(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態による注文支援装置1と、注文受信装置50とが、ネットワーク100によって接続されて構成される注文システムについて説明するためのシステム構成図である。
本システムは、利用者が注文支援装置1の画面に表示される商品を見ながら注文する商品を選び、所定の操作によって電子的に注文処理を行うためのシステムであり、特に、飲食店や、多数の飲食店からなるフードコートなどにおいて、メニューから料理を注文する処理に適したシステムである。以下、本実施形態においては、飲食店における料理の注文に本システムを利用した場合について説明するが、本システム及びシステムを構成する支援装置1は、飲食店での利用に限定されるわけではなく、料理以外の商品を扱う店舗などにおいて商品を注文する場合や、利用対象物の利用希望を申請する場合などにおいても同様に適用することができる。
図1に示す本実施形態のシステムでは、例えば、飲食店において、利用者が注文支援装置1において商品を選択し、注文を確定すると、その注文情報がネットワーク100を介して、厨房などに配置される注文受信装置50にて出力され、出力された注文情報に基づいて、料理の調理が開始される。
以下、この注文支援処理を実現するための本実施形態のシステムを構成する各装置について詳細に説明する。
まず、本実施形態の注文支援装置1の構成について説明する。
注文支援装置1は、CPU2と、メモリ4と、タッチパネル6と、ハードディスクドライブ(以下、HDDとする)8とを備える。
CPU2は、注文支援装置1において、複数の商品(料理)の画像が一覧表示されたメニュー画面の表示処理や、注文する商品を選択する操作入力を取得する処理、選択された商品の画像に対応付けて、選択状態を示す画像であるキャラクタ画像を表示する処理、注文が確定された場合にその注文情報を注文受信装置50に出力する処理などを実行する。CPU2は、メモリ4もしくはHDD8に格納されているプログラムを実行することにより、これらの処理機能を含む種々の機能を実現することができる。
メモリ4は、上述のように、様々な処理を実行するためのプログラムを格納する。メモリ4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、VRAM(Video RAM)等から構成されることができる。
タッチパネル6は、メニュー画面を表示する表示装置としての役割を有すると共に、利用者が画面に表示される画像にタッチして商品(料理)を選択したり、アイコンにタッチして所定の処理を実行させる指示(指示入力)をするための操作入力装置としての役割も有する。
HDD8は、注文支援装置1における様々な処理に利用するデータを記憶する補助記憶装置である。本実施形態においては、タッチパネル6に表示させるメニュー画面のデータ(メニューを表示するための画像データや、後述するキャラクタ画像や所定処理を実行させるアイコン画像等の画像データ)などを格納する。
次に、注文受信装置50の構成について説明する。注文受信装置50は、上述したように、注文支援装置1から出力された注文情報をネットワーク100を介して取得して、ディスプレイに表示したり紙などに印刷したりして出力する装置である。
注文受信装置50は、CPU52と、メモリ54と、HDD56と、ディスプレイ58と、印刷部60などを備える。
CPU52は、注文情報を受信した場合にディスプレイ58に表示させるなどして注文情報を出力する処理などを含む様々な処理を実行する。メモリ54は、注文受信装置50における処理を実行するためのプログラムを格納する。CPU52は、メモリ54に格納されているプログラムを実行することにより、種々の機能を実現することができる。
HDD56は、注文支援装置1におけるHDD6と同様に、様々な処理に利用するデータを記憶する補助記憶装置である。
ディスプレイ58は、受信した注文情報などの様々な情報を表示する。印刷部60は、受信した注文情報などの様々な情報を紙などに印刷して出力する。
なお、注文情報などを出力する役割を有するディスプレイ58や印刷部60は、必ずしも両方備える必要は無く、いずれか一方を備えている場合であってもよい。また、これらの出力装置は、注文受信装置50に接続されている外部のディスプレイや画像形成装置などを利用してもよい。
注文支援装置1と注文受信装置50を接続するネットワーク100は、例えば、インターネットや、LAN(Local Area Network)や、WAN(Wide Area Network)によって構成されることができる。
次に、図2に基づいて、本実施形態の注文支援装置1によって実際に注文を行う際における処理について説明する。図2は、注文支援装置1を操作して注文を行う際の処理を実現するための、注文支援装置1の機能ブロック図を示す。
注文支援装置1は、メニュー画面表示制御部200と、選択表示画像指定情報取得部202と、選択モード情報取得部204(選択目的情報取得部)と、選択商品情報取得部206と、選択表示制御部208と、注文情報取得部210と、送信部212と、を備える。
メニュー画面表示制御部200は、HDD8に予め記憶されたメニュー画面のデータを読み込んで、タッチパネル6に表示させる。本実施形態のメニュー画面表示制御部200は、例えば、図3に示すようなメニュー画面を表示することができる。
