JP5455598B2 - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5455598B2
JP5455598B2 JP2009283986A JP2009283986A JP5455598B2 JP 5455598 B2 JP5455598 B2 JP 5455598B2 JP 2009283986 A JP2009283986 A JP 2009283986A JP 2009283986 A JP2009283986 A JP 2009283986A JP 5455598 B2 JP5455598 B2 JP 5455598B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
pulse
laser pulse
silicon substrate
depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009283986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010283325A (ja
Inventor
直木 若林
和則 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2009283986A priority Critical patent/JP5455598B2/ja
Publication of JP2010283325A publication Critical patent/JP2010283325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5455598B2 publication Critical patent/JP5455598B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Description

本発明は、半導体基板に注入された不純物を活性化させる工程を含む半導体素子の製造方法及びレーザアニール装置に関する。
従来の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)の製造方法について説明する。まず、半導体基板の表側の表面に、エミッタ、ゲート等の構造を形成する。この半導体基板の裏側の表面に、フィールドストップ層となるn型不純物を注入し、さらにコレクタ層となるp型不純物を注入する。半導体基板の裏側の表面にパルスレーザを照射することにより、裏側から注入した不純物を活性化する(特許文献1)。
パルス幅の短い紫外レーザパルスを照射することにより、浅いコレクタ層の不純物を活性化させ、パルス幅の長い紫外レーザパルスを照射することにより、深いフィールドストップ層の不純物を効率的に活性化することができる(特許文献2)。波長690nm〜900nmのパルスレーザを照射することにより、フィールドストップ層及びコレクタ層の不純物を活性化することができる(特許文献3)。
特開2003−59856号公報 特開2004−39984号公報 特開2006−351659号公報
従来の方法では、半導体基板の裏側の表面から深さ1μm以上の深い領域に形成されるフィールドストップ層の不純物の活性化率を高めることが困難である。
本発明の一観点によると、
第1の表面の表層部に不純物が注入された半導体基板の該第1の表面に、波長850nm以下の第1のレーザパルスを入射させて、該半導体基板の該第1の表面の表層部を加熱する工程と、
前記第1のレーザパルスの立ち下がり後、前記第1のレーザパルスの入射により加熱された前記半導体基板の前記第1の表面の温度と、前記第1の表面からの深さが2μmの位置の温度との差が200℃以下であり、かつ前記第1の表面からの深さが2μmの位置の温度が400℃以上の状態で、該第1のレーザパルスによって加熱されている領域に、波長900nm以上の第2のレーザパルスを入射させて、前記不純物を活性化させる工程とを有する半導体素子の製造方法が提供される。
深い領域を効率的加熱し、深い領域の不純物の活性化率を高めることができる。
予備実験で採用したレーザビームのパルス波形を示すグラフである。 予備実験による方法で加熱したシリコン基板の温度の時間変化のシミュレーション結果を示すグラフである。 予備実験によるアニール方法を採用した場合の、遅延時間と最高到達温度との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。 予備実験で作製した試料の不純物濃度分布と、アニール後のキャリア濃度分布を示すグラフである。 実施例によるレーザアニール装置の概略図である。 実施例による方法でシリコン基板をアニールしたときの基板温度の時間変化のシミュレーション結果を示すグラフである。 第2のパルスレーザビームのみをシリコン基板に照射したときの基板温度の時間変化のシミュレーション結果を示すグラフである。 実施例による他の方法でシリコン基板をアニールしたときの基板温度の時間変化を示すグラフである。 第1のパルスレーザビームのみをシリコン基板に照射したときの基板温度の時間変化を示すグラフである。 シリコン基板に照射するレーザビームの波長と、侵入長との関係を示すグラフである。 実施例による製造方法が適用されるIGBTの断面図である。 実施例の変形例によるレーザアニール装置の一部分の概略図である。 第1、第2のレーザパルスのパルス幅をそれぞれ130ns、83nsとして行ったレーザアニール後のシリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。 