JP5447338B2 - 可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関(エンジン)のクランク軸に対するカム軸の回転位相(以下「VCT位相」という)をその調整可能範囲に位置する中間ロック位相でロックする機能を備えた可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置に関する発明である。
従来より、油圧駆動式の可変バルブタイミング装置においては、特許文献1(特開平9−324613号公報)、特許文献2(特開2001−159330号公報)に記載されているように、エンジン停止時のロック位相をVCT位相の調整可能範囲の略中間に設定して、バルブタイミング(VCT位相)の調整可能範囲を拡大するようにしたものがある。このものは、エンジン停止時にロックする中間ロック位相を始動に適した位相に設定して、ロックピンによりVCT位相を中間ロック位相でロックした状態でエンジンを始動し、始動完了後のエンジン回転上昇(オイルポンプ回転上昇)により油圧が適正な油圧に上昇してから、ロックピンを退避させてVCT位相のロックを解除して、VCT位相をエンジン運転状態に応じた目標VCT位相にフィードバック制御するようにしている。そして、エンジンを停止させる際やアイドル運転中にロック要求が発生したときに、ロックピンを突出させてVCT位相を中間ロック位相でロックするようにしている。
特開平9−324613号公報 特開2001−159330号公報
本出願人は、VCT位相を目標VCT位相にフィードバック制御する位相制御中に、VCT位相の制御可能範囲に基づいてロックピンの突出固着異常(ロックピンが突出位置で固着して正常に退避しない異常)の有無を判定する異常診断を研究している。しかし、ロックピンを突出させてVCT位相を中間ロック位相でロックするように制御するロック制御中に、ロックピンの退避固着異常(ロックピンが退避位置で固着して正常に突出しない異常)が発生する可能性があり、前述した異常診断(位相制御中にロックピンの突出固着異常を検出する異常診断)では、ロック制御中にロックピンの退避固着異常を検出することができないという欠点がある。
また、ロックピンの退避固着異常が発生すると、ロック制御中にVCT位相を中間ロック位相でロックできなくなって、ロック制御中にカム軸のトルクによるVCT位相の振れが発生する(VCT位相の振れ幅がロックピンの正常時よりも大きくなる)。そこで、ロック制御中にカム軸のトルクによるVCT位相の振れを検出してロックピンの異常診断を行うことが考えられるが、従来の一般的なカム角センサは、VCT位相の検出精度を確保するために、カム軸のトルクによるVCT位相の振れの影響を受け難いタイミングで、VCT位相を検出するためのカム角信号を出力するように設定されているため、カム軸のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができないという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ロック制御中にカム軸のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出してロックピンの異常診断を行うことができる可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、内燃機関のクランク軸に対するカム軸の回転位相(以下「VCT位相」という)を変化させてバルブタイミングを調整する油圧駆動式の可変バルブタイミング装置と、VCT位相をその調整可能範囲に位置する中間ロック位相でロックするためのロックピンと、可変バルブタイミング装置及びロックピンを駆動する油圧を制御する油圧制御弁とを備えた可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置において、VCT位相を検出するためのカム角信号(以下「位相検出信号」という)を出力すると共に、該位相検出信号の出力タイミングとは別の出力タイミングでカム軸のトルクによるVCT位相の振れを検出するためのカム角信号(以下「位相振れ検出信号」という)を出力するカム角信号出力手段と、ロックピンを突出させてVCT位相を中間ロック位相でロックするように油圧制御弁を制御するロック制御中に、カム角信号出力手段の出力信号から求めたVCT位相の振れ幅に基づいてロックピンの異常の有無を判定する異常診断手段とを備え、前記ロックピンとして、VCT位相が前記中間ロック位相よりも進角側に移動することを阻止するための進角制限ピンと、VCT位相が前記中間ロック位相よりも遅角側に移動することを阻止するための遅角制限ピンとを備え、更に、異常診断手段は、ロック制御中にVCT位相の振れが発生する位置(以下「VCT位相の振れ位置」という)とVCT位相の振れ幅のうちの少なくとも一方に基づいて進角制限ピンの異常と遅角制限ピンの異常とを区別する手段を有することを特徴とするものである。
この構成では、カム角信号出力手段から位相検出信号とは別の出力タイミングで位相振れ検出信号を出力するようにしたので、カム角信号出力手段の出力信号に基づいてカム軸のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができる。そして、ロック制御中にカム角信号出力手段の出力信号から求めたVCT位相の振れ幅に基づいてロックピンの異常の有無を判定することで、ロック制御中にロックピンの退避固着異常(ロックピンが退避位置で固着して正常に突出しない異常)を検出することができる。しかも、請求項1のように、ロックピンとして、VCT位相が中間ロック位相よりも進角側に移動することを阻止するための進角制限ピンと、VCT位相が中間ロック位相よりも遅角側に移動することを阻止するための遅角制限ピンとを備えたシステムに本発明を適用すれば、進角制限ピンや遅角制限ピンの異常を検出することができる。
更に、請求項1に係る発明では、異常診断手段は、ロック制御中にVCT位相の振れが発生する位置(以下「VCT位相の振れ位置」という)とVCT位相の振れ幅のうちの少なくとも一方に基づいて進角制限ピンの異常と遅角制限ピンの異常とを区別することを特徴としている。つまり、進角制限ピンの退避固着異常が発生した場合と、遅角制限ピンの退避固着異常が発生した場合とでは、VCT位相の振れ位置やVCT位相の振れ幅が異なってくるため、VCT位相の振れ位置やVCT位相の振れ幅を監視すれば、進角制限ピンの異常と遅角制限ピンの異常とを区別することができる。
この場合、請求項2のように、異常診断手段は、ロック制御中にVCT位相の振れ幅が所定の異常判定値よりも大きい場合にロックピンの異常有りと判定するようにすると良い。ロックピンの退避固着異常が発生すると、ロック制御中にVCT位相を中間ロック位相でロックできなくなって、ロック制御中にカム軸のトルクによるVCT位相の振れ幅がロックピンの正常時よりも大きくなるため、ロック制御中にVCT位相の振れ幅が異常判定値よりも大きい場合には、ロックピンの異常有りと判定することができる。
