は、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2のペン先までの距離を測定する。この距離測定部101は、距離測定手段の一例である。位置特定部102は、記憶性表示体21の表示面上における電子ペン2の位置を特定する。この位置特定部102は、位置特定手段及び接触位置特定手段の一例である。
CPU11は、プログラムを実行することにより、スケール画像判定部103と、全体スケール画像生成部104と、第1の量画像付加部105と、詳細スケール画像生成部106と、第2の量画像付加部107と、画像データ書き込み部108として機能する。スケール画像判定部103は、距離測定部101によって測定された距離が閾値よりも大きい場合には、全体スケール画像を表示させることを判定し、測定された距離が閾値以下である場合には、詳細スケール画像を表示させることを判定する。このスケール画像とは、文書データの各ページに割り当てられた順位の尺度となる画像である。スケール画像には大縮尺と小縮尺とがあり、大縮尺のスケール画像を全体スケール画像と言い、小縮尺のスケール画像を詳細スケール画像と言う。
全体スケール画像生成部104は、スケール画像判定部103によって全体スケール画像を表示させることが判定されると、文書データの全ページに対応する大縮尺の全体スケール画像を生成する。第1の量画像付加部105は、文書データの全ページに付加されたアノテーション情報の量を、複数のページ数を単位とするページ群毎に算出し、全体スケール画像生成部104によって生成された全体スケール画像においてページ群毎に刻まれた各目盛りに対して、その目盛りに対応するページ群のアノテーション情報の量を表す量画像を付加する。この第1の量画像付加部105は、第1の量画像付加手段の一例である。
詳細スケール画像生成部106は、スケール画像判定部103によって詳細スケール画像を表示させることが判定されると、位置特定部102によって特定された位置に基づいて、電子ペン2を用いて指定されたページを含む所定範囲のページ群を特定し、特定したページ群に対応する小尺度の詳細スケール画像を生成する。第2の量画像付加部107は、文書データの所定範囲のページ群に付加されたアノテーション情報の量を単一のページ毎に算出し、詳細スケール画像生成部106によって生成された詳細スケール画像において単一のページ毎に刻まれた各目盛りに対し、その目盛りに対応するページのアノテーション情報の量を表す量画像を付加する。この第2の量画像付加部107は、第2の量画像付加手段の一例である。画像データ書き込み部108は、第1の量画像付加部105又は第2の量画像付加部107によって量画像が付加されたスケール画像を表す画像データ、又は、電子ペン2によって指定されたページの文章を表す画像データをVRAM20に書き込み、表示体制御部22に表示開始命令を供給する。この画像データ書き込み部108は、表示制御手段の一例である。
表示体制御部22は、画像データ書き込み部108によって表示開始命令が供給されると、VRAM20に記憶されている画像データに基づいて記憶性表示体21の表示素子を駆動させる。記憶性表示体21は、表示体制御部22によって表示素子が駆動されることにより、VRAM20に記憶されている画像データに応じた画像、つまり全体スケール画像、詳細スケール画像、又は電子ペン2で指定されたページの文章を表す画像のいずれかを表示する。
[動作]
次に、表示装置1の動作について説明する。
表示装置1において、スケール画像は、距離測定部101によって測定された距離に応じた縮尺で記憶性表示体21に表示させられ、そして、各ページに付加された付加情報の量を表す量画像がその縮尺に応じた態様で表示させられる。以下では、表示装置1の動作について、全体スケール画像の表示処理、詳細スケール画像の表示処理、文章画像の表示処理という順序で説明を行う。
(全体スケール画像の表示処理)
まず、全体スケール画像を表示する全体スケール画像の表示処理について説明する。図5は、全体スケール画像の表示処理を示すフロー図である。利用者によって操作ボタン18が用いられて、全体スケール画像の表示を指示する操作が行われると、全体スケール画像の表示指示がCPU11に入力される(ステップS11)。全体スケール画像の表示指示が入力されると、CPU11は、記憶部14に記憶されている文書データのページ数に基づいて、全体スケール画像Aを生成する(ステップS12)。
