以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1の実施形態)
本実施形態では、サーバ装置は、受験者及び面接官に係るデータを管理する。また、サーバ装置は、そのデータに基づいて面接官の評価傾向を分析し、その結果及びガイドに係るデータを提供する。端末は、サーバ装置から提供されるデータを提示することにより、面接官を支援する。
図1は、面接支援システム1の概略構成図である。
図1に示されるように、面接支援システム1は、少なくとも1台の端末2と、サーバ装置3とを有する。端末2とサーバ装置3は、公衆通信回線、無線通信回線等の通信ネットワークを介して相互に接続され、例えば、基地局4、携帯電話網5、ゲートウェイ6、及びインターネット7を介して相互に接続される。また、端末2上で実行されるプログラムと、サーバ装置3上で実行されるプログラムは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)等の通信プロトコルを用いて通信を行う。
端末2は、すでにインストールされている閲覧プログラムを実行し、サーバ装置3から受信したデータを表示する。また、端末2は、ユーザから操作部24(タッチパネル等)を介して入力されたデータをサーバ装置3に送信する。そのために、端末2は、通信部21と、記憶部22と、処理部23と、操作部24と、表示部25とを有する。
通信部21は、端末2を携帯電話網5に接続するための通信インターフェース回路を有する。通信部21は、基地局4により割り当てられるチャネルを介して、基地局4との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局4との間で情報通信を行う。そして、通信部21は、サーバ装置3からインターネット7及び携帯電話網5を介して受信したデータを、処理部23に渡す。また、通信部21は、処理部23から受け取ったデータを、携帯電話網5及びインターネット7を介してサーバ装置3に送信する。通信部21は、テレビ放送を受信するアンテナ、GPS(Global Positioning System)信号を受信するアンテナ等も有する。
記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも何れか一つを有する。記憶部22は、処理部23での処理に用いられるアプリケーションプログラム、データ等を記憶する。記憶部22は、例えば、アプリケーションプログラムとして、ウェブページの閲覧を行うアプリケーションプログラム、メールの送受信を行うアプリケーションプログラム等を記憶する。また、記憶部22は、データとして、映像データ、画像データ、文字変換のための辞書データ、アドレス帳データ等を記憶する。さらに、記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを、一時的に記憶してもよい。
処理部23は、1個または複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。処理部23は、端末2の全体的な動作を統括的に制御する処理部、例えばCPU(Central Processing Unit)である。即ち、処理部23は、端末2の各種の処理が操作部24の操作、記憶部22に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、通信部21、表示部25等の動作を制御する。処理部23は、記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部23は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
操作部24は、端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、キーボード等である。ユーザは、このデバイスを用いて、文字等を入力することが可能となる。操作部24は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、処理部23に入力される。
表示部25も、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部25は、処理部23から供給される映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示する。
図2(a)は、端末2の処理部23の機能ブロック図である。
処理部23は、制御部231と、ページ取得部232と、ページ描画部233とを有する。処理部23が有するこれらの各部は、処理部23が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、処理部23が有するこれらの各部は、ファームウェアとして端末2に実装されてもよい。
制御部231は、ログインページの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。
ページ取得部232は、与えられた識別子に係るページの取得要求を、通信部21を介してサーバ装置3に送信する。また、ページ取得部232は、サーバ装置3から通信部21を介して、そのページのページデータを受信する。そして、ページ取得部232は、受信したページデータを制御部231に返戻した後、ページの取得処理を終了する。
制御部231には、ログインページのページデータが返戻される。そのページデータには、例えば、ユーザ認証プログラムの識別子等が含まれる。
制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。
ページ描画部233は、与えられたページデータを解析し、そのページデータに含まれる制御データ及び内容データを特定し、特定した制御データに従って特定した内容データをレイアウトし、その描画データを生成する。そして、ページ描画部233は、生成した描画データを制御部231に返戻した後、ページの描画処理を終了する。
制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する。また、制御部231は、面接官から操作部24を介して入力された識別番号(ID)及びパスワード、並びにユーザ認証プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。
制御部231には、ホームページのページデータが返戻される。そのページデータには、例えば、面接官に割り当てられた受験者のID、プロフィールデータ(氏名等)、顔写真データ等が含まれる。また、評価入力ページ生成プログラムの識別子、傾向分析ページ生成プログラムの識別子等も含まれる。
