(本発明に係る一態様を発明するに至った経緯)
従来技術は、応募者の応募資料に記載されている専門領域等の必要項目に基づいて、当該応募者の面接を担当する面接者を設定することができる。しかし、採用活動においては、面接者が応募者の専門領域の話を理解できるだけでは十分ではない。採用活動においては、面接者が、入社後に活躍できると思われる応募者を見極めることが重要である。
ただ、その前提として、求人者は、入社すれば活躍できる応募者が面接において志望意欲を低下させてしまうことを避けなければならず、求人者は当該応募者の志望意欲を向上させることが望ましい。求人者が所望の人材を採用する機会、および、応募者が活躍できる機会を逸するからである。
本発明の発明者は、採用面接において応募者の面接を担当する面接者の設定において、応募者の求人者に対する評価が考慮されていない課題を見出した。求人者に対する評価とは、例えば、応募者の志望意欲などである。
そこで、本発明の発明者は、過去の面接情報および応募者からの回答情報に基づき、当該応募者の志望意欲が向上しうる面接者を求人者にレコメンドすることにより、求人者に対する評価を考慮して特定された、求人者における面接者候補の情報を提供することに寄与する面接支援装置および面接支援方法を想起し、本発明に係る一態様を発明するに至った。
なお、本開示においては、以下のように用語が定義される。
(本サービス)
本開示における面接支援サーバが提供する面接支援サービスを本サービスという。以下、本開示における面接支援サーバが提供する面接支援サービスは、本サービスと言い換えてもよい。本サービスにおける基本的なサービスは、例えば、求人者における面接者、および応募者に対してWeb面接システムを提供するものである。
(ユーザ)
本開示における本サービスを利用する者をユーザという。ユーザは、具体的には、後述する端末を用いて本サービスを利用する者である。ユーザは、例えば、求人者、求人者における面接者、および、応募者であってもよい。
(求人者)
本開示における求人者とは、組織のための採用活動を行う者である。求人者とは、例えば、企業等の法人または個人事業主等であってもよい。以下、求人者は、適宜、求人者に属する面接者と言い換えることができる。面接者は、人事部門の担当者、および、応募者が配属される部署の担当者を含む。
(応募者)
本開示における応募者とは、求人者が採用活動のために行う面接に応募する者である。応募者は、求職者とも言い換えることができる。
(面接)
本開示における面接とは、求人者が採用活動のために行う採用面接のことである。本開示における面接は、応募者および面接者が互いに、後述する端末を用いたWeb面接であってもよい。本開示における面接は、応募者および面接者が対面して行われる面接であってもよい。対面して行われる面接は、非Web面接と呼称されてもよい。以下、単に面接と呼称する場合は、Web面接および非Web面接を含んでもよい。面接は1次面接およびn次面接を含む。nは2以上の正の整数である。
以上、本開示における用語の定義について説明した。定義された用語について、特別な意味が付される場合には、実施形態の説明において、さらに定義がなされる場合がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。実施形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。以下に説明される実施形態は本開示の一具体例を示す。実施形態において示される構成、フロー図における処理または処理の順序などは一例であって、本開示の技術を限定しない。
(実施形態1)
本実施形態に係る面接支援システム1および面接支援装置100の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る面接支援システム1および面接支援装置100の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図2は、本発明の実施形態1に係る面接支援システム1および面接支援装置100の機能的な構成の他の例を示すブロック図である。
図1において、面接支援システム1は、面接支援装置100、端末200、および記憶装置300を備える。面接支援装置100と、第1端末200aと、第2端末200bとは、互いに通信ネットワーク400を介して接続される。
図1において、面接支援装置100と面接支援サーバ10とは、互いに読み替えることができる。図1においては、面接支援サーバ10は面接支援装置100を含み、記憶装置300を含まないものとして説明しているが、図2に示すように、面接支援サーバ10は、面接支援装置100および記憶装置300を含む構成としてもよい。
以下の説明において、面接支援サーバ10とは、図1に示すシステム構成の場合も、図2に示すシステム構成の場合も含むものとする。すなわち、面接支援サーバ10に記憶装置300が含まれるか否かは本開示の範囲を限定しない。
面接支援サーバ10は、後述するように、通信ネットワーク400を介して、第1端末から回答情報および感想情報を受信し、第2端末へ面接者候補の情報を送信することによって本サービスを提供する機能を有するコンピュータまたは記録媒体である。面接支援サーバ10は、例えば、汎用コンピュータおよび本実施形態において説明される各動作等を実施させるソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
なお、図1に示す面接支援サーバ10および記憶装置300、ならびに、図2に示す面接支援サーバ10のそれぞれは複数あってもよい。係る場合、複数のサーバおよび複数の装置に対して、複数の機能が分散されてもよい。
なお、以下の説明において、端末200は端末装置200と呼称されてもよい。記憶装置300は記憶サーバ300と呼称されてもよい。通信部101および記憶装置300は、互いに、通信ネットワーク400を介して接続されてもよい。
図1および図2において、面接支援システム1には、第1端末200aおよび第2端末200bが含まれる。第1端末200aは、例えば、応募者が利用する端末である。第2端末200bは、例えば、求人者に属する面接者が利用する端末である。図3は、本発明の実施形態1に係る端末の機能的な構成の一例を示すブロック図である。以下、図3を参照して、端末200の構成の一例について説明する。
端末200は、表示媒体201、入力部202、通信部203、メモリ204、制御部205、カメラ206、マイク207、およびスピーカ208を備える。端末200に含まれる各要素は、設計仕様に基づき、他の要素の一部または全部と有線または無線によって接続される。
なお、以下において、端末200が備える表示媒体201などの各要素は、端末200に内蔵されるものとして説明するが、端末200に対して外付けされた装置であってもよい。
端末200は、例えば、Web面接において相手方の顔を含む画像を表示媒体201に表示させ、マイク207を用いて収音した音声情報をWeb面接の相手方の端末へ送信し、相手方の音声情報をスピーカ208によって再生させる機能を有する情報機器であってもよい。
端末200は、例えば、応募者が面接を受けた後に面接支援サーバ10からの要求に基づいて、求人者に対する評価が改善したか否かを問う質問を表示媒体201に表示する機能を有してもよい。また、端末200は、例えば、入力部202によって入力された感想情報を面接支援サーバ10へ送信する機能を有してもよい。
端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、デスクトップパソコン、または、専用端末などであってもよい。
表示媒体201は、例えば、2次元ディスプレイでもよく、バーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイであってもよい。2次元ディスプレイは、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどであってもよい。ディスプレイの種類は本開示の範囲を限定しない。
