JP2008287466A - 電子機器、情報提供システム、および、情報提供方法 - Google Patents

電子機器、情報提供システム、および、情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の人が代金を分担すべく各人の支出金額を計算する割り勘計算を、計算の条件の変化に応じて手軽に行えるようにする。
【解決手段】店舗に来店した顧客グループ毎に割り当てられるテーブル端末装置2により、顧客グループの総支出金額と、顧客グループに属する人の一人あたりの支出金額を算出し、算出した総支出金額および支出金額を表示するとともに、新たに注文する商品と注文数量とが指定された場合に、新たに指定された商品と注文数量に基づいて仮の総支出金額を算出し、算出した仮の総支出金額に基づいて一人あたりの仮の支出金額を算出し、算出した仮の総支出金額と一人あたりの仮の支出金額とを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、来店した顧客に情報を提供する電子機器、この電子機器を備えた情報提供システム、および、情報提供方法に関する。
複数の人が一緒に飲食した場合に代金の支払いを分担する、いわゆる割り勘がよく知られている。一般的には、店舗における代金の精算を行った後に、一人あたりの支出金額を電卓等で計算しているが、この計算の負担を軽減すべく、割り勘の計算を精算前に行えるようにしたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたシステムによれば、店舗の従業員が持つ携帯端末の操作により、顧客の求めに応じて、その顧客のテーブルの飲食代金と一人あたりの支出金額とがレジのプリンタによって印刷される。このシステムでは、早めに退席した人、および、途中から加わった人の支出金額が、他の人より一定額だけ少なくなるような計算も実行できる。
特開2005−165756号公報
ところで、予め一人あたりの支出金額が決まっている場合には、この支出金額をもとに飲食代金の上限が定まる。この場合、飲食中に、その時点における代金の総額を把握し、飲食代金との差を勘案しながら追加注文を行う必要がある。しかしながら、例えば特許文献1に記載されたシステムにおいては、追加注文を行って代金の総額が変わる毎に、顧客が従業員に割り勘計算を依頼し、レジのプリンタで印刷してもらう必要があり、非常に面倒であった。このため、代金の総額の計算や、この総額に基づいて各人の支出金額を求める計算は手作業に頼らざるを得ず、顧客の負担が大きいという問題があった。
本発明は、複数の人が代金を分担すべく各人の支出金額を計算する割り勘計算を、計算の条件の変化に応じて手軽に行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、店舗に来店した顧客グループ毎に割り当てられ、前記顧客グループが注文した商品と注文数量とを示す情報と、前記店舗で提供される商品の価格を示す商品情報とに基づいて、前記顧客グループの総支出金額を算出する総支出金額算出手段と、前記総支出金額算出手段により算出された総支出金額をもとに、前記顧客グループに属する複数の人の一人あたりの支出金額を算出する割り勘計算手段と、前記総支出金額算出手段により算出された総支出金額、および、前記割り勘計算手段により算出された一人あたりの支出金額を表示する表示手段と、新たに注文する商品と注文数量とが指定された場合に、新たに指定された商品と注文数量とをもとに前記総支出金額算出手段によって仮の総支出金額を算出させ、算出された仮の総支出金額に基づいて前記総支出金額算出手段によって一人あたりの仮の支出金額を算出させ、算出された仮の総支出金額と一人あたりの仮の支出金額とを前記表示手段により表示させる制御手段と、を備えること、を特徴とする電子機器を提供する。
この構成によれば、1または複数人の顧客からなる顧客グループの各々に割り当てられた電子機器により、顧客グループが注文した内容に基づいて総支出金額を算出するとともに割り勘計算を行って、一人あたりの支出金額を算出して表示する。これにより、例えば商品として飲食物を提供する飲食店においては、飲食中であっても総支出金額と一人あたりの支出金額とを把握できる。また、新たに注文しようとする商品と注文する数量とが指定されると、指定された内容に基づいて総支出金額と一人あたりの支出金額とを新たに算出して表示するので、顧客は、注文を行った場合に総支出金額と一人あたりの支出金額がどのように増加するかを、例えば注文を実行する前に知ることができる。これにより、顧客は、総支出金額の変化に応じて割り勘計算の計算結果を知ることができ、例えば総支出金額が予算内に収まるように注文を行うといった管理を容易に行うことができるなど、顧客の利便性を大幅に高めることができる。
また、本発明は、店舗に来店した顧客グループ毎に割り当てられ、前記店舗で提供される商品と注文数量とを指定する入力操作が行われた場合に、指定された商品と注文数量とを示す情報を含む注文情報を出力する端末装置と、前記端末装置から出力された注文情報を前記顧客グループ毎に記憶する注文情報記憶部と、前記店舗で提供される商品の価格を含む商品情報を記憶した商品情報記憶部と、を有する注文管理装置と、を備え、前記端末装置は、前記注文情報記憶部に記憶された注文情報と前記商品情報記憶部に記憶された商品情報とに基づいて、当該端末装置が割り当てられた前記顧客グループの総支出金額を算出する総支出金額算出手段と、前記総支出金額算出手段により算出された総支出金額をもとに、前記顧客グループに属する複数の人の一人あたりの支出金額を算出する割り勘計算手段と、前記総支出金額算出手段により算出された総支出金額、および、前記割り勘計算手段により算出された一人あたりの支出金額を表示する表示手段と、新たに注文する商品と注文数量とが指定された場合に、前記注文情報を出力する前に、新たに指定された商品と注文数量とをもとに前記総支出金額算出手段によって仮の総支出金額を算出させ、算出された仮の総支出金額に基づいて前記総支出金額算出手段によって一人あたりの仮の支出金額を算出させ、算出された仮の総支出金額と一人あたりの仮の支出金額とを前記表示手段により表示させる制御手段と、を備えること、を特徴とする情報提供システムを提供する。
