JP5455608B2 - 光学用ポリエステルフィルム - Google Patents

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本発明は、光学用ポリエステルフィルムに関するものであり、特に、偏光膜に積層することにより、偏光板を保護するために使用されるフィルムに好適に使用される光学用ポリエステルフィルムに関するものである。
液晶ディスプレイに使用される偏光板は、一般的に保護フィルム/偏光膜/保護フィルム、または保護フィルム/偏光膜/位相差フィルムの構成からなり、従来、偏光板の保護フィルムとして、その高い透明性や光学等方性、異物の少なさなどの特徴から、TAC(トリアセチルセルロース)フィルムが多く使用されてきた。しかしながら、TACフィルムは溶液流延法により製膜されているため、耐薬品性、耐擦傷性などの点で十分とは言えない上に、近年液晶ディスプレイの大型化が進むにしたがって、TACフィルムの耐熱性、機械的強度のディスプレイ面内でのばらつきが問題になっている。また、液晶ディスプレイの需要が著しく伸びている中で、TACフィルムの供給が不足する状態が続いており、今後の安定供給が懸念されている。
上記のような問題に対して、シクロオレフィンポリマー等の他の素材でTACフィルムを代替する検討も多く行われている。しかしながら、他素材でのフィルムは汎用樹脂を使用していないため、コストが高いという問題がある。一方、二軸配向ポリエステルフィルムは汎用樹脂を使用しているため、コスト面での問題はないが、二軸配向ポリエステルフィルムは複屈折を有するものであり、偏光板を保護するために使用した場合、配向設計によっては偏光板としてクロスニコル状態に配置した時に光干渉色が発生し、偏光板保護フィルムとして使用するには難しい。また、通常のポリエステルであればUV吸収能を有していないため、偏光板保護膜として使用した場合に液晶が劣化してしまう。また、無延伸ポリエステルフィルムでは無配向であるためクロスニコル法での欠陥や異物の検査は可能であるが、厚さを100μm未満とするのが困難であり、近年液晶ディスプレイの薄型化が進む中で偏光板の厚さが厚くなることは好ましくない。
特開平6−51117公報 特開2006−227090号公報 特開2001−66432号公報
本発明は、上記実状に鑑みなされたものであって、その解決課題は、偏光板としてクロスニコル状態に配置した時に光干渉色が発生せず、紫外線吸収特性に優れる偏光板保護用として使用される光学用ポリエステルフィルムを提供することにある。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定のポリエステルフィルムによれば、上記課題を容易に解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、偏光膜に直接積層することにより偏光板を保護するために使用される偏光板保護用ポリエステルフィルムであり、フィルムの厚さが1〜12μmであり、フィルムヘーズが8.0%以下であり、マイクロ波方式分子配向計で測定したMOR_C値が3.0以下であることを特徴とする偏光保護用ポリエステルフィルムに存する。
本発明によれば、偏光板保護として使用される光学用フィルムとして優れた特性を有するフィルムを、安価に提供することができ、本発明の工業的価値は高い。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明でいうポリエステルフィルムとは、いわゆる押出法に従い押出口金から溶融押出されたシートを延伸したフィルムである。
上記のフィルムを構成するポリエステルとは、ジカルボン酸と、ジオールとからあるいはヒドロキシカルボン酸から重縮合によって得られるエステル基を含むポリマーを指す。
ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を、ジオールとしては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール等を、ヒドロキシカルボン酸としては、p−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸等をそれぞれ例示することができる。かかるポリマーの代表的なものとして、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンー2、6ナフタレート等が例示される。
本発明におけるポリエステルフィルムには、取り扱いを容易にするために透明性を損なわない条件で粒子を含有させてもよい。本発明で用いる粒子の例としては、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、シリカ、カオリン、タルク、二酸化チタン、アルミナ、硫酸バリウム、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、ゼオライト、硫化モリブデン等の無機粒子や、架橋高分子粒子、シュウ酸カルシウム等の有機粒子を挙げることができる。また粒子を添加する方法としては、原料とするポリエステル中に粒子を含有させて添加する方法、押出機に直接添加する方法等を挙げることができ、これらのうちいずれか一方の方法を採用してもよく、2つの方法を併用してもよい。