入力部202は、表示媒体201における表示内容を選択する機能、および、文字を入力または編集する機能を有する。入力部202は、ユーザによる入力を受け付ける。
入力部202は、例えば、キーボード、マウス、ハードウェアボタン、タッチパネルを用いたタッチ操作、タッチパネルを用いたスタイラスペン、ユーザの視線検知に基づく入力、および音声入力などのうち少なくとも1つであってもよい。キーボードは、外部接続された物理的キーボードであってもよく、タッチパネル上のソフトウェアキーボードであってもよい。表示媒体201がバーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイの場合には、専用コントローラー、ユーザのジェスチャーなどに基づく情報入力または情報選択であってもよい。
通信部203は、通信部101と通信ネットワーク400によって接続され、面接支援サーバ10から信号または情報を受け取る。通信部203は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよい。また、通信部203は、例えば、有線通信のための通信モジュールであってもよい。
メモリ204は、通信部203が面接支援サーバ10から受け取った情報を保存する機能を有してもよい。メモリ204は、通信部203が後述する各種アプリケーションソフトウェアを受け取った場合には、各種アプリケーションソフトウェアを保存してもよい。
制御部205は、端末200における各種制御を行う。制御部205は、例えば、通信部203が面接支援サーバ10から受け取った情報をメモリ204に保存させる。制御部205は、ユーザによる入力を入力部202に受け取らせる。
また、制御部205は、例えば、Web面接が行われる場合には、面接の相手方の顔を含む画像情報を表示媒体201に表示させてもよい。制御部205は、例えば、Web面接が行われる場合には、カメラ206を用いて取得されたユーザの顔を含む画像情報を、通信部203を用いて、面接の相手方の端末200へ送信させてもよい。制御部205は、例えば、Web面接が行われる場合には、マイク207を用いて取得されたユーザの音声情報を、通信部203を用いて、面接の相手方の端末200へ送信させてもよい。制御部は、例えば、Web面接の相手方の音声情報をスピーカ208に再生させてもよい。制御部205における、これらの基本的な機能は公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
制御部205は、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部205は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路によって構成されてもよい。また、制御部205は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部205は、例えば、Webブラウザであってもよい。
以上、図3を参照して、端末200の構成の一例について説明した。なお、図3は、端末200の構成の一例であり、他の例によって端末200が構成されてもよい。例えば、非Web面接が行われる場合においては、端末200は、少なくとも、表示媒体201、入力部202、通信部203、メモリ204、および制御部205を備えていればよい。
図1および図2の説明に戻り、記憶装置300は、例えば、後述する、面接者の情報および過去の面接における回答情報および感想情報等を記憶する。また、記憶装置300は、例えば、後述する面接者候補特定モデルを記憶してもよい。記憶装置300は、各種アプリケーションソフトウェアを記憶してもよい。
各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、面接支援サーバ10が提供するサービスを、ユーザの要求に応じて、端末200においてスタンドアロンで実行させるものであってもよい。また、各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、クライアントPCにインストールされたWebブラウザに読み込んで動作させるHTML、CSS、JavaScript(登録商標)等のソースコードであってもよい。
通信ネットワーク400は、電気通信回線によって構成されるネットワークであってもよい。通信ネットワークは、有線通信ネットワークであっても、無線通信ネットワークであってもよい。通信ネットワークは、例えば、インターネット、専用回線、LAN(Local Area Network)などを含む。
面接支援装置100は、通信部101および制御部102を備える。通信部101および制御部102は、互いに有線または無線によって接続される。
通信部101は、通信ネットワーク400を介して、第1端末200aおよび第2端末200bに含まれる通信部203との間で情報を送受信する機能を有する。また、通信部101は、記憶装置300から情報を受け取る機能を有する。
なお、通信部101および記憶装置300は、互いに有線ネットワークまたは無線ネットワークによって接続される。通信部101は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよく、有線通信のための通信モジュールであってもよい。通信部101および記憶装置300を接続するネットワークの形態、規格等の仕様は本開示の範囲を限定しない。
制御部102は、所定のアンケートに対する応募者の第1回答情報、および、第1端末200aを用いて入力された求人者に属する第1面接者との面接によって求人者に対する評価が改善したか否かを示す第1感想情報を受信する。また、制御部102は、記憶装置300に記憶された複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報とに基づき複数の面接者のうちから一又は複数の面接者候補を特定する特定部1021を用いて、第1回答情報を基に特定した一又は複数の面接者候補の情報を応募者に対応させて第2端末200bへ送信する。
なお、特定部1021は、後述するように、制御部102における一機能であってもよい。また、第2端末200bは、求人者が保有する端末装置の総称であり、以下の説明において、求人者に属する第1面接者が応募者とのWeb面接のために用いる第2端末と、後述する特定部1021によって特定された面接者候補の情報が送信される第2端末とは、必ずしも同じ物でなくてもよい。また、以下において、求人者の端末装置は、適宜、求人者の第n端末と呼称されてもよい。nは2以上の整数である。
制御部102は、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部102は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路によって構成されてもよい。また、制御部102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部102の機能の詳細については、後述する。
以上、図1および図2を参照して、本実施形態に係る面接支援システム1および面接支援装置100の構成について説明した。
なお、以上の説明において、図1および図2においては、応募者の端末200aおよび求人者の端末200bはそれぞれ1つであると説明したが、端末200は複数あってもよい。すなわち、複数の応募者および複数の求人者が本サービスを利用する場合、面接支援システム1には、複数の端末200aおよび複数の端末200bが含まれてもよい。
本実施の形態に係る面接支援システム1は、例えば、上記の構成例によって本サービスをユーザに提供する。本サービスは、例えば、本サービスに係るWebサイトにユーザがアクセスすることによって提供されてもよい。例えば、応募者が本サービスに係るWebサイトにアクセスし、同じタイミングで、求人者における担当面接者が本サービスに係るWebサイトにアクセスすることで、応募者と面接者が面接を行ってもよい。