この構成によれば、1または複数人の顧客からなる顧客グループの各々に割り当てられ、商品と注文数量とを指定する入力操作に応じて注文情報を出力する端末装置と、この注文情報を記憶する注文情報記憶部と商品の価格を含む商品情報を記憶する商品情報記憶部とを有する注文管理装置とを備えた情報提供システムにおいて、端末装置により、顧客グループが注文した内容に基づいて総支出金額を算出し、さらに割り勘計算を行って一人あたりの支出金額を算出して表示する。これにより、顧客は、例えば商品として飲食物を提供する飲食店において、飲食中であっても総支出金額と一人あたりの支出金額とを把握できる。また、端末装置の操作により新たに注文する商品と注文する数量とが指定されると、端末装置が注文情報を出力する前に、指定した内容に基づいて総支出金額と一人あたりの支出金額とを新たに算出して表示する。このため、顧客は、注文を行った場合に総支出金額と一人あたりの支出金額がどのように増加するかを、注文実行前に知ることができる。これにより、顧客は、総支出金額の変化に応じて割り勘計算の計算結果を知ることができ、例えば総支出金額が予算内に収まるように注文を行うといった管理を容易に行うことができるなど、顧客の利便性を大幅に高めることができる。
上記構成において、前記端末装置は、前記顧客グループの総支出金額の上限金額が指定されている場合に、この上限金額と前記総支出金額算出手段により算出される総支出金額との差額に基づいて推奨商品を選択し、選択した推奨商品に係る情報を前記表示手段により表示させる推奨表示制御手段を備えるものとしてもよい。
この場合、総支出金額の上限が指定されている場合に、現在の総支出金額と上限金額との差額に基づいて推奨商品が選択されて表示される。これにより、顧客は、予算の上限金額が決まっている場合に、煩雑な計算を行うことなく、上限金額を超えない範囲で商品を容易に選択することができ、顧客の利便性を大幅に高めることができる。
また、上記構成において、前記端末装置は、前記割り勘計算手段により一人あたりの支出金額を算出する条件として、前記顧客グループを支出金額の異なる複数のグループに分割した場合における各グループの支出金額の差と、各グループに属する人数と、を含む条件を設定する条件設定手段をさらに備え、前記割り勘計算手段は、前記条件設定手段により設定された条件を満たすよう一人あたりの支出金額を算出するものとしてもよい。
この場合、顧客グループに属する人を任意の人数で複数のグループに分けて、各グループの支払金額に差をつけて支払金額を算出することが可能になる。これにより、顧客毎に支払金額に差を付けるなど複雑な条件に基づく割り勘計算を容易に行うことができ、顧客の利便性を著しく高めることができる。
また、本発明は、店舗に来店した顧客グループ毎に割り当てられ、前記店舗で提供される商品と注文数量とを指定する入力操作が行われた場合に、指定された商品と注文数量とを示す情報を含む注文情報を出力する端末装置と、前記端末装置から出力された注文情報を前記顧客グループ毎に記憶する注文情報記憶部と、前記店舗で提供される商品の価格を含む商品情報を記憶した商品情報記憶部とを有する注文管理装置と、を備えた情報提供システムを制御して、前記端末装置により、前記注文情報記憶部に記憶された前記注文情報と前記商品情報記憶部に記憶された前記商品情報とに基づいて、当該端末装置が割り当てられた前記顧客グループの総支出金額を算出し、算出した総支出金額をもとに、前記顧客グループに属する複数の人の一人あたりの支出金額を算出し、算出した総支出金額および支出金額を表示するとともに、前記商品と注文数量とが新たに指定された場合に、前記注文情報を出力する前に、新たに指定された商品と注文数量に基づいて前記総支出金額算出手段によって仮の総支出金額を算出し、算出した仮の総支出金額に基づいて前記総支出金額算出手段によって一人あたりの仮の支出金額を算出し、算出した仮の総支出金額と一人あたりの仮の支出金額とを表示すること、を特徴とする情報提供方法を提供する。
この構成によれば、1または複数人の顧客からなる顧客グループの各々に割り当てられ、商品と注文数量とを指定する入力操作に応じて注文情報を出力する端末装置と、この注文情報を記憶する注文情報記憶部と商品の価格を含む商品情報を記憶する商品情報記憶部とを有する注文管理装置とを備えた情報提供システムにおいて、端末装置により、顧客グループが注文した内容に基づいて総支出金額を算出し、さらに割り勘計算を行って一人あたりの支出金額を算出して表示する。これにより、顧客は、例えば商品として飲食物を提供する飲食店において、飲食中であっても総支出金額と一人あたりの支出金額とを把握できる。また、端末装置の操作により新たに注文する商品と注文する数量とが指定されると、端末装置が注文情報を出力する前に、指定した内容に基づいて総支出金額と一人あたりの支出金額とを新たに算出して表示する。このため、顧客は、注文を行った場合に総支出金額と一人あたりの支出金額がどのように増加するかを、注文実行前に知ることができる。これにより、顧客は、総支出金額の変化に応じて割り勘計算の計算結果を知ることができ、例えば総支出金額が予算内に収まるように注文を行うといった管理を容易に行うことができるなど、顧客の利便性を大幅に高めることができる。
本発明によれば、端末装置により、総支出金額の変化等に応じて割り勘計算を手軽に行うことができ、顧客の利便性を大幅に高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るオーダー管理システム1の概略構成を示す図である。
情報提供システムとしてのオーダー管理システム1は、外食産業の店舗など、顧客の求めに応じて物品またはサービスを提供する店舗に設置され、顧客が注文した商品に係る情報を管理して、顧客への商品の準備、提供、顧客による代金の支払等を速やかに行えるようにするシステムである。本実施形態ではレストランに設置された場合を例に挙げて説明する。
図1のオーダー管理システム1は、顧客が着席するテーブルに設置されたテーブル端末装置2(電子機器、端末装置)、店舗の従業員のうち接客担当者が使用するハンディターミナル3、オーダー管理システム1を集中制御するオーダー管理装置4(注文管理装置)、上記店舗における会計・精算業務を行うためのレジ端末装置5、および、調理場に設置される調理側端末装置6を備える。なお、図1にはテーブル端末装置2およびハンディターミナル3を1台ずつ図示しているが、オーダー管理システム1におけるテーブル端末装置2およびハンディターミナル3の数は特に制限されない。
