JP5451195B2 - 継手およびヘッダー装置 - Google Patents

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Description

この発明は、バルブ機構を備える継手およびヘッダー装置に関するものである。
従来、流体を複数の流路に分岐するヘッダーにおいて、複数並設された分岐受口に対応して、バルブ付きの継手を接続することがあった(例えば、特許文献1参照)。この継手は、内部にバルブ機構が設けられ、そのバルブ機構には、手で回動操作される操作部が取り付けられた。この操作部は、回動軸心を形成する軸部とその軸部から横方向に延出するレバー状の把持部とからなり、この把持部を把持して回動操作することで、バルブ機構が開閉された。
特開2004−84682号公報
ところで、前記従来の継手が接続されたヘッダーにあっては、各継手に設けられた操作部を個別に操作した際に、それら操作部が互いに干渉しないようにするために、操作部の回動軸心方向から見て操作部が重ならないように、継手どうしを離して設置したり、把持部を短くする必要があった。しかし、継手どうしを離して設置すると、全体が大きくなり、また、把持部を短くすると、操作しにくくなり、好ましくなかった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、把持部を短くすることなく、継手どうしを近づけて配置することができる、継手を提供することにある。また、この発明の目的とするところは、把持部を短くすることなく、継手どうしを近づけて配置することができたり、把持部を長くすることができる、ヘッダー装置を提供することにある。
この発明に係る継手およびヘッダー装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る継手は、筒状に形成された継手本体の内部にバルブ機構を備えた継手であって、回動により前記バルブ機構を開閉する操作部を備えており、その操作部は、前記継手本体の軸心となる継手軸心に直交する回動軸心回りに回動可能となるよう、その継手本体に軸支される。ここで、前記操作部は、前記継手本体に支持されて前記回動軸心の方向に突出する軸部と、その軸部から前記回動軸心と交差する方向に延出する把持部とを有する。そして、前記操作部の回動において、前記把持部は、前記回動軸心の方向から見て、前記継手軸心に沿う第1位置と前記継手軸心に直交する第2位置とに回動可能であって、かつ、前記把持部は、前記回動軸心の方向から見て、前記第2位置にて、前記継手本体の外形よりも外方まで延びる長さを備える。そこで、前記継手どうしを、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲と、他の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲とが、前記回動軸心の方向から見て一部が重なるまで、それら継手を互いに近づけて配置した際に、それら継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部は、前記一の継手の前記操作部回動範囲と前記他の継手の前記操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心の方向に互いにずれるように設けられている。
この継手によると、継手どうしを、それらの操作部が回動軸心の方向にずれることなく、継手軸心および回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の操作部回動範囲と、他の継手の操作部回動範囲とが、回動軸心の方向から見て一部が重なるまで、継手を互いに近づけて配置した場合であっても、操作部が個別に操作可能となるように、操作部は、一の継手の操作部回動範囲と他の継手の操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、回動軸心の方向に互いにずれるように設けられている。このように、操作部において、一の継手の操作部回動範囲と他の継手の操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位を、回動軸心の方向に互いにずらすことで、操作部における把持部を短くすることなく、継手どうしを、操作部回動範囲が重なるまで近づけて配置することができる。
請求項2に記載の発明に係る継手は、請求項1に記載の継手において、前記継手どうしを、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の前記把持部が、前記第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の前記軸部と、前記回動軸心の方向から見て重なることで、前記一の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲と、前記他の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲とが、前記回動軸心の方向から見て一部が重なることとなるまで、それら継手を互いに近づけて配置した際に、それら継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部において、前記把持部の先端部が、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、前記軸部の上面および前記把持部の基端側の上面よりも上方に位置することで、前記操作部は、前記一の継手の前記操作部回動範囲と前記他の継手の前記操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心の方向に互いにずれるように設けられる。
