JP5456548B2 - 樹脂成形金型及び射出成形方法 - Google Patents

樹脂成形金型及び射出成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂成形金型及び射出成形方法に関する。
従来から、樹脂成形金型のランナー部を加熱して、熱可塑性樹脂を流動状態に保ってリードフレームに配設する樹脂部を射出成形するにおいて、リードフレームの樹脂成形予定部の、任意の数であるNピッチ毎に一つの周期に合致して、等間隔に配設された任意の数であるn個のゲートおよびキャビティを設け、第一の射出成形から第Nの射出成形を行う間にN−1回のピッチ送りを伴い、次に、N×(n−1)+1ピッチ送るまでを1サイクルとして繰り返す事を特徴とする射出成形方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-253350号公報
ところで、フープ材(リードフレーム)をピッチ送りしつつ、フープ材上に設定された複数の樹脂成形予定部に樹脂成形を行う場合、フープ材上のフープ送り方向に垂直なライン上に設定された樹脂成形予定部の数と同一の数のランナノズルを、同一のピッチで樹脂成形金型の列方向に設けることが効率的である。
しかしながら、フープ材上に設定される複数の樹脂成形予定部の高密化、即ち成形部品等に伴い、フープ材上のフープ送り方向に垂直なライン上に設定された樹脂成形予定部の数と同一の数のランナノズルをフープ送り方向に垂直な方向に設けることが困難になってきている。即ち、フープ材におけるフープ送り方向に垂直な方向で隣接する樹脂成形予定部間の間隔が小さくなると、それに応じて、フープ送り方向に垂直な方向で隣接するランナノズル間の間隔を小さくする必要があるが、かかる構成が、ランナノズル及びそれに関連する部位の物理的な構造の制約から困難となる場合がある。
そこで、本発明は、ホットランナを用いて効率的にフープ材上への樹脂成形を行うことができる樹脂成形金型及び射出成形方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、フープ材の送り方向に対して垂直な方向に第1列のホットランナと第2列のホットランナとを備える樹脂成形金型であって、
第1列のホットランナのホットランナノズルが、第2列のホットランナのホットランナノズルに対してフープ材の送り方向に垂直な方向でオフセットすることを特徴とする、樹脂成形金型が提供される。
本発明のその他の一局面によれば、フープ材の送り方向に対して垂直な方向に第1列のホットランナと第2列のホットランナとを備え、第1列のホットランナのホットランナノズルが、第2列のホットランナのホットランナノズルに対してフープ材の送り方向に垂直な方向でオフセットした樹脂成形金型を用いる射出成形方法において、
フープ材におけるフープ材の送り方向に垂直なライン上の第1の樹脂成形予定部に対して、第1列のホットランナのホットランナノズルから熱可塑性樹脂を射出する第1射出成形ステップと、
前記第1射出成形ステップ後、フープ材を、フープ材の送り方向における前記第1列のホットランナと前記第2列のホットランナの間の距離に相当する送り量で送る送りステップと、
前記送りステップ後、フープ材における前記ライン上の第2の樹脂成形予定部に対して、第2列のホットランナのホットランナノズルから熱可塑性樹脂を射出する第2射出成形ステップとを備えることを特徴とする、射出成形方法が提供される。
本発明によれば、ホットランナを用いて効率的にフープ材上への樹脂成形を行うことができる樹脂成形金型及び射出成形方法が得られる。
本発明による樹脂成形金型で使用されてよいホットランナ10の単品構成を示す図である。 本発明による樹脂成形金型で使用されてよいホットランナ20の単品構成を示す図である。 本発明による樹脂成形金型で使用されてよいフープ材100の一例を示す平面図である。 本発明による樹脂成形金型におけるホットランナ配列態様の一例をフープ材100との関係で示す平面図である。 図4に示したホットランナ配列態様により実現される射出成形の流れを示す図である。 本発明の一実施例による成形機600の主要構成を示す断面図である。 成形機600の固定プラテン620の主要断面を示す断面図である。 本発明のその他の一実施例による成形機800の主要構成を示す断面図である。 本発明の更なるその他の一実施例による成形機900の主要構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による樹脂成形金型で使用されてよいホットランナ20の単品構成を示す図である。図1は、単一のホットランナノズル12を備えるホットランナ10を示し、図1(A)は、ホットランナノズル12の軸方向を視た上面視を示し、図1(B)は、ホットランナノズル12の軸方向を含む側面視を示す。尚、このホットランナ10を複数個列状に設ける場合、隣接するホットランナ10のホットランナノズル12間の間隔Lは、L=l1+l2となる。
図2は、本発明による樹脂成形金型で使用されてよい別のホットランナ20の単品構成を示す図である。図1は、2つのホットランナノズル22を備える2連方式のホットランナ20を示し、図2(A)は、ホットランナノズル22の軸方向を視た上面視を示し、図2(B)は、ホットランナノズル22の軸方向を含む側面視を示す。尚、このホットランナ20を使用する場合、隣接するホットランナノズル22間の間隔Lは、図示のように定まる。