具体的には、請求項のように、異常診断手段は、ロック制御中にVCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも進角側の場合に進角制限ピンの異常と判定し、ロック制御中にVCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも遅角側の場合に遅角制限ピンの異常と判定するようにしても良い。
つまり、進角制限ピンの退避固着異常が発生すると、VCT位相が中間ロック位相よりも進角側に移動することが許容されて、中間ロック位相よりも進角側でVCT位相の振れが発生するため、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも進角側の場合には、進角制限ピンの異常と判定することができる。一方、遅角制限ピンの退避固着異常が発生すると、VCT位相が中間ロック位相よりも遅角側に移動することが許容されて、中間ロック位相よりも遅角側でVCT位相の振れが発生するため、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも遅角側の場合には、遅角制限ピンの異常と判定することができる。
或は、請求項のように、異常診断手段は、ロック制御中にVCT位相の振れ幅が遅角制限ピンよるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合に進角制限ピンの異常と判定し、ロック制御中にVCT位相の振れ幅が進角制限ピンによるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合に遅角制限ピンの異常と判定するようにしても良い。
つまり、進角制限ピンの退避固着異常が発生すると、VCT位相の移動可能範囲が遅角制限ピンのみで制限された状態になって、遅角制限ピンよるVCT位相の制限範囲でVCT位相の振れが発生するため、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピンよるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合には、進角制限ピンの異常と判定することができる。一方、遅角制限ピンの退避固着異常が発生すると、VCT位相の移動可能範囲が進角制限ピンのみで制限された状態になって、進角制限ピンよるVCT位相の制限範囲でVCT位相の振れが発生するため、VCT位相の振れ幅が進角制限ピンよるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合には、遅角制限ピンの異常と判定することができる。
また、請求項のように、カム角信号出力手段は、カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングと遅角するタイミングの両方で位相振れ検出信号を出力するようにしても良い。このようにすれば、カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される進角側の位相振れ検出信号と、カム軸のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される遅角側の位相振れ検出信号とに基づいて、カム軸のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができる。
或は、請求項のように、カム角信号出力手段は、カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで位相検出信号を出力し、カム軸のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで位相振れ検出信号を出力するようにしても良い。このようにすれば、カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される位相検出信号と、カム軸のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される位相振れ検出信号とに基づいて、カム軸のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができる。
また、請求項のように、カム角信号出力手段は、カム軸のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで位相検出信号を出力し、カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで位相振れ検出信号を出力するようにしても良い。このようにすれば、カム軸のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される位相検出信号と、カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される位相振れ検出信号とに基づいて、カム軸のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができる。
図1は本発明の実施例1における制御システム全体の概略構成を示す図である。 図2は可変バルブタイミング装置と油圧制御回路の構成を説明する縦断側面図である。 図3は可変バルブタイミング装置の縦断正面図である。 図4(a)はロック解除状態を示す中間ロック機構の断面図であり、図4(b)はロック状態を示す中間ロック機構の断面図である。 図5は可変バルブタイミング装置の制御特性を説明する図である。 図6(a)は進角制限ピンの退避固着異常時の状態を示す中間ロック機構の断面図であり、図6(b)は遅角制限ピンの退避固着異常時の状態を示す中間ロック機構の断面図である。 図7は吸気側カム軸のトルクによるVCT位相の振れ及び従来のカム角信号の挙動を示すタイムチャートである。 図8は実施例1の位相検出信号及び位相振れ検出信号の出力方法を説明するタイムチャートである。 図9は実施例1のシグナルロータの概略構成を示す図である。 図10は実施例1の異常診断ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図11は実施例1の異常ピン判定ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図12は実施例2の異常ピン判定ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図13は実施例3の位相検出信号及び位相振れ検出信号の出力方法を説明するタイムチャートである。 図14は実施例3のシグナルロータの概略構成を示す図である。 図15は実施例3の異常診断ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図16は実施例4の位相検出信号及び位相振れ検出信号の出力方法を説明するタイムチャートである。 図17は実施例4の異常診断ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を吸気バルブの可変バルブタイミング装置に適用して具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図11に基づいて説明する。