この継手によると、継手どうしを、それらの操作部が回動軸心の方向にずれることなく、継手軸心および回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の把持部が、第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の軸部と、回動軸心の方向から見て重なるまで、継手を互いに近づけて配置した場合であっても、操作部が個別に操作可能となるように、把持部の先端部は、軸部の突出する方向を上方とみなして、軸部の上面および把持部の基端側の上面よりも上方に位置している。このように、操作部において、把持部の先端部を、軸部の突出する方向を上方とみなして、軸部の上面および把持部の基端側の上面よりも上方に位置させることにより、一の継手の操作部回動範囲と他の継手の操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位を、回動軸心の方向に互いにずらすことで、把持部を短くすることなく、継手どうしを、操作部回動範囲が重なるまで近づけて配置することができる。
また、請求項3に記載の発明に係る継手は、請求項2に記載の継手において、前記継手どうしを、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の前記把持部が、前記第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の前記軸部と、前記回動軸心の方向から見て重なり、かつ、前記継手本体どうしが当接するまで、それら継手を互いに近づけて配置した際に、それら継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部において、前記把持部の先端部は、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、前記軸部の上面および前記把持部の基端側の上面よりも上方に位置する。
この継手によると、継手どうしを、それらの操作部が回動軸心の方向にずれることなく、継手軸心および回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の把持部が、第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の軸部と、回動軸心の方向から見て重なり、かつ、継手本体どうしが当接するまで、継手を互いに近づけて配置した場合であっても、操作部が個別に操作可能となるように、把持部の先端部は、軸部の突出する方向を上方とみなして、軸部の上面および把持部の基端側の上面よりも上方に位置している。このように、操作部において、把持部の先端部を、軸部の突出する方向を上方とみなして、軸部の上面および把持部の基端側の上面よりも上方に位置させることで、継手を並設した場合にも、把持部を短くすることなく、継手どうしを、継手本体が当接するまで近づけて配置することができる。
また、請求項4に記載の発明に係る継手は、請求項2または3に記載の継手において、前記把持部は、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、基端よりも先端が上方に位置するよう、傾斜して形成される。
また、請求項5に記載の発明に係る継手は、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の継手において、前記把持部は、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、先端部分の下面が、斜めの面で面取りされた形状をしている。これにより、把持部の基端側の肉厚を確保したまま、把持部の先端部を、軸部の上面おび把持部の基端側の上面よりも上方に位置させることができる。
また、請求項6に記載の発明に係る継手は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の継手において、前記継手本体は、一端に、ヘッダー等の第2の継手の継手受口に連結される連結口を備え、他端に流体管が接続される接続口を備える。そして、前記連結口は、その連結口を前記第2の継手の前記継手受口に対して回動させることなく前記継手受口の軸心方向に移動させることで前記継手受口に挿入されて、その継手受口に、抜け止め手段によって抜け止めされた状態で連結される。こうして、継手受口に連結口を連結するにあたって、連結口、ひいては継手を回動させる必要がなく、このため、継手を並設した場合にも、操作部の干渉を避けて連結することができる。
また、請求項7に記載の発明に係る継手は、請求項6に記載の継手において、前記連結口は、前記継手受口に挿入されて、その継手受口に、前記抜け止め手段としての着脱自在な抜け止め係止具によって抜け止めされた状態で連結される。
また、請求項8に記載の発明に係るヘッダー装置は、筒状に形成された継手本体の内部にバルブ機構を備えた複数の継手と、前記複数の継手が並列して連結される複数の継手受口を備えたヘッダーとからなる。前記継手は、回動により前記バルブ機構を開閉する操作部を備えており、その操作部は、前記継手本体の軸心となる継手軸心に直交する回動軸心回りに回動可能となるよう、その継手本体に軸支される。ここで、前記操作部は、前記継手本体に支持されて前記回動軸心の方向に突出する軸部と、その軸部から前記回動軸心と交差する方向に延出する把持部とを有する。そして、前記操作部の回動において、前記把持部は、前記回動軸心の方向から見て、前記継手軸心に沿う第1位置と前記継手軸心に直交する第2位置とに回動可能であって、かつ、前記把持部は、前記回動軸心の方向から見て、前記第2位置にて、前記継手本体の外形よりも外方まで延びる長さを備える。そこで、複数の前記継手は、それらの連結口が、それぞれ前記継手受口に連結されて、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設され、かつ、その並設にあたって、一の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲と、他の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲とが、前記回動軸心の方向から見て一部が重なるまで、それら継手が互いに近づいている。そして、複数の前記継手が前記ヘッダーの前記継手受口に連結された状態で、隣合う継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部は、前記一の継手の前記操作部回動範囲と前記他の継手の前記操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心の方向に互いにずれるように設けられている。