図6(a)は、このときに生成される全体スケール画像Aの一例を示す図である。図に示した全体スケール画像Aにおいては、5ページを単位とするページ群毎に、記憶部14の文書データの全ページ数、この例では130ページのページ順序を表す目盛りt1が刻まれている。
続いて、CPU11は、各々のページ群に付加されているアノテーション情報の量を算出する(ステップS13)。この実施形態では、各々のページ群に付加されているアノテーション情報の数がアノテーション情報の量として算出される。続いて、CPU11は、ステップS12にて生成した全体スケール画像に含まれる各目盛りに対して、算出したアノテーション情報の量を表す量画像を付加する(ステップS14)。
図6(b)は、量画像が付加されたときの全体スケール画像Aを示す図である。図の例では、目盛りt1に対応するページ群に付加されているアノテーション情報の数が1個以上4個以下である場合には、少量のアノテーション情報が付加されていることを表す量画像I1が付加され、アノテーション情報の数が5個以上9個以下である場合には、中量のアノテーション情報が付加されていることを表す量画像I2が付加され、10個以上である場合には、多量のアノテーション情報が付加されていることを表す量画像I3が付加されている。なお、アノテーション情報が付加されていないページ群に対応する目盛りt1については、量画像は付加されない。例えば、1〜5ページのページ群に対応する目盛りt1には、少量のアノテーション情報が付加されていることを表す量画像I1が付加されている。これは、記憶部14の文書データにおいて1〜5ページのページ群には、1個以上4個以下のアノテーション情報が付加されていることを表している。
続いて、CPU11は、量画像が付加された全体スケール画像Aを表す画像データをVRAM20に書き込み(ステップS15)、表示体制御部22に表示開始命令を供給する。表示開始命令が供給されると、表示体制御部22は、VRAM20に書き込まれた画像データに基づいて記憶性表示体21の表示素子を駆動し、その画像データに応じた画像を表示させる。これにより、記憶性表示体21には、量画像が付加された全体スケール画像Aが表示される(ステップS16)。
図7は、記憶性表示体21に全体スケール画像Aが表示された様子を示す平面図である。利用者は、この全体スケール画像Aを見ることにより、記憶性表示体21に表示される画像の全ページのページ順序を把握することができるとともに、どのページ群にどのくらいの量のアノテーション情報が付加されているかを視認することができる。
(詳細スケール画像の表示処理)
次に、詳細スケール画像を表示する詳細スケール画像の表示処理について説明する。この詳細スケール画像の表示処理は、前述のようにして全体スケール画像が記憶性表示体21に表示されたときに行われる。ここでは、図7に示した全体スケール画像Aが記憶性表示体21に表示された状態において、利用者が電子ペン2を図中の位置P1に記憶性表示体21の表示面から5cmの距離まで近づけて、61〜65ページのページ群を指定する操作を行った場合を想定する。
図8は、詳細スケール画像の表示処理を示すフロー図である。前述のようにして記憶性表示体21に全体スケール画像が表示されると、CPU11は、ペン検出部19によって、電子ペン2がその検出範囲内にあるか否かを判定する(ステップS21)。例えば、電子ペン2が記憶性表示体21の表示面から10cmの範囲に近づけられていない場合、電子ペン2はペン検出部19の検出範囲内にないため検出されない。この場合、CPU11は、電子ペン2が検出範囲内にないと判定し(ステップS21:NO)、電子ペン2が検出範囲内に移動されるまで待機する。
一方、この例のように、記憶性表示体21の表示面から5cmの範囲に電子ペン2が近づけられた場合には、電子ペン2がペン検出部19によって検出されるため、CPU11は、電子ペン2が検出範囲内にあると判定する(ステップS21:YES)。この場合、CPU11は、ペン検出部19によって、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離を測定するとともに、その表示面上における電子ペン2の位置を特定する(ステップS22)。この例では、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離として「5cm」が測定されるとともに、電子ペン2の位置として図7中の位置「P1」が特定される。続いて、CPU11は、測定した距離が閾値以下の距離であるか否かを判定する(ステップS23)。ここでは、閾値として6cmが設定されているものとする。仮に、測定した距離が閾値である6cmよりも大きい場合(ステップS23:NO)、CPU11は、前述したステップS22に戻り、測定した距離が閾値以下の距離になるまでステップS22〜S23の処理を繰り返す。一方、この例のように、測定した距離が閾値である6cm以下である場合(ステップS23:YES)、CPU11は、次の処理に進む。