さらに、本サービスは、人物像を推定するアンケートに対する応募者の回答情報、求人者に属する一または複数の面接者から収集した人物像を推定するアンケートに対する面接者の回答情報、および複数の面接者のそれぞれが過去に担当した面接に関する情報に基づき、当該応募者に対する次の面接を担当する面接者候補の情報を求人者にレコメンドしてもよい。
また、面接者と応募者とが非Web面接を行う場合においては、非Web面接が行われたことを面接者または応募者が面接支援サーバ10に対して所定の方法によって通知したとき、事前に面接支援サーバ10に登録されている応募者の端末200aに対して、面接者との非Web面接によって求人者に対する評価が改善したか否かを問う質問情報が送信されてもよい。係る場合、面接支援サーバ10は、応募者が端末200aを用いて回答した感想情報を受信し、受信した感想情報と、後述する回答情報および面接者の情報とに基づき、一又は複数の面接者候補の情報を求人者の端末200bへ送信してもよい。
このように、本サービスは、求人者および応募者に対して面接システムを提供し、さらに、人物像のタイプ等から当該応募者に対する次の面接を担当する面接者候補の情報を求人者にレコメンドする機能を提供するものである。これにより、応募者の志望意欲など、求人者に対する評価を考慮して特定された、求人者における面接者候補の情報を提供することに寄与する面接支援システム1が提供される。
なお、本サービスは、面接支援サーバ10を用いて、面接者候補がレコメンドされるものであればよく、サービスが提供される態様は本発明を限定しない。例えば、面接支援サーバ10がWebブラウザを用いないスタンドアロンで動作するアプリケーションソフトウェアを端末200に送信し、ダウンロードされた当該アプリケーションソフトウェアを用いて、表示媒体201上において各種サービスが提供されてもよい。
図4は、面接支援サーバ10と端末200との間の情報の送受信および情報処理の手順の一例を示すシーケンス図である。図5は、本発明の実施形態1における所定のアンケートの内容の一例を示す図である。図6は、本発明の実施形態1における感想情報を選択および送信するための画面の一例を示す図である。図7は、本発明の実施形態1における面接者の情報を管理するテーブルの一例を示す図である。
以下、図4から図7を参照して、面接支援サーバ10と端末200との間で行われる情報の送受信および情報処理について説明する。
なお、以下の説明において、面接支援サーバ10から端末200に対して送信された後にメモリ204に保存された各種プログラムによって、表示媒体201に所定の情報が表示されることは、面接支援サーバ10が直接的または間接的に所定の情報の表示を制御していることと同じである。
すなわち、本発明の実施形態においては、面接支援サーバ10から端末200へ提供された各種プログラムによる制御、および、面接支援サーバ10による制御を、面接支援サーバ10等による制御と呼称してもよい。単に、面接支援サーバ10による制御と呼称される場合であっても、面接支援サーバ10等による制御と同じ意味に解釈してもよい。
なお、図4は、ユーザが本サービスのうちWeb面接を利用する場合におけるシーケンス図を示すが、後述するように、図4における全ステップのうち一部のステップが実行されることによって、ユーザが非Web面接を行う場合においても適用することができる。
図4に示すように、求人者に属する第1面接者が、本サービスの提供を受けるために、第2端末200bを用いて本サービスに係るWebサイトへアクセスする(ステップS401)。同様に、ユーザである応募者が、本サービスの提供を受けるために、第1端末200aを用いて本サービスに係るWebサイトへアクセスする(ステップS402)。
なお、面接支援サーバ10に事前に登録されたユーザのメールアドレス宛に、Web面接サービスの提供を受けるためにアクセスするURLが記載されたメールが送付されてもよい。そして、ユーザは、通信部203が受信したメールに記載されたURLを入力部202によって選択することで、本サービスに係るWebサイトへアクセスしてもよい。
また、ユーザが、本サービスに係るWebサイトに対してIDおよびパスワードによってアクセスすることで、事前に設定されたWeb面接サービスがユーザに提供されてもよい。ユーザが本サービスの提供を受けるために本サービスに係るWebサイトへアクセスする方法は、本開示の範囲を限定しない。
なお、図4において、ステップS401およびステップS402の順序は逆であってもよいし、同時であってもよい。
次に、応募者および第1面接者は、本サービスに係るWebサイト上においてWeb面接のサービスを受ける(ステップS403)。Web面接が終了した場合、面接支援サーバ10は、応募者の第1端末200aに対して回答要求を行う(ステップS404)。回答要求とは、例えば、応募者に対して所定のアンケートへの回答を要求することを含んでもよい。また、回答要求とは、例えば、第1面接者との面接によって求人者に対する評価が改善したか否かを示す感想情報の回答を要求することを含んでもよい。
所定のアンケートは、例えば、図5に示すように、応募者の人物像を推定する一または複数の質問項目を含む。各質問項目は、例えば、複数の選択肢の中から一の事項を選択するものであってもよい。質問項目が1つの場合には、例えば、複数の選択肢の中から複数の事項を選択するものであってもよい。所定のアンケートに対する回答方法は、本開示の範囲を限定しない。各質問項目における選択肢の数は、本開示の範囲を限定しない。
感想情報は、例えば、図6に示すように、第1面接者との面接によって求人者である企業に対する評価が改善したか否かを示す情報であってもよい。求人者に対する評価とは、例えば、志望意欲、入社意欲、または入社希望順位などであってもよい。志望意欲などが向上したか否かの感想は、例えば、図6に示すように、志望意欲などが向上したか否かについての質問に対してYESまたはNOで回答するものであってもよい。
なお、図6に示す感想情報の回答内容は一例である。志望意欲などが向上したか否かについての質問に対する回答は、たとえば、YESまたはNOの2段階ではなく、5段階評価であってもよい。評価の段階数は本開示の範囲を限定しない。また、感想情報の回答の方法は、本開示の範囲を限定しない。
なお、図5に示す所定のアンケートへの回答画面と、図6に示す志望意欲に対する回答画面とのうち、いずれが先にユーザに提示されるかという順序は、本開示の範囲を限定しない。また、アンケートへの回答画面への遷移、および、志望意欲に対する回答画面への遷移が選択可能に表示媒体201に表示されてもよく、ユーザが任意に何れを先に回答するかを選択できてもよい。
なお、図5および図6においては、本サービスに係るWebサイト上に、所定のアンケートおよび感想情報に対する回答要求が表示されるとして説明したが、この限りではない。回答要求の方法は、Web面接終了後、事前に登録された応募者のメールアドレス、または、ショートメッセージサービスにおける電話番号などのID、チャットアプリにおけるIDなどに所定のアンケート等が送付されてもよい。回答要求の方法は、本開示の範囲を限定しない。
次に、応募者は、所定のアンケートに対する回答および感想情報を、入力部202を用いて入力する(ステップS405)。そして、応募者によって回答された回答情報および感想情報は、通信部203によって面接支援サーバ10へ送信される(ステップS406)。
すなわち、面接支援サーバ10は、所定のアンケートに対する応募者の第1回答情報、および、求人者に属する第1面接者との面接によって求人者に対する評価が改善したか否かを示す第1感想情報を受信する。
なお、面接支援サーバ10は、例えば、所定のアンケートに対する応募者の回答情報をWeb面接の開始前に応募者から受け取ってもよい。係る場合、所定のアンケートは応募者のメールアドレス等へ送付されてもよい。所定のアンケートは応募者の住所または居所に郵送で送付され、所定のアンケートに対する回答情報は、本サービスの提供者に属する従業員によって予め記憶装置300に記録されてもよい。さらに、本サービスの提供者とは異なる第三者によって収集された応募者の所定のアンケートに対する回答情報を、面接支援サーバ10が受信してもよい。所定のアンケートに対する回答情報の受信方法は、本発明を限定しない。
