JP5452165B2 - キヌクリジン類の製造法 - Google Patents

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Description

本発明は、シェーグレン症候群等の治療薬として有用なセビメリンに代表される2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンの立体異性体の製造法に関する。
2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジン(以下、QMFという)は優れたコリン作働薬であり、そのうちシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジン(以下、cis−QMFという)は、唾液分泌促進作用を有し、シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善薬として広く用いられている(特許文献1)。
当該cis−QMFの製造法としては、3−ヒドロキシ−3−メルカプトメチルキヌクリジン(以下、QHTという)とアルデヒドとを三フッ化ホウ素・エーテル錯体の存在下で反応させてQMFのシス−トランス混合物を得、次いで分別結晶法などにより製造できることが知られている(特許文献1)。また、この分別結晶法で分離されたトランス型QMF(以下、trans−QMFという)を、金属ハロゲン化物や硫酸、有機スルホン酸を作用させてcis−QMFに異性化する方法も知られている(特許文献2、3、4)。また、QHTとアルデヒドとをスズのハロゲン化物、リンの酸素酸類、オキシハロゲン化物及び有機スルホン酸からなる群より選ばれた触媒の存在下に反応させてcis−QMFを得る方法、スズのハロゲン化物の存在下にtrans−QMFをcis−QMFに異性化する方法も報告されている(特許文献5)。さらに、QMFのシス−トランス混合物にカンファスルホン酸等の有機スルホン酸を反応させて、cis−QMFを製造する方法も報告されている(特許文献6)。
特開昭61−280497号公報 特開昭64−16787号公報 特開昭64−45387号公報 特開昭64−104079号公報 特開平8−319287号公報 US2009/0182146
しかしながら、これら従来の製造法はいずれも有機溶媒中で反応を行う方法であり、環境に対する負荷が大きく、また有機溶媒の回収にはさらに多くのエネルギーが必要となる。また、従来法においては、金属ハロゲン試薬を使用しており、これらの金属ハロゲン試薬は湿気・水分等で容易に失活するため工業的利用には不向きであり、金属ハロゲン試薬を回避する方法が望まれていた。さらに、反応収率も十分満足すべきものではなく、さらなる改良が望まれていた。
従って、本発明は、環境負荷が小さく、かつ工業的に有利なcis−QMFの製造法を提供することを課題とする。
そこで本発明者は、QHTからcis−QMFまでの製造工程を水溶媒中で行うべく種々検討したところ、QHTとアルデヒドの反応を水溶媒中、工業的に入手容易で安全な酸触媒の存在下で行うことにより、効率良くQMFシス−トランス混合物が得られることを見出した。また、得られたQMFシス−トランス混合物にp−ニトロ安息香酸を反応させて分割を行えばcis−QMFが容易に分離できること、さらには分離したろ液中のtrans−QMFも効率良くQMFシス−トランス混合物に異性化できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の発明を提供するものである。
(1)2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物にp−ニトロ安息香酸を反応させ、次いで分割してシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩を得、次いでこれを塩酸塩に変換することを特徴とするシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジン塩酸塩の製造法。
(2)2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物にp−ニトロ安息香酸を反応させて2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩のシス−トランス異性体混合物を得、これを分割してシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩を得るものである(1)記載の製造法。
(3)2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物の硫酸水溶液にp−ニトロ安息香酸及び水酸化ナトリウムを反応させてシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩を晶析させるものである(1)記載の製造法。