続いて、CPU11は、記憶性表示体21に表示された全体スケール画像Aにおいて、前述したステップS22にて特定された位置にある目盛りに対応するページ群を特定し、記憶部14に記憶されている文書データのページ数と、特定したページ群とに基づいて、詳細スケール画像Bを生成する(ステップS24)。
図9(a)は、このときに生成される詳細スケール画像Bの一例を示す図である。同図に示すように、この詳細スケール画像Bにおいては、1ページを単位とするページ毎に、利用者の操作によって指定された61〜65ページのページ群を含む55〜75ページのページ順序を表す目盛りt2が刻まれている。つまり、詳細スケール画像Bにおいては、ステップS22にて特定された位置にある目盛りに対応するページ群を含む所定範囲のページ群のページ順序を表す目盛りが単一のページ毎に刻まれている。
続いて、CPU11は、詳細スケール画像Bに含まれる各々の目盛りに対応するページに付加されているアノテーション情報の量を算出する(ステップS25)。この実施形態では、前述と同様に、各ページに付加されているアノテーション情報の数を、アノテーション情報の量として算出するものとする。続いて、CPU11は、ステップS24にて生成した詳細スケール画像Bに含まれる各目盛りに対して、算出したアノテーション情報の量を表す量画像を付加する(ステップS26)。つまり、CPU11は、ペン検出部19によって測定された距離が閾値以下である場合には、単一のページ毎にアノテーション情報の量を算出し、文章データの一部のページに対応する尺度の詳細スケール画像において単一のページ毎に刻まれた各目盛りに対し、当該目盛りに対応するページのアノテーション情報の量を表す量画像を付加する。
図9(b)は、量画像が付加されたときの詳細スケール画像Bを示す図である。例えば、61ページに対応する目盛りt2には、少量のアノテーション情報が付加されていることを表す量画像I1が付加されている。これは、記憶部14の文書データの61ページには、1個以上4個以下のアノテーション情報が付加されていることを表している。
続いて、CPU11は、量画像が付加された詳細スケール画像Bを表す画像データをVRAM20に書き込み(ステップS27)、表示体制御部22に表示開始命令を供給する。表示開始命令が供給されると、表示体制御部22は、VRAM20に書き込まれた画像データに基づいて記憶性表示体21の表示素子を駆動し、その画像データに応じた画像を表示させる。これにより、記憶性表示体21には、量画像が付加された詳細スケール画像Bが表示される(ステップS28)。
図10は、記憶性表示体21に詳細スケール画像Bが表示された様子を示す平面図である。同図に示すように、この詳細スケール画像Bにおいては、図7に示した全体スケール画像Aにおいて電子ペン2を用いて指定された61〜65ページのページ群付近のページ順序だけが示されているとともに、全体スケール画像Aの目盛りt1よりも目盛りの間隔が細かい目盛りt2が刻まれている。利用者から見ると、電子ペン2を全体スケール画像Aに近づけていくことにより、記憶性表示体21の表示が全体スケール画像Aから詳細スケール画像Bに変わるため、自分が電子ペン2を近づけたところを中心にスケール画像が拡大されたかのような感覚で操作することができる。そして、利用者は、この詳細スケール画像Bを見ることにより、全体スケール画像Aにおいて自分が指定した61〜65ページのページ群近辺のページのページ順序を把握することができるとともに、61〜65ページのページ群近辺の各ページにどのくらいの量のアノテーション情報が付加されているかを視認することができる。
(文章画像の表示処理)
