JP2010200807A - 放射線画像撮影装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリッドの移動に伴う放射線検出器の振動によって、画像にボケが生じるのを防止する。
【解決手段】被写体によって散乱したX線を除去するグリッドが移動を開始すると、加速期間Taの慣性力によって、グリッドが内蔵されているFPDユニットに振動Sが発生する。撮影制御部は、グリッドの移動開始から振動Sの最初の振幅が最大となる時点までの時間である振幅時間Tsと、X線の照射時間tの中間時点t/2とが一致するようにX線の照射タイミングを調整し、X線源にX線を照射させる。振動によるFPDユニットの変位量は、振幅のピーク付近で小さくなるので、X線照射時間t中のFPDユニットの変位量D1は、グリッドが定速期間TfにあるときにX線を照射していた従来のものに比べて小さくなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、被写体を透過した放射線を放射線検出器で検出して放射線画像を得る放射線画像撮影装置及び方法に関し、更に詳しくは、被写体を透過する際に散乱した放射線を放射線検出器の検出面に平行な方向に移動させたグリッドによって除去する放射線画像撮影装置及び方法に関する。
X線等の放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線を受像して被写体の内部構造を撮影する医療用の放射線画像撮影装置が普及している。従来、放射線の受像にはフイルムが用いられていたが、現在ではイメージングプレート(以下、IPと呼ぶ)やフラットパネルディテクタ(以下、FPDと呼ぶ)等の放射線検出器の利用が進んでいる。
放射線画像撮影装置には、被写体を透過する際に散乱した放射線によって画像のコントラストが低下するのを防止するため、散乱放射線を除去するグリッドが用いられている。グリッドは、鉛等の放射線が透過しにくい物質を格子状に配列した構造を有しており、放射線検出器に対して斜めに入射する散乱放射線を格子で吸収している。また、グリッド構造が撮影されるのを防止するため、放射線の照射中にグリッドを放射線検出器の検出面と平行な方向に移動させている。
グリッドは、鉛を使用しているので、3〜4kg程度の重量を有している。そのため、数十ms程度という短い放射線の照射時間に合せてグリッドを移動させると、移動開始時の加速期間の慣性力によって放射線検出器に振動が発生する。
上述したFPDは、放射線を信号電荷に変換して蓄積し、蓄積した信号電荷を撮像信号として出力するが、撮像信号の出力時に振動が生じると、微弱な電荷容量が変動して画像にノイズが重畳されてしまう。これを防止するため、特許文献1、2記載の発明は、グリッドの移動停止後にFPDから撮像信号を読み出している。
特開2001−276029号公報 特開2005−237978号公報
特許文献1、2記載の発明は、FPDから撮像信号を読み出す際の振動を防止することはできるが、撮影中の振動を防止することはできない。そのため、撮影中のFPDの振動により、画像にボケが生じることがあった。
従来の放射線画像撮影装置は、放射線検出器が取り付けられている柱等の構造部材の剛性を高くして振動しにくくすることにより、画像のボケを小さくしている。しかし、構造部材の剛性を高くするのは、コスト的にも技術的にも限界があった。また、グリッドの移動開始時の加速度を小さくしてグリッドをゆっくりと動かすことにより、振動の原因となるグリッドの慣性力自体を小さくすることも行われている。しかし、この手法では、グリッドが所定の速度に達するまで放射線の照射を待たなければならないので、撮影指示から実際に放射線が照射されるまでのタイムラグが大きくなる。
本発明の目的は、グリッドの移動に伴う放射線検出器の振動によって、画像にボケが生じるのを防止する。
本発明の放射線画像撮影装置は、放射線源、撮像手段、撮影制御手段を備えている。放射線源は、被写体に放射線を照射する。撮像手段は、被写体を透過した放射線を検出する放射線検出器と、被写体と放射線検出器との間で被写体により散乱した放射線を除去するグリッドと、グリッドを放射線検出器の検出面と平行な方向に移動させるグリッド駆動機構とを有している。撮影制御手段は、グリッドの移動によって撮像手段に発生した振動の振幅が最大となる時点と、放射線の照射時間の略中間時点とが一致するように、放射線源に放射線を照射させる。
撮影制御手段は、放射線源に放射線を照射させる照射タイミングを取得する際に、撮像手段の振動に影響を与える複数の振動影響因子と、照射タイミングを表す複数のタイミング情報とが関連付けて格納されている照射タイミングテーブルを参照している。
タイミング情報として、グリッドの移動開始から撮像手段の振動の最初の振幅が最大となる時点までの時間を表す振幅時間を用いることができる。この場合、撮影制御手段は、振幅時間と放射線の照射時間とに基づいて照射タイミングを決定するのが好ましい。