このヘッダー装置によると、ヘッダーに対して、複数の継手を、それらの操作部が回動軸心の方向にずれることなく、継手軸心および回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の操作部回動範囲と、他の継手の操作部回動範囲とが、回動軸心の方向から見て一部が重なるまで、継手が互いに近づいており、このように継手を配置した場合であっても、操作部が個別に操作可能となるように、操作部は、一の継手の操作部回動範囲と他の継手の操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、回動軸心の方向に互いにずれるように設けられている。このように、操作部において、一の継手の操作部回動範囲と他の継手の操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位を、回動軸心の方向に互いにずらすことで、操作部における把持部を短くすることなく、継手どうしを、操作部回動範囲が重なるまで近づけて配置することができたり、把持部を、操作部回動範囲が重なるまで長くすることができる。
また、請求項9に記載の発明に係るヘッダー装置は、請求項8に記載のヘッダー装置において、複数の前記継手は、それらの連結口が、それぞれ前記継手受口に連結されて、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設され、かつ、その並設にあたって、一の継手の前記把持部が、前記第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の前記軸部と、前記回動軸心の方向から見て重なることで、前記一の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲と、前記他の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲とが、前記回動軸心の方向から見て一部が重なることとなるまで、それら継手が互いに近づいている。そして、複数の前記継手が前記ヘッダーの前記継手受口に連結された状態で、隣合う継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部において、前記把持部の先端部が、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、前記軸部の上面および前記把持部の基端側の上面よりも上方に位置することで、前記操作部は、前記一の継手の前記操作部回動範囲と前記他の継手の前記操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心の方向に互いにずれるように設けられる。
このヘッダー装置によると、ヘッダーに対して、複数の継手を、それらの操作部が回動軸心の方向にずれることなく、継手軸心および回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の把持部が、第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の軸部と、回動軸心の方向から見て重なるまで、継手が互いに近づいており、このように継手を配置した場合であっても、操作部が個別に操作可能となるように、把持部の先端部は、軸部の突出する方向を上方とみなして、軸部の上面および把持部の基端側の上面よりも上方に位置している。このように、操作部において、把持部の先端部を、軸部の突出する方向を上方とみなして、軸部の上面および把持部の基端側の上面よりも上方に位置させることにより、一の継手の操作部回動範囲と他の継手の操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位を、回動軸心の方向に互いにずらすことで、把持部を短くすることなく、継手どうしを、操作部回動範囲が重なるまで近づけて配置することができたり、把持部を、操作部回動範囲が重なるまで長くすることができる。
この発明に係る継手によれば、操作部において、一の継手の操作部回動範囲と他の継手の操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位を、回動軸心の方向に互いにずらすことで、操作部における把持部を短くすることなく、継手どうしを近づけて配置することができる。
また、この発明に係るヘッダー装置によれば、操作部において、一の継手の操作部回動範囲と他の継手の操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位を、回動軸心の方向に互いにずらすことで、操作部における把持部を短くすることなく、継手どうしを近づけて配置することができたり、把持部を長くすることができる。
この発明の一実施の形態の、継手の断面図である。 同じく、図1におけるA矢視図である。 同じく、抜け止め係止具の正面図である。 同じく、ヘッダー装置の正面図である。 同じく、ヘッダー装置の断面図である。 同じく、図4におけるB−B線による要部拡大断面図である。 同じく、操作部回動範囲を示す正面図である。 この発明の他の実施の形態の、操作部回動範囲を示す正面図である。 同じく、図8におけるC−C線による要部断面図である。