次に、利用者によって指定されたページの文章を表す画像を表示する文章画像の表示処理について説明する。この文章画像の表示処理は、前述のようにして記憶性表示体21に詳細スケール画像Bが表示されたときに行われる。ここでは、図10に示した詳細スケール画像Bが表示された状態において、利用者が図中の位置「P2」に電子ペン2を接触させて、61ページの文章画像の表示を指示する操作を行った場合を想定する。
図11は、文章画像の表示処理を示すフロー図である。前述のようにして記憶性表示体21に詳細スケール画像が表示されると、CPU11は、前述したステップS22と同様にして、ペン検出部19によって、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離を測定するとともに、その表示面上における電子ペン2の位置を特定する(ステップS31)。この例では、電子ペン2が記憶性表示体21の表示面上に接触しているため、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離として「0cm」が測定されるとともに、電子ペン2の位置として図10中の位置「P2」が特定される。
続いて、CPU11は、前述したステップS23と同様にして、測定した距離が閾値である6cm以下の距離であるか否かを判定する(ステップS32)。仮に、測定した距離が6cmよりも大きい場合(ステップS32:NO)、CPU11は、前述したステップS12に戻り、図7に示した全体スケール画像Aを記憶性表示体21に表示させる。つまり、CPU11は、ペン検出部19によって測定された距離が閾値よりも大きい場合には、複数のページ数を単位とするページ群毎にアノテーション情報の量を算出し、文章データの全ページに対応する縮尺の全体スケール画像において当該ページ群毎に刻まれた各目盛りに対し、当該目盛りに対応するページ群のアノテーション情報の量を表す量画像を付加する。一方、この例のように、測定した距離が閾値である6cm以下である場合(ステップS32:YES)、CPU11は、電子ペン2が記憶性表示体21の表示面上に接触したか否かを判定する(ステップS33)。仮に、測定した距離が0cmではない場合、CPU11は、電子ペン2が記憶性表示体21の表示面上に接触していないと判定し(ステップS33:NO)、前述したステップS31の処理に戻る。一方、測定した距離が0cmである場合、CPU11は、電子ペン2が記憶性表示体21の表示面上に接触したと判定し(ステップS33:YES)次の処理に進む。
続いて、CPU11は、ステップS31にて特定した電子ペン2の位置に基づいて、表示が指示されたページを特定する(ステップS34)。つまり、ペン検出部19は、記憶性表示体21の表示面上において電子ペン2が接触した位置を特定し、CPU11は、ペン検出部19によって詳細スケール画像の表示位置が特定された場合には、特定された表示位置に対応するページを特定する。この例では、図10に示した詳細スケール画像Bにおいて位置「P2」にある目盛りt2に対応するページ数が61ページであるため、表示が指示されたページとして「61ページ」が特定される。続いて、CPU11は、特定したページの文書データを記憶部14から読み出し、画像データとしてVRAM20に書き込み(ステップS35)、表示体制御部22に表示開始命令を供給する。表示開始命令が供給されると、表示体制御部22は、VRAM20に書き込まれた画像データに基づいて記憶性表示体21の表示素子を駆動し、その画像データに応じた画像を表示させる。これにより、記憶性表示体21には、利用者によって表示が指示された61ページの文章画像が表示される(ステップS36)。
以上説明した実施形態によれば、図7に示したような全体スケール画像Aが表示された後、電子ペン2が記憶性表示体21の表示面上に閾値よりも近づけられると、図10に示したような詳細スケール画像Bが表示される。したがって、文書データの全ページのページ数を正確に把握することができ、さらに各々のページ又はページ群にどのくらいのアノテーション情報が付加されているかを視認できるような表示を行うことができる。
[変形例]
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
前述した実施形態では、電子ペン2が近づけられて、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離が閾値以下になった場合には、全体スケール画像Aに代えて詳細スケール画像Bが表示されていたが、これに限らない。例えば、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離が閾値以下になった場合には、全体スケール画像Aと詳細スケール画像Bとが両方とも記憶性表示体21に表示されてもよい。