尚、本発明が適用されるホットランナの構成は、図1や図2に示したものに限られず、3連方式等の3連方式以上のホットランナが使用されてもよい。また、例えば図2に示したホットランナ20を複数個列状に配置して、4つ以上のホットランナノズルを一列内に配置することも可能である。尚、以下では、説明の複雑化を防止するため、図2に示したホットランナ20を使用する場合を代表して説明する。
図3は、本発明による樹脂成形金型で使用されてよいフープ材100の一例を示す平面図である。図3は、フープ材100の面直方向に視た平面視である。尚、フープ材100は、典型的には、金属材料からなる。
フープ材100は、フープ材100の送り方向に対応したフープ送り方向ラインと列方向ラインに沿って碁盤目状に規則正しく樹脂成形予定部が設定される。図3に示す例では、列方向ライン上に8つの樹脂成形予定部101−108を備える。
尚、本発明による樹脂成形金型で使用されてよいフープ材の構成は、図3に示したものに限られず、フープ送り方向ラインに垂直な方向の列方向ラインに沿って2個以上の樹脂成形予定部を有するものであれば、任意である。
ここで、フープ材100の列方向ラインに沿った樹脂成形予定部間の間隔をLfとする。即ち、樹脂成形予定部101,102間の間隔、樹脂成形予定部102,103間の間隔、樹脂成形予定部103,104間の間隔等は、同一のLfであるとする。樹脂成形予定部間の間隔Lfは、一般的に、上述したホットランナノズル22間の間隔Lよりも小さい。これは、樹脂成形予定部の小型化が進んでいることに起因している。また、1つのフープ材100上にできるだけ多くの樹脂成形予定部を設定することがスループットを高める観点から有利であるのに対して、ホットランナノズル22間の間隔Lは、ホットランナノズル22の構造上の制約(特にヒータを搭載する関係上の制約)から小さくするのに限界があることに起因している。
ここでは、一例として、ホットランナノズル22間の間隔Lが、樹脂成形予定部間の間隔Lfの4倍であるとする。即ちL=4Lfである。尚、一列(列方向ラインに沿った列)に2つ以上のホットランナノズルを配置する場合、ホットランナノズル間の間隔Lは、樹脂成形予定部間の間隔Lfの2倍、3倍といった具合に、整数倍であることが望ましい。
図4は、本発明による樹脂成形金型におけるホットランナ配列態様の一例をフープ材100との関係で示す平面図である。図4は、フープ材100の面直方向に視た平面視である。
図4では、図2に示したホットランナ20が8つ設けられており、ここでは、8つのホットランナは、それぞれ、フープ材100の送り方向で先頭側から順に201−208の符号を用いて指示し、各ホットランナ201−208のホットランナノズルは、それぞれ、221−228で指示する。
図4に示すように、ホットランナ201−208は、フープ材100の送り方向に対して垂直な方向に配列される。即ち、ホットランナ201−208は、フープ材100の列方向ラインに平行に配置される。
ホットランナ201−204(第1のホットランナ群)は、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインを1つずつ空けて配置されている。即ち、ホットランナ201−204は、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの2ライン分だけ互いに離間して配置されている。また、ホットランナ201−204は、フープ材100の送り方向に垂直な方向(即ち列方向)で、フープ材100のフープ送り方向ラインの1ライン分(=Lf)だけ互いにオフセットして配置されている。即ち、ホットランナ204は、ホットランナ203に対して、フープ材100の送り方向に垂直な方向でフープ材100のフープ送り方向ラインの1ライン分だけ(図中の下方向に)オフセットして配置され、ホットランナ203は、ホットランナ202に対して同様にフープ送り方向ラインの1ライン分だけオフセットして配置され、ホットランナ202は、ホットランナ201に対して同様にフープ送り方向ラインの1ライン分だけオフセットして配置されている。
同様に、ホットランナ205−208(第2のホットランナ群)は、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインを1つずつ空けて配置されている。即ち、ホットランナ205−208は、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの2ライン分だけ互いに離間して配置されている。また、ホットランナ205−208は、フープ材100の送り方向に垂直な方向(即ち列方向)で、フープ材100のフープ送り方向ラインの1ライン分だけ互いにオフセットして配置されている。即ち、ホットランナ208は、ホットランナ207に対して、フープ材100の送り方向に垂直な方向でフープ材100のフープ送り方向ラインの1ライン分だけ(図中の下方向に)オフセットして配置され、ホットランナ207は、ホットランナ206に対して同様にフープ送り方向ラインの1ライン分だけオフセットして配置され、ホットランナ206は、ホットランナ205に対して同様にフープ送り方向ラインの1ライン分だけオフセットして配置されている。