また、別のタイミング情報として、撮像手段の振動速度の絶対値を用いてもよい。この場合、撮影制御手段は、振動速度計測手段によって撮像手段の振動速度を計測し、計測値が絶対値以下になったときに放射線源に放射線を照射させることが好ましい。
振動影響因子は、グリッドの移動速度である。また、その他の振動影響因子として、グリッドの種類または重量、撮像手段の重量、撮像手段に装着されるオプション装備の有無及び種類の少なくとも1つを用いてもよい。
撮影条件として、放射線の照射時間を用いるのが好ましい。また、放射線の照射量を自動的に制御する自動露出制御装置を備えた放射線画像撮影装置の場合には、被写体の性別、年齢、体型、撮影部位等の被写体に関する条件を用いてもよい。
撮影制御手段に、振動影響因子に基づいて、撮像手段の振動が放射線検出器による放射線の検出に悪影響を及ぼすか否かを判定させてもよい。振動が悪影響を及ぼさないと判定したときには、グリッドの移動開始と同時に放射線源に放射線を照射させてもよい。
また、撮影制御手段に、放射線の照射時間が撮像手段に発生する振動の1周期以上の長さであるか否かを判定させ、照射時間が振動の1周期以上の長さであるときには、グリッドの移動開始と同時に放射線源に放射線を照射させてもよい。
本発明の放射線画像撮影方法は、放射線検出器の検出面と平行な方向にグリッドの移動を開始するステップと、グリッドの移動によって撮像手段に発生した振動の振幅が最大となる時点と、放射線の照射期間の略中間時点とが一致するように、放射線源に放射線を照射させるステップと、被写体によって散乱した放射線を除去するグリッドを介して、被写体を透過した放射線を放射線検出器によって検出するステップとを備えている。
振動による撮像手段の変位量は、振幅のピーク付近で小さくなる。したがって、撮像手段の振動の振幅が最大となる時点と、放射線の照射時間の中間時点とを一定させることにより、放射線の照射時間中の撮像手段の変位量は、振幅のピーク付近以外で照射させたときよりも小さくなる。これにより、ボケの少ない画像を安定して取得することができる。また、撮像手段が取り付けられる構造部材の剛性を高くする必要がないので、ローコストである。更には、グリッドの移動開始時の加速度を小さくする必要もないので、放射線の照射タイミングに遅れが生じることもない。
第1実施形態のX線画像撮影システムの構成を示す概略図である。 グリッド移動速度とFPDユニットに生じる振動との関係を表したグラフである。 メモリに記憶されている振動影響因子に関する情報を示す説明図である。 第1実施形態の照射タイミングLUTを示す説明図である。 振幅時間に基づいてX線照射時間の中間時点とFPDユニットの振動の振幅が最大となる時点とを一致させた状態を示すグラフである。 グリッドの定速期間中にX線を照射していた従来例を示す参考図である。 第1実施形態の撮影手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のX線画像撮影システムの構成を示す概略図である。 第2実施形態の照射タイミングLUTを示す説明図である。 FPDユニットの振動速度に基づいてX線照射時間の中間時点とFPDユニットの振動の振幅が最大となる時点とを一致させた状態を示すグラフである。 第2実施形態の撮影手順を示すフローチャートである。 第3実施形態のX線画像撮影システムの構成を示す概略図である。 第3実施形態の撮影手順を示すフローチャートである。 X線照射時間の40%の時点とFPDユニットの振動の振幅が最大となる時点とを一致させた状態を示すグラフである。 FPDユニットの振動が画像に影響を及ぼさないときにグリッドの移動と同時にX線を照射する撮影手順を示すフローチャートである。 X線照射時間が振動の1周期以上であるときにグリッドの移動と同時にX線を照射する撮影手順を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明を用いたX線画像撮影システム10は、被写体HにX線を照射して、被写体Hの体内の様子を撮影する立位式のシステムであり、X線源11、X線撮影スタンド12、システムコントローラ13、コンソール装置14等から構成されている。
X線源11は、陰極のフィラメントからタングステンやモリブデン等のターゲットに電子を加速して入射させることによりX線を発生させるX線管である。X線源11から照射されるX線の線質や線量は、陰極に流す電流(管電流)や加速電圧(管電圧)を調節することにより、撮影する被写体Hや被写体Hの撮影部位に応じて適宜調節される。
X線撮影スタンド12は、床に据え付けられた支柱部17と、この支柱部17に上下動できるように取り付けられたFPDユニット18等から構成されている。FPDユニット18は、X線源11に対面するX線入射面19aが設けられた筐体19と、筐体19内に組み込まれたFPD20、グリッド21、グリッド駆動機構22を備えている。X線入射面19aには、撮影時に被写体Hの胸等の撮影部位が接触される。筐体19には、例えば被写体Hが撮影時に把持するつかまり棒23等のオプション装備が装着可能に構成されている。
