JP5445377B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ばね部材を用いて半導体モジュールを冷却器に密着させた電力変換装置に関する。
例えば、直流電力と交流電力との間で電力変換をする電力変換装置として、図9に示すごとく、半導体素子920を内蔵した半導体モジュール92と、該半導体モジュール92を冷却する冷却器93と、ばね部材94とを備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。半導体素子920は、IGBT素子等のスイッチング素子である。この半導体素子920を使って、電力変換回路を構成している。
ばね部材94は、半導体モジュール92を押圧して、該半導体モジュール92を冷却器93に密着させている。これにより、半導体モジュール92の冷却効率を高めている。
ばね部材94は、図9の下方に凸となる湾曲部945を有する。この湾曲部945を半導体モジュール92の平坦面に当てて押圧している。ばね部材94の両端にはボルト99を挿通するための貫通孔940が形成されている。また、冷却器93には、ボルト99が挿通する挿通孔990を有する固定部930が形成されている。図9に示すごとく、ボルト99を貫通孔940及び挿通孔990に挿入し、ナット980を用いて締結する。これにより、半導体モジュール92と、冷却器93と、ばね部材94とを一体化すると共に、ばね部材94の押圧力を使って、半導体モジュール92を冷却器93に密着させている。
特許3725103号公報
しかしながら、従来の電力変換装置91は、ばね部材94の押圧力Fが一部に集中して加わるため、半導体モジュール92が反りやすくなり、半導体素子20が故障しやすくなるおそれがあるという問題があった。また、半導体モジュール92が反ると、冷却器93と半導体モジュール92とが密着しにくくなり、冷却効率が低下するという問題もあった。また、図9に示すごとく、冷却器93の内部には冷媒が流れる流路95が形成されているが、局所的に押圧力Fが加わると冷却器93が変形し、流路95の断面積が縮小しやすくなる。そのため、半導体モジュール92の冷却効率が一層、低下しやすくなる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、半導体モジュールの反りおよび冷却効率の低下を防止できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、電力変換回路を構成する半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、
該半導体モジュールに接触してこれを冷却する冷却器と、
上記半導体モジュールを上記冷却器へ向けて押圧して、上記半導体モジュールを上記冷却器に密着させるばね部材とを備え、
上記半導体モジュールには、上記ばね部材から押圧力を受ける被押圧部が複数箇所、形成されており、少なくとも一箇所の上記被押圧部における上記押圧力の向きは、他の上記被押圧部における上記押圧力の向きと異なっており、
上記半導体モジュールは凹部を備え、上記ばね部材は上記凹部に沿って配設される湾曲部を備え、該湾曲部が上記凹部の内面を複数箇所において押圧することにより、上記複数の被押圧部を構成していることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
本発明の作用効果について説明する。本発明では、半導体モジュールがばね部材から押圧力を受ける被押圧部を、複数箇所に形成した。このようにすると、ばね部材の押圧力を分散することができ、押圧力が局所的に加わりにくくなる。そのため、半導体モジュールが反りにくくなる。また、冷却器に加わる力も集中しにくくなるため、冷却器が変形しにくくなる。
また、本発明では、少なくとも一箇所の被押圧部における押圧力の向きが、他の被押圧部における押圧力の向きと異なるようにした。このようにすると、ばね部材の押圧力の向きを分散でき、一方向を向かなくなる。すなわち、半導体モジュールを冷却器に密着させる方向にのみ押圧力が加わるのではなく、斜め方向に押圧力を加えることができる。斜めに加わった押圧力は、半導体モジュールを冷却器に密着させる方向に加わる分力と、これに垂直な方向を向く分力に分解することができる。後者の分力は、半導体モジュールの主面の広がり方向に作用するため、半導体モジュールが反りにくくなる。これにより、半導体素子の故障を防止できる。