制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。また、制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する。
図3及び4は、端末2の表示部25に表示される画面の一例を示す模式図である。
図3(a)は、ホームページの表示画面301を示す。画面上〜中央には、受験者の情報が表示されている。即ち、画面左上には受験者の顔写真及び氏名302が、画面右上には対応する「選択」ボタン303が表示されている。また、画面下には、「傾向分析」ボタン304が表示されている。「選択」ボタン303の押下により対応する受験者の選択が、「傾向分析」ボタン304の押下により面接官の傾向分析が、制御部231に指示される。
面接官により操作部24を介して評価入力に係る受験者が選択された場合、制御部231は、その受験者のID、及び評価入力ページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。
制御部231には、評価入力ページのページデータが返戻される。そのページデータには、例えば、受験者のプロフィールデータ(氏名、性別、年齢、学歴等)、顔写真データ等が含まれる。また、受験者の評価を入力するためのフォームデータ(各評価項目の項目名、項目値等)等も含まれる。また、受験者への質問のガイドデータ等も含まれる。さらに、評価データ格納プログラムの識別子等も含まれる。
制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。また、制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する。
図3(b)は、評価入力ページの表示画面311を示す。画面上〜中央には、受験者の情報が表示されている。即ち、画面左上には受験者の顔写真及び氏名、性別、年齢、学歴等312が、画面右中央には評価項目の項目名及びその項目値を選択するためのラジオボタン313が、画面右上には質問のガイド314が表示されている。また、画面下には、「終了」ボタン315が表示されている。面接官は、ガイド314を参考にしつつ質問等を行い、評価を入力していく。ラジオボタン313の押下により項目値の選択が、「終了」ボタン315の押下により評価入力の終了が、制御部231に指示される。
面接官により操作部24を介して評価入力の終了が指示された場合、制御部231は、入力された評価データ(各評価項目の項目名及び項目値)、及び評価データ格納プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。
制御部231には、ホームページのページデータが返戻される。そのページデータからは、選択された受験者の情報が削除されている。
制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。また、制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する。
一方、面接官により操作部24を介して傾向分析が指示された場合、制御部231は、傾向分析ページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。
制御部231には、傾向分析ページのページデータが返戻される。そのページデータには、例えば、面接官の各プロセスの傾向分析データ(面接官に係る受験者数、合格者数、及び合格率、面接官全体に係る受験者数、合格者数、及び合格率、面接官に係る合格者の適性検査の各評価項目の平均項目値、面接官全体に係る合格者の適性検査の各評価項目の平均項目値等)等が含まれる。また、各プロセスの傾向分析データを切り替えて表示するためのスクリプト、傾向分析データをレーダーチャート等の形式で表示するためのスクリプト等も含まれる。また、受験者への質問のガイドデータ等も含まれる。さらに、ホームページ生成プログラムの識別子等も含まれる。
制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。また、制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する。
図4は、傾向分析ページの表示画面401を示す。画面上〜中央には、面接官の情報が表示されている。即ち、画面上にはプロセス(即ち、1次〜3次)を選択するためのラジオボタン402が、画面中央上にはラジオボタン402の押下により選択されたプロセスの傾向分析データ403が、画面中央下には質問のガイド404が表示されている。また、画面下には、「終了」ボタン405が表示されている。「終了」ボタン405の押下により、ページ閲覧の終了が制御部231に指示される。
面接官により操作部24を介してページ閲覧の終了が指示された場合、制御部231は、ホームページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。
一方、サーバ装置3は、すでにインストールされている処理プログラムを実行し、受験者及び面接官に係るデータを管理する。また、サーバ装置3は、そのデータに基づいて面接官の評価傾向を分析し、その結果及びガイドに係るデータを、端末2に送信する。そのために、サーバ装置3は、通信部31と、記憶部32と、処理部33とを有する。
通信部31は、サーバ装置3をインターネット7に接続するための通信インターフェース回路を有する。通信部31は、端末2から携帯電話網5及びインターネット7を介して受信したデータを、処理部33に渡す。また、通信部31は、処理部33から受け取ったデータを、インターネット7及び携帯電話網5を介して端末2に送信する。
記憶部32は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも何れか一つを有する。記憶部32は、処理部33での処理に用いられるアプリケーションプログラム、データ等を記憶する。記憶部32は、例えば、アプリケーションプログラムとして、ユーザ認証プログラム、評価入力ページ生成プログラム、評価データ格納プログラム、傾向分析ページ生成プログラム、ホームページ生成プログラム等を記憶する。また、記憶部32は、データとして、受験者データ(受験者ID、プロフィールデータ(氏名、性別、年齢、学歴等)、顔写真データ、適性検査データ(各検査項目の項目名、項目値等)、各プロセスの評価データ(面接官ID、各評価項目の項目名、項目値等)等)、面接官データ(面接官ID、パスワード、割り当てられた受験者ID等)、ガイドデータ(各検査項目の項目名、項目値差、ガイドテキスト等)、既定のガイドテキスト、ログインページのページデータ、ホームページのテンプレートデータ、評価入力ページのテンプレートデータ、傾向分析ページのテンプレートデータ等を記憶する。さらに、記憶部32は、所定の処理に係る一時的なデータを、一時的に記憶してもよい。