テーブル端末装置2は1つのテーブルに1台設置される。テーブル端末装置2は、そのテーブルに着席した顧客グループに割り当てられ、この顧客グループの注文に関する情報を処理する装置である。本実施形態では、一つのテーブルに着席した一人または複数人の顧客が、一つの顧客グループを構成するものとして説明する。
テーブル端末装置2は、略平板状の本体20の表面に表示画面21を備えている。表示画面21は、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等により構成され、各種画像を表示する。表示画面21の表面にはタッチパネルが重ねて配設され、表示画面21の表面に対する接触操作を検出する。また、本体20には、オーダー管理装置4との間で無線通信を実行するためのアンテナ22が配設されている。
ハンディターミナル3は、上記店舗において接客を担当する従業員が携帯する端末装置である。図1に示すように、ハンディターミナル3は、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等により構成される表示画面31と、従業員が入力操作を行うための操作部32とを備え、さらに、オーダー管理装置4との間で無線通信を実行するためのアンテナ33が配設されている。ハンディターミナル3は、内蔵する制御部(図示略)の機能により、操作部32の操作により入力された注文の内容を表示画面31に表示し、この注文の内容を示すオーダー情報を生成して、オーダー管理装置4へ無線送信する。
オーダー管理装置4は、顧客が注文した内容を示すオーダー情報を記憶するオーダー情報データベース11と、上記店舗で提供される商品(飲食物・料理)に関する商品情報を記憶した商品情報データベース12とを備える。オーダー情報データベース11に記憶されたオーダー情報は、顧客のグループに割り当てられたテーブル端末装置2を特定する情報と、この顧客のグループにより注文された商品の種類または名称、および、注文された数を示す情報とを含んでいる。つまり、オーダー情報データベース11内には、顧客グループ毎に、注文内容を示す情報が記憶されている。商品情報データベース12に記憶された商品情報は、商品の種類または名称毎と価格とを対応づけた情報を含んでいる。
オーダー管理装置4はプリンタ13を備え、このプリンタ13により、顧客グループ毎に注文した商品の明細と支払代金とが記された支払伝票を印刷する。
オーダー管理装置4は、テーブル端末装置2およびハンディターミナル3との間で無線通信を実行し、テーブル端末装置2またはハンディターミナル3からオーダー情報が送信された場合に、このオーダー情報を受信してオーダー情報データベース11に記憶する。また、オーダー管理装置4は、レジ端末装置5から特定の顧客グループの精算に要する情報が要求された場合に、要求された顧客グループに関するオーダー情報をオーダー情報データベース11から読み出して、レジ端末装置5へ送信する。さらに、オーダー管理装置4は、読み出したオーダー情報に含まれる商品の商品情報を商品情報データベース12から読み出して、レジ端末装置5へ送信する。
レジ端末装置5は、上記店舗の会計場所に設置され、上記店舗の従業員による操作に応じて、会計処理を行う。具体的には、プリンタ13により印刷された支払伝票の番号が入力されると、この番号に対応するオーダー情報をオーダー管理装置4から取得し、顧客グループが注文した商品および注文した数を特定する。ここでレジ端末装置5は、取得したオーダー情報に含まれる各商品の価格をオーダー管理装置4から取得し、取得した情報および税率等の情報をもとに総支出金額を算出する。顧客により支払が行われると、レジ端末装置5は釣り銭の計算を行ってドロワ(図示略)を開放し、従業員による釣り銭の受け渡しを可能とする。さらに、レジ端末装置5はプリンタ14によってレシートを印刷する。また、レジ端末装置5は、上記店舗における総支出金額のデータを集積し、上記店舗の売り上げ計算処理等を行う。
調理側端末装置6は、上記店舗の調理場に設置され、オーダー管理装置4からオーダー情報が送信された場合に、このオーダー情報に基づいて、プリンタ15によって調理伝票を印刷する。この調理伝票は、調理を担当する従業員に対して注文の内容を伝達し、調理の進行状況を確認する等の目的で用いられる。
このオーダー管理システム1においては、顧客自身がテーブル端末装置2を操作し、或いは、従業員がハンディターミナル3を操作して商品の注文を行うと、テーブル端末装置2またはハンディターミナル3から、注文された商品と注文数量とを示すオーダー情報がオーダー管理装置4へ送信される。そして、オーダー管理装置4により、オーダー情報データベース11内のオーダー情報が更新され、オーダー情報が調理側端末装置6に送信されて、調理側端末装置6が備えるプリンタ15により調理伝票が出力される。これにより、顧客グループの注文が調理場に伝達され、調理が行われる。
また、オーダー管理装置4が備えるプリンタ13により、注文を行った顧客グループ宛ての支払伝票が印刷され、接客担当の従業員は、注文された商品を顧客グループのテーブルに運ぶ際に、支払伝票を届ける。
このように構成されるオーダー管理システム1において、テーブル端末装置2は、上述したように商品を注文する機能に加えて、現在の支払代金の合計金額を表示し、設定された人数で支払を分担する際の一人あたりの支出金額を計算する割り勘計算機能を備えている。また、テーブル端末装置2は、割り勘計算の前提となる各種条件を設定するための設定機能、および、商品注文前に、注文しようとする商品の代金を含めた割り勘計算を行う機能をも備えている。以下、テーブル端末装置2の構成および動作について詳述する。
図2は、テーブル端末装置2の制御系の構成を示す機能ブロック図である。テーブル端末装置2の各部を制御するCPU23、CPU23により実行されるプログラムやデータ等を一時的に記憶するメモリ24、CPU23により実行される制御プログラム等を不揮発的に記憶したROM25、表示画面21(図1)に配設されたタッチパネルにより接触操作を検出する操作部26、表示画面21を駆動して各種画像を表示させる表示部27、および、アンテナ22を介してオーダー管理装置4との間で無線通信を実行する無線通信インタフェース28を備えている。