図12は、全体スケール画像Aと詳細スケール画像Bとが両方表示される場合の表示例を示す図である。図の例では、図中の左側に図7に示したような全体スケール画像Aが表示され、図中の右側に図10に示したような詳細スケール画像Bが表示されている。利用者は、全体スケール画像Aと詳細スケール画像Bとを併せて見ることができるため、記憶性表示体21に表示される画像の全ページのページ順序を把握することができるとともに、全体スケール画像Aにおいて自分が指定した61〜65ページのページ群付近の各ページにどのくらいの量のアノテーション情報が付加されているかを視認することができる。
また、この場合、前述したステップS16にて全体スケール画像Aだけが表示されている状態において、電子ペン2が記憶性表示体21の表示面上に接触したときに、全体スケール画像Aに加えて詳細スケール画像Bが表示されるようにしてもよい。
(変形例2)
前述した実施形態では、全体スケール画像Aと詳細スケール画像Bとは、各々別のスケール画像として表示されていたが、これに限らない。例えば、CPU11は、全体スケール画像Aを表示しているときにペン検出部19により電子ペン2の位置が特定され、且つ、ペン検出部19によって測定された電子ペン2までの距離が閾値以下である場合には、部分詳細スケール画像を生成し、表示させてもよい。このとき、CPU11は、電子ペン2の位置に対応する順位のページを含む所定範囲のページ群を特定し、特定したページ群に対応する目盛りについては尺度を小さく変更し、特定したページ群以外のページに対応する目盛りについてはそのままの尺度にすることにより、部分詳細スケール画像を生成する。また、アノテーション情報の量を表す量画像については、各目盛りの尺度に応じた態様で付加する。
図13(a)は、このときに表示される部分詳細スケール画像Cの一例を示す図である。同図に示すように、この部分詳細スケール画像Cにおいては、利用者によって指定された61〜65ページのページ群を含む55〜75ページについては、図10に示した詳細スケール画像Bと同様に、1ページを単位とするページ毎に目盛りt2が刻まれており、それ以外のページについては、図7に示した全体スケール画像Aと同様に、5ページを単位とするページ群毎に目盛りt1が刻まれている。
また、この部分詳細スケール画像Cが表示された状態において、電子ペン2の位置が目盛りt2の配列方向に沿って移動されて、例えば70ページが指定されると、部分詳細スケール画像Cは、図13(b)に示すように、指定された70ページを中心とした60〜80ページに対応する目盛りが、1ページ毎に刻まれた目盛りt2に変更される。したがって、利用者は、電子ペン2の移動に追従して目盛りの間隔が細かくなっていくような感覚で、操作を行うことができる。
(変形例3)
前述した実施形態では、各ページ群又はページに付加されているアノテーション情報の数をアノテーション情報の量として算出する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、アノテーション情報の種類毎に予め決められた重み付けに基づいて、アノテーション情報の量を算出してもよい。この重み付けは、例えば、赤色の電子付箋は5点、黄色の電子付箋は3点、緑色の電子付箋は1点、アンダーラインは2点といった具合で行われる。そして、該当するページ群又はページに付加されているアノテーション情報が、例えば赤色の電子付箋が1個、緑色の電子付箋が3個、アンダーラインが2ヶ所ある場合には、3点×1+1点×3+2点×2=「10点」という値がアノテーション情報の量として算出される。
また、アノテーション情報の量を、アノテーション情報の種類毎に算出して、アノテーション情報の種類毎に異なる量画像を付加してもよい。
(変形例4)
前述した実施形態では、アノテーション情報の量を算出して、算出したアノテーション情報の量に応じた量画像を付加していたが、各目盛りに付加される情報はこれに限らない。例えば、利用者による検索キーワードを指定する操作を受け付け、文章データが表す文章に含まれる検索キーワードの量を算出し、算出した検索キーワードの量を表す量画像が付加されてもよい。この検索キーワードが文章中にどのくらい含まれているかを表す情報は、文章に対して付加される付加情報の一例である。