図1に示すように、内燃機関であるエンジン11は、クランク軸12からの動力がタイミングチェーン13により各スプロケット14,15を介して吸気側カム軸16と排気側カム軸17とに伝達されるようになっている。但し、吸気側カム軸16には、クランク軸12に対する吸気側カム軸16の進角量(VCT位相)を調整する可変バルブタイミング装置18(VCT)が設けられている。
また、吸気側カム軸16の外周側には、所定のカム角でカム角信号のパルスを出力するカム角センサ19(カム角信号出力手段)が設置され、一方、クランク軸12の外周側には、所定クランク角毎にクランク角信号のパルスを出力するクランク角センサ20が設置されている。これらカム角センサ19及びクランク角センサ20の出力信号は、エンジン制御回路21に入力される。このエンジン制御回路21は、カム角センサ19とクランク角センサ20の出力信号パルスの位相差に基づいて吸気バルブの実バルブタイミング(実VCT位相)を演算すると共に、クランク角センサ20の出力パルスの周波数(パルス間隔)に基づいてエンジン回転速度を演算する。また、エンジン運転状態を検出する各種センサ(吸気圧センサ22、冷却水温センサ23、スロットルセンサ24等)の出力信号がエンジン制御回路21に入力される。
このエンジン制御回路21は、上記各種センサで検出したエンジン運転状態に応じて燃料噴射制御や点火制御を行うと共に、可変バルブタイミング制御(位相フィードバック制御)を行い、吸気バルブの実バルブタイミング(実VCT位相)を目標バルブタイミング(目標VCT位相)に一致させるように可変バルブタイミング装置18を駆動する油圧をフィードバック制御する。
次に、図2乃至図4に基づいて可変バルブタイミング装置18(VCT)の構成を説明する。
可変バルブタイミング装置18のハウジング31は、吸気側カム軸16の外周に回動自在に支持されたスプロケット14にボルト32で締め付け固定されている。これにより、クランク軸12の回転がタイミングチェーン13を介してスプロケット14とハウジング31に伝達され、スプロケット14とハウジング31がクランク軸12と同期して回転する。一方、吸気側カム軸16の一端部には、ロータ35がボルト37で締め付け固定されている。このロータ35は、ハウジング31内に相対回動自在に収納されている。
図3に示すように、ハウジング31の内部には、複数のベーン収容室40が形成され、各ベーン収容室40が、ロータ35の外周部に形成されたベーン41によって進角室42と遅角室43とに区画されている。少なくとも1つのベーン41の両側部には、ハウジング31に対するロータ35(ベーン41)の相対回動範囲を規制するストッパ部56が形成され、このストッパ部56によって実VCT位相(カム軸位相)の調整可能範囲の最遅角位相と最進角位相が規制されている。
可変バルブタイミング装置18には、VCT位相をその調整可能範囲の略中間に位置する中間ロック位相でロックする中間ロック機構50が設けられている。この中間ロック機構50の構成を説明すると、いずれか1つ又は複数のベーン41にロックピン収容孔57A,57B(図4参照)が設けられ、一方のロックピン収容孔57Aには、ハウジング31とロータ35(ベーン41)との相対回動をロックするためのロックピンとして進角制限ピン58Aが突出可能に収容され、他方のロックピン収容孔57Bには、ハウジング31とロータ35(ベーン41)との相対回動をロックするためのロックピンとして遅角制限ピン58Bが突出可能に収容されている。
図4(b)に示すように、各ロックピン58A,58B(進角制限ピン58Aと遅角制限ピン58B)がスプロケット14側に突出してスプロケット14のロック穴59A,59Bに嵌り込むことで、VCT位相が中間ロック位相でロックされるようになっている。この際、VCT位相が中間ロック位相よりも進角側に移動することが進角制限ピン58Aによって阻止され、VCT位相が中間ロック位相よりも遅角側に移動することが遅角制限ピン58Bによって阻止される。この中間ロック位相は、エンジン11の始動に適した位相に設定されている。尚、ロック穴59A,59Bをハウジング31に設けた構成としても良い。
進角制限ピン58Aのロック穴59Aは、中間ロック位相から遅角側の所定位相(例えば中間ロック位相よりも5℃A遅角側の位相)まで延びるように形成され、進角制限ピン58Aがロック穴59Aに嵌まり込むことで、VCT位相の移動可能範囲が中間ロック位相から遅角側の所定位相までの範囲に制限されると共に、VCT位相が中間ロック位相よりも進角側に移動することが阻止されるようになっている。
一方、遅角制限ピン58Bのロック穴59Bは、中間ロック位相から進角側の所定位相(例えば中間ロック位相よりも10℃A進角側の位相)まで延びるように形成され、遅角制限ピン58Bがロック穴59Bに嵌まり込むことで、VCT位相の移動可能範囲が中間ロック位相から進角側の所定位相までの範囲に制限されると共に、VCT位相が中間ロック位相よりも遅角側に移動することが阻止されるようになっている。
各ロックピン58A,58B(進角制限ピン58Aと遅角制限ピン58B)は、スプリング62A,62Bによってロック方向(突出方向)に付勢されている。また、ロックピン58A,58Bの外周部とロックピン収容孔57A,57Bとの間には、ロックピン58A,58Bをロック解除方向(退避方向)に駆動する油圧を制御するためのロック解除用の油圧室が形成されている。
また、ハウジング31には、進角制御時にロータ35を進角方向に相対回動させる油圧をばね力で補助(アシスト)する付勢手段としてねじりコイルばね等のばね55が設けられている。吸気バルブの可変バルブタイミング装置18では、吸気側カム軸16のトルクがVCT位相を遅角させる方向に作用することから、上記ばね55は、VCT位相を吸気側カム軸16のトルク方向と反対方向である進角方向に付勢することになる。
本実施例1では、ばね55が作用する範囲は、最遅角位相から中間ロック位相直前までの範囲に設定され、エンジンストール等の異常停止後の再始動時のフェールセーフを想定して、ロックピン58A,58B(進角制限ピン58Aと遅角制限ピン58B)がロック穴59A,59Bから外れた状態で中間ロック位相よりも遅角側の実VCT位相で始動した場合に、スタータ(図示せず)によるクランキング中に、ばね55のばね力により実VCT位相を遅角側から中間ロック位相へ進角させる進角動作を補助してロックピン58A,58Bをロック穴59A,59Bに嵌まり込ませてロックできるようになっている。