第1、第2のレーザパルスのパルス幅をそれぞれ260ns、105nsとして行ったレーザアニール後のシリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。 第1、第2のレーザパルスのパルス幅をそれぞれ260ns、160nsとして行ったレーザアニール後のシリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。 第1、第2のレーザパルスのパルス幅をそれぞれ260ns、210nsとして行ったレーザアニール後のシリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。 遅延時間Tdと活性化深さとの関係を示すグラフである。 第2のレーザパルスのパルスエネルギ密度を3.0J/cm、4.0J/cmとしたときの、シリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。
本願の実施例を説明する前に、本願発明者らの行った予備実験について説明する。予備実験では、シリコン基板に不純物としてリン(P)を注入し、パルスレーザビームを照射して不純物の活性化を行った。レーザ光源として、第2高調波(波長532nm)を発生する2台のYAGレーザ発振器を用いた。
図1に、シリコン基板に照射したパルスレーザビームの光強度の時間変化を示す。1台目のYAGレーザ発振器から出射された第1のレーザパルスLP1が半導体基板に入射した後、2台目のYAGレーザ発振器から出射された第2のレーザパルスLP2を、同一の領域に入射させた。第1のレーザパルスLP1及び第2のレーザパルスLP2のパルス幅は、共に約150nsである。ここで、「パルス幅」は、パルス波形の半値幅である。第1のレーザパルスLP1を照射した後、第2のレーザパルスを照射するまでの遅延時間Tdを異ならせて、複数の試料を作製した。
図2A及び図2Bに、それぞれ遅延時間Tdを0ns及び500nsとしたときのシリコン基板の温度の変化のシミュレーション結果を示す。横軸は、経過時間を単位「ns」で表し、縦軸は温度を絶対温度で表す。5本の実線に付された数字は、シリコン基板の表面からの深さを表す。
深さ0μm及び0.5μm程度の極浅い領域の温度は、遅延時間Tdが500nsの場合よりも、0nsの場合の方が高くなっている。ところが、深さ1.5μm及び2.0μm程度の深い領域の温度は、遅延時間Tdを500nsにした方が高くなっている。このため、遅延時間Tdを500ns程度に設定することにより、深い領域の不純物の活性化率を高めることができる。
図3に、遅延時間Tdと、シリコン基板の最高到達温度との関係のシミュレーション結果を示す。横軸は、遅延時間Tdを単位「ns」で表し、縦軸は最高到達温度を絶対温度で表す。図3の折れ線に付した数値は、シリコン基板の表面からの深さを表す。遅延時間Tdが500ns以下の領域では、遅延時間Tdを長くするに従って、1μmよりも深い領域における最高到達温度が上昇している。ところが、遅延時間Tdを500nsより長くしても、深い領域の最高到達温度は上昇しない。
図4に、シリコン基板の深さ方向の不純物濃度分布と、レーザアニール後のキャリア濃度分布との測定結果を示す。横軸は、深さを単位「μm」で表し、縦軸は、濃度を単位「cm−3」で表す。図中の実線SIMSは、二次イオン質量分析により測定した不純物濃度分布を示す。図中の丸記号、四角記号、及び三角記号は、それぞれ遅延時間Tdが0ns、300ns、及び500nsの条件でレーザアニールを行った後のキャリア濃度を示す。キャリア濃度は、広がり抵抗測定(SRP)により求めた。
遅延時間Tdが500nsのとき、深さ1μm以上の深い領域において、キャリア濃度が最も高くなっている。すなわち、不純物の活性化率が最も高くなっている。ところが、遅延時間Tdを500nsにした場合でも、深さ1.5μmの領域の活性化率が十分ではない。図3に示したように、遅延時間Tdを500nsより長くしても、深さ1μmより深い領域の最高到達温度は上昇しないため、深い領域の活性化率がさらに高まることは期待できない。
図5に、実施例によるレーザアニール装置の概略斜視図を示す。実施例によるレーザアニール装置は、第1及び第2のレーザ発振器10、20を含む。第1のレーザ発振器10は、500nm近傍の波長の第1のパルスレーザビームL1を出射する。第1のレーザ発振器10には、例えば第2高調波を出射するYAGレーザ、YLFレーザ、YVOレーザ等を用いることができる。第2のレーザ発振器20は、1μm近傍の波長の第2のパルスレーザビームL2を出射する。第2のレーザ発振器20には、例えば基本波を出射するYAGレーザ、YLFレーザ、YVOレーザ等を用いることができる。
第1のレーザ発振器10から出射された第1のパルスレーザビームL1は、折返しミラー11、テレスコープ12、ホモジナイザ13、コンデンサレンズ14、及び折返しミラー15を経由して、ステージ30上の半導体基板31に入射する。テレスコープ12は、例えば凹レンズと凸レンズとの組み合わせで構成されており、第1のパルスレーザビームL1のビーム断面を拡大する。
ホモジナイザ13は、入射した第1のパルスレーザビームL1のビーム断面内の光強度分布を均一化する。ホモジナイザ13には、シリンダアレイ型ホモジナイザ、カレイダスコープ、回折光学素子(DOE)等を用いることができる。コンデンサレンズ14は、半導体基板31の表面におけるビーム断面が、一方向に長い長尺ビームになるように、第1のパルスレーザビームL1を集束させる。
ホモジナイザ13は、ビーム断面の長手方向に関する光強度分布のみを均一化する構成としてもよいし、長手方向及びそれに直交する方向の両方向に関して、光強度分布をも均一化する構成としてもよい。