また、CPU11が、文書データの各ページが表示された回数を計数し、文書データのページ群又はページ毎に、そのページ群又はページの文章画像が表示された回数に応じた量画像を付加してもよい。
また、前述した実施形態において、CPU11は、詳細スケール画像Bに量画像を付加する場合には、アノテーション情報の有無だけを表す画像を付加してもよい。
(変形例5)
前述した実施形態において、ペン検出部19は、誘導電磁方式を用いて、記憶性表示体21の表示面上における電子ペン2の位置を特定するとともに、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離を測定していたが、これに限らない。例えば、ペン検出部19が、タッチパネルと超音波センサとで構成されてもよい。この場合、タッチパネルは、記憶性表示体21の表示面上に配置される。そして、必ずしも電子ペン2が用いられる必要はない。例えば、利用者の指が記憶性表示体21の表示面上に近づけられたり、接触されたりしてもよい。この場合、利用者の指が操作子としての役割を果たす。この場合、ペン検出部19は、タッチパネルを用いて記憶性表示体21の表示面上における操作子の位置を特定するとともに、その表示面上における操作子の接触位置を検出する。また、ペン検出部19は、超音波センサを用いて、記憶性表示体21の表示面に対して垂直に超音波を照射したときの反射を計測することにより、記憶性表示体21の表示面から操作子までの距離を測定する。
また、この場合、ペン検出部19は、タッチパネルを用いて、利用者の指の押圧を測定してもよい。この場合、CPU11は、利用者の指の押圧が閾値よりも大きい場合に、前述したステップS24以降の処理を行い、記憶性表示体21に詳細スケール画像Bを表示させてもよい。このように、利用者の指の押圧が大きいということは、タッチパネルが記憶性表示体21側に大きく押し込まれて、記憶性表示体21の表示面と利用者の指との距離が短くなるということである。つまり、本発明の「距離測定手段」は、操作子によって記憶性表示体21の表示面上が接触されたときの押圧をも含むものであり、また「測定した距離が閾値以下である場合」とは、測定した押圧が閾値よりも大きい場合をも含むものである。また、ペン検出部19は、タッチパネルを用いて、利用者の指が記憶性表示体21の表示面上に接触している時間を計ってもよい。この場合、CPU11は、利用者の指が記憶性表示体21の表示面に接触している時間が閾値よりも大きい場合に、前述したステップS24以降の処理を行う。
(変形例6)
前述した実施形態において、全体スケール画像A又は詳細スケール画像Bが表示されている状態において、利用者の操作によって量画像が指定された場合に、その量画像が付加された目盛りに対応するページ又はページ群に付加されているアノテーション情報の内容が表示されてもよい。
(変形例7)
前述した実施形態では、全体スケール画像A又は詳細スケール画像Bのいずれかのスケール画像が表示されるようになっていたが、これに限らない。例えば、3ページを単位とするページ群毎に目盛りが刻まれた中間スケール画像を生成し、全体スケール画像Aが表示された状態において電子ペン2が近づけられて、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離が第1の閾値以下になった場合には、中間スケール画像が表示され、さらに電子ペン2が近づけけられて、記憶性表示体21の表示面から電子ペン2までの距離が第2の閾値以下になった場合には、詳細スケール画像Bが表示されてもよい。
(変形例8)
前述した実施形態では、CPU11によって全体スケール画像が生成されていたが、これに限らない。例えば、予め全体スケール画像を表す画像データが記憶部14に記憶されていてもよい。この場合、CPU11は、前述したステップS12〜S13において、全体スケール画像を表す画像データを記憶部14から読み出して、量画像を付加すればよい。
また、全体スケール画像に量画像が付加されたときに、量画像が付加された全体スケール画像を表す画像データをRAM13などに記憶させておき、次に全体スケール画像を表示させる場合には、RAM13からその画像データを読み出して、VRAM20に書き込むようにしてもよい。詳細スケール画像についても同様の処理を行ってもよい。