また、半導体モジュールが反りにくくなると、冷却器と密着しやすくなるため、半導体モジュールの冷却効率の低下を防止できる。さらに、押圧力の向きが分散されていると、冷却器に局所的な力が加わりにくくなるため、冷却器が変形しにくくなる。そのため、流路が狭くなって冷却効率が低下する不具合を防止できる。
以上のごとく、本発明によれば、半導体モジュールの反りおよび冷却効率の低下を防止できる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の分解斜視図。 実施例1における、電力変換装置の断面図。 図2の要部拡大図。 実施例2における、電力変換装置の断面図。 実施例3における、電力変換装置の断面図。 実施例4における、電力変換装置の断面図。 実施例5における、電力変換装置の断面図。 実施例6における、電力変換装置の分解斜視図。 従来例における、電力変換装置の断面図。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記半導体モジュールは凹部を備え、上記ばね部材は上記凹部に沿って配設される湾曲部を備え、該湾曲部が上記凹部の内面を複数箇所において押圧することにより、上記複数の被押圧部を構成している。
したがって、上記凹部の内面をばね部材で押圧することとなる。凹部の内面は、位置によって法線方向が異なる。そのため、凹部の内面の、法線方向が互いに異なる部分をばね部材で押圧することにより、押圧される部分(被押圧部)ごとに、押圧方向を容易に異ならせることができる。
また、上記半導体モジュールは上記半導体素子を封止する樹脂部材を有し、該樹脂部材に上記凹部が形成されていることが好ましい(請求項)。
すなわち、凹部を構成する部材を別部材として用意し、この部材を半導体モジュールに取り付けることもできるが、上述のように樹脂部材に凹部を形成すれば、新たに別部材を用意する必要はない。この場合には、部品点数を増加させることなく、凹部を形成することが可能になる。
また、上記凹部の内面に金属板が設けられ、上記湾曲部は上記金属板を介して上記凹部の内面を押圧しており、上記金属板と上記半導体素子との間には、該半導体素子を封止する樹脂部材よりも熱伝導率が高い絶縁部材が、上記金属板と上記半導体素子とに接触した状態で介在していることが好ましい(請求項)。
このようにすると、半導体素子から発生した熱を、絶縁部材を介して金属板及びばね部材から放熱させることができる。そのため、半導体モジュールの冷却効率を一層、向上させることが可能になる。
また、上記ばね部材は、上記湾曲部に複数個の突起部を備え、該突起部が上記凹部の内面を押圧していることが好ましい(請求項)。
このように、湾曲部に複数の突起部を設けると、個々の突起部の突出方向を互いに異ならせることができる。そのため、突起部によって押圧される部分(被押圧部)ごとに、押圧方向を容易に異ならせることができる。
また、上記半導体モジュールは複数の上記凹部を備え、上記ばね部材は複数の湾曲部を備え、各々の上記凹部に複数の上記被押圧部が形成されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、被押圧部の数を更に増やすことができる。そのため、ばね部材の押圧力を一層、分散させやすくなる。これにより、半導体モジュールの反りをより効果的に防止することが可能になる。また、半導体素子の故障や、半導体モジュールの冷却効率の低下をより効果的に抑制できる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置につき、図1〜図3を用いて説明する。
図1、図2に示すごとく、本例の電力変換装置1は、半導体モジュール2と、該半導体モジュール2に接触してこれを冷却する冷却器3と、ばね部材4とを備える。半導体モジュール2は、電力変換回路を構成する半導体素子20を内蔵している。ばね部材4は、半導体モジュール2を冷却器3へ向けて押圧して、該半導体モジュール2を冷却器3に密着させている。
図2、図3に示すごとく、半導体モジュール2には、ばね部材4から押圧力F(F1,F2)を受ける被押圧部5(5a,5b)が複数箇所、形成されている。そして、被押圧部5aにおける押圧力F1の向きは、他の被押圧部5bにおける押圧力F2の向きと異なっている。
以下、詳説する。
図1に示すごとく、半導体モジュール2は凹部6を備える。また、ばね部材4は凹部6に沿って配設される湾曲部40を備える。湾曲部40が凹部6の内面を複数箇所において押圧することにより、複数の被押圧部5を構成している。