次に、面接支援サーバ10は、記憶装置300に記憶された複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報とを用いて、任意の回答情報を基に求人者における複数の面接者のうちから一又は複数の面接者候補を特定する特定部1021を用いて、第1回答情報に基づいて、一又は複数の面接者候補の情報を特定する(ステップS407)。
面接者候補を特定する特定部1021の機能は、制御部102の一機能であってもよい。特定部1021の機能は、制御部102が所定のプログラムにより実現されてもよい。所定のプログラムとは、例えば、面接者候補特定モデルであってもよい。
面接者候補特定モデルは、例えば、求人者に属する複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが過去に担当した面接に対する回答情報および感想情報とに基づいて、ディープラーニング等の機械学習による学習によって生成されたモデルであってもよい。
すなわち、特定部1021は、複数の面接者の情報と複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報とによって学習された面接者候補特定モデルを用いて任意の回答情報を基に求人者における一又は複数の面接者候補を特定してもよい。
面接者の情報とは、例えば、面接者の人物像を推定する一または複数の質問項目に対して面接者が回答した内容の情報を含む。すなわち、所定のアンケートは応募者の人物像を推定する一又は複数の第1質問項目を含み、面接者の情報は面接者の人物像を推定する一又は複数の第2質問項目に対して各面接者が回答した内容の情報を含んでもよい。これにより、後述するように、応募者の次の面接を担当する面接者の人物像と、当該応募者の人物像との間で、マッチングをとることができる。
さらに、面接者への質問項目は、例えば、所定のアンケートに含まれる応募者の人物像を推定する一または複数の質問項目と同じ内容であってもよい。これにより、後述するように、応募者と面接者の人物像のマッチングをより精度高く測ることができる。
なお、求人者に属する複数の面接者の情報は、例えば、記憶装置300に予め記憶されていてもよい。面接者の情報は、応募者からの回答情報と同様に、第三者が実施したアンケート結果に基づいてもよい。面接者の情報の取得方法は、本開示の範囲を限定しない。
面接者候補特定モデルは、例えば、複数の面接者の情報および各面接者が面接を担当した応募者の回答情報を教師データとし、当該面接に対する応募者の感想情報をラベルとして、ディープラーニング等の機械学習によって学習させることで生成された学習モデルであってもよい。
具体的には、例えば、図5に示す所定のアンケートに人物像を推定する5つの質問項目が含まれている場合において、応募者が質問内容にあてはまると回答した質問項目には1を付与し、応募者が質問内容にあてはまらないと回答した質問項目には0を付与したときに、回答情報は例えば(1、0、1、1、0)のように表現される。なお、上記説明では、質問項目の数を5つであるとして説明したが、質問項目の数は本開示の範囲を限定しない。
面接者の情報も、同様に、例えば(1、0、0、1、1)のように表現される。図7は、本発明の実施形態1における面接者の情報を管理するテーブルの一例を示す図である。図7に示すテーブル700は記憶装置300に記憶されていてもよい。図7に示すように、面接者の情報は、例えば、面接者の氏名およびIDとともに管理されていてもよい。図7に示すテーブルは、例えば、本サービスを利用する複数の求人者ごとに記憶されていてもよい。
例えば、過去に、図7に示す面接者Aが回答情報(1、0、1、1、0)を回答した応募者と面接を行った結果、当該応募者が面接によって志望意欲が向上したという感想情報を面接支援サーバ10へ送信した場合、面接支援サーバ10は、当該面接者Aが属する企業である求人者の第1管理テーブル700を参照して、面接者Aに対応する面接者情報(1、0、0、1、1)を特定する。なお、回答情報および感想情報のうち少なくとも一方に、面接者Aを示すID情報などが付記されることで、面接支援サーバ10は、面接者Aを特定してもよい。
そして、面接支援サーバ10は、面接者情報(1、0、0、1、1)および回答情報(1、0、1、1、0)を教師データとして、且つ、志望意欲が向上したという感想情報をラベルとして、ディープラーニング等の機械学習によって面接者候補特定モデルに学習させてもよい。
具体的には、面接者候補特定モデルは、例えば、面接者情報(1、0、0、1、1)を第1ベクトル値として、回答情報(1、0、1、1、0)を第2ベクトル値として、第1ベクトル値および第2ベクトル値の積を教師データとしてもよい。また、志望意欲が向上したという感想情報には1を付与し、志望意欲が向上しなかったという感想情報には0を付与することで、面接者候補特定モデルは学習されてもよい。
なお、面接者候補特定モデルは、本サービスを利用する複数の企業のそれぞれに属する複数の面接者の情報と、複数の面接者が過去に担当した面接に対する回答情報および感想情報とを用いて学習されてもよい。すなわち、面接者候補特定モデルの生成においては、本サービスを利用する複数の企業における面接に関する各種情報が横断的に利用されてもよい。
このように面接者候補特定モデルが多くの回答情報及び感想情報を用いて学習することで、特定部1021は、記憶装置300に記憶された複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報とに基づいて、任意の求人者における複数の面接者のうちから面接者候補を特定することができる。なお、ディープラーニング等の機械学習の概要および具体的な学習手法は公知であるため、詳細な説明を省略する。
そして、面接支援サーバ10は、例えば、本サービスを利用する求人者における第1面接者と1次面接を行った第1応募者の第1回答情報を、任意の回答情報として、第1端末200aから受信した場合、1次面接を行った第1応募者の第1回答情報のベクトル値と、第1応募者が応募している当該求人者に属する複数の面接者の面接者情報のベクトル値のそれぞれとの積を面接者候補特定モデルに入力することで、複数の面接者の情報のそれぞれに対して、0以上1以下の値が出力される。
そして、特定部1021は、各面接者について出力された値に基づいて、第1応募者の2次面接を担当するのに好適である一または複数の面接者候補を特定してもよい。係る場合、各面接者について出力された値が所定の閾値以上であるか否かが判定され、当該閾値以上の値に対応する面接者の情報が特定部1021によって特定されてもよい。
なお、機械学習によって生成された学習モデルを用いた推論または分類処理は公知であるため、詳細な説明は省略する。
これにより、例えば、第1面接者と1次面接を行った第1応募者の第1回答情報に基づき、第1応募者の志望意欲を向上させる傾向にある面接者を、第1応募者の2次面接を担当する面接者候補として特定することができる。すなわち、求人者に対する評価を考慮して特定された、求人者における面接者候補の情報を提供することに寄与する面接支援方法が提供される。
なお、図7に示すテーブルは一例であって、テーブル700には面接者の情報が含まれていればよく、面接者の氏名およびIDなどのうち少なくとも1つが面接者の情報に対応して管理されていればよい。また、上記のベクトル値を用いた機械学習の学習手法は一例であって、機械学習の学習手法は本開示の範囲を限定しない。
なお、上記説明においては、特定部1021は、応募者の回答情報と、面接者の情報と、面接に対する感想情報とに基づいた機械学習によって生成された面接者候補特定モデルを用いることで、面接者候補を特定するとして説明したが、この限りではない。
すなわち、特定部1021は、例えば、過去に行われた複数の面接に対応する回答情報、感想情報、および面接者の情報によって生成された、応募者の人物タイプと面接者の人物タイプとの好適な組み合わせを管理するテーブルを用いて、第1面接を受けた第1応募者の第1回答情報に基づいて、第1応募者の次の第2面接を担当する面接者候補を特定してもよい。