また、尺度画像は、図6や図9に示した例に限らず、文書データの各ページに割り当てられた順位の尺度となる画像であればどのようなものでもよい。
(変形例9)
前述した実施形態において、前述したステップS21にて電子ペン2が検出範囲内に存在せず、ペン検出部19が電子ペン2までの距離を測定できない場合には、ステップS12の処理に戻り、全体スケール画像を表示してもよい。
(変形例10)
前述した実施形態では、記憶性表示体21に表示されているスケール画像を、全体スケール画像Aから詳細スケール画像Bに変更するときの閾値と、詳細スケール画像Bから全体スケール画像Aに変更するときの閾値とが同じであったが、これらの閾値を異ならせてもよい。この場合、CPU11は、ペン検出部19によって測定された電子ペン2までの距離が第1の閾値以下の場合には、記憶性表示体21の表示面に表示されているスケール画像を詳細スケール画像Bに変更して表示させ、ペン検出部19によって測定された電子ペン2までの距離が第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下の場合には、記憶性表示体21の表示面に表示されているスケール画像を全体スケール画像Aに変更して表示させる。ここでは、第1の閾値が4cmであり、第2の閾値が5cmである場合を想定する。この場合、記憶性表示体21に全体スケール画像Aが表示されている状態においては、利用者によって電子ペン2が記憶性表示体21の表示面から4cmまで近づけられると、記憶性表示体21の表示が全体スケール画像Aから詳細スケール画像Bへと変更される。一方、記憶性表示体21に詳細スケール画像Bが表示されている状態においては、利用者によって電子ペン2が記憶性表示体21の表示面から5cmまで遠ざけられると、記憶性表示体21の表示が詳細スケール画像Bから全体スケール画像Aに変更される。
(変形例11)
前述した実施形態において、ペン検出部19によって行われる処理は、CPU11がプログラムに従って実行してもよい。また、表示装置1のCPU11によって実行される各プログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。
実施形態に係る表示装置の外観を示す図である。 上記表示装置のハードウェア構成を示す図である。 上記表示装置のペン検出部が電子ペンを検出する仕組みを説明する図である。 上記表示装置の機能構成を示す図である。 上記表示装置の全体スケール画像の表示処理を示すフロー図である。 上記表示装置にて生成される全体スケール画像の一例を示す図である。 上記表示装置の記憶性表示体に全体スケール画像が表示された様子を示す図である。 上記表示装置の詳細スケール画像の表示処理を示すフロー図である。 上記表示装置にて生成される詳細スケール画像の一例を示す図である。 上記表示装置の記憶性表示体に詳細スケール画像が表示された様子を示す図である。 上記表示装置の文章画像の表示処理を示すフロー図である。 変形例に係るスケール画像の表示例を示す図である。 変形例に係る表示装置にて生成される部分詳細スケール画像の一例を示す図である。
符号の説明
1…表示装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…記憶部、15…電源、16…電源制御部、17…入出力部、18…操作ボタン、19…ペン検出部、20…VRAM、21…記憶性表示体、22…表示体制御部、101…距離測定部、102…位置特定部、103…スケール画像判定部、104…全体スケール画像生成部、105…第1の量画像付加部、106…詳細スケール画像生成部、107…第2の量画像付加部、108…画像データ書き込み部

Claims (7)

  1. 表示面を有する表示手段と、
    前記表示手段の表示面から利用者が操る操作子までの距離を測定する距離測定手段と、
    文書データの各ページに付加された付加情報を記憶する付加情報記憶手段と、
    前記文書データの各ページに割り当てられた順位の尺度となる尺度画像を、前記距離測定手段によって測定された距離に応じた縮尺で前記表示面に表示させ、前記付加情報記憶手段に記憶された各ページの付加情報の量を表す量画像を、前記縮尺に応じた態様で、当該ページの順位に応じた尺度画像の表示位置に対応させて前記表示面に表示させる制御手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記距離測定手段によって測定された距離が閾値よりも大きい場合には、複数のページ数を単位とするページ群毎に前記付加情報の量を算出し、前記文書データの全ページに対応する縮尺の尺度画像において当該ページ群毎に刻まれた各目盛りに対し、当該目盛りに対応するページ群の付加情報の量を表す量画像を付加する第1の量画像付加手段と、
