JP5450146B2 - はんだ付けされた接触棒を有する成形された導通素子 - Google Patents

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Description

本発明は、包括的に言えば導通素子もしくは導電端子に関し、特に火工式人保護装置を点火するのに使用されるような点火装置のための導通素子に関する。特に本発明は、そのような点火装置のベースの形状に関する。
特に自動車における火工式人保護装置として、エア・バッグ及びシートベルトテンション装置が使用されている。このような安全システムは、負傷の危険性を著しく低減させることができる。しかしながら、衝突の際に件の安全システムが故障してはならないという前提条件がある。そのような安全装置の機能にとって不可欠なこのような火工装置の点火装置には特別な注意が払われる。特に、点火装置は、製造されてから何年も経った後でも適正に機能し続けなければならない。このような点火装置の平均耐用年数としては、しばしば15年が指定されている。適正な長期間の機能を保障するためには、点火装置内に装填されている装薬が時間経過と共に劣化しないようにすることが必要である。そのような劣化は、例えば、点火装置内に侵入する湿分によって引き起こされ得る。従って、点火装置の装薬を気密封入することが重要である。点火装置はまた、安全システムのガス発生器の装薬(例えば発泡剤)に点火するために、点火された装薬からのガスを適正方向に放出しなければならない。
これを確実にするために、従来技術から公知の点火装置は、キャップ又はカバーと比較的強固なベースとを有し、それらの間で装薬がこれらの部品から形成される空洞内に密閉されている。装薬を点火するための電流は、電気的な接続によってベースを通して供給される。従って、ベースは一般にアクセス開口部を有し、ここには、一側部においてプラグ接続により電流を供給でき、他側部において例えば電流が接したときに装薬を点火させる点火ブリッジによって接続される金属棒がある。従って、ベースは一般に導通素子と呼ばれる。導通素子を形成する場合、装薬(発泡剤)が点火されるときに、キャップもしくはカバーあるいはその一部は常に壊れ、また電気導通素子はベースから抜け出ないことを確実にすることが必要である。
そのような導通素子については、2つの技術が市場に出ており入手できる。その1つでは、ベースの支持体が金属から成り、点火ブリッジは溶接された橋絡線によって製造される。この態様では、金属棒はピンとして、支持体のアクセス開口部内に電気的に絶縁する固定材料中に固定される。ガラス材料、特に樹脂ガラス又はガラス・はんだが、ガラス材料として慣用的に使用されている。この金属棒は、従って、ガラスによって外部導体から絶縁される。ピンとしての第2の金属棒は、ベースプレートとしても知られる支持要素に代表される外部導体に溶接又ははんだ付けされる。導通素子の内側、即ち、最後に取り付けられた点火装置の点火キャップの方へ面する側で、点火ブリッジとしての橋絡線(通常、タングステン合金製である)はガラス材料の表面に接する。例えば自動車においては、橋絡線が損傷されず、点火要素が長い使用耐用年数を有するように、表面粗さが橋絡線を損傷する場合があるためガラス材料の表面は研磨されなければならない。
電線の長さは、抵抗に、従って点火装置のトリガ特性に影響を及ぼす。点火の場合には、生じる爆発圧が小さなガラス表面に作用するので、この態様は非常に丈夫であると見なし得る。このバージョンの他の認識されている利点は、ピンが外部導体に直接接続され、点火装置の単純な接地はこのピンを通して行われるということである。欠点は、ガラス材料の表面研磨のためにより高い加工コストになるということである。さらに、腐蝕のためにステンレス鋼だけが外部導体のために使用することができ、また、抵抗は、固定材料としてのガラス中のピンの位置決め許容度及び電線長さに依存する。それにも拘わらず、このタイプの点火装置は最も普及しているものの一つである。
このタイプの点火装置は、例えばドイツ特許出願公開DE 101 33 223A1(特許文献1)に開示されている。米国特許出願公開US2003/0192446A1(特許文献2)に記載されているバージョンも、橋絡線を支持する平坦面が付加的なセラミック体により製造されているため研磨を省略できるけれども、このグループに属する。しかしながら、これは余分な製造コストを必要とする。さらに、外部導体への接続を確立するためのピンはガラス材料によって被覆される。これは視覚的な検査を妨げ、従って、製造中の必要な品質検査をより困難にする。
点火装置を製造するために使用される第2の技術は、ベースを通して電気供給し、接続する要素として2本の金属棒が設けられているけれども、ベースとしてプレス成形されたガラス製の支持体に基づいている。点火ブリッジとしての厚膜導体を有するセラミックがピン端部にはんだ付けされる。内側の2つの短いピン端部がベースの内側を越えて延出しており、即ち、それらはガラス表面に対する突出部を有する。そのような導通素子を製造するためには、液状ガラスは精巧にプレス成形されねばならない。両方のピンは絶縁されているので、外部導体への接続が確立されねばならない。これは、ヨーロッパ特許出願公開EP 1061325A1(特許文献3)に記載されているように付加的な部材によってなされる。この態様の利点は、外部導体材料のより自由な選択にあり、また、アクセス開口部内のピンの位置決め許容度がセラミックの基板又はチップによって予め規定されているため抵抗に影響しないということにある。欠点は、設計を弱体にするより大きなガラス面積並びにより精巧な接地及びシステムのより高い全コストにある。従って、このタイプの点火装置はそれほど普及していない。
前述したベースの安定性要件のために、その支持体は現在まで非常に堅固に形成されてきた。このため、支持体の外部の輪郭は旋盤上で回転させることにより形成され、一方、アクセス開口部は孔あけにより形成されることが必要である。両プロセスは時間がかかり、従って製造がより高価なものになる。
米国特許第6557474B1(特許文献4)には、支持体を型打ちされた金属部品として形成することが提案されている。しかしながら、支持体を型打ちすることの基本的に問題は、特にアクセス開口部の直径変化及び輪郭に関して、アクセス開口部は高い精度で型打ちされなければならないということである。支持体がより厚くなるほど、即ち材料幅がより高いほど、不正確性はより大きくなる。従って、米国特許第6557474B1(特許文献4)は非常に薄い支持体に基づいており、これは部材の安定性の要求とは矛盾している。上記特許では、従って、型打ちされた金属部品を安定させるためにその上に比較的厚いガラス層が張られる。しかしながら、ガラスはなおプレス成形されねばならない。点火の場合には、全爆発力がガラスに作用し、従って、それは機械的に充分に安定していない。このタイプの構造においては、ガラスと金属の接続は化学反応によってのみなすことができ、そのために、ガラスと金属は同じ熱膨張を有さなければならない。これは、型打ちされた金属部品の材料としてNiFeCo合金で唯一かつ排他的に可能である。しかしながら、NiFeCo合金の材料費は非常に高い。これらの欠点のために、この態様はまだ使用されていない。
