JP5456700B2 - ハイド及びスキンを保存する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイド、スキン及びペルト(pelts)の保存、詳細にはなめしの前の保存の方法に関する。
ハイドからレザーを製造するための方法は、長年の間、ほぼ変化しておらず、その方法を含む多くのステップは、当業界で周知である。一般には、ハイドを保存して、それらをなめす準備をする予備的ステップ、続いてなめし及び更なる加工のステップが存在する。その工程の予備的な、なめし前の部分の代表的なステップ順序は、塩(塩化ナトリウム)を用いた硬化、水漬け及び洗浄、裏打ち(defleshing)、石灰漬け、脱毛、酵解ならびに浸酸である。
最初のステップとして実施されるハイドの塩硬化は、ブライン溶液へのハイドの浸漬、湿式塩蔵、又は乾式塩蔵のいずれかにより実施される。塩硬化の目的は、レザー製造の残り工程を実施する前の損傷を遅らせることである。北米及び世界の他の地域の多くでは、ハイドを塩硬化により保存し、その後、海外の製革工場に輸送して更に加工してなめしを行うことが、一般的である。
ハイドを硬化する別の一般的方法は、従来の手法の予備的ステップにより加工すること、及び硫酸クロムでなめして、ウェットブルーと呼ばれる製品を得、その後、多くの場合には海外の製革工場で、再度、更になめすことを含む。しかしこの工程でも、塩硬化が予備的ステップとして実施される場合がある。
塩硬化を実施すると、顕著な環境被害が発生する。硬化及びなめしを異なる施設で実施すると、この被害が両方の場所で生じる。
なめしの前に、塩硬化を利用せずにハイドを保存し得ることが望ましい。
本発明は、なめしの前にハイドを、洗浄、裏打ち、石灰漬け、脱毛、脱灰及び酵解を含む予備的ステップに供する、ハイドを保存する方法であって、酵解ステップの後に、加脂、浸酸及び最後の乾燥ステップを含むことを特徴とする方法を提供する。任意に予備的ステップは、ハイドを分割することを含んでいてもよい。
一実施形態によれば、加脂ステップは、浸酸ステップの前に実施される。加脂剤は、陰イオン性加脂剤であってもよい。
別の実施形態によれば、加脂ステップは、浸酸ステップの後に実施される。加脂剤は、陽イオン性加脂剤であってもよい。
別の実施形態によれば、加脂ステップは、陰イオン性加脂剤を用いる第1の加脂ステップと、陽イオン性加脂剤を用いる第2の加脂ステップと、を含み、浸酸ステップは、第1の加脂ステップと第2の加脂の間に実施される。
本発明は更に、保存及び加脂されていて、なめされていないハイドを提供する。ハイドは、浸酸もしくは脱毛、又はその両方を施されてもよい。それは、本発明の方法により製
造されてもよい。
本発明の方法が、従来のレザー製造方法からの著しい逸脱であることは理解されよう。最も重要なこととして、ハイドの最初の塩硬化ステップは、必要でないか、又は実施されない。従来の方法では、加脂ステップが一般にハイドをなめした後に実施され、前には実施されないが、その加脂ステップはハイドのなめしの前に実施する。同じく従来の方法では、浸酸されたハイドがなめしの前に乾燥されないが、そのハイドは浸酸の後に乾燥させる。
本発明の方法により製造された処理済みのハイドは、乾燥していて可撓性があり、更なる加工のために容易に再水和される。それらは、毛の付いた塩蔵ハイドよりも選別が容易である。それらは、塩硬化ハイドよりも重量がかなり軽量であり、そのため輸送が安価である。それらは、塩蔵ハイド中に存在する廃棄性副生成物及び塩を含まず、それゆえ製革業者にとっての廃棄問題が生じない。
本発明のこれら及び他の特徴は、以下に示す好ましい実施形態の記載から明白となろう。
本明細書及び特許請求の範囲において、用語「ハイド」は、ハイド、スキン及びペルトを含むと理解すべきである。本明細書に記述された重量%は全て、他に断りがなければ、処理されるハイドの重量に対してであることも理解すべきである。つまり、例えば5重量%の加脂剤による加脂が参照されれば、加脂されるハイドの重量に対する加脂剤の重量%を指すものとする。
本発明の方法を実施するにあたって、ハイドは最初に、洗浄、裏打ち、石灰漬け、脱毛、任意の分割、脱灰及び酵解の予備的ステップにより調製される。これらのステップのそれぞれは、ハイド加工の技術分野で十分に理解されている。本発明の方法において、該ステップは、代表的には列挙された順序で実施される。