ホットランナ204は、ホットランナ205に対して、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの3ライン分だけ離間して配置されている。ホットランナ201とホットランナ205は、フープ材100の送り方向に垂直な方向でオフセットしておらず、ホットランナ202とホットランナ206は、フープ材100の送り方向に垂直な方向でオフセットしておらず、ホットランナ203とホットランナ207は、フープ材100の送り方向に垂直な方向でオフセットしておらず、ホットランナ204とホットランナ208は、フープ材100の送り方向に垂直な方向でオフセットしていない。より具体的には、ホットランナ201は、フープ材100の図中上から1番目と5番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル221を備える。また、ホットランナ205は、フープ材100の図中上から1番目と5番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル225を備える。同様に、ホットランナ202は、フープ材100の図中上から2番目と6番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル222を備える。また、ホットランナ206は、フープ材100の図中上から2番目と6番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル226を備える。同様に、ホットランナ203は、フープ材100の図中上から3番目と7番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル223を備える。また、ホットランナ207は、フープ材100の図中上から3番目と7番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル227を備える。同様に、ホットランナ204は、フープ材100の図中上から4番目と8番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル224を備える。また、ホットランナ208は、フープ材100の図中上から4番目と8番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル228を備える。
図4に示す例では、フープ材100は、図中Pで示す送り方向に、2ピッチずつ送られる。ここで、1ピッチは、フープ材100の送り方向での、フープ材100における隣接する樹脂成形予定部間の間隔に対応し、フープ材100の列方向ラインの2ライン分に相当する。即ち、フープ材100は、ホットランナ201−204又は205−208における各隣接するホットランナ間の距離に相当するピッチずつ送られる。
図5は、図4に示したホットランナ配列態様により実現される射出成形の流れを示す図である。図5(A)〜図5(E)は、時系列順にホットランナ配列態様とフープ材100との位置関係を示すと共に、各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される態様を示す。図5(A)〜図5(E)において、樹脂成形が実行された樹脂成形予定部は、黒塗りにより指示される。
図5(A)では、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。
次いで、図5(B)に示すように、図5(A)に示すフープ材100の位置から2ピッチ送られる。そして、当該2ピッチ送られた位置で、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。
次いで、同様に、図5(C)に示すように、図5(B)に示すフープ材100の位置から2ピッチ送られる。そして、当該2ピッチ送られた位置で、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。
以下、同様に、図5(D)及び図5(E)に示すように、フープ材100が2ピッチ送られつつ、その都度、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。このようにして更にフープ材100が2ピッチ送られつつ、その都度、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。
ここで、図5(A)〜図5(E)を参照し、先ず、図5(A)に示すフープ材100上の列方向ラインPに着目して、列方向ラインP上の各樹脂成形予定部101−108への樹脂成形態様について説明する。
列方向ラインP上の各樹脂成形予定部101−108は、各ホットランナ205−208に対して、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの1ライン分だけずれている。従って、図5(E)に示す位置にフープ材100が送られるまでは、各樹脂成形予定部101−108への樹脂成形が実現されない。図5(E)に示す位置にフープ材100が送られると、先ず、ホットランナ204により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から4番目と8番目の樹脂成形予定部104,108への樹脂成形が実行される。次いで、図5(E)に示す位置からフープ材100が2ピッチ送られると(図示せず)、ホットランナ203により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から3番目と7番目の樹脂成形予定部103,107への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が2ピッチ送られると(図示せず)、ホットランナ202により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から2番目と6番目の樹脂成形予定部102,106への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が2ピッチ送られると(図示せず)、ホットランナ201により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から1番目と5番目の樹脂成形予定部101,105への樹脂成形が実行される。
