JP5454680B2 - X線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血管造影画像を撮影するX線撮影装置に係り、特に、マスク画像の撮影時間を基にライブ画像の撮影時間を設定するX線撮影装置に関する。
従来、血管画像を取得するために、血管造影剤を用いてDSA(Digital Subtraction Angiography)撮影が実施されている。DSA撮影とは、造影剤注入前の画像データ(以後、マスク画像と称す)と造影剤注入後の画像データ(以後、ライブ画像と称す)との差分(サブトラクション)をとる画像処理技術を利用している。マスク像とライブ像との差分により骨などの血管診断に不要な部分をライブ画像から除去し、診断上必要とする造影剤の注入された血管像を残したサブトラクション像を得ることができ、血管を見やすくすることができる。良好なDSA撮影を実施するために、複数枚のマスク画像を取得し、これら複数枚のマスク画像を平均化することで基準となるマスク画像を作成する。この基準マスク画像とライブ画像とを差分することで良好なサブトラクション像を得ることができる。
このDSA撮影において、管電圧、管電流、撮影時間を固定した値でマスク画像およびライブ画像を撮影した場合、被検体の体格や体の厚みによって、実際に撮影された透視画像の輝度が目標輝度と異なる場合が多い。この結果、被検体によってサブトラクション像の輝度にバラツキが生じる。
しかしながら、DSA撮影中に管電圧を変更するとX線の線質が変更されるので、管電圧は固定値とするのが望ましい。また、管電流値はフィラメント電流の大きさにより制御されるが、フィラメント電流を調節してもフィラメントの熱慣性により短時間での管電流値への応答性が鈍い。そこで、管電流値も固定値とするのが望ましい。このような理由により、透視画像の輝度調節は撮影時間の調節により実施されることが望ましい。
そこで、特許文献1および2に記載されているAEC(自動曝射制御機能)を搭載したX線撮影装置が考案された。AECは、フォトタイマによりX線照射の線量をモニタリングし、目標線量に達するとX線照射を遮断する機能を有する。つまり、撮影時間を調節することでX線の照射量を調節し撮影画像の輝度を制御する。DSA撮影においては、マスク画像とライブ画像とが同じ輝度で撮影されることが望ましいので、最初のマスク画像を撮影する際に、AECにより撮影時間をリアルタイムで制御して最適な撮影時間を検出する。この検出された撮影時間を用いて2枚目以降のマスク画像およびライブ画像の撮影を実施する。このように、AECを利用して撮影時間をリアルタイムで調節することで適切な輝度となる撮影時間を得ることができる。
特開2003−209747号公報 特開2004−177251号公報
AECを利用する際に用いるフォトタイマはX線平面検出器の被検体側に装着されるので、X線がフォトタイマを通過する際にX線の強度が減衰する。また、フォトタイマを使用せずにX線平面検出器により検出される画像輝度情報を用いて撮影時間を制御する場合、X線を照射してからX線平面検出器により画像輝度情報の読み出すまでに数十msから数百msの遅れが発生する。すなわち、X線平面検出器によるモニタリングではフォトタイマのように目標輝度に達するとX線を直ちに遮断するような制御ができないので、フォトタイマを使用せずに撮影画像の輝度を制御することは不適当とされてきた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、フォトタイマを用いることなく適切な輝度のサブトラクション像を得ることができるX線撮影装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、被検体にX線を照射するX線照射器と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線照射器からX線を照射するX線撮影条件を設定する撮影条件設定部と、(i)1枚目のマスク画像において、前記X線撮影条件に応じて第1撮影時間を設定し、(ii)2枚目以降のマスク画像において、過去に撮影したマスク画像と次に撮影するマスク画像との平均輝度が目標輝度となるように、過去に撮影したマスク画像の撮影時間と輝度とに基づいて次に撮影するマスク画像の第2撮影時間を算出するマスク画像撮影時間算出部と、前記第1撮影時間に基づいて前記X線照射器からX線が照射されたマスク画像の撮影時間と、前記第2撮影時間に基づいて前記X線照射器からX線が照射されたマスク画像の撮影時間とを基にライブ画像の撮影時間を算出するライブ画像撮影時間算出部と、前記X線検出器が検出した検出信号を入力して、前記第1撮影時間に基づいて撮影されたマスク画像と前記第2撮影時間に基づいて撮影されたマスク画像とを平均化した基準マスク画像と前記ライブ画像との差分によりサブトラクション像を算出する画像処理部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、X線照射器は被検体にX線を照射し、X線検出器は被検体を透過したX線を検出する。撮影条件設定部はX線照射器からX線を照射するX線撮影条件を設定する。マスク画像撮影時間算出部は(i)1枚目のマスク画像において、X線撮影条件に応じて第1撮影時間を設定し、(ii)2枚目以降のマスク画像において、過去に撮影したマスク画像と次に撮影するマスク画像との平均輝度が目標輝度となるように、過去に撮影したマスク画像の撮影時間と輝度とに基づいて次に撮影するマスク画像の第2撮影時間を算出する。