処理部33は、1個または複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。処理部33は、サーバ装置3の全体的な動作を統括的に制御する処理部、例えばCPUである。即ち、処理部33は、サーバ装置3の各種の処理が記憶部32に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、通信部31等の動作を制御する。処理部33は、記憶部32に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部33は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
図2(b)は、サーバ装置3の処理部33の機能ブロック図である。
処理部33は、制御部331と、ホームページ生成部332と、評価入力ページ生成部333と、評価データ格納部334と、傾向分析ページ生成部335とを有する。処理部33が有するこれらの各部は、処理部33が有するプロセッサ上で実行されるコンピュータプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、処理部33が有するこれらの各部は、ファームウェアとしてサーバ装置3に実装されてもよい。
制御部331は、端末2から通信部31を介して、ログインページの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。制御部331は、記憶部32に記憶されているログインページのページデータを取得し、通信部31を介して端末2に送信する。
また、制御部331は、端末2から通信部31を介して、面接官ID及びパスワード、並びにユーザ認証プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。制御部331は、受信した面接官ID及びパスワードをパラメータとして、不図示のユーザ認証部に、面接官の認証処理の実行を指示する。ユーザ認証部により面接官を認証した後、制御部331は、受信した面接官IDをパラメータとして、ホームページ生成部332に、ホームページの生成処理の実行を指示する。
ホームページ生成部332は、与えられた面接官IDをキーとして、記憶部32に記憶されている面接官データを特定し、割り当てられた受験者IDを抽出する。また、ホームページ生成部332は、抽出した受験者IDをキーとして、記憶部32に記憶されている受験者データを特定し、プロフィールデータ及び顔写真データを抽出する。そして、ホームページ生成部332は、記憶部32に記憶されているホームページのテンプレートデータを取得し、抽出したプロフィールデータ及び顔写真データ等を挿入し、ページデータを生成する。ホームページ生成部332は、生成したページデータを制御部331に返戻した後、ホームページの生成処理を終了する。
制御部331は、返戻されたページデータを、通信部31を介して端末2に送信する。
また、制御部331は、端末2から通信部31を介して、受験者ID、及び評価入力ページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。制御部331は、受信した受験者ID、及び以前受信した面接官IDをパラメータとして、評価入力ページ生成部333に、評価入力ページの生成処理の実行を指示する。
評価入力ページ生成部333は、与えられた受験者IDをキーとして、記憶部32に記憶されている受験者データを特定し、プロフィールデータ及び顔写真データを抽出する。また、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の評価データの数を計数し、受験者の次のプロセスを特定する。前のプロセスが存在する場合、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の前プロセスの評価データを参照し、面接官IDを抽出する。さらに、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、受験者の項目値を検査項目毎に抽出する。
評価入力ページ生成部333は、記憶部32に記憶されている受験者データ内の次プロセスの評価データを参照し、合格者の受験者データを特定する。合格者の受験者データが特定されなかった場合、評価入力ページ生成部333は、記憶部32に記憶されている評価入力ページのテンプレートデータを取得し、抽出したプロフィールデータ及び顔写真データ等を挿入し、ページデータを生成する。そして、評価入力ページ生成部333は、生成したページデータを制御部331に返戻した後、評価入力ページの生成処理を終了する。
一方、合格者の受験者データが特定された場合、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。また、評価入力ページ生成部333は、合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する。
評価入力ページ生成部333は、(受験者の項目値−合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する。また、評価入力ページ生成部333は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値(例えば、1)以上である検査項目を特定する(以下「受験者の負差項目集合」という。)。
評価入力ページ生成部333は、記憶部32に記憶されている受験者データ内の次プロセスの評価データを参照し、与えられた面接官IDをキーとして、面接官に係る合格者の受験者データを特定する。面接官に係る合格者の受験者データが特定されなかった場合、評価入力ページ生成部333は、受験者の負差項目集合に含まれる検査項目の項目名及びその項目値差をキーとして、記憶部32に記憶されているガイドデータを特定し、ガイドテキストを抽出する。なお、ガイドテキストが複数抽出された場合、評価入力ページ生成部333は、そのうちのいずれかを等確率で選択する。
一方、面接官に係る合格者の受験者データが特定された場合、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、面接官に係る合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。また、評価入力ページ生成部333は、面接官に係る合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する。
評価入力ページ生成部333は、(面接官に係る合格者全体の平均項目値−合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する。また、評価入力ページ生成部333は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値(例えば、1)以上である検査項目を特定する(以下「面接官の負差項目集合」という。)。