CPU23は、ROM25から制御プログラムを読み出して実行し、後述する各種機能を実現する。CPU23は、テーブル端末装置2の機能により、表示部27を制御して、表示画面21に各種画像を表示させ、表示画面21への接触操作で入力されたデータ等をメモリ24に記憶する。
また、CPU23は、操作部26によって表示画面21に対する接触操作を検出した場合には、接触操作を検出した位置に表示中の画像を特定することにより、この接触操作の指示内容を特定する。
さらに、CPU23は、無線通信インタフェース28を制御して、オーダー管理装置4との間で無線通信を実行し、各種情報を送受信する。
テーブル端末装置2は、CPU23の機能により、商品を注文する注文機能、設定された人数で支払を分担する際の一人あたりの支出金額を計算する割り勘計算機能、設定機能、および、商品注文前に、注文しようとする商品の代金を含めた割り勘計算を行う機能を実現する。これらの機能の実行時、CPU23は、総支出金額算出手段、割り勘計算手段、制御手段、推奨表示制御手段、および条件設定手段として機能する。また、CPU23の制御の元に各種画面を表示する表示画面21は、表示手段として機能する。
注文機能の実行時、テーブル端末装置2は、表示画面21に注文可能な料理を一覧表示する商品注文画面220(図5)を表示し、ユーザの接触操作により料理が選択され、料理の数量が指定された場合に、指定された料理と注文数量とを示すオーダー情報をオーダー管理装置4へ無線送信する。
設定機能の実行時、テーブル端末装置2は、表示画面21に設定入力用の設定入力画面210(図4)を表示し、表示中における表示画面21への接触操作に応じて、割り勘計算を行うための条件を設定する。テーブル端末装置2においては、顧客グループの総支出金額の上限や、顧客グループを支払金額の異なる複数のグループに分ける場合のグループの数、各グループの人数、各グループの支払金額の差額等を入力し、設定できる。
割り勘計算機能の実行時、テーブル端末装置2は、顧客グループに対応するオーダー情報をオーダー情報データベース11から取得し、取得したオーダー情報に含まれる商品の商品情報を商品情報データベース12から取得して、顧客グループが既に注文した商品の価格に基づいて総支出金額を算出する。そして、テーブル端末装置2は、総支出金額をもとに、予め設定機能により設定された条件を満たすように割り勘計算を実行し、各グループの一人あたりの支出金額を算出し、算出した一人あたりの支出金額と総支出金額とを、精算・割り勘画面240(図7)として表示画面21に表示する。
また、テーブル端末装置2は、注文機能の実行中に、新たに注文する商品と注文数量とが指定された場合、指定された商品の商品情報をもとに商品の単価を取得し、この単価に注文数量を乗じた金額を現時点における総支出金額に加算することにより、仮の総支出金額を算出する。さらにテーブル端末装置2は、仮の総支出金額をもとに、設定機能により設定された条件に従って割り勘計算を行って、一人あたりの仮の支出金額を算出し、仮の総支出金額と一人あたりの仮の支出金額とを注文確認画面230(図6)として表示画面21に表示する。この表示の後、注文を確定する指示がなされた場合に、テーブル端末装置2は注文情報をオーダー管理装置4へ送信し、これにより注文が実行される。
さらに、テーブル端末装置2は、商品注文画面220を表示する際に、設定機能により設定された上限金額と、現在の総支出金額との差額に基づいてお勧め商品を選択し、選択した商品の商品名や商品の画像あるいは価格を商品注文画面220中に一覧表示する。
図3〜図7は、テーブル端末装置2の表示画面21に表示される各種画面の表示例を示す。
図3は、テーブル端末装置2の表示画面21に表示されるトップメニュー画面200の例を示す図である。テーブル端末装置2は、CPU23により表示部27を制御して、表示画面21にトップメニュー画面200を表示させる。
このトップメニュー画面200には、設定入力処理の開始を指示するための設定入力ボタン201、注文処理の開始を指示するための注文メニューボタン202、および、代金計算・割り勘計算処理の開始を指示するための精算・割り勘ボタン203が配されている。表示画面21にはタッチパネルが配設されているので、トップメニュー画面200の表示中に上記ボタンに接触する操作が行われると、この操作を示す操作信号が操作部26からCPU23に入力される。
トップメニュー画面200が表示された状態で、設定入力ボタン201が操作されると、表示画面21の表示は設定入力画面210に切り換えられる。
図4は、設定入力画面210の例を示す図である。
設定入力画面210には、支払代金を負担する人数や支出金額の差等を設定するための人数設定部211、人数設定部による設定項目を選択するための項目選択ボタン212、総支出金額の上限を設定するための上限金額表示部213および上限金額入力ボタン214、テンキー入力部215、設定指示ボタン216、および、終了指示ボタン217が配されている。
人数設定部211は、顧客グループの各人の支出金額に差を付ける場合の条件を設定する際に用いられる。本実施形態では、複数の人からなる顧客グループを複数のグループに分けて、支出金額をグループ毎に決めることができ、例えば、一部の人が他の人より高い金額を負担するように計算を行える。図4に例示する人数設定部211では、顧客グループをグループ1、グループ2の各グループについて、人数と、支出金額の係数とを設定できる。各グループの支出金額は(基準金額)×(係数)で求められる。また、本実施形態のテーブル端末装置2では、一つのグループを「上司」と称し、特に多くの金額を負担するようにしている。具体的な操作手順としては、まず、項目選択ボタン212において、各グループの人数の追加、上司の追加、係数の入力のうちいずれかを選択し、続いて、選択された項目に対応する人数設定部211の表示箇所に接触する操作を行い、接触した項目に設定する数値を、テンキー入力部215の操作により入力する。
上限金額表示部213は、総支出金額の上限として、上限金額入力ボタン214の操作により設定された金額を表示する。すなわち、上限金額入力ボタン214を操作し、その後にテンキー入力部215の操作により金額を入力すると、入力した金額が上限金額表示部213に表示される。
