JP5447773B2 - ワークステーション - Google Patents

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Description

本発明は、デスク構造体の周辺に存する配線類を適切に処理できるようにしたワークステーションに関するものである。
配線ダクト等は、デスクを構成する天板の後縁側から落とし込んだ位置に形成されるのが通例である。このような配線ダクトは、通常、デスクの一部に予め作り込まれている。また、対面で使用できる大型デスク等では、両側から利用できるように天板のセンターライン方向に沿ってその下方に配線ダクト等が作り込んで構成されていることが多い。特許文献1にはこのような配線ダクト構造を含むワークステーションが開示されている。
WO93/21799
ところで、このようにデスクの下肢空間に配線ダクトを配置したり、大型デスクの中央に配線ダクトを配置している限りにおいては、配線類の処理に所期の効果を上げることが可能である。
しかしながら、近時のワークステーションには、基幹となるデスク構造体にレールを設け、このレールの任意の位置に脚や天板を着脱可能に取り付け可能として、デスク構造体の片側のみに複数の天板をライン方向に取り付けたり、デスク構造体の両側に天板を取り付けるなど、レールを利用して自在なレイアウトを実現しようとする試みがなされている。
このようなワークステーションでは、脚や天板の着脱自在性を確保できる反面、下肢空間の位置が定まらないため、作り付けの配線ダクトが設けられない事情がある。しかも、天板等を取り付けていない箇所があったり、天板を撤去した跡に新たに配線類が露出する場合もあるため、従来にはない新たな対策を講じることが必要になる。
このような場合、デスク構造体それ自体の内部に配線ダクトを作り込んで配線機能を付与することも考えられるが、この種のワークステーションにおいて、レイアウトの自在性を確保しようとすれば、デスク構造体の内部に配線類を全て収める構成は却ってレイアウトの自在性を妨げる要因ともなり、構造も複雑なものとなる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、デスク構造体を構造上の基幹としつつ、配線類をデスク構造体近傍において簡単、適切に収容、隠蔽するために有用となる新たな構造を備えたワークステーションを提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明のワークステーションは、配線カバーパネルの左右上端に腕部、その先端に取付部を有する取付部材を具備し、その取付部材をレールを有するデスク構造体の当該レールに沿った任意の位置に着脱可能に係り合わせて、配線カバーパネルとデスク構造体との間に配線空間を形成してなることを特徴とする。
このように構成すれば、デスク構造体の周辺の配線を、当該デスク構造体のレールに配線カバーパネルを取り付けることによって簡単に収容、隠蔽することができる。しかも、配線カバーパネルはレールに沿って任意の位置に係り合わせることができるため、レイアウトに応じて配線処理が必要な箇所に自在に適用することが容易となる。
より適切な配線機能を実現するためには、前記デスク構造体のレールに着脱可能に係り合って前記配線空間内に収容可能な配線受ダクトをさらに具備していることが望ましい。
配線受ダクトを簡易かつ密接に配線カバーパネルに関連づけるためには、配線受ダクトは、配線カバーパネルが取り付けられるレールにおいて当該配線カバーパネルを取り付ける取付部材と干渉しない位置に着脱可能に取り付けられるようにしていることが好ましい。
本発明の好適な適用の一態様としては、デスク構造体のレールが天板又は天板支持用のブラケット、脚等を取り付けるためのレールであり、配線カバーパネルをこのレールを利用して取り付け得るようにしているものが挙げられる。
配線の自在な引き回しを可能にするためには、取付状態で、配線カバーパネルの配線空間が上下左右に開放されていることが望ましい。
配線カバーパネルの構成および配置の自由度を高めるためには、連結される2以上のデスク構造体のレールにまたがって配線カバーパネルを取付可能としておくことが好都合である。
具体的な実施の一態様としては、デスク構造体は表裏にレールを有し、表裏何れか一方のレールに天板を支持させるとともに、他方のレールに配線カバーパネルを取り付け可能としているものが挙げられる。
外観を整え、配線の落とし込みにも便ならしめるためには、配線カバーパネルの取付高さが天板の取付高さとほぼ同一に設定されていることが望ましい。