ヨーロッパ特許EP 1455160B1(特許文献5)には、支持体として充分に安定な単一の型打ちされた金属部品を使用することが提案されている。支持体の外部輪郭及びその中にピンがガラス・はんだによって固定されるアクセス開口部の両方とも、型打ちプロセスによって形成される。外部導体との接触を確立するピンは、この態様においてはアクセス開口部内に固定されないが、その代り、大きな面積に亘って支持体の下面にまではんだ付けされる。ガラス−金属固定が行われるアクセス開口部の型打ちは可能である。なぜならば、アクセス開口部は直径及び輪郭の精度に関して僅かな要求が付されるだけであり、適切なプロセス管理で、ガラス固定材料でピンを固定することにより大きなはんだギャップ、従ってまた大きな許容度を補償することが可能であるからである。従来、ガラス表面の上面は研磨され、そのため、この態様は最初に述べた導通素子のグループに属する。この態様はまた、支持体が従来のようにステンレス鋼から成るという不利益を被る。さもないと、非ステンレスの金属製の支持体は、腐蝕を回避するためにコーティングされる必要があるためである。しかしながら、そのようなコーティングを施した支持体の場合、ガラス−金属導通素子のガラス表面はもはや研磨することができず、さもないとコーティングも同様に研磨されるからである。さらに、製造コストは、1つのガラス−金属導通素子のガラス表面を研磨し磨くことにより、橋絡線を溶接することにより、また、支持体上への接地ピンの大面積はんだ付けを生じさせるためのプロセス出費により、増大する。
型打ちされた支持体にキャップを溶接することは同様に型打ちされたガラス−金属導通素子の熱応力につながり得るので、従ってその防漏電性を危険にさらし得るので、ドイツ特許出願公開DE 10 2005 009 644A1(特許文献6)には、支持体に薄い溶接端縁を設けることが提案されている。この特許文献は、アクセス開口部と、前述のヨーロッパ特許EP 1455160B1(特許文献5)の方法で、支持体の下面にはんだ付けされる接地ピンとを有する態様を開示している。別の態様は、型打ちされ、孔があけられたアクセス開口部を有する支持体と、厚膜導体として適用された点火ブリッジを提示している。
ドイツ特許出願公開DE 101 33 223A1 米国特許出願公開US2003/0192446A1 ヨーロッパ特許出願公開EP 1061325A1 米国特許第6557474B1 ヨーロッパ特許EP 1455160B1 ドイツ特許出願公開DE 10 2005 009 644A1
このような背景技術に反して、本発明の目的は、火工式人保護装置用の点火装置、特にエア・バッグあるいはシート・ベルト締結具の点火装置における使用に適しているが、低コストで生産性よく製造できる導通素子を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、金属支持体、及びその中で電気的に絶縁する固定材料中に金属棒が配置されている少なくとも1つの第1のアクセス開口部を有し、支持体の外部輪郭及び第1のアクセス開口部の両方が整形により形成されている、エア・バッグ又はシート・ベルト締結具の点火装置用の点火装置導通素子であって、上記導通素子は、整形により形成された少なくとも1つの第2のアクセス開口部を含み、さらに他の金属棒が該アクセス開口部内の少なくとも1つのはんだ領域にはんだ付け結合によって固定されており、はんだ付け結合のはんだ材料は、金属棒とはんだ領域内の該アクセス開口部の内壁との間のはんだギャップを電気的導通状態に充填しており、該アクセス開口部は少なくともはんだ領域のサブ領域において略円筒状の輪郭を有し、該アクセス開口部の円筒状領域の直径と該アクセス開口部内に固定された金属棒の直径との間の差は0.30mm以下であることを特徴とする導通素子が提供される。
さらに本発明によれば、特に支持体の外部輪郭が成形されている所定の厚さの金属支持体を整形により製造する工程、整形により少なくとも1つの第1のアクセス開口部を形成し、第1のアクセス開口部の輪郭及びその直径の幾何形状が作成される工程、電気的に絶縁する固定材料により第1のアクセス開口部内に第1の金属棒を固定する工程を含むエア・バッグ又はシート・ベルト締結具の点火装置用の点火装置導通素子を製造する方法であって、少なくとも1つの第2のアクセス開口部が、同様に整形により形成され、はんだ付けプロセスによって該アクセス開口部内に固定される第2の金属棒の直径より最大0.30mm大きい直径を有する少なくとも1つの略円筒状のサブ領域を含む輪郭が、この第2のアクセス開口部を形成するときに金属支持体内に作られ、金属棒とこのアクセス開口部の内壁との間のはんだギャップは、はんだ領域内のはんだ材料によって電気的に導通するように充填され、従って金属棒は支持体に電気的に導通するように接続されることを特徴とする、点火装置導通素子を製造する方法も提供される。
好適な態様は、特許請求の範囲の独立請求項に従属する請求項に見出すことができる。
本発明に係る点火装置用の導通素子及び製造方法によれば、支持体全体が整形された部品であるということ、即ち、その外部輪郭及び全てのアクセス開口部がそれを製造する整形方法、例えば冷間成形及び/又は型打ちにより製造される点に主たる特徴を有し、導体材料選定の許容度が高く、人保護装置用の点火装置に要求される高い安全基準を満たす導通素子を極めて経済的に且つ生産性よく製造することができる。また、本発明に係る導通素子は、機械的に安定していると共に、点火ブリッジの材料の選択及び可能な構成に関して利点を有し、且つ、アクセス開口部の略円筒状領域内にはんだ付けされた金属棒は極めて高い引き抜き力に耐えることができ、人保護装置用のすべての点火装置、特にエア・バッグ点火装置及び/又はシート・ベルト引っ張り装置における本発明に係る導通素子の使用を保証する。本発明の他の効果及び好適な実施態様の効果は、後述する説明からさらに理解できるであろう。
従来技術に係る導通素子を含んでいる公知の点火装置を示す部分断面図である。 本発明に係る導通素子を示す斜視図である。 中心軸線に沿った本発明に係る導通素子を示す部分断面図である。 図3に示す導通素子の部分拡大断面図である。 本発明に係る導通素子の他の実施態様を示す概略平面図である。 本発明に係る導通素子の他の実施態様を示す中心軸線に沿った概略部分断面図である。 本発明に係る導通素子の別の実施態様を示す中心軸線に沿った概略部分断面図である。 本発明に係る導通素子のさらに別の実施態様を示す中心軸線に沿った概略部分断面図である。 本発明に係る導通素子のさらに他の実施態様を示す中心軸線に沿った概略部分断面図である。 本発明に係る導通素子を有する火工点火装置の実施態様を示す中心軸線に沿った概略部分断面図である。 溶接端縁を有する本発明に係る導通素子を有する火工点火装置の実施態様を示す中心軸線に沿った概略部分断面図である。
本発明に係る導通素子は、金属支持体と、その中で電気的に絶縁する固定材料中に金属棒が配置されている少なくとも1つの第1のアクセス開口部と、少なくとも1つの第2のアクセス開口部とを有し、該第2のアクセス開口部内にはさらに他の金属棒が該アクセス開口部内の少なくとも1つのはんだ領域にはんだ付け結合によって固定されており、はんだ付け結合のはんだ材料は、金属棒とはんだ領域内の該アクセス開口部の内壁との間のはんだギャップを電気的導通状態に充填している。支持体の外部輪郭と第1のアクセス開口部の両方は整形により形成されている。本発明者らは、金属棒がはんだ付け結合によって固定されている少なくとも1つの第2のアクセス開口部についても、同様に整形により形成でき、このアクセス開口部は少なくともはんだ領域のサブ領域において略円筒状の輪郭を有し、このアクセス開口部の円筒状領域の直径と該アクセス開口部内に固定された金属棒の直径との間の差が0.30mm以下であるように形成できることを見出した。
本発明によれば、支持要素は従って整形された金属部品である。また、ガラス材料中に固定される金属棒に加えて、外部導体との接触を確立し、従って接地導体となる少なくとも1本のさらに他の金属棒が、導電性のはんだによってアクセス開口部内に固定される。