設定指示ボタン216は、上記の各ボタン等の操作により入力されたグループの人数や係数、上限金額等の数値を確定させるためのボタンであり、この設定指示ボタン216の操作により、設定された数値がメモリ24に記憶される。
終了指示ボタン217は、設定入力画面210を用いた操作の終了を指示するためのボタンであり、終了指示ボタン217が操作されると、表示画面21の表示はトップメニュー画面200に切り換えられる。
また、トップメニュー画面200が表示された状態で、注文メニューボタン202が操作されると、表示画面21の表示は商品注文画面220に切り換えられる。
図5は、商品注文画面220の例を示す図である。
商品注文画面220には、設定入力画面210(図4)における操作により設定された上限金額を表示する上限金額表示部221、推奨される商品を一覧表示する推奨表示部222、注文可能な商品を一覧表示する商品表示部223、注文実行を指示する注文確定指示部224、テンキー入力部225、および、終了指示ボタン226が配置されている。
推奨表示部222には、テーブル端末装置2が自動的に選択したお勧めの商品名が、商品の画像や価格(単価)、栄養成分表示等の付随する情報とともに一覧表示される。ここで表示されるお勧めの商品は、上限金額表示部221に表示された上限金額と、現時点における総支出金額との差額に基づいて選択された商品である。
すなわち、テーブル端末装置2は、上限金額から、今までに注文した商品の代金を引いた残りの金額を求め、この残り金額に見合った商品を推奨表示部222に表示する。ここで商品を選択する処理は、図9を参照して後述する。
商品表示部223には、上記店舗において提供可能な全商品の商品名が、商品の画像や価格(単価)、栄養成分表示等の付随する情報とともに一覧表示される。商品表示部223に表示される情報は、例えば、一定時間毎にテーブル端末装置2がオーダー管理装置4にアクセスして、商品情報データベース12から取得してもよい。また、オーダー管理装置4が、ハンディターミナル3の操作により送信される制御情報に応じて、商品情報データベース12内の情報にフラグを付する機能を備える場合には、品切れとなった商品に関する情報をハンディターミナル3からオーダー管理装置4へ送信し、オーダー管理装置4の制御により、商品情報データベース12に記憶された商品情報の一部に、品切れにより注文不可である旨のフラグを付してもよい。この場合、品切れとなった商品が商品表示部223に表示されないよう制御できる。
表示画面21においては、推奨表示部222または商品表示部223で、商品名または付随する情報が表示された位置に接触操作が行われると、接触操作された位置の商品が、注文する商品として選択される。また、接触操作の回数により、注文する数量が増す。
注文確定指示部224は、推奨表示部222および商品表示部223の操作により選択された商品の注文を指示するボタンである。この注文確定指示部224が操作されると、表示画面21の表示は、注文確認画面230(図6)に切り換えられる。
終了指示ボタン226は、商品注文画面220を用いた操作の終了を指示するためのボタンであり、終了指示ボタン226が操作されると、表示画面21の表示はトップメニュー画面200に切り換えられる。
図6は、注文確認画面230の例を示す図である。
注文確認画面230には、現在の総支出金額を基準とした一人あたりの支出金額等を表示する割り勘金額表示部231と、注文しようとする商品の代金を加味した支出金額等を表示する注文後割り勘金額表示部234と、終了指示ボタン238とが配されている。
割り勘金額表示部231には、支出金額表示部232と合計金額表示部233とが配されている。合計金額表示部233には、現時点における総支出金額が表示される。支出金額表示部232には、合計金額表示部233に表示された総支出金額を基準として、設定入力画面210(図4)における操作により設定され、メモリ24に記憶されている条件に基づいて割り勘計算を行って求めた一人あたりの支出金額が表示される。ここで、顧客グループが、支出金額の異なる複数のグループに分けられている場合には、支出金額表示部232にはグループ毎の支出金額が表示される。
一方、注文後割り勘金額表示部234には、支出金額表示部235と合計金額表示部236とが配されている。合計金額表示部236には、商品注文画面220における操作により選択された商品、すなわち、これから注文しようとする商品の代金を加味して、税額等も含めて新たに算出された総支出金額が表示される。この合計金額表示部236に表示される総支出金額は、例えば、テーブル端末装置2が、オーダー管理装置4を介して商品情報データベース12に記憶された商品情報を取得し、この商品情報に含まれる価格をもとに算出する。また、支出金額表示部235には、合計金額表示部236に表示された総支出金額を基準として、メモリ24に記憶されている条件に基づいて割り勘計算を行って求められた支出金額が表示される。ここで、顧客グループが、支出金額の異なる複数のグループに分けられている場合には、支出金額表示部235にはグループ毎の支出金額が表示される。
さらに、注文後割り勘金額表示部234には、注文確定を指示する注文指示ボタン237が配されており、この注文指示ボタン237が操作されると、テーブル端末装置2からオーダー管理装置4に対してオーダー情報が送信され、注文が実行される。
従って、顧客が注文確認画面230を見れば、商品注文画面220の操作により選択した商品を注文した場合の総支出金額と、各人の支出金額とを知ることができる。そして、顧客が支出金額および総支出金額の増加分を承諾し、注文指示ボタン237を操作すると、注文が実行される。また、注文指示ボタン237が操作されない状態で、終了指示ボタン238が操作されると、注文は実行されず、表示画面21の表示はトップメニュー画面200に切り換えられる。
このように、テーブル端末装置2によれば、注文しようとする商品を選んだ後に、その商品を注文した場合の総支出金額および各人の支出金額の変化を知ることができ、この変化を確認した後で、注文を実行したり、注文を中止したりできる。
また、トップメニュー画面200が表示された状態で、精算・割り勘ボタン203が操作されると、表示画面21の表示は精算・割り勘画面240に切り換えられる。