図3は、本実施形態の注文支援装置1によって表示されるメニュー画面の一例としてのメニュー画面300を示す。メニュー画面300は、商品が一覧表示されたメニューを表示するメニュー表示エリア302と、様々な処理の実行指示や状態表示などを行うアイコンが表示されたアイコン表示エリア304などによって構成される。
メニュー表示エリア302には、例えば、印刷されたメニューブックのように商品が表示される。そして、本実施形態の注文支援装置1においては、タッチパネル6によってこのメニュー表示エリア302に表示される商品の画像に触れることで、注文する商品として選択する操作を行うことができる。また、メニュー画像は、例えばタッチパネル6をスライドするように操作することで、印刷されたメニューブックのページをめくるように、メニューのページを切り替えることができる。このように、見慣れている印刷されたメニューブックに近い形式でメニューが表示されることで、メニューブックと同様の感覚でメニューを閲覧することが可能となり、メニューが紙面ではなく画面上に表示されても、メニューを選びやすいという効果が得られる。
アイコン表示エリア304には、利用者がタッチパネル6によってアイコンに触れて選択することで各種処理を実行させたり、種々の状態を表示するためのアイコンが表示されている。
例えば、本実施形態では、タッチパネル6で商品の画像に触れて商品を選択する場合に、注文する商品として選択するのか(注文モード)、注文の候補とするキープ商品として選択するのか(キープモード)などの選択モードを指定するための、注文モード指定アイコン304aとキープモード指定アイコン304bが表示されている。図3においては、注文モード指定アイコン304aの色が変化して、注文モードが指定されていることが表示されている。
また、注文モードあるいはキープモードにおいて商品の画像に触れて商品を選択した場合に、その商品の画像の上などにどのキャラクタ画像が表示されるかを示す、キャラクタ表示アイコン304cが表示されている。
また、上記キャラクタ表示アイコン304cに表示するアイコン、つまり、注文モードあるいはキープモードにおいて商品の画像に触れて商品を選択した場合に、その商品の画像上に表示するキャラクタ画像を選択するための、キャラクタ選択アイコン304dが表示されている。キャラクタを変更する場合には、キャラクタ選択アイコン304dに表示されている変更したいキャラクタにタッチしてキャラクタを変更することができる。
例えば、アヒルを選択していた人の商品の選択が終了した場合には、次に商品を選択する人は、キャラクタ選択アイコン304dのアヒル以外のアイコンを選択して、選択した商品の画像上に表示するキャラクタ画像を変更する。キャラクタ画像を変更した場合には、キャラクタ表示アイコン304cに表示されるキャラクタが変更される。例えば、アヒルからネコに変更した場合には、キャラクタ表示アイコン304cにネコのキャラクタ画像が表示される。
アイコン表示エリア304には、その他にも、様々な条件に合ったメニューを表示する処理を実行させるためのアイコン(304e)や、注文やキープした商品の一覧を表示する処理を実行させるためのアイコン(304f)や、会計処理を実行させるためのアイコン(304g)などを表示することができる。
以上のようなメニュー画面300において、商品画像に触れて商品を選択すると、予め指定したキャラクタ画像(キャラクタ表示アイコン304cに表示されているキャラクタ)が、商品の画像上にスタンプを押すように表示され、そのキャラクタを使用した人が注文した商品あるいはキープした商品であることが直感的に把握できるように表示される。図3では、注文モードが指定され、キャラクタ画像として白いアヒルが選択されてキャラクタ表示アイコン304cに白いアヒルが表示されている状態で、利用者がメニュー画像の左下の商品の画像に触れて選択したことで、白いアヒルの画像が当該選択した商品の画像上に表示された状態が示されている。そして、その後、別の利用者がキャラクタ選択アイコン304dに表示されているアヒル以外のキャラクタ(例えば、ネコ)をタッチして選択した状態で、メニュー画面300の商品の画像にタッチして商品を選択すると、その商品の画像上にネコのキャラクタ画像が表示される。具体的には、例えば、白いアヒルを利用した注文者がカレーライスを選択し、ネコを利用した注文者がラーメンを選択した場合であれば、メニューのカレーライスの商品の画像上に白いアヒルが表示され、ラーメンの画像上にネコが表示されることとなる。従って、メニュー画面300に表示されるメニューを見ると、それぞれのキャラクタを指定した人がどの商品を注文するのかを把握しやすくなる。
選択表示画像指定情報取得部202は、注文モードあるいはキープモードにおいて、利用者が商品の画像に触れて商品を選択した場合に、商品の画像上に表示する画像を指定する情報(選択表示画像指定情報)を取得する。本実施形態の注文支援装置1においては、上述したように、キャラクタ選択アイコン304dにおいてキャラクタに触れて利用するキャラクタを指定した場合や、それ以外のタイミングで予めキャラクタ選択画面を表示させて、そのキャラクタ選択画面でキャラクタが指定された場合に、その指定されたキャラクタ画像を特定する情報を取得する。
選択目的情報取得部としての選択モード情報取得部204は、上述したモード指定アイコンを選択することにより、商品を選択した場合の選択モードを指定した場合に、そのモード指定情報(選択目的情報)を取得する。
