JP5447887B2 - エレベータ監視装置およびエレベータ監視方法 - Google Patents

エレベータ監視装置およびエレベータ監視方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、エレベータ監視装置およびエレベータ監視方法に関する。
従来、各エレベータに設置された監視装置では、エレベータの故障などの機能障害以外にも、エレベータに供給されている電力の状態も監視している。そして、制御電源が喪失した場合は監視装置から中央の監視センターに対して停電発生を発報し、エレベータかご内に利用者が閉じ込められないよう、早期に対応が行われている。
特開2009−298495号公報
しかしながら、大規模災害の発生等による発電所の機能障害発生時に電力供給の制限が実施され、時間帯毎の人為的停電、即ち計画停電が実施される場合がある。計画停電が実施された場合、該当する地区に電力が一切供給されなくなり、マンション等に設置されているエレベータも電源を喪失し機能停止となる。
このような計画停電が実施された際にも、停電したことを知らせる信号が各エレベータの監視装置から監視センターに対して同様に送信されると、該当地区の複数のエレベータ監視装置から一斉にこの信号が送信されることになる。また、計画停電は数日間、数週間といった期間に集中的に実施されることがあるが、その都度通信インフラに多大な負荷がかかり、該当地区の通信が輻輳することがあった。これにより、計画停電が実施されていない地区で故障などにより停電が発生しても確実に監視センターに報知できない事態となる場合があり、管理に支障をきたすことがあるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、計画停電が実施される際に、停電通知信号の送受信による通信の輻輳を抑制するエレベータ監視装置およびエレベータ監視方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によれば、建物内のエレベータ制御装置に接続されるとともに中央の監視センター装置に接続されたエレベータ監視装置が、記憶手段と情報取得手段と制御手段とを備える。記憶手段は、制御対象のエレベータの設置地区を示す設置場所情報と、地区ごとの計画停電予定情報とを予め記憶する。情報取得手段は、停電発生報知信号を受信すると、記憶された設置場所情報の計画停電予定情報を取得する。制御手段は、現在時刻が、前記取得した計画停電予定情報に該当しないときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信し、現在時刻が、前記取得した計画停電予定情報に該当し、且つ前記エレベータ制御装置においてかご呼び応答中信号が受信されていないときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信せず、現在時刻が、前記取得した計画停電予定情報に該当し、且つ前記エレベータ制御装置においてかご呼び応答中信号が受信されているときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信する
第1実施形態、第2実施形態、および第4実施形態によるエレベータ監視装置を利用したエレベータシステムの構成を示すブロック図。 第1実施形態〜第4実施形態によるエレベータ監視装置に記憶される、(a)計画停電予定テーブル、(b)設定位置情報。 第1実施形態によるエレベータ監視装置の動作を示すフローチャート。 第2実施形態によるエレベータ監視装置の動作を示すフローチャート。 第3実施形態によるエレベータ監視装置を利用したエレベータシステムの構成を示すブロック図。 第3実施形態によるエレベータ監視装置に記憶されるアドレスマッチングテーブル。 第3実施形態によるエレベータ監視装置の動作を示すフローチャート。 第4実施形態によるエレベータ制御装置およびエレベータ監視装置の動作を示すフローチャート。
《第1実施形態》
本発明の第1実施形態によるエレベータシステムは、地区ごとの計画停電が実施される場合に、停電発生報知信号の送受信による通信ラインの輻輳が発生しないように制御する機能を有する。
〈第1実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム1は、建物内の乗りかごごとに設置されたエレベータ制御装置10と、当該建物内の複数のエレベータ制御装置10に接続されたエレベータ監視装置20Aと、複数の建物のエレベータ監視装置20Aに接続された中央の監視センター装置30とを備え、エレベータ制御装置10とエレベータ監視装置20Aとは通信ライン40で接続され、エレベータ監視装置20Aと監視センター装置30とは通信ライン50で接続されている。