一方、中間ロック位相よりも進角側の実VCT位相で始動した場合は、クランキング中に吸気側カム軸16のトルクが遅角方向に作用するため、吸気側カム軸16のトルクにより実VCT位相を進角側から中間ロック位相へ遅角させてロックピン58A,58Bをロック穴59A,59Bに嵌まり込ませてロックさせることができる。
更に、本実施例1では、ロータ35には、進角室42と遅角室43とを連通させるための連通路(図示せず)が形成され、図4(a)に示すように、ロックピン58A,58Bがロック穴59A,59Bから抜き出されたロック解除状態の場合は、開閉弁63A,63Bが閉弁方向に移動して進角室42と遅角室43との間の連通路が遮断された状態に維持される。一方、図4(b)に示すように、ロックピン58A,58Bが突出してロック穴59A,59Bに嵌まり込んだロック状態の場合は、開閉弁63A,63Bが開弁方向に移動して進角室42と遅角室43との間の連通路が開放され、進角室42と遅角室43との間でオイルが出入り可能な状態に維持される。
また、図1及び図2に示すように、可変バルブタイミング装置18のVCT位相及びロックピン58A,58B(進角制限ピン58Aと遅角制限ピン58B)を駆動する油圧を制御する油圧制御弁25は、VCT位相を駆動する油圧を制御する位相制御用の油圧制御弁機能とロックピン58A,58Bを駆動する油圧を制御するロック制御用の油圧制御弁機能とを一体化した油圧制御弁により構成され、エンジン11の動力によって駆動されるオイルポンプ28により、オイルパン27内のオイル(作動油)が汲み上げられて油圧制御弁25に供給される。
この油圧制御弁25は、例えば8ポート・4ポジション型のスプール弁により構成され、図5に示すように、油圧制御弁25の制御デューティ(制御量)に応じて、ロックモードL1,L2、進角モードA、保持モードH、遅角モードRの4つの制御領域に区分されている。
ロックモードL1,L2の制御領域では、ロックピン収容孔57A,57B内のロック解除用油圧室へのオイル供給油路を遮断してロックピン収容孔57A,57B内のロック解除用油圧室の油圧を抜いて、スプリング62A,62Bによってロックピン58A,58B(進角制限ピン58Aと遅角制限ピン58B)をロック方向に突出させる。
更に、ロックモードL1,L2の制御領域は、ロックピン58A,58Bを突出させながら進角室42へのオイル供給油路を開放して進角室42にオイルを供給して連通路を通して遅角室43にもオイルを充填するオイル充填モードL1の制御領域と、ロックピン58A,58Bを突出させながら進角室42へのオイル供給油路を遮断するロック保持モードL2の制御領域とに区分されている。
進角モードAの制御領域では、遅角室43へのオイル供給油路を遮断して、遅角室43をドレンに開放して遅角室43の油圧を抜いた状態で、油圧制御弁25の制御デューティに応じて、進角室42へのオイル供給油路を開放して、進角室42にオイルを供給して進角室42の油圧を変化させて実VCT位相を進角させる。
保持モードHの制御領域では、進角室42と遅角室43の両方のオイル供給油路を遮断して両室42,43の油圧を保持して、実VCT位相が動かないように保持する。
遅角モードRの制御領域では、進角室42へのオイル供給油路を遮断して、進角室42をドレンに開放して進角室42の油圧を抜いた状態で、油圧制御弁25の制御デューティに応じて、遅角室43へのオイル供給油路を開放して、遅角室43にオイルを供給して遅角室43の油圧を変化させて実VCT位相を遅角させる。
ロックモードL1,L2以外の制御領域(進角モードA、保持モードH、遅角モードR)では、ロックピン収容孔57A,57B内のロック解除用油圧室へのオイル供給油路を開放してロックピン収容孔57A,57B内のロック解除用油圧室にオイルを充填してロック解除用油圧室の油圧を上昇させ、その油圧によりロックピン58A,58B(進角制限ピン58Aと遅角制限ピン58B)をロック穴59A,59Bから抜き出してロックピン58A,58Bのロックを解除する。
ところで、図6に示すように、ロックピン58A,58B(進角制限ピン58Aと遅角制限ピン58B)を突出させてVCT位相を中間ロック位相でロックするように油圧制御弁25を制御するロック制御中に、ロックピン58A,58Bの退避固着異常(ロックピン58A,58Bが退避位置で固着して正常に突出しない異常)が発生する可能性があり、ロックピン58A,58Bの退避固着異常が発生すると、図7に示すように、ロック制御中にVCT位相を中間ロック位相でロックできなくなって、ロック制御中に吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れが発生する(VCT位相の振れ幅がロックピン58A,58Bの正常時よりも大きくなる)。
そこで、ロック制御中に吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れを検出してロックピン58A,58Bの異常診断を行うことが考えられるが、図7に示すように、従来の一般的なカム角センサは、VCT位相の検出精度を確保するために、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの影響を受け難いタイミングで、VCT位相を検出するためのカム角信号を出力するように設定されているため、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができないという問題がある。
この対策として、カム角センサ19は、VCT位相を検出するためのカム角信号(以下「位相検出信号」という)を出力すると共に、該位相検出信号の出力タイミングとは別の出力タイミングで吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れを検出するためのカム角信号(以下「位相振れ検出信号」という)を出力するように設定されている。これにより、カム角センサ19の出力信号に基づいて吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができる。
本実施例1では、図8に示すように、カム角センサ19は、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの影響を受け難いタイミングで位相検出信号を出力すると共に、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングと遅角するタイミングの両方で位相振れ検出信号を出力するように設定されいてる。