配線空間を適切に目隠しするためには、配線カバーパネルの上端部とデスク構造体の上端部との間に前記レールを利用して配線カバーを取り付けていることが好ましい。
この場合の好適な取付構造としては、デスク構造体に上下に複数のレールを設けて、下側のレールに配線カバーパネルを取り付け、上側のレールに配線カバーを取り付けているものが挙げられる。
本発明の他の好適な取付構造としては、デスク構造体に上下に複数のレールを設けて、上側のレールに天板を取り付け、下側のレールに配線カバーパネルを取り付けているもの等も挙げられる。
本発明は、以上説明した構成であるから、デスク構造体を構造上の基幹とするワークステーションにおいて、レイアウトの自在性を損なうことなく、種々の態様に対して配線類をデスク構造体近傍で簡単、適切に収納することができる。このため、天板等を取り付けていない箇所や、天板を撤去した跡に新たに露出する配線類を適切に処理して、ワークステーションの外観や機能性を有効に向上させることができるという優れた効果が奏される。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態のワークステーションは、パネル状のデスク構造体6を端部脚5とともに構造上の基幹とし、そのデスク構造体6に、デスクトップパネル2や、図2に示すブラケット7等を着脱可能に取り付けて構成される。
具体的に説明すると、デスク構造体6は、左右の端部脚5,5の後端側の内面間を連結する位置に配置されたもので、上縁側の近傍および下縁側の近傍に幅方向に沿って延びるレール61,62を有している。これらのレール61,62は、デスク構造体6の裏面のみならず、天板1が載置される側の正面側にも同様に設けられている。このデスク構造体6は、天板1の下肢空間を遮蔽する幕板として機能するもので、前述したブラケット7のデスク構造体6への取り付けにあたり、上下のレール61,62に図2に示す取付部材7aを取り付け、この取付部材7aの前方に逆L字形をなすブラケット7を取り付けるようにしている。そして、天板1を、一対の端部脚5の間に架設し、中間部をブラケット7に支持させて配置している。複数の天板を使用する場合には、天板の一端部を端部脚5に支持させ他端部を図示しない共通の中間脚に支持させて配置するか、或いは、両端部を図示しない中間脚に支持させて配置するか、何れかの態様が採られる。この場合の中間脚は、アジャスタを介して床に接地し、ステーにおいて隣接する左右の天板の側縁を同時に支持する逆L字タイプのものが用いられる。そして、この中間脚を取り付ける場合にも、前記のレール61,62が利用される。
これらのレール61、62は、図3に示すように、開口巾を狭める方向の突出部61a、62aを開口縁に有しており、溝底側の開口巾が突出部61a、62a間の開口巾よりも拡開した形態をなしている。上側のレール61は更に所定間隔で設けた上第1レール61mおよび上第2レール61nから構成されている。図1及び図2に示すデスクトップパネル2は、前記デスク構造体6の上端に積み上げるように載せ置かれ、デスク構造体6の一部に固定されている。
このデスク構造体6は、図9に概略的に示すように、左右の縦フレーム60aと上フレーム60bとを有し、それらのコーナー部にコーナーブロックCBを配置しているもので、このコーナーブロックCBには、紙面垂直方向に対向させた一対の立壁に上下連結用の第1の開口窓cb1を設け、またこの立壁と直交する底壁に上下方向に貫通する第2の開口窓cb2を設けている。このデスク構造体6の上に載せ置かれる前述したデスクトップパネル2も、基本的に同様の縦フレーム20aおよび上フレーム20bを有し、上側のコーナー部にコーナーブロックCBを配置している。そして、上側のコーナーブロックCBの第2の開口窓cb2に連結軸crを挿し通すとともに、この連結軸crの下端にプロペラナットprを取り付けておき、デスクトップパネル2をデスク構造体6上に載せ置いた後、連結軸crの上端側にボルトvを螺合させて締め付けることによって、プロペラナットprを回転させて下側のコーナーブロックCBの第1の開口窓cb1にその先端を進入、係合させ、更にボルトvを締め付けることによって、ボルトvとプロペラナットprの間を引き寄せて、デスクトップパネル2とデスク構造体6との間を連結するようにしている。なお、連結軸crは両端にネジ孔を有し、プロペラナットprはボルトvと同様、連結軸crにねじ込んで取り付けるようにしてある。前述した上フレーム20b、60bはアルミ押し出し製のものであって、レール61等はその押し出し時に作り込まれている。縦フレーム20a、60aには鉄板やアルミ押し出しによる補強材(図示省略)が適宜内設される。デスク構造体6の下端側においては、左右の縦フレーム60aの間にアルミ押し出し製の下フレームが設けられ、その下フレームに前述したレール62が作り込まれている。この下フレームと前記縦フレーム60aとのコーナー部には前述したコーナーブロックCBにアジャスタ取付部を増設したものが配置され、そのアジャスタ増設部に図示しないアジャスタが取り付けられている。