ライブ画像撮影時間算出部は、第1または第2撮影時間に基づいてX線照射器からX線が照射されたマスク画像の撮影時間を基にライブ画像の撮影時間を算出する。画像処理部は、X線検出器が検出した検出信号を入力して、第1または第2撮影時間に基づいて撮影された複数のマスク画像を平均化した基準マスク画像とライブ画像との差分によりサブトラクション像を算出する。
2枚目以降のマスク画像の撮影時間である第2撮影時間が、過去に撮影したマスク画像と次に撮影するマスク画像との平均輝度が目標輝度となるように算出されるので、第1または第2撮影時間に基づいて撮影された複数のマスク画像を平均化した基準マスク画像の輝度を目標輝度とすることができる。また、ライブ画像の撮影時間が、第1または第2撮影時間に基づいてX線が照射されたマスク画像の撮影時間を基に算出されるので、ライブ画像の輝度も適切に制御することができる。
この結果、フォトタイマを用いなくても適切な輝度の基準マスク画像、ライブ画像およびサブトラクション像を得ることができる。フォトタイマが不要であるので、コストダウンを図ることができる。さらに、フォトタイマの動作不良による故障のないDSA撮影システムを構築することができる。また、フォトタイマの調整が不要であるので、X線撮影装置の据え付け時間の短縮を図ることができる。さらには、フォトタイマを除去することでフォトタイマによるX線の減衰をなくすことができ、X線検出器へのX線の入射線量を増やすことができ、画質を向上することができる。
また、前記マスク画像の輝度を記憶する画像輝度記憶部と、前記第1または第2撮影時間に基づいて前記X照射器よりX線が実際に照射された撮影時間を測定する撮影時間測定器と、前記撮影時間測定器が測定した前記マスク画像の実撮影時間を記憶する撮影時間記憶部とを備え、前記マスク画像撮影時間算出部は、2枚目以降のマスク画像において、前記撮影時間記憶部に記憶されている過去の前記マスク画像の実撮影時間と、前記画像輝度記憶部に記憶されている過去の前記マスク画像の輝度とを基に次に撮影するマスク画像の撮影時間を算出することが好ましい。
上記構成によれば、画像輝度記憶部がマスク画像の輝度を記憶し、撮影時間測定器が第1または第2撮影時間に基づいてX線照射器よりX線が実際に照射された撮影時間を測定する。撮影時間記憶部は、撮影時間測定器が測定したマスク画像の実撮影時間を記憶し、マスク画像撮影時間算出部は、2枚目以降のマスク画像において、撮影時間記憶部に記憶されている過去の前記マスク画像の撮影時間と、画像輝度記憶部に記憶されている過去のマスク画像の輝度とを基に次に撮影するマスク画像の撮影時間を算出する。これより、マスク画像を第2撮影時間に時間的制限がかけて撮影する場合でも、第2撮影時間は過去のマスク画像の実撮影時間を基に算出されるので、基準マスク画像の輝度を目標輝度に近づけることができる。
また、前記マスク画像の撮影時間の比と前記マスク画像の輝度の比とが直線的に対応するようにマスク画像の輝度を補正する輝度補正部を備え、前記マスク画像撮影時間算出部は、前記輝度として前記輝度補正部に補正された補正輝度を用いて第2撮影時間を算出することが望ましい。
上記構成によれば、輝度補正部がマスク画像の撮影時間の比とマスク画像の輝度の比とが直線的に対応するようにマスク画像の輝度を補正するので、マスク画像の撮影時間の比と輝度の比とが直線的に対応しない場合においても、マスク画像の撮影時間を調節することでマスク画像の輝度を調節することができる。
また、前記マスク画像撮影時間算出部は、前記マスク画像撮影時間算出部は、過去に撮影した各マスク画像の輝度と撮影時間を基として前記第2撮影時間を算出することが好ましい。これより、被検体の体動によりマスク画像の一部にブレが生じてもその影響を低減することができる。
また、前記マスク画像撮影時間算出部は、1枚目のマスク画像の輝度と撮影時間を基とし、2枚目以降のマスク画像の輝度と撮影時間を基にしないで前記第2撮影時間を算出してもよい。このように、第2撮影時間を2枚目以降のマスク画像の輝度と撮影時間を基にしないで算出することで、演算負荷を軽減し高速にマスク画像の撮影をすることができる。
また、前記輝度として前記マスク画像の関心領域の平均輝度を算出する画像平均輝度算出部を備えることが好ましい。マスク画像の関心領域に限定することで、第2撮影時間を算出する演算量を低減し、高速で処理することができる。また、関心領域の平均輝度を第2撮影時間の算出に用いることで、マスク画像に含まれるノイズの影響を低減することができる。また、前記関心領域は前記マスク画像の中心領域であることが好ましい。撮影者にとって読影しやすいサブトラクション像を作成することができる。
また、前記ライブ画像撮影時間算出部は、前記ライブ画像の撮影時間として、各マスク画像の撮影時間の平均値を算出してもよい。これより、基準マスク画像の輝度とライブ画像のサブトラクションすることにより除去したい部分の輝度とを同一にすることができる。
また、前記ライブ画像撮影時間算出部は、前記ライブ画像の撮影時間として、各マスク画像の撮影時間の平均値に前記マスク画像の目標輝度と前記ライブ画像の目標輝度との比を乗算して算出してもよい。これより、基準マスク画像の輝度に対して、所望の輝度のライブ画像を得ることができる。
本発明に係るX線撮影装置によれば、フォトタイマを用いることなく適切な輝度のサブトラクション像を得ることができるX線撮影装置を提供することができる。