(4)前記2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物が、水溶媒中、酸触媒の存在下に、3−ヒドロキシ−3−メルカプトメチルキヌクリジンにアルデヒドを反応させて得られたものである(1)〜(3)のいずれかに記載の製造法。
(5)前記分割によりトランス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンを得、これを異性化して2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス混合物とし、これを原料として用いる工程を含むものである(1)〜(4)のいずれかに記載の製造法。
(6)異性化反応が、トランス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンに、有機溶媒中、(a)三フッ化ホウ素・エーテル錯体とp−ニトロ安息香酸、又は(b)塩酸若しくは臭化水素酸とアルデヒドを反応させるものである(5)記載の製造法。
(7)前記2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物が、有機溶媒溶液又は硫酸水溶液として用いられる(1)〜(6)のいずれかに記載の製造法。
(8)水溶媒中、酸触媒の存在下に、3−ヒドロキシ−3−メルカプトメチルキヌクリジンにアルデヒドを反応させることを特徴とする2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物の製造法。
(9)トランス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンに、有機溶媒中、(a)三フッ化ホウ素・エーテル錯体とp−ニトロ安息香酸、又は(b)塩酸若しくは臭化水素酸とアルデヒドを反応させることを特徴とする2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス混合物の製造法。
(10)シス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩。
(11)シス型2−メチルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩。
本発明の水溶媒中の反応により得られたQMFシス−トランス混合物は再度、分割に利用可能である。本法は分割法であるため、ろ液中のtrans−QMFを異性化し、QMFシス−トランス混合物として効率良く回収・再利用(分割)する操作は重要なプロセスである。従来法として、金属ハロゲンや硫酸、有機スルホン酸による異性化方法が報告されているが(特許文献2、3、4)、反応収率、異性化率ともに十分満足するものでない。
本発明はQHTからQMFシス−トランス混合物を得る工程、p−ニトロ安息香酸による分割工程及び分割したろ液中のtrans−QMFをQMFシス−トランス混合物に異性化し再利用する工程からなっており、上記一連の工程は高収率で進行し、水溶媒系で行えるため、環境負荷が小さく、かつ工業的に有利にcis−QMFが得られる。
本発明の製造法を反応式で示せば、次のとおりである。
Figure 0005452165
(式中、Rはアルキル基を示し、PNBはp−ニトロ安息香酸を示す)
以下、各工程毎に説明する。
(1)アセタール化工程
本工程は、水溶媒中、酸触媒の存在下、QHTにアルデヒドを反応させてQMFのシス−トランス異性体混合物を得る工程である。
この反応に用いられるアルデヒド(RCHO)としては、アセトアルデヒド、パラアルデヒド、プロピルアルデヒド、ブチルアルデヒド、アセトアルデヒドジエチルアセタール等の炭素数2〜6のアルデヒドが挙げられる。このうち、アセトアルデヒド、パラアルデヒドが特に好ましい。従って、Rとしては炭素数1〜5のアルキル基が挙げられ、このうちメチル基が好ましい。
用いられる酸触媒としては、臭化水素酸、硫酸、塩酸、塩化水素、過塩素酸等が挙げられ、このうち臭化水素酸、硫酸、塩酸が好ましい。
アルデヒドの使用量はQHTに対して0.5〜5当量が好ましく、酸触媒の使用量はQHTに対して3〜7.5当量が好ましい。また、本発明は、水溶媒中で行うことができ、環境上の負荷が小さい。使用する水の量は、QHTが溶解する量でよく、例えばQHT 1重量部に対して1重量部で十分である。反応は0〜40℃、より好ましくは20〜25℃という穏和な条件で進行する。反応時間は通常、5〜10時間で十分である。
(2)分割工程