整形としては、本発明においては、整形方法が理解されるべきである。これは、特に冷間成形及び/又は型打ちを含む。冷間成形中に材料浸蝕が起こらなければ及び/又は材料が使用されなければ、原則として全ての冷間成形方法は、出発材料の容積が冷間成形された加工物の容積と実質的に等しいという共通の特徴を有する。冷間成形の場合には、完成した加工物の輪郭は、出発材料が冷間成形中にプレスされる工具の形状に依存し、一方、型打ちの場合には、完成した加工物の、あるいは型打ちによって処理された領域の輪郭は、型打ち工具の形状に依存する。当業者は様々な冷間成形方法を知っており、適当に一方を他方に組み合わせることもできるし、あるいは本発明に係る導通素子を製造するために型打ちと組み合わせて使用することもできる。
本発明の基本的な概念は、支持体全体が整形された部品であるということであり、即ち、その外部輪郭及びアクセス開口部の両方がそれを製造するために整形により製造されることである。支持体の輪郭は、特に、冷間成形及び/又は型打ちによって形成できる。本発明によれば、アクセス開口部は整形プロセスによって支持体にそれから材料を取り除く間に作られる。このために好適に使用される整形プロセスは型打ちである。材料構造及び導通素子の表面を検査することによって、その製造に整形方法が使用されたかどうか、あるいは従来技術から公知の従来の材料削除製造方法が使用されたかどうかを確証することができる。従って、製造方法は導通素子の製品特性を確立する。
本発明に従ってアクセス開口部を製造するために使用されるような型打ちプロセスにおいては、しかしながら、原則的には特徴的な型打ち輪郭が製造される。アクセス開口部が支持体へ型打ちされれば、型打ち工具の侵入側には、通常、まず第一に比較的滑らかで一様な輪郭を有するが、しかしながら、典型的には増大する浸透深さあるいは加工物厚さで分かれ、即ち、アクセス開口部の輪郭は加工物厚さが増大すると型打ち工具の出口側方向に広げられる。本明細書においては、アクセス開口部の輪郭は、アクセス開口部の三次元形状を意味するものとする。略円筒状の輪郭に言及する場合、これは、主に円筒状の構造がアクセス開口部の領域から打ち抜かれたことを意味する。この理想的幾何形状からの僅かな差は必然的に可能であり、本発明によって同様にカバーされる。
次に生じる問題は、たとえそれが典型的な型打ち輪郭を有するとしても、金属棒はアクセス開口部内に導電性のはんだによって固定されねばならないということである。これは、一方では、アクセス開口部の型打ちされた輪郭の円筒状領域は、防漏電性とこの領域における金属はんだによる耐抜き取り性のはんだ付けを達成するに充分に大きいことを本発明者らが見出したことにより、本発明によって達成される。はんだ領域、即ち金属棒がアクセス開口部中へはんだ付けされる領域は、そこで型打ちされた輪郭の円筒状領域の内部に少なくとも部分的に位置する。もちろん、本発明はまた、はんだ領域が円筒状領域の一部だけを満たすか、あるいはそれを越えて延出する状態も包含する。好ましくは、はんだ領域は、アクセス開口部の輪郭の略円筒状領域の内部に完全に位置する。
型打ちされたアクセス開口部内に金属棒をはんだ付けするときに生じる別の問題は、はんだギャップの寸法決めである。はんだギャップは、アクセス開口部の内壁と、それに固定された金属棒との間の領域である。専門家の文献から、導電性のはんだによって2つの部品を接合するとき、部品間のはんだギャップは約0.1mmの幅を有するべきことは知られている。この距離で、はんだは、付着によって部品間に充分に流動することができる。ギャップが小さすぎる場合、充分なはんだが入り込むことができない。それが大きすぎる場合、空気の包含あるいは未湿潤表面が生じる。密閉され且つ耐圧性の又は耐抜き取り性の閉鎖は、意図した適用には絶対的に必要である。
本発明者らは、前述した典型的な型打ち輪郭にもかかわらず、驚くべきことに、支持体におけるその輪郭及び幾何形状及び直径の寸法に関する充分な精度でアクセス開口部を型打ち可能であることを見出した。エア・バッグ点火装置のために使用される金属棒は、直径が1.0±0.05mmの寸法に標準化される。アクセス開口部に金属棒を固定することができるように、他方では、幾らかの組立遊びを実際考慮に入れなければならないが、金属棒の直径許容量はアクセス開口部の直径とオーバーラップすべきではない。前述したように、アクセス開口部が大きすぎるように選択されれば、充分に防漏電性のはんだ付け接続を得ることはできない。
本発明によれば、この金属棒のためのアクセス開口部は、従って、このアクセス開口部の直径と、このアクセス開口部内に固定される金属棒の直径との間の差が、高々0.30mmであるような直径で支持体に型打ちされる。
好適な態様においては、本発明に係る導通素子は、導電性のはんだによってそこに固定される金属棒のためのアクセス開口部を含み、ここで、円筒状輪郭を有するサブ領域は上記円筒状輪郭に対して拡張された領域に続く。拡張された領域は、好ましくは円錐形の輪郭を有する。そのような形状は、一方からの型打ちプロセスによって得られるが、アクセス開口部の形状、従って輪郭が形成される連続した型打ちプロセスによっても得られる。例えば、少なくとも2段階の型打ちプロセスでは、階段状の輪郭を形成することが可能であり、特に1つの方向から最初に孔が支持体に型打ちされ、次に反対方向から、ステップ(段差)の輪郭が型押し及び/又は型打ちされる。そのような拡張された領域は、勿論、支持体の両側に、従ってアクセス開口部の両側にあってもよい。
アクセス開口部に固定される金属棒は、好ましくは1.00±0.03mmの直径で製造される。
略円筒状の輪郭を有するはんだ領域内部のはんだギャップは、好ましくは0.23mm、特に好ましくは0.20mmの最大の幅を有する。これは、特に、金属棒がアクセス開口部内の中心にはんだ付けされない、即ち同心的でないその場合をカバーする。
好適な態様においては、しかしながら、金属棒はアクセス開口部中の導電性のはんだ材料によって第2のアクセス開口部内に実質的に同心的に固定され、また、略円筒状の輪郭の内部のはんだギャップは、好ましくは高々0.18mmの幅を有する。
特に好適な態様においては、導電性のはんだによって支持体に金属棒が接続される第2のアクセス開口部の直径は、略円筒状の輪郭の内部で1.10±0.07mmである。指定された許容量は、理想的な丸い幾何形状からの可能な差並びに直径の絶対値における差をいう。
本発明に係る導通素子の最大のコスト効率を確実にするために、金属支持体は、好ましくはステンレス鋼製ではない。
その代わりに、支持体は、好ましくは1.01xxから1.07xxまでのグループの鋼(非合金品質の鋼)から作製される。この鋼グループはDIN EN 10 027−2により指定されており、最初のアラビア数字は主要材料グループを示しており、最初の小数点の後に続くアラビア数字列は鋼グループのナンバーを指定している。
最良の可能な耐腐蝕性を確保するために、支持体は金属でコーティングすることができる。ニッケル・コーティングが好適に使用できる。これは特に、非合金品質の鋼から作製された支持体に当てはまる。
点火の場合には、通常、1000バール以上の高い爆発圧がエア・バッグ点火装置に生じ得るので、支持体は、相応して高い厚さ、即ち材料幅で形成されねばならない。支持体の厚さは、1.5〜4mmの範囲内にある。好ましくは、1.7〜3mm、特に好ましくは1.8〜2.5mmの範囲内にある。現在まで、はんだ付けに必要な精度でこの厚さの鋼に約1.1mmの直径を有する孔を型打ちすることが可能であるとは考えられていなかった。本発明者らによる努力のみによってその実現可能性が示された。
好適な態様においては、少なくとも2本の金属棒が、支持体の両側にその表面に対して突出部を有するように、アクセス開口部に固定される。特に好ましくは、装薬(例えば発泡剤)の方へ面する支持体の側の突出部は、反対側、好ましくはプラグ接続で接続接触の側を表わす反対側の突出部よりも著しく小さい。