実施例に係るX線撮影装置の全体図である。 実施例に係るX線管の概略断面図である。 実施例に係る画像処理部の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るX線管制御部の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るサブトラクション像の作成の流れを示すフローチャート図である。 実施例1に係るマスク画像のX線発生のタイミングチャート図である。 実施例1に係るライブ画像のX線発生のタイミングチャート図である。 実施例3に係る撮影時間制御部の構成を示すブロック図である。
1 … X線撮影装置
2 … X線管
4 … FPD
6 … 画像処理部
13 … 撮影時間測定器
30 … 撮影条件設定部
34 … 平均輝度算出部
35 … 画像輝度記憶部
36 … マスク画像撮影時間算出部
37 … 撮影時間記憶部
38 … ライブ画像撮影時間算出部
42 … 輝度補正部
1.X線撮影装置
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1はX線撮影装置の全体図であり、図2はX線管の概略断面図であり、図3は画像処理部の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、X線撮影装置1には、被検体MにX線を照射するX線管2と、被検体を載置する天板3と、被検体Mを透過したX線を検出するX線平面検出器(フラットパネルディテクタ:以後FPDと称す)4と、FPD4から出力されるアナログのX線検出信号をデジタルのX線検出信号に変換するA/D変換器5とが備えられている。X線管2は本発明におけるX線照射器に相当し、FPD4は本発明におけるX線検出器に相当する。
また、X線撮影装置1は、他にも、デジタルのX線検出信号を入力して種々の画像処理を行う画像処理部6と、撮影者が様々な入力設定を行う入力器7と、X線診断操作画面および画像処理されたX線透視画像などを表示する表示器8と、X線透視画像や他の撮影データを保管する記憶器9と、入力器7に入力された指示に基づいてX線管2に出力するX線照射条件を制御するX線管制御部10と、これらの各構成部を統括する主制御部11とを備える。
また、X線撮影装置1は、さらに、X線管制御部10により設定されたX線照射条件に基づいてX線管2に管電圧およびフィラメント電流を供給するX線管電源12と、X線管電源12からX線管2に実際にパルス電圧が出力された時間、すなわちX線撮影時間を測定する撮影時間測定器13とを備えている。
FPD4には、X線を電荷信号へ変換するX線検出画素が二次元アレイ状に例えば2000×2000個配置されている。X線検出画素はX線が照射されると電荷信号を発生するX線検出素子からなる。このように、FPD4は直接変換型のX線検出器であってもよいし、間接変換型のX線検出器であってもよい。
主制御部11は、中央演算処理装置(CPU)で構成される。また、入力器7は、マウス、キーボード、ジョイスティック、トラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成される。撮影者は、被検体や撮影部位の撮影条件を入力器7により設定入力することができる。表示器8は、液晶表示装置やCRTなどで構成される。記憶器9は、フラッシュメモリ、ハードディスクやストレージなどで構成される。
図2に示すように、X線管2の一例として回転陽極型X線管が挙げられる。この回転陽極型X線管によれば、内部が真空である外囲器15の中で、陰極16の内部に配置されたフィラメント17から放出された電子ビームが回転する陽極18に衝突することでX線が発生する。フィラメント17には、ケーブル19を介してX線管電源12よりフィラメント電流が供給されており、フィラメント17に熱電子が発生する。この状態で、陰極16と陽極18とにケーブル19を介してX線管電源12より高電圧の管電圧が印加されると、陰極16で発生した熱電子がビーム状に陽極33に衝突して管電流が導通する。
陽極18は、ステータ20より回転駆動力を受けて回転するロータ21と接続されている。ロータ21は、軸受22を介して固定部23と接続され、固定部23には陽極側のリード線19が接続されている。このように、陽極18は陽極側のリード線19から固定部23、軸受22、ロータ21を経て高電圧が供給され、陰極16も陰極側のリード線19から高電圧が供給される。
図3に示すように、画像処理部6は、A/D変換器5から入力されるX線検出信号をフレームごとに撮影画像として記憶する画像記憶部25と、マスク画像として撮影された複数枚の撮影画像を平均化して基準マスク画像を作成する基準マスク画像作成部26と、A/D変換器5から入力されるライブ画像から基準マスク画像を差分する減算部27とを備える。また、画像記憶部25に記憶されたそれぞれのマスク画像の画像輝度情報がX線管制御部10へ送られる。また、減算器27において、ライブ画像から基準マスク画像が差分されたサブトラクション像は、主制御部11へ送られ、表示器8にて表示されるか記憶器9に保存される。画像処理部6はマイクロプロセッサとメモリで構成される。
2.マスク画像の輝度制御
次に、実施例1におけるマスクフレームの輝度制御の原理を説明する。マスク画像の関心領域の平均輝度をXとする。関心領域は通常、撮影画像中心部である。Xを1枚目のマスク画像の平均輝度、Xを2枚目のマスク画像の平均輝度というようにXをN枚目のマスク画像の平均輝度とする。