この場合、図9に示すように、吸気側カム軸16に取り付けられたシグナルロータ64の外周に対向してカム角センサ19が設置され、シグナルロータ64の外周には、位相検出用の歯65(位相検出信号を出力させるための歯)と、位相振れ検出用の歯66(位相振れ検出信号を出力させるための歯)が設けられている。位相検出用の歯65は、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの影響を受け難いタイミングに相当する位置に配置され、位相振れ検出用の歯66は、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミング及び遅角するタイミングに相当する位置に配置されている。これにより、シグナルロータ64(吸気側カム軸16)の回転に同期してカム角センサ19から位相検出信号と位相振れ検出信号が出力される。尚、位相検出用の歯65の周方向の長さと位相振れ検出用の歯66の周方向の長さを異なる寸法にして、位相検出信号のパルス幅と位相振れ検出信号のパルス幅を異なる幅にするようにしても良い。
そして、エンジン制御回路21は、後述する図10及び図11の異常診断用の各ルーチンを実行することで、特許請求の範囲でいう異常診断手段として機能し、ロック制御中に、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される進角側の位相振れ検出信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される遅角側の位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れ幅を検出し、このVCT位相の振れ幅が所定の異常判定値よりも大きいか否かによってロックピン58A,58Bの異常の有無を判定する。
ロックピン58A,58Bの退避固着異常が発生すると、ロック制御中にVCT位相を中間ロック位相でロックできなくなって、ロック制御中に吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れ幅がロックピン58A,58Bの正常時よりも大きくなるため、ロック制御中にVCT位相の振れ幅が異常判定値よりも大きい場合には、ロックピン58A,58Bの異常有りと判定することができる。
更に、ロック制御中にロックピン58A,58Bの異常有りと判定された場合には、VCT位相の振れ位置(VCT位相の振れが発生する位置)が中間ロック位相よりも進角側であるか否かを判定し、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも進角側の場合に進角制限ピン58Aの異常(退避固着異常)と判定し、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも遅角側の場合に遅角制限ピン58Bの異常(退避固着異常)と判定する。
つまり、図6(a)に示すように、進角制限ピン58Aの退避固着異常が発生すると、VCT位相が中間ロック位相よりも進角側に移動することが許容されて、中間ロック位相よりも進角側でVCT位相の振れが発生するため、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも進角側の場合には、進角制限ピン58Aの異常(退避固着異常)と判定することができる。
一方、図6(b)に示すように、遅角制限ピン58Bの退避固着異常が発生すると、VCT位相が中間ロック位相よりも遅角側に移動することが許容されて、中間ロック位相よりも遅角側でVCT位相の振れが発生するため、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも遅角側の場合には、遅角制限ピン58Bの異常(退避固着異常)と判定することができる。
以下、エンジン制御回路21が実行する図10及び図11の異常診断用の各ルーチンの処理内容を説明する。
[異常診断ルーチン]
図10に示す異常診断ルーチンは、エンジン制御回路21の電源オン中に所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、ロックピン58A,58Bの異常診断実行条件が成立しているか否かを、ロック制御中であること、カム角センサ19及びクランク角センサ20が正常であること等の条件を全て満たすか否かによって判定する。
このステップ101で、異常診断実行条件が不成立であると判定された場合には、ステップ102以降の異常診断に関する処理を行うことなく本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ101で、異常診断実行条件が成立していると判定された場合には、ステップ102以降の異常診断に関する処理を次のようにして実行する。まず、ステップ102で、クランク角センサ20の出力信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングでカム角センサ19から出力される遅角側の位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの遅角側の位相(遅角側の位相振れ検出信号の出力タイミングにおけるVCT位相)を算出する。
この後、ステップ103に進み、クランク角センサ20の出力信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングでカム角センサ19から出力される進角側の位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの進角側の位相(進角側の位相振れ検出信号の出力タイミングにおけるVCT位相)を算出する。
この後、ステップ104に進み、VCT位相の振れの進角側の位相と、VCT位相の振れの遅角側の位相との位相差を、VCT位相の振れ幅として算出する。
振れ幅=進角側の位相−遅角側の位相
この後、ステップ105に進み、VCT位相の振れ幅が所定の異常判定値よりも大きいか否かを判定する。このステップ105で、VCT位相の振れ幅が異常判定値以下であると判定された場合には、ステップ106に進み、ロックピン58A,58Bの異常無し(正常)と判定する。
これに対して、上記ステップ105で、VCT位相の振れ幅が異常判定値よりも大きいと判定された場合には、ステップ107に進み、ロックピン58A,58Bの異常有りと判定した後、ステップ108に進み、後述する図11の異常ピン判定ルーチンを実行して、進角制限ピン58Aの異常と遅角制限ピン58Bの異常とを区別する。
[異常ピン判定ルーチン]
図11に示す異常ピン判定ルーチンは、前記図10の異常診断ルーチンのステップ108で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、VCT位相の振れ位置(VCT位相の振れが発生する位置)が中間ロック位相よりも進角側であるか否かを、例えば、VCT位相の振れ幅の中心位置が中間ロック位相よりも進角側であるか否かによって判定する。