評価入力ページ生成部333は、(受験者の負差項目集合∩面接官の負差項目集合)を算出する。また、評価入力ページ生成部333は、その集合に含まれる検査項目の項目名及びその項目値差をキーとして、記憶部32に記憶されているガイドデータを特定し、ガイドテキストを抽出する。なお、ガイドテキストが複数抽出された場合、評価入力ページ生成部333は、そのうちのいずれかを等確率で選択する。
前のプロセスが存在しない場合、評価入力ページ生成部333は、記憶部32に記憶されている評価入力ページのテンプレートデータを取得し、抽出したプロフィールデータ及び顔写真データ、抽出したガイドテキスト等を挿入し、ページデータを生成する。そして、評価入力ページ生成部333は、生成したページデータを制御部331に返戻した後、評価入力ページの生成処理を終了する。
一方、前のプロセスが存在する場合、評価入力ページ生成部333は、記憶部32に記憶されている受験者データ内の前プロセスの評価データを参照し、合格者の受験者データを特定する。また、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。さらに、評価入力ページ生成部333は、合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する。
評価入力ページ生成部333は、(受験者の項目値−前プロセスの合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する。また、評価入力ページ生成部333は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値(例えば、1)以上である検査項目を特定する(以下「受験者の前プロセスの負差項目集合」という。)。
評価入力ページ生成部333は、記憶部32に記憶されている受験者データ内の前プロセスの評価データを参照し、抽出した面接官IDをキーとして、面接官に係る合格者の受験者データを特定する。また、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、面接官に係る合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。さらに、評価入力ページ生成部333は、面接官に係る合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する。
評価入力ページ生成部333は、(前プロセスの面接官に係る前プロセスの合格者全体の平均項目値−前プロセスの合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する。また、評価入力ページ生成部333は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値(例えば、1)以上である検査項目を特定する(以下「前プロセスの面接官の前プロセスの負差項目集合」という。)。
評価入力ページ生成部333は、(受験者の前プロセスの負差項目集合∩前プロセスの面接官の前プロセスの負差項目集合∩面接官の負差項目集合)を算出する。また、評価入力ページ生成部333は、その集合に含まれる検査項目の項目名及びその項目値差をキーとして、記憶部32に記憶されているガイドデータを特定し、ガイドテキストを抽出する。なお、ガイドテキストが複数抽出された場合、評価入力ページ生成部333は、そのうちのいずれかを等確率で選択する。
評価入力ページ生成部333は、記憶部32に記憶されている評価入力ページのテンプレートデータを取得し、抽出したプロフィールデータ及び顔写真データ、抽出したガイドテキスト等を挿入し、ページデータを生成する。そして、評価入力ページ生成部333は、生成したページデータを制御部331に返戻した後、評価入力ページの生成処理を終了する。
制御部331は、返戻されたページデータを、通信部31を介して端末2に送信する。
図5は、ガイドテキストの抽出工程の一例を示す模式図である。
501は、受験者データを示す。受験者データ501は、受験者ID、適性検査データ(「対人接触」、「プレッシャー」、「フットワーク」等の項目名、項目値等)、各プロセスの評価データ(面接官ID、「合否」等の項目名、項目値等)等を含む。また、502は、受験者データ501のうち、合格者に係るものを示す。また、503は、合格者に係る受験者データ502のうち、面接官1に係るものを示す。また、504は、受験者データ501のうち、面接官1に割り当てられた受験者6に係るものを示す。
一方、511は、受験者データ502について検査項目毎に平均項目値を算出したもの512、受験者データ503について検査項目毎に平均項目値を算出したもの513、及び受験者データ504について検査項目毎に項目値をそのまま転記したもの514を纏めたものを示す。
513及び514の512からの項目値差を検査項目毎に算出・対比してみると、検査項目「プレッシャー」についての項目値差「−1」515、516が、検査項目「対人接触」、「フットワーク」についての項目値差「0」、「0.5」よりも負の方向に顕著であることが分かる。そして、この検査項目の項目名「プレッシャー」及び項目値差「−1」をキーとして、ガイドデータ521を参照することにより、ガイドデータ522が特定され、ガイドテキスト「あなたはどのようなことにストレスを感じますか?/・・・」が抽出されることが分かる。
図4に戻り、制御部331は、端末2から通信部31を介して、評価データ、及び評価データ格納プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。また、制御部331は、評価データ、並びに以前受信した面接官ID及び受験者IDをパラメータとして、評価データ格納部334に、評価データの格納処理の実行を指示する。
評価データ格納部334は、与えられた受験者IDをキーとして、記憶部32に記憶されている受験者データを特定し、一プロセスの評価データとして、与えられた面接官ID及び評価データを格納する。また、評価データ格納部334は、与えられた面接官IDをキーとして、記憶部32に記憶されている面接官データを特定し、割り当てられた受験者IDから与えられた受験者IDを削除する。そして、評価データ格納部334は、評価データの格納処理を終了する。
次に、制御部331は、以前受信した面接官IDをパラメータとして、ホームページ生成部332に、ホームページの生成処理の実行を指示する。また、制御部331は、返戻されたページデータを、通信部31を介して端末2に送信する。
