JP5457069B2 - 電子部品実装装置用カメラ間校正装置 - Google Patents
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Description
図4に示すように、この電子部品実装装置100は、電子部品(不図示)を供給可能に電子部品実装装置本体に設置されている電子部品供給装置9と、ワークである基板Kの搬入および搬出をする回路基板搬送路10とを備えている。
回路基板搬送路10上には、基板Kが載置されるようになっている。基板Kには、自身の位置を認識させるための画像認識用の認識マーク(不図示)が付設されている。また、回路基板搬送路10の上方には部品吸着ノズル5が垂直方向に移動可能な機構(不図示)を備えた部品搭載ヘッド3が配置されている。
第一の方法としては、部品搭載ヘッド3の部品吸着ノズル5によって電子部品を吸着し、光学センサ8によって吸着した電子部品の位置ずれの状態を認識し、そのずれ量を、マーク認識カメラ2によって予め取得した基板Kの位置ずれ量に基づいて補正して、基板K上の予めプログラムされた位置に当該電子部品を搭載する方法がある。
例えば特許文献2に記載の技術では、電子部品を部品吸着ノズルに吸着して、その吸着した電子部品を光学センサと部品認識カメラで検出し、光学センサによる検出結果を部品認識カメラによる検出結果に基づいて補正を行なっている。
また、例えば特許文献4に記載の技術では、部品認識カメラとマーク認識カメラの焦点高さが異なる配置の場合に、撮像光路長設定手段を校正位置に移動可能に設け、45°反射のプリズムなどで垂直の光路を水平の光路に変更し、さらに、前記プリズムとは別の45°反射のプリズムなどを用いて、前記水平の光路を垂直の光路に変更し、一つの校正マークを部品認識カメラとマーク認識カメラによってそれぞれ撮像することで補正を行なっている。
具体的には、電子部品を基板に搭載するには、まず、基板を固定し、搬出入させる装置の上側を通過させる必要がある。そのため、電子部品供給装置から基板に搭載する工程において、搭載する電子部品は基板の高さよりも上側で移動させなければならない。つまり、無駄な動作を無くして生産タクトを短縮するためには、部品認識カメラの焦点高さを、基板の高さよりも上方で移動させる電子部品の高さに設定する必要がある。
図1に、本発明の一実施形態に係るカメラ間校正装置を装備した電子部品実装装置を示す。同図に示すように、この電子部品実装装置1は、電子部品(不図示)を供給可能に電子部品実装装置本体に設置されている電子部品供給装置9と、ワークである基板Kの搬入および搬出をする回路基板搬送路10とを備えている。
回路基板搬送路10上には、基板Kが載置されるようになっている。基板Kには、自身の位置を認識させるための画像認識用の認識マーク(不図示)が付設されている。また、回路基板搬送路10の上方には部品搭載ヘッド3が配置されている。
以下、このカメラ間校正装置20について詳しく説明する。
図2に、上記カメラ間校正装置20の模式図を示す。同図は、部品認識カメラ4と一体に移動可能に設けられた当該カメラ間校正装置20が、マーク認識カメラ2に対する所定の校正位置に移動した状態を模式的に示している。ここで、この所定の校正位置の高さは、部品認識カメラ4が電子部品Bの搭載が可能な高さが維持された高さである。
プリズムミラー21とビームスプラッタ22は、入射光の光路の変更および透過をさせるために、その光の一部を反射し且つそれ以外を透過可能なハーフミラーを有しており、これにより、入光された光の半分を透過するとともに、残りの半分については、45°の反射が可能になっている。また、校正マーク23は、その内部に照明を有する照明装置の筐体壁面のピンホールからなる。つまり、照明装置内部の照明によってピンホールが照射されることで、二つのカメラ2,4の位置補正用の校正マーク23がつくられるようになっている。
以上の構成において、この電子部品実装装置1では、基板Kが、部品搭載ヘッド3の可動範囲内となる回路基板搬送路10の所定の場所に搬入されて位置決めされる。次に、部品搭載ヘッド3が電子部品供給装置9から電子部品Bを吸着した後に、基板K上の予めプログラムされた位置に電子部品Bを搭載する。そして、部品搭載ヘッド3は部品吸着と搭載を繰返し行ない、予めプログラムされた位置に全ての電子部品Bが搭載された後、基板Kが、回路基板搬送路10より搬出される。
前記の(動作1)〜(動作3)により、二つのカメラ2,4は、同じ校正マーク23を撮像するため、二つのカメラ2,4のずれ量を測定することができる。なお、ずれ量の測定方法自体は、従来同様であるため説明を省略する。これにより、このカメラ間校正装置20を備えた電子部品実装装置1によれば、電子部品を搭載する生産時に、二つのカメラ2,4のずれ量を補正することで高精度の搭載が可能になる。
例えば、上記実施形態では、第一の光学部材として、プリズムミラー21を用いた例で説明したが、これに限らず、プリズムミラー以外の透明体にハーフミラー処理を施すことで同様の効果が得られる。
2 マーク認識カメラ
3 部品搭載ヘッド
4 部品認識カメラ
5 部品吸着ノズル
6 X軸移動機構
7 Y軸移動機構
8 光学センサ
9 電子部品供給装置
10 回路基板搬送路
20 カメラ間校正装置
21 プリズムミラー(第一の光学部材)
22 ビームスプラッタ(第二の光学部材)
23 校正マーク
B 電子部品
K 基板
Claims (1)
- 電子部品を認識する部品認識カメラと、基板の認識マークを認識するマーク認識カメラとを有し、これら二つのカメラの焦点高さが異なるレイアウトをもつ電子部品実装装置に用いられ、前記二つのカメラ相互の焦点高さのずれ量を校正するカメラ間校正装置であって、
当該カメラ間校正装置は、一つの校正マークと、前記マーク認識カメラの下方に対向配置された第一の光学部材と、該第一の光学部材と前記校正マークとの間に配置された第二の光学部材とを備え、前記部品認識カメラが電子部品を認識可能な高さを維持した状態で、前記部品認識カメラと共に前記マーク認識カメラに対する所定の校正位置に移動可能に設けられ、前記所定の校正位置にて前記部品認識カメラが前記第二の光学部材の下方に対向する位置に位置しており、
前記第一の光学部材は、プリズムミラー又はハーフミラー処理を施した透明体であって、前記校正マーク側から前記マーク認識カメラ側への光路および前記認識マーク側から前記マーク認識カメラ側への光路をそれぞれ確保するとともに、前記第二の光学部材は、ビームスプラッタであって、前記校正マーク側から前記第一の光学部材側への光路および前記電子部品側から前記部品認識カメラ側への光路をそれぞれ確保してなり、
さらに、当該カメラ間校正装置が前記所定の校正位置に位置したときに、前記一つの校正マークおよび前記二つの光学部材は、前記部品認識カメラから前記校正マークまでの光路長が、搭載する電子部品から前記部品認識カメラまでの距離と同じになるように配置されるとともに、前記マーク認識カメラから前記校正マークまでの光路長が、前記マーク認識カメラから基板の認識マークまでの距離と同じになるように配置されていることを特徴とする電子部品実装装置用カメラ間校正装置。
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