なお、特定部1021は、第1面接者の情報と、第1回答情報と、第1感想情報とを用いて面接者候補特定モデルを更新してもよい。これにより、さらに面接者候補特定モデルの推定精度を高めることができる。
図4に戻り、次に、面接支援サーバ10は、特定した一または複数の面接者候補の情報を応募者に対応させて第2端末200bへ送信する(ステップS408)。求人者における所定の担当者は、第2端末200bの通信部203bが受信した一または複数の面接者候補の情報を参照し、当該応募者の次の第2面接を担当する一又は複数の面接者を選定することができる(ステップS409)。なお、第2面接とは、2次面接以降の面接であってもよい。
なお、本サービスを端末200において実行させるための各種プログラムは適宜、面接支援サーバ10から端末200へ送信される。本サービスを実行させるための各種プログラムが端末200へ送信されるタイミングは本発明を限定しない。サービスの提供開始時点において、基本機能を実現する各種プログラムの送信を完了してもよい。
以上、図4から図7を参照して、面接支援サーバ10と端末200との間で行われる情報の送受信および情報処理について説明した。
なお、図4は、ユーザが本サービスのうちWeb面接を利用する場合におけるシーケンス図を示すが、ユーザが非Web面接を行う場合においては、例えば、面接者と応募者とが非Web面接を任意の施設において実施した後、求人者における担当者または応募者等が、非Web面接が終了したことを面接支援サーバ10に対して、所定の方法により通知してもよい。当該通知は、本サービスに係るWebサイトへアクセスして行われてもよい。当該通知の方法は、本開示の範囲を限定しない。
そして、面接支援サーバ10は、非Web面接が終了したことを示す通知を受け取った場合、図4に示す回答要求を行ってもよい(ステップS404)。以降の処理ステップについては、Web面接に関する説明と同様であるため、説明を省略する。
なお、図4の説明において、ステップS404において、面接支援サーバ10は回答要求を第1端末200aに対して送信し、応募者は第1端末を用いて少なくとも感想情報を面接支援サーバ10へ送信しているが、当該回答要求および感想情報の回答は、通信ネットワーク400を用いずに行われてもよい。すなわち、面接支援システム1は、例えば、面接支援サーバ10および求人者の端末200bによって構成されてもよい。係る場合、本サービスの運営者における担当者が、応募者からの回答情報および感想情報を郵送などで受け取ってもよい。そして、当該担当者が所定の用紙に記載された回答情報の内容および感想情報の内容を電子データに変換し、面接支援サーバ10へ送信してもよい。すなわち、面接支援サーバ10は、当該担当者によって電子データに変換された回答情報および感想情報を受信してもよい。
図8は、本発明の実施形態1に係る面接支援サーバ等の動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図8を参照して、本実施形態に係る面接支援サーバ10の基本動作の処理手順について説明する。
なお、下記に説明される各フロー図は、本開示に係る面接支援サーバ10の動作の処理手順について説明するために必要なステップを例示として記載しているにすぎない。本発明の実施形態における機能が発揮される範囲において、各フロー図の各ステップの間に他の動作の処理に関するステップが適切に挿入されることを妨げるものではない。
また、本サービス提供のためのシステムが構築される場合、ユーザインターフェースは一般的にイベントドリブン型でプログラムが実行されるが、本発明の実施形態におけるフロー図においては、説明の便宜のために、必ずしもイベントドリブン型のフロー図に基づいて説明されるわけではない。さらに、一般的には、イベントは端末200で発生させるが、面接支援サーバ10で発生させてもよい。イベント処理は、端末200によって行われてもよく、また、面接支援サーバ10によって行われてもよい。すなわち、イベント発生またはイベント処理の主体は本発明を限定しない。
以上のフロー図に関する説明は、下記で説明されるフロー図において適用されてもよい。
図8において、面接支援サーバ10は、第1面接者との面接によって求人者に対する評価が改善したか否かという質問の情報を、通信部101を用いて、第1端末200aへ送信する(ステップS801)。次に、面接支援サーバ10は、第1端末200aを用いて入力された、求人者に属する第1面接者との面接によって求人者に対する評価が改善したか否かを示す第1感想情報を第1端末200aから受信する(ステップS802)。
なお、上述するように、ステップS801において、評価が改善したか否かという質問は、本サービスの提供者または代理業者などによって応募者に郵送されてもよい。係る場合、本サービスの提供者における所定の担当者が応募者から感想情報を受け取り、記憶装置300に感想情報を記憶させてもよい。
次に、所定のアンケートに対する第1応募者の第1回答情報を受信済であるか否かを判定する(ステップS803)。第1回答情報は、求人者に対する評価が改善したか否かという質問の情報と併せて所定のアンケートが第1端末200aへ送信された場合には、第1端末200aから受信してもよい。また、第1回答情報は、上述のとおり、第三者から取得してもよく、郵送によって取得されてもよい。
面接支援サーバ10は、第1回答情報を受信していない場合には(ステップS803:NO)、第1回答情報を受信するまで待機する。一方、面接支援サーバ10は、第1回答情報を受信している場合には(ステップS803:YES)、記憶装置300に記憶された複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報とを用いて任意の回答情報を基に当該求人者における複数の面接者のうちから一又は複数の面接者候補を特定する特定部1021を用いて、第1回答情報に基づいて一又は複数の面接者候補を特定する(ステップS804)。
そして、面接支援サーバ10は、特定された一または複数の面接者候補の情報を、第1応募者の情報に対応させて、求人者の第2端末200bへ送信する(ステップS805)。なお、第1面接において求人者における第1面接者が用いた端末は、面接者候補の情報が送信される端末と同一の物でなくてもよい。
以上、実施形態1に係る面接支援サーバ10の処理手順の一例について説明した。
以上のように、本実施形態に係る面接支援サーバ10を用いた面接支援方法は、応募者の第1端末200aおよび求人者の第2端末200bと通信ネットワーク400によって接続された面接支援サーバ10を備える面接支援システム1における面接支援方法であって、所定のアンケートに対する応募者の第1回答情報、および、第1端末200aを用いて入力された求人者に属する第1面接者との面接によって求人者に対する評価が改善したか否かを示す第1感想情報を受信し、記憶装置300に記憶された複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報とを用いて任意の回答情報を基に当該求人者における複数の面接者のうちから一又は複数の面接者候補を特定する特定部1021を用いて、第1回答情報を基に特定した一又は複数の面接者候補の情報を第2端末200bへ送信する。
これにより、求人者に対する評価を考慮して特定された、求人者における面接者候補の情報を提供することに寄与することができる。
なお、上記説明においては、面接者候補特定モデルは、本サービスを利用する複数の企業における複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報および感想情報の全てを用いて生成されると説明したが、その限りではない。すなわち、面接者候補特定モデルは、本サービスを利用する企業ごとに生成されてもよい。さらに、本サービスにおいては、企業横断で生成された統合学習モデルと、企業ごとに生成された単一学習モデルとを併用し、両方の学習モデルのそれぞれを用いて特定した一または複数の面接者候補の情報を第2端末200bへ送信してもよい。
