JP5448387B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態であるエアバッグ装置の、車両のインストルメントパネル(インパネ)内部における位置を例示する配置図である。車両の衝突時、助手席(図示は省略)に着座している乗員110の腰部120を回転中心として頭部130および上半身140が回転し、その回転軌跡150上に、エアバッグ装置100が内蔵されたインパネ160が存在し、乗員110の頭部130がインパネ160上面に衝突するおそれがある。
図4は図3の変形例を例示する斜視図である。この変形例では、図4(a)の部分拡大図に例示するように、後方壁部200Bのスリット232Bの形状が、図3のスリット230Bと異なる。スリット232Bは、その両端部の幅D1に比較して中央部の幅D2が狭くなっている(D1>D2)。スリットの幅は、エアバッグ180を収納するために必要なある程度の剛性と、衝撃力がかかったときに容易に屈曲する脆弱性とを、ハウジング200がバランスよく兼ね備えるよう、決定される。しかし脆弱性の確保のためにスリットの幅が広くなりすぎると、スリットを通して異物が混入してしまうことが懸念される。
図5は本発明の第2の実施形態であるエアバッグ装置300を例示する側断面図である。エアバッグ装置300について、エアバッグ装置100と異なる構成のみ、以下、説明する。図5では、エアバッグ装置300の後方壁部200Bおよび両側の側方壁部200C、200Dのうち、後方壁部200Bの突出部220Bを代表として、拡大して例示している。この拡大図に例示するように、後方壁部200Bおよび両側の側方壁部200C、200Dの突出部220B、220C、220Dの稜線225B、225C、225D上には、薄肉部240、250が設けられている。
図3に例示するように、突出部220B、220C、220Dは、後方壁部200Bと両側の側方壁部200C、200Dとの境界線にて、空隙252が設けられ、分断されている。これは第1および第2の実施形態に共通する構成である。かかる構造により、後方壁部200Bの突出部220Bと側方壁部200C、200Dの突出部220C、220Dとは、別々に屈曲可能である。これら突出部が分断されていなくても、屈曲は可能であるが、突出部が相互に接続されているより、分断されているほうが、より脆弱性が増し、効率的に衝撃吸収可能となるからである。
図6は図5の変形例を例示する側断面図である。ここでも、エアバッグ装置300の後方壁部200Bを代表として、拡大して例示している。この拡大図に例示するように、後方壁部200Bおよび両側の側方壁部200C、200Dの突出部220B、220C、220Dの最下部の稜線225B、225C、225Dまたはその近傍下部には、内側に凹む溝部260が形成されている。
図7は図3のエアバッグの変形例を例示する図である。図7(a)の側面図、図7(b)の斜視図に例示するように、このエアバッグ装置400では、後方壁部200Bの突出部220Bと、側方壁部200Cの突出部220Cは、その輪郭線に、1つ以上の三角波形状280を含んでいる。かかる三角波形状280の突出部のすべての稜線上にもスリットが形成されていることは、言うまでもない。
図8は図3のエアバッグの変形例を例示する側面図である。同図に例示するように、このエアバッグ装置500では、後方壁部200Bの突出部220Bは、その輪郭線に、1つ以上の台形波形状290を含んでいる。かかる台形波形状290の突出部のすべての稜線295上にもスリットまたは薄肉部(図示は省略)が形成されていることは、言うまでもない。また、台形波形状290の上底にも、スリットまたは薄肉部を設けてよい。
例えば図7(a)に例示するように、側方壁部200Cの突出部220Cの稜線225C(ここでは3本)のうち、少なくとも2本は、車両前方から車両後方に向かって、末広がりとなっている。突出部220B、220C、220Dが設けられていない前方壁部200Aは、後方壁部200Bと比較すると屈曲しづらいため、屈曲する側方壁部200C、200Dのうち、前方壁部200Aと連結されている前方の端部310は、屈曲による変形量が少ない。かかる構造上、側方壁部200Cの突出部220Cの稜線は、末広がりになっているほうが、突出部がスムーズに屈曲しやすいからである。
110 …乗員
120 …腰部
130 …頭部
140 …上半身
150 …回転軌跡
160 …インパネ
170 …クロスビーム
172 …ブラケット
180 …エアバッグ
200 …ハウジング
200A …前方壁部
200B …後方壁部
200C、200D …側方壁部
210 …インフレータ
220B、220C、220D …突出部
222 …フック部材
225B、225C、225D …稜線
230B、232B、230C、230D …スリット
234 …縁端
240、250 …薄肉部
260 …溝部
270 …部分壁
280 …三角波形状
290 …台形波形状
Claims (9)
- 車両のインストルメントパネルの内部に配置されるハウジングと、
前記ハウジングに収納されるエアバッグと、
前記ハウジングに収納され、前記エアバッグにガスを供給して膨張展開させるインフレータと、
を備え、
前記ハウジングは、前方壁部、後方壁部および両側の側方壁部を有し、
前記後方壁部および両側の側方壁部は、外側に突出する突出部を有し、
前記突出部の稜線上にスリットを有し、
前記両側の側方壁部の突出部の稜線のうち、少なくとも2本は、前記前方壁部から車両後方に向かって末広がりとなっていることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記スリットは、その両端部に比較して中央部の幅が狭くなっていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
- 前記幅が狭くなっている中央部の縁端は、鉛直方向より外側に配向されていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
- 車両のインストルメントパネルの内部に配置されるハウジングと、
前記ハウジングに収納されるエアバッグと、
前記ハウジングに収納され、前記エアバッグにガスを供給して膨張展開させるインフレータと、
を備え、
前記ハウジングは、前方壁部、後方壁部および両側の側方壁部を有し、
前記後方壁部および両側の側方壁部は、外側に突出する突出部を有し、
前記突出部の稜線上に薄肉部を有し、
前記両側の側方壁部の突出部の稜線のうち、少なくとも2本は、前記前方壁部から車両後方に向かって末広がりとなっていることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記薄肉部のうち、
頂角が外側を向いている山折り稜線上の薄肉部は、内側から切り欠きされていて、
頂角が内側を向いている谷折り稜線上の薄肉部は、外側から切り欠きされていることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ装置。 - 前記突出部は、前記前方壁部、後方壁部および両側の側方壁部の境界線にて、分断されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
- 前記突出部の最下部の稜線またはその近傍下部には、内側に凹む溝部が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
- 前記突出部は、その輪郭線に、1つ以上の三角波形状を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
- 前記突出部は、その輪郭線に、1つ以上の台形波形状を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
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