1枚目のマスク画像については、被検体の体格や検査部位に応じて撮影時間T1setが設定される。この撮影時間T1setは、被検体の撮影条件に応じて目標輝度Xrefが得られるであろうと予想される撮影時間である。また、撮影時間T1setは、撮影画像の輝度がオーバレンジまたはアンダーレンジとならない撮影時間である。撮影時間T1setは、本発明における第1撮影時間に相当する。
1枚目のマスク画像のX線照射後、2枚目のマスク画像のX線照射をする前に、1枚目のマスク画像の輝度信号がFPD4を介して画像処理部6から読みだされ、X線管制御部10にて平均輝度Xが算出される。ここで、実施例1におけるマスク画像の輝度制御は、下式を成立させることを目的とする。
Figure 0005454680

すなわち、過去に撮影したマスク画像と次に撮影するマスク画像との平均輝度が目標輝度となるように輝度制御することが目的である。
この目的を達成するために、2枚目の撮影時間設定値Tsetを、1枚目のマスク画像の平均輝度Xと2枚目のマスク画像の平均輝度Xとの平均輝度が目標輝度Xrefとなるように算出する。ここで、2枚目のマスク画像の平均輝度Xの目標輝度をXsetとすると、1枚目のマスク画像の平均輝度Xと2枚目のマスク画像の平均輝度Xの平均値が目標輝度Xrefとするためには、下式が成立しなければならない。
Figure 0005454680
(2)式を変形すると、下式が導かれる。
Figure 0005454680
実施例1では、輝度値が撮影時間に比例するという仮定に基づいているので、1枚目の実撮影時間Tと1枚目のマスク画像の平均輝度Xとの比であるT/Xを算出することで、単位輝度値あたりの撮影時間を算出することができる。この比に目標輝度であるXsetを乗算することで目標輝度Xsetを得るために必要な撮影時間設定値Tsetを下式のように算出することができる。
Figure 0005454680
(3)式および(4)式より下式が導かれる。
Figure 0005454680
すなわち、1枚目のマスク画像の平均輝度Xと2枚目のマスク画像の平均輝度との平均輝度が目標輝度Xrefとなるように2枚目のマスク画像を照射する撮影時間Tsetを1枚目のマスク画像の平均輝度Xと実撮影時間Tと、目標輝度Xrefとを基に算出する。1枚目のマスク画像の平均輝度Xと目標輝度Xrefとのズレに対して2枚目のマスク画像の撮影時間を調節することで2枚目のマスク画像の輝度を制御する。
しかしながら、実際の撮影時間には、FPD4や撮影システムの最短照射時間の制限や、最長照射時間の制限があるので、撮影時間設定値Tsetにこれらの制限が加わった状態で、2枚目のマスク画像の撮影が実施され、2枚目のマスク画像の実撮影時間Tが得られる。
実撮影時間Tと撮影時間設定値Tsetが異なる場合、実撮影時間Tで撮影した2枚目のマスク画像の平均輝度Xと、2枚目のマスク画像の平均輝度Xの目標輝度Xsetとが異なる輝度となる。これより、1枚目のマスク画像の平均輝度Xと2枚目のマスク画像の平均輝度Xとの平均輝度は目標輝度Xrefにならない。そこで、3枚目の撮影時間設定値Tsetを以下の式にて算出する。
Figure 0005454680
すなわち、1枚目のマスク画像の平均輝度Xと、2枚目のマスク画像の平均輝度Xと、3枚目のマスク画像の平均輝度との平均輝度が目標輝度Xrefとなるように3枚目のマスク画像の撮影時間Tsetを1枚目および2枚目のマスク画像の平均輝度X、Xとそれぞれの実撮影時間T1、と、目標輝度Xrefとを基に算出する。
ここで、1枚目のマスク画像の実際の撮影時間をT、2枚目のマスク画像の実際の撮影時間をT2、というようにTをNフレーム目のマスク画像の実際の撮影時間とすると、N枚目の撮影時間設定値Tsetを以下の式にて算出する。
Figure 0005454680
以上の様に、2枚目以降の各マスク画像の撮影時間を、過去に撮影したマスク画像と次に撮影するマスク画像との平均輝度が目標輝度となるように、過去に撮影したマスク画像の撮影時間と輝度とに基づいて次に撮影するマスク画像の撮影時間を算出することで、各マスク画像の輝度X1、2、…、Xの平均値を目標輝度Xrefに接近させることができる。マスク画像の撮影枚数が多いほど、各マスク画像との平均輝度を目標輝度Xrefにより近づけることができる。
3.X線管制御部
次に、図4を参照して上述したマスク画像の輝度を制御するX線管制御部の構成を説明する。図4は、X線管制御部の構成を示すブロック図である。
X線管制御部10は、主制御部11からの指示に基づきX線撮影条件を設定する撮影条件設定部30と、撮影条件設定部30からの指示に基づき管電圧値を制御する管電圧制御部31と、撮影条件設定部30からの指示に基づき管電流値を制御する管電流制御部32と、画像処理部から送られる画像輝度信号に基づき撮影時間を制御する撮影時間制御部33とを備える。X線管制御部10はマイクロプロセッサとメモリから構成される。
撮影条件設定部30は、入力器7に入力された被検体の体格や検査部位に応じた管電圧値Vref、管電流値Cref、目標輝度Xref等のX線撮影条件をルックアップテーブルを参照して設定する。また、撮影条件設定部30は、マスク画像撮影前にX線撮影された情報、たとえば被検体の厚み、を基にX線撮影条件を設定してもよい。
管電圧制御部31は、X線管2に印加する管電圧の大きさを制御する。管電圧制御部31は、撮影条件設定部30から送られる管電圧値Vrefに基づいてX線管電源12から出力されるパルス管電圧を制御する。