このステップ201で、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも進角側であると判定された場合には、ステップ202に進み、進角制限ピン58Aの異常(退避固着異常)と判定する。
一方、上記ステップ201で、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも進角側ではないと判定された場合には、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも遅角側であると判断して、ステップ203に進み、遅角制限ピン58Bの異常(退避固着異常)と判定する。
以上説明した本実施例1では、カム角センサ19から位相検出信号とは別の出力タイミングで位相振れ検出信号を出力するようにしたので、カム角センサ19の出力信号に基づいて吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができ、ロック制御中にカム角センサ19の出力信号から求めたVCT位相の振れ幅を異常判定と比較してロックピン58A,58Bの異常の有無を判定するようにしたので、ロック制御中にロックピン58A,58Bの退避固着異常を検出することができる。
更に、本実施例1では、ロック制御中にロックピン58A,58Bの異常有りと判定された場合には、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも進角側であるか否かを判定し、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも進角側の場合に進角制限ピン58Aの異常(退避固着異常)と判定し、VCT位相の振れ位置が中間ロック位相よりも遅角側の場合に遅角制限ピン58Bの異常(退避固着異常)と判定するようにしたので、進角制限ピン58Aの異常と遅角制限ピン58Bの異常とを区別して判定することができる。
また、本実施例1では、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングと遅角するタイミングの両方で位相振れ検出信号を出力するようにしたので、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される進角側の位相振れ検出信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される遅角側の位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができる。
次に、図12を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、エンジン制御回路21により後述する図12の異常ピン判定ルーチンを実行することで、ロック制御中にロックピン58A,58Bの異常有りと判定された場合には、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲の幅に相当するか否かを判定し、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合に進角制限ピン58Aの異常(退避固着異常)と判定し、VCT位相の振れ幅が進角制限ピン58AによるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合に遅角制限ピン58Bの異常(退避固着異常)と判定する。
つまり、図6(a)に示すように、進角制限ピン58Aの退避固着異常が発生すると、VCT位相の移動可能範囲が遅角制限ピン58Bのみで制限された状態になって、遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲でVCT位相の振れが発生するため、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲の幅(例えば10℃A)に相当する場合には、進角制限ピン58Aの異常(退避固着異常)と判定することができる。
一方、遅角制限ピン58Bの退避固着異常が発生すると、VCT位相の移動可能範囲が進角制限ピン58Aのみで制限された状態になって、進角制限ピン58AよるVCT位相の制限範囲でVCT位相の振れが発生するため、VCT位相の振れ幅が進角制限ピン58AよるVCT位相の制限範囲の幅(例えば5℃A)に相当する場合には、遅角制限ピン58Bの異常(退避固着異常)と判定することができる。
図12のルーチンは、前記実施例1で説明した図11のルーチンのステップ201の処理をステップ201aの処理に変更したものであり、それ以外の各ステップの処理は図11と同じである。
図12に示す異常ピン判定ルーチンでは、まず、ステップ201aで、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲の幅(例えば10℃A)に相当するか否かを、例えば、VCT位相の振れ幅が所定の閾値(例えば8℃A)よりも大きいか否かをによって判定する。
このステップ201aで、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲の幅(例えば10℃A)に相当すると判定された場合には、ステップ202に進み、進角制限ピン58Aの異常(退避固着異常)と判定する。
一方、上記ステップ201aで、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲の幅に相当しないと判定された場合には、VCT位相の振れ幅が進角制限ピン58AよるVCT位相の制限範囲の幅(例えば5℃A)に相当すると判断して、ステップ203に進み、遅角制限ピン58Bの異常(退避固着異常)と判定する。
以上説明した本実施例2では、ロック制御中にロックピン58A,58Bの異常有りと判定された場合には、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲の幅に相当するか否かを判定し、VCT位相の振れ幅が遅角制限ピン58BよるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合に進角制限ピン58Aの異常(退避固着異常)と判定し、VCT位相の振れ幅が進角制限ピン58AによるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合に遅角制限ピン58Bの異常(退避固着異常)と判定するようにしたので、進角制限ピン58Aの異常と遅角制限ピン58Bの異常とを区別して判定することができる。
次に、図13乃至図15を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例3では、図13に示すように、カム角センサ19は、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで位相検出信号を出力し、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで位相振れ検出信号を出力するように設定されている。