なお、上記説明においては、所定のアンケートには、応募者の人物像を推定する一又は複数の第1質問項目を含むものとして説明したが、所定のアンケートは、さらに、第1面接者との面接を受けた後における応募者の求人者に対する理解度に関する一又は複数の第3質問項目を含んでもよい。係る場合、所定のアンケートに対する回答情報は、第1端末200aから受信されてもよい。
応募者の求人者に対する理解度に関する質問が、図5を参照して説明した人物像を推定する質問項目と同様に、例えば5つの質問項目を含む場合、求人者に対する理解度を推定する質問に対する回答も(0、1、0、1、0)のように表現される。係る場合、例えば、人物像を推定する質問に対する回答(1、0、1、1、0)を第2ベクトル値として、求人者に対する理解度を推定する質問に対する回答(0、1、0、1、0)を第3ベクトル値として、第2ベクトル値と第3ベクトル値とを結合した結合ベクトル(1、0、1、1、0、0、1、0、1、0)を算出してもよい。そして、第2ベクトル値と第3ベクトル値との結合ベクトルと、面接者情報(1、0、0、1、1)に係る第1ベクトル値との積を教師データとして、上述した面接者候補モデルが学習されてもよい。
これにより、特定部1021は、推定された応募者の人物像と、さらに、応募者の求人者に対する理解度とに基づいて当該応募者の次の面接を担当する面接者を特定することができ、面接支援サーバ10は、さらに、応募者の求人者理解度合いを踏まえた適切な面接者候補をレコメンドできる。
なお、所定のアンケートには、応募者の求人者に対する理解度に関する一又は複数の第3質問項目の他、就職または転職の動機に関する第4質問項目がふくまれてもよい。また、さらに、応募者が応募する職種、ならびに、応募者の年齢および性別等の基本情報、その他の求人および採用に関する項目は、事前に記憶装置300に登録されてもよい。求人者が、職種および基本情報などを応募者から受け取って記憶装置300に登録してもよい。または、面接支援サーバ10は、既に当該応募者の職種および基本情報などを取得している第三者が運営するサーバ装置から、当該応募者の職種および基本情報などを受信してもよい。事前に登録または受信されたこれらの情報は、所定のベクトル値として、所定のアンケートに対する回答情報に係るベクトル値と結合されてもよい。また、面接者の情報にも、年齢および性別等の基本情報が含まれていてもよい。
また、上記においては、所定のアンケートに含まれる人物像を推定する質問項目の数と、求人者に対する理解度を推定する質問項目の数とが等しいものとして説明したが、その限りではない。
なお、本サービスが提供するアプリケーションの画面のみが表示媒体201に表示されているとして説明したが、その限りではない。すなわち、表示媒体201に、本サービスのアプリケーション以外のアプリケーションが別のウィンドウによって表示されていてもよい。係る場合、本サービスのアプリケーションは、任意の一のウィンドウの表示領域内において表示されてもよい。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、各変形例について説明する。
(変形例1)
上記の説明においては、特定部1021は、複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報および感想情報とを用いて、任意の回答情報を基に求人者における一または複数の面接者候補を特定すると説明したが、例えば、さらに、面接のフェーズ情報をも用いて、当該求人者における一または複数の面接者候補を特定してもよい。
面接のフェーズ情報とは、例えば、採用活動において行われる複数回の面接の回数情報であってもよい。例えば、1次面接におけるフェーズ情報は1、2次面接におけるフェーズ情報は2であってもよい。
面接支援サーバ10は、第1面接者との第1面接における第1回答情報および第1感想情報を受信する場合において、第1回答情報および第1感想情報に併せて、第1面接のフェーズ情報および第1面接者のID情報を受信してもよい。そして、面接支援サーバ10は、例えば、図7に示す第1管理テーブル700を用いて第1面接者の面接者情報を特定し、第1面接者の面接者情報と、第1回答情報と、第1面接のフェーズ情報と、第1感想情報とに基づいて、面接者候補特定モデル等を更新してもよい。
具体的には、例えば、第1面接者の面接者情報(1、0、0、1、1)を第1ベクトル値として、当該面接に対する第1回答情報(1、0、1、1、0)を第2ベクトル値として、面接フェーズ情報(0、0)を第4ベクトル値としてもよい。面接フェーズ情報は、例えば、面接が1次面接から4次面接まで設定される場合、1次面接を(0、0)、2次面接を(0、1)、3次面接を(1、0)、4次面接を(1、1)のように示してもよい。なお、面接フェーズの情報の表記方法は、この限りではなく、本開示の範囲を限定しない。
そして、面接支援サーバ10は、第1ベクトル値と、第2ベクトル値と、第4ベクトル値との積を教師データとした機械学習などによって面接者候補特定モデルを生成してもよい。
また、面接支援サーバ10は、上記のように学習することで生成された面接者候補特定モデルを用いて、第1面接者との面接を受けた応募者に対応させてレコメンドする一又は複数の面接者候補を特定してもよい。
具体的には、面接支援サーバ10は、例えば、第1回答情報(1、0、1、1、0)の第2ベクトル値と、次の面接のフェーズ情報(0、1)を示す第5ベクトル値と、当該応募者が応募している当該求人者に属する複数の面接者の面接者情報のベクトル値のそれぞれとの積を、面接者候補特定モデルに入力することで、複数の面接者の情報のそれぞれに対して、0以上1以下の値が出力されてもよい。
そして、特定部1021は、各面接者について出力された値に基づいて、第1応募者の2次面接を担当するのに好適である一または複数の面接者候補を特定してもよい。
すなわち、特定部1021は、複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報と、さらに、面接のフェーズ情報とを用いて任意の回答情報を基に求人者における一又は複数の面接者候補を特定する場合において、第1回答情報と、さらに、応募者が次に受ける面接のフェーズ情報とを基に一又は複数の面接者候補の情報を特定し、特定された一又は複数の面接者候補の情報を第2端末200bへ送信してもよい。
本変形例1によれば、面接フェーズごとに、求人者に対する評価を考慮して特定された、求人者における面接者候補の情報を提供することができる。面接のフェーズが異なれば、応募者の志望意欲を向上させるのに好適な面接者タイプが異なる場合もある。本変形例1は、係る場合において特に有効である。
なお、上記の説明においては、面接のフェーズ情報を示すベクトル値を用いて、一の面接者候補特定モデルの学習および推論を行うものとして説明したが、この限りではない。例えば、面接フェーズごとに面接者候補特定モデルを生成してもよい。係る場合、面接支援サーバ10は、回答情報および感想情報と併せて受信する面接のフェーズ情報に基づいて、複数の面接者候補特定モデルのうちから一の面接者候補特定モデルを選定し、選定された面接者候補特定モデルを用いて、機械学習または推論を行ってもよい。
なお、本変形例1の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
(変形例2)
上記の説明においては、面接者の情報は、面接者の人物像を推定する一又は複数の第2質問項目に対して各面接者が回答した内容の情報を含むものとして説明したが、面接者の情報は、さらに、面接者が担当した面接における応募者との会話における面接者の発言の割合情報を含んでもよい。
面接支援サーバ10は、Web面接サービスを応募者および面接者に対して提供する場合において、例えば、第1端末200aにおけるマイク207aが収音した応募者の音声情報と、第2端末200bにおけるマイク207bが収音した面接者の音声情報とを、通信部101を用いて受信してもよい。面接支援サーバ10は、受信した音声情報に基づいて、応募者と面接者との会話の割合を算出してもよい。