金属棒は、それらの軸線に沿って少なくともサブ領域において金でコーティングできる。金のコーティングは、腐蝕に対する長期耐性を付与する。金属棒は、特に好ましくはそれらの端部領域が金でコーティングされる。このようにして、点火装置の使用のために組み立てられた時にプラグ接続内部に位置する金属棒の領域は、好ましくは金めっきされる。このように、プラグ接触での接続抵抗も好適に低減することができる。さらに、点火ブリッジに接続される領域も好ましくは金めっきされる。
好適な態様においては、少なくとも2本の金属棒は、装薬(例えば発泡剤)の方へ面する支持体の側の点火ブリッジによって電気的に導通するように互いに接続される。点火ブリッジは、前述した点火電線によって形成することができ(その場合、この側で金属棒は好ましくはこの側にある支持体の表面を越えた突出部を有していない)、また好ましくは、金属棒に接続されるキャリアー要素によって形成することができ、その場合には、好ましくは金属棒の突出部が存在する。支持要素は、例えば、導電性コーティングされたセラミック小板及び/又は特別のマイクロチップであってもよい。
点火装置を製造するために、導通素子には、従来のようにキャップが溶接される。溶接中、支持体も従来通りに加熱され、これは第1のアクセス開口部のガラス材料及び/又は第2のアクセス開口部の金属はんだだけでなく、キャップ及び導通素子によって形成された空洞内に包含されている装薬も危険にさらす。熱を消散するために、本発明の好適な態様によれば、支持体は溶接端縁を含む。これは、好ましくは支持体の輪郭を越えて延在し、好ましくは溶接されるキャップの材料と同様の厚さを有する。そこで、溶接接続が、溶接端縁とキャップの間でなされる。周囲媒体へ熱エネルギーを放射することによって、前記溶接端縁は、アクセス開口部及び/又はそれらに含まれる材料及び/又は装薬を過度の加熱から保護することができる。
エア・バッグあるいはシート・ベルト締結具の点火装置用の点火装置導通素子を製造するための本発明に係る方法は、出発材料から整形により金属支持体を製造し、支持体の外部輪郭を整形方法により成形する工程、整形により少なくとも1つの第1のアクセス開口部を形成し、第1のアクセス開口部の輪郭及びその直径の幾何形状が使用された整形方法により形成される工程、電気的に絶縁する固定材料により第1のアクセス開口部内に第1の金属棒を固定する工程、第2のアクセス開口部内に第2の金属棒をはんだ付けプロセスによって固定する工程を含み、金属棒とアクセス開口部の内壁との間のはんだギャップは、はんだ領域内のはんだ材料によって電気的に導通するように充填され、従って金属棒は支持体に電気的に導通するように接続され、金属棒がはんだ付け接続により固定される少なくとも1つの第2のアクセス開口部は同様に整形により形成されており、且つ少なくとも1つの略円筒状のサブ領域を含む輪郭が作られており、その直径は該アクセス開口部内に固定される第2の金属棒の直径よりも最大0.30mm大きい。
支持体の外部輪郭を規定する好適な整形方法は、冷間成形及び/又は型打ちである。冷間成形は、それにより形成された部品は型打ちされた部材よりもさらに経済的に製造することができるという、型打ちを越えた主たる利点を有する。しかしながら、使用される材料によっては、冷間成形された支持体へアクセス開口部を導入することはより困難でよりコスト増大になるかもしれない。従って、多くの材料については、所定の厚さの部材から型打ちにより支持体を製造することが望ましいかもしれない。
特に好ましくは、第1と第2のアクセス開口部は支持体から型打ちされる。そこで、アクセス開口部の輪郭は、有利には型打ち工具の対応する形状により形成される。
金属棒は、好ましくは、略円筒状の輪郭を有するはんだ領域内部のはんだギャップが0.23mm、特に好ましくは0.20mmの最大幅を持つように、第2のアクセス開口部内に固定される。
第2のアクセス開口部の製造中、略円筒状のサブ領域を有する輪郭は、好ましくは円筒状のサブ領域に比べて拡張された領域が続くように形成される。
第2のアクセス開口部が型打ちによって製造される場合、これは、好ましくは支持体の開口部及びその最終輪郭が働く1つの作業工程で同時に形成される単一の型打ちプロセスによって行われる。
金属棒は、略円筒状の輪郭を有する領域内部のはんだギャップが0.18mm以下の幅を有するように、好ましくは第2のアクセス開口部内に実質的に同心的に固定される。
第2のアクセス開口部は、好ましくは略円筒状の領域で測定された1.10±0.05mmの直径を有するように型打ちされ、該アクセス開口部内に固定される金属棒は、好ましくは1.00±0.03mmの直径を有する。
好ましくは、ステンレス鋼は支持体のための材料としては使用されない。その代わりに、1.01xxから1.07xxまでのグループ(DIN EN 10 027−2による)からの鋼が好適に使用される。第2のアクセス開口部は、略円筒状の領域で測定された1.10+2×D±0.05mの直径を有するように形成される。好ましくは、支持体から型打ちされる。
支持体はアクセス開口部と共に好ましくはニッケルでコーティングされる。ニッケル層の厚さを示すDは、好ましくは1〜15μm、特に好ましくは4〜10μmである。
支持体が所定の厚さの部材から型打ちされる場合、これは好ましくは支持体の厚さを規定する。従って、金属支持体は、好ましくは、1.70〜3.00mm、特に好ましくは1.80〜2.50mmの厚さを有する部材から型打ちされる。
好ましくは、第1のアクセス開口部に第1の金属棒を固定するために、ガラス材料は、固定するために加熱される電気的に絶縁する固定材料として使用される。この第1の金属棒を固定するための作業工程は、好ましくは、はんだ付け結合によって第2のアクセス開口部に第2の金属棒を固定するために作業工程と共に行なわれる。それにより、製造システムによる最大の処理能力を、最低のシステム・コスト、従って最低の製造費と共に達成することができる。
好ましくは、少なくとも2本の金属棒は、支持体の両側にその表面に対して突出部を有するように、アクセス開口部に固定される。
好ましくは、少なくとも2本の金属棒は、その後の作業工程で金によりサブ領域に選択的にコーティングされる。これは、当業者に公知の電解プロセスによって行うことができる。
特に好ましくは、少なくとも2本の金属棒は、それらの端部領域において金でコーティングすることができる。
好ましくは、少なくとも2本の金属棒は、点火ブリッジに電気的に導通するように接続される。前述したように、点火ブリッジは、点火ブリッジのあらゆる可能な形状を含む。
用語「硬ろう」もしくは「硬質はんだ」としても知られている銀、銅、ニッケル及び/又はアルミニウムをベースとするはんだは、はんだ材料として好適に使用される。それらは、好ましくはCu、CuAg、CuNi及び/又は他の金属を含んでおり、他成分系として提供される。
特に好ましくは、支持体を製造するための整形方法は、製造中に同様に溶接端縁がその上に作成されるように構成される。
整形プロセス及び/又は型打ちプロセスに言及されていても、ここに説明した方法工程が連続する作業工程で異なるワークステーションで起こることができるということは、一般に当業者に知られている。例えば、支持体は、段階的に型打ちでき、最終輪郭を形成するのに部分的な貢献をする種々のワークステーションに加工物を移動させることにより、最終輪郭を得ることができる。
本発明によれば、本発明に係る導通装置は、好ましくは火工点火装置、特にエア・バッグ点火装置及び/又はシート・ベルト引っ張り装置において用いられる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施態様について詳細に説明する。尚、図面は実スケールではなく、また、代表的な実施態様を概略的に示している。