デスク構造体6の上に載せ置かれるパネルは上記のデスクトップパネル2に限らず、アジャスタを取り付けていない状態の他のデスク構造体6であっても勿論構わない。
そして、本実施形態では、前記デスク構造体6の上下のレール61,62を利用して、当該デスク構造体6の背面側に図1に示す配線カバーパネル100を取り付け可能としている。
この配線カバーパネル100は、図4に示すように、面板部101の周囲に上枠102、下枠103及び側枠104を有し、内部に縦補強枠105aや横補強枠105b等の補強部材を取り付けて構成される偏平なもので、枠102,103、104等の厚みに対応した偏平な内部空間SSが面板部101と反対側に向かって開口している。そして、この配線カバーパネル100の左右の上端を含む四隅に、当該配線カバーパネル100をデスク構造体6の上下のレール61,62に取り付けるための第1の取付部材110を面板部と反対側に向けて取り付け、更に上側に位置する第1の取付部材110に図1及び図5に示す第2の取付部材120を嵌め合わせるようにしている。
第1の取付部材110は、図4及び図5に示すように、後方に突出した状態で配線カバーパネル100の縦補強枠105aに取り付けられるもので、腕部の先端に本発明の取付部としての役割を担う下向きに屈曲する係合片110aと、側方に屈曲する突き当て片110bとを備えている。下端側に付帯する第1の取付部材110の係合片110a´(図4および図6参照)は垂下寸法が若干大きく設定してある。一方、図5に示す第2の取付部材120は、前記第1の取付部材110に上方から嵌り合う下向きに開口するチャネル状のもので、腕部の先端に前記係合片110aとともに本発明の取付部としての役割を担う上向きに屈曲する係合片120aを備えている。そして、図6に矢印X1で示すように、配線カバーパネル100の下端側に付帯する第1の取付部材110の係合片110a´を下レール62に引っ掛けるようにして係り合わせ、ほぼ同時に、同図中矢印X2で示すように、配線カバーパネル100の上側に付帯する第1の取付部材110の係合片110aを上レール61(上第2レール61n)に引っ掛けるようにして係り合わせるとともに、その状態で第2の取付部材120を、斜め上方から第1の取付部材110の下向き係合片110aと上第2レール61nとの隙間に差し込み、更にその位置から第2の取付部材120を同図中矢印Yで示すように後下方に回転させることによって、図6および図8(a)に示すように、両係合片110a、120aを上第2レール61n内において相反する方向に屈曲させた状態で第2の取付部材120を第1の取付部材110に嵌合させるようにしている。両取付部材110、120には、図5に示すように頂部の対応位置に孔110c、120cが設けてあり、これらの孔110c、120cに樹脂製の止着具130を差し込むことによって、両取付部材110、120を嵌め合った状態で固定するようにしている。すなわち、上第2レール61nの拡開した溝底側の内空に差し込まれた両取付部材110,120の係合片110a、120aは、背向する方向に屈曲した位置において当該上第2レール61nの開口を狭める突出部110a、120aにより前方が塞がれるので、上第2レール61nから前方へ水平に抜け出すことはなく、止着具130を外して取付部材120を持ち上げない限り、配線カバーパネル100のデスク構造体6からの抜脱は禁止される。この状態で、図6に示すように配線カバーパネル100とデスク構造体6との間に配線空間Sが形成され、その配線空間Sは図1に矢印Zで示すように上下左右に開放されて配線類Cの導出入が可能な状態となる。図7に示すように、前記配線カバーパネル100の内部空間SSもこの配線空間Sに連続する位置にあって当該配線空間Sの一部をなしている。また、複数の配線カバーパネル100を連続して配置すると、配線空間Sは内部空間SSともども左右方向に拡大でき、配線類Cを露出させずに横配線を広範囲に亘って行うことが可能となる。