FPD20は、入射したX線を可視光に変換せずに、直接的に電荷に変換する直接変換型フラットパネルディテクタであり、撮像面20aをX線入射面19aに向けて配置されている。FPD20は、被写体Hの胸部全体をカバーする程度の面積を持つ。FPD20は、例えば、TFTが形成されたガラス基板上に、画素毎に形成された画素電極、光導電膜、及びバイアス電極が積層された構造となっている。
光導電膜は、アモルファスセレン等からなり、X線の入射により、X線の線質や線量に応じた電荷を発生する。バイアス電極と画素電極との間にはバイアス電圧が印加され、バイアス電圧によって光導電膜内に電界が生じ、光導電膜内で発生した電荷が画素電極に収集される。画素電極は、収集した電荷を蓄積するコンデンサ上部の電極を構成する。画素電極はTFTに接続されており、コンデンサに蓄積された電荷はTFTを介して読み出される。FPD20は、TFTで読み出した電荷をA/D変換器によってデジタルな撮像信号に変換し、システムコントローラ13に出力する。
グリッド21は、FPD20の撮像面20aの前方に配置されており、撮像面20aを遮蔽可能な大きさを有している。グリッド21は、X線を遮蔽する多数の鉛の箔がX線の照射方向に対して平行に、間隙を設けながら積層されたグリッド構造を有している。X線源11から照射されたX線のうち、被写体Hを透過して減衰しながら直進したX線は、鉛箔の間隙を通過してFPD20の撮像面20aに到達する。これに対し、被写体H内で散乱して方向を変えた散乱X線は、鉛箔により遮断されてFPD20に到達しないので、コントラストの低下が防止される。
グリッド21は、X線源11とFPD20の撮像面20aまでの距離、すなわちX線の焦点距離に応じて、異なったグリッド構造のものが用いられる。これは、被写体Hを透過してきたX線が散乱X線と一緒に遮断されるのを防止するためである。したがって、被写体Hの撮影部位等に応じて、X線源11とFPDユニット18との距離が変更されたときには、その変更後の焦点距離に適合したグリッド構造を有するグリッド21に交換する必要があるので、FPDユニット18は、グリッド21が交換できるように構成されている。
グリッド駆動機構22は、X線の照射中にグリッド21を右方にスライドさせ、グリッド21のグリッド構造がFPD20に撮像されないようにする。グリッド駆動機構22は、モータ等のアクチュエータと、モータの回転によってグリッド21をFPD20の撮像面20aと平行に移動させる機構部品とによって構成されている。
図2は、グリッド21がグリッド駆動機構22によって移動されたときの速度変位を表している。実線で表した速度変位H1に示すように、グリッド21は、加速期間Taにおいて停止状態から徐々に速度が上がっていき、所定のグリッド移動速度V1に達したときに、定速期間Tf1の間だけグリッド移動速度V1が維持される。また、図示していないが、グリッド21は、定速期間Tf1から徐々に速度が落ちていく減速期間を経て停止する。
グリッド移動速度及び定速期間の長さは、X線の照射時間に応じて決まっている。例えば、X線照射時間が速度変位H1よりも長いときには、速度変位H2に示すように、グリッド移動速度V2がグリッド移動速度V1よりも遅くなり、定速期間Tf2が定速期間Tf1よりも長くなる。また、図示していないが、X線照射時間が速度変位H1よりも短いときには、グリッド移動速度がグリッド移動速度V1よりも速くなり、定速期間が定速期間Tf1よりも短くなる。なお、加速期間Taは、X線照射時間に係わらず一定になっている。したがって、グリッド移動速度によって加速期間の加速度が変化する。例えば、速度変位H2の加速度は、速度変位H1の加速度よりも小さくなっている。
システムコントローラ13は、キーボードやマウス、モニタ等を備えたコンソール装置14からの入力を受けて、X線画像撮影システム10の動作を統括的に制御する。システムコントローラ13は、撮影制御部25、信号処理部26、ストレージ27、通信インターフェース28等から構成される。
撮影制御部25は、例えばCPU31とメモリ32を有している。CPU31は、メモリ32に記憶されている制御プログラムに基づいて、データバス33を介してシステムコントローラ13の各部と制御信号やデータ等を送受信し、各種演算処理を行うことにより、システムコントローラ13の各部を統括的に制御する。
例えば、CPU31は、コンソール装置14によって設定されたX線照射時間に基づいて、グリッド21の移動速度を決定し、コンソール装置14からの撮影指示に基づいてグリッド駆動機構22を制御し、グリッド21の移動を開始させる。また、CPU31は、グリッド21の移動中に、X線源11にX線を照射させる。更に、CPU31は、図示しないタイミングジェネレータに所定の駆動信号を生じさせ、これをFPD20に入力することにより、FPD20の信号電荷の蓄積や、撮像信号の読み出しを制御する