まず、本発明の好適な実施態様の説明に先立って、従来技術について説明する。図1は、従来技術に係る火工保護装置用の公知の点火装置を示している。図1は、特に導通素子(1)の断面図を示している。
導通素子(1)は、ベース状の基本形状を有する支持体(3)を有する整形金属キャリアー部品を含む。導通素子(1)はまた、しばしばベース要素又はショート用ベースと呼ばれる。腐蝕あるいは装薬との反応を回避するために、この点火装置における支持体(3)のための材料としては、他の多くの金属よりも整形することが困難ではあるがステンレス鋼が使用される。
支持体(3)の第1のアクセス開口部(4)には、金属棒(5)がピンとしてさらに配置されている。この場合、アクセス開口部(4)は、支持体(3)から型打ちされたものである。これは、同様に支持体(3)の外部輪郭に当てはまる。他の実施態様では、このアクセス開口部は穴あけされる。
金属棒(5)は、点火ブリッジ(9)に、完成された点火装置内に包含されている装薬(8)に点火するための電流を導入するために使用される。アクセス開口部(4)内での電流導通は、特にガラス−金属導通として構成され、ガラスは、金属支持体(3)における金属棒(5)とアクセス開口部(4)の壁との間の固定用材料(10)として使用される。そのような電気導通は、電気的に非常によく絶縁するだけでなく、時間経過とともに装薬と反応でき又はそれと混合し、劣化する大気中の成分に関して密閉して防漏電性であるという特別の利点を提供する。そのような電気導通の使用は、従って、長期経過後でさえも点火装置の信頼できる作動を可能にする。
図1に示される例においては、アクセス開口部(4)は支持体(3)の軸方向の中心軸線に対してずれた位置に配置されている。これによって達成される効果は、支持体(3)が小さな半径を有する場合にさえ、充分なスペースが、他の金属棒(6)を固定することに利用可能であるということである。他の金属棒(6)は、はんだ付け接合によって支持体(3)上に付き当てはんだ付けされる。上記はんだは、はんだ材料(7)として使用される。2本の金属棒(5、6)に印加された電圧パルスによって点火ブリッジ(9)を白熱させるために、この実施態様では、従って、金属棒(5)に加えて、支持体(3)又はキャップ(2)も電圧パルスに接続される。電気的接触を改善するために、少なくともプラグ用の接続領域がめっきされた従来の金属棒(5、6)が使用される。これは、図1において金属棒(5、6)の端部領域において一点鎖線で表わされている。
他方、図2は、本発明に係る導通素子(1)の斜視図を示している。この実施態様においては、ディスク状の金属支持体(3)は、2つの型打ちされたアクセス開口部(4)及び(20)を含み、それを通して金属棒(5)及び(6)がピンとして配設されている。支持体(3)はその外部輪郭と共に出発材料から冷間成形によって製造され、そのため、支持体(3)全体は整形部品を表わす。別の方法として、支持体(3)はその外部輪郭と共に所定の厚さの部材から型打ちすることもできる。アクセス開口部(4)には、金属棒(5)が、ガラス材料(10)によって支持体(3)から電気的に絶縁されながら第1のピンとして固定されている。アクセス開口部(20)には、第2の金属棒(6)が、はんだ付け接合によって金属支持体(3)に電気的に導通するように接続され、アクセス開口部(20)に固定されている。上記はんだは、はんだ材料として使用される。図示のように、ガラス−金属導通を含むアクセス開口部(4)の直径は、第2の金属棒(6)がはんだ付けされるアクセス開口部(20)より大きな直径を有する。図1とは対照的に、第1の金属棒(5)は曲げられておらず、直線である。本発明においては、曲がっている金属棒と直線状の金属棒の両方が可能であり、本発明によりカバーされる。
図3は、その軸方向の中心軸線(A)と平行な本発明に係る導通素子(1)の中心軸線を通る断面を表わしている。ここでもまた、図示のように、ガラス−金属導通は、金属棒(6)がはんだ付けされているアクセス開口部(20)よりも大きなアクセス開口部(4)の容積を占めている。
図示のため、図4は、図3の拡大断面図を示している。第1の金属棒(5)は、アクセス開口部(4)内に密閉されて配置されている。このガラス−金属導通のガラス材料(10)は、外部導体を表わす支持体(3)の材料によって完全に囲まれている。ガラス材料(10)は、好ましくは支持体(3)の金属より低い熱膨張率を有し、それにより、金属棒(5)をガラス材料(10)へはんだ付けした後に支持体(3)を冷却したとき、その上に所謂収縮し、従ってガラス−金属導通し、またかくしてその上に及びガラス材料(10)に長期的な機械的圧力を作用させる。このようにして、特に防漏電性及び機械的に安定した接続が金属棒(5)とガラス材料(10)及び支持体(3)の間で達成される。この配置は圧力ガラス化と呼ばれ、例えばエア・バッグ点火装置のために好適である。
さらに図4に示されているように、アクセス開口部(4)内のガラス材料(10)は、金属支持体(3)の端面の後ろに引っ込むこともできる。これは、比較的大容積のアクセス開口部においてガラスはんだ付けプロセスによって達成され、従って製造プロセスをより高価にするガラスのプレスが不必要であるという利点を有する。
第2の金属棒(6)は第2のアクセス開口部(20)内にはんだ付けされる。はんだ材料(7)は、電気的に導通するように金属棒(6)とアクセス開口部の内壁(23)との間のはんだ領域(22)のはんだギャップ(30)を充填し、それにより金属棒(6)をアクセス開口部(20)内に固定する。本明細書においては、はんだ領域(22)は、アクセス開口部(20)内にはんだ材料(7)を含んでいる領域である。図4においては、それはアクセス開口部(20)の内部に完全に延在している。下端においては、はんだ材料(7)は実際にはアクセス開口部(20)からはみ出ており、一方、上端においては、支持体(3)の表面の後ろに僅かに引っ込んでいる。はんだ付け接合のこの形態は、アクセス開口部(20)の内壁(23)及び金属棒(6)上の溶融はんだの付着力によってしばしば得られる。
アクセス開口部は図4に示される略円筒状の輪郭を有し、その直径(33)は略円形の幾何形状を有する。直径(32)を有する金属棒(6)は、この図中のアクセス開口部(20)に中心にあり、即ち、金属棒(6)はアクセス開口部(20)内に同心的に配置されている。これは、はんだギャップ(30)が図4に示されるアクセス開口部(20)の実質的にどこでも同じ幅(30)を有することを意味する。さらに図3及び図4に示されているように、金属棒(5)及び(6)は、組み立てられた点火装置中の装薬の方へ面する支持体(3)の表面に対して突出部(36)を有するようにアクセス開口部(4、20)内に固定される。上記セラミック小板又は特別のマイクロチップが点火ブリッジ(9)として使用される場合、支持体(3)のこの側の金属棒の突出部(36)の存在は特に有利である。
図5は本発明に係る導通素子の平面図を概略的に示しており、第2の金属棒(6)はアクセス開口部(20)内に同心的に配置されていないが、このアクセス開口部の内壁(23)に接触している。はんだ材料(7)は、少なくともアクセス開口部(20)のサブ領域にある。はんだ材料(7)の量は、金属棒(6)の熱固定に充分なように選択されている。アクセス開口部(20)の任意的な追加のシールは他の手段によって達成できる。しかしながら、はんだ材料(7)は他のシールが必要でないようにはんだギャップ(30)を密閉することが望ましい。アクセス開口部(20)内の金属棒(6)の同心でない配置を有する場合のはんだギャップ(30)の寸法は、本明細書においては、はんだギャップ(30)がその最大幅を有する位置になるように指定される。勿論、同心でない配置では、異なる幅のはんだギャップ(30)が金属棒(6)の全ての側にあるような配置も可能である。