本工程は、QMFシス−トランス異性体混合物にp−ニトロ安息香酸を反応させ、次いでシス体とトランス体を分割してcis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩(cis−QMF・PNB)を得る工程である。この工程によれば、p−ニトロ安息香酸を用いることにより、QMFシス−トランス異性体混合物からcis−QMFが効率良く分割できる。
本工程の態様としては、QMFシス−トランス異性体混合物にp−ニトロ安息香酸を反応させて、QMF・p−ニトロ安息香酸塩のシス−トランス混合物を得、これを分別晶析法などによりシス体とトランス体を分割して、cis−QMF・p−ニトロ安息香酸を得る方法(2−a)がある。また、他の態様として、QMFシス−トランス異性体混合物の硫酸水溶液にp−ニトロ安息香酸及び水酸化ナトリウムを反応させて、cis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩を選択的に晶析させる方法(2−b)がある。前記アセタール工程を水溶媒中で行い、続いて水系溶媒中で反応を行うことができる点から、後者の態様が特に好ましい。
まず、上記(2−a)の態様について説明する。QMFシス−トランス異性体混合物とp−ニトロ安息香酸との反応は、例えばトルエン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素系溶媒中、QMFシス−トランス混合物に対して1〜2当量、好ましくは0.9〜1.5当量のp−ニトロ安息香酸を反応させることにより行なわれる。反応温度は0〜70℃、特に20〜30℃が好ましい。生成したQMF・p−ニトロ安息香酸塩シス−トランス混合物は、結晶として単離可能である。得られたQMF・p−ニトロ安息香酸塩シス−トランス混合物は、通常の分別晶析法、例えばこれを水に溶解してcis−QMF・p−ニトロ安息香酸を優先的に晶析させることにより行うことができる。この時、必要に応じて、cis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩の種晶を添加してもよい。具体的には水を添加して溶解後、徐々に冷却すればよい。析出した結晶は、ろ過、水洗、乾燥等により単離することができる。
(2−b)の態様は、具体的にはQMFシス−トランス異性体混合物を硫酸水溶液に溶解し、水酸化ナトリウムを加えながらp−ニトロ安息香酸を添加し、cis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩を選択的に晶析させる。硫酸の使用量は、QMFシス−トランス混合物に対し0.1〜2当量、特に0.5〜1当量が好ましい。水酸化ナトリウムの使用量は、加えた硫酸量に対し0.2〜4当量、特に1〜2当量が好ましい。p−ニトロ安息香酸の使用量は、QMFシス−トランス混合物に対して0.1〜1当量、特に0.4〜0.7当量が好ましい。
前記原料を添加した後、加熱して全ての原料を溶解し、熟成後、徐々に冷却すれば、cis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩が選択的に晶析する。溶解温度付近でcis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩の種晶を添加してもよい。析出した結晶は、ろ過、水洗、乾燥等により単離することができる。
(3)塩酸塩化工程
本工程は、cis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩をcis−QMF塩酸塩に変換する工程である。この反応は、cis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩を、アルカリ処理後塩酸、塩化水素等を反応させることにより行うことができる。アルカリ処理は例えば水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等を、cis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩に対して1当量以上添加すればよい。次に、塩酸/アルコールを添加してcis−QMF塩酸塩を析出させることにより行うことができる。また、cis−QMF塩酸塩は、水分調整によりcis−QMF塩酸塩1/2水和物等の水和物とすることもできる。
(4)異性化工程
本工程は、前記分割工程で分離したcis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩の残分であるtrans−QMFを異性化してQMFのシス−トランス混合物とする工程である。この異性化工程は、trans−QMFに、有機溶媒中、(a)三フッ化ホウ素・エーテル錯体とp−ニトロ安息香酸を反応させるか、あるいは(b)塩酸又は臭化水素酸とアルデヒドを反応させることにより行われる。異性化工程の原料であるtrans−QMFは、前記のcis−QMF・p−ニトロ安息香酸塩を分割した残部から、トルエン、キシレン等の有機溶媒により抽出することにより得ることができる。