ステージ30の上に保持された半導体基板31の表面をxy面とし、表面の法線方向をz軸とするxyz直交座標系を定義する。半導体基板31の表面における第1のパルスレーザビームのビーム断面の長手方向に平行な方向をx軸とする。
第2のレーザ発振器20から出射した第2のパルスレーザビームは、折返しミラー21、テレスコープ22、ホモジナイザ23、コンデンサレンズ24、及び折返しミラー25を経由して、ステージ30上の半導体基板31に入射する。テレスコープ22、ホモジナイザ23、コンデンサレンズ24の機能は、それぞれテレスコープ12、ホモジナイザ13、コンデンサレンズ14と同一である。第2のパルスレーザビームL2の入射位置は、第1のパルスレーザビームL1の入射位置に重なる。
ステージ30は、半導体基板31をx軸方向及びy軸方向に移動させることができる。第1及び第2のパルスレーザビームを照射しながら、半導体基板31をy軸方向に移動させることにより、y軸方向に長い帯状領域内をアニールすることができる。半導体基板31をy軸方向へ移動させながらアニールを行う工程と、半導体基板31をx軸方向へ移動させる工程とを交互に繰り返すことにより、半導体基板31の全域をアニールすることができる。
制御装置35が、第1のレーザ発振器10及び第2のレーザ発振器20の出射タイミング、及びステージ30の移動を制御する。
図6に、第1のパルスレーザビームL1の1パルス(以下、「第1のレーザパルスLP1」という。)、及び第2のパルスレーザビームL2の1パルス(以下、「第2のレーザパルスLP2」という。)をシリコン基板に入射させたときのシリコン基板の温度変化のシミュレーション結果を示す。横軸は、経過時間を単位「μs」で表し、縦軸は温度を単位「℃」で表す。図6の実線に付した数値は、シリコン基板の表面からの深さを意味する。第1のパルスレーザビームL1及び第2のパルスエネルギビームL2の、シリコン基板表面におけるパルスエネルギ密度Pedは、それぞれ1.8J/cm及び3.0J/cmとした。パルス幅Pwは、共に150nsである。第1のレーザパルスの入射から第2のレーザパルスの入射までの遅延時間Tdは2μsとした。
第1のレーザパルスLP1が入射すると、基板温度が上昇する。表面の温度は、シリコンの融点まで達している。第1のレーザパルスLP1の立ち下がり時点から、最表面の温度が低下し始める。第2のレーザパルスLP2の入射によって、基板温度が再上昇する。
波長500nm近傍において、シリコンの光吸収係数が大きいため、第1のレーザパルスLP1のシリコン基板への侵入長は、約1μm程度である。これに対し、波長1μm近傍においては、シリコンの光吸収係数が小さいため、第2のレーザパルスLP2のシリコン基板への侵入長は約200μmである。
図7に、第2のレーザパルスLP2のみをシリコン基板に照射したときの基板温度の変化のシミュレーション結果を示す。横軸は経過時間を単位「μs」で表し、縦軸は温度を「℃」で表す。シリコン基板表面におけるパルスエネルギ密度Pedを3.0J/cmとし、パルス幅Pwを150nsとした。レーザのエネルギが深さ方向に関して分散して吸収されるため、表面近傍の温度は殆ど上昇しないことがわかる。これは、波長1μm程度の第2のレーザパルスLP2のみでは、シリコン基板を加熱することが困難であることを意味している。
図6に示した実施例では、第2のレーザパルスLP2が入射するときのシリコン基板表面の温度が400℃〜500℃の範囲内である。シリコン基板の温度が室温のときには、波長1μmのレーザビームのシリコン基板への侵入長は約200μmであるが、基板温度が500℃まで高くなると、波長1μmの光の吸収係数が大きくなり、侵入長は約30μmまで短くなる。このため、実施例においては、第2のレーザパルスLP2の入射によって、シリコン基板を加熱することができる。また、波長1μmのレーザの侵入長は、波長500nmのレーザの侵入長よりも長いため、第2のレーザパルスLP2を照射することにより、第1のレーザパルスLP1を照射したときに比べて、より深い領域を効率的に加熱することができる。なお、深さ100μm程度の領域の温度は、ほとんど上昇しない。
例えば、図6に示されているように、第1のレーザパルスLP1を照射したときには、基板表面の温度が融点まで達しているにもかかわらず、深さ2μmの位置の温度は800℃程度までしか上昇していない。これに対し、第2のレーザパルスLP2を照射したときには、深さ2μmの位置の温度が1000℃を超えている。このため、第2のレーザパルスLp2の照射によって、深さ2μm程度の深い領域の不純物を、効率的に活性化させることができる。
また、第2のレーザパルスLP2に、YAGレーザ等の固体レーザの基本波を用いることができる。このため、高調波を用いる場合に比べて、高出力のレーザ発振器を容易に入手することができる。
図8に、第2のレーザパルスLP2のパルス幅Pwを60nsまで短くし、遅延時間Tdを1.5μsまで短くし、他の条件は図6のシミュレーション時と同一の条件でアニールを行ったときの、シリコン基板の温度の時間変化のシミュレーション結果を示す。第2のレーザパルスLP2のパルス幅を短くすると、ピークパワーが高くなるため、シリコン基板の表面の温度が上昇しやすくなり、逆に深い領域の温度が上昇し難くなる。また、シリコン基板表面の温度が融点を大きく超えてしまう。このため、固化後の表面が荒れやすくなる。同様に、第1のレーザパルスLP1のパルス幅Pwを短くしすぎても、シリコン基板表面の温度が融点を大きく超え、基板表面が荒れやすくなる。