凹部6は、断面略円弧状である。また、本例のばね部材4は、板ばねである。板ばねの幅Wは、半導体モジュール2の幅よりも狭い。図1に示すごとく、金属板に曲げ加工を施すことにより、ばね部材4を形成してある。ばね部材4は、2個の平板部45を有し、該2個の平板部45の間に湾曲部40が形成されている。ばね部材4は、湾曲部40に2個の突起部41を備える。これら2個の突起部41は、互いに突出方向が異なっている。また、突起部41は、ばね部材4の幅Wの方向に延びている。凹部6の内面に2個の突起部41が当接することにより、半導体モジュール2を2箇所において押圧し、冷却器3に密着させている。
また、ばね部材4は、平板部45に貫通孔42を有する。冷却器3には、ボルト(図示しない)を挿通させる挿通孔340を有する固定部材34が形成されている。ボルトを貫通孔42及び挿通孔340に通し、ナット(図示しない)を用いて締結する。これにより、ばね部材4、半導体モジュール2、冷却器3を固定して一体化すると共に、半導体モジュール2を冷却器3に密着させている。また、固定部材34は冷却器3と一体で形成されていてもよい。
図2に示すごとく、半導体モジュール2は、IGBT素子等の半導体素子20と、金属製の放熱板26と、絶縁部材25と、パワー端子23と、制御端子24とを備える。本例では、半導体モジュール2は3本のパワー端子23(23a,23b,23c;図1参照)を備える。半導体素子20等は、樹脂部材21によって封止されている。半導体素子20の一方の電極面にはパワー端子23aがはんだ付けされている。また、半導体素子20の他方の電極面には放熱板26がはんだ付けされている。この放熱板26は、パワー端子23bと電気的に接続している。なお、パワー端子23c(図1参照)は、図示しない別の半導体素子20に接続されている。
制御端子24は、半導体素子20のゲート電極にワイヤボンディングされている。制御端子24には、制御回路基板(図示しない)が接続している。この制御回路基板によって、半導体素子20の動作を制御している。半導体モジュール2を動作させると、半導体素子20が発熱するため、冷却器3を使って半導体素子20を冷却している。
なお、放熱板26と冷却器3の間に絶縁板25を介在させているのは、感電防止のためである。上述したように、放熱板26にはパワー端子23bが接続しており、高い電圧が加わる。また、冷却器3は金属で形成されている。そのため、冷却器3と放熱板26とを、絶縁板25を使って絶縁する必要がある。
冷却器3の内部には、冷媒10を流すための流路32が形成されている。冷却器3は、冷媒10との接触面積を増やすためのフィン33を備える。また、冷却器3には一対のパイプ30,31が取り付けられている。一方のパイプ30から冷媒10を導入し、他方のパイプ31から冷媒10を導出する。これにより、流路32に冷媒10を流し、半導体モジュール2を冷却している。
本例の作用効果について説明する。本例では、半導体モジュール2がばね部材4から押圧力Fを受ける被押圧部5を、複数箇所に形成した。このようにすると、ばね部材4の押圧力Fを分散することができ、押圧力Fが局所的に加わりにくくなる。そのため、半導体モジュール2が反りにくくなる。また、冷却器3に加わる力も集中しにくくなるため、冷却器3が変形しにくくなる。
また、本例では、図2、図3に示すごとく、2個の被押圧部5a,5bのうち、一方の被押圧部5aにおける押圧力F1の向きが、他の被押圧部5bにおける押圧力F2の向きと異なるようにした。このようにすると、ばね部材4の押圧力Fの向きを分散でき、一方向を向かなくなる。すなわち、図3に示すごとく、半導体モジュール2を冷却器3に密着させる方向にのみ押圧力Fが加わるのではなく、斜め方向に押圧力Fを加えることができる。斜めに加わった押圧力F1,F2は、半導体モジュール2を冷却器3に密着させる分力F11,F21と、これに垂直な方向を向く分力F12,F22に分解することができる。分力F12,F22は、半導体モジュール2の主面200の広がり方向に作用するため、半導体モジュール2が反りにくくなる。これにより、半導体素子20の故障を防止できる。
また、半導体モジュール2が反りにくくなると、冷却器3と密着しやすくなるため、半導体モジュール2の冷却効率の低下を防止できる。さらに、押圧力Fの向きが分散されていると、冷却器3に局所的な力が加わりにくくなるため、冷却器3が変形しにくくなる。そのため、流路32が狭くなって冷却効率が低下する不具合を防止できる。