このようにして、列方向ラインP上の各樹脂成形予定部101−108の全てへの樹脂成形は、フープ材100が2ピッチずつ順に送られる過程で実現される。
次いで、図5(A)〜図5(E)を参照し、先ず、図5(A)に示すフープ材100上の列方向ラインQに着目して、列方向ラインQ上の各樹脂成形予定部101−108への樹脂成形態様について説明する。
図5(A)に示す位置では、先ず、ホットランナ208により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から4番目と8番目の樹脂成形予定部104,108への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が図5(A)に示す位置から図5(B)に示す位置へと2ピッチ送られると、ホットランナ207により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から3番目と7番目の樹脂成形予定部103,107への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が図5(B)に示す位置から図5(C)に示す位置へと2ピッチ送られると、ホットランナ206により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から2番目と6番目の樹脂成形予定部102,106への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が図5(C)に示す位置から図5(D)に示す位置へと2ピッチ送られると、ホットランナ205により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から1番目と5番目の樹脂成形予定部101,105への樹脂成形が実行される。以後は、フープ材100が更に2ピッチずつ送られ、フープ材100がホットランナ201−204の下方を通過することになるが、この間は、列方向ラインQ上の各樹脂成形予定部101−108への樹脂成形は行われることはない。これは、列方向ラインQ上の各樹脂成形予定部101−108は、各ホットランナ201−204に対して、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの1ライン分だけずれているためである。
このようにして、列方向ラインQ上の各樹脂成形予定部101−108の全てへの樹脂成形は、フープ材100が2ピッチずつ順に送られる過程で実現される。
列方向ラインPから下流側(図中の右側)の各列方向ライン上の各樹脂成形予定部101−108の全てに対しては、列方向ラインP及びQのいずれかと同様の態様で、フープ材100が2ピッチずつ順に送られる過程で樹脂成形が実現される。
尚、列方向ラインPよりも先頭側(図中の左側)の各列方向ラインの幾つかは、ホットランナ201を通過した段階で、樹脂成形が実行されていない樹脂成形予定部を有する。かかる部分は、樹脂成形が実行された樹脂成形予定部だけを利用してもよいし、その他の方法で樹脂成形予定部に樹脂成形を実行した上で利用してもよいし、破棄されてもよい。ホットランナ201を通過した段階で樹脂成形が実行されていない樹脂成形予定部を有する列方向ラインを破棄する場合、ホットランナ201を通過した段階で樹脂成形が実行されていない樹脂成形予定部を有する列方向ラインに対しては、最初から樹脂成形を実施しないようにして、熱可塑性樹脂材料を節約することとしてもよい。また、列方向ラインPよりも先頭側の全部分を破棄する場合、かかる部分に対しては、最初から樹脂成形を実施しないようにして、熱可塑性樹脂材料を節約することとしてもよい。即ち、列方向ラインPから下流側の各列方向ラインに対してのみ樹脂成形を実行することとしてもよい。
以上のように上述した本実施例によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、フープ材100上の列方向ラインに沿った樹脂成形予定部101−108の個数(本例では、8個)に対応した個数のホットランナノズルを1列内に配置することができない場合でも、ホットランナノズルの同個数を、フープ送り方向及びそれに垂直な方向(列方向)でオフセットして配置したホットランナ201−204又は205−208により協動して実現することができる。また、フープ材100も所定ピッチ(本例では、2ピッチ)ずつ送るだけの制御であるため、例えばフープ材100の送るピッチを周期的に可変する構成(特許文献1に開示の構成)に比べて、制御内容を簡素化することができる。