信号処理部26には、FPD20から撮像信号が入力される。信号処理部26は、入力された撮像信号に、階調調節、ガンマ補正等の各種画像処理を施し、コンソール装置14のモニタへの表示に適した画像を生成する。また、信号処理部26で各種画像処理が施された画像(以下、単に画像または撮影した画像という)は、CPU31によってコンソール装置14のモニタに表示され、また、メモリやHDD等で構成されたストレージ27に記憶される。
コンソール装置14は、一般的なパーソナルコンピュータであり、内蔵したネットワーク回路によって、システムコントローラ13の通信I/F28に接続している。コンソール装置14は、例えば、インストールされているX線撮影システム用操作プログラムによって、X線源11、システムコントローラ13及びFPDユニット18を操作する。
図3に示すように、撮影制御部25のメモリ32には、制御プログラムの他、FPDユニット18にて使用されているグリッド21の種類に関するグリッド情報36と、FPDユニット18に装着されているオプション装備の有無及び種類に関するオプション情報37とが記憶されている。これらの情報は、コンソール装置14によってシステムコントローラ13に入力される。
撮影制御部25は、コンソール装置14から入力された撮影条件に基づいて、グリッド21の移動速度を決定する。撮影条件は、例えばX線の照射時間であり、例えば10ms〜2sの範囲内で設定される。上述したように、X線照射時間とグリッド移動速度とは、一定の相関関係を有しており、X線照射時間が短くなったときには、グリッド移動速度は速くなり、逆にX線照射時間が長くなったときには、グリッド移動速度は遅くなる。
ストレージ27には、撮影制御部25がX線源11にX線を照射させる照射タイミングを決定する際に参照する照射タイミングLUT40が記憶されている。図4に示すように、照射タイミングLUT40には、グリッド移動速度Vと、FPDユニット18で使用しているグリッドの種類と、オプション装備の有無及び種類と、振幅時間Tsとがそれぞれ関連付けて格納されている。
グリッド移動速度Vは、グリッド21の移動によってFPDユニット18に発生する振動に影響を与える振動影響因子の1つである。図2に示すように、グリッド21の速度変位H1によるFPDユニット18の振動S1は、グリッド21の加速期間Ta時の慣性力によって発生し、定速期間Tf1内で減衰する。グリッド21の加速期間の慣性力は、加速度によって変化するので、FPDユニット18に生じる振動は、グリッド移動速度Vによって変化することになる。したがって、速度変位H1よりも加速度が低い速度変位H2では、FPDユニット18に発生する振動S2の振幅が振動S1よりも小さくなり、周期が長くなる。なお、図示していないが、FPDユニット18に発生した振動は、減速期間の慣性力によって変化し、グリッド21の停止後に収束する。
グリッド21の種類も振動影響因子の1つである。上述したように、グリッド21は、X線源11とFPDユニット18との焦点距離に応じて交換されるが、交換時にグリッド21の重量が変わることがある。グリッド21の重量は、加速期間の加速度に影響する。例えば、グリッド21の種類Aが3kg、種類Bが4kgであるとき、種類Bのグリッド21を使用したときには、種類Aのグリッド21を使用したときに比べてグリッド21が移動しにくくなるので、加速度が小さくなる。そして、グリッド21の加速度によりFPDユニット18に対する慣性力が変化するので、グリッド21の種類によってFPDユニット18に生じる振動が変化することになる。
オプション装備の有無及び種類も振動影響因子の1つである。FPDユニット18に、つかまり棒23等のオプション装備を装着すると、FPDユニット18の重量が重くなる。すると、グリッド21の慣性力の影響を受けにくくなるので、振動の振幅が小さくなり、周期が長くなる。逆に、装着されていたオプションを取り外すと、装着時に比べて振動の振幅が大きくなり、周期が短くなる。
図5に示すように、振幅時間Tsとは、グリッド21の移動開始から、グリッド21の移動によってFPDユニット18に発生した振動Sの最初の振幅が最大となる時点までの時間である。振幅時間Tsは、FPDユニット18に生じる振動Sの大きさによって変化する。すなわち、振幅時間Tsは、グリッド移動速度V、グリッド21の種類、オプション装備の有無及び種類からなる振動影響因子の組み合わせによって変化することになる。そのため、振幅時間Tsは、X線画像撮影システム10の製造時に、複数のグリッド移動速度Vと、重量の異なる複数種類のグリッド21と、各種オプション装備の有無との組み合わせによって予め計測され、この計測値が照射タイミングLUT40に格納されている。