また、本例では、図2、図3に示すごとく、半導体モジュール2は凹部6を備え、ばね部材4は湾曲部40を備える。そして、湾曲部40が凹部6の内面を複数箇所において押圧することにより、押圧部5を構成している。
このようにすると、凹部6の内面をばね部材4で押圧することとなる。凹部6の内面は、位置によって法線方向が異なる。そのため、凹部6の内面の、法線方向が互いに異なる部分をばね部材4で押圧することにより、押圧される部分(被押圧部5)ごとに、押圧方向を容易に異ならせることができる。
また、本例では、図2、図3に示すごとく、半導体モジュール2は半導体素子20を封止する樹脂部材21を有し、該樹脂部材21に凹部6が形成されている。
凹部6を構成する部材を別部材として用意し、この部材を半導体モジュール2に取り付けることもできるが、本例のように樹脂部材21に凹部6を形成すれば、新たに別部材を用意する必要が無い。この場合には、部品点数を増加させることなく、凹部6を形成することが可能になる。
また、本例では、図2に示すごとく、ばね部材4は、湾曲部40に複数個の突起部41を備える。この突起部41が凹部6の内面を押圧している。
このように、湾曲部40に複数の突起部41を設けると、個々の突起部41の突出方向を互いに異ならせることができる。そのため、突起部41によって押圧される部分(被押圧部5)ごとに、押圧方向を容易に異ならせることができる。
以上のごとく、本例によれば、半導体モジュールの反りおよび冷却効率の低下を防止できる電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、半導体モジュール2の形状を変更した例である。図4に示すごとく、本例では、半導体モジュール2を全体的に薄く形成し、凹部6を形成する部分60のみ、半導体モジュール2の主面200から突出させた。
このようにすると、樹脂部材21の使用量が少なくてすむ。そのため、電力変換装置1の製造コストを下げることができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例3)
本例は、ばね部材4および半導体モジュール2の形状を変更した例である。図5に示すごとく、本例では、半導体モジュール2は2個の凹部6(6a,6b)を備え、ばね部材4は2個の湾曲部40(40a,40b)を備える。凹部6a,6bには、それぞれ2個の押圧部5が形成されている。
個々の凹部6は、その断面が三角形状をしている。また、本例では、湾曲部40には突起部41(図2参照)が形成されていない。断面三角形状の凹部6の内面に、湾曲部40が2箇所において当接している。この当接した部分が、本例の押圧部5である。半導体モジュール2が個々の押圧部5から受ける押圧力Fは、冷却器3の冷却面35に対して斜めを向いている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。上述のようにすると、被押圧部5の数を更に増やすことができる。そのため、ばね部材4の押圧力Fを一層、分散させやすくなる。これにより、半導体モジュール2の反りをより効果的に防止することが可能になる。また、半導体素子20の故障や、半導体モジュール2の冷却効率の低下をより効果的に抑制できる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
(実施例4)
本例は、半導体モジュール2及びばね部材4の形状を変更した例である。本例では、図6に示すごとく、半導体モジュール2は2個の凹部6(6a,6b)を備え、ばね部材4は2個の湾曲部40(40a,40b)を備える。凹部6は、半導体モジュール2の両端部に形成されている。個々の凹部6は、冷却器3の冷却面35に垂直な垂直面61と、冷却面35に対して傾斜した傾斜面62とを有する断面三角形状に形成されている。また、湾曲部40は、突起部41(図2参照)が形成されていない。湾曲部40の一部は垂直面61に当接し、他の部分は傾斜面62に当接している。湾曲部40が傾斜面62に当接した部分(被押圧部5)において、半導体モジュール2がばね部材4から受ける押圧力Fは、冷却器3の冷却面35に対して斜め方向を向いている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。上記構造にすると、半導体モジュール2を、両端部において押圧することができる。そのため、半導体モジュール2の両端が反りにくくなり、半導体モジュール2を冷却器3に密着させることができる。そのため、半導体素子20の故障や、半導体モジュール2の冷却効率の低下を効果的に抑制できる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