逆に、パルス幅Pwが長すぎると、レーザパルス照射中に熱の拡散が生じるため、融点近傍まで加熱することが困難になる。このため、第1のレーザパルスLP1及び第2のレーザパルスLP2のパルス幅Pwを、50ns〜2.5μsの範囲内にすることが好ましい。
基板表面におけるパルスエネルギ密度Pedが低すぎると、基板表面を融点近傍まで加熱ことができない。逆に、パルスエネルギ密度Pedが高すぎると、過度の温度上昇により、基板表面が荒れやすくなる。このため、基板表面における第1のレーザパルスLP1のパルスエネルギ密度Pedを、1J/cm〜3J/cmの範囲内とし、第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度Pedを、1J/cm〜4J/cmの範囲内とすることが好ましい。
図9に、第1のレーザパルスLP1のみを入射させたときの、シリコン基板の温度の時間変化のシミュレーション結果を示す。横軸は、経過時間を単位「μs」で表し、縦軸は、温度を単位「℃」で表す。第1のレーザパルスLP1の入射から第2のレーザパルスLP2の入射までの遅延時間Tdを長くしすぎると、第2のレーザパルスLP2の入射時点の基板温度が低くなり、第2のレーザパルスLP2のエネルギの吸収率が低下してしまう。1つの目安として、深さ2μmの位置の温度が380℃以上の時に、第2のレーザパルスLP2を入射させることが好ましい。図9の条件においては、遅延時間Tdを2.5μs以下にすることが好ましいことがわかる。
逆に、遅延時間Tdが短すぎると、深い領域の温度上昇が不十分な時点で第2のレーザパルスLP2が入射してしまう。図9の条件においては、深さ4μmの位置の温度は、第1のレーザパルスLP1の照射から約500μs経過時に400℃を超えている。深い領域において第2のレーザパルスLP2のエネルギを十分吸収するために、遅延時間Tdを500ns以上にすることが好ましい。
また、最表面の温度と、深い領域の温度との差が大きすぎると、第2のレーザパルスLP2のエネルギが極浅い領域で吸収されてしまい、深い領域まで届き難くなる。一例として、最表面の温度と深さ2μmの位置の温度との差が200℃以下の時に、第2のレーザパルスを入射させることが好ましい。
図10に、室温のシリコン基板に入射するレーザの波長と、シリコン基板への侵入長(侵入深さ)との関係を示す。横軸は、波長を単位「nm」で表し、縦軸は、侵入長を単位「μm」で表す。侵入長が10μm程度であれば、シリコン基板の表面を融点近傍まで加熱することが可能である。従って、第1のレーザパルスLP1の波長は、850nm以下とすることが好ましい。
波長が400nm以下になると、侵入長が急激に浅くなり、極表面しか直接的に加熱できなくなる。第1のレーザパルスLP1で深さ2μm程度の深い領域を加熱しておくためには、第1のレーザパルスLP1の波長を450nm以上にすることが好ましい。
第2のレーザパルスLP2の波長は、第1のレーザパルスLP1の波長よりも長いことが好ましい。また、深い領域を効率的に加熱するために、第2のレーザパルスLP2の波長を900nm以上にすることが好ましい。
図11に、IGBTの断面図を示す。n型シリコン基板40の第1の表面とは反対側の第2の表面側の表層部に、ボロンが注入されたp型ベース領域41が形成されている。p型ベース領域41の表層部の一部に、リンが注入されたn型エミッタ領域43が形成されている。n型エミッタ領域43の表面から、p型ベース領域41の底面よりも深い位置まで達するトレンチ45が形成されている。このトレンチ45の内面に、ゲート絶縁膜46が形成されている。さらに、トレンチ45内が、ゲート電極47で埋め込まれている。n型エミッタ領域43及びp型ベース領域41の表面に、エミッタ電極44が形成されている。
第2の表面側の構造を形成した後、シリコン基板40を、基板の厚さが100μm程度になるまで第1の表面側から研磨する。その後、シリコン基板40の第1の表面側の表層部に、n型バッファ層(フィールドストップ層)48を形成するためにリンイオンを注入する。さらに、p型コレクタ層49を形成するためにボロンイオンを注入する。
ボロン及びリンの注入後、基板40の第2の表面を、樹脂製の粘着テープに貼り付ける。この状態で、上記実施例による半導体素子の製造方法を用いて、基板40の第1の表面を加熱することにより、p型コレクタ層49及びn型バッファ層48内の不純物を活性化させる。実施例による半導体素子の製造方法を適用することにより、浅いp型コレクタ層49内の不純物のみならず、深いn型バッファ層48内の不純物も、効率的に活性化させることができる。
また、レーザアニール時には、第2の表面の温度はほとんど上昇しない。このため、基板40を支持するために、耐熱性の低い樹脂製の粘着テープを用いることができる。
図12Aに、上記実施例の変形例1によるレーザアニール装置の一部分を示す。上記実施例では、第1のパルスレーザビームL1と第2のパルスレーザビームL2とは、相互に異なる経路を通って基板31に入射した。変形例1では、第1のパルスレーザビームL1及び第2のパルスレーザビームL2が、それぞれコンデンサレンズ14及び24を通過した後、ダイクロイックイラー62により同一経路上に合成される。
図12Bに、上記実施例の変形例2によるレーザアニール装置の一部分を示す。変形例2では、第1のパルスレーザビームL1と第2のパルスレーザビームL2とが、ダイクロイックミラー70で同一経路上に合成された後、コンデンサレンズ71に入射する。コンデンサレンズ71に波長の異なる2つのレーザビームが入射するため、コンデンサレンズ71には、色収差が補正されたレンズが用いられる。