また、ホットランナの幅(フープ送り方向の長さ)が、フープ送り方向でのフープ材100における隣接する樹脂成形予定部間の間隔よりも小さくできない場合でも、図4及び図5に示したような態様でホットランナ201−204を配列することにより、フープ材100における所定数の列以降(本例では、先頭から15番目の列方向ラインP以降)の各列方向ライン上の各樹脂成形予定部101−108の全てに対して樹脂成形を実現することができる。尚、ホットランナの幅(即ち、フープ送り方向での隣接するホットランナ間の間隔)が、フープ送り方向でのフープ材100における隣接する樹脂成形予定部間の間隔以下とすることができる場合は、フープ送り方向でホットランナ201−204を(列を空けずに)詰めて配置することとしてもよい。この場合、フープ材100を1ピッチずつ順に送る構成に変更すれば、ホットランナ205−208を不要とすることができる。或いは、フープ送り方向でホットランナ201と202の間に、ホットランナ205を配置し、フープ送り方向でホットランナ202と203の間に、ホットランナ206を配置し、フープ送り方向でホットランナ203と204の間に、ホットランナ207を配置し、フープ送り方向でホットランナ205の後流側にホットランナ208を(列を空けずに)詰めて配置することとしてもよい。この場合、フープ材100を2ピッチずつ順に送る構成を維持して、高い生産速度を維持することができる。
尚、上述した本実施例は、図4及び図5に示した特定のホットランナ配列態様に関するものであるが、本実施例と同様の効果を得ることができるホットランナ配列態様は多種多様である。
例えば、図4及び図5に示した特定のホットランナ配列態様において、フープ送り方向でホットランナ201−204内の順番を任意に変更してもよい。例えば、フープ送り方向でホットランナ201とホットランナ204とを入れ替えて配置してもよい。同様に、フープ送り方向でホットランナ205−208内の順番を任意に変更してもよい。
また、図4及び図5に示した特定のホットランナ配列態様において、フープ材100を1ピッチずつ順に送る構成に変更し、ホットランナ205−208を省略してもよい。また、この場合も、フープ送り方向でホットランナ201−204内の順番を任意に変更してもよい。また、上述の例では、2つのホットランナ群を用いているが、3つ以上のホットランナ群を用いてもよい。これは、ホットランナの幅(ホットランナ単品のフープ送り方向の長さ)が、フープ送り方向でのフープ材100における隣接する樹脂成形予定部間の間隔の2倍以上よりも小さくできない場合に好適である。
尚、本実施例と同様の効果を得ることができるホットランナ配列態様は、例えば、以下の条件を満たせばよい。
(1)フープ材100の同一の列方向ライン上の複数の樹脂成形予定部が、フープ送り方向及びそれに垂直な方向(列方向)でオフセットして配置された複数のホットランナを協動して樹脂成形される。
(2)フープ材100の同一の列方向ライン上の複数の樹脂成形予定部のそれぞれは、複数列のホットランナのうちのいずれか1つの列のホットランナにより樹脂成形され、他の列のホットランナにより樹脂成形可能な位置に案内及び設定されない。
(3)上記(1)及び(2)の条件は、フープ材100が所定ピッチずつ規則的に送られる場合に満たされる。
尚、以上説明した上述した実施例による射出成形方法、これに用いる樹脂成形金型及びこれを備える成形機は、電子部品のベース部分を製造するのに好適である。
ここで、特開2009-148934号公報には、半導体チップが搭載されたリードフレームをクランプした上で、当該リードフレームの一部を樹脂にて封止するための樹脂封止金型であって、樹脂封止後のリードフレームを金型表面から離型するためのエジェクトピンを備える樹脂封止金型が開示されている。
ところで、フープ材上への樹脂封止後の成形品を金型表面から離型するためにエジェクトピンを移動させる際、フープ材が横に長いため、フープ材にたわみが生じるという問題が生じる。
そこで、以下では、図6以降を参照して、かかる問題点を解消できる成形機の構成について説明する。
図6は、本発明の一実施例による成形機600の主要構成を示す断面図(正面視)である。本実施例の成形機600は、竪型射出成形機として具現化される。図6(A)は、成形機600の型締・成形中の状態を示し、図6(B)は、成形機600の型開・製品突き出し・フープフィーダ上昇状態を示す。図7は、成形機600の固定プラテン620の断面図を示す。
成形機600は、可動金型602と、フープフィーダ603と、可動プラテン604と、固定金型606と、エジェクタプレート608と、Eピン610と、エジェクタロッド612と、固定プラテン620と、エジェクタ622と、トグルリンク624と、クロスヘッド630と、フープフィーダ用昇降ロッド632とを備える。
可動金型602は、可動プラテン604に固定される。可動金型602は、図4及び図5に示した特定のホットランナ配列態様(又は、その他の上述した配列態様)を備える樹脂成形金型として具現化されてもよい。但し、可動金型602には、コールドランナ等の他の形式のランナーが設置されてもよいし、(上述の実施例によらない)通常の配列態様のホットランナが設置されてもよい。
フープフィーダ603は、フープ材100(図3等参照)を可動金型602及び固定金型606に対して移動させて供給する。フープフィーダ603は、成形機600の型開・製品突き出し・フープフィーダ上昇後に、例えば所定ピッチ(2ピッチ)ずつフープ材100を送るように制御される。フープフィーダ603は、図示しない支持機構により型締方向(図の上下方向)に往復動可能に支持される。