また、非Web面接が行われる場合においては、面接会場において録音機器によって録音された音声情報が、面接者の属する企業の担当者によって、面接支援サーバ10へ送信されてもよい。係る場合、面接支援サーバ10は、受信した音声情報に基づいて、応募者と面接者との会話の割合を算出してもよい。
なお、音声情報に基づいて、応募者と面接者との会話の割合を算出する方法は公知であるため、詳細な説明は省略する。
面接支援サーバ10は、算出された会話の割合情報に基づいて、面接者が担当した面接における応募者との会話における面接者の発言の割合情報を導出してもよい。面接者の発言の割合情報は、面接者の発言の割合によって、例えば8段階で表現されてもよい。例えば、面接者の発言の割合が1割のときは(0、0、0)、割合が2割のときは(0、0、1)、割合が3割のときは(0、1、0)、4割のときは(0、1、1)、7割のときは(1、1、0)、8割以上のときは(1、1、1)のように表現されてもよい。なお、面接者の発言の割合情報の表現方法は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
面接支援サーバ10は、導出された面接者の発言の割合情報が例えば(0、1、0)というベクトル値であり、面接者の人物像を推定する一又は複数の第2質問項目に対して各面接者が回答した内容の情報が(1、0、0、1、1)というベクトル値である場合には、これらのベクトル値を結合させて結合ベクトル(1、0、0、1、1、0、1、0)を面接者の情報としてもよい。
そして、特定部1021は、複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報とを用いて任意の回答情報を基に求人者における複数の面接者から一又は複数の面接者候補を特定するようにしてもよい。
そして、面接支援サーバ10は、当該特定部1021を用いて、所定のアンケートに対する回答情報に基づいて、一または複数の面接者候補を特定してもよい。
なお、採用活動においては、面接フェーズごとに面接者の発言の割合が変化することが望ましい。1次面接よりも高次の面接の方が、より応募者の人物を見極めるため、応募者の発言の割合を高める方が望ましいからである。
そのため、面接者の情報に会話の割合情報を含める場合には、特に、変形例1において説明した面接フェーズごとに、求人者に対する評価を考慮して特定された、求人者における面接者候補の情報を提供することが望ましい。
すなわち、面接者の情報に、面接者の発言の割合情報を含む場合において、さらに、特定部1021は、複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報と、さらに、面接のフェーズ情報とを用いて任意の回答情報を基に求人者における一又は複数の面接者候補を特定する場合において、第1回答情報と、さらに、応募者が次に受ける面接のフェーズ情報とを基に一又は複数の面接者候補の情報を特定し、特定された一又は複数の面接者候補の情報を第2端末200bへ送信してもよい。
本変形例2によれば、応募者の次の面接を担当する面接者候補を特定する場合において、面接者の会話に対する姿勢をも考慮した面接を設定することができる。
なお、本変形例2の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
(変形例3)
上記の説明においては、特定部1021によって一または複数の面接者候補が特定された場合、求人者の担当者が一または複数の面接者候補のうちから、実際に面接を担当する一または複数の面接者を選定してもよいと説明したが、さらに、面接者のそれぞれが面接を担当することによって採用された者の入社後の評価情報を用いて、特定された複数の面接者候補におけるレコメンド順位の情報を求人者に提供してもよい。
図9は、変形例3における面接支援サーバ等の動作の流れの一例を示すフロー図である。図10は、変形例3における面接者ID、採用者ID、および採用後における採用者の業務上の評価を管理するテーブルの一例を示す図である。以下、図9および図10を参照して、変形例3における面接支援サーバ10の動作の処理手順について説明する。
図9において、まず、面接支援サーバ10は、特定部1021を用いて第1回答情報に基づいて面接者候補を特定する(ステップS804)。面接支援サーバ10は、特定された面接者候補が複数であるか否かを判定し(ステップS900)、面接者候補が一人であるときは(ステップS900:NO)、面接者候補の情報を第2端末200bへ送信してもよい(ステップS902)。
一方、面接支援サーバ10は、面接者候補が複数であるときは(ステップS900:YES)、特定された複数の面接者候補に挙がっている複数の面接者の採用力情報を用いて、複数の面接者候補の序列を特定してもよい(ステップS901)。
面接者の採用力情報とは、例えば、求人者である任意の企業に属する複数の面接者のそれぞれが面接を担当することによって当該企業に採用された者の入社後の評価情報に基づいて、各面接者の採用能力を評価した情報であってもよい。
例えば、図10に示すように、面接者のIDと、採用者のIDと、採用者の入社後の評価情報とを対応させた第2管理テーブル1000が記憶装置300に記憶されている。第2管理テーブルに含まれる情報は、面接者および採用者のIDではなく、氏名またはメールアドレスなど人物を一意に特定できる情報であればよい。
例えば、面接支援サーバ10は、特定部1021によって特定された複数の面接者候補が、図10に示す面接者ID(aaa)に対応する面接者、および、面接者ID(bbb)に対応する面接者であった場合において、両者のIDに対応する採用者の評価を示す情報に基づいて、複数の面接者の序列を特定してもよい。
具体的には、例えば、採用者の評価が5段階評価であり数字が大きいほど評価が高い場合において、面接者IDに対応する採用者の評価の平均値に基づいて、複数の面接者候補の序列が特定されてもよい。係る場合、採用者の評価の平均値が、各面接者の採用力情報であってもよい。なお、各採用者の評価情報に基づいて面接者の採用力を評価する方法は、採用者の評価の平均値によって比較する方法以外でもよい。面接者の採用力を評価する方法は、本開示の範囲を限定しない。
そして、面接支援サーバ10は、特定された複数の面接者候補の序列情報を、面接者候補の情報として第2端末200bへ送信してもよい(ステップS902)。序列情報は、レコメンド情報と呼称されてもよい。
以上、図9および図10を参照して、変形例3における面接支援サーバ10の動作の処理手順について説明した。
このように、第1回答情報に基づいて複数の面接者候補が特定された場合において、さらに、記憶装置300に記憶された求人者に属する複数の面接者のそれぞれが面接を担当することによって求人者に採用された者の入社後の評価情報を用いて、特定された複数の面接者候補におけるレコメンド順位の情報を第2端末200bへ送信してもよい。
なお、図9においては、第1回答情報に基づいて複数の面接者候補が特定された場合において、特定された複数の面接者候補におけるレコメンド順位の情報を第2端末へ送信するものとして説明したが、この限りではない。例えば、図9におけるステップS900における判断を省略してもよい。すなわち、特定された面接者候補が、一の面接者候補であるのか、または、複数の面接者候補であるのかにかかわらず、求人者に採用された応募者の入社後の評価情報を用いて、特定された一または複数の面接者候補におけるレコメンド順位の情報を第2端末200bへ送信してもよい。
本変形例3によれば、面接者のそれぞれが面接を担当することによって採用された者の入社後の評価情報を面接者候補の特定に用いることで、特定部1021によって複数の面接者候補が特定された場合においても、求人者は容易に次の面接の担当者を選定することができる。
なお、本変形例3においては、面接者の採用力情報に基づいて、複数の面接者候補の序列情報を第2端末200bへ送信するものとして説明したが、その限りではない。面接支援サーバ10は、例えば、面接者の採用力情報に基づいて、複数の面接者候補のうちから一の面接者を特定し、特定された一の面接者の情報を第2端末200bへ送信してもよい。