そして、本実施形態では更に、前記配線空間Sに図1及び図7に示す配線受ダクト200を位置づけ、また、配線空間Sの上方を必要に応じて図7に示す配線カバー300によって覆うようにしている。配線受ダクト200は、第1及び図7に示すように、立壁201の一方の面の上下方向中間部および下端部に上レール61に平行に延びるアングル部材202,203を取り付けることによって構成され、アングル部材202,203の内側に配線類Cを保持することができるようにしたもので、立壁201の上端部にL字状に屈曲する取付片204を形成している。そして、図8(b)に示すように、配線受ダクト200を斜め姿勢で上第2レール61nに差し込み、その位置で立壁201が鉛直となる方向に回転させることによって、取付片204の先端を上第2レール61nの上側の突出部61a1の内面に係り合わせ、取付片204の水平部を下側の突出部61a2上に載せ置いた状態に係り合わせて、図7に示すようにデスク構造体6の立面に沿って配線空間内Sに配置可能としている。
この配線受ダクト200のアングル材202,203は、一部が配線カバーパネル100の内部空間SSに受容される寸法に設定してあり、横補強枠105b等と干渉しないように設定されている。パネル剛性が確保できれば、横補強枠105bは無くても構わない。また、図1に示すように、配線受ダクト200の巾寸法は配線カバーパネル100の巾寸法よりも小さく、配線受ダクト200の取付片204は配線カバーパネル100の取付部材110、120と干渉しない範囲で配線空間S内をレールに沿って移動させることが可能である。
なお、先に述べたように、本実施形態におけるデスク構造体6のレール61,62は、そもそも天板1を支持するブラケット7を取付部材7aを介して取り付けるためのレールであり、本実施形態の配線カバーパネル100はこのレール61,62を利用して取り付けたものである。そして、図2に示すように、デスク構造体6の表裏の一方のレール61,62に脚支持部材7aおよびブラケット7等を介して天板1を支持させ、表裏の他方のレール61,62に図1に示す配線カバーパネル100を取り付けることによって、図7に示すように天板1と配線カバーパネル100をデスク構造体6を介して背合わせに配置する取付態様が実現されている。この実施形態では、配線カバーパネル100の上端部100xと天板1の上面1xとがほぼ同一高さとなるように設定してある。天板1をブラケット7を介して取り付けるにあたり、取付部材7aをレール61を利用して取り付けることは前述したところであるが、図7中、取付部材7aのレール61への取付部7xについての具体的な構造については、適宜のものが採用可能であるため特に明示していない。
また、同図に示すように、配線カバーパネル100の上端部100xとデスク構造体6の上端部6xとの間、および、天板1の上面1xとデスク構造体6の上端部6xとの間に、それぞれ前記上第1レール61mを利用して共通の配線カバー300を取り付けている。この配線カバー300は、レール61mに取り付けた取付部材301に支軸302を介して回転可能に取り付けられ、必要に応じて配線カバーパネル100とデスク構造体6との間の配線空間S、および天板1とデスク構造体6との間の配線導出入空間を開閉可能とするものであり、配線カバー300の先端に閉塞状態で配線類を挿し通すための軟質樹脂300tが取着してある。
この実施形態では、レール61,62の長手方向に沿って図1に示す境界部Pにおいてデスク構造体1,1同士を巾方向に連結しており、その境界におけるレール61,62の連続性が確保されていて、全体としてより大きなデスク構造体を構成している。したがって、同図に示すように、連結される2以上のデスク構造体6,6のレール61,61間(62,62間)にまたがって配線カバーパネル100を取り付けることを可能にしている。
また、上記のような構成であるから、図1のようにデスク構造体6の片側のみに複数の天板1をライン方向に取り付ける態様のほか、デスク構造体6の両側に天板1を取り付ける態様、一部の天板1を左右の天板1の間から中抜きしてコピーコーナー等のためのスペースを形成する態様など、レール61,62を利用して自在なレイアウトを実現することができるものである。
なお、図1において符号400で示すものは、巾木である。前述したデスク構造体6や端部脚5は、アジャスタ機能を有する脚500によってそれらの下縁と床下との間に所定の隙間が確保されており、これに対して図示の巾木400は、それらの下縁に樹脂等により構成される板状の取付具401を取り付け、その取付具401の下端側に軟質の巾木要素402を取り付けて構成されている。そして、床と取付具401との間に軟質の巾木要素402を変形させながら配線類C(配線のみならずタップ等)を通過させることができるようにしている。