図7は、精算・割り勘画面240の例を示す図である。
精算・割り勘画面240には、現時点における総支出金額を表示する合計金額表示部243と、この総支出金額を基準として、設定入力画面210(図4)における操作により設定され、メモリ24に記憶されている条件に基づいて割り勘計算を行って求められた支出金額を表示する支出金額表示部242とが配されている。顧客グループが支出金額の異なる複数のグループに分けられている場合には、支出金額表示部242にはグループ毎の支出金額が表示される。
合計金額表示部243に表示される総支出金額、および、支出金額表示部242に表示される支出金額は、精算・割り勘画面240を表示する際に、テーブル端末装置2によって算出される。すなわち、テーブル端末装置2は、精算・割り勘画面240の表示に先立って、オーダー管理装置4に対して顧客グループに対応するオーダー情報と、このオーダー情報に含まれる商品の商品情報とを要求する。そして、オーダー管理装置4から、オーダー情報データベース11内のオーダー情報と商品情報データベース12内の商品情報とが送信されると、この情報を受信して、総支出金額を算出し、さらに、メモリ24に記憶された条件に従って割り勘計算を行う。
従って、顧客は、上記店舗において注文を行った後は、所望のタイミングで、現在の総支出金額と一人あたりの支出金額とを知ることができる。また、例えば、精算・割り勘画面240に表示されたグループ毎の支出金額の差を変えたい場合には、終了指示ボタン244を操作してトップメニュー画面200を表示させ、設定入力ボタン201を操作して設定入力画面210を表示させ、割り勘計算の条件を設定し直せばよい。この場合、割り勘条件の設定を行った後に、精算・割り勘画面240を表示させて、条件の変更が適切であったか否かを判断することも可能である。
また、精算・割り勘画面240には終了指示ボタン244が配されており、この終了指示ボタン244の操作により、表示画面21の表示はトップメニュー画面200に切り換えられる。
図8は、オーダー管理システム1の動作を示すフローチャートであり、特に、テーブル端末装置2の動作を示す。
CPU23は、まず、表示部27を制御して、表示画面21にトップメニュー画面200(図3)を表示させる(ステップS11)。ここで、表示画面21に対する接触操作が行われると(ステップS12)、CPU23は、操作された位置に対応するボタンを判別する(ステップS13)。
設定入力ボタン201が操作された場合、CPU23は、表示画面21に設定入力画面210を表示させる(ステップS14)。ここで、人数設定部211、項目選択ボタン212、上限金額入力ボタン214、テンキー入力部215等の操作により入力が行われると(ステップS15)、CPU23は設定指示ボタン216の操作に対して待機する(ステップS16)。そして、設定指示ボタン216が操作されると(ステップS16;Yes)、CPU23は、設定された内容を取得してメモリ24に記憶し、既にメモリ24に設定内容が記憶されていた場合は、この内容を更新する(ステップS17)。
その後、CPU23は、終了指示ボタン217が操作されなければ(ステップS18;No)、ステップS15に戻り、終了指示ボタン217が操作されると(ステップS18;Yes)、ステップS11に戻ってトップメニュー画面200を表示させる。
また、トップメニュー画面200の表示中に注文メニューボタン202が操作された場合、CPU23は、メモリ24に記憶されている上限金額の設定値を取得し(ステップS19)、さらに、取得した上限金額の設定値と現在の総支出金額との差額を求め、この差額に基づいて、推奨表示部222(図4)に表示するお勧めの商品を選択する(ステップS20)。ここで、CPU23は、表示画面21に商品注文画面220(図4)を表示させ(ステップS21)、推奨表示部222または商品表示部223の操作により商品が選択されると(ステップS22)、注文確定指示部224の操作に対して待機する(ステップS23)。
注文確定指示部224が操作された場合(ステップS23;Yes)、CPU23は、表示画面21に注文確認画面230を表示させ(ステップS24)、この注文確認画面230に表示される注文指示ボタン237が操作されるまで待機する(ステップS25)。そして、注文指示ボタン237が操作されると(ステップS25)、CPU23は、ステップS22で選択された商品を注文するためのオーダー情報を生成してオーダー管理装置4へ送信し(ステップS26)、終了指示ボタン238が操作されない状態が所定時間継続すると(ステップS27;No)、ステップS21に戻る。また、終了指示ボタン238が操作された場合は(ステップS27;Yes)、ステップS11に戻ってトップメニュー画面200を表示させる。
トップメニュー画面200の表示中に精算・割り勘ボタン203が操作された場合、CPU23は、オーダー管理装置4を介して、顧客グループに対応するオーダー情報と商品情報とを取得して総支出金額の合計を求め(ステップS28)、メモリ24に記憶された設定内容を取得し(ステップS29)、割り勘計算のための演算処理を実行する(ステップS30)。
そして、CPU23は、算出した支出金額や総支出金額を表示する精算・割り勘画面240を表示画面21に表示させ(ステップS31)、終了指示ボタン244が操作されるまで待機する(ステップS32)。終了指示ボタン238が操作された場合は(ステップS32;Yes)、ステップS11に戻ってトップメニュー画面200を表示させる。
図9は、オーダー管理システム1の動作を示すフローチャートであり、特に、図8のステップS20においてお勧め商品を選択する動作を示す。図9(A)はテーブル端末装置2の動作を示し、(B)はオーダー管理装置4の動作を示す。
まず、テーブル端末装置2からオーダー管理装置4に対し、商品情報データベース12内の商品情報を送信するよう要求し(ステップS41)、オーダー管理装置4は、この要求を受信して(ステップS51)、続く要求に対して待機する。