エレベータ制御装置10は、第1通信制御部11と、運転制御部12と、電源状態監視部13とを有し、第1通信制御部11と運転制御部12とはバスライン14で接続され、第1通信制御部11と電源状態監視部13とはバスライン15で接続されている。
第1通信制御部11は、通信ライン40を介してエレベータ監視装置20Aとの通信を行う。運転制御部12は、エレベータ監視装置20Aから通信ライン40、第1通信制御部11を介して受信した情報に基づいて、乗りかご(図示せず)の昇降や扉の開閉の制御を行う。電源状態監視部13は、当該エレベータ制御装置10の電源状態を監視し、電源状態がON状態からOFF状態に切り替わったことを検知すると、これを報知するための停電発生報知信号を生成して、第1通信制御部11、通信ライン40を介してエレベータ監視装置20Aに送信する。また、電源状態がOFF状態からON状態に切り替わったことを検知すると、これを報知するための復電報知信号を生成して、第1通信制御部11、通信ライン40を介してエレベータ監視装置20Aに送信する。
エレベータ監視装置20Aは、記憶部21と、第2通信制御部22と、第3通信制御部23と、監視制御部24とを有し、記憶部21と監視制御部24とはバスライン25で接続され、監視制御部24と第2通信制御部22とはバスライン26で接続され、監視制御部24と第3通信制御部23とはバスライン27で接続されている。
記憶部21は、計画停電の予定情報を格納した計画停電予定テーブルと、監視対象のエレベータ制御装置10で制御されるエレベータの設置場所情報を予め記憶する。第2通信制御部22は、各エレベータ制御装置10との通信を行う。第3通信制御部23は、通信ライン50を介して監視センター装置30との通信を行う。
監視制御部24は、通常状態時は各エレベータ制御装置10の群管理制御等を行い、第2通信制御部22を介して停電発生報知信号を取得すると、記憶部21に記憶された計画停電予定テーブルおよび設置場所情報を参照して取得した停電発生報知信号が計画停電によるものか否かを判定する。そして、計画停電によるものではないと判定したときには第3通信制御部23、通信ライン50を介して監視センター装置30に停電発生通知を送信し、計画停電によるものであると判定したときには停電発生通知を送信しないように制御する。
監視センター装置30は、複数の建物のエレベータ監視装置20Aに接続されており、いずれかのエレベータ監視装置20Aから停電発生通知を受信したときには、当該エレベータ監視装置20Aで監視されるエレベータの乗りかごで利用者の閉じ込め等の異常が発生したか否かを確認し、異常が発生したと判定したときにはこの異常に対応する処理を実行する。
〈第1実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの動作〉
本実施形態においてエレベータシステム1が動作するに際し、エレベータ監視装置20Aの記憶部21には、計画停電の予定情報を格納した計画停電予定テーブルおよび、エレベータ監視装置20Aの監視対象であるエレベータ制御装置10により制御されるエレベータの設置場所情報が予め記憶されている。計画停電予定テーブルおよび設置場所情報の一例を、図2に示す。
図2(a)は計画停電予定テーブルの一例であり、地区ごとの計画停電の開始予定時刻情報および終了予定時刻情報の情報により、予定情報が格納されている。例えば、地区コード「000A」の地区は開始予定時刻情報「8:00」から終了予定時刻情報「11:00」まで、地区コード「000B」の地区は開始予定時刻情報「11:00」から終了予定時刻情報「14:00」まで、地区コード「000C」の地区は開始予定時刻情報「14:00」から終了予定時刻情報「17:00」まで、地区コード「000D」の地区は開始予定時刻情報「17:00」から終了予定時刻情報「20:00」までの時間が、計画停電が実行される予定情報として格納されているものとする。図2(b)は設置場所情報の一例であり、エレベータ制御装置10により制御されるエレベータは地区コード「000A」の地区の建物に該当することが格納されるものとする。
また通常状態時には、エレベータ制御装置10の運転制御部12において、エレベータ監視装置20Aから第1通信制御部11を介して取得された指示により、接続されたエレベータの乗りかご(図示せず)の昇降や扉の開閉の制御が制御されている。