図4に示すように、照射タイミングLUT40のNo.1は、グリッド移動速度Vが50mm/s、グリッド21の種類A、オプション無しのときには、例えば振幅時間Tsは60msである。また、No.2のように、グリッド移動速度V及びグリッド21の種類がNo.1と同じで、FPDユニット18につかまり棒23が装着された場合には、FPDユニット18がグリッド21の慣性力の影響を受けにくくなる。したがって、No.1の場合と比べてFPDユニット18の振動の振幅が小さくなり、周期が長くなるので、振幅時間Tsは、No.1よりもわずかに長くなる。
また、照射タイミングLUT40のNo.3のように、グリッド移動速度V及びオプションの状態がNo.1と同じで、グリッド21として種類Bを使用している場合、グリッド21の慣性力自体が小さくなる。したがって、No.1の場合と比べてFPDユニット18の振動の振幅が小さくなり、周期が長くなるので、振幅時間Tsは、No.1よりもわずかに長くなる。
撮影制御部25は、照射タイミングLUT40を参照し、X線の照射時間tに基づいて決定したグリッド移動速度Vと、メモリ32内に記憶しているグリッド情報36及びオプション情報37とに基づいて、振幅時間Tsを選択する。そして、選択した振幅時間TsとX線の照射時間tとに基づいて、X線の照射を開始する照射タイミング時間Txを決定する。この照射タイミング時間Txは、例えば、Ts−t/2によって求められる。
例えば、X線照射時間tが30msのとき、グリッド移動速度Vは50mm/sとなる。また、グリッド21の種類がAで、オプション装備が無い場合には、振幅時間Tsが60msとなる。このようにして求めたX線照射時間t及び振幅時間Tsを上記式にて演算すると、照射タイミング時間Txは45msとなる。
撮影制御部25は、グリッド21の移動開始から45ms後にX線源11にX線を照射させる。これにより、X線照射時間tの中間時点t/2と、FPDユニット18の振動S1の最初の振幅が最大となる時点とが一致する。FPDユニット18の振動Sは、振幅のピーク付近では変位量が小さくなる。したがって、X線照射時間中のFPDユニット18の変位量である照射中変位量D1は、振幅のピーク付近以外でX線を照射したときに比べて格段に減少する。
図6は、従来のX線画像撮影装置によるX線の照射タイミングを示す参考図である。従来は、FPDユニット18の振動による画像のボケを防止するため、FPDユニット18の振動が減衰する定速期間Tf中にX線の照射を開始していた。しかし、FPDユニット18に生じる振動によっては、振動Sの振幅のピーク付近以外でX線が照射されてしまうため、照射中変位量D2が大きくなり、画像にボケが生じることがあった。これに対し、本発明は、X線照射時間t中のFPDユニット18の変位量が小さくなるので、従来のX線画像撮影装置によって発生していた画像のボケを防止することができる。
上記実施形態の作用について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。コンソール装置14の操作により、X線照射時間tが入力される(S1)。撮影制御部25は、入力されたX線照射時間tに基づいて、グリッド移動速度Vを決定する(S2)。例えば、入力されたX線照射時間tが30msのとき、グリッド移動速度Vは、50mm/sとなる。
撮影制御部25は、ストレージ27に記憶されている照射タイミングLUT40を参照し、先に決定したグリッド移動速度Vと、メモリ32に記憶しているグリッド情報36及びオプション情報37とに基づいて、振幅時間Tsを選択する(S3)。例えば、グリッド21の種類がAであり、オプション無しであるとき、振幅時間Tsは60msとなる。
撮影制御部25は、X線照射時間t、振幅時間Tsに基づいて、照射タイミング時間Txを算出する(S4)。上述したように、X線照射時間tが30ms、振幅時間Tsは60msなので、照射タイミング時間Txは、例えば45msとなる。
コンソール装置14の操作により撮影が指示されると(S5)、撮影制御部25は、グリッド駆動機構22のアクチュエータを制御してグリッド21を移動させる(S6)。撮影制御部25は、内蔵するタイマによってグリッド21の移動開始からの時間を計測する(S7)。撮影制御部25は、照射タイミング時間Txの経過後にX線源11にX線を照射させ、FPD20にX線を受像させる(S8)。FPD20は、光導電膜でX線の線質や線量に応じた電荷を発生し、画素電極のコンデンサに蓄積する。
図5に示すように、照射タイミング時間TxでX線を照射することにより、X線照射時間tの中間時点t/2と、FPDユニット18に生じている振動Sの最初の振幅が最大となる時点とが一致する。これにより、照射中変位量D1は非常に小さくなるので、FPDユニット18の振動による画像のボケは発生しない。