続いて、テーブル端末装置2は、商品を選択するための指定条件を生成してオーダー管理装置4へ送信する(ステップS42)。この指定条件とは、例えば、現在の総支出金額と上限金額の設定値との差額や、この差額をもとに求めた商品一つあたりの単価である。例えば、差額が1万円であり、設定入力画面210において設定された各グループの人数の総和が10人である場合、テーブル端末装置2は、商品の単価が1000円未満であることを指定条件として送信する。この例では、顧客グループの人数分だけ注文可能な商品が選択される。
オーダー管理装置4は、テーブル端末装置2から送信された指定条件を受信して(ステップS52)、受信した指定条件に適した商品を商品情報データベース12から検索し(ステップS53)、該当する商品の商品情報を商品情報データベース12から抽出して、テーブル端末装置2へ送信する(ステップS54)。
テーブル端末装置2は、オーダー管理装置4から送信された商品情報を受信して取得し(ステップS43)、この商品情報をもとに、商品注文画面220を表示する。
その後、商品注文画面220および注文確認画面230における操作によって、図8のステップS25において注文が確定されると、テーブル端末装置2はオーダー管理装置4に対してオーダー情報を送信し(ステップS44)、オーダー管理装置4は、送信されたオーダー情報を受信して(ステップS55)、オーダー情報データベース11内のオーダー情報を更新する(ステップS56)。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係るオーダー管理システム1によれば、顧客グループ毎に割り当てられ、商品と注文数量とを指定する入力操作に応じて注文情報を出力するテーブル端末装置2と、この注文情報を記憶するオーダー情報データベース11と商品の価格を含む商品情報を記憶する商品情報データベース12とを有するオーダー管理装置4とを備えた構成において、テーブル端末装置2により、顧客グループが注文した内容に基づいて総支出金額と一人あたりの支出金額とを算出して表示する。これにより、例えば商品として飲食物を提供する飲食店において、顧客は、飲食中であっても総支出金額と一人あたりの支出金額とを把握できる。
また、テーブル端末装置2の操作によって新たに注文する商品と注文する数量とが指定されると、テーブル端末装置2は、オーダー管理装置4へオーダー情報を送信する前に、指定した内容に基づいて総支出金額と一人あたりの支出金額とを新たに算出して表示する。これにより、顧客は、注文を実行した場合に総支出金額と一人あたりの支出金額がどのように増加するか、注文実行前に知ることができる。これにより、総支出金額の変化に応じて割り勘計算を手軽に行うことができ、煩雑な計算を行わなくても、例えば総支出金額が予算内に収まるように商品を選択して注文できるなど、顧客の利便性が大幅に高まるという利点がある。
また、テーブル端末装置2は、設定入力画面210を表示した状態において顧客グループの総支出金額の上限金額が設定された場合に、この設定された上限金額をメモリ24に記憶する。そして、商品注文画面220を表示する際に、設定された上限金額と、現在の総支出金額との差額に基づいてお勧め商品を選択し、選択した商品の商品名や商品の画像あるいは価格を表示画面21に表示するので、上限金額を超えない範囲で商品を選択できるように、顧客グループに対して商品を推奨できる。このため、顧客は、現在の総支出金額と予算との差額や各々の商品の価格について煩雑な計算をしなくても、上限金額を超えないように商品を選ぶことができ、顧客の利便性を大幅に高めることができる。
さらに、テーブル端末装置2は、設定入力画面210を表示した状態において、顧客グループを支出金額の異なる複数のグループに分割した場合における各グループの支出金額の差や各グループに属する人数等を含む条件が指定された場合に、指定された条件をメモリ24に記憶する。そして、テーブル端末装置2は、メモリ24に記憶された条件を満たすように割り勘計算を行って、一人あたりの支出金額を算出する。これにより、顧客グループ内で支出金額に差を付けるなど、複雑な条件に基づく割り勘計算を容易に行うことができ、顧客の利便性がより一層高められる。
なお、上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上記の実施形態においては、テーブル端末装置2が総支出金額を算出する際に、オーダー管理装置4に対してオーダー情報および商品情報の送信を要求し、オーダー情報データベース11内のオーダー情報と商品情報データベース12内の商品情報とをオーダー管理装置4がテーブル端末装置2へ送信する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、テーブル端末装置2がオーダー管理装置4へ送信したオーダー情報をテーブル端末装置2のメモリ24にも記憶し、商品情報データベース12に格納される商品情報をテーブル端末装置2においても記憶する構成とすれば、テーブル端末装置2からオーダー管理装置4へ情報を要求することなく、総支出金額を算出したり、お勧め商品を選択したりすることが可能となる。
また、テーブル端末装置2が算出した総支出金額や一人あたりの支出金額を、テーブル端末装置2またはハンディターミナル3の操作に応じて、プリンタ13、14等により印刷してもよい。この場合、顧客は、例えば退店した後でも割り勘計算の結果を見ることができ、より一層の利便性の向上を図ることができる。
また、テーブル端末装置2は、図1に示したように本体20の前面に表示画面21を備えた専用端末装置に限定されず、パーソナルコンピュータやPDA等の汎用的な電子機器に適用して実現することも可能である。さらに、店舗内に複数のテーブル端末装置2が設置される場合に、一つのテーブル端末装置2がオーダー管理装置4の機能を実現する構成としてもよいし、レジ端末装置5あるいは調理側端末装置6がオーダー管理装置4の機能を合わせて具備する構成としてもよい。さらに、オーダー情報データベース11および商品情報データベース12を、オーダー管理装置4が内蔵する記憶装置により実現してもよい。また、調理側端末装置6において、ハンディターミナル3と同様の入力操作を可能としてもよい。さらに、テーブル端末装置2は、顧客グループが着席するテーブルに設置されるものとしたが、例えば、テーブル端末装置2を携帯可能なものとして、顧客グループ毎に入店時に配布してもよい。つまり、上記実施形態で説明したオーダー管理システム1における各装置の機能的区分は一例であり、店舗の規模等に応じて任意に変更可能であるし、その他の具体的な細部構成についても任意に変更可能である。