図6は、その軸方向の中心軸線(A)と平行な図5に係る導通素子の中心軸線を通る断面を概略的に示している。支持体は厚さ(40)を有し、金属棒(6)はアクセス開口部(20)の内壁(23)と直接接触している。この実施態様においても同様に、アクセス開口部(20)はその全長に亘って略円筒状の輪郭を有する。はんだ領域(22)はこの輪郭の内部に少なくともサブ領域内に位置するが、前述したように、必ずしもアクセス開口部(20)の内壁(23)全体に接している必要はない。図6に図示されているように、はんだ材料(7)はさらにアクセス開口部(20)の外部にあってもよい。そのような構成は、液体のはんだ材料(7)で支持体(3)及び金属棒(6)を濡らすことによって得ることができる。図6によるバージョンでは、図6には示されていないが、さらに当然のことながら、はんだ材料(7)の薄い層が金属棒(6)とアクセス開口部(20)の内壁(23)との間のであることも可能である。
図7〜図9は、本発明に係る導通素子(1)の他の特定の実施態様を示している。図7は、アクセス開口部(20)が略円筒状の輪郭(50)を有する領域を有し、それに対して拡張された輪郭(51)を有する領域に続いている導通素子を表している。この領域(51)は、図7に示されるような円錐形の形状を有する。はんだ材料(7)は、好ましくはアクセス開口部(20)にあるその長さの少なくともサブ領域のその周面全体に亘って金属棒(6)を囲み、そのため、はんだギャップ(30)は、アクセス開口部(20)の略円筒状の輪郭(50)の少なくともサブ領域がはんだ材料(7)で完全に充填される。このようにして、アクセス開口部(20)は密閉シールすることができ、金属棒(6)は高い抜き出し力でこのアクセス開口部(20)に固定されている。
図7に係る実施態様においては、はんだ領域(22)は、略円筒状の輪郭(50)を有する領域には完全に、及び拡張された輪郭(51)を有する領域には部分的に延在している。しかしながら、この実施態様も、はんだ領域は略円筒状の輪郭を有する領域(50)のサブ領域にのみあり、あるいはアクセス開口部(20)全体が領域(50)及び(51)においてはんだ材料(7)で充填されるものとすることができる。
図7に示されているアクセス開口部(20)は、最も単純に単一の型打ちプロセスによって形成することができ、これは、支持体(3)の上側から、即ち円錐形の輪郭(51)を有する領域から離れる方向の側から行なわれる。そこで、円錐形の輪郭(51)は、支持体(3)の材料の裂くことにより常法通りに作成される。しかしながら、2段型打ちプロセスにおいては、略円筒状の輪郭(50)を有する領域を型打ちした後、第2の型打ちプロセスで下側から、円錐形の輪郭(51)を有する領域を支持体(3)へ導入することも可能であり、その場合には、円錐形の輪郭(51)を有する領域は次いでいわばアクセス開口部(20)に押し付けられる。
図8は別の実施態様を示しており、ここでは、拡張された輪郭(51)を有する領域はまた実質的に円筒状である。ここでも同様に、この領域(51)はまたはんだ材料(7)で少なくとも部分的に充填できる。このような実施態様は、2段型打ちプロセスによって好適に製造でき、前述したように、拡張された円筒状の輪郭(51)はまたアクセス開口部(20)の下側から支持体(3)に型打ちされる。2段型打ちプロセスにより、勿論、他の形状、特にその外部輪郭を、第2の型打ちプロセスで支持体(3)に押し付け及び/又はそれから型打ちされることも可能である。
図9によれば、略円筒状の輪郭(50)と比較して拡張されている領域(51)はまた、アクセス開口部(20)の両端にあることができる。再び円筒状の輪郭を有する領域(51)が図9に示されているけれども、同様に1つあるいは両方の拡張された領域(51)が円筒状の輪郭を有するようにすることも可能である。図9による構成は、再び2段型打ちプロセスによって最も単純に形成され、ここでは、アクセス開口部(20)の型打ちと同時に、支持体(3)の前記規定した上側に拡張された輪郭(51)が作られる。しかしながら、2つ以上のプロセス・ステップを含む型打ちプロセスを使用することも可能である。しかしながら、一般に、プロセス・ステップ数の増大につれて製造コストも増加する。
特に支持体(3)がより大きな厚さ(40)を有する場合、多段型打ちプロセスを使用するための異なるプロセス管理が有利であり、ここでは、拡張された領域(51)がより大きな直径の型打ち工具によりまず最初に支持体(3)へ型打ちされる。その後の少なくとも1つの型打ちプロセスでは、アクセス開口部(20)が次いでより小さな直径の型打ち工具により形成され、好ましくは略円筒状の輪郭(50)を有する領域が形成される。これは、型打ち工具の耐用年数を増大させ、特に支持体(3)がより大きな厚さ(40)を有する場合、充分な精度で略円筒状の輪郭(50)を有するサブ領域を形成することを可能にし、これはアクセス開口部(20)内に金属棒(6)を首尾よくはんだ付けするために必要である。
図10は、その軸方向の中心軸線(A)と平行な本発明に係る導通素子(1)を有する可能な火工点火装置の中心軸線を通る断面を概略的に示している。それは、前記した図7に係るベースを含み、これは公知の方法で、また図1に表わされているように、キャップ(2)によって閉じられる。閉鎖は、支持体(3)の外端縁に常法通りにキャップ(2)をレーザー溶接することにより達成される。摩擦溶接やプレスなどの他の方法も同様に可能である。キャップ(2)と支持体(3)によって形成された空洞には、常法通りに図10に示されている装薬(8)が充填される。
2つの金属棒(5)及び(6)は、空洞の方へ面する支持体(3)の表面に対して突出部を有する。この表面上に、図10に示すように、電気的に絶縁するキャリアー小板(70)が適用され、これは、図示された実施態様においては、金属棒(5)及び(6)のための穴を含む。サポート小板のために材料としては、焼結ガラスあるいは適切なプラスチックも同様に使用できるが、好ましくはセラミックが使用される。キャリアー小板(70)上には、この実施態様においては厚膜導体として形成される導体(71)がある。厚膜導体の代わりに、あるいはさらに加えて、点火を引き起こすかあるいは点火装置にさらなる機能を設けるために、キャリアー小板(70)上にマイクロチップを配置することも同様に可能である。
この実施態様によれば、導体(71)は、金属棒(5,6)に伝導性があるように接続され、装薬を点火して点火装置を作動させることができる点火ブリッジとして使用される。金属棒(5、6)と導体(71)との間の接続は、従来の軟質はんだによってとりわけ単純な方法で行うことができる。この実施態様では、第1のアクセス開口部(4)はガラス材料(10)によって既に密閉され、第2のアクセス開口部(20)ははんだ材料(7)によって既に密閉されているので、このはんだは導電性接続の確立以外のタスクを有していない。この実施態様は、本発明に係る導通素子(1)は、キャリアー小板(70)及びその上に適用された導体(71)を使用するときに、空洞に面する支持体(3)の表面及びアクセス開口部(4、20)の表面のいかなる再加工も必要でない、という利点を有する。図10に係る点火装置は、従って、製造するのに特に経済的である。
図7〜10に示されるように拡張された領域(51)を有するすべての実施態様は、拡張された領域(51)のために、過剰のはんだ材料(7)をこれらの領域に集めることが可能であり、それにより、図4及び図6に示されるような支持体(3)の表面を越えてはんだ材料(7)が突出することを防ぐことができる、という利点を有する。