また、制御部331は、端末2から通信部31を介して、傾向分析ページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。制御部331は、以前受信した面接官IDをパラメータとして、傾向分析ページ生成部335に、傾向分析ページの生成処理の実行を指示する。
最初のプロセスについて、傾向分析ページ生成部335は、記憶部32に記憶されている受験者データ内の当該プロセスの評価データを参照し、受験者数及び合格者数を計数する。また、傾向分析ページ生成部335は、(計数した合格者数/計数した受験者数×100)を、合格率として算出する。
傾向分析ページ生成部335は、記憶部32に記憶されている受験者データ内の当該プロセスの評価データを参照し、与えられた面接官IDをキーとして、面接官に係る受験者数及び合格者数を計数する。また、傾向分析ページ生成部335は、(計数した合格者数/計数した受験者数×100)を、面接官に係る合格率として算出する。
傾向分析ページ生成部335は、記憶部32に記憶されている受験者データ内の当該プロセスの評価データを参照し、合格者の受験者データを特定する。傾向分析ページ生成部335は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。また、傾向分析ページ生成部335は、合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する。
傾向分析ページ生成部335は、記憶部32に記憶されている受験者データ内の当該プロセスの評価データを参照し、与えられた面接官IDをキーとして、面接官に係る合格者の受験者データを特定する。傾向分析ページ生成部335は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、面接官に係る合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。また、傾向分析ページ生成部335は、面接官に係る合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する。
傾向分析ページ生成部335は、(面接官に係る合格者全体の平均項目値−合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する。また、傾向分析ページ生成部335は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値(例えば、1)以上である検査項目、その値が正であり、且つその絶対値が所定値(例えば、1)以上である検査項目、及びそれら以外の検査項目を特定する。そして、最初の一つについては、傾向分析ページ生成部335は、検査項目の項目名及びその項目値差をキーとして、記憶部32に記憶されているガイドデータを特定し、ガイドテキストを抽出する。なお、ガイドテキストが複数抽出された場合、傾向分析ページ生成部335は、そのうちのいずれかを等確率で選択する。また、残りの二つについては、傾向分析ページ生成部335は、記憶部32にそれぞれについて記憶されている既定のガイドテキストを抽出する。
次のプロセスが存在する場合、傾向分析ページ生成部335は、次のプロセスについて、以上の処理を繰り返す。
一方、次のプロセスが存在しない場合、傾向分析ページ生成部335は、記憶部32に記憶されている傾向分析ページのテンプレートデータを取得し、各プロセスの、受験者数、合格者数、合格率、面接官に係る受験者数、合格者数、合格率、合格者全体の各検査項目の平均項目値、面接官に係る合格者全体の各検査項目の平均項目値、各検査項目のガイドテキスト等を挿入し、ページデータを生成する。そして、傾向分析ページ生成部335は、生成したページデータを制御部331に返戻した後、傾向分析ページの生成処理を終了する。
また、制御部331は、端末2から通信部31を介して、ホームページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。制御部331は、以前受信した面接官IDをパラメータとして、ホームページ生成部332に、ホームページの生成処理の実行を指示する。また、制御部331は、返戻されたページデータを、通信部31を介して端末2に送信する。
図6は、面接支援システム1の動作を示すシーケンス図である。なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め記憶部22、32に記憶されているプログラムに基づき、主に処理部23、33により、端末2及びサーバ装置3の各要素と協働して実行される。
制御部231は、ログインページの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。ページ取得部232は、与えられた識別子に係るページの取得要求を、通信部21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS601)。
制御部331は、端末2から通信部31を介して、ログインページの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。また、制御部331は、記憶部32に記憶されているログインページのページデータを取得し、通信部31を介して端末2に送信する(ステップS602)。
ページ取得部232は、サーバ装置3から通信部21を介して、ページデータを受信する。また、ページ取得部232は、受信したページデータを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。ページ描画部233は、与えられたページデータの描画データを生成する。また、ページ描画部233は、生成した描画データを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する(ステップS603)。
制御部231は、面接官から操作部24を介して入力された識別番号(ID)及びパスワード、並びにユーザ認証プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。ページ取得部232は、与えられた識別子に係るページの取得要求を、通信部21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS604)。
制御部331は、端末2から通信部31を介して、面接官ID及びパスワード、並びにユーザ認証プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。また、制御部331は、受信した面接官ID及びパスワードをパラメータとして、不図示のユーザ認証部に、面接官の認証処理の実行を指示する。ユーザ認証部は、面接官を認証する(ステップS605)。