前述の予備的ステップの後に酵解されたハイドで実施される、本発明の方法の重要なステップが、加脂、浸酸及び乾燥のステップである。乾燥は、これらの3ステップの最後に実施される。加脂は、浸酸の前もしくは後のいずれかに実施するか、又は前と後の両方に実施することができ、全て以下に説明されるが、追加の任意ステップを該方法に含むことができる。
加脂
加脂剤は、ハイド又はレザーの繊維を潤滑する、柔らかくする、又はより可撓性もしくは柔軟性にする薬剤である。そのような薬剤の適用を、本明細書では加脂と呼ぶ。陰イオン性及び陽イオン性の両方の加脂剤を、本発明の方法に用いることができる。非イオン性加脂剤も用いることができるが、陰イオン性及び陽イオン性のものが好ましい。ハイドの加脂は、加脂剤の水溶液中で実施される。加脂は、約1〜15重量%、好ましくは2〜10重量%、より好ましくは5〜10重量%(加脂されるハイドの重量に対して)の加脂剤の濃度で実施される。加工時間は、40〜180分の範囲内である。好ましいpH範囲は、用いられる加脂剤に応じて1〜10であり、溶液温度範囲は、25〜60℃である。
陰イオン性加脂剤のみを用いる場合、浸酸ステップを加脂の後に実施する。こうして該方法におけるステップの一組合せは、陰イオン性加脂、浸酸及び乾燥をその順序で行うことである。
陽イオン性加脂剤のみを用いる場合、浸酸ステップを加脂の前に実施する。こうして該方法におけるステップの別の組合せは、浸酸、陽イオン性加脂及び乾燥をその順序で行うことである。
陰イオン性及び陽イオン性の両方の加脂剤を、該方法において一緒に用いることができる。そのような場合、加脂ステップは、陰イオン性加脂剤を用いる第1の加脂ステップと、陽イオン性加脂剤を用いる第2の加脂ステップと、を含み、浸酸ステップは、第1の加脂ステップと第2の加脂ステップの間に実施される。こうして、該方法におけるステップの別の組合せは、陰イオン性加脂剤を用いた加脂、浸酸、陽イオン性加脂剤を用いた加脂及び乾燥をその順序で行うことである。
浸酸
なめしの業界で従来から用いられる浸酸溶液は、塩化ナトリウム及び酸の水溶液を含む。そのような従来の浸酸溶液を、本発明の方法に用いることができる。
本発明での使用に好ましい浸酸溶液は、ギ酸、硫酸、及び塩化ナトリウムもしくは塩化カリウムのいずれか、又はその両方の塩の組合せの水溶液を含む。塩の含量は、3〜15重量%の範囲内であり、ギ酸及び硫酸の含量は、それぞれ0.5〜5重量%の範囲内である(全てハイドの重量に対して)。本明細書において「標準酸」と呼ばれる一つの好ましい浸酸溶液は、塩化ナトリウムを7重量%、ギ酸を1重量%及び硫酸を1重量%含む。本明細書において「ダブルアシッド」と呼ばれる別の好ましい浸酸溶液は、塩化ナトリウムを7重量%、ギ酸を2重量%及び硫酸を2重量%含む。
浸酸溶液中の塩化ナトリウムの量を減少させるために、その全て又は一部を塩化カリウムに置き換えることができる。こうして別の好ましい浸酸溶液は、塩化ナトリウムを3.5重量%、塩化カリウムを3.5重量%、ギ酸を2重量%及び硫酸を2重量%含む。
乾燥
本発明の方法で用いられる乾燥ステップは、2つの目的で実施される。一つは、処理されるハイドの重量を減少させることである。処理されるハイドは、代表的にはなめしのために別の場所に輸送するため、重量を低下させると、輸送コストが低減する。処理されるハイドの水分量を減少させれば細菌、カビ及び真菌の増殖の感受性が低下することから、第2の理由は、ハイドの保存を補助することである。処理されるハイドを、完全な乾燥状態にまで乾燥させる必要がないことは、理解されよう。本明細書及び特許請求の範囲において、「乾燥」は、水分量を所望のレベルまで低下させることを意味する。乾燥させたハイドの水分レベルは、代表的には約25重量%までである。好ましい水分レベルは、5〜25重量%、より好ましくは10〜15重量%の範囲内である。
乾燥は、複数の方法で実施することができる。所望の水分レベルに達するまで、単に処理されるハイドを吊り下げて空気中で乾燥させる風乾により、ハイドを乾燥させることができる。しかしより迅速に加工するためには、機械的な乾燥手段を用いる。乾燥の一手段は、水絞りを行うことであり、その時、湿ったハイドはフェルトで覆われたローラの間を機械回転される(machine−rung)。乾燥の別の手段は、真空乾燥であり、その時ハイドは、低い空気圧の乾燥室に入れられる。その他には、トグル乾燥があり、その時ハイドは、端部にトグルの付いたラックに沿って引伸ばされて、加熱室を通過する。
別の乾燥法が、溶媒乾燥であり、その時ハイドは、有機溶媒で処理され、水を除去される。ハイドは、代表的には15分〜4時間の範囲内の期間、溶媒に浸漬される。様々な有機溶媒を、この目的に用いることができる。好ましい溶媒は、脂肪族炭化水素、脂肪アルコールエトキシラート、グリコールエーテル、n−メチル−2−ピロリドン及びオレンジテルペンの溶液を含む。溶媒は、濃縮形態で用いるか、又は水で希釈することができる。