上記(a)法に用いられる、三フッ化ホウ素・エーテル錯体としては、三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体、三フッ化ホウ素・ジブチル錯体、三フッ化ホウ素・tert-ブチルメチルエーテル錯体が挙げられる。当該三フッ化ホウ素・エーテル錯体の使用量は、trans−QMFに対し、2〜4当量、特に3〜3.5当量が好ましい。p−ニトロ安息香酸の使用量は、trans−QMFに対して0.5〜2当量、特に1〜1.5当量が好ましい。(a)法は、前記トルエン等の有機溶媒中、20〜50℃、特に30〜40℃で行われ、反応時間は、1〜3時間で十分である。
上記(b)法に使用するアルデヒドとしては、前記アセタール化工程と同様のものが挙げられる。用いられる有機溶媒は、トルエン等の有機溶媒中でもよいが、トルエン−水等の有機溶媒−水の2相系とするのが好ましい。より具体的には、トルエン−塩酸水溶液、又はトルエン臭化水素酸水溶液の2相系である。
アルデヒドの使用量は、trans−QMFに対して1〜5当量、特に2〜3当量が好ましい。塩酸又は臭化水素酸の使用量は、trans−QMFに対して3〜6当量、特に5〜5.5当量が好ましい。反応は、0〜40℃、特に10〜15℃で行うのが好ましく、反応時間は15〜20時間で十分である。
本発明においては、前記分割工程で分離したtrans−QMFを異性化し、これを分割工程に付すのが好ましい。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1
(1)撹拌機、温度計を備えた100mL3つ口コルベンにQHT 10.0gと水20mLを加え、10〜15℃に冷却した。パラアルデヒド7.63g及び48%臭化水素酸水溶液48.6gを滴下後、40℃に昇温し同温度で20時間撹拌した。反応液を25℃に冷却しトルエン42mLを加え分液した。水層に再度、トルエン42mLを加え分液後、分離した水層を10〜15℃に冷却した。28%水酸化ナトリウム水溶液33mLを加え強アルカリにした後、トルエン84mLで抽出・分液した。トルエン層に水16.8mLを加え分液し、分離したトルエン層に活性炭0.84gを加え撹拌後、活性炭をろ過した。ろ別した活性炭はトルエン16.8mLで洗浄した。ろ液にp−ニトロ安息香酸7.19gを加え撹拌し、p−ニトロ安息香酸塩として析出した結晶を加熱溶解させた。徐冷により結晶を析出させた後、ヘキサン50mLを加え10〜15℃で2時間撹拌した。析出結晶をろ過後、ヘキサン34mLで洗浄し、ろ別した結晶を減圧下加熱乾燥することによりQMB(シス体、トランス体のp−ニトロ安息香酸塩の混合物)15.71gを得た。なお、得られた混合物のシス体、トランス体比率を液体クロマトグラフィーで分析した結果、シス体/トランス体=57.5/42.5であった。
(2)(1)で得られたQMB 7.00gに水35mLを加え加熱溶解した。徐冷し溶解温度付近で種晶を添加し結晶を析出させ10〜15℃で2時間撹拌した。析出結晶をろ過後、水7mLで洗浄し、ろ別した結晶を減圧下加熱乾燥することによりQCB(シス体に富化したシス体、トランス体のp−ニトロ安息香酸塩の混合物)3.63gを得た。なお、得られた混合物のシス体、トランス体比率を液体クロマトグラフィーで分析した結果、シス体/トランス体=89.6/10.4であった。
(3)種晶を全く加えないことに変更する以外は前記(2)と同様に反応させた。得られた混合物のシス体、トランス体比率を液体クロマトグラフィーで分析した結果、シス体/トランス体=86.1/13.9であった。
実施例2
(1)撹拌機、温度計を備えた10L 4つ口コルベンにQHT 500gと水500mLを加え、10〜15℃に冷却した。パラアルデヒド381.3g及び48%臭化水素酸水溶液1945.6gを滴下後、20〜30℃に昇温し同温度で5時間撹拌した。反応液を10〜15℃に冷却し、28%水酸化ナトリウム水溶液1350mLを加え強アルカリにした後、トルエン3750mLで抽出・分液した。トルエン層に水1500mLを加え分液し、分離したトルエン層に10%硫酸水溶液1040mLを加え撹拌後、分液した。分離したトルエン層に再度、10%硫酸水溶液100mLを加え撹拌後、分液した。全ての硫酸水層を併せ、QMF/硫酸水溶液(シス体、トランス体混合物の硫酸水溶液)として得た。
(2)(1)で得られたQMF/硫酸水溶液にp−ニトロ安息香酸192.3g及び28%水酸化ナトリウム157mLを加え撹拌した。p−ニトロ安息香酸塩として析出した結晶を加熱溶解後、徐冷した。溶解温度付近で種晶を添加し結晶を析出させ10〜15℃で2時間撹拌した。析出結晶をろ過後、水500mLで洗浄し、ろ別した結晶を減圧下加熱乾燥することによりQCB(シス体に富化したシス体、トランス体のp−ニトロ安息香酸塩の混合物)372.6gを得た。なお、得られた混合物のシス体、トランス体比率を液体クロマトグラフィーで分析した結果、シス体/トランス体=89.8/10.2であった。