用いる粒子の粒径は、通常0.05〜5.0μm、好ましくは0.1〜4.0μmである。平均粒径が5.0μmより大きいとフィルムのヘーズが大きくなりフィルムの透明性が低下することがある。平均粒径が0.1μmより小さいと表面粗度が小さくなりすぎてフィルムの取り扱いが困難になる場合がある。粒子含有量は、ポリエステルに対し、通常0.001〜30.0重量%であり、好ましくは0.01〜10.0重量%である。粒子含有量が多いとヘーズが大きくなり、フィルムの透明性が低下することがあり、粒子含有量が少ないとフィルムの取り扱いが困難になる場合がある。
ポリエステルに粒子を添加する方法としては、特に限定されるものではなく、従来公知の方法を採用しうる。例えば、ポリエステルを製造する任意の段階において添加することができるが、好ましくはエステル化の段階、もしくはエステル交換反応終了後、重縮合反応を進めてもよい。また、ベント付き混錬押出機を用い、エチレングリコールまたは水などに分散させた粒子のスラリーとポリエステル原料とをブレンドする方法、または、混錬押出機を用い、乾燥させた粒子とポリエステル原料とをブレンドする方法などによって行われる。
本発明のポリエステルフィルムを保護フィルムとして使用した偏光板において光干渉色の発生を低減するには、ポリエステルフィルムの厚さおよびマイクロ波方式分子配向計で測定したMOR_C値が非常に重要である。
本発明のポリエステルフィルムの厚さは1〜12μmであり、好ましくは1〜8μm、さらに好ましくは1〜5μmである。フィルムの厚さが1μmより薄い場合にはフィルムの製造が困難となり、フィルムの厚さが12μmより厚い場合には、ポリエステルフィルムを使用した偏光板をクロスニコル状態にした時に光干渉色が見えやすくなる。
本発明のポリエステルフィルムのMOR_C値は3.0以下であり、好ましくは2.5以下、さらに好ましくは2.0以下である。MOR_C値が3.0よりも大きい場合にはポリエステルフィルムを使用した偏光板をクロスニコル状態にした時に光干渉色が見えやすくなる。
さらに、本発明のポリエステルフィルムのヘーズは8.0%以下であり、好ましくは5.0%以下である。ヘーズが8.0%以上である場合には、ポリエステルフィルムを使用した偏光板の透過率も低下するので、好ましくない。
本発明ではポリエステルフィルムが紫外線吸収剤を含有していることが好ましい。紫外線吸収剤は、液晶ディスプレイの液晶等の紫外線による劣化を防止するために配合される。ポリエステルフィルム中に含有される紫外線吸収剤としては、有機系紫外線吸収剤および無機系紫外線吸収剤が挙げられる。
有機系紫外線吸収剤としては、サリチル酸系、例えば、フェニルサリチレート、p−t−ブチルフェニルサリチレート、p−オクチルフェニルサリチレート等、ベンゾフェノン系、例えば、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−オクトキベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシロキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−2´−ジヒドロキシ−4,4´−ジメトキシベンゾフェノン等、ベンゾトリアゾール系、例えば、2−(2´−ヒドロキシ−5´−t−オクチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−5´−t−オクチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´5´−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´−t−ブチル−5´−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´5´−ジ−t−ブチルフェニル)5−クロロベンゾトリアゾール等、天然物系、例えば、オリザノール、シアバター、バイカリン等、生体系、例えば、角質細胞、メラニン、ウロカニン酸等が挙げられる。これら有機系紫外線吸収剤は1種類、または2種類以上併用して用いることができる。これらの有機系紫外線吸収剤には紫外線安定剤として、ヒンダードアミン系化合物を併用することができる。
無機系紫外線吸収剤としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、酸化チタン系複合酸化物、酸化亜鉛系複合酸化物、ITO(錫ドープ酸化インジウム)、ATO(アンチモンドープ酸化錫)等が挙げられる。酸化チタン系複合酸化物としては、例えば、シリカ、アルミナをドープした酸化亜鉛等が挙げられる。これらの無機系紫外線吸収剤は1種類、または、2種類以上併用して用いることができる。また、有機系紫外線吸収剤と無機系紫外線吸収剤を併用してもかまわない。