実施形態に係るオーダー管理システムの概略構成を示す図である。 テーブル端末装置の制御系の構成を示す機能ブロック図である。 テーブル端末装置のトップメニュー画面の構成例を示す図である。 テーブル端末装置の設定入力画面の構成例を示す図である。 テーブル端末装置の商品注文画面の構成例を示す図である。 テーブル端末装置の注文確認画面の構成例を示す図である。 テーブル端末装置の精算・割り勘画面の構成例を示す図である。 オーダー管理システムの動作を示すフローチャートである。 オーダー管理システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…オーダー管理システム(情報提供システム)、2…テーブル端末装置(電子機器、端末装置)、3…ハンディターミナル、4…オーダー管理装置(注文管理装置)、5…レジ端末装置、6…調理側端末装置、11…オーダー情報データベース(注文情報記憶部)、12…商品情報データベース(商品情報記憶部)、13、14、15…プリンタ、21…表示画面、23…CPU(総支出金額算出手段、割り勘計算手段、制御手段、推奨表示制御手段、条件設定手段)、24…メモリ、200…トップメニュー画面、210…設定入力画面、220…商品注文画面、230…注文確認画面、240…精算・割り勘画面。

Claims (5)

  1. 店舗に来店した顧客グループ毎に割り当てられ、
    前記顧客グループが注文した商品と注文数量とを示す情報と、前記店舗で提供される商品の価格を示す商品情報とに基づいて、前記顧客グループの総支出金額を算出する総支出金額算出手段と、
    前記総支出金額算出手段により算出された総支出金額をもとに、前記顧客グループに属する複数の人の一人あたりの支出金額を算出する割り勘計算手段と、
    前記総支出金額算出手段により算出された総支出金額、および、前記割り勘計算手段により算出された一人あたりの支出金額を表示する表示手段と、
    新たに注文する商品と注文数量とが指定された場合に、新たに指定された商品と注文数量とをもとに前記総支出金額算出手段によって仮の総支出金額を算出させ、算出された仮の総支出金額に基づいて前記総支出金額算出手段によって一人あたりの仮の支出金額を算出させ、算出された仮の総支出金額と一人あたりの仮の支出金額とを前記表示手段により表示させる制御手段と、を備えること、
    を特徴とする電子機器。
  2. 店舗に来店した顧客グループ毎に割り当てられ、前記店舗で提供される商品と注文数量とを指定する入力操作が行われた場合に、指定された商品と注文数量とを示す情報を含む注文情報を出力する端末装置と、
    前記端末装置から出力された注文情報を前記顧客グループ毎に記憶する注文情報記憶部と、前記店舗で提供される商品の価格を含む商品情報を記憶した商品情報記憶部と、を有する注文管理装置と、を備え、
    前記端末装置は、
    前記注文情報記憶部に記憶された注文情報と前記商品情報記憶部に記憶された商品情報とに基づいて、当該端末装置が割り当てられた前記顧客グループの総支出金額を算出する総支出金額算出手段と、
    前記総支出金額算出手段により算出された総支出金額をもとに、前記顧客グループに属する複数の人の一人あたりの支出金額を算出する割り勘計算手段と、
    前記総支出金額算出手段により算出された総支出金額、および、前記割り勘計算手段により算出された一人あたりの支出金額を表示する表示手段と、
    新たに注文する商品と注文数量とが指定された場合に、前記注文情報を出力する前に、新たに指定された商品と注文数量とをもとに前記総支出金額算出手段によって仮の総支出金額を算出させ、算出された仮の総支出金額に基づいて前記総支出金額算出手段によって一人あたりの仮の支出金額を算出させ、算出された仮の総支出金額と一人あたりの仮の支出金額とを前記表示手段により表示させる制御手段と、を備えること、
    を特徴とする情報提供システム。
  3. 前記端末装置は、前記顧客グループの総支出金額の上限金額が指定されている場合に、この上限金額と前記総支出金額算出手段により算出される総支出金額との差額に基づいて推奨商品を選択し、選択した推奨商品に係る情報を前記表示手段により表示させる推奨表示制御手段を備えること、
    を特徴とする請求項2記載の情報提供システム。
  4. 前記端末装置は、前記割り勘計算手段により一人あたりの支出金額を算出する条件として、前記顧客グループを支出金額の異なる複数のグループに分割した場合における各グループの支出金額の差と、各グループに属する人数と、を含む条件を設定する条件設定手段をさらに備え、
    前記割り勘計算手段は、前記条件設定手段により設定された条件を満たすよう一人あたりの支出金額を算出すること、
    を特徴とする請求項2または3記載の情報提供システム。
  5. 店舗に来店した顧客グループ毎に割り当てられ、前記店舗で提供される商品と注文数量とを指定する入力操作が行われた場合に、指定された商品と注文数量とを示す情報を含む注文情報を出力する端末装置と、前記端末装置から出力された注文情報を前記顧客グループ毎に記憶する注文情報記憶部と、前記店舗で提供される商品の価格を含む商品情報を記憶した商品情報記憶部とを有する注文管理装置と、を備えた情報提供システムを制御して、
    前記端末装置により、前記注文情報記憶部に記憶された前記注文情報と前記商品情報記憶部に記憶された前記商品情報とに基づいて、当該端末装置が割り当てられた前記顧客グループの総支出金額を算出し、算出した総支出金額をもとに、前記顧客グループに属する複数の人の一人あたりの支出金額を算出し、算出した総支出金額および支出金額を表示するとともに、前記商品と注文数量とが新たに指定された場合に、前記注文情報を出力する前に、新たに指定された商品と注文数量に基づいて前記総支出金額算出手段によって仮の総支出金額を算出し、算出した仮の総支出金額に基づいて前記総支出金額算出手段によって一人あたりの仮の支出金額を算出し、算出した仮の総支出金額と一人あたりの仮の支出金額とを表示すること、
    を特徴とする情報提供方法。
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