固定金型606は、固定プラテン620に固定される。固定金型606には、フープ材100(ひいてはそこに成形された成形品)を突き出すためのエジェクタプレート608及びEピン610が設けられる。Eピン610は、エジェクタプレート608に接続される。エジェクタプレート608は、固定金型606内で型締方向(図の上下方向)に往復動可能に支持される。
固定プラテン620には、トグルリンク624が接続される。トグルリンク624は、トグルサポート(図示せず)に接続され、トグルサポートは、タイバ(図示せず)を介して可動プラテン604に接続される。トグルリンク624は、図示しない駆動機構(例えば電動モータ)により駆動され、可動プラテン604を固定プラテン620に対して移動させて型締及び型開を実現する。尚、トグルリンク624は、ベルクランプ形式を含む任意の形式であってもよい。
固定プラテン620には、フープ送り方向に貫通する中空部628が形成される。中空部628は、固定プラテン620の鋳抜き穴として形成されてもよいし、加工穴として形成されてもよい。中空部628は、好ましくは、固定プラテン620の剛性の観点から、後述のクロスヘッド630の可動範囲を確保するための必要最小限の大きさ(断面内の穴の部分の面積)で形成される。
固定プラテン620の中空部628には、クロスヘッド630が設けられる。クロスヘッド630は、フープ送り方向に延在する部材であり、固定プラテン620の中空部628を貫通するように設けられる。クロスヘッド630は、フープ送り方向での固定プラテン620の両側から露出する端部(延長部)631を有する。クロスヘッド630の端部631には、フープフィーダ用昇降ロッド632の一端(下端)が接続される。フープフィーダ用昇降ロッド632は、フープフィーダ603に向けて延在するように配置される。即ち、フープフィーダ用昇降ロッド632の他端(上端)は、フープフィーダ603の下面付近まで延在する。
クロスヘッド630には、エジェクタ622が接続される。エジェクタ622は、クロスヘッド630を型開閉方向(図中の上下方向)に駆動する駆動機構として機能する。エジェクタ622は、例えばボールネジ機構と電動モータを含んでよい。図示の例では、エジェクタ622は、クロスヘッド630の下面に当接するボールネジ上端部623(図6(B)参照)を備え、ボールネジ上端部623でクロスヘッド630を突き上げることでクロスヘッド630を型閉方向(図中の上方向)に移動させる。
クロスヘッド630には、固定プラテン620の中空部628内でエジェクタロッド612の一端(下端)が接続される。エジェクタロッド612は、エジェクタプレート608の下面に向けて延在するように配置される。即ち、エジェクタロッド612の他端(上端)は、エジェクタプレート608の下面付近まで延在する。エジェクタロッド612は、固定プラテン620を型開閉方向に貫通するように設けられる。この目的のため、固定プラテン620には、型開閉方向に貫通するエジェクタロッド用中空部629が形成される。エジェクタロッド用中空部629は、固定プラテン620の鋳抜き穴として形成されてもよいし、加工穴として形成されてもよい。エジェクタロッド用中空部629は、固定プラテン620の中空部628に連通するように形成される。
本実施例では、クロスヘッド630がエジェクタ622により型閉方向に移動されると、クロスヘッド630に接続されたエジェクタロッド612が型閉方向に移動されると共に、それと同時にクロスヘッド630に接続されたフープフィーダ用昇降ロッド632が型閉方向に移動される。エジェクタロッド612が型閉方向に移動されると、エジェクタロッド612の端部がエジェクタプレート608の下面に当接し、エジェクタロッド612が型閉方向に更に移動されると、エジェクタプレート608及びEピン610が型閉方向に移動される。これにより、Eピン610によるフープ材100の突き出しが実現される。同様に、フープフィーダ用昇降ロッド632が型閉方向に移動されると、フープフィーダ用昇降ロッド632の端部がフープフィーダ603の下面に当接し、フープフィーダ用昇降ロッド632が型閉方向に更に移動されると、フープフィーダ603が型閉方向に移動される(リフトアップされる)。これにより、フープフィーダ603に支持されたフープ材100の型閉方向への移動が実現される。
ここで、好ましくは、エジェクタロッド612の端部がエジェクタプレート608の下面に当接するタイミングと、フープフィーダ用昇降ロッド632の端部がフープフィーダ603の下面に当接するタイミングとが、同一になるように調整される。即ち、エジェクタロッド612を介したフープ材100の型閉方向への突き出し量と、フープフィーダ用昇降ロッド632を介したフープ材100の型閉方向への移動量とが、同一になるように調整される。
このように、本実施例では、エジェクタロッド612を介したフープ材100の突き出しと、フープフィーダ用昇降ロッド632を介したフープ材100の型閉方向への移動とが、機械的に連動して同時に実現される。
尚、クロスヘッド630に関連した組み立て方法は、固定プラテン620の中空部628にクロスヘッド630を差し込んだ後に、クロスヘッド630をエジェクタロッド612にナットで締結する。この際、エジェクタロッド用中空部629を利用してソケットレンチ及びナット締結治具による締結が実現されてもよい。