制御部331は、受信した面接官IDをパラメータとして、ホームページ生成部332に、ホームページの生成処理の実行を指示する。ホームページ生成部332は、与えられた面接官IDをキーとして、面接官に係るデータを抽出し、ホームページのページデータを生成する(ステップS606)。
ホームページ生成部332は、生成したページデータを制御部331に返戻する。制御部331は、返戻されたページデータを、通信部31を介して端末2に送信する(ステップS607)。
ページ取得部232は、サーバ装置3から通信部21を介して、ページデータを受信する。また、ページ取得部232は、受信したページデータを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。ページ描画部233は、与えられたページデータの描画データを生成する。また、ページ描画部233は、生成した描画データを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する(ステップS608)。
面接官により操作部24を介して評価入力に係る受験者が選択された場合、制御部231は、その受験者のID、及び評価入力ページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。ページ取得部232は、与えられた識別子に係るページの取得要求を、通信部21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS609)。
制御部331は、端末2から通信部31を介して、受験者ID、及び評価入力ページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。また、制御部331は、受信した受験者ID、及び以前受信した面接官IDをパラメータとして、評価入力ページ生成部333に、評価入力ページの生成処理の実行を指示する。評価入力ページ生成部333は、評価入力ページのページデータを生成する(ステップS610)。
図7及び8は、評価入力ページ生成部333の動作を示すフロー図である。
評価入力ページ生成部333は、与えられた受験者IDをキーとして、受験者の受験者データを特定し、特定した受験者データ内の評価データの数を計数し、受験者の次のプロセスを特定する(ステップS701)。
評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、受験者の項目値を検査項目毎に抽出する(ステップS702)。
評価入力ページ生成部333は、受験者データ内の次プロセスの評価データを参照し、合格者の受験者データを特定する。合格者の受験者データが特定されなかった場合(ステップS703−No)、評価入力ページ生成部333は、評価入力ページのページデータを生成する(ステップS704)。
評価入力ページ生成部333は、生成したページデータを制御部331に返戻した後(ステップS705)、評価入力ページの生成処理を終了する。
一方、合格者の受験者データが特定された場合(ステップS703−Yes)、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。また、評価入力ページ生成部333は、合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する(ステップS706)。
評価入力ページ生成部333は、(受験者の項目値−合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する(ステップS707)。
評価入力ページ生成部333は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値以上である検査項目を特定し、受験者の負差項目集合を生成する(ステップS708)。
評価入力ページ生成部333は、受験者データ内の次プロセスの評価データを参照し、与えられた面接官IDをキーとして、面接官に係る合格者の受験者データを特定する。面接官に係る合格者の受験者データが特定されなかった場合(ステップS709−N)、受験者の負差項目集合に含まれる検査項目の項目名及びその項目値差に対応するガイドテキストを抽出する(ステップS710)。
一方、面接官に係る合格者の受験者データが特定された場合(ステップS709−Y)、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、面接官に係る合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。また、評価入力ページ生成部333は、面接官に係る合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する(ステップS711)。
評価入力ページ生成部333は、(面接官に係る合格者全体の平均項目値−合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する(ステップS712)。
評価入力ページ生成部333は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値以上である検査項目を特定し、面接官の負差項目集合を生成する(ステップS713)。
評価入力ページ生成部333は、(受験者の負差項目集合∩面接官の負差項目集合)を算出する(ステップS714)。
評価入力ページ生成部333は、その集合に含まれる検査項目の項目名及びその項目値差に対応するガイドテキストを抽出する(ステップS715)。
前のプロセスが存在しない場合(ステップS716−N)、評価入力ページ生成部333は、評価入力ページのページデータの生成処理(ステップS725)に進む。
一方、前のプロセスが存在する場合(ステップS716−Y)、評価入力ページ生成部333は、受験者データ内の前プロセスの評価データを参照し、合格者の受験者データを特定する。また、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。さらに、評価入力ページ生成部333は、合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する(ステップS717)。
評価入力ページ生成部333は、(受験者の項目値−前プロセスの合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する(ステップS718)。
評価入力ページ生成部333は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値以上である検査項目を特定し、受験者の前プロセスの負差項目集合を生成する(ステップS719)。