(実施例5)
本例は、半導体モジュール2の構造を変更した例である。図7に示すごとく、本例では、凹部6の内面に金属板11が設けられ、湾曲部40は金属板11を介して凹部6の内面を押圧している。そして、金属板11と半導体素子20との間には、半導体素子20を封止する樹脂部材21よりも熱伝導率が高い絶縁部材22が、金属板11と半導体素子20とに接触した状態で介在している。また、金属板11は、半導体モジュール2の主面200にも設けられている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。上記構造にすると、半導体素子20から発生した熱を、絶縁部材22を介して金属板11及びばね部材4から放熱させることができる。そのため、半導体モジュール2の冷却効率を一層、向上させることが可能になる。
なお、絶縁部材22は、感電防止としての機能も有する。すなわち、半導体素子20には高い電圧が加わるため、半導体素子20と金属板11との間に絶縁部材22を介在させることで、金属板11を絶縁させ、感電事故等を防止できる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
(実施例6)
本例は、図8に示すごとく、半導体モジュール2の数を変更した例である。同図に示すごとく、本例では、1個のばね部材4を使って、複数の半導体モジュール2を1個の冷却器3に接触させている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。上記構造にすると、高出力が要求される電力変換装置1において、複数個の半導体モジュール2が必要とされる場合に、構成部品を最小限に抑えることが可能となり、製品コストを下げることが可能となる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
1 電力変換装置
2 半導体モジュール
20 半導体素子
3 冷却器
4 ばね部材
40 湾曲部
5 被押圧部
6 凹部

Claims (5)

  1. 電力変換回路を構成する半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、
    該半導体モジュールに接触してこれを冷却する冷却器と、
    上記半導体モジュールを上記冷却器へ向けて押圧して、上記半導体モジュールを上記冷却器に密着させるばね部材とを備え、
    上記半導体モジュールには、上記ばね部材から押圧力を受ける被押圧部が複数箇所、形成されており、少なくとも一箇所の上記被押圧部における上記押圧力の向きは、他の上記被押圧部における上記押圧力の向きと異なっており、
    上記半導体モジュールは凹部を備え、上記ばね部材は上記凹部に沿って配設される湾曲部を備え、該湾曲部が上記凹部の内面を複数箇所において押圧することにより、上記複数の被押圧部を構成していることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項において、上記半導体モジュールは上記半導体素子を封止する樹脂部材を有し、該樹脂部材に上記凹部が形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項または請求項において、上記凹部の内面に金属板が設けられ、上記湾曲部は上記金属板を介して上記凹部の内面を押圧しており、上記金属板と上記半導体素子との間には、該半導体素子を封止する樹脂部材よりも熱伝導率が高い絶縁部材が、上記金属板と上記半導体素子とに接触した状態で介在していることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項〜請求項のいずれか1項において、上記ばね部材は、上記湾曲部に複数個の突起部を備え、該突起部が上記凹部の内面を押圧していることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか1項において、上記半導体モジュールは複数の上記凹部を備え、上記ばね部材は複数の湾曲部を備え、各々の上記凹部に複数の上記被押圧部が形成されていることを特徴とする電力変換装置。
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