紫外線吸収剤をポリエステルフィルムに配合する方法として、紫外線吸収剤を押出機に直接添加する方法、あらかじめ紫外線吸収剤を練り込んだポリエステル樹脂を押出機に添加する方法等を挙げることができ、このうちいずれか一方の方法を採用してもよく、2つの方法を併用してもよい。
本発明のポリエステルフィルムにおいては、波長380nmにおける光線透過率が10.0%以下であることが好ましい。波長380nmにおける光線透過率が10.0%より大きくなると、液晶の劣化が促進される傾向がある。
本発明では、必要に応じて他にも添加剤を加えてもよい。このような添加剤としては、例えば、安定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロッキング防止剤、酸化防止剤、染料、顔料、などが挙げられる。
本発明においては、公知の手法により乾燥したポリエステルチップを溶融押出装置に供給し、それぞれのポリマーの融点以上である温度に加熱し溶融する。次いで、溶融したポリマーをダイから押出し、回転冷却ドラム上でガラス転移点以下の温度になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未配向シートを得る。この場合、シートの平面性を向上させるため、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高めることが好ましく、本発明においては静電印加密着法および/または液体塗布密着法が好ましく採用される。
本発明においては、このようにして得られたシートを2軸方向に延伸してフィルム化することが好ましい。延伸条件について具体的に述べると、前記未延伸シートを好ましくは縦方向に80〜130℃で1.3〜6倍に延伸し、縦1軸延伸フィルムとした後、横方向に90〜160℃で1.3〜6倍延伸を行い。150〜240℃で1〜600秒間熱処理を行うことが好ましい。さらにこの際、熱処理の最高温度ゾーンおよび/または熱処理出口のクーリングゾーンにおいて、縦方向および/または横方向に0.1〜20%弛緩する方法が好ましい。
偏光板として、PVA(ポリビニルアルコール)接着剤との密着させるため、あるいはハードコートとの密着性を向上させるために少なくとも片面に塗布層を設けることが好ましい。
また、塗布層は、帯電防止剤、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料などを含有していてもよい。
塗布剤の塗布方法としては、リバースロールコーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアドクターコーターまたはこれら以外の塗布装置を使用することができる。
なお、塗布剤のフィルムへの塗布性や接着性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電処理を施してもよい。また、表面特性をさらに改良するため、塗布層形成後に放電処理を施してもよい。
塗布層の厚みは、最終的な乾燥厚さとして、通常0.02〜0.5μm、好ましくは0.03〜0.3μmの範囲である。塗布層の厚さが0.02μm未満の場合は、本発明の効果が十分に発揮されない恐れがある。塗布層の厚さが0.5μmを超える場合は、フィルムが相互に固着しやすくなったり、特にフィルムの高強度化のために塗布処理フィルムを再延伸する場合は、工程中のロールに粘着しやすくなったりする傾向がある。上記の固着の問題は、特にフィルムの両面に同一の塗布層を形成する場合に顕著に現れる。
なお、必要に応じて、フィルムの製造後にコートするオフラインコートと呼ばれる方法でコートしてもよい。コーティングの材料としては、オフラインコートの場合は水系および/または溶剤系いずれでもよい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、種々の諸物性、特性は以下のように測定、または定義されたものである。実施例中、「%」は「重量%」を意味する。
(1)フィルムヘーズの測定
日本電色工業株式会社製ヘーズメーターを用いてフィルムのヘーズを測定した。
(2)マイクロ波分子配向計によるMOR_C値の測定
王子計測機器株式会社製のマイクロ波方式分子配向計を用いてMOR値を測定し、下記式を用いて厚さを38μmに換算したMOR_C値を求めた。
MOR_C=(MOR−1)x tc/t
(上記式中、tcは補正したい基準の厚さ(38μm)、tは測定サンプルの厚さ(μm)をそれぞれ意味する)
(3)光線透過率の測定
分光光度計(株式会社島津製作所UV−3100PC型)により、スキャン速度を低速、サンプリングピッチを2nm、波長300〜700nm領域で連続的に光線透過率を測定し、380nmの波長での光線透過率を検出した。
(4)総合判定