評価入力ページ生成部333は、受験者データ内の前プロセスの評価データを参照し、抽出した面接官IDをキーとして、面接官に係る合格者の受験者データを特定する。また、評価入力ページ生成部333は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、面接官に係る合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。さらに、評価入力ページ生成部333は、面接官に係る合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する(ステップS720)。
評価入力ページ生成部333は、(前プロセスの面接官に係る前プロセスの合格者全体の平均項目値−前プロセスの合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する(ステップS721)。
評価入力ページ生成部333は、その値が負であり、且つその絶対値が所定値以上である検査項目を特定し、前プロセスの面接官の前プロセスの負差項目集合を生成する(ステップS722)。
評価入力ページ生成部333は、(受験者の前プロセスの負差項目集合∩前プロセスの面接官の前プロセスの負差項目集合∩面接官の負差項目集合)を算出する(ステップS723)。
評価入力ページ生成部333は、その集合に含まれる検査項目の項目名及びその項目値差に対応するガイドテキストを抽出する(ステップS724)。
評価入力ページ生成部333は、抽出したガイドテキストを含む評価入力ページのページデータを生成する(ステップS725)。
評価入力ページ生成部333は、生成したページデータを制御部331に返戻した(ステップS726)後、評価入力ページの生成処理を終了する。
図6に戻り、制御部331は、返戻されたページデータを、通信部31を介して端末2に送信する(ステップS611)。
ページ取得部232は、サーバ装置3から通信部21を介して、ページデータを受信する。また、ページ取得部232は、受信したページデータを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。ページ描画部233は、与えられたページデータの描画データを生成する。また、ページ描画部233は、生成した描画データを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する(ステップS612)。
面接官により操作部24を介して評価入力の終了が指示された場合、制御部231は、入力された評価データ、及び評価データ格納プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。ページ取得部232は、与えられた識別子に係るページの取得要求を、通信部21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS613)。
制御部331は、端末2から通信部31を介して、評価データ、及び評価データ格納プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。また、制御部331は、評価データ、並びに以前受信した面接官ID及び受験者IDをパラメータとして、評価データ格納部334に、評価データの格納処理の実行を指示する。評価データ格納部334は、与えられた受験者IDをキーとして、与えられた面接官ID及び評価データを格納する(ステップS614)。
次に、制御部331は、以前受信した面接官IDをパラメータとして、ホームページ生成部332に、ホームページの生成処理の実行を指示する。ホームページ生成部332は、与えられた面接官IDをキーとして、面接官に係るデータを抽出し、ホームページのページデータを生成する(ステップS615)。
ホームページ生成部332は、生成したページデータを制御部331に返戻する。制御部331は、返戻されたページデータを、通信部31を介して端末2に送信する(ステップS616)。
ページ取得部232は、サーバ装置3から通信部21を介して、ページデータを受信する。また、ページ取得部232は、受信したページデータを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。ページ描画部233は、与えられたページデータの描画データを生成する。また、ページ描画部233は、生成した描画データを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する(ステップS617)。
一方、面接官により操作部24を介して傾向分析が指示された場合、制御部231は、傾向分析ページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページ取得部232に、ページの取得処理の実行を指示する。ページ取得部232は、与えられた識別子に係るページの取得要求を、通信部21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS618)。
制御部331は、端末2から通信部31を介して、傾向分析ページ生成プログラムの識別子をパラメータとして、ページの取得要求を受信する。また、制御部331は、以前受信した面接官IDをパラメータとして、傾向分析ページ生成部335に、傾向分析ページの生成処理の実行を指示する。傾向分析ページ生成部335は、傾向分析ページのページデータを生成する(ステップS619)。
図9は、傾向分析ページ生成部335の動作を示すフロー図である。
最初のプロセスについて、傾向分析ページ生成部335は、受験者データ内の当該プロセスの評価データを参照し、受験者数及び合格者数を計数する。また、傾向分析ページ生成部335は、(計数した合格者数/計数した受験者数×100)を、合格率として算出する(ステップS901)。
傾向分析ページ生成部335は、受験者データ内の当該プロセスの評価データを参照し、与えられた面接官IDをキーとして、面接官に係る受験者数及び合格者数を計数する。また、傾向分析ページ生成部335は、(計数した合格者数/計数した受験者数×100)を、面接官に係る合格率として算出する(ステップS902)。
傾向分析ページ生成部335は、受験者データ内の当該プロセスの評価データを参照し、合格者の受験者データを特定する。傾向分析ページ生成部335は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。また、傾向分析ページ生成部335は、合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する(ステップS903)。