以上のように、本実施形態のワークステーションは、配線カバーパネル100の少なくとも左右上端に、腕部およびその腕部の先端に本発明の取付部としての役割を担う係合片110a、120aを有する取付部材110、120を具備し、その取付部材110、120をレール61を有するデスク構造体6の当該レール61に沿った任意の位置に着脱可能に係り合わせて、配線カバーパネル100とデスク構造体6との間に配線空間Sを形成するようにしたものである。このため、デスク構造体6の周辺の配線類Cを簡単に収容し隠蔽することができる。しかも、配線カバーパネル100はレール61,62に沿って任意の位置に係り合わせることができるため、レイアウトに応じて配線処理が必要な箇所に自在に適用することが容易となる。
加えてこの実施形態は、前記デスク構造体6のレール61に着脱可能に係り合って前記配線空間S内に収容可能な配線受ダクト200をさらに具備しているので、配線空間S内に収容された配線類Cを配線受ダクト200に適切に保持させることができ、垂れ下がり等を適切に防止することができる。また、先に配線受ダクト200で配線処理し、その後、配線類Cを配線受ダクト200とともに配線カバーパネル100によって覆うことができるので、配線作業の便も有効に向上させることができる。そして、配線カバーパネル100と配線受ダクト200とを別体として構成できるため、これらを一体的に作り込む場合に比べて、配線カバーパネル100、配線受ダクト200の双方をそれぞれ単体で平易に作ることが可能となる。
また、配線受ダクト200は、配線カバーパネル100が取り付けられるレール61において当該配線カバーパネル100を取り付ける取付部材110、120と干渉しない位置に着脱可能に取り付けられるので、配線受ダクト200を配線カバーパネル100に密接に関連づけつつ共通のレール61を通じた簡素な取り付け構造を実現することができる。
ところで、デスク構造体6のレール61,62は、天板支持用のブラケット7や図示しない中間脚等を取り付けるためのレールであり、配線カバーパネル100をこのレール61,62を利用して取り付けるようにしているので、配線カバーパネル100を取り付けるにあたって、別途新たにレールを加工することが不要になる。特に、天板1等を取り付けていない箇所があったり、天板1を撤去した跡に新たに配線類Cが露出する箇所がある場合等に、その部位に配線カバーパネル100を取り付けることによってその場所の外観を簡単、適切に向上させ、或いは配線類Cの処理を適切に行うことが可能となる。
また、本実施形態の配線空間Sは図1に矢印Zで示したように、配線カバーパネル100の取付状態で上下左右に開放されているので、上方からの配線類Cの落とし込み、床からの配線類Cの立ち上げ、左右方向への横配線などの処理を自在に行うことができ、種々のレイアウトに対応して配線処理機能を有効に向上させることができる。
さらに、本実施形態では、連結される2以上のデスク構造体6、6…のレール61,61間(62,62間)にまたがって配線カバーパネル100を取付可能としているので、デスク構造体6の寸法に配線カバーパネル100の寸法を対応させる必要がなく、配線カバーパネル100を比較的自由に構成できるとともに、配置の自由度も有効に高めることができる。
レイアウトとの兼ね合いにおいては、デスク構造体6は表裏にレール61、61(62,62)を有し、図7に示したように表裏何れか一方のレール61(62)に天板1を支持させるとともに、他方のレール61(62)に配線カバーパネル100を取り付け可能としているので、天板1の裏面側に引き回される配線類Cの処理に有効であり、天板1が存しない箇所や、対面配置された天板1,1の一方が取り除かれた箇所において露出する配線類Cの処理も適切に行うことができる。
この場合、配線カバーパネル100の取付高さが天板1の取付高さとほぼ同一に設定されているので、天板1の背面を隠蔽し、或いは天板1上から配線空間Sに配線類Cを落とし込む上で適切な取付高さを実現することができる。
この場合、配線カバーパネル100の上端部100xとデスク構造体6の上端部6xとの間に前記レール61(上第1レール61m)を利用して配線カバー300を取り付けているので、配線空間Sが上方から視認されることを適切に防止して、外観を有効に向上させることが可能となる。