また、エレベータ制御装置10の電源状態監視部13では、当該エレベータ制御装置10の電源状態がON状態(通常状態)であるかOFF状態(異常状態)であるかが監視されている。
上述したように、エレベータ監視装置20Aの記憶部21に計画停電予定テーブルが予め格納され、エレベータ制御装置10で運転制御および電源状態監視が行われている状態で、計画停電が実行されるときのエレベータシステムの動作について説明する。図3は、計画停電が実行される際のエレベータ監視装置20Aで実行される処理を示すフローチャートである。
エレベータ監視装置20Aの監視制御部24では、監視対象のエレベータ制御装置10において停電が発生したか否かが監視されている(S1)。監視対象のエレベータ制御装置10が通常状態で運行しており停電が発生していないと判定されたとき(S1の「NO」)は、監視が継続される。
そして、当該建物のある地域において計画停電が実行されると、エレベータ制御装置10の電源状態監視部13において電源状態がON状態からOFF状態に切り替わったことが検知される。電源状態監視部13で電源状態がON状態からOFF状態に切り替わったことが検知されると、これを報知するための停電発生報知信号が生成され、第1通信制御部11、通信ライン40を介してエレベータ監視装置20Aに送信される。
エレベータ監視装置20Aでは、エレベータ制御装置10から送信された、エレベータ制御装置10の停電発生報知信号が、第2通信制御部22、バスライン26を介して監視制御部24で取得される。
監視制御部24ではエレベータ制御装置10の停電発生報知信号が受信されると当該エレベータで停電が発生したと判定され(S1の「YES」)、このエレベータ制御装置10で制御されるエレベータの設置場所情報が、記憶部21から取得される(S2)。ここでは、エレベータ制御装置10で制御されるエレベータの設置場所として、図2(b)に示す地区コード「000A」が記憶部21から取得される。
次に、ステップS2で取得された設置場所情報に該当する計画停電の予定情報が、記憶部21から取得される(S3)。ここでは、ステップS2で取得された地区コード「000A」に該当する計画停電の予定情報として、開始予定時刻情報「8:00」および終了予定時刻情報「11:00」が取得される。
次に、現在時刻情報が、ステップS3で取得された計画停電の予定時間内であるか否かが判定される(S4)。例えば、現在時刻情報が「8:01」であれば、開始予定時刻情報「8:00」から終了予定時刻情報「11:00」の間に該当し、計画停電の予定時間内であると判定される(S4の「YES」)。
ステップS4において計画停電の予定時間内であると判定されたときには、停電による報知処理を監視センター装置30に行わず、復電報知信号がエレベータ制御装置10から受信されるまで監視される(S5の「NO」)。
計画停電が終了し、エレベータ制御装置10の電源が復旧すると、エレベータ制御装置10の電源状態監視部13において電源状態がOFF状態からON状態に切り替わったことが検知される。電源状態監視部13で電源状態がOFF状態からON状態に切り替わったことが検知されると、これを報知するための復電報知信号が生成され、第1通信制御部11、通信ライン40を介してエレベータ監視装置20Aに送信される。
エレベータ監視装置20Aでは、エレベータ制御装置10から送信された、エレベータ制御装置10の復電報知信号が、第2通信制御部22、バスライン26を介して監視制御部24で取得される。
監視制御部24ではエレベータ制御装置10の復電報知信号が受信されると当該エレベータにおいて復電されたと判定され(S5の「YES」)、ステップS1の処理に戻る。
またステップS4において、現在時刻情報が、ステップS3で取得された計画停電の予定時間内ではないと判定されたとき(S4の「NO」)は、停電による停電発生通知を第3通信制御部23、通信ライン50を介して監視センター装置30に送信することで、停電による報知処理が実行される(S6)。
監視センター装置30では、停電発生通知が受信されると、当該エレベータ監視装置20Aで監視されるエレベータの乗りかご利用者の閉じ込め等の異常が発生したか否かが確認され、異常が発生したと判定されたときにはこの異常に対応する処理が実行される。
またエレベータ監視装置20Aの監視制御部24では、復電報知信号がエレベータ制御装置10から受信されるまで監視される(S7の「NO」)。