傾向分析ページ生成部335は、受験者データ内の当該プロセスの評価データを参照し、与えられた面接官IDをキーとして、面接官に係る合格者の受験者データを特定する。傾向分析ページ生成部335は、特定した受験者データ内の適性検査データを参照し、面接官に係る合格者の項目値を検査項目毎に抽出する。また、傾向分析ページ生成部335は、面接官に係る合格者全体の平均項目値を検査項目毎に算出する(ステップS904)。
傾向分析ページ生成部335は、(面接官に係る合格者全体の平均項目値−合格者全体の平均項目値)を検査項目毎に算出する(ステップS905)。
傾向分析ページ生成部335は、検査項目の項目名及びその項目値差に対応するガイドテキストを検査項目毎に抽出する(ステップS906)。
次のプロセスが存在する場合(ステップS907−Y)、傾向分析ページ生成部335は、次のプロセスについて、ステップS901〜906を繰り返す。
一方、次のプロセスが存在しない場合(ステップS907−N)、傾向分析ページ生成部335は、受験者数、合格者数、合格率、及びガイドテキストを含む傾向分析ページのページデータを生成する(ステップS908)。
傾向分析ページ生成部335は、生成したページデータを制御部331に返戻した(ステップS909)後、傾向分析ページの生成処理を終了する。
図6に戻り、制御部331は、返戻されたページデータを、通信部31を介して端末2に送信する(ステップS620)。
ページ取得部232は、サーバ装置3から通信部21を介して、ページデータを受信する。また、ページ取得部232は、受信したページデータを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻されたページデータをパラメータとして、ページ描画部233に、ページの描画処理の実行を指示する。ページ描画部233は、与えられたページデータの描画データを生成する。また、ページ描画部233は、生成した描画データを制御部231に返戻する。制御部231は、返戻された描画データを、表示部25に表示する(ステップS621)。
以上説明してきたように、受験者及び/又は面接官に応じて適切なガイドを提供することにより、面接試験の際に、面接官が適切な質問を行えるように支援する。ガイドに従って質問を行うことにより、面接官は、偏りなく質問を行えるようになり、評価に繋がるポイントを看過しにくくなる。これにより、評価の精度が向上し、面接官間での評価のバラツキが軽減することが期待される。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、評価入力ページ生成部333と傾向分析ページ生成部335は、同じ内容のガイドデータ(ガイドテキスト)を用いるとしたが、異なるものを用いてもよい。
また、本実施形態では、傾向分析ページ生成部335は、各プロセスの傾向分析データを切り替えて表示できる傾向分析ページのページデータを生成するとしたが、受験者の属性(例えば、職種等)により傾向分析データを絞り込んで表示できるようにしてもよい。そのためには、受験者データに属性に係るデータ要素を設け、属性値毎に受験者数等を計数するようにすればよい。
また、本実施形態では、評価入力ページ生成部333と傾向分析ページ生成部335は、受験者全体あるいは合格者全体を対象として合格率、平均項目値等を算出するとしたが、その少なくとも一部を対象としてもよい。例えば、属性等により絞り込まれた受験者あるいは合格者を対象としてもよい。
また、本実施形態では、端末2及びサーバ装置3は、それぞれ図2(a)及び(b)に示す各部を有するとしたが、端末2及びサーバ装置3の各部を、端末2及びサーバ装置3のいずれに設けるかは、適宜変更可能である。あるいは、端末2及びサーバ装置3を、一の装置に構成してもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態によるサーバ装置3の処理部33の機能は、端末2に実現させることも可能である。図10は、そのような端末2’の処理部23’の機能ブロック図である。
処理部23’は、制御部231’と、ページ取得部232と、ページ描画部233に加えて、ホームページ生成部234と、評価入力ページ生成部235と、評価データ格納部236と、傾向分析ページ生成部237とを有する。
制御部231’は、第1の実施形態による制御部231に対応する。ただし、制御部231’は、ホームページの取得、評価入力ページの取得、評価データの格納、及び傾向分析ページの取得の際に、その指示を、サーバ装置3に送信するのではなく、ホームページ生成部234、評価入力ページ生成部235、評価データ格納部236、及び傾向分析ページ生成部237に与える点が異なる。
ページ取得部232及びページ描画部233は、第1の実施形態によるページ取得部232及びページ描画部233に相当する。
ホームページ生成部234は、第1の実施形態によるホームページ生成部332に対応する。ただし、ホームページ生成部234は、与えられた面接官IDを、通信部21を介してサーバ装置3に送信し、サーバ装置3から通信部21を介して、ホームページのページデータの生成に要するデータを受信する点が異なる。
評価入力ページ生成部235は、第1の実施形態による評価入力ページ生成部333に対応する。ただし、評価入力ページ生成部235は、与えられた受験者ID及び面接官IDを、通信部21を介してサーバ装置3に送信し、サーバ装置3から通信部21を介して、評価入力ページのページデータの生成に要するデータを受信する点が異なる。
評価データ格納部236は、第1の実施形態による評価データ格納部334に対応する。ただし、評価データ格納部236は、与えられた評価データ、面接官ID、及び受験者IDを、通信部21を介してサーバ装置3に送信する点が異なる。
傾向分析ページ生成部237は、第1の実施形態による傾向分析ページ生成部335に対応する。ただし、傾向分析ページ生成部237は、与えられた面接官IDを、通信部21を介してサーバ装置3に送信し、サーバ装置3から通信部21を介して、傾向分析ページのページデータの生成に要するデータを受信する点が異なる。
以上説明してきたように、本実施形態による端末2’の処理部23’は、第1の実施形態によるサーバ装置3の処理部33と同等の機能を有するものである。従って、本実施形態による面接支援システム1’は、第1の実施形態による面接支援システム1と同等の効果を奏させることを可能とする。
なお、本発明は、適性検査及び面接試験の組み合わせへの適用に限定されるものではなく、他の同様の性質を有する検査、試験等の組み合わせにも適用が可能である。
また、面接支援システムの端末及びサーバ装置それぞれの処理部が有する各機能をコンピュータに実現させるコンピュータプログラムは、磁気記録媒体または光記録媒体といったコンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録された形で提供されてもよい。
なお、当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。