以下、この発明に係る継手およびヘッダー装置を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、配管材としての流体管である。2は、継手であって、筒状に形成された継手本体3の内部にバルブ機構4を備える。5は、ヘッダーであって、前記複数の継手2、2が並列して連結される複数の継手受口5aを備える。6は、ヘッダー装置であって、複数の前記継手2、2と前記ヘッダー5とからなる。
継手2は、回動により前記バルブ機構4を開閉する操作部7を備えている。そして、その操作部7は、継手本体3の軸心となる継手軸心Xに直交する回動軸心Y回りに回動可能となるよう、その継手本体3に軸支される。ここで、操作部7は、継手本体3に支持されて前記回動軸心Yの方向に突出する軸部7aと、その軸部7aから前記回動軸心Yと交差する方向に延出する把持部7bとを有する。そして、操作部7の回動において、把持部7bは、前記回動軸心Yの方向から見て、前記継手軸心Xに沿う第1位置(図2において実線で示す)と前記継手軸心Xに直交する第2位置(図2において二点鎖線で示す)とに回動可能であり、また、把持部7bは、回動軸心Yの方向から見て、前記第2位置にて、継手本体3の外形よりも外方まで延びる長さを備えている。
そこで、継手2、2どうしを、それらの操作部7、7が前記回動軸心Yの方向にずれることなく、前記継手軸心Xおよび前記回動軸心Yに直交する方向Pに並設するにあたって、一の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rと、他の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rとが、前記回動軸心Yの方向から見て一部が重なるまで、それら継手2、2を互いに近づけて配置した際に、それら継手2、2の操作部7、7が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、継手2の操作部7は、一の継手2の操作部回動範囲Rと他の継手2の操作部回動範囲Rとの重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心Yの方向に互いにずれるように設けられている(図4、図6、図7参照)。
詳細には、継手2、2どうしを、それらの操作部7、7が前記回動軸心Yの方向にずれることなく、前記継手軸心Xおよび前記回動軸心Yに直交する方向Pに並設するにあたって、一の継手2の前記把持部7bが、前記第2位置にて、その把持部7bの延出する側にある他の継手2の軸部7aと、前記回動軸心Yの方向から見て重なることで、一の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rと、他の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rとが、前記回動軸心Yの方向から見て一部が重なることとなるまで、それら継手2、2を互いに近づけて配置した際に、それら継手2、2の操作部7、7が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、継手2の操作部7において、把持部7bの先端部が、軸部7aの突出する方向を上方とみなして、軸部7aの上面および把持部7bの基端側の上面よりも上方に位置することで、継手2の操作部7は、一の継手2の操作部回動範囲Rと他の継手2の操作部回動範囲Rとの重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心Yの方向に互いにずれるように設けられる。
また、継手本体3は、一端に、ヘッダー等の第2の継手の継手受口(図示実施の形態においては、ヘッダー5の継手受口5a)に連結される連結口3aを備え、他端に流体管1としての枝管101が接続される接続口3bを備える。そして、連結口3aは、その連結口3aを前記継手受口5aに対して回動させることなく継手受口5aの軸心方向Qに移動させることで継手受口5aに挿入されて、その継手受口5aに、抜け止め手段8によって抜け止めされた状態で連結される。
ヘッダー装置6にあっては、複数の前記継手2、2は、それらの連結口3a、3aが、それぞれヘッダー5の継手受口5a、5aに連結されて、それらの操作部7、7が前記回動軸心Yの方向にずれることなく、前記継手軸心Xおよび前記回動軸心Yに直交する方向Pに並設され、かつ、その並設にあたって、一の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rと、他の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rとが、前記回動軸心Yの方向から見て一部が重なるまで、それら継手2、2が互いに近づいている(図4参照)。そして、複数の継手2、2がヘッダー5の継手受口5a、5aに連結された状態で、隣合う継手2、2の操作部7、7が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、継手2の操作部7は、一の継手2の操作部回動範囲Rと他の継手2の操作部回動範囲Rとの重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心Yの方向に互いにずれるように設けられている(図6、図7参照)。
詳細には、複数の前記継手2、2は、それらの連結口3a、3aが、それぞれヘッダー5の継手受口5a、5aに連結されて、それらの操作部7、7が前記回動軸心Yの方向にずれることなく、前記継手軸心Xおよび前記回動軸心Yに直交する方向Pに並設され、かつ、その並設にあたって、一の継手2の把持部7bが、前記第2位置にて、その把持部7bの延出する側にある他の継手2の軸部7aと、前記回動軸心Yの方向から見て重なることで、一の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rと、他の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rとが、前記回動軸心Yの方向から見て一部が重なることとなるまで、それら継手2、2が互いに近づいている。そして、複数の継手2、2がヘッダー5の継手受口5a、5aに連結された状態で、隣合う継手2、2の操作部7、7が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、継手2の操作部7において、把持部7bの先端部が、軸部7aの突出する方向を上方とみなして、軸部7aの上面および把持部7bの基端側の上面よりも上方に位置することで、継手2の操作部7は、一の継手2の操作部回動範囲Rと他の継手2の操作部回動範囲Rとの重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心Yの方向に互いにずれるように設けられる。