撮影制御部25は、グリッド21が所定距離の移動を終えたときに、グリッド駆動機構22のアクチュエータを停止し、グリッド21を停止させる(S9)。撮影制御部25は、グリッド21の停止後、FPD20から撮像信号を読み出して信号処理部26に入力させる(S10)。撮像信号の読み出し時にFPD20が振動しないので、撮像信号にノイズが重畳することはない。信号処理部26の各種画像処理により生成された画像は、ストレージ27に記憶され、通信I/F50を介してコンソール装置14のモニタに表示される。
撮影制御部25は、FPD20から撮像信号を読み出した後、グリッド駆動機構22のアクチュエータを逆方向に駆動させ、グリッド21を元の位置に戻す(S11)。これにより、すぐに次の撮影を行うことができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、振幅時間Tsから照射タイミング時間Txを求めたが、FPDユニット18の振動速度からX線の照射タイミングを得てもよい。以下、振動速度を用いてX線の照射タイミングを得る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同じ構成については、同符号を用いて説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態のX線画像撮影装置50は、FPDユニット18内に、FPDユニット18の振動速度を計測する振動速度計測器51が内蔵されている。振動速度計測器51は、グリッド21の移動に同期してFPDユニット18の振動速度を計測し、その計測値を撮影制御部25に入力する。また、ストレージ27には、第1実施形態とはタイミング情報の内容が異なっている照射タイミングLUT54が記憶されている。
図9に示すように、照射タイミングLUT54には、振幅時間Tsに代えて、FPDユニット18の所定の時点での振動速度Svが格納されている。図10に示すように、振動速度Svは、X線照射時間tの中間時点t/2とFPDユニット18の振動Sの最初の振幅が最大となる時点とを一致させたときに、X線照射時間tの開始時点PにおけるFPDユニット18の振動速度である。本実施形態では、FPDユニット18の振動Sの振動速度が、振幅のピークに近づくにしたがって低下していくことに着目し、振動速度が振動速度Sv以下になったときにX線を照射している。
振動Sのピーク付近の振動速度の変位は、振動Sの振幅が小さくなり、または周期が長くなるにしたがって緩やかになる。すなわち、振動速度Svも振動Sの大きさによって変化するので、振動速度Svは、グリッド移動速度V、グリッド21の種類、オプション装備の有無及び種類からなる振動影響因子の組み合わせによって変化させる必要がある。本実施形態では、第1実施形態と同様に、X線画像撮影システム10の製造時に、複数のグリッド移動速度Vと、重量の異なる複数種類のグリッド21と、各種オプション装備の有無との組み合わせによって振動速度Svを予め計測しておき、この計測値を照射タイミングLUT54に格納している。
図11に示すように、撮影制御部25は、第1実施形態と同様に、X線照射時間tに基づいてグリッド移動速度Vを決定する(S1,S2)。次いで、グリッド移動速度Vとグリッド情報36及びオプション情報37に基づいて、照射タイミングLUT54から振動速度Svを選択する(S20)。撮影指示(S5)の後、グリッド21の移動と、振動速度計測器51によるFPDユニット18の振動速度の計測が開始される(S21)。計測された振動速度は、リアルタイムに、または所定の時間間隔で撮影制御部25に送信される。
撮影制御部25は、先に選択した振動速度Svと、振動速度計測器51から入力された計測値とを比較し(S22)、計測値が振動速度Sv以下になったときにX線源11にX線を照射させる(S8)。これにより、図10に示すように、X線照射時間tの中間時点t/2と、FPDユニット18の振動Sの最初の振幅が最大となる時点とが一致するので、照射中変位量D1を小さくすることができる。
FPDユニット18に生じる振動は、グリッド21の移動に伴うものだけではなく、何らかの外的要因による場合も考えられる。そこで、振動速度計測器51の計測値を利用し、例えば計測値が予め定めた規定値以上の値となったときには、再撮影を促すように構成してもよい。
[第3実施形態]
第1実施形態及び第2実施形態では、予め設定したX線照射時間に基づいて、X線を被写体に照射するX線画像撮影装置を例に説明したが、照射されたX線量を検出し、所定のX線量に達したときにX線の照射を停止する自動露出制御装置(以下、AECと省略する)を備えたX線画像撮影装置にも本発明を適用することができる。以下、AECを備えたX線画像撮影装置に関する第3実施形態について説明するが、第1実施形態及び第2実施形態と同じ構成については、同符号を用いて説明を省略する。