上記変形例1及び変形例2では、第1のパルスレーザビームL1及び第2のパルスレーザビームL2とを、同一の経路に沿って基板に入射させることができる。例えば、両方のパルスレーザビームを、基板に垂直に入射させることができる。
本願発明者らは、実施例によるレーザアニール装置を用いて、実際にシリコン基板のレーザアニールを行った。
図13は、第1、第2のレーザパルスLP1、LP2のパルス幅をそれぞれ130ns、83nsとして行ったレーザアニール後のシリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。横軸はリニアスケールによって、シリコン基板表面からの深さを単位「μm」で表し、縦軸は対数スケールによって、キャリア濃度を単位「cm−3」で表す。曲線a、bは、それぞれ遅延時間Tdが500ns、1000nsの条件でレーザアニールを行った後のキャリア濃度を示す。キャリア濃度は、広がり抵抗測定(SRP)により求めた。なお、レーザアニール前のシリコン基板深さ方向の不純物(リン)濃度分布の測定結果を示す曲線xをあわせて記した。レーザアニール前の不純物濃度分布(曲線x)は、二次イオン質量分析により測定したものである。
第1のレーザパルスLP1は、パルス幅Pw130nsで出射されるNd:YLFレーザの第2高調波(波長527nm)である。シリコン基板には、表面におけるパルスエネルギ密度Pedを1.8J/cmとして入射させた。
第2のレーザパルスLP2は、パルス幅Pw83nsで出射されるNd:YAGレーザの基本波(波長1064nm)である。シリコン基板には、表面におけるパルスエネルギ密度Pedを2.0J/cmとして入射させた。
レーザアニールを行うシリコン基板には、p型シリコン基板にリンを加速エネルギ700keV、ドーズ量1.0×1013cm−2でイオン注入したサンプルウエハを用いた。アニールにおいては、長尺ビームがシリコン基板上に長さ方向(x軸方向)、幅方向(y軸方向)ともに重複率67%で照射されるように、シリコン基板を載置したステージを移動させた。
室温ではシリコン基板への侵入長が約200μmであるNd:YAGレーザの基本波でも、第1のレーザパルスLP1で熱を与えられた領域に入射させることで、シリコン基板への侵入長が短くなり、シリコン基板を効率的に加熱できることが、遅延時間Tdが500nsの場合(曲線a)、1000nsの場合(曲線b)の双方において確認される。また、遅延時間Tdを1000nsとしてアニールした方が、遅延時間Tdを500nsとしてアニールした場合よりも、活性化深さを若干深くできるであろうことがわかる。
ここで、注入エネルギからシミュレーションしたリンの注入深さとSIMS分析結果を踏まえると、注入した不純物(リン)イオンは3μmより深い位置にはほとんど存在しないと考えられる。よって3μmより深い部分のキャリア濃度がシリコン基板に当初から導入されていた不純物濃度であると考えられることから、このキャリア濃度を基準とし、この基準より明らかにキャリア濃度が高くなる状態をレーザアニールにより活性化したと定義し、このうち最深の深さを活性化深さとした。
図14は、第1、第2のレーザパルスLP1、LP2のパルス幅をそれぞれ260ns、105nsとして行ったレーザアニール後のシリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。縦軸及び横軸の意味するところは図13の場合と等しい。曲線a、b、cは、それぞれ遅延時間Tdが500ns、1000ns、1500nsの条件でレーザアニールを行った後のキャリア濃度を示す。曲線xの表す内容は図13におけるそれと同じである。
第1のレーザパルスLP1は、パルス幅Pw260nsで出射されるNd:YLFレーザの第2高調波(波長527nm)である。シリコン基板には、表面におけるパルスエネルギ密度Pedを2.0J/cmとして入射させた。
第2のレーザパルスLP2は、図13に結果を示すレーザアニール時よりも大きいパルス幅(Pw=105ns)で出射されるNd:YLFレーザの基本波(波長1054nm)である。シリコン基板には、表面におけるパルスエネルギ密度Pedを2.0J/cmとして入射させた。
レーザアニールを行うシリコン基板には、n型シリコン基板にリンを加速エネルギ700keV、ドーズ量1.0×1013cm−2でイオン注入したサンプルウエハを用いた。基板に照射する長尺ビームの重複率は、図13に結果を示すレーザアニール時と等しい。
遅延時間Tdを1000nsとしたアニールにおいて、遅延時間を他の値としたときよりも、活性化深さを顕著に深くできることがわかる。
図15は、第1、第2のレーザパルスLP1、LP2のパルス幅をそれぞれ260ns、160nsとして行ったレーザアニール後のシリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。縦軸、横軸、曲線a、b、c、xの表す内容は図14におけるそれらと等しい。第2のレーザパルスLP2のパルス幅が160nsである点を除いて、実施条件は図14を参照して説明したレーザアニールと同じである。
第2のレーザパルスLP2のパルス幅を160nsとした場合であっても、図14に結果を示すレーザアニールと同様、遅延時間Tdが1000nsのアニールにおいて、活性化深さを顕著に深くできることがわかる。
図16は、第1、第2のレーザパルスLP1、LP2のパルス幅をそれぞれ260ns、210nsとして行ったレーザアニール後のシリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。縦軸、横軸、曲線a、b、c、xの表す内容は図14及び図15におけるそれらと等しい。第2のレーザパルスLP2がパルス幅Pw210nsで出射されるNd:YAGレーザの基本波(波長1064nm)である点を除いて、実施条件は図14及び図15を参照して説明したレーザアニールと同じである。