選択商品情報取得部206は、利用者が商品の画像に触れることにより、その商品を、注文する商品としてあるいはキープする商品として選択した場合に、その選択された商品を特定する選択商品情報を取得する。この際に、選択モード取得部204が取得している選択モードに対応付けて選択商品情報を取得する。つまり、例えば、図3に示すように注文モードが指定されている状態で商品が選択された場合には、選択商品情報取得部206は、注文モードにおいてその商品が選択されているという内容の、選択商品情報を取得する。
選択表示制御部208は、タッチパネル6に触れて選択された商品の画像上に、指定されているキャラクタ画像を表示する処理を行う。具体的には、選択表示画像指定情報取得部202が取得した選択表示画像指定情報に基づいて表示するキャラクタ画像を特定し、選択商品情報取得部206が取得した選択商品情報に基づいて、キャラクタ画像を表示する商品を特定し、その商品の画像が配置されるメニュー画面上の場所を特定することにより、選択された商品の画像上に指定されているキャラクタ画像を表示させる処理を行う。メニューが複数ページである場合には、選択された商品の画像が含まれるページとそのページ内における場所を特定し、該当ページの該当商品の位置に、キャラクタ画像を表示する。なお、キャラクタ画像は、必ずしも商品の画像に重畳するように表示させる必要はなく、選択した商品と表示されるキャラクタ画像とが対応付けられていることがわかる位置であればよい。
注文情報取得部210は、商品の注文を行って、注文を確定した場合に、その注文内容に関する注文情報を取得する。具体的には、メニュー画面300の会計処理を行うためのアイコン304gに触れて選択された場合に、選択商品情報取得部206が取得した、注文モードにおいて選択された商品を特定する選択商品情報を全て集計し、注文情報として取得する。そして、注文した商品の代金をタッチパネル6に表示し、それに対して所定の決済処理が適正に行われた場合には、注文情報を送信部212によってネットワーク100を介して注文受信装置50に対して送信させる。注文情報は、例えば、アヒルのキャラクタ画像を使用した利用者がカレーライスを1つ注文し、ネコのキャラクタ画像を使用した利用者がラーメンを1つ注文して、注文を確定した場合には、カレーライスとラーメンをそれぞれ1つずつ注文する注文情報が取得される。
なお、決済処理としては、例えば、注文支援装置1が不図示の電子マネーによる決済処理装置を備えることで、電子マネーによる決済機能を有するカードや携帯端末などを用いた電子的な決済処理が可能である。また、クレジットカードの読取装置を備えることで、クレジットカードによる決済を行うようにしてもよい。
また、会計処理が行われた場合に注文情報を送信するという処理に限られず、後払いの会計システムであれば、会計処理のアイコン304gの代わりに、注文を送信する処理を実行させる指示を出すアイコンを表示してもよい。この場合には、その注文送信指示のアイコンが触れられた場合に、注文情報取得部210が注文を集計して注文情報を取得し、送信部210に送信させればよい。
送信部212は、注文情報取得部210が取得した注文情報を、ネットワーク100を通じて、注文受信装置50に送信する処理を行う。
以上が本実施形態の注文支援装置1による注文処理を実現するための機能ブロック図である。以上の機能は、CPU2がメモリ4に記憶されたプログラムを読み込んで、プログラムを実行することにより実現されるものである。
以上のような構成の注文支援装置1によれば、商品の画像に触れて注文する商品を選択すると、その商品の画像上に、予め注文者が指定したキャラクタ画像をスタンプを押したように表示させることができる。従って、例えば、注文者それぞれが1つのキャラクタを指定して、注文する商品を選択していくことで、そのキャラクタに対応するそれぞれの注文者がどのメニューを選択したかが、メニュー画面300を見て一目瞭然に把握することができるという効果が得られる。
また、注文したい商品が複数存在した場合には、選択モードをキープモードにして商品を選択しておくことにより、キープした商品の中から最終的に注文する商品を選ぶことができるため、商品を選びやすいという効果も得られる。
次に、本実施形態の注文支援装置1における注文支援処理の流れを説明する。図4は、本実施形態の注文支援処理を説明するフローチャートである。
まず、Act101において、利用者が、注文支援装置1による注文処理を開始するよう、注文支援装置1のタッチパネル6を操作すると、メニュー画面表示制御部200が、タッチパネル6にメニュー画面300を表示させる。なお、注文支援装置1は、注文処理が行われていない状態においては、待機画面を表示しておき、利用者が画面に触れた場合に、その操作入力に応じてメニュー画面を表示するなどの処理を行うことができる。
次に、Act102において、選択表示画像指定情報取得部202が、商品を選択した場合に商品の画像上に表示するキャラクタ画像を指定する情報を取得し、選択モード取得部204が注文モードか選択モードかなどを指定するモード指定情報を取得する。
次に、Act103において、メニュー画面表示制御部200が、Act102において取得された情報に応じた表示制御を行う。例えば、キャラクタ画像としてアヒルが指定されていた場合には、メニュー画面表示制御部200が、キャラクタ表示アイコン304cとしてアヒルのキャラクタ画像を表示させる。また、商品の選択モードが注文モードに指定された場合には、注文モード指定アイコン304cを強調表示して、注文モードであることを画面表示に反映させる。