計画停電が終了し、エレベータ制御装置10の電源が復旧すると、エレベータ制御装置10の電源状態監視部13において電源状態がOFF状態からON状態に切り替わったことが検知される。電源状態監視部13で電源状態がOFF状態からON状態に切り替わったことが検知されると、これを報知するための復電報知信号が生成され、第1通信制御部11、通信ライン40を介してエレベータ監視装置20Aに送信される。
エレベータ監視装置20Aでは、エレベータ制御装置10から送信された、エレベータ制御装置10の復電報知信号が、第2通信制御部22、バスライン26を介して監視制御部24で取得される。
監視制御部24ではエレベータ制御装置10の復電報知信号が受信されると当該エレベータにおいて復電されたと判定され(S7の「YES」)、復電通知を第3通信制御部23、通信ライン50を介して監視センター装置30に送信することで、復電による報知処理が実行される(S8)。そして、ステップS1の処理に戻る。
以上の第1実施形態によれば、計画停電が実施されている間は、停電発生報知信号を各建物のエレベータ監視装置から中央の監視センター装置に送信しないように構成したため、計画停電の実施に基づく停電発生報知信号の送受信により通信ラインの輻輳が発生することを抑制し、計画停電が実施されていない地区のエレベータに関する管理に支障をきたすことがないように処理することが可能になる。
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態によるエレベータシステムは、地区ごとの計画停電が実施される場合に、計画停電の開始の一定時間前から該当するエレベータの運転を停止させる機能を有する。
〈第2実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステム2の構成は、第1実施形態で説明したエレベータシステム1の構成と同様であるため、同一機能を有する部分に関する詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ監視装置20Aの監視制御部24は、記憶部21に記憶された計画停電予定テーブルに基づいて、現在時刻が、監視対象のエレベータ制御装置10についての計画停電の、開始予定時刻の一定時間前から開始予定時刻までの間に該当する場合は、該当するエレベータの運転を休止させる指示を第2通信制御部22、通信ライン40を介して当該エレベータ制御装置10に送信する。
エレベータ制御装置10の運転制御部12は、エレベータ監視装置20Aから送信されたエレベータの運転を休止させる指示を、第1通信制御部11を介して取得すると、既登録のホール呼びおよびかご呼びにのみ応答し、以降の新規の呼び登録の受付を禁止する。
〈第2実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの動作〉
本実施形態においては第1実施形態と同様に、図2(a)および(b)に示すような計画停電予定テーブルおよび設置場所情報がエレベータ監視装置20Aの記憶部21に記憶され、エレベータ制御装置10で接続されたエレベータの運転制御および電源状態監視が行われているものとする。
このようにエレベータ監視装置20Aの記憶部21に計画停電予定テーブルが予め格納され、エレベータ制御装置10で運転制御および電源状態監視が行われている状態で、エレベータ監視装置20Aで実行される処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
まず通常時に、エレベータ監視装置20Aの監視制御部24において、監視対象のエレベータ制御装置10で制御されるエレベータの設置場所情報が記憶部21から取得される(S11)。ここでは、エレベータ制御装置10で制御されるエレベータの設置場所として、図2(b)に示す地区コード「000A」が記憶部21から取得される。
次に、ステップS11で取得された設置場所情報に該当する計画停電の予定情報が、記憶部21から取得される(S12)。ここでは、ステップS11で取得された地区コード「000A」に該当する計画停電の予定情報として、開始予定時刻情報「8:00」および終了予定時刻情報「11:00」が取得される。
次に、現在時刻情報が、ステップS12で取得された、計画停電の開始予定時刻の一定時間前から開始予定時刻までの間に該当するか否かが判定される。例えば、計画停電の開始予定時刻「8:00」の5分前の時刻「7:55」から開始予定時刻時刻「8:00」の間に該当する時刻になったか否かが監視される(S13)。