以上のように上述した本実施例の成形機600によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、本実施例では、上述の如く、エジェクタロッド612を介したフープ材100の突き出しと、フープフィーダ用昇降ロッド632を介したフープ材100の型閉方向への移動とが同一の駆動によって実現されているので、これらの動作の同期を確実に取ることができる。これにより、フープ材100の突き出し時におけるフープ材100のたわみを適切に防止することができる。
また、クロスヘッド630は、固定プラテン620の中空部628を貫通して延長され、固定プラテン620の両側でフープフィーダ603のリフトアップ機能を実現している。このように、本実施例によれば、固定プラテン620に横穴状の中空部628を空けてクロスヘッド630の延長用のスペースを確保することにより、クロスヘッド630の延在方向に亘って設けられるトグルリンク624のリンク部材の制約を受けずにクロスヘッド630を延長することができる。また、中空部628は、パンチ面と反パンチ面に固定プラテン620の要素が連続して(つながった状態で)残るように形成されるので、中空部628に起因した固定プラテン620の剛性の低下を最小限に抑えることができる。特に、図7に示すように中空部628がトグルリンク624の上部に位置するように形成することで、剛性の低下を更に抑えることができる。これは、型締力をかけた際、固定プラテン620におけるトグルリンク624の上部は、両側に比べてパンチ面の凹み量が少ない部分(むしろ凸になる部分)であるためである。
図8は、本発明のその他の一実施例による成形機800の主要構成を示す断面図(正面視)である。本実施例の成形機800は、横型射出成形機として具現化される。図8(A)は、成形機800の型締・成形中の状態を示し、図8(B)は、成形機800の型開・製品突き出し・フープフィーダ突き出し状態を示す。
成形機800は、固定金型802と、フープフィーダ803と、固定プラテン804と、可動金型806と、エジェクタプレート808と、Eピン810と、エジェクタロッド812と、可動プラテン820と、エジェクタ822と、トグルリンク824と、クロスヘッド830と、フープフィーダ用突出ロッド832とを備える。
同様に、可動プラテン820には、フープ送り方向に貫通する中空部828が形成される。中空部828は、可動プラテン820の鋳抜き穴として形成されてもよいし、加工穴として形成されてもよい。中空部828は、後述のクロスヘッド830の可動範囲を確保するための必要最小限の大きさ(断面内の穴の部分の面積)で形成される。
可動プラテン820の中空部828には、クロスヘッド830が設けられる。クロスヘッド830は、フープ送り方向に延在する部材であり、可動プラテン820の中空部828を貫通するように設けられる。クロスヘッド830は、フープ送り方向での可動プラテン820の両側から露出する端部831を有する。クロスヘッド830の端部831には、フープフィーダ用突出ロッド832の一端(左端)が接続される。フープフィーダ用突出ロッド832は、フープフィーダ803に向けて延在するように配置される。即ち、フープフィーダ用突出ロッド832の他端(右端)は、フープフィーダ803の左面付近まで延在する。
クロスヘッド830には、エジェクタ822が接続される。エジェクタ822は、クロスヘッド830を型開閉方向(図中の左右方向)に駆動する駆動機構として機能する。エジェクタ822は、例えばボールネジ機構と電動モータを含んでよい。図示の例では、エジェクタ822は、クロスヘッド830の左面に当接するボールネジ右端部823(図8(B)参照)を備え、ボールネジ右端部823でクロスヘッド830を突き出すことでクロスヘッド830を型閉方向(図中の右方向)に移動させる。
クロスヘッド830には、可動プラテン820の中空部828内でエジェクタロッド812の一端(左端)が接続される。エジェクタロッド812は、エジェクタプレート808の左面に向けて延在するように配置される。即ち、エジェクタロッド812の他端(右端)は、エジェクタプレート808の左面付近まで延在する。エジェクタロッド812は、可動プラテン820を型開閉方向に貫通するように設けられる。この目的のため、可動プラテン820には、型開閉方向に貫通するエジェクタロッド用中空部829が形成される。エジェクタロッド用中空部829は、可動プラテン820の鋳抜き穴として形成されてもよいし、加工穴として形成されてもよい。エジェクタロッド用中空部829は、可動プラテン820の中空部828に連通するように形成される。
上述した本実施例の成形機800によれば、上述の成形機600と同様に、可動プラテン820に中空部828を空けてクロスヘッド830の延長用のスペースを確保することにより、トグルリンク824のリンク部材の制約を受けずにクロスヘッド830を延長することができる。また、中空部828は、パンチ面と反パンチ面に可動プラテン820の要素が連続して残るように形成されるので、剛性の低下を最小限に抑えることができる。特に、中空部828がトグルリンク824に型開閉方向で隣接した部分に位置するように形成することで、剛性の低下を更に抑えることができる(図7参考)。
図9は、本発明の更なるその他の一実施例による成形機900の主要構成を示す断面図(上面視)である。本実施例の成形機900は、横型射出成形機として具現化される。図9(A)は、成形機900の型締・成形中の状態を示し、図9(B)は、成形機900の型開・製品突き出し・フープフィーダ突き出し状態を示す。