この場合、図14(a)に示すように、シグナルロータ67の外周には、位相検出用の歯68と位相振れ検出用の歯69が設けられ、位相検出用の歯68は、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングに相当する位置に配置され、位相振れ検出用の歯69は、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングに相当する位置に配置されている。尚、位相検出用の歯68の周方向の長さと位相振れ検出用の歯69の周方向の長さを異なる寸法にして、位相検出信号のパルス幅と位相振れ検出信号のパルス幅を異なる幅にするようにしても良い。
或は、図14(b)に示すように、シグナルロータ70の外周に、周方向の長さが比較的長尺な歯71を設け、シグナルロータ70(吸気側カム軸16)の回転に同期してカム角センサ19から出力されるパルス信号の立上がりエッジ(又は立下がりエッジ)を位相検出信号として使用し、パルス信号の立下がりエッジ(又は立上がりエッジ)を位相振れ検出信号として使用するようにしても良い。
そして、エンジン制御回路21により後述する図15の異常診断ルーチンを実行することで、ロック制御中に、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される位相検出信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れ幅を検出し、このVCT位相の振れ幅が所定の異常判定値よりも大きいか否かによってロックピン58A,58Bの異常の有無を判定する。
図15のルーチンは、前記実施例1で説明した図10のルーチンのステップ102,103の処理をステップ102a,103aの処理に変更したものであり、それ以外の各ステップの処理は図10と同じである。
図15に示す異常診断ルーチンでは、ステップ101で、異常診断実行条件が成立していると判定された場合に、ステップ102aに進み、クランク角センサ20の出力信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングでカム角センサ19から出力される位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの遅角側の位相(位相振れ検出信号の出力タイミングにおけるVCT位相)を算出する。
この後、ステップ103aに進み、クランク角センサ20の出力信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングでカム角センサ19から出力される位相検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの進角側の位相(位相検出信号の出力タイミングにおけるVCT位相)を算出する。
この後、VCT位相の振れの進角側の位相と、VCT位相の振れの遅角側の位相との位相差を、VCT位相の振れ幅として算出した後、VCT位相の振れ幅が所定の異常判定値よりも大きいか否かを判定し、VCT位相の振れ幅が異常判定値以下であると判定された場合には、ロックピン58A,58Bの異常無し(正常)と判定する(ステップ104〜106)。
これに対して、VCT位相の振れ幅が異常判定値よりも大きいと判定された場合には、ステップ107に進み、ロックピン58A,58Bの異常有りと判定した後、ステップ108に進み、前述した図11又は図12の異常ピン判定ルーチンを実行して、進角制限ピン58Aの異常と遅角制限ピン58Bの異常とを区別する。
以上説明した本実施例3では、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで位相検出信号を出力し、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで位相振れ検出信号を出力するようにしたので、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される位相検出信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができる。
次に、図16及び図17を用いて本発明の実施例4を説明する。但し、前記実施例3と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例3と異なる部分について説明する。
本実施例4では、図16に示すように、カム角センサ19は、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで位相検出信号を出力し、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで位相振れ検出信号を出力するように設定されている。
そして、エンジン制御回路21により後述する図17の異常診断ルーチンを実行することで、ロック制御中に、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される位相検出信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れ幅を検出し、このVCT位相の振れ幅が所定の異常判定値よりも大きいか否かによってロックピン58A,58Bの異常の有無を判定する。
図17のルーチンは、前記実施例1で説明した図10のルーチンのステップ102,103の処理をステップ102b,103bの処理に変更したものであり、それ以外の各ステップの処理は図10と同じである。
図17に示す異常診断ルーチンでは、ステップ101で、異常診断実行条件が成立していると判定された場合に、ステップ102bに進み、クランク角センサ20の出力信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングでカム角センサ19から出力される位相検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの遅角側の位相(位相検出信号の出力タイミングにおけるVCT位相)を算出する。
この後、ステップ103bに進み、クランク角センサ20の出力信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングでカム角センサ19から出力される位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れの進角側の位相(位相振れ検出信号の出力タイミングにおけるVCT位相)を算出する。