試料フィルムを貼付した偏光板2枚をポリエステルフィルムが外側になるようにし偏光子がクロスニコル状態になるように重ね、下から白色光を照射し、以下の基準により、総合判定を行った。
◎:光干渉色が十分に低減され、UV吸収特性、光線透過率も良好で偏光板として問題ない
○:光干渉色、UV吸収特性、光線透過率のいずれかが若干劣るが、偏光板としては使用できる
△:光干渉色、UV吸収特性、光線透過率のいずれかが劣るが、偏光板として許容できるレベルである
×:光干渉色、UV吸収特性、光線透過率のいずれかが劣り、偏光板としては使用できない
実施例1:
(ポリエステルチップの製造法)
ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール70部、および酢酸カルシウム一水塩0.07部を反応器にとり、加熱昇温すると共にメタノール留去させエステル交換反応を行い、反応開始後、約4時間半を要して230℃に昇温し、実質的にエステル交換反応を終了した。次に燐酸0.04部および三酸化アンチモン0.035部を添加し、常法にしたがって重合した。すなわち、反応温度を徐々に上げて、最終的に280℃とし、一方、圧力は徐々に減じて、最終的に0.05mmHgとした。4時間後、反応を終了し、常法に従い、チップ化してポリエステル(A)を得た。得られたポリエステルチップの溶液粘度IVは、0.66であった。
(ポリエステルBの製造方法)
上記ポリエステル(A)を製造する際、平均粒径2μmの非晶質シリカを1000ppm添加し、ポリエステル(B)を作成した。
(ポリエスエルCの製造方法)
上記ポリエステル(A)を製造する際、紫外線吸収剤として2,2−(1,4−フェニレン)ビス[4H−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン]を10%濃度となるように添加してポリエステル(C)を作成した。
(ポリエステルフィルムの製造)
上記ポリエステル(A)、(B)、(C)をそれぞれ75%、15%、10%の割合で混合した混合原料を溶融押出機により溶融押出して無定形シートを得た。ついで、冷却したキャスティングドラム上に、シートを共押出し冷却固化させて無配向シートを得た。次いで、90℃にて縦方向に3.4倍延伸した後、さらにテンター内で予熱工程を経て90℃で横方向に4.5倍延伸、230℃で10秒間の熱処理を行い、厚さ1.5μmのポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例2:
実施例1において、フィルム厚さを10.0μmとする以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例3:
実施例1において、フィルム厚さを6.0μmとする以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例4:
実施例1において、フィルム厚さを4.5μmとする以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例5:
実施例1において、縦方向の延伸倍率を3.8倍、横方向の延伸倍率を4.2倍とする以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例6:
実施例1において、縦方向の延伸倍率を4.0倍、横方向の延伸倍率を4.0倍とする以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例7:
実施例1において、ポリエステル(A)、(B)をそれぞれ85%、15%の割合で混合した原料を使用する以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
比較例1:
実施例1において、フィルム厚さを16.0μmとする以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
比較例2:
実施例1において、ポリエステル(A)、(B)、(C)をそれぞれ50%、40%、10%の割合で混合した原料を使用する以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
比較例3:
実施例1において、縦延伸倍率を2.8倍、横延伸倍率を5.6倍とする以外は実施例1と同様にしてポリエステルフィルムを得た。評価結果を表1に示す。
以上、得られた結果をまとめて下記表1に示す。
Figure 0005455608
本発明のフィルムは、光学用として好適に利用することができる。

Claims (1)

  1. 偏光膜に直接積層することにより偏光板を保護するために使用される偏光板保護用ポリエステルフィルムであり、フィルムの厚さが1〜12μmであり、フィルムヘーズが8.0%以下であり、マイクロ波方式分子配向計で測定したMOR_C値が3.0以下であることを特徴とする偏光保護用ポリエステルフィルム。
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