具体的には、流体管1は、例えば、湯水(水あるいは湯)を供給する給水湯管からなる。この流体管1は、可撓性を有する合成樹脂製の管であって、例えば、架橋ポリエチレンとかポリブデン等の合成樹脂管からなる。そして、流体管1は、図5に示すように、その端部部分1aの外周に、リング体9が設けられている。このリング体9は、筒状に形成されて、流体管1の端部部分1a(詳細には、端部部分1aにおける、外周にオーリング等のパッキンからなる止水部材10が密着するための端部部分前部1bよりも後方の、端部部分後部1c)の外周に嵌められて固定される。なお、図中符号11は、流体管1の端部部分1aに挿入されたインコアであって、このインコア11によって、流体管1の潰れが防止される。
継手2は、その継手本体3が、直状に形成されている。この継手本体3は、一端側の第1部材301と、他端側の第2部材302と、その第2部材302の後端に取り付けられる係止具止め部材303とから構成される。
第1部材301は、筒状に形成されて、その先端側が、前記連結口3aとなり、後端側が、内部に前記バルブ機構4を収容するバルブ機構収容部3cとなっている。連結口3aは、外周にオーリング等のパッキンからなる止水部材10が密着するための先端部3dの後方が、その先端部3dよりも径大に形成された環状部3eとなっている。そして、この環状部3eの後部には、前記抜け止め手段8としての着脱自在な抜け止め係止具8aが係合する係合溝3fが形成されている。すなわち、この連結口3aは、ヘッダー等の第2の継手の継手受口(図示実施の形態においては、ヘッダー5の継手受口5a)に挿入されて、その継手受口5aに、係合溝3fに係合する前記抜け止め係止具8aによって抜け止めされた状態で連結される。また、バルブ機構収容部3cには、内部と外部とを連通するように、前記回動軸心Yを形成する軸孔3gがあけられている。
第2部材302は、筒状に形成されて、その先端が第2部材302の後端に、例えばねじ込まれることで連結される。そして、係止具止め部材303は、リング状に形成されて、第2部材302の後端に取り付けられる。そこで、これら第2部材302と係止具止め部材303とで、前記接続口3bが形成される。この接続口3bは、その内部において、奥部3hよりも口元側が、径大に形成された径大部3iとなっている。そして、奥部3hには、径大部3i寄りの位置に、止水部材10が嵌まる溝3jが形成されている。また、この接続口3bの口元部分には、外周(詳細には、係止具止め部材303の外周)に開口して、接続口3b内(詳細には、径大部3i)を横切るように、つまり、第2部材302および係止具止め部材303を貫通するように、孔3k、3kがあけられ、さらに、外周(詳細には、係止具止め部材303の外周)には、掛止部3mが鉤状に突出形成されている。
そこで、枝管101の接続端部1aは、接続口3bに挿入されて、その接続口3bに、着脱自在な抜け止め係止具8aによって抜け止めされた状態で接続される。すなわち、枝管101の接続端部1aは、接続口3bに挿入されることで、その接続端部前部1bが、接続口3bの奥部3hに嵌まり、接続端部1aに取り付けられたリング体9が、接続口3bの径大部3iに嵌まる。そして、抜け止め係止具8aが、接続口3bの孔3kに挿入されて、掛止部3mに掛かることで、その接続口3bに取り付けられる。このとき、接続口3b内において、抜け止め係止具8aが、枝管101を挟むようにしてリング体9の後端と係合する。このようにして、抜け止め係止具8aが、接続口3bに取り付けられ、この抜け止め係止具8aにより、リング体9、ひいては枝管101は、接続口3bに対して抜け止めされる。
バルブ機構4は、ボール状の弁体4aを備える。詳細には、バルブ機構4は、弁体4aと、その弁体4aの両側に配置されるパッキン4b、4bとからなる。操作部7は、軸部材701と操作部材702とからなり、これら軸部材701と操作部材702とがビス12によって連結される。軸部材701は、例えば金属製であって、柱状に形成されて、継手本体3の軸孔3gに挿入されて、前記回動軸心Y回りに回動可能となっている。そして、操作部材702は、例えば合成樹脂製であって、前記回動軸心Yを軸心とする柱状部7cと、その柱状部7cから前記回動軸心Yと交差する方向に延出する前記把持部7bとからなる。そこで、軸部材701と操作部材702の柱状部7cとで、前記軸部7aが構成される。そして、軸部7a(詳細には、軸部材701)には、突部形状の係合部7dが設けられ、この係合部7dが、弁体4aに形成された溝状の被係合部4cに係合することで、操作部7と弁体4aとは、一体となって前記回動軸心Y回りに回動する。ここにおいて、操作部7の回動範囲Rを所定範囲に制限するために、継手本体3(詳細には、バルブ機構収容部3c)には、ピン13が設けられ、操作部7(詳細には、軸部7a)には、前記ピン13が入るとともにそのピン13の相対移動を制限する凹部7eが設けられている。
把持部7bは、軸部7aの突出する方向を上方とみなして、基端よりも先端が上方に位置するよう、傾斜して形成されている。そして、把持部7bの先端部分の下面は、斜めの面7fで面取りされた形状をしている。また、この把持部7bの両側部には、指を掛けることができる窪み7g、7gが形成されている。