次に、Act104において、利用者がタッチパネル6を操作して何らかの操作入力を行った場合には、その操作入力によって取得される情報の種別を判別し、その後、判別結果に応じた処理を行う。
利用者がメニュー画面300の商品の画像に触れて商品を選択した場合には、選択商品情報取得部206が選択された商品を特定する選択商品情報を取得する。そして、Act105において、選択表示制御部208が、取得した選択商品情報に対応する商品の画像上に、Act102において取得された情報において指定されているキャラクタ画像を、指定されているモードに対応させた表示状態で、表示させる。例えば、図3に示すように、キャラクタ画像としてアヒルが指定され、注文モードが指定されている場合には、商品の画像上にアヒルの画像と注文モードによって選択されたことを示すチェックマークを表示させる。キープモードの場合には、例えば、図3に示すように、キャラクタ画像とともに、チェックマークの代わりのハートマークを表示させる。
また、Act104において、選択モードを変更して別のモードを指定する操作であったり、キャラクタ画像を変更する操作であったり、注文した商品の一覧表示を指示する操作などであると判定された場合には、上述のように、選択モード取得部204や選択表示画像指定情報取得部202などが対応する情報を取得し、メニュー画面表示制御部200が、取得された情報に応じたメニュー画面の表示を行う(Act103)。
また、Act104において、取得された情報が、会計処理の実行指示であった場合には、所定の決済処理画面を表示する。そして、上述したような電子マネーなどによる決済処理が適正に行われた場合に、注文情報取得部210が注文情報を取得し(Act106)、その注文情報を送信部212がネットワーク100を介して注文受信装置50に送信する処理を行う(Act107)。
以上が本実施形態の注文支援装置1による、注文支援処理の流れである。
以上に説明したように、本実施形態の注文支援装置1によれば、メニューの画像を、印刷されたメニューブックのような構成で表示するため、メニューを選びやすいという効果が得られる。
そして、メニューを選択した場合に、予め指定しておいたキャラクタ画像を商品の画像上にスタンプを押すように表示させるため、キャラクタを指定した注文者がどの商品を選択したかが、メニュー画面上で一目瞭然に把握できるという効果も得られる。これによって、複数人で注文をする場合に、それぞれが1つずつキャラクタを指定して料理を選択しても、誰がどの料理を選んだかが非常にわかりやすいという効果が得られる。
なお、本実施形態においては、注文支援装置1がメニュー画面を表示する手段を備えると共に、画面の表示制御処理や注文の入力処理などを実行するとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、利用者が実際に操作する端末をタッチパネルディスプレイとし、注文支援装置の実体的な処理である画面の表示制御などの注文支援処理の制御は、ネットワーク100に接続される別のサーバ装置などによって行ってもよい。また、本実施形態において説明した、注文受信装置50が注文支援装置の実体的な処理を行ってもよい。
また、本実施形態の注文支援装置1においては、表示装置及び操作入力装置としてタッチパネル6を用いるとしたが、これに限られるものではなく、表示装置と操作入力装置とをそれぞれ別々の装置として備えてもよい。例えば、表示装置として通常の液晶ディスプレイなどを備え、操作入力装置としてマウスやタッチパッドなどのポインティングデバイスやキーボードなどを備えるように構成してもよい。さらに、タッチパネルやマウスなどの操作入力装置の代わり、又は、操作入力装置に加えて、音声によって商品の選択やモードの選択を行うマイクを備えてもよい。この場合は、例えば、商品名をマイクによって入力し、注文支援装置1が入力された音声から商品を特定して、選択表示制御部208がその商品の画像上にキャラクタ画像を表示させる処理を実行することができる。
また、本実施形態においては、補助記憶装置をHDDとして説明したが、これに限られるものではなく、補助記憶装置として利用可能な装置であればよい。例えば、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)やHDD以外の磁気ディスクなどを利用することができる。
また、本実施形態においては、注文支援装置1がHDD6を備え、メニュー画面データをHDD6から読み込んでタッチパネル6に表示するとしたが、これに限られるものではなく、ネットワーク100を介して外部からメニュー画面データなどの画像データを取得してもよい。例えば、注文受信装置50や、別途設けられるサーバ装置などからメニュー画面データ等を取得して表示することができる。
また、本実施形態においては、注文支援装置1と注文受信装置50とがネットワーク100を介して接続されるとして説明したが、これに限られるものではなく、無線によって情報通信を行ってもよい。この場合には、注文支援装置1および注文受信装置50に電波の送受信を行うための送受信機を備えればよい。