    前記距離測定手段によって測定された距離が閾値以下である場合には、単一のページ毎に前記付加情報の量を算出し、前記文書データの一部のページに対応する縮尺の尺度画像において単一のページ毎に刻まれた各目盛りに対し、当該目盛りに対応するページの付加情報の量を表す量画像を付加する第2の量画像付加手段と、
    前記第1の量画像付加手段又は前記第2の量画像付加手段によって量画像が付加された前記尺度画像を前記表示面に表示させる表示制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記表示手段の表示面上における前記操作子の位置を特定する位置特定手段を備え、
    前記制御手段は、
    或る縮尺で前記尺度画像を表示しているときに前記位置特定手段により当該尺度画像の表示位置が特定され、且つ、前記距離測定手段によって測定された距離が閾値以下である場合には、特定された表示位置に対応する順位のページを含む所定範囲のページ群を特定し、特定したページ群に対応する尺度画像を、前記或る縮尺よりも小さい縮尺で前記表示面に表示させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記距離測定手段によって測定された距離が第1の閾値以下の場合には、前記表示面に表示されている尺度画像の縮尺を小さく変更して表示させ、前記距離測定手段によって測定された距離が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上の場合には、前記表示面に表示されている尺度画像の縮尺を大きく変更して表示させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記表示手段の表示面上における前記操作子の位置を特定する位置特定手段を備え、
    前記制御手段は、
    或る縮尺で前記尺度画像を表示しているときに前記位置特定手段により当該尺度画像の表示位置が特定され、且つ、前記距離測定手段によって測定された距離が閾値以下である場合には、特定された表示位置に対応する順位のページを含む所定範囲のページ群を特定し、
    特定したページ群に対応する尺度画像を、前記或る縮尺よりも小さい縮尺で前記表示面に表示させ、
    特定したページ群以外のページに対応する尺度画像を、前記或る縮尺で前記表示面に表示させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  6. 前記表示手段の表示面において前記操作子が接触した位置を特定する接触位置特定手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記接触位置特定手段により前記尺度画像の表示位置が特定された場合には、特定された表示位置に対応する順位のページの文書を表す画像を前記表示面に表示させる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. コンピュータを、
    文書データの各ページに割り当てられた順位の尺度を表す尺度画像を、表示手段の表示面から利用者が操る操作子までの距離に応じた縮尺で前記表示面に表示させ、記憶手段に記憶された各ページの付加情報の量を表す量画像を前記縮尺に応じた態様で、当該ページの順位に応じた尺度画像の表示位置に対応させて前記表示面に表示させる制御手段と
    して機能させるためのプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224467A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Nippon Yusoki Co Ltd フォークリフト
JP2014052852A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Sharp Corp 情報処理装置

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