図12に示すように、第3実施形態のX線画像撮影装置60は、FPD20とグリッド21との間に、X線の照射状態を検出するフォトタイマ61が配置されている。フォトタイマ61は、被写体Hを透過したX線を検出して電気信号に変換し、システムコントローラ13に設けられたAEC制御部62に電気信号を入力する。AEC制御部62は、フォトタイマ61から入力された電気信号に基づいてX線の照射量を特定し、X線照射量が予め設定された基準X線照射量Eに達したときに、撮影制御部25に照射停止信号を入力する。撮影制御部25は、照射停止信号に基づいてX線源11にX線の照射を停止させる。
次に、図13のフローチャートを用いて本実施形態の作用を説明しながら、第1実施形態との相違点について説明する。X線画像撮影装置60では、撮影条件として、例えば被写体Hの性別、年齢、体型、撮影部位等の、被写体Hに関する条件がコンソール装置14から入力される(S30)。AEC制御部62は、入力された撮影条件に基づいて、適正濃度の画像取得に必要な基準X線照射量Eを決定する(S31)。撮影制御部25は、基準X線照射量Eと、X線源11の単位時間あたりのX線量とに基づいて、X線照射時間tを決定する(S32)。ステップS32以降は、第1実施形態と同じステップS2、S3が実行される。
図14に示すように、本実施形態のステップS33では、例えばX線照射時間tの40%の時点と、振動Sの最初の振幅が最大となる時点とが一致するように、照射タイミング時間Txを求めている。例えば、X線照射時間t及び振幅時間Tsが、第1実施形態で例示した値と同じ30ms及び60msであるとき、照射タイミング時間Txは48msとなり、第1実施形態の45msよりもわずかに遅くなる。
AECを用いた撮影では、被写体の個体差によって、実際の撮影時のX線照射時間が撮影制御部25によって決定されたX線照射時間tよりも短くなる傾向がある。本実施形態では、この点に着目し、撮影制御部25で決定したX線照射時間tの40%の時点が、振動の最初の振幅が最大となる時点に一致するようにX線を照射させることで、実際の撮影ではX線照射時間tの略中間時点が振動の振幅が最大となる時点に一致するようにしている。これにより、第1、第2実施形態と同様に、照射中変位量D1を小さくすることができる。
ステップS5〜S11では、第1実施形態と同じステップS2、S3が実行される。なお、ステップS8とS9の間では、フォトタイマ61により検出されたX線照射量と基準X線照射量Eとが比較され(S34)、X線照射量が基準X線照射量Eに達したときにX線源11のX線の照射が停止される(S35)。
なお、FPDユニット18の振動の最初の振幅が最大となる時点に一致させるべきX線照射時間tの時点としては、40%に限定されず、過去の実績等から任意に決めてもよい。また、被写体Hの体厚や、撮影部位等に応じて適宜変更してもよい。
[第4実施形態]
FPDユニット18の振動時の変位量がFPD20の1画素のサイズ以下であるときには、画像に悪影響が生じないことが分かっている。また、上述したようにFPDユニット18に生じる振動は、グリッド移動速度V、グリッド21の種類、オプション装備の有無及び種類からなる振動影響因子に影響されるので、これらの振動影響因子の組み合わせから、FPDユニット18に生じる振動の大きさを推定することも可能である。
そこで、図15に示すように、振動影響因子であるグリッド移動速度Vが決定された段階(S2)で、撮影制御部25によってFPDユニット18に生じる振動の大きさを推定し(S40)、推定した振動が画像に悪影響を及ぼすときには、第1実施形態のステップS3〜S11を実行する(S41)。また、推定した振動が画像に悪影響を及ぼさない場合には、グリッド21の移動開始と同時にX線を照射させ、撮影を開始してもよい(S42)。これによれば、撮影指示からX線の照射が開始されるまでのタイムラグを短くすることができる。
[第5実施形態]
また、本発明のX線の照射タイミングの調整は、X線照射時間tがFPDユニット18に生じる振動の1周期以内の長さでないと効果が得られない。そこで、図16に示すように、X線照射時間tが、FPDユニット18の振動の1周期よりも長くなる蓋然性が高い規定値以上であるときには(S50)、グリッド21の移動開始と同時にX線を照射させ、撮影を開始してもよい(S41)。
なお、FPDユニット18に生じる振動は、X線画像撮影システム10の振動影響因子だけでなく、X線画像撮影システム10が設置される設置場所固有の因子、例えば床の強度などにも影響を受ける。そのため、振幅時間Ts、振動速度Vs等のタイミング情報は、X線画像撮影システム10を設置してから測定し、照射タイミングLUTに格納してもよい。
振動影響因子として、グリッドの種類及びオプション装備の有無及び種類を用いたが、グリッドの重量、FPDユニットの重量等を振動影響因子として用いてもよい。また、X線照射時間の略中間時点は、FPDユニットの振動の2周期目以降の振幅が最大となる時点に一致させてもよい。
上記各実施形態は、直接変換型のFPDを例に説明したが、間接変換型のFPD、IPやイメージインテンシファイア、フイルム等を用いる放射線画像撮影装置にも適用可能である。また、被写体が起立した状態で撮影を行う立位式のX線画像撮影装置を例に説明したが、診察台に横たわった状態で撮影を行う臥位式の放射線画像撮影装置や、乳ガンの検診に用いるマンモグラフィ等にも適用可能である。