ヘッダー5は、例えば合成樹脂製であって、図示実施の形態においては、内筒501と外筒502との二重成形品である。このヘッダー5は、主筒部5bと、その主筒部5bから側方に向けて延出した(図示実施の形態においては、主筒部5bから直交方向に分岐した)複数の枝筒部5c、5cとからなる。そして、主筒部5bの一端側は、止水プラグ14で塞がれ、主筒部5bの他端側には、補助継手15を介して、流体管1としての主管102が接続される。枝筒部5cは、前記継手受口5aとなって、この継手受口5aは、前記継手2の連結口3aが挿入可能に形成されている。すなわち、継手受口5aは、その内部において、奥部5dよりも口元側が、径大に形成された径大部5eとなっている。そして、この継手受口5aの口元部分には、外周に開口して、継手受口5a内(詳細には、径大部5e)を横切るように、孔5f、5fがあけられ、さらに、外周には、掛止部5gが突出形成されている。
そこで、継手2の連結口3aは、継手受口5aに挿入されて、その継手受口5aに、前記抜け止め係止具8aによって抜け止めされた状態で連結される。すなわち、連結口3aは、継手受口5aに挿入されることで、その先端部3dが、継手受口5aの奥部5dに嵌まり、その環状部3eが、継手受口5aの径大部5eに嵌まる。そして、抜け止め係止具8aが、継手受口5aの孔5f、5fに挿入されて、掛止部5gに掛かることで、その継手受口5aに取り付けられる。このとき、継手受口5a内において、抜け止め係止具8aが、連結口3aの係合溝3fに係合する。こうして、抜け止め係止具8aが、継手受口5aに取り付けられ、この抜け止め係止具8aにより、連結口3a、ひいては継手2は、継手受口5aに対して抜け止めされる。なお、図中符号16は、止水部材10を押さえるリング状の押え部材である。
ところで、抜け止め係止具8aは、例えば、金属製の線材からなり、略コの字形状に形成されている(図3参照)。そこで、継手2の接続口3bにおいては、抜け止め係止具8aは、略コの字形状の対向する対向片8b、8bが、孔3k、3kに挿入されて、枝管101におけるリング体9の後端と係合する。そして、抜け止め係止具8aにおける、対向片8b、8bを繋ぐ中間片8cが、掛止部3mに掛かる。そして、ヘッダー5の継手受口5aにおいては、抜け止め係止具8aの対向片8b、8bが、孔5f、5fに挿入されて、継手2における係合溝3fと係合し、抜け止め係止具8aの中間片8cが、掛止部5gに掛かる。
次に、以上の構成からなる継手2およびヘッダー装置6の作用効果について説明する。継手2によると、継手2、2どうしを、それらの操作部7、7が回動軸心Yの方向にずれることなく、継手軸心Xおよび回動軸心Yに直交する方向Pに並設するにあたって、一の継手2の把持部7bが、継手軸心Xに直交する第2位置にて、その把持部7bの延出する側にある他の継手2の軸部7aと、回動軸心Yの方向から見て重なるまで(すなわち、一の継手2の操作部回動範囲Rと、他の継手2の操作部回動範囲Rとが、回動軸心Yの方向から見て一部が重なるまで)、継手2、2を互いに近づけて配置した場合であっても、操作部7、7が個別に操作可能となるように、把持部7bの先端部は、軸部7aの突出する方向を上方とみなして、軸部7aの上面および把持部7bの基端側の上面よりも上方に位置している(すなわち、操作部7は、一の継手2の操作部回動範囲Rと他の継手2の操作部回動範囲Rとの重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、回動軸心Yの方向に互いにずれるように設けられている)(図4、図6、図7参照)。そして、ヘッダー装置6によると、ヘッダー5に対して、複数の継手2、2を、それらの操作部7、7が回動軸心Yの方向にずれることなく、継手軸心Xおよび回動軸心Yに直交する方向Pに並設するにあたって、一の継手2の把持部7bが、第2位置にて、その把持部7bの延出する側にある他の継手2の軸部7aと、回動軸心Yの方向から見て重なるまで(すなわち、一の継手2の操作部回動範囲Rと、他の継手2の操作部回動範囲Rとが、回動軸心Yの方向から見て一部が重なるまで)、継手2、2が互いに近づいており、このように継手2、2を配置した場合であっても、操作部7、7が個別に操作可能となるように、把持部7bの先端部は、軸部7aの突出する方向を上方とみなして、軸部7aの上面および把持部7bの基端側の上面よりも上方に位置している(すなわち、操作部7は、一の継手2の操作部回動範囲Rと他の継手2の操作部回動範囲Rとの重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、回動軸心Yの方向に互いにずれるように設けられている)(図4、図6、図7参照)。
このように、操作部7において、把持部7bの先端部を、軸部7aの突出する方向を上方とみなして、軸部7aの上面および把持部7bの基端側の上面よりも上方に位置させることにより、一の継手2の操作部回動範囲Rと他の継手2の操作部回動範囲Rとの重なる範囲を形成するそれぞれの部位を、回動軸心Yの方向に互いにずらすことで、操作部7における把持部7bを短くすることなく、継手2、2どうしを、操作部回動範囲R、Rが重なるまで近づけて配置することができたり、把持部7bを、操作部回動範囲R、Rが重なるまで長くすることができる。また、このように把持部7bを短くする必要がないことから、その把持部7bを握って操作部7を容易に回動操作することができる。
また、操作部7は、その把持部7bの先端部分の下面が、斜めの面7fで面取りされた形状をしており、これによって、把持部7bの基端側の肉厚を確保したまま、把持部7bの先端部を、軸部7aの上面おび把持部7bの基端側の上面よりも上方に位置させることができる。
また、把持部7bには、指を掛けることができる窪み7gが形成されており、この窪み7gに指を掛けることで、把持部7bから指が滑ることなく操作部7を回動操作することができる。
また、ヘッダー5の継手受口5aに継手2の連結口3aを連結するにあたって、連結口3aを継手受口5aの軸心方向Qに移動させて継手受口5aに挿入することができる。したがって、連結口3a、ひいては継手2を回動させる必要がなく、このため、継手2を並設した場合にも、操作部7の干渉を避けて連結することができる。