(3)(2)で得られたQCB 370.0gに水1850mLを加え加熱溶解した。徐冷し溶解温度付近で種晶を添加し結晶を析出させ10〜15℃で2時間撹拌した。析出結晶をろ過後、水370mLで洗浄し、ろ別した結晶を減圧下加熱乾燥することによりQCB−1(シス体に富化したシス体、トランス体のp−ニトロ安息香酸塩の混合物)303.6gを得た。なお、得られた混合物のシス体、トランス体比率を液体クロマトグラフィーで分析した結果、シス体/トランス体=98.3/1.7であった。
実施例3
(1)実施例2(2)で得られたろ液2099.2g(シス体/トランス体=22.3/77.7 含量:QMFとして222.2g)に28%水酸化ナトリウム水溶液131mLを加え、強アルカリにした後、トルエン2043mLで2回抽出した。トルエン層に水817mLを加え分液し、分離したトルエン層に活性炭40.9gを加え撹拌後、活性炭をろ過した。ろ別した活性炭はトルエン409mLで洗浄後、ろ液にp−ニトロ安息香酸186.3gを加え撹拌した。反応系内を窒素雰囲気下とした後、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体553.9gを加え、40℃に加温後1.5時間撹拌した。反応液を10〜15℃に冷却後、水817mL及び28%水酸化ナトリウム水溶液1021mLを加え、強アルカリにした後、析出不溶物をろ過し、残渣をトルエン817mLで洗浄した。ろ液を分液し、トルエン層を水817mLで水洗後、トルエン層に活性炭39.5gを加え撹拌した。ろ過後、ろ別した活性炭はトルエン395mLで洗浄した。ろ液に10%硫酸水溶液513mLを加え撹拌後、分液した。分離したトルエン層に再度、10%硫酸水溶液79mLを加え撹拌後、分液した。全ての硫酸水層を併せ、QMF/硫酸水溶液(シス体/トランス体=50.3/49.7)として定量的に得た。
(2)(1)で得られたQCB−1 300.0gに水1500mLを加え加熱溶解した。徐冷し溶解温度付近で種晶を添加し結晶を析出させ10〜15℃で2時間撹拌した。析出結晶をろ過後、水300mLで洗浄し、ろ別した結晶を減圧下加熱乾燥することによりQCB−2(シス体に富化したシス体、トランス体のp−ニトロ安息香酸塩の混合物)264.0gを得た。なお、得られた混合物のシス体、トランス体比率を液体クロマトグラフィーで分析した結果、シス体/トランス体=99.7/0.3であった。
実施例4
実施例2(2)で得られたろ液213.8g(シス体/トランス体=24.4/75.6 含量:QMFとして24.4g)に28%水酸化ナトリウム水溶液14mLを加え、強アルカリにした後、トルエン224mLで抽出した。トルエン層に水45mLを加え分液し、分離したトルエン層に活性炭2.24gを加え撹拌後、活性炭をろ過した。ろ別した活性炭はトルエン45mLで洗浄した。ろ液を0〜10℃に冷却後、パラアルデヒド47.9g及び35%塩酸水溶液69.2gを加え同温度で15時間撹拌した。反応液に28%水酸化ナトリウム水溶液74.5mLを加え、強アルカリにした後、20〜30℃に昇温後、分液した。トルエン層を水45mLで水洗後、10%硫酸水溶液55.3mLを加え撹拌後、分液した。分離したトルエン層に再度、10%硫酸水溶液5.2mLを加え撹拌後、分液した。全ての硫酸水層を併せ、QMF/硫酸水溶液(シス体/トランス体=51.2/48.8含量:QMFとして22.9g)として得た。
実施例5
実施例3で得られたQCB−2 200.0gに水1000mL及び28%水酸化ナトリウム水溶液66mLを加え、強アルカリにした後、n−ヘキサン1000mLで4回抽出した。抽出したn−ヘキサン層に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液200mLを加え分液後、次いで水200mLで水洗し、分液した。n−ヘキサン層に無水硫酸ナトリウム100g及び活性炭10gを加え撹拌後、ろ過し残渣をn−ヘキサン800mLで洗浄した。窒素雰囲気下、ろ液を10〜15℃に冷却後、7%塩酸/2−プロパノール溶液284.3gを滴下し、塩酸塩として析出した後、同温度で2時間撹拌した。析出結晶をろ過後、n−ヘキサン/2−プロパノール混合溶液(9/1容積比)400mLで洗浄し、ろ別した結晶を減圧下加熱乾燥した。乾燥した結晶を飽和炭酸カリウム水溶液で調湿した雰囲気下に放置することにより水和化し、塩酸セビメリン水和物117.7gを得た。
実施例6