また、本実施形態の説明においては、商品を選択するモード(目的)として、注文モードとキープモードを例にして説明したが、同様の機能によって、注文した商品の評価処理を実行することもできる。例えば、図3に示しているように、評価アイコン304hとして、「美味しかった」という評価アイコンと、「いまいち」という評価アイコンの二つを配置する。そして、例えば、利用者が料理を食べた後に、その料理が美味しかったと感じた場合には、「美味しかった」アイコンに触れて選択し、その状態で商品の画像に触れて選択すると、その商品の評価情報として「美味しかった」という評価をすることができる。このようにして注文支援装置1に入力される評価情報を、注文受信装置50などの端末に集約することで、各商品の評価を簡単に集めることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態の注文支援装置1は、利用者が予め設定した予算に基づいて、注文のために選択された商品の(合計)額が設定された予算を超えたと判定した場合に、選択表示画像、つまり、スタンプするように商品画像上に表示されるキャラクタ画像の表示状態を変更する処理を行う点を特徴とする。利用者は、注文しようとした商品の(合計)額が、予算を超えた場合に表示状態が変化することで、予算を超えたことを直感的に把握することができる。特に、複数商品を注文した場合には、利用者が自分で合計金額を計算することなく、自分の注文がどのくらいの金額になっているかをすぐに把握することができる。以下、図面に基づいて本実施形態の注文支援装置1を説明するが、第1の実施形態の注文支援装置と重複する構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図5は、本実施形態の注文支援装置1の機能ブロック図である。本実施形態の注文支援装置1は、第1の実施形態において説明した機能ブロックに加え、予算情報取得部214と、予算超過判定部216と、を備える。
本実施形態の注文支援装置1においては、まず、メニュー画面表示制御部200が、注文を開始する前や、注文の途中に、注文者の予算を設定する画面を表示する。注文を開始する前のケースとしては、例えば、注文支援装置1に対する操作入力が行われておらず、注文を待っている待機画面が表示されているような状態において、利用者がタッチパネル6に触れて注文を開始する際に、予算設定を行うか否かを質問する確認画面を表示する。そして、利用者が確認画面において予算設定を行うように選択した場合に、予算設定画面を表示する処理を実行する。また、注文の途中に予算設定を行うケースでは、例えば、図3のメニュー画面300のアイコン表示エリア304などに、不図示の予算設定処理実行指示用のアイコン(例えば、「予算入力」アイコン)を配置し、利用者がそのアイコンに触れた場合に、予算設定画面を表示するように設定することができる。
以上のような処理によって、予算設定画面を表示した後、利用者が予算額を入力し、入力情報を確定すると、予算情報取得部214が、その予算額を示す情報である予算情報を取得する。
予算超過判定部216は、選択商品情報取得部206から、選択されている商品情報を取得し、合計額を算出し、その合計額が、予算情報取得部214が取得した予算額を超過しているか否かを判定する。
選択表示制御部208は、予算超過判定部216が予算額を超過していると判断した場合には、その時点で商品の画像上に表示されているキャラクタ画像であって、予算設定をした利用者が利用しているキャラクタ画像を、通常のキャラクタ画像の表示とは異なる表示状態に変化させる。通常のキャラクタ画像の表示とは異なる表示状態としては、例えば、キャラクタ画像の色を変化させたり、予算オーバーである旨を示す警告を併せて表示させたり、キャラクタ画像の表情やデザインを変化させることなどが挙げられる。
次に、本実施形態の予算超過判定処理、及び、予算オーバーと判断された場合の表示変更処理の流れについて説明する。図6は、当該処理のフローチャートである。
まず、Act201において、上述したように、待機状態から注文を操作入力する処理を開始する間に予算設定画面において予算が設定されたり、注文の途中で予算設定がされると、予算超過判定部216による予算超過判定処理とその結果に基づいた表示制御が行われる予算判定モードにおいて、商品の選択入力を受け付ける処理が開始される。
次に、Act202において、予算情報取得部214が、Act201の処理で予算が設定されると、その設定された予算情報を取得する。
次に、Act203において、利用者がタッチパネル6に触れて商品を選択すると、選択商品情報取得部206が、その選択された商品の情報を取得する。
次に、Act204において、予算超過判定部216が、選択商品情報取得部206が取得した選択された商品の情報を取得し、商品の値段から合計額を算出し、予算情報取得部214が取得した予算額と対比して、予算をオーバーしているか否かの判定(予算超過判定)処理を行う。なお、注文の途中で予算判定モードになった場合には、その時点から予算超過判定を行って、その結果を画面表示にすぐに反映させるために、Act203の処理を行わずに、Act204の判定処理を行うことができる。
Act204において、選択された商品の合計額が、予算をオーバーしていたと判定された場合には、Act205において、選択表示制御部208が、商品の画像上に表示されているキャラクタ画像の表示状態を変更する処理を実行する。一方、Act204において、予算をオーバーしていなかったと判定された場合には、Act206に進む。
次に、Act206において、会計処理などに進み、商品の注文処理が終了したか否かを判定する。さらに商品の選択が行われた場合には、Ac203に戻って処理を繰り返す。一方、商品の注文処理が終了した場合には、予算判定モードでの処理を終了する。