管電流制御部32は、X線管2のフィラメント電流の大きさを制御することで、X線管2に流れる管電流の大きさを制御する。管電圧制御部31は、撮影条件設定部30から送られる管電流値Crefに基づいてX線管電源12から出力されるフィラメント電流を制御する。
撮影時間制御部33は、マスク画像およびライブ画像の撮影時間を設定し、X線管電源12からX線管2に印加されるパルス管電圧の印加時間すなわち撮影時間を制御する。撮影時間制御部33は、画像処理部6から送られる撮影画像の画像平均輝度を算出する平均輝度算出部34と、画像平均輝度を記憶する画像輝度記憶部35と、マスク画像の撮影時間を算出するマスク画像撮影時間算出部36と、撮影時間測定器13により測定されたマスク画像の撮影時間を記憶する撮影時間記憶部37と、ライブ画像の撮影時間を算出するライブ画像撮影時間算出部38とを有する。
平均輝度算出部34は、各マスク画像の関心領域の平均輝度X1、2、…、Xを算出する。関心領域は通常、撮影画像の中心部であるが、入力器7により撮影者が関心領域を指定してもよい。指定された関心領域は主制御部11を介して平均輝度算出部34に指示される。算出した各マスク画像の平均輝度X1、2、…、Xは画像輝度記憶部35に送られる。
画像輝度記憶部35は、平均輝度算出部34にて算出された各マスク画像の関心領域の平均輝度X1、2、…、Xを保管する。保管されている各マスク画像の画像平均輝度は、マスク画像撮影時間算出部36へ送られる。
マスク画像撮影時間算出部36は、次に撮影するマスク画像が1枚目の場合、撮影条件設定部30から送られる目標輝度Xrefを基に撮影時間Tsetを設定する。また、次に撮影するマスク画像が2枚目以降の場合、撮影条件設定部30から送られる目標輝度Xrefと、画像輝度記憶部に保管されている既に撮影された各マスク画像の平均輝度と、撮影時間記憶部37に保管されている既に撮影された各マスク画像の実撮影時間とを基に数式(7)により、次に撮影するマスク画像の撮影時間Tsetを算出する。設定された撮影時間Tsetは、X線管電源12に送られる。
撮影時間記憶部37は、X線管電源12から実際にパルス管電圧が印加された各マスク画像の実撮影時間T1、2、…、Tを保管する。
ライブ画像撮影時間算出部38は、撮影時間記憶部37に保管されている各マスク画像の実撮影時間T1、2、…、Tを基にして、ライブ画像撮影時間を設定する。実施例1では、各マスク画像の実撮影時間T1、2、…、Tの平均値TAveを算出してライブ画像撮影時間として設定する。
4.X線撮影
次に、実施例1によりX線透視撮影が実施される場合の動作を説明する。
まず、撮影者は入力器7に被検体の体格や撮影部位などの撮影条件を入力する。入力された撮影条件は主制御部11を介して撮影条件設定部30へ送られる。また、マスク画像の撮影枚数も入力器7により設定することができる。実施例1では、マスク画像を4枚撮影する場合を例として説明する。
次に、入力器7にマスク画像の撮影開始の指示がされると、撮影条件設定部30は、入力された撮影条件を基に管電圧値Vrefを管電圧制御部31へ、管電流値Crefを管電流制御部32へ、目標輝度Xrefをマスク画像撮影時間算出部36へそれぞれ送る。管電圧制御部31は、管電圧値VrefをX線管2へ出力されるようにX線管12へ指示する。また、管電流制御部32は、管電流値CrefがX線管2で発生するように、X線管12へフィラメント電流値を指示する。
次に、図5〜図7を参照してサブトラクション像の作成を順に説明する。図5はサブトラクション像の作成の流れを示すフローチャート図であり、図6はマスク画像のX線発生のタイミングチャート図であり、図7はライブ画像のX線発生のタイミングチャート図である。
ステップS01(第1撮影時間算出)
マスク画像撮影時間算出部36は、ルックアップテーブルを参照して、目標輝度Xrefに対応する撮影時間Tsetを設定する。1枚目のマスク画像に対する撮影時間Tsetは、目標輝度Xrefに対してルックアップテーブルに予め定められている。設定された撮影時間Tsetは、X線管電源12へ送られる。
ステップS02(マスク画像撮影)
X線管制御部10から送られたX線管電圧値、フィラメント電流値、撮影時間Tsetを基に、X線管電源12はX線線管2にパルス電圧を出力し、X線管2からX線が照射される。この際、実際にX線が照射された時間Tが撮影時間測定器13にて測定される。測定された実撮影時間Tは撮影時間記憶部37へ送られ、ここに保管される。また、撮影された1枚目のマスク画像は、画像処理部6内の画像記憶部25に保管される。X線管制御部10は主制御部11へマスク画像を撮影したことの信号を送り、主制御部11はマスク画像の撮影枚数をカウントする。
ステップS03(撮影枚数判別)
次に、主制御部11はマスク画像の撮影枚数が最大かどうかを判別する。実施例1では、マスク画像の撮影枚数を4枚に設定しているので、マスク画像の撮影枚数が4枚に満たない場合は、ステップS04へ移行する。この段階では、マスク画像の撮影枚数は1枚であるのでステップS04へ移行する。
ステップS04(マスク画像平均輝度算出)
次に、1枚目のマスク画像の輝度信号が画像処理部6から撮影時間制御部33内の平均輝度算出部34へ送られ、1枚目のマスク画像における関心領域の平均輝度Xが算出される。算出された平均輝度Xは、画像輝度記憶部35で保管される。1枚目のマスク画像が撮影されてから画像処理部6を介して輝度信号が平均輝度算出部34へ送られ、平均輝度Xが算出されるまでにTL1のタイムラグが生じる。