以上、本発明に係るX線画像撮影システムについて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10、50、60 X線画像撮影システム
11 X線源
12 X線撮影スタンド
13 システムコントローラ
14 コンソール装置
20 FPD
21 グリッド
22 グリッド駆動機構
25 撮影制御部
32 メモリ
36 グリッド情報
37 オプション情報
40、54 照射タイミングLUT
51 振動速度計測器
61 フォトタイマ
62 AEC制御部

Claims (11)

  1. 被写体に放射線を照射する放射線源と、
    前記被写体を透過した放射線を検出する放射線検出器、前記被写体と前記放射線検出器との間で前記被写体により散乱した放射線を除去するグリッド、及び前記グリッドを前記放射線検出器の検出面と平行な方向に移動させるグリッド駆動機構を有する撮像手段と、
    前記グリッドの移動によって前記撮像手段に発生した振動の振幅が最大となる時点と、前記放射線の照射時間の略中間時点とが一致するように、前記放射線源に放射線を照射させる撮影制御手段とを備えたことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記撮影制御手段は、前記撮像手段の振動に影響を与える複数の振動影響因子と、前記放射線源に放射線を照射させる照射タイミングを表す複数のタイミング情報とが関連付けて格納されている照射タイミングテーブルを参照し、予め設定された撮影条件に適合した前記照射タイミングを取得することを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記タイミング情報は、前記グリッドの移動開始から前記撮像手段の振動の最初の振幅が最大となる時点までの時間を表す振幅時間であり、前記撮影制御手段は、前記振幅時間と前記放射線の照射時間とに基づいて前記照射タイミングを決定することを特徴とする請求項2記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記タイミング情報は、前記撮像手段の振動速度の絶対値であり、前記撮影制御手段は、振動速度計測手段によって前記撮像手段の振動速度を計測し、計測値が前記絶対値以下になったときに前記放射線源に放射線を照射させることを特徴とする請求項2記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記振動影響因子は、前記グリッドの移動速度であることを特徴とする請求項2〜4いずれか記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記振動影響因子は、前記グリッドの種類または重量、前記撮像手段の重量、前記撮像手段に装着されるオプション装備の有無及び種類の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項5記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記撮影条件は、前記放射線の照射時間であることを特徴とする請求項2〜6いずれか記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記撮影条件は、前記被写体に関する条件であることを特徴とする請求項2〜6いずれか記載の放射線画像撮影装置。
  9. 前記撮影制御手段は、前記振動影響因子に基づいて、前記撮像手段の振動が前記放射線検出器による放射線の検出に悪影響を及ぼすか否かを判定し、悪影響がないと判定したときには、前記グリッドの移動開始と同時に前記放射線源に放射線を照射させることを特徴とする請求項2〜8いずれか記載の放射線画像撮影装置。
  10. 前記撮影制御手段は、前記放射線の照射時間が前記撮像手段に発生する振動の1周期以上の長さであるか否かを判定し、前記照射時間が前記振動の1周期以上の長さであるときには、前記グリッドの移動開始と同時に前記放射線源に放射線を照射させることを特徴とする請求項2〜8いずれか記載の放射線画像撮影装置。
  11. 放射線検出器の検出面と平行な方向にグリッドの移動を開始するステップと、
    前記グリッドの移動によって撮像手段に発生した振動の振幅が最大となる時点と、放射線の照射期間の略中間時点とが一致するように、放射線源に放射線を照射させるステップと、
    被写体によって散乱した放射線を除去する前記グリッドを介して、前記被写体を透過した放射線を前記放射線検出器によって検出するステップとを備えたことを特徴とする放射線画像撮影方法。
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