第2のレーザパルスLP2のパルス幅を210nsとした場合であっても、遅延時間Tdが1000nsのアニールで活性化深さが深い。またこの条件においては、図14及び図15に結果を示したアニールと比較して、遅延時間Tdを1500nsとした場合の活性化深さが深くなっている。
図17は、遅延時間Tdと活性化深さとの関係を示すグラフである。グラフの横軸は、遅延時間Tdを単位「ns」で表し、縦軸は、活性化深さを単位「μm」で表す。本図には、図14〜図16に示す結果から求めた両者の関係、及びシミュレーションによって求めた両者の関係を示した。
黒菱形を結んだ折れ線、黒四角を結んだ折れ線、黒三角を結んだ折れ線は、それぞれ図14、図15、図16に示す結果から求めた、活性化深さの遅延時間Td依存性を表す。各場合の第2のレーザパルスLP2のパルス幅は、順に105ns、160ns、210nsである。
白四角を結んだ折れ線は、シミュレーションによって求めた、活性化深さの遅延時間Td依存性を表す。シミュレーションにおいては、第1のレーザパルスLP1を、パルス幅Pw150nsで出射されるNd:YLFレーザの第2高調波(波長527nm)とし、シリコン基板には、表面におけるパルスエネルギ密度Ped1.8J/cmで入射するものとした。また、第2のレーザパルスLP2を、パルス幅Pw150nsで出射されるNd:YLFレーザの基本波(波長1054nm)とし、シリコン基板には、表面におけるパルスエネルギ密度Ped3.0J/cmで入射するものとした。アニール対象としたシリコン基板は、図14〜図16に結果を示したレーザアニールで使用したサンプルウエハと同一のものとし、基板に照射する長尺ビームの重複率もそれらの場合と等しく設定した。遅延時間Tdを500ns、1000ns、1500ns、2000nsとしてシミュレーションを行い、各遅延時間Tdでアニールを実施したときの活性化深さを計算した。
実際のレーザアニールにおける第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度Pedは2.0J/cm、シミュレーションにおけるそれは3.0J/cmであり、多少の違いは存する。しかしながら、実際のアニールにおける測定値とシミュレーションにおける計算値との示す傾向は一致しており、本図に示すすべての場合において、活性化深さの最深値は約2.2μmである。また最も深い活性化深さを与える遅延時間Tdは1000nsである。
たとえば第2のレーザパルスLP2のパルス幅や、アニール対象であるシリコン基板の不純物濃度分布等によって、最も深い活性化深さを与える遅延時間Tdは異なるであろう。しかし概ね900ns〜1100nsの範囲内におさまると考えられる。したがって遅延時間Tdを900ns〜1100nsの範囲内としてレーザアニールを行うことで、深い活性化深さを実現することができる。800ns〜1200nsの範囲内であっても、活性化深さの深い、好ましいレーザアニールを実現可能であろう。
図13〜図16に結果を示したすべてのレーザアニール実験においては、第2のレーザパルスLP2のシリコン基板表面におけるパルスエネルギ密度Pedを2.0J/cmとした。本願発明者らは、第2のレーザパルスLP2のシリコン基板表面におけるパルスエネルギ密度Pedを3.0J/cm及び4.0J/cmとし、その他の条件は図13に結果を示したアニールと同一にして、更なる実験を行った。
図18A、18Bは、それぞれ第2のレーザパルスLP2のパルスエネルギ密度Pedを3.0J/cm、4.0J/cmとしたときの、シリコン基板の深さ方向のキャリア濃度分布を示すグラフである。グラフの縦軸、横軸、及び曲線b、xの表す内容は図13におけるそれらと等しい。すなわち図18A、18Bの曲線bは、遅延時間Tdを1000nsとして行ったレーザアニール後のキャリア濃度を示す。
図18A、図18Bの曲線b、及び図13の曲線bを比較すると、パルスエネルギ密度Pedが3.0J/cmのとき(図18Aの曲線b)に最も活性化深さが深くなっていることがわかる。これはパルスエネルギ密度Pedを大きくすればするほど活性化深さが深くなるのではなく、ある適当なパルスエネルギ密度Pedの範囲が存在することを示している。また、パルスエネルギ密度Pedが4.0J/cmのとき(図18Bの曲線b)の活性化深さも浅くはないことがわかる。
第2のレーザパルスLP2のシリコン基板表面におけるパルスエネルギ密度Pedが1.0J/cm未満の場合は、シリコン基板の深さ方向に十分な不純物活性化を行うことは困難であろう。したがって、第2のレーザパルスLP2のシリコン基板表面におけるパルスエネルギ密度Pedは、1.0J/cm〜4.0J/cmの範囲内とすることが好ましく、1.0J/cm〜3.0J/cmの範囲内とすることがより好ましい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 第1のレーザ発振器
11 折返しミラー
12 テレスコープ
13 ホモジナイザ
14 コンデンサレンズ
15 ミラー
20 第2のレーザ発振器
21 折返しミラー
22 テレスコープ
23 ホモジナイザ
24 コンデンサレンズ
25 ミラー
30 ステージ
31 半導体基板
35 制御装置
40 シリコン基板
41 p型ベース領域
43 n型エミッタ領域
44 エミッタ電極
45 トレンチ
46 ゲート絶縁膜
47 ゲート電極
48 n型バッファ層(フィールドストップ層)
49 p型コレクタ層

Claims (8)