ステップS05(マスク画像撮影時間算出)
次に、マスク画像撮影時間算出部36は、撮影時間記憶部37に保管された実撮影時間Tを読み込む。また、マスク画像撮影時間算出部36は、画像輝度記憶部35で保管された平均輝度Xを読み込む。そして、マスク画像撮影時間算出部36は、2枚目のマスク画像の撮影時間Tsetを、1枚目のマスク画像の平均輝度Xおよび実撮影時間Tを基に数式(5)により算出する。
ステップS02(マスク画像撮影)
X線管電圧値およびフィラメント電流値は1枚目のマスク画像撮影時と同条件で、撮影時間をTsetに変更して、X線管電源12はX線線管2からパルスX線を照射し、2枚目のマスク画像を撮影する。この際、実際にX線が照射された2枚目の撮影時間Tが撮影時間測定器13にて測定される。測定された実撮影時間Tは撮影時間記憶部37へ送られ、ここに保管される。また、撮影された2枚目のマスク画像は、画像処理部6内の画像記憶部25に保管される。X線管制御部10は主制御部11へマスク画像を撮影したことの信号を送り、主制御部11はマスク画像の撮影枚数をカウントする。
ステップS03(撮影枚数判別)
次に、主制御部11はマスク画像の撮影枚数が最大かどうかを判別する。この段階では、マスク画像の撮影枚数は2枚であるのでステップS04へ移行する。
ステップS04(マスク画像平均輝度算出)
次に、2枚目のマスク画像の輝度信号が画像処理部6から撮影時間制御部33内の平均輝度算出部34へ送られ、2枚目のマスク画像における関心領域の平均輝度Xが算出される。算出された平均輝度Xは、画像輝度記憶部35で保管される。2枚目のマスク画像が撮影されてから画像処理部6を介して輝度信号が平均輝度算出部34へ送られ、平均輝度Xが算出されるまでにTL2のタイムラグが生じる。
ステップS05(第2撮影時間算出)
次に、マスク画像撮影時間算出部36は、撮影時間記憶部37に保管された実撮影時間T、Tを読み込む。また、マスク画像撮影時間算出部36は、画像輝度記憶部35で保管された平均輝度X、Xを読み込む。そして、マスク画像撮影時間算出部36は、3枚目のマスク画像の撮影時間Tsetを、既に撮影した1枚目および2枚目のマスク画像の平均輝度X、Xおよび実撮影時間T、Tを基に数式(6)により算出する。
ステップS02(マスク画像撮影)
X線管電圧値およびフィラメント電流値は1、2枚目のマスク画像撮影時と同条件で、マスク画像の撮影時間をTsetに変更して、X線管電源12はX線線管2からパルスX線を照射し、3枚目のマスク画像を撮影する。この際、実際にX線が照射された3フレーム目の撮影時間Tが撮影時間測定器13にて測定される。測定された実撮影時間Tは撮影時間記憶部37へ送られ、ここに保管される。また、撮影されたマスク画像は、画像処理部6内の画像記憶部25に保管される。X線管制御部10は主制御部11へマスク画像を撮影したことの信号を送り、主制御部11はマスク画像の撮影枚数をカウントする。
次に、ステップS03、ステップS04、ステップS05、ステップS02を繰り返して、4枚目のマスク画像を撮影する。3枚目のマスク画像が撮影されてから画像処理部6を介して輝度信号が平均輝度算出部34へ送られ、平均輝度Xが算出されるまでにTL3のタイムラグが生じる。また、4枚目のマスク画像の撮影時間Tsetも、既に撮影された全てのマスク画像の平均輝度X、X、Xと実撮影時間T、T、Tを基に数式(7)により算出される。
ステップS03(撮影枚数判別)
次に、マスク画像の撮影枚数が4枚となり最大に達したので、マスク画像の撮影を終了し、ステップS06へ移行する。主制御部11はマスク画像の撮影枚数が最大になったことを判別して、基準マスク像作成部26に基準マスク像作成の指示を送る。
ステップS06(基準マスク画像算出)
画像処理部6では、画像記憶部25に保管されている各マスク画像が基準マスク像作成部26に読み込まれる。基準マスク像作成部26は、各マスク画像の平均像である基準マスク画像を算出し、減算部27へ出力する。この基準マスク画像における関心領域の平均輝度は目標輝度Xrefとなっている。
ステップS07(ライブ画像撮影時間算出)
次に、ライブ画像撮影時間算出部38は、撮影時間記憶部に保管されている各マスク画像の実撮影時間T、T、T、Tを読み込み、これらの値を基にライブ画像撮影時間を算出する。実施例1では、実撮影時間T、T、T、Tの平均値TAveを算出し、この平均値TAveをライブ画像撮影時間とする。算出されたライブ画像撮影時間はX線管電源12へ送られる。
ステップS08(ライブ画像撮影)
次に、X線管電源12は、マスク画像撮影時とX線管電圧およびX線管電流は同じ条件で、撮影時間をライブ画像撮影時間として、X線線管2からX線を照射し、ライブ画像を撮影する。ライブ画像の造影剤が撮影された領域はマスク画像の対応する領域の輝度よりも暗く、撮影されたライブ画像におけるサブトラクションすることで除去したい部分、すなわちライブ画像の造影剤が撮影されていない背景部分の平均輝度は目標輝度Xrefとなっている。
ステップS09(サブトラクション作成)
撮影されたライブ画像は、画像処理部6内の減算部27にて基準マスク画像と差分されてサブトラクション像を作成する。基準マスク画像もライブ画像も共にサブトラクションすることで除去したい部分における平均輝度は同一であるので、作成されたサブトラクション像は、被検体によって輝度にバラツキが生じない適切な輝度を有する。
減算部27により作成されたサブトラクション画像は主制御部11を介して、表示器8に表示されるか記憶器9に保管される。