なお、上記の説明においては、複数の面接者候補のうちから一の面接者候補を特定する場合に、第2管理テーブル1000を用いるものとして説明したが、この限りではない。例えば、採用者が就職または転職活動において面接した面接者の面接者情報と、採用者が応募時に回答した回答情報と、採用者の評価情報とを用いてディープラーニング等の機械学習によって生成された採用力評価モデルを用いることで、一の面接者候補を特定してもよい。
具体的には、採用力評価モデルは、例えば、採用者が就職活動において面接した面接者の情報を示すベクトル値と、採用者が応募時に回答した回答情報を示すベクトル値との積を教師データとし、採用者の入社後の評価情報をラベルとした学習によって生成されてもよい。なお、評価情報は、各企業に固有の情報であるため、採用力評価モデルは企業ごとに生成されてもよい。
そして、面接支援サーバ10は、第1回答情報を示すベクトル値と、求人者に属する複数の面接者のそれぞれの面接者情報を示すベクトル値との積を採用力評価モデルに入力し、出力結果に基づいて、複数の面接者候補のうちから一の面接者候補を特定してもよい。
なお、本変形例3の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
(変形例4)
上記の説明においては、面接支援サーバ10は、応募者の第1回答情報および第1感想情報を受信するものとして説明したが、面接支援サーバ10は、応募者の第1回答情報のみを受信し、特定部1021を用いて第1回答情報を基に一または複数の面接者候補の情報を特定してもよい。
全ての応募者に対して回答情報だけでなく、感想情報も面接支援サーバ10へ送信するように要求した場合、面接を行った回数に応じて面接者候補特定モデルの精度が高まる。一方、特定部1021における面接者候補特定モデルの教師データおよびラベル情報が十分に蓄積され、モデルの精度が十分である場合には、新規の応募者から感想情報を取得しなくてもよい。
すなわち、応募者の第1端末200a及び求人者の第2端末200bと通信ネットワーク400によって接続された面接支援サーバ10を備える面接支援システム1における面接支援方法であって、所定のアンケートに対する応募者の第1回答情報を受信し、記憶装置300に記憶された複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報、及び、求人者に属する面接者との面接によって求人者に対する評価が改善したか否かを示す感想情報とに基づき複数の面接者のうちから一又は複数の面接者候補を特定する特定部1021を用いて、第1回答情報を基に特定した一又は複数の面接者候補の情報を応募者に対応させて第2端末200bへ送信してもよい。
このように変形例4によれば、新規の応募者の1次面接の事前に当該応募者の回答情報を受信するだけで、当該応募者の1次面接の段階から一又は複数の面接者候補を特定部1021によって特定することができ、さらに、新規の応募者から感想情報を取得する手間を省くことができる。
なお、本変形例4の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
以上、本発明の各変形例について説明した。各変形例の内容は、適切な形式で相互に適用されても構わない。
(コンピュータのハードウェア構成の一例)
実施形態および各変形例における各部の機能は、プログラムにより実現されてもよい。
すなわち、本発明の一態様に係る面接支援プログラムは、所定のアンケートに対する応募者の第1回答情報、及び、応募者の第1端末200aを用いて入力された求人者に属する第1面接者との面接によって求人者に対する評価が改善したか否かを示す第1感想情報を受信する第1通信処理と、記憶装置300に記憶された複数の面接者の情報と、複数の面接者のそれぞれが担当した面接に対する回答情報及び感想情報とに基づき複数の面接者のうちから一又は複数の面接者候補を特定する特定部1021を用いて、第1回答情報を基に一又は複数の面接者候補の情報を応募者に対応させて特定する制御処理と、特定された一又は複数の面接者候補の情報を求人者の第2端末200bへ送信する第2通信処理と、をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
係る場合におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を図11に示す。
図11に示すように、コンピュータ9000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)9001、RAM(Random Access Memory)9002、ROM(Read Only Memory)9003、記憶装置9004、入出力インターフェース(I/F)9005、読取インターフェース(I/F)9006、通信インターフェース(I/F)9007を有する。上述した各部はバス9008を介して、直接的に、または、間接的に接続される。
記憶装置9004は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。コンピュータ9000は、入出力インターフェース9005を介して、入出力(I/O)装置9009と接続される。入出力装置9009は、磁気ディスク装置等の入力機能および出力機能を有する装置の他、入力機能が主機能である入力装置、出力機能が主機能である出力装置を含む。入力装置は、例えば、入力キー、マウス、タッチパネル、スキャナである。出力装置は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、プリンタである。
読取インターフェース9006は、記録媒体9010に記録されたプログラムまたはデータを読み取る。記録媒体9010は、例えば、半導体メモリ、光学記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体等である。
通信インターフェース9007は、ネットワーク9011を介して、他の機器からデータを受信し、他の機器へデータを送信する。ネットワーク9011は、有線ネットワークであってもよく、無線ネットワークであってもよい。他の機器は、クライアント装置であってもよく、サーバ装置であってもよい。
例えば、ROM9003に記憶されたプログラム、記憶装置9004に記憶されたプログラム、記録媒体9010に記録されたプログラム、または、通信インターフェースが他の機器から受信したプログラムは、RAM9002にロードされる。上記の実施形態および各変形例において、例えば、CPU9001がRAM9002にロードされたプログラムを実行することにより、上記の実施形態等における各部の機能が実現される。
なお、コンピュータ9000における各部の機能は、クラウドコンピューティングによって実現されてもよい。
なお、面接支援システム1におけるコンピュータに実行させる面接支援プログラムまたは説明された機能は、非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体(A non-transitory, tangible computer-readable storage medium)に記録されてもよい。非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体は、コンピュータ、CPU、MPU(Micro Processing Unit)等によってアクセスされることが可能な任意の記録媒体である。任意の記録媒体は、例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリ、磁気記憶装置、光ディスク等であって、例示したものに限定されない。
なお、以上の説明において、A、BおよびCのうち少なくとも1つ(at least one of)が含まれるとは、A、B、Cのうち1つまたは2つ以上(one or two or more of)の組み合わせでもよいという意味であってもよい。