以上が、本実施形態の注文支援装置1による予算判定処理及びそれに基づく表示制御処理の流れである。以上のような処理によれば、予算がある場合に、予算をオーバーしたか否かをすぐに把握できるため、より商品の選択が行ないやすくなる効果が得られる。
なお以上の処理において、注文を開始する前に予算判定モードが設定された場合には(Act201、Act202)、キャラクタ画像指定情報やモード指定情報などの取得処理は、Act201の前に実行してもよいし、Act201やAct202の処理と並行して実行してもよいし、Act202とAct203の間のタイミングで実行してもよい。また、注文の途中に予算判定モードが設定された場合には、キャラクタ画像指定情報などが既に取得された状態で、Act201以降の処理が実行される。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態の注文支援装置1は、注文のために商品が選択された場合に、キャラクタ画像の表示状態を変更させて、その商品に関する付加情報を表示する処理を行うことを特徴とする。商品に関する付加情報とは、例えば、その商品がどのくらいの時間で注文者に提供されるかを示す待ち時間や、その商品の販売可能な残り個数や、その商品の人気の程度などである。
付加情報として待ち時間を表示する場合には、注文者は、選択した商品が注文からどのくらいの時間で提供されるかを把握できるため、表示される待ち時間に応じて商品を選択することができる。特に、商品として料理を提供する場合には、その店舗に対する注文数や、その商品の注文数等によって待ち時間が逐次変化するため、状況に合った待ち時間の表示を行うことができる。
以下、本実施形態においては、商品が選択された場合に待ち時間を表示する処理を実行する場合を例示して説明する。
図7は、本実施形態の注文支援装置1の機能ブロック図である。本実施形態の注文支援装置1は、図2に示した機能ブロックに加え、さらに、付加情報取得部としての待ち時間取得部218を備える。
待ち時間取得部218は、初期設定として、又は、不図示の待ち時間表示モード設定アイコンなどに触れることにより、待ち時間を表示する設定(モード)に変更した状態において商品が選択されると、選択商品情報取得部206からその商品を特定する情報を取得する。そして、取得した商品の情報に基づいて、ネットワーク100を介して各商品の待ち時間情報を保有している装置、例えば、注文受信装置50からその商品の待ち時間を取得する。
そして、選択表示制御部208は、待ち時間取得部218が取得した待ち時間に応じて、キャラクタ画像の表示状態を変化させる。例えば、選択表示制御部208は、待ち時間そのものをキャラクタ画像の近くに表示させることにより、商品を選択した利用者に対して待ち時間を示すことができる。また、例えば、選択表示制御部208は、待ち時間に応じて、キャラクタの表情などキャラクタ自体の表示状態を変更してもよい。
なお、待ち時間(人気順位や残り個数なども同様)は、メニューを選んでいる間に逐次変化していくため、待ち時間取得部は、選択されている商品の待ち時間を定期的に注文情報取得装置50等に問い合わせて、正確な待ち時間を表示できるようにしてもよい。
次に、本実施形態の注文支援装置1による待ち時間表示処理の流れを説明する。図8は、待ち時間表示処理の流れを説明するフローチャートである。
まず、Act301において、選択商品情報取得部206が、商品が選択されて、その商品を特定する情報を取得する。
そして、Act302において、待ち時間取得部218が、待ち時間を表示するモード設定の有無に基づいて待ち時間を表示する必要があるか否かの判定を行う。待ち時間を表示するモードに設定されていた場合には、Act303において、待ち時間取得部218が、ネットワーク100を介して、選択された商品の待ち時間情報を保有している装置、例えば、注文受信装置50に、当該商品の待ち時間を問い合わせて、待ち時間を取得する。一方、Act302において、待ち時間を取得する必要が無いと判定された場合には、待ち時間を表示することなくAct305に進む。
次に、Act304において、選択表示制御部208が、取得された待ち時間を、選択された商品の画像上に表示されるキャラクタ画像と共に表示する。なお、待ち時間そのものを表示するのではなく、キャラクタ画像の表示状態(キャラクタの色や表情など)を変更して待ち時間の程度を表示する場合には、待ち時間に応じて対応する表示状態に変化させる。例えば、待ち時間が20分以上の場合には、キャラクタの色を赤にするとか、キャラクタを点滅表示させるとか、困った表情にするなどの表示状態の変更処理を行うことが考えられる。また、キャラクタ画像に付随して、待ち時間が長い旨を知らせる文章(例えば、「待ち時間が20分以上です」など)を表示するようにしてもよい。
次に、Act305において、会計処理などに進み、待ち時間を表示する必要のある処理が終了したか否かを判断し、終了した場合には待ち時間表示処理を終了する。一方、引き続き待ち時間を表示するモードで商品が選択される場合には、Act302に戻り、処理を繰り返す。
なお、待ち時間を定期的に更新する場合には、商品の画像が表示されるメニュー画面を表示している間は、定期的に待ち時間取得部218が、選択されている商品について待ち時間を取得する処理を行うことができる。