このように、実施例のX線撮影装置1によれば、2枚目以降のマスク画像の撮影時間である第2撮影時間が、過去に撮影したマスク画像と次に撮影するマスク画像との平均輝度が目標輝度となるように算出されるので、第1または第2撮影時間に基づいて撮影された複数のマスク画像を平均化した基準マスク画像の輝度を目標輝度とすることができる。また、ライブ画像の撮影時間が、第1または第2撮影時間に基づいて実際にX線が照射されたマスク画像の実撮影時間を基に算出されるので、ライブ画像の輝度も適切に制御することができる。
すなわち、画像処理部6からの輝度信号の読み出しにタイムラグが発生するので個々のマスク画像の関心領域における平均輝度X、X、X3、…は目標輝度Xrefに達していなくても、それぞれのマスク画像の平均画像である基準マスク画像の関心領域における平均輝度を目標輝度Xrefに達することができる。これより、画像処理部6からの輝度信号の読み出しにタイムラグが生じても、基準マスク画像およびライブ画像の適切な輝度を得ることができる。
この結果、フォトタイマを用いなくても適切な輝度のマスク画像およびライブ画像を得ることができる。フォトタイマが不要であるので、コストダウンを図ることができ、さらにフォトタイマの動作不良による故障のないDSA撮影システムを構築することができる。また、フォトタイマの調整が不要であるので、X線撮影装置1の据え付け時間の短縮を図ることができる。さらには、フォトタイマを除去することでフォトタイマによるX線の減衰をなくすことができるので、FPD4へのX線の入射線量を増やすことができ画質を向上することができる。
さらに、マスク画像を第2撮影時間に時間的制限をかけて撮影する場合でも、第2撮影時間は過去のマスク画像の実撮影時間を基に算出されるので、基準マスク画像の輝度を目標輝度に近づけることができる。また、各マスク画像に対して撮影時間をそれぞれ個別に算出しているので、各マスク画像の撮影する間の被検体の体動によるブレの影響を低減することができる。
マスク画像の平均輝度の算出をマスク画像の関心領域に限定することで、第2撮影時間を算出する演算量を低減し、高速で処理することができる。また、関心領域の平均輝度を第2撮影時間の算出に用いることで、マスク画像に含まれるノイズの影響を低減することができる。また、関心領域をマスク画像の中心領域とすることで撮影者にとって読影しやすいサブトラクション像を作成することができる。
次に、本発明の実施例2を説明する。実施例2は、実施例1のマスク画像撮影時間算出部のマスク画像の第2撮影時間の算出を変更したものである。よって、ここで記載した以外のX線透視撮影装置の構造は実施例1と同様である。
実施例1では、各マスク画像の輝度信号および実撮影時間に基づいて、各マスク画像それぞれの第2撮影時間を算出していたが、実施例2では、1枚目のマスク画像の輝度信号および実撮影時間に基づいて、2枚目以降のマスク画像に対して同一の撮影時間を算出する。
マスク画像の1枚目の撮影に関しては、実施例1と同様であるので説明を省略する。2枚目以降のマスク画像の撮影時間設定値T2setを以下の数式により撮影する。また、以後のマスク画像の撮影に関して、撮影時間T2setにて撮影を実施する。
Figure 0005454680
実施例2によれば、1枚目のマスク画像の撮影結果を基とし、2枚目以降の撮影結果を基とすることなく第2撮影時間の演算をすることで、演算負荷を軽減し高速にマスク画像の撮影をすることができる。このように、1枚目のマスク画像の関心領域の平均輝度Xと実撮影時間Tだけを測定すれば2枚目以降の第2撮影時間を算出することができるので、2枚目以降のマスク画像の撮影は、マスク画像の輝度信号が画像処理部6からX線管制御部10に到達する前に、次のマスク画像を撮影することができる。このように、前のマスク画像の輝度信号が到達するのを待つことなく次のマスク画像を撮影できるので、マスク画像の撮影を高速に実施することができる。
次に、本発明の実施例3を説明する。実施例3は、実施例1および2の撮影時間制御部33を変更したものである。よって、ここで記載した以外のX線撮影装置の構造は実施例1と同様である。実施例3における撮影時間制御部41は、実施例1および2の撮影時間制御部33に、輝度補正部42を加えた構成である。これにより、X線撮影装置1が撮影時間に対して画像輝度が直線的に出力されない場合にでも対応することができる。
図8を参照する。図8は実施例3に係る撮影時間制御部の構成を示すブロック図である。
輝度補正部42は、平均輝度算出部34にて算出されたマスク画像の対象領域における平均輝度を、ルックアップテーブルを参照して撮影時間に対して直線的な輝度に変換する。これより、マスク画像の撮影時間の比とマスク画像の輝度の比とが直線的に対応するのでマスク画像撮影時間算出部36は、輝度補正部に補正された輝度を基に第2撮影時間を算出する。この結果、X線撮影装置1が撮影時間に対して画像輝度が直線的に出力されない場合にでも、撮影時間を調節することで基準マスク画像およびライブ画像を適切な輝度とすることができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、各マスク画像の平均輝度とサブトラクションすることで除去したい部分が同じ輝度となるようにライブ画像の撮影時間を調節したが、各マスク画像の平均輝度と異なる輝度となるようにライブ画像の撮影時間を設定してもよい。この場合、ライブ画像撮影時間設定部38が、マスク画像の実撮影時間の平均値TAveに、マスク画像とライブ画像の輝度比を乗算してもよい。