現在時刻情報が計画停電の開始予定時刻の一定時間前から開始予定時刻までの間に該当すると判定された場合(S13の「YES」)は、該当するエレベータの運転を休止させる指示が第2通信制御部22、通信ライン40を介して当該エレベータ制御装置10に送信される(S14)。
エレベータ制御装置10では、第1通信制御部11を介して該当するエレベータの運転を休止させる指示が取得されると、運転制御部12において既登録のホール呼びおよびかご呼びにのみが応答され、以降の新規の呼び登録の受付は禁止される。
エレベータ制御装置10では、計画停電が実施された後、復電されたことが電源状態監視部13で検知されると(S14の「YES」)通常運転が再開され、ステップS13の処理に戻る。
以上の第2実施形態によれば、計画停電が予定されている場合に計画停電が実施される一定時間前からエレベータの運転を休止させることにより、計画停電の実施を知らずにエレベータの乗りかごに乗った利用者が計画停電時に閉じ込められることを未然に防止することができる。
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態によるエレベータシステムは、地区ごとに実施される計画停電に応じた処理を行うために、GPS(Global Positioning System)機能を用いて、対象とするエレベータが設置された建物の地区を特定する機能を有する。
〈第3実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの構成について、図5を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム3は、エレベータ監視装置20Bが、監視制御部24にバスライン28で接続されたGPSユニット部29を有する他は、図1に示したエレベータシステム1または2の構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
GPSユニット部29は、人工衛星を利用して、監視対象のエレベータおよびエレベータ監視装置20Bが設置されている建物の位置情報として、緯度情報および経度情報を取得する。
記憶部21は、所定の緯度情報と経度情報との対応ごとの、該当する地区コードを示すアドレスマッチングテーブルを予め記憶する。
監視制御部24は、GPSユニット部29で取得された緯度情報および経度情報をバスライン28を介して取得し、これらの情報に近似する緯度情報および経度情報を記憶部21に記憶されたアドレスマッチングテーブルから検索し、該当する地区コードを特定する。特定した地区コードは記憶部21に記憶させる。
〈第3実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるエレベータシステム3が動作するに際し、エレベータ監視装置20Bの記憶部21には、所定の緯度情報と経度情報との対応ごとの、該当する地区コードを示すアドレスマッチングテーブルが記憶されている。アドレスマッチングテーブルの一例を、図6に示す。
図6に示すアドレスマッチングテーブルには、「北緯123.45度/東緯124.45度」の地区コードが「000A」であり、「北緯123.46度/東緯124.55度」の地区コードが「000B」であり、「北緯123.47度/東緯124.65度」の地区コードが「000C」であり、「北緯123.48度/東緯124.75度」の地区コードが「000D」であることが予め格納されているものとする。
このようにアドレスマッチングテーブルが予め記憶されている状態で、エレベータ監視装置20Bで監視対象のエレベータが設置されている建物の地区情報を取得する処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、エレベータ監視装置20BのGPSユニット部29において緯度情報および経度情報が取得される(S21)。本実施形態においてエレベータ監視装置20Bは監視対象のエレベータと同じ建物内に設置されており、取得された緯度情報および経度情報が監視対象のエレベータの位置情報として取得される。取得された緯度情報および経度情報は、バスライン28を介して監視制御部24に送出される(S22)。
次に監視制御部24において、GPSユニット部29から取得された情報に近似する緯度情報および経度情報が、記憶部21に記憶されたアドレスマッチングテーブルから検索され、該当する地区コードが特定される(S23)。
特定された地区コードは記憶部21に記憶され(S24)、第1実施形態または第2実施形態で説明したように計画停電に応じた処理を行う際に利用される。