なお、本実施形態においては、商品が選択されて、選択商品情報が取得された場合に、ネットワーク100を介して待ち時間を取得するとして説明したが、これに限られるものではなく、待ち時間取得部218が全ての商品について(又は、一部の商品について)、待ち時間を取得する処理を並行して実行しておいてもよい。この場合には、商品が選択されてからネットワーク100を介してその商品の待ち時間を取得する場合に比べて、素早く待ち時間が取得されるため、商品の選択から待ち時間を表示するまでのタイムラグが少ないというメリットがある。
また、注文支援装置1は、待ち時間そのままを取得するのではなく、待ち時間を算出可能な情報を取得して、取得した情報に基づいて、注文支援装置1が自ら待ち時間を算出し、表示させるように処理してもよい。
なお、本実施形態においては、商品に関する情報として、待ち時間を例に説明したが、上述したように、このほかにも、商品の人気度に関する情報としての人気順位や、商品を提供可能な残り数などを表示することも可能である。人気順位を表示する場合には、付加情報取得部として、人気順位取得部(人気度情報取得部)をさらに備え、図8に示した待ち時間取得処理フローと同様の処理によって人気順位を取得して、人気順位を表示することができる。商品の残り数を表示する場合には、同様に、付加情報取得部として商品提供可能数取得部をさらに備え、図8に示した待ち時間取得処理フロート同様の処理によって商品の提供可能数を取得し、表示することができる。
さらに、本実施形態においては、選択表示制御部208は、待ち時間(人気順位、商品の残り数)などの付加情報そのものを表示したり、キャラクタの表示状態を付加情報の内容(待ち時間など)に応じて変更したりするとして説明したが、この付加情報やキャラクタ画像の表示状態の変化のさせ方を、商品の選択目的を指定する選択モードに応じて変えるように処理することもできる。具体的には、付加情報として商品の残り個数を表示する場合を例に説明すると、選択モードが注文モードの場合とキープモードの場合とで、残り個数の程度に応じた表示が異なるように表示する。例えば、キープモードの場合には、残り個数が少なくなると、選択された商品の画像上に表示されているキャラクタ画像の表情を焦った表情に変化させ、注文モードの場合には、焦った表情に加えて、キャラクタ画像を点滅させて表示する。この場合は、キープモードよりも、選択している料理を注文する可能性が高い注文モードにおいて料理を選択しているユーザに対して、残り数が少ないことをより強調して表示することができる。このように、選択モードと表示する付加情報の両方に応じて、キャラクタ画像や付加情報の表示の変化のさせ方を変えることで、より直感的にわかりやすく付加情報の内容をユーザに伝えることができる。なお、このように、選択モードに応じてキャラクタ画像や付加情報の表示の変化のさせ方を変える場合には、図7の破線矢印で示すように、選択表示制御部208が、選択モード情報取得部204から選択モード指定情報を取得し、付加情報取得部(図7では、待ち時間取得部218に対応)から付加情報を取得し、それら取得された両方の情報に基づいて表示制御することで実現される。
以上説明した本実施形態によれば、選択した商品に関する情報を、キャラクタ画像と共に、あるいはキャラクタ画像の表示状態を変更して表示することができる。たとえば、待ち時間が表示される場合には、その待ち時間を参考にして商品をさらに注文したり、注文を取り消したり、別の人がその待ち時間を参考にして注文をすることができる。従って、本実施形態の注文支援装置1によれば、このような商品に関連した情報を参考にすることができるため、より注文が行いやすくなるという効果が得られる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。本実施形態の注文支援装置1は、注文支援装置1を利用して注文を行う際に、予め登録しておいた利用者のID情報に基づいて、ログイン処理を行い、当該ID情報に紐付けられている情報を、キャラクタ画像の表示状態を変更することにより表示することを特徴とする。以下、本実施形態の注文支援装置1を説明するが既に説明した実施形態と重複する構成については説明を省略する。
また、以下に説明する本実施形態においては、当該ID情報に紐付けられている情報として、各商品の過去に食べた回数を例として説明する。つまり、利用者が後述するログイン処理によってログインした状態で商品を選択すると、その商品の画像上に、選択したことを示すキャラクタ画像と、過去にログインした状態でその商品を注文した回数を表示する場合について説明する。これにより、選択した商品の過去の注文状況を簡単に把握することができ、注文を決定する際の参考にすることができる。
図9は、本実施形態の注文支援装置1の機能ブロック図である。本実施形態の注文支援装置1は、図2に示した機能ブロックに加え、ID情報取得部230と、認証部232と、注文回数取得部234と、をさらに備える。なお、ID情報取得部230と認証部232によって行なわれる認証処理(ログイン処理)は、様々な方法によって実行することができるが、以下の説明においては、例として、予め会員登録などを行い、その際に発行されるID情報が記憶されたIDカードの読取処理を行って認証処理を行う場合について説明する。
ID情報取得部230は、利用者が不図示の注文支援装置1のカード読取装置によって、IDカードの読取処理を行うと、そのカードに記憶されたID情報を取得する。
認証部232は、ネットワーク100を介してID情報が記憶されたID情報サーバ800にアクセスし、ID情報取得部230が取得したID情報が、登録されているIDであるか否かを判定する。そして、認証部232は、取得したID情報がID情報サーバ800に登録されているID情報と一致した場合には、ログインを認める。