また、図2に示すように、把持部7bは、継手軸心Xに沿う第1位置にて、継手本体3よりも短く形成されている。このため、継手2が嵩張ることがなく、この継手2の運搬とか保管性がよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、継手2、2どうしを、それらの操作部7、7が回動軸心Yの方向にずれることなく、継手軸心Xおよび回動軸心Yに直交する方向Pに並設するにあたって、一の継手2の把持部7bが、前記第2位置にて、その把持部7bの延出する側にある他の継手2の軸部7aと、回動軸心Yの方向から見て重なるまで、それら継手2、2を互いに近づけて配置したが、さらに、一の継手2の把持部7bが、前記第2位置にて、その把持部7bの延出する側にある他の継手2の軸部7aと、回動軸心Yの方向から見て重なり、かつ、継手本体3、3どうしが当接するまで、それら継手2、2を互いに近づけて配置し、その配置した際に、それら継手2、2の操作部7、7が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、継手2の操作部7において、把持部7bの先端部は、軸部7aの突出する方向を上方とみなして、軸部7aの上面および把持部7bの基端側の上面よりも上方に位置してもよい。
また、継手2、2どうしを、それらの操作部7、7が回動軸心Yの方向にずれることなく、継手軸心Xおよび回動軸心Yに直交する方向Pに並設するにあたって、一の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rと、他の継手2の操作部7の回動する操作部回動範囲Rとが、回動軸心Yの方向から見て一部が重なるのであれば、必ずしも、一の継手2の把持部7bが、第2位置にて、その把持部7bの延出する側にある他の継手2の軸部7aと、回動軸心Yの方向から見て重ならなくともよい。図8および図9は、その実施形態を示しており、操作部7は、軸部7aと把持部7bの他に、軸部7aから、把持部7bとは反対側に延出する補助把持部7xを備えている。そして、第2位置にて、一の継手2の把持部7bと、他の継手2の補助把持部7xとが、回動軸心Yの方向から見て重なるまで、継手2、2が互いに近づいている。
また、継手2は、その継手本体3が直状に形成されなくとも、曲がって形成されてもよい。
また、継手2の接続口3bへの流体管1(詳細には、枝管101)の接続にあたって、流体管1を接続口3bに挿入した後に、その接続口3bと交差するように抜け止め係止具8aを取り付けているが、この流体管1の接続は、流体管1を接続口3bに挿入するのみで、内部の爪で流体管1が係止されて抜け止めされてもよい。
また、継手2の接続口3bには、流体管1(詳細には、枝管101)が直接接続されなくとも、他の継手を介して流体管1が接続されてもよい。
また、継手2やヘッダー5が対象とする流体は、湯水でなくとも、その他の液体であってもよく、また、液体以外に、燃料用のガス等、その他の気体であってもよい。
101 枝管(流体管)
2 継手
3 継手本体
3a 連結口
3b 接続口
4 バルブ機構
5 ヘッダー(第2の継手)
5a 継手受口
6 ヘッダー装置
7 操作部
7a 軸部
7b 把持部
7f 斜めの面
8 抜け止め手段
8a 抜け止め係止具
X 継手軸心
Y 回動軸心
P 継手軸心および回動軸心に直交する方向
Q 継手受口の軸心方向
R 操作部回動範囲

Claims (9)

  1. 筒状に形成された継手本体の内部にバルブ機構を備えた継手であって、
    回動により前記バルブ機構を開閉する操作部を備えており、その操作部は、前記継手本体の軸心となる継手軸心に直交する回動軸心回りに回動可能となるよう、その継手本体に軸支され、また、
    前記操作部は、前記継手本体に支持されて前記回動軸心の方向に突出する軸部と、その軸部から前記回動軸心と交差する方向に延出する把持部とを有し、
    前記操作部の回動において、前記把持部は、前記回動軸心の方向から見て、前記継手軸心に沿う第1位置と前記継手軸心に直交する第2位置とに回動可能であって、かつ、
    前記把持部は、前記回動軸心の方向から見て、前記第2位置にて、前記継手本体の外形よりも外方まで延びる長さを備え、
    前記継手どうしを、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲と、他の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲とが、前記回動軸心の方向から見て一部が重なるまで、それら継手を互いに近づけて配置した際に、それら継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部は、前記一の継手の前記操作部回動範囲と前記他の継手の前記操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心の方向に互いにずれるように設けられていることを特徴とする、継手。
  2. 前記継手どうしを、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の前記把持部が、前記第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の前記軸部と、前記回動軸心の方向から見て重なることで、前記一の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲と、前記他の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲とが、前記回動軸心の方向から見て一部が重なることとなるまで、それら継手を互いに近づけて配置した際に、それら継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部において、前記把持部の先端部が、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、前記軸部の上面および前記把持部の基端側の上面よりも上方に位置することで、前記操作部は、前記一の継手の前記操作部回動範囲と前記他の継手の前記操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心の方向に互いにずれるように設けられることを特徴とする、請求項1に記載の継手。