  1. 第1の表面の表層部に不純物が注入された半導体基板の該第1の表面に、波長850nm以下の第1のレーザパルスを入射させて、該半導体基板の該第1の表面の表層部を加熱する工程と、
    前記第1のレーザパルスの立ち下がり後、前記第1のレーザパルスの入射により加熱された前記半導体基板の前記第1の表面の温度と、前記第1の表面からの深さが2μmの位置の温度との差が200℃以下であり、かつ前記第1の表面からの深さが2μmの位置の温度が400℃以上の状態で、該第1のレーザパルスによって加熱されている領域に、波長900nm以上の第2のレーザパルスを入射させて、前記不純物を活性化させる工程とを有する半導体素子の製造方法。
  2. 前記第1のレーザパルスのパルス幅、及び前記第2のレーザパルスのパルス幅は、共に50ns〜2.5μsの範囲内である請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. 前記第1のレーザパルスの入射から、前記第2のレーザパルスの入射までの遅延時間が500ns〜2.5μsの範囲内である請求項1または2に記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記第1のレーザパルスの入射から、前記第2のレーザパルスの入射までの遅延時間が800ns〜1.2μsの範囲内である請求項3に記載の半導体素子の製造方法。
  5. 前記第1のレーザパルスの入射から、前記第2のレーザパルスの入射までの遅延時間が900ns〜1.1μsの範囲内である請求項4に記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記半導体基板の前記第1の表面において、前記第1のレーザパルスのパルスエネルギ密度が1J/cm〜3J/cmの範囲内であり、前記第2のレーザパルスのパルスエネルギ密度が1J/cm〜4J/cmの範囲内である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記半導体基板の前記第1の表面において、前記第2のレーザパルスのパルスエネルギ密度が1J/cm〜3J/cmの範囲内である請求項6に記載の半導体素子の製造方法。
  8. 前記半導体基板の前記第1の表面とは反対側の第2の表面に、絶縁ゲートバイポーラトランジスタのエミッタ領域が画定されており、前記第1の表面の表層部に、不純物が注入されたコレクタ領域が画定されており、前記不純物を活性化させる工程において、前記コレクタ領域に注入されている不純物を活性化させる請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
JP2009283986A 2009-05-07 2009-12-15 半導体素子の製造方法 Active JP5455598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009283986A JP5455598B2 (ja) 2009-05-07 2009-12-15 半導体素子の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009112484 2009-05-07
JP2009112484 2009-05-07
JP2009283986A JP5455598B2 (ja) 2009-05-07 2009-12-15 半導体素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010283325A JP2010283325A (ja) 2010-12-16
JP5455598B2 true JP5455598B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=43539766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009283986A Active JP5455598B2 (ja) 2009-05-07 2009-12-15 半導体素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5455598B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5641965B2 (ja) * 2011-02-09 2014-12-17 住友重機械工業株式会社 レーザアニール方法及びレーザアニール装置
JP2013055111A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Phoeton Corp レーザ光合成装置、レーザアニール装置およびレーザアニール方法
TWI545627B (zh) * 2012-06-13 2016-08-11 Sumitomo Heavy Industries 半導體裝置的製造方法及雷射退火裝置
JP6004765B2 (ja) * 2012-06-13 2016-10-12 住友重機械工業株式会社 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置
JP6000015B2 (ja) * 2012-08-08 2016-09-28 住友重機械工業株式会社 半導体装置の製造方法
KR101507215B1 (ko) 2013-02-07 2015-03-30 주식회사 아이엠티 유리 단차부 이물의 건식 세정 방법 및 장치
JP6465679B2 (ja) * 2015-02-04 2019-02-06 住友重機械工業株式会社 レーザアニール方法及びレーザアニール装置