注文回数取得部234は、所定のIDでログインした状態において、そのIDの利用者がタッチパネル6に触れて商品を選択して、選択商品情報取得部206がその選択された商品の情報を取得した場合に、ログイン状態のID情報に紐付けられている当該選択された商品の過去の注文回数を、その情報が記憶されている記憶装置(例えば、ID情報サーバ800)から取得する。
次に、図10、図11に基づいて、以上の機能ブロックによって実行される、認証処理及び注文回数の表示処理の流れについて説明する。図10は、認証処理の流れを説明するためのフローチャートである。図11は、認証処理によってログイン後に、商品を選択して、キャラクタ画像と共に過去の注文回数を表示させる処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、図10のAct401において、利用者がIDカードの読取操作を行なって認証処理をスタートすると、ID情報取得部230がそのIDカードからID情報を取得する。
次に、Act402において、認証部232が、ネットワーク100を介してID情報サーバ800を参照し、取得したID情報が登録されているID情報であるか否かの判定を行う。取得したID情報が登録されているID情報であった場合には、Act403においてログインを認める。一方、Act402において、取得したID情報が登録されているID情報ではなかった場合には、Act405においてログインができない旨の表示を行い、ログイン処理を終了する。
次に、Act402にてログインが認められた場合に、Act403において、例えば、ID情報に紐付けられている何らかの情報が存在する場合には、その情報を取得し、必要に応じて画面の表示に反映させる。例えば、ログインが認められたID情報の利用者が、すでに、商品を選択した場合に画面上に表示させるキャラクタを登録している場合には、その登録されているキャラクタ画像を特定する情報を取得して、メニュー画面300のキャラクタ表示アイコン304cなどに、登録しているキャラクタを表示させる処理を行う。
以上が、本実施形態の注文支援装置1による、認証処理の流れである。
次に、以上の認証処理によってログインが認められ、その後利用者がログイン状態で注文を行った場合に、選択した商品を過去に注文した回数を画面に表示する処理について、図11に基づき説明する。
まずAct501において、商品が選択された場合に、選択商品情報取得部206が、選択された商品を特定する選択商品情報を取得する。
次に、Act502において、注文回数取得部234は、例えば、注文回数がID情報と紐付けられて登録されているID情報サーバ800を参照し、ログインしているID情報に紐付けられている選択された商品の注文回数を取得する。例えば、ID「1111」のユーザが、「ラーメン」を注文した場合には、注文回数取得部234は、ID情報サーバを参照して、ID1111に紐付けられている注文回数情報の中から、ラーメンの注文回数を検索し、取得する処理を行う。
次に、Act503において、選択表示制御部208は、選択された商品の画像上に、予め指定されているキャラクタ画像と共に、注文回数取得部234が取得した注文回数を表示する処理を行う。例えば、上記例において、ラーメンの過去の注文回数が3回であった場合には、そのキャラクタ画像の近く(又はキャラクタ画像との関連がわかる位置)に注文回数が3回である旨を表示する
そして、Act504において、注文が終了したか否かを判定し、さらに商品の選択があった場合には、Act502に戻って、処理を繰り返す。
なお、一回の注文で複数のIDでログインする場合には、ひとつのIDでの選択が終了し、次のIDに切り替えて商品の選択が行われた際に、切り替えられたIDに対応する注文回数を取得する処理を行うことで、それぞれのIDに対応した過去の注文回数を表示させることができる。
以上の本実施形態によれば、商品を選択した場合に、過去に注文した回数がキャラクタ画像と共に表示されるため、選択した商品が過去に注文された商品であるか否かをすぐに把握することができる。従って、商品を選ぶ際に商品が過去に注文したものであるかどうかを判断基準のひとつとして利用することができる。
以上説明した各実施形態に係る注文支援装置を構成するコンピュータにおいて上述した各動作を実行させるプログラムを、注文支援処理プログラムとして提供することができる。本実施の形態では、発明を実施する機能を実現するための当該プログラムが、装置内部に設けられた記憶領域に予め記録されている場合を例示したが、これに限らず同様のプログラムをネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様のプログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。具体的に、記録媒体としては、例えば、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、回線上の伝送媒体などが挙げられる。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と共働してその機能を実現させるものであってもよい。
なお、プログラムは、その一部または全部が、動的に生成される実行モジュールであってもよい。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。