本実施例の成形機900は、フープ送り方向が横方向である点が、フープ送り方向が縦方向である図8に示した成形機800と異なる。その他の点は、図8に示した成形機800と実質的に同じであるので、同一の参照符号を付して説明を省略する。尚、フープ送り方向が横方向である場合は、トグルリンク824のリンク部材は、図9に示すように、クロスヘッド830の延在方向に交差する方向に亘って設けられるので、クロスヘッド830の延長に対して大きな制約とならない。但し、本実施例の成形機900の場合も、同様に、中空部828は、パンチ面と反パンチ面に可動プラテン820の要素が連続して残るように形成されるので、剛性の低下を最小限に抑えることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、クロスヘッドを可動プラテンから貫通させて金型の外側からフープ材を突き出す構成としているが、本発明はこれに限定されず、例えば、可動プラテンの反パンチ面側の空間を利用してクロスヘッドを延長させてもよいし、反パンチ面に溝を形成してクロスヘッドを延長させてもよい。但し、これらの場合には、トグル機構を採用する場合に、クロスヘッドの延長方向が限定されてしまうため、上述した実施例のように可動プラテンに中空部を設けてクロスヘッドを延長させる構成とするのが設計自由度の観点から好ましい。
10 ホットランナ
12 ホットランナノズル
20 ホットランナ
22 ホットランナノズル
100 フープ材
101−108 樹脂成形予定部
201−208 ホットランナ
221−228 ホットランナノズル
600,800,900 成形機
602 固定金型
603 フープフィーダ
604 可動プラテン
606 可動金型
608 エジェクタプレート
610 Eピン
612 エジェクタロッド
620 固定プラテン
622 エジェクタ
623 ボールネジ上端部
624 トグルリンク
628 中空部
629 エジェクタロッド用中空部
630 クロスヘッド
631 クロスヘッドの端部
632 フープフィーダ用昇降ロッド
802 固定金型
803 フープフィーダ
804 固定プラテン
806 可動金型
808 エジェクタプレート
810 Eピン
812 エジェクタロッド
820 可動プラテン
822 エジェクタ
823 ボールネジ上端部
824 トグルリンク
828 中空部
829 エジェクタロッド用中空部
830 クロスヘッド
831 クロスヘッドの端部
832 フープフィーダ用突出ロッド

Claims (5)

  1. フープ材の送り方向に対して垂直な方向に第1列のホットランナと第2列のホットランナとを備える樹脂成形金型であって、
    第1列のホットランナのホットランナノズルが、第2列のホットランナのホットランナノズルに対してフープ材の送り方向に垂直な方向でオフセットすることを特徴とする、樹脂成形金型。
  2. 2つ以上のホットランナ群を備え、
    各ホットランナ群は、それぞれ、前記第1列のホットランナと前記第2列のホットランナとを備え、
    各ホットランナ群は、互いに対してフープ材の送り方向でオフセットして配置される、請求項1に記載の樹脂成形金型。
  3. 請求項1又は2に記載の樹脂成形金型と、
    前記樹脂成形金型にフープ材を送るフィーダとを備える、射出成形機。
  4. フープ材の送り方向に対して垂直な方向に第1列のホットランナと第2列のホットランナとを備えた樹脂成形金型を用いる射出成形方法において、
    フープ材におけるフープ材の送り方向に垂直なライン上の第1の樹脂成形予定部に対して、第1列のホットランナのホットランナノズルから樹脂を射出する第1射出成形ステップと、
    前記第1射出成形ステップ後、フープ材を、フープ材の送り方向における前記第1列のホットランナと前記第2列のホットランナの間の距離に相当する送り量で送る送りステップと、
    前記送りステップ後、フープ材における前記ライン上の第2の樹脂成形予定部に対して、前記第1列のホットランナのホットランナノズルに対してフープ材の送り方向に垂直な方向でオフセットした第2列のホットランナのホットランナノズルから樹脂を射出する第2射出成形ステップとを備えることを特徴とする、射出成形方法。
  5. フープ材の送り方向に対して垂直な方向に第1列のホットランナと第2列のホットランナとをフープ材の送り方向で離間して備える樹脂成形金型を用いる射出成形方法において、
    フープ材におけるフープ材の送り方向に垂直な第1のライン上の第1の樹脂成形予定部に対して、第1列のホットランナのホットランナノズルから樹脂を射出すると同時に、フープ材における前記第1のラインに対してフープ材の送り方向で離間した第2のライン上の第2の樹脂成形予定部に対して、前記第1列のホットランナのホットランナノズルに対してフープ材の送り方向に垂直な方向でオフセットした第2列のホットランナのホットランナノズルから樹脂を射出する射出成形ステップと、
    前記射出成形ステップ後、フープ材を、フープ材の送り方向における前記第1列のホットランナと前記第2列のホットランナの間の離間距離に相当する送り量で送る送りステップとを含む1サイクルの処理を繰り返すことを特徴とする、射出成形方法。
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