図11は、その軸方向の中心軸線(A)と平行な本発明に係る別の実施態様の導通素子(1)を有する火工点火装置の中心軸線を通る断面を概略的に示している。図10のように、キャップ(2)は点火装置を密閉し、支持体(20)と共に空洞を形成し、その中に装薬(8)(図示せず)が図1に示されるように充填されている。ガラス材料(10)によって閉じたアクセス開口部(4)は、下側(即ち、空洞から離れる方に面する支持体(3)の表面側)の方へ先細になる輪郭を有する。この輪郭は、装薬(8)を点火するときの高い爆発圧の場合に起こり得る支持体(3)に対するガラス材料(10)の相対的な移動を回避するために用いることができる。そのような相対的な移動が生じる場合、点火装置の機能の低下を被るかもしれない。従って、支持体(3)に対してのガラス材料(10)の相対的な移動は望ましくない。
図10に示されるように、図11に表わされている点火装置の点火ブリッジは、キャリアー小板(70)の上に配置された導体(71)によって形成される。キャップは、図10を参照して既に説明したように支持体に常法通りに溶接される。しかしながら、溶接中、支持体(3)は同様に加熱される。過度の加熱の場合には、特にガラス材料(10)及び/又ははんだ材料(7)あるいはその支持体(3)との接合を損傷することにより、アクセス開口部(4、20)の閉鎖に損傷をもたらすことができる。同様に、過度の加熱から装薬(8)を保護することは絶対に必要である。図示の実施態様によれば、本発明に係る導通素子(1)は、従って、支持体(3)の側面と同一面に支持体(3)の下面を越えて突出する溶接端縁(60)が設けられている。当然のことながら、溶接端縁(60)を支持体(3)の下面と同一面に支持体(3)の側面を越えて突出させることも可能である。溶接された接続は、好ましくは、また図11に示されるように、キャップ(2)の外端縁及び溶接領域(61)にある溶接端縁(60)でなされる。突出している溶接端縁(60)は、溶接端縁(60)のない実施態様と比較してアクセス開口部(4、20)及び装薬(8)の加熱を低減するように、溶接により導入された熱エネルギーを支持体(3)を囲む媒体へ放射することができる。支持体(3)の製造中、溶接端縁は、好ましくは整形により支持体と一体に及び/又はその上に形成される。
前述したように、金属棒(5)及び(6)は、好ましくはそれらの端部領域で金でコーティングされる。これは図2〜11には表わされていないが、本発明によって同様にカバーされる。また、本発明に係る導通素子(1)におけるガラス材料(10)が充填されたアクセス開口部(4)のすべての図示の又は可能な幾何形状を、はんだ材料(7)が充填されたアクセス開口部(20)のすべての図示の又は可能な幾何形状と組み合わせることも可能である、本発明に係るすべての導通素子(1)は同様に溶接端縁(60)を含むことができる。
図2〜11はまた、金属棒(5)及び(6)の軸線及び/又はアクセス開口部(4)及び(20)の中心点が軸方向の中心軸線(A)から同じ距離にある実施態様を示している。しかしながら、本発明においては、図1に示されるように、アクセス開口部(4)及び(20)の中心点を軸線(A)から等しくない距離に配置することも可能である。それに応じて、直線状の及び/又は曲がっている金属棒(5)及び(6)も本発明において使用することができる。
特に好ましくは、支持体(3)は所定の方法で部材から型打ちをすることにより形成される。これは常法通りに型打ちプロセスで行われるが、異なるワークステーション上で異なる作業工程によっても行われる。これは、所望の厚さ(40)及び所望の輪郭を有する支持体(3)を作製する。特に好ましくは、その際にアクセス開口部(4、20)は1つ又はそれ以上の作業工程で支持体(3)から型打ちされ、アクセス開口部(4、20)の輪郭が形成される。
さらに特に好ましくは、支持体(3)は冷間成形によって製造される。この場合、支持体(3)の材料の1個の電線が切断され、その製品の長さと直径は支持体の製品の直径及び厚さ(40)に実質的に対応する。切断した電線部分は、1つ又はそれ以上の作業工程において冷間成形され、特に好ましくは金型内へプレスされ、それにより、所望の構造及び厚さ(40)の支持体(3)が得られる。アクセス開口部(4、20)に、特に好ましくは、前述した1つ又はそれ以上の作業工程においてこの支持体から型打ちされる。切断した電線部分は整形中に圧縮できるので、得られる支持体を、アクセス開口部(4、20)の型打ち前に支持体(3)の軟化アニールが行われなければならないほど硬くすることが可能である。
整形方法、特に冷間成形及び型打ちは、材料除去製造方式、例えば旋盤上での回転及び穴あけ方法と比較して、特に経済的な方法である。本発明に係る導通素子(1)及びその製造方法は、従って先行技術から知られているものよりも、より経済的なバージョンの点火装置を可能とする。高度に合理的な製造可能性にもかかわらず、それらは、特に人保護装置用のそれら点火装置に要求される高い安全基準を満たす。本発明に係る導通素子(1)は、プレス成形されたガラスベースを有する公知の導通素子よりも機械的により安定しているが、点火ブリッジ(9)の材料の選択及び可能な構成に関して利点を有する。アクセス開口部の略円筒状の領域(50)内に第2の金属棒(6)をはんだ付けすることによって、金属棒(6)は380N以上、特に350N以上の引き抜き力に耐えることが可能である。引き抜き力は、同様に、装薬(8)を点火するときのアクセス開口部(20)の耐圧性の尺度である。できるだけ高い引き抜き力が望まれる。達成された値は、人保護装置用のすべての点火装置、特にエア・バッグ点火装置及び/又はシート・ベルト引っ張り装置における本発明に係る導通素子(1)の使用を保証する。尚、前記した実施態様では、一対の金属棒(5,6)が用いられているが、金属棒(5)及び/又は金属棒(6)の補助端子として、さらに他の金属棒を配設することもでき、この場合にも、それぞれのアクセス開口部は前記したように整形方法(冷間成形や型プレス)で支持体に作成することができる。
1 導通素子
2 キャップ
3 金属支持体
4,20 アクセス開口部
5,6 金属棒
7 はんだ材料
8 装薬(発泡剤)
9 点火ブリッジ
10 固定用材料(ガラス材料)
22 はんだ領域
23 内壁
30 はんだギャップ
70 キャリアー小板
71 導体
A 中心軸線

Claims (25)

  1. −金属支持体(3)、及び
    −その中で電気的に絶縁する固定材料(10)中に金属棒(5)が配置されている少なくとも1つの第1のアクセス開口部(4)を有し、
    −支持体(3)の外部輪郭及び第1のアクセス開口部(4)の両方が整形により形成されている、エア・バッグ又はシート・ベルト締結具の点火装置用の点火装置導通素子(1)であって、
    上記導通素子(1)は、整形により形成された少なくとも1つの第2のアクセス開口部(20)を含み、さらに他の金属棒(6)が該アクセス開口部(20)内の少なくとも1つのはんだ領域(22)にはんだ付け結合によって固定されており、はんだ付け結合のはんだ材料(7)は、金属棒(6)とはんだ領域(22)内の該アクセス開口部(20)の内壁(23)との間のはんだギャップ(30)を電気的導通状態に充填しており、該アクセス開口部(20)は少なくともはんだ領域(22)のサブ領域において略円筒状の輪郭(50)を有し、該アクセス開口部(20)の円筒状領域の直径(33)と該アクセス開口部内に固定された金属棒(6)の直径(32)との間の差は0.30mm以下であることを特徴とする導通素子(1)。
  2. 支持体(3)は、それからアクセス開口部(4,20)が型打ちされた型打ち部品及び/又は冷間成形部品であることを特徴とする、請求項1に記載の導通素子(1)。
  3. 略円筒状の輪郭(50)を有する第2のアクセス開口部(20)のサブ領域は、該円筒状の輪郭を有する領域に対して拡張された輪郭を有する領域(51)に続いていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の導通素子(1)。