  3. 前記継手どうしを、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設するにあたって、一の継手の前記把持部が、前記第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の前記軸部と、前記回動軸心の方向から見て重なり、かつ、前記継手本体どうしが当接するまで、それら継手を互いに近づけて配置した際に、それら継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部において、前記把持部の先端部は、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、前記軸部の上面および前記把持部の基端側の上面よりも上方に位置することを特徴とする、請求項2に記載の継手。
  4. 前記把持部は、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、基端よりも先端が上方に位置するよう、傾斜して形成されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の継手。
  5. 前記把持部は、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、先端部分の下面が、斜めの面で面取りされた形状をしていることを特徴とする、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の継手。
  6. 前記継手本体は、一端に、ヘッダー等の第2の継手の継手受口に連結される連結口を備え、他端に流体管が接続される接続口を備え、
    前記連結口は、その連結口を前記第2の継手の前記継手受口に対して回動させることなく前記継手受口の軸心方向に移動させることで前記継手受口に挿入されて、その継手受口に、抜け止め手段によって抜け止めされた状態で連結されることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の継手。
  7. 前記連結口は、前記継手受口に挿入されて、その継手受口に、前記抜け止め手段としての着脱自在な抜け止め係止具によって抜け止めされた状態で連結されることを特徴とする、請求項6に記載の継手。
  8. 筒状に形成された継手本体の内部にバルブ機構を備えた複数の継手と、前記複数の継手が並列して連結される複数の継手受口を備えたヘッダーとからなり、
    前記継手は、回動により前記バルブ機構を開閉する操作部を備えており、その操作部は、前記継手本体の軸心となる継手軸心に直交する回動軸心回りに回動可能となるよう、その継手本体に軸支され、また、
    前記操作部は、前記継手本体に支持されて前記回動軸心の方向に突出する軸部と、その軸部から前記回動軸心と交差する方向に延出する把持部とを有し、
    前記操作部の回動において、前記把持部は、前記回動軸心の方向から見て、前記継手軸心に沿う第1位置と前記継手軸心に直交する第2位置とに回動可能であって、かつ、
    前記把持部は、前記回動軸心の方向から見て、前記第2位置にて、前記継手本体の外形よりも外方まで延びる長さを備え、
    複数の前記継手は、それらの連結口が、それぞれ前記継手受口に連結されて、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設され、かつ、その並設にあたって、一の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲と、他の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲とが、前記回動軸心の方向から見て一部が重なるまで、それら継手が互いに近づいており、
    複数の前記継手が前記ヘッダーの前記継手受口に連結された状態で、隣合う継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部は、前記一の継手の前記操作部回動範囲と前記他の継手の前記操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心の方向に互いにずれるように設けられていることを特徴とする、ヘッダー装置。
  9. 複数の前記継手は、それらの連結口が、それぞれ前記継手受口に連結されて、それらの操作部が前記回動軸心の方向にずれることなく、前記継手軸心および前記回動軸心に直交する方向に並設され、かつ、その並設にあたって、一の継手の前記把持部が、前記第2位置にて、その把持部の延出する側にある他の継手の前記軸部と、前記回動軸心の方向から見て重なることで、前記一の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲と、前記他の継手の前記操作部の回動する操作部回動範囲とが、前記回動軸心の方向から見て一部が重なることとなるまで、それら継手が互いに近づいており、
    複数の前記継手が前記ヘッダーの前記継手受口に連結された状態で、隣合う継手の前記操作部が互いに干渉することなく個別に操作可能となるよう、前記操作部において、前記把持部の先端部が、前記軸部の突出する方向を上方とみなして、前記軸部の上面および前記把持部の基端側の上面よりも上方に位置することで、前記操作部は、前記一の継手の前記操作部回動範囲と前記他の継手の前記操作部回動範囲との重なる範囲を形成するそれぞれの部位が、前記回動軸心の方向に互いにずれるように設けられることを特徴とする、請求項8に記載のヘッダー装置。
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