以上の第3実施形態によれば、予めエレベータ監視装置20Bに監視対象のエレベータが設置された建物の場所に関する情報が記憶されていない場合にも、当該建物の正確な位置情報から地区を特定することができ、地区ごとに実施される計画停電に応じた処理を行うことが可能になる。
《第4実施形態》
本発明の第4実施形態によるエレベータシステムは、地区ごとの計画停電が実施された際に、エレベータの乗りかご内に閉じ込められた利用者がいるか否かを検出する機能を有する。
〈第4実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステム4の構成は、第1実施形態で説明したエレベータシステム1または第2実施形態で説明したエレベータシステム2の構成と同様であるため、同一機能を有する部分に関する詳細な説明は省略する。
本実施形態によるエレベータ制御装置10の運転制御部12は、制御対象のエレベータの乗りかごにおいて、現在かご呼びに対する応答中であるか否かを所定時間間隔で判定し、かご呼びに対する応答中であると判定した場合にはかご呼び応答中信号を生成して第1通信制御部11、通信ライン40を介してエレベータ監視装置20Aに送信する。
またエレベータ監視装置20Aの監視制御部24は、記憶部21に記憶された計画停電予定テーブルおよび設置場所情報を参照して現在計画停電中であるか否かを判定し、計画停電中であり、且つエレベータ制御装置10からかご呼び応答中信号が受信されているときは、利用者が乗りかごの中にいるまま計画停電が開始して利用者が閉じ込められていると判断し、エレベータ制御装置10および監視センター装置30に閉じ込め検出発報指令を送信する。
〈第4実施形態によるエレベータ監視装置を用いたエレベータシステムの動作〉
本実施形態においては第1実施形態と同様に、図2に示すような計画停電予定テーブルおよび設置場所情報がエレベータ監視装置20Aの記憶部21に記憶されているものとする。
このようにエレベータ監視装置20Aの記憶部21に計画停電予定テーブルが予め格納されている状態で、エレベータ監視装置20Aで実行される処理について図8のフローチャートを参照して説明する。
まず通常時に、エレベータ制御装置10の運転制御部12において、制御対象のエレベータの乗りかごにおいて、現在かご呼びに対する応答中であるか否かが監視され、所定時間間隔で判定が行われる(S31)。ここでかご呼びに対する応答中であると判定した場合(S31の「YES」)にはかご呼び応答中信号を生成し、第1通信制御部11、通信ライン40を介してエレベータ監視装置20Aに送信する(S32)。
一方、エレベータ監視装置20Aの監視制御部24において、監視対象のエレベータ制御装置10で制御されるエレベータの設置場所情報が記憶部21から取得される(S33)。ここでは、エレベータ制御装置10で制御されるエレベータの設置場所として、図2(b)に示す地区コード「000A」が記憶部21から取得される。
次に、ステップS11で取得された設置場所情報に該当する計画停電の予定情報が、記憶部21から取得される(S34)。ここでは、ステップS33で取得された地区コード「000A」に該当する計画停電の予定情報として、開始予定時刻情報「8:00」および終了予定時刻情報「11:00」が取得される。
次に、現在時刻情報が、ステップS34で取得された計画停電の予定時間内であるか否かが判定される(S35)。例えば、現在時刻情報が「8:01」であれば、開始予定時刻情報「8:00」から終了予定時刻情報「11:00」の間に該当し、計画停電の予定時間内であると判定される(S35の「YES」)。
ステップS35において計画停電の予定時間内であると判定された場合(S35の「YES」)には、ステップS32によりエレベータ制御装置10からかご呼び応答中信号が送信されているか否かにより、該当するエレベータの乗りかごでかご呼び応答中であるか否かがさらに監視制御部24において判定される(S36)。
かご呼び応答中であると判定された場合には(S36の「YES」)、利用者が乗りかごの中にいるまま計画停電が開始して利用者が閉じ込められていると判断され、エレベータ制御装置10および監視センター装置30に閉じ込め検出発報指令が送信される(S37)。
エレベータ制御装置10および監視センター装置30では、エレベータ監視装置20Aから閉じ込め検出発報指令が受信されると、利用者の乗りかご閉じ込めを報知する等、対応する処理が行われる。