たとえば、マスク画像の目標輝度Xrefを100とし、ライブ画像の造影剤が入っていない状態での目標輝度を120とした場合、マスク画像とライブ画像との目標輝度比Aとすると、A=1.2である。この場合、ライブ画像の撮影時間をA・TAveとすれば、ライブ画像は、マスク画像の目標輝度Xrefの1.2倍の輝度を得ることができる。
(2)上述した実施例では、第2撮影時間は過去のマスク画像の実撮影時間を基に算出されていたが、時間的制限がかからない場合は過去の撮影時間Tsetを基に算出してもよい。
(3)上述した実施例では、マスク画像を4枚撮影して基準マスク画像を作成していたが、これに限られない。マスク画像は少なくとも2枚以上撮影すればよい。
(4)上述した実施例では、画像処理部6からの輝度信号がX線管制御部10に到達してから第2撮影時間を算出していた。画像処理部6からの輝度信号がX線照射後1フレーム以上遅れる場合、つまり、1枚目の輝度信号が2枚目の撮影後に出力される場合などは、輝度信号が出るまでの間は第2撮影時間の算出を行わず、輝度信号が画像処理部6から出力されてから第2撮影時間の算出を行い、適切な平均輝度となるように制御してもよい。

Claims (9)

  1. 被検体にX線を照射するX線照射器と、
    被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線照射器からX線を照射するX線撮影条件を設定する撮影条件設定部と、
    (i)1枚目のマスク画像において、前記X線撮影条件に応じて第1撮影時間を設定し、
    (ii)2枚目以降のマスク画像において、過去に撮影したマスク画像と次に撮影するマスク画像との平均輝度が目標輝度となるように、過去に撮影したマスク画像の撮影時間と輝度とに基づいて次に撮影するマスク画像の第2撮影時間を算出するマスク画像撮影時間算出部と、
    前記第1撮影時間に基づいて前記X線照射器からX線が照射されたマスク画像の撮影時間と、前記第2撮影時間に基づいて前記X線照射器からX線が照射されたマスク画像の撮影時間とを基にライブ画像の撮影時間を算出するライブ画像撮影時間算出部と、
    前記X線検出器が検出した検出信号を入力して、前記第1撮影時間に基づいて撮影されたマスク画像と前記第2撮影時間に基づいて撮影されたマスク画像とを平均化した基準マスク画像と前記ライブ画像との差分によりサブトラクション像を算出する画像処理部とを備えることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、
    前記マスク画像の輝度を記憶する画像輝度記憶部と、
    前記第1または第2撮影時間に基づいて前記X線照射器よりX線が実際に照射された撮影時間を測定する撮影時間測定器と、
    前記撮影時間測定器が測定した前記マスク画像の実撮影時間を記憶する撮影時間記憶部とを備え、
    前記マスク画像撮影時間算出部は、2枚目以降のマスク画像において、前記撮影時間記憶部に記憶されている過去の前記マスク画像の実撮影時間と、前記画像輝度記憶部に記憶されている過去の前記マスク画像の輝度とを基に次に撮影するマスク画像の撮影時間を算出することを特徴とするX線撮影装置。
  3. 請求項1または2に記載のX線撮影装置において、
    前記マスク画像の撮影時間の比と前記マスク画像の輝度の比とが直線的に対応するようにマスク画像の輝度を補正する輝度補正部を備え、
    前記マスク画像撮影時間算出部は、前記輝度として前記輝度補正部に補正された補正輝度を用いて第2撮影時間を算出することを特徴とするX線撮影装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の放射線撮影装置において、
    前記マスク画像撮影時間算出部は、過去に撮影した各マスク画像の輝度と撮影時間を基として前記第2撮影時間を算出することを特徴とするX線撮影装置。
  5. 請求項1から3のいずれか1つに記載の放射線撮影装置において、
    前記マスク画像撮影時間算出部は、1枚目のマスク画像の輝度と撮影時間を基とし、2枚目以降のマスク画像の輝度と撮影時間を基にしないで前記第2撮影時間を算出することを特徴とするX線撮影装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載のX線撮影装置において、
    前記輝度として前記マスク画像の関心領域の平均輝度を算出する画像平均輝度算出部
    を備えることを特徴とするX線撮影装置。
  7. 請求項6に記載のX線撮影装置において、
    前記関心領域は前記マスク画像の中心領域であることを特徴とするX線撮影装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載のX線撮影装置において、
    前記ライブ画像撮影時間算出部は、前記ライブ画像の撮影時間として、各マスク画像の撮影時間の平均値を算出することを特徴とするX線撮影装置。
  9. 請求項1から7のいずれか1つに記載のX線撮影装置において、
    前記ライブ画像撮影時間算出部は、前記ライブ画像の撮影時間として、各マスク画像の撮影時間の平均値に前記マスク画像の目標輝度と前記ライブ画像の目標輝度との比を乗算して算出することを特徴とするX線撮影装置。
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