この後、VCT位相の振れの進角側の位相と、VCT位相の振れの遅角側の位相との位相差を、VCT位相の振れ幅として算出した後、VCT位相の振れ幅が所定の異常判定値よりも大きいか否かを判定し、VCT位相の振れ幅が異常判定値以下であると判定された場合には、ロックピン58A,58Bの異常無し(正常)と判定する(ステップ104〜106)。
これに対して、VCT位相の振れ幅が異常判定値よりも大きいと判定された場合には、ステップ107に進み、ロックピン58A,58Bの異常有りと判定した後、ステップ108に進み、前述した図11又は図12の異常ピン判定ルーチンを実行して、進角制限ピン58Aの異常と遅角制限ピン58Bの異常とを区別する。
以上説明した本実施例4では、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで位相検出信号を出力し、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで位相振れ検出信号を出力するようにしたので、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで出力される位相検出信号と、吸気側カム軸16のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで出力される位相振れ検出信号とに基づいて、吸気側カム軸16のトルクによるVCT位相の振れを精度良く検出することができる。
また、上記各実施例1〜4は、本発明を吸気バルブの可変バルブタイミング装置に適用して具体化した実施例であるが、排気バルブの可変バルブタイミング装置に適用して実施しても良い。本発明を排気バルブの可変バルブタイミング装置に適用する場合は、排気バルブのVCT位相の制御方向(「進角」と「遅角」の関係)を吸気バルブのVCT位相の制御方向とは反対にすれば良い。
その他、本発明は、可変バルブタイミング装置の構成や油圧制御弁の構成等を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても良い。
11…エンジン(内燃機関)、12…クランク軸、14…スプロケット、16…吸気側カム軸、17…排気側カム軸、18…可変バルブタイミング装置、19…カム角センサ(カム角信号出力手段)、20…クランク角センサ、21…エンジン制御回路(異常診断手段)、25…油圧制御弁、28…オイルポンプ、31…ハウジング、35…ロータ、41…ベーン、50…中間ロック機構、57A,57B…ロックピン収容孔、58A…進角制限ピン(ロックピン)、58B…遅角制限ピン(ロックピン)、59A,59B…ロック穴、

Claims (7)

  1. 内燃機関のクランク軸に対するカム軸の回転位相(以下「VCT位相」という)を変化させてバルブタイミングを調整する油圧駆動式の可変バルブタイミング装置と、VCT位相をその調整可能範囲に位置する中間ロック位相でロックするためのロックピンと、前記可変バルブタイミング装置及び前記ロックピンを駆動する油圧を制御する油圧制御弁とを備えた可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置において、
    VCT位相を検出するためのカム角信号(以下「位相検出信号」という)を出力すると共に、該位相検出信号の出力タイミングとは別の出力タイミングで前記カム軸のトルクによるVCT位相の振れを検出するためのカム角信号(以下「位相振れ検出信号」という)を出力するカム角信号出力手段と、
    前記ロックピンを突出させてVCT位相を前記中間ロック位相でロックするように前記油圧制御弁を制御するロック制御中に、前記カム角信号出力手段の出力信号から求めたVCT位相の振れ幅に基づいて前記ロックピンの異常の有無を判定する異常診断手段と
    を備え、
    前記ロックピンとして、VCT位相が前記中間ロック位相よりも進角側に移動することを阻止するための進角制限ピンと、VCT位相が前記中間ロック位相よりも遅角側に移動することを阻止するための遅角制限ピンとを備え
    前記異常診断手段は、前記ロック制御中にVCT位相の振れが発生する位置(以下「VCT位相の振れ位置」という)とVCT位相の振れ幅のうちの少なくとも一方に基づいて前記進角制限ピンの異常と前記遅角制限ピンの異常とを区別する手段を有することを特徴とする可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  2. 前記異常診断手段は、前記ロック制御中にVCT位相の振れ幅が所定の異常判定値よりも大きい場合に前記ロックピンの異常有りと判定することを特徴とする請求項1に記載の可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  3. 前記異常診断手段は、前記ロック制御中にVCT位相の振れ位置が前記中間ロック位相よりも進角側の場合に前記進角制限ピンの異常と判定し、前記ロック制御中にVCT位相の振れ位置が前記中間ロック位相よりも遅角側の場合に前記遅角制限ピンの異常と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  4. 前記異常診断手段は、前記ロック制御中にVCT位相の振れ幅が前記遅角制限ピンよるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合に前記進角制限ピンの異常と判定し、前記ロック制御中にVCT位相の振れ幅が前記進角制限ピンによるVCT位相の制限範囲の幅に相当する場合に前記遅角制限ピンの異常と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  5. 前記カム角信号出力手段は、前記カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングと遅角するタイミングの両方で前記位相振れ検出信号を出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  6. 前記カム角信号出力手段は、前記カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで前記位相検出信号を出力し、前記カム軸のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで前記位相振れ検出信号を出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  7. 前記カム角信号出力手段は、前記カム軸のトルクによりVCT位相が遅角するタイミングで前記位相検出信号を出力し、前記カム軸のトルクによりVCT位相が進角するタイミングで前記位相振れ検出信号を出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の可変バルブタイミング制御システムの異常診断装置。
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