乾燥ステップは、これらのステップの組合せを含むことができる。例えば、最初の水絞りステップの後に、溶媒乾燥、真空乾燥、トグル乾燥及び風乾のうちの1種以上を行うことができる。別の組合わせは、最初に溶媒乾燥ステップ、そして次に水絞り、次に真空乾
燥、トグル乾燥及び風乾のうちの1種以上を行うことである。
分割
レザー製造工程の間に、ハイドを分割し、銀面と肉面を得て、それぞれを更に加工し、所望の特性を有するレザーを製造することが、当業界では一般的である。分割は、本発明の方法における任意のステップである。酵解の前の予備的ステップの間に、それを実施する。代表的には、脱毛の後、そして脱灰の前にそれを実施する。
ステーキング
一般には、従来のレザー製造工程の間に、ハイドにステーキングが実施される。柔軟性を改善するために、ハイドを機械的に屈曲することからなる。ステーキングのステップは、本発明の方法における任意のステップである。代表的には、乾燥ステップの後にそれを実施する。
実施例
重量31〜35kgの未加工で新鮮なカウハイドを、洗浄、裏打ち、石灰漬け、脱毛、分割、脱灰及び酵解の予備的ステップに供した。その後、これらの調製されたハイドを、以下の実施例に記載されたとおり加工した。実施例に記述された重量%は、約16〜18kgの処理される分割ハイドの重量に基づいている。
実施例1
陰イオン性加脂剤を用いてpH8及び温度30℃で90分間加脂し、その後、浸酸して水絞りを行い、トグル乾燥により乾燥させて、ステーキングを行うことにより、ハイドを加工した。陰イオン性加脂剤の重量%及び浸酸水溶液のタイプを、以下の組合せで用いた。
Figure 0005456700
実施例2
浸酸し、その後、陽イオン性加脂剤を用いてpH2及び温度25℃で90分間加脂し、その後、水絞りを行い、トグル乾燥により乾燥させて、ステーキングを行うことにより、ハイドを加工した。陽イオン性加脂剤の重量%及び浸酸水溶液のタイプを、以下の組合せで用いた。
Figure 0005456700
実施例3
水絞りのステップの後でハイドを溶媒乾燥に供し、その後、水絞りを行い、トグル乾燥により乾燥させて、最後にステーキングを行うこと以外では実施例1と同様に、ハイドを調製した。有機溶媒は、希釈しない状態で、又は水で50%に希釈した状態でのいずれかで用いた。以下の組合せの乾燥パラメータを用いた。
Figure 0005456700
実施例4
陰イオン性加脂剤を用いてpH8及び温度30℃で90分間加脂し、その後、浸酸し、その後、陽イオン性加脂剤を用いてpH2及び温度25℃で90分間加脂し、その後、水絞りを行い、トグル乾燥して、ステーキングを行うことにより、ハイドを加工した。以下の組合せのパラメータを用いた。
Figure 0005456700
実施例5
1%未満及び15%を超える加脂剤レベルを用いて、これまでの実施例と同様にハイドを加工した。結果は不満足であった。低レベルの加脂剤で加工すると、剛性及び硬質で風合いの劣るハイドが製造された。高レベルの加脂剤で加工すると、過度にべとべとしたハイドが製造された。
実施例の結論
実施例1〜4により加工されたハイドは、乾燥していて可撓性があり、硫酸クロム、植物性タンニン又は合成なめし剤によるなめしのために容易に再水和された。実施例1〜4により加工されたハイドを、様々な湿度で6ヶ月間貯蔵した。損傷、真菌増殖又はカビ増殖のいずれの兆候も、認められなかった。そのハイドは、3〜24時間以内で再水和された。
本発明を様々な実施形態に関して記載したが、発明をそれらの実施形態に限定するものではない。本発明の範囲内での様々な改良が、当業者には明白であろう。本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲に定義されている。

Claims (28)

  1. なめしの前に塩硬化を行っていないハイドを、洗浄、裏打ち、石灰漬け、脱毛、脱灰及び酵解を含む予備的ステップに供する、ハイドを保存するための方法であって、酵解ステップの後に、加脂、浸酸及び最後の乾燥ステップを備えることを特徴とする方法。
  2. 加脂ステップが、浸酸ステップの前に実施される、請求項1に記載の方法。
  3. 加脂ステップが、陰イオン性加脂剤を用いて実施される、請求項2に記載の方法。
  4. 加脂ステップが、浸酸ステップの後に実施される、請求項1に記載の方法。