実施例4で得られたQMF/硫酸水溶液にp−ニトロ安息香酸9.8g及び28%水酸化ナトリウム8.3mLを加え撹拌した。p−ニトロ安息香酸塩として析出した結晶を加熱溶解後、徐冷した。溶解温度付近で種晶を添加し結晶を析出させ10〜15℃で2時間撹拌した。析出結晶をろ過後、水22.4mLで洗浄し、ろ別した結晶を減圧下加熱乾燥することによりQCB(シス体に富化したシス体、トランス体のp−ニトロ安息香酸塩の混合物)17.1gを得た。なお、得られた混合物のシス体、トランス体比率を液体クロマトグラフィーで分析した結果、シス体/トランス体=88.5/11.5であった。

Claims (17)

  1. 2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物にp−ニトロ安息香酸を反応させ、次いで分割してシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩を得、次いでこれを塩酸塩に変換することを特徴とするシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジン塩酸塩の製造法。
  2. 2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物にp−ニトロ安息香酸を反応させて2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩のシス−トランス異性体混合物を得、これを分割してシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩を得るものである請求項1記載の製造法。
  3. 2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物の硫酸水溶液にp−ニトロ安息香酸及び水酸化ナトリウムを反応させてシス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩を晶析させるものである請求項1記載の製造法。
  4. 前記2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物が、水溶媒中、酸触媒の存在下に、3−ヒドロキシ−3−メルカプトメチルキヌクリジンにアルデヒドを反応させて得られたものである請求項1〜3のいずれか1項記載の製造法。
  5. 酸触媒が、臭化水素酸、塩酸、硫酸又は過塩素酸である請求項4記載の製造法。
  6. 酸触媒が、臭化水素酸である請求項4記載の製造法。
  7. 前記分割によりトランス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンを得、これを異性化して2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス混合物とし、これを原料として用いる工程を含むものである請求項1〜6のいずれか1項記載の製造法。
  8. 異性化反応が、トランス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンに、有機溶媒中、(a)三フッ化ホウ素・エーテル錯体とp−ニトロ安息香酸、又は(b)塩酸若しくは臭化水素酸とアルデヒドを反応させるものである請求項7記載の製造法。
  9. 前記2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物が、有機溶媒溶液又は硫酸水溶液として用いられる請求項1〜8のいずれか1項記載の製造法。
  10. アルデヒドが、アセトアルデヒド又はパラアルデヒドである請求項4〜9のいずれか1項記載の製造法。
  11. 水溶媒中、酸触媒の存在下に、3−ヒドロキシ−3−メルカプトメチルキヌクリジンにアルデヒドを反応させることを特徴とする2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス異性体混合物の製造法。
  12. 酸触媒が、臭化水素酸、塩酸、硫酸又は過塩素酸である請求項11記載の製造法。
  13. 酸触媒が、臭化水素酸である請求項11記載の製造法。
  14. アルデヒドが、アセトアルデヒド又はパラアルデヒドである請求項11記載の製造法。
  15. トランス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンに、有機溶媒中、(a)三フッ化ホウ素・エーテル錯体とp−ニトロ安息香酸、又は(b)塩酸若しくは臭化水素酸とアルデヒドを反応させることを特徴とする2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンのシス−トランス混合物の製造法。
  16. シス型2−アルキルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩。
  17. シス型2−メチルスピロ(1,3−オキサチオラン−5,3’)キヌクリジンp−ニトロ安息香酸塩。
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