  4. 略円筒状の輪郭(50)を有するはんだ領域(22)内部のはんだギャップ(30)は、0.23mmの最大幅を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  5. 略円筒状の輪郭(50)を有するはんだ領域(22)内部のはんだギャップ(30)は、0.20mmの最大幅を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  6. 金属棒(6)は第2のアクセス開口部(20)内に実質的に同心的に固定されており、略円筒状の輪郭を有する領域(50)内部のはんだギャップ(30)は0.18mm以下の幅を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  7. 略円筒状の輪郭を有する領域(50)内部の第2のアクセス開口部(20)の直径(33)は、1.10±0.07mmであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  8. 第2のアクセス開口部(20)内に固定されている金属棒(6)の直径(32)は、1.00±0.05mmであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  9. はんだ領域(22)は、第2のアクセス開口部(20)の略円筒状の輪郭を有する領域(50)内部に完全に存在することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  10. 支持体(3)は、DIN EN 10 027−2による1.01xxから1.07xxまでのグループの鋼又は金属でコーティングされたこれらの鋼から作製されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  11. 支持体(3)は、1.70〜3.00mmの厚さ(40)を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  12. 少なくとも2本の金属棒(5,6)は、支持体(3)の両側にその表面に対して突出部(36)を有することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の導通素子(1)。
  13. −特に支持体の外部輪郭が成形されている所定の厚さの金属支持体(3)を整形により製造する工程、
    −整形により少なくとも1つの第1のアクセス開口部(4)を形成し、第1のアクセス開口部(4)の輪郭及びその直径の幾何形状が作成される工程、
    −電気的に絶縁する固定材料(10)により第1のアクセス開口部(4)内に第1の金属棒(5)を固定する工程
    を含むエア・バッグ又はシート・ベルト締結具の点火装置用の点火装置導通素子(1)を製造する方法であって、
    少なくとも1つの第2のアクセス開口部(20)が、同様に整形により形成され、はんだ付けプロセスによって該アクセス開口部(20)内に固定される第2の金属棒(6)の直径(32)より最大0.30mm大きい直径(33)を有する少なくとも1つの略円筒状のサブ領域(50)を含む輪郭が、この第2のアクセス開口部(20)を形成するときに金属支持体(3)内に作られ、金属棒(6)とこのアクセス開口部(20)の内壁(23)との間のはんだギャップ(30)は、はんだ領域(22)内のはんだ材料(7)によって電気的に導通するように充填され、従って金属棒(6)は支持体(3)に電気的に導通するように接続されることを特徴とする、点火装置導通素子(1)を製造する方法。
  14. 支持体(3)は、所定の厚さの部材から冷間成形及び/又は型打ちにより形成されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 少なくとも1つの第1のアクセス開口部(4)及び少なくとも1つの第2のアクセス開口部(20)は、支持体(3)から型打ちされることを特徴とする、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 略円筒状の輪郭(50)を有するはんだ領域(22)内部のはんだギャップ(30)が0.23mmの最大幅を有するように、金属棒(6)は第2のアクセス開口部(20)内に固定されることを特徴とする、請求項13〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 略円筒状の輪郭(50)を有するはんだ領域(22)内部のはんだギャップ(30)が0.20mmの最大幅を有するように、金属棒(6)は第2のアクセス開口部(20)内に固定されることを特徴とする、請求項13〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 第2のアクセス開口部(20)を形成するとき、略円筒状のサブ領域(50)を有する輪郭及びそれに続く略円筒状のサブ領域(50)に対して拡張されている領域(51)が形成されることを特徴とする、請求項13〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 金属棒(6)は第2のアクセス開口部(20)内に実質的に同心的に固定され、略円筒状の輪郭(50)を有するはんだ領域(22)内部のはんだギャップ(30)は0.18mm以下の幅を有することを特徴とする、請求項13〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 第2のアクセス開口部(20)は、略円筒状の領域(50)で測定された1.10±0.05mmの直径(33)を有するように形成され、該アクセス開口部(20)内に固定される金属棒(6)は、1.00±0.03mmの直径(32)を有することを特徴とする、請求項13〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 支持体(1)はステンレス鋼製ではなく、第2のアクセス開口部(20)は略円筒状の領域(50)で測定された1.10+2×D±0.05mの直径(33)を有するように形成され、金属支持体(3)は整形によるその製造後及びアクセス開口部(4,20)の形成後にニッケルでコーティングされる(ここで、Dはニッケル層の厚さをmmで示す)ことを特徴とする、請求項13〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 金属支持体(3)は整形後に1.70〜3.00mmの厚さを有することを特徴とする、請求項13〜21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 第1のアクセス開口部(4)内に第1の金属棒(5)を固定するために、固定を生じさせるために加熱される電気的に絶縁する固定用材料(10)としてガラス材料が使用され、この第1の金属棒(5)の加熱及び固定は、はんだ付け結合により第2のアクセス開口部(20)内への第2の金属棒(6)の固定と共に1作業工程で行われることを特徴とする、請求項13〜22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 少なくとも2本の金属棒(5,6)は、支持体(3)の両側にその表面に対して突出部(36)を有するように、アクセス開口部(4,20)内に固定されることを特徴とする、請求項13〜23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 加工式点火装置、特にエア・バッグ点火装置及び/又はシート・ベルト引っ張り装置における請求項1〜12のいずれか一項に記載の導通素子(1)の使用。
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