CN109643646B (zh) 2017-03-29 2023-05-05 富士电机株式会社 半导体装置的制造方法
CN110306184B (zh) * 2019-07-10 2020-08-18 华中科技大学 一种兼顾激光熔注效率、复合层深和冶金质量的方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3586558B2 (ja) * 1998-04-17 2004-11-10 日本電気株式会社 薄膜の改質方法及びその実施に使用する装置
JP5034153B2 (ja) * 2004-03-18 2012-09-26 富士電機株式会社 半導体素子の製造方法
US7279721B2 (en) * 2005-04-13 2007-10-09 Applied Materials, Inc. Dual wavelength thermal flux laser anneal
WO2007015388A1 (ja) * 2005-08-03 2007-02-08 Phoeton Corp. 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置
JP2007059431A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法及びレーザ加工装置
JP2007123300A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Toyota Motor Corp 不純物活性化方法、レーザアニール装置、半導体装置とその製造方法
DE102008003953A1 (de) * 2007-02-28 2008-09-04 Fuji Electric Device Technology Co. Ltd. Verfahren zur Herstellung eines Halbleiterelements
JP2008270243A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Mitsubishi Electric Corp 半導体デバイスの製造方法
JP5105984B2 (ja) * 2007-07-26 2012-12-26 住友重機械工業株式会社 ビーム照射装置、及び、レーザアニール方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010283325A (ja) 2010-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5455598B2 (ja) 半導体素子の製造方法
US7943534B2 (en) Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device manufacturing system
JP5641965B2 (ja) レーザアニール方法及びレーザアニール装置
JP5105984B2 (ja) ビーム照射装置、及び、レーザアニール方法
JP2006351659A (ja) 半導体装置の製造方法
US9632320B2 (en) Laser irradiation device
JP5726031B2 (ja) レーザアニール装置及びレーザアニール方法
JP6910742B2 (ja) レーザアニール方法及びレーザアニール装置
JP2006344909A (ja) レーザ照射装置及び半導体装置の製造方法
EP2674968A2 (en) Semiconductor device manufacturing method and laser annealing apparatus
JP6004765B2 (ja) 半導体装置の製造方法及びレーザアニール装置
US9659774B2 (en) Impurity introducing method, impurity introducing apparatus, and method of manufacturing semiconductor element
JP5661009B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4614747B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2011114052A (ja) 半導体基板の製造方法及びレーザアニール装置
JP5517832B2 (ja) レーザアニール装置及びレーザアニール方法
JP5518717B2 (ja) 光束によるウェハの加熱方法
JP5555245B2 (ja) プライミングおよび光束によって板状体の層を加熱するための方法および装置
CN112038224B (zh) 一种退火方法及装置
JP2012134228A (ja) レーザアニール方法及びレーザアニール装置
JP5595152B2 (ja) レーザアニール方法
JP6143591B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び製造装置
JP2014195004A (ja) 半導体素子の製造方法及び半導体素子の製造装置
JP6732371B2 (ja) レーザアニール装置
JP2009032859A (ja) ビーム照射装置、及び、ビーム照射方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5455598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150