またステップS35において現在時刻情報が計画停電の予定時間内ではないと判定された場合(S35の「NO」)、またはステップS36においてかご呼び応答中ではないと判定された場合(S36の「YES」)は、監視制御部24では、ステップS35に戻り処理が繰り返される。
以上の第4実施形態によれば、計画停電が実施され電源がOFF状態となったときに、監視対象のエレベータの乗りかごで利用者の閉じ込めが発生したことが想定される場合に、エレベータ監視装置側でこれを検知し発報することができ、利用者の安全を確保することが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1〜4…エレベータシステム
10…エレベータ制御装置
11…第1通信制御部
12…運転制御部
13…電源状態監視部
14、15、25、26、27、28…バスライン
20A、20B…エレベータ監視装置
21…記憶部
22…第2通信制御部
23…第3通信制御部
24…監視制御部
29…GPSユニット部
30…監視センター装置
40、50…通信ライン

Claims (2)

  1. 監視対象のエレベータ制御装置に接続されるとともに、複数の建物のエレベータの動作を管理する監視センター装置に接続されたエレベータ監視装置において、
    前記エレベータ制御装置で制御されるエレベータが設置されている地区を示す設置場所情報と、地区ごとの計画停電の開始予定時刻情報および終了予定時刻情報で構成される計画停電予定情報とを予め記憶する記憶手段と、
    前記エレベータ制御装置から停電発生報知信号を受信すると、前記設置場所情報を前記記憶手段から取得し、さらに当該設置場所情報に該当する地区の計画停電の開始予定時刻情報および終了予定時刻情報を前記記憶手段に記憶された計画停電予定情報から取得する情報取得手段と、
    現在時刻が、前記情報取得手段で取得した計画停電予定情報の開始予定時刻情報から終了予定時刻情報までの間に該当しないときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信し、
    現在時刻が、前記情報取得手段で取得した計画停電予定情報の開始予定時刻情報から終了予定時刻情報までの間に該当し、且つ前記エレベータ制御装置においてかご呼び応答中信号が受信されていないときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信せず、
    現在時刻が、前記情報取得手段で取得した計画停電予定情報の開始予定時刻情報から終了予定時刻情報までの間に該当し、且つ前記エレベータ制御装置においてかご呼び応答中信号が受信されているときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信する制御手段と
    を備えることを特徴とするエレベータ監視装置。
  2. 監視対象のエレベータ制御装置に接続されるとともに、複数の建物のエレベータの動作を管理する監視センター装置に接続されたエレベータ監視装置が、
    前記エレベータ制御装置で制御されるエレベータが設置されている地区を示す設置場所情報と、地区ごとの計画停電の開始予定時刻情報および終了予定時刻情報で構成される計画停電予定情報とを予め記憶し、
    前記エレベータ制御装置から停電発生報知信号を受信すると、前記設置場所情報を前記記憶手段から取得し、さらに当該設置場所情報に該当する地区の計画停電の開始予定時刻情報および終了予定時刻情報を記憶された計画停電予定情報から取得し、
    現在時刻が、前記取得した計画停電予定情報の開始予定時刻情報から終了予定時刻情報までの間に該当しないときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信し、
    現在時刻が、前記取得した計画停電予定情報の開始予定時刻情報から終了予定時刻情報までの間に該当し、且つ前記エレベータ制御装置においてかご呼び応答中信号が受信されていないときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信せず、
    現在時刻が、前記取得した計画停電予定情報の開始予定時刻情報から終了予定時刻情報までの間に該当し、且つ前記エレベータ制御装置においてかご呼び応答中信号が受信されているときには、前記監視センター装置に停電発生通知を送信する
    ことを特徴とするエレベータ監視方法。
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