  5. 加脂ステップが、陽イオン性加脂剤を用いて実施される、請求項4に記載の方法。
  6. 加脂ステップが、陰イオン性加脂剤の溶液を用いる第1の加脂ステップと、陽イオン性加脂剤の溶液を用いる第2の加脂ステップと、を含み、浸酸ステップが、前記第1のステップと前記第2のステップの間に実施される、請求項1に記載の方法。
  7. 乾燥の後に、ステーキングステップを更に備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 加脂及び浸酸ステップの後に水絞りステップを、及び、乾燥ステップの後にステーキングステップを更に備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記予備的ステップが、酵解ステップの前の分割ステップを更に備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記乾燥ステップが、
    (a)水絞りと、
    (b)溶媒乾燥、真空乾燥、トグル乾燥及び風乾のうちの1種と、
    を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記陰イオン性加脂剤が、加脂される前記ハイドの重量に対して1〜15重量%である、請求項3に記載の方法。
  12. 前記陽イオン性加脂剤が、加脂される前記ハイドの重量に対して1〜15重量%である、請求項5に記載の方法。
  13. 前記浸酸ステップが、ギ酸、硫酸、及び塩化ナトリウム又は塩化カリウムの一方を含む浸酸溶液を用いて実施される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記浸酸ステップが、ギ酸、硫酸、塩化ナトリウム及び塩化カリウムを含む浸酸溶液を用いて実施される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記浸酸溶液が、浸酸される前記ハイドの重量に対して0.5〜5重量%の量の前記ギ酸を含む、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記浸酸溶液が、浸酸される前記ハイドの重量に対して0.5〜5重量%の量の前記硫酸を含む、請求項13〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記浸酸溶液が、浸酸される前記ハイドの重量に対して3〜15重量%の量の塩化ナトリウム又は塩化カリウムを含む、請求項13、15又は16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記浸酸溶液が、浸酸される前記ハイドの重量に対してそれぞれ1.5〜7.5重量%の量の前記塩化ナトリウム及び前記塩化カリウムを含む、請求項14に記載の方法。
  19. 前記溶媒乾燥が、
    (a)脂肪族炭化水素、
    (b)脂肪アルコールエトキシラート、
    (c)グリコールエーテル、
    (d)n−メチル−2−ピロリドン、及び
    (e)オレンジテルペン
    を含有する溶媒を用いて実施される、請求項10に記載の方法。
  20. 前記乾燥ステップが、
    (a)溶媒乾燥と、
    (b)水絞りと、
    (c)真空乾燥、トグル乾燥及び風乾のうちの1種と、
    を備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  21. 保存、加脂及び乾燥されていて、なめされていず、塩硬化されていないハイド。
  22. 前記ハイドが、浸酸されている、請求項21に記載のハイド。
  23. 前記ハイドが、脱毛されている、請求項21又は22に記載のハイド。
  24. 請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法により製造された保存、加脂、浸酸、及び乾燥されていて、なめされていないハイド。
  25. 前記ハイドが加脂の後に乾燥される、請求項21に記載のハイド。
  26. 前記ハイドが加脂及び浸酸の後に乾燥されている、請求項22に記載のハイド。
  27. 前記ハイドは牛革である、請求項21〜26のいずれか一項に記載のハイド。
  28. 前記ハイドは牛革である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の方法。
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