さらにまた、デスク構造体6の上レール61を上下の上第1レール61m,上第2レール61nにより構成して、下方に位置する上第2レール61nに配線カバーパネル100を取り付け、上方に位置する上第1レール61mに配線カバー300を取り付けているので、取付場所の取り合いを回避しつつ、配線カバーパネル100と配線カバー300とを密接に関連づけて配置することが可能となる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、配線カバーパネル100を上第1レールと下レールを利用して取り付けてもよく、強度的に耐用すれば配線カバーパネル100の左右上端のみに取付部材110等を配して上レール61のみに支持させることも可能である。また、脚支持部材7aは上第1レール61mに取り付けてもよく、逆に配線カバー300を上第2レール61nに取り付ける態様も可能である。
さらに、上レール61は1段のみの構成であってもよく、3段以上のレール構造としてもよい。勿論、下レールについても2段以上のレール構造を採用することもできる。
このような種々の態様の一環として、デスク構造体6の上レール61を構成する上第1レール61mに直接又は間接に天板1を取り付け、上第2レール61nに配線カバーパネル100を取り付ければ、取付場所の取り合いを回避しつつ、天板1の下肢空間に配線カバーパネル100を密接に配置する態様も容易に実現することができる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係るワークステーションの一部を示す斜め後方斜視図。 同実施形態に係るワークステーションの一部を示す斜め前方斜視図。 同実施形態で用いられるデスク構造体の部分断面図。 同実施形態における配線カバーパネルの裏面側を示す部分斜視図。 同実施形態の配線カバーパネルに適用される取付部材の斜視図。 同実施形態におけるデスク構造体への配線カバーパネルの取付状態を示す側面図。 同実施形態のデスク構造体に配線カバーパネルとともに天板および配線カバーを取り付けた状態を示す図6に対応した側断面図。 配線カバーパネルおよび配線受ダクトの取付構造を示す拡大断面図。 同実施形態におけるデスク構造体とデスクトップパネルとの連結構造を示す模式図。
符号の説明
1…天板
6…デスク構造体
7…天板支持用のブラケット
61,62…レール
100…配線カバーパネル
110、120…取付部材
200…配線受ダクト
300…配線カバー

Claims (11)

  1. 配線カバーパネルの左右上端に腕部、その先端に取付部を有する取付部材を具備し、その取付部材をレールを有するデスク構造体の当該レールに沿った任意の位置に着脱可能に係り合わせて、配線カバーパネルとデスク構造体との間に配線空間を形成してなることを特徴とするワークステーション。
  2. 前記デスク構造体のレールに着脱可能に係り合って前記配線空間内に収容可能な配線受ダクトをさらに具備する請求項1記載のワークステーション。
  3. 配線受ダクトは、配線カバーパネルが取り付けられるレールにおいて当該配線カバーパネルを取り付ける取付部材と干渉しない位置に着脱可能に取り付けられる請求項2記載のワークステーション。
  4. デスク構造体のレールは、天板又は天板支持用のブラケット、脚等を取り付けるためのレールであり、配線カバーパネルはこのレールを利用して取り付けられるものである請求項1〜3何れかに記載のワークステーション。
  5. 取付状態で、配線カバーパネルの配線空間が上下左右に開放されている請求項1〜4何れかに記載のワークステーション。
  6. 連結される2以上のデスク構造体のレールにまたがって配線カバーパネルを取付可能としている請求項1〜5何れかに記載のワークステーション。
  7. デスク構造体は表裏にレールを有し、表裏何れか一方のレールに天板を支持させるとともに、他方のレールに配線カバーパネルを取り付け可能としている請求項1〜6何れかに記載のワークステーション。
  8. 配線カバーパネルの取付高さが天板の取付高さとほぼ同一に設定されている請求項7記載のワークステーション。
  9. 配線カバーパネルの上端部とデスク構造体の上端部との間に前記レールを利用して配線カバーを取り付けている請求項8記載のワークステーション。
  10. デスク構造体に上下に複数のレールを設けて、下側のレールに配線カバーパネルを取り付け、上側のレールに配線カバーを取り付けている請求項9記載のワークステーション。
  11. デスク構造体に上下に複数のレールを設けて、上側のレールに天板を取り付け、下側のレールに配線カバーパネルを取り付けている請求項1〜何れかに記載のワークステーション。
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