JP5442049B2 - 高感度オキシムエステル光重合開始剤及びこの化合物を含む光重合組成物 - Google Patents

高感度オキシムエステル光重合開始剤及びこの化合物を含む光重合組成物 Download PDF

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Description

本発明は、光開始剤(光重合開始剤)として有用なオキシムエステル化合物及びこれを利用した光重合開始剤組成物に関する。
感光性組成物は、エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物に光重合開始剤を添加したものであり、このような感光性組成物に365nm、405nm、436nmの混合光を照射することによって重合硬化させることができるので、光硬化性インク、感光性印刷板、各種フォトレジストなどに利用されている。短波長の光源に感度を有する感光性組成物は、微細な印刷が可能なので、特に365nmの光源に優れた感度を有する光重合開始剤が要求されている。
この感光性組成物に利用される光重合開始剤として特許文献1には、オキシムエステル基を有する光開始剤に関して記載されていて、また、光開始剤として使用されることができる多様なオキシムエステル化合物の構造と合成について詳細に記載されている。
国際特許公開WO02/100903A1号公報
しかし、このような特許文献に開示されているオキシムエステル化合物は、光重合開始剤として使用した場合、露光時に光による分解物がマスクに付着し、その結果、プリンティング工程でのパターン不良を起こし、収率の低下をもたらしていた。また、分解温度が240℃以下であり、現像処理後の熱硬化工程で光重合開始剤が分解することによって、感光性組成物の密着性及び耐アルカリ性を低下させている。そのため、熱分解温度が高く、光照射による開始剤の分解物が揮発し、重合物や装置などを汚染させない光重合開始剤が要望されている。
本発明は、高感度光開始剤として露光時に光による分解物がマスクに付着せず、同時に現像性、密着性、耐アルカリ性に優れていて、UV最大吸光を365nm、405nmに近くすることによって、感度に優れたオキシムエステル構造を含む光重合開始剤を提供することを目的にする。また、本発明の他の目的は、光重合組成物に使用される溶媒に対する適切な溶解度を達成することができる光開始剤化合物及びこれを含む感光性化合物を提供することにある。本発明の他の具現例によれば、このようなオキシムエステル化合物を光開始剤として含む感光性組成物を提供する。特に、薄膜の特性が向上したブラックマトリックス、カラーフィルタまたはカラムスペーサパターンの形成のためのレジスト、有機絶縁膜及びオーバーコート用感光性組成を提供する。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたものであって、下記化学式1〜4で表現されるオキシムエステル化合物を提供する。
Figure 0005442049
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Figure 0005442049
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上記化学式1〜4で、Rは、−CH、−C、−プロピル、−ブチル、−ヘキシル、−オクチル、−ベンゾイル、−シクロヘキシルであり、
は、−CH、−C、−プロピル、−ベンゾイル基であり、
は、−Hであるか、aがメチルまたはエチル基であり、bが−Hまたはメチル基である
Figure 0005442049
また、上記化学式3及び4で、Xは、−O−、−S−、−Se−である。
また、本発明は、上記化学式1〜化学式4の化合物から選択された1種以上の化合物及び溶剤またはアルカリ水溶液に可溶である高分子化合物及び/またはエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物を含む感光性樹脂組成物を提供する。上記感光性樹脂組成物は、着色剤または顔料をさらに含むことができる。
また、本発明は、上記感光性樹脂組成物から形成されたカラムスペーサを提供する。
また、本発明は、上記感光性樹脂組成物から形成されたブラックマトリックスを提供する。
また、本発明は、上記感光性樹脂組成物から形成されたカラーフィルタを提供する。
また、本発明は、上記感光性樹脂組成物から形成された有機絶縁膜を有する基板を提供する。
また、本発明は、上記感光性樹脂組成物をコーティングして形成された膜を有する基材を提供する。
上記膜は、ワープロ、コンピュータ、テレビまたはプラズマディスプレイパネル、液晶表示装置に使用される偏光板の表面、サングラスレンズ、度数があるメガネレンズ、カメラ用ファインダーレンズ、計器のカバー、自動車のガラス、電車のガラス、光輝度向上膜、または光導波路として使用されることができる。
本発明によれば、感光性組成物の溶剤として有用なPGMEAなどに対する溶解性に優れたオキシムエステル化合物を提供することができ、これにより、光架橋反応時に使用される光開始剤としてのオキシムエステル化合物の量を最小化することができ、これを含む感光性組成を薄膜コーティングした後、溶媒を揮発させた時、バインダーと光開始剤との相分離を低減し、架橋後の薄膜特性を向上させることができる。これにより、良質のブラックマトリックス、カラーフィルタ、カラムスペーサ、絶縁膜、光架橋性被膜などを製造することができる。
本発明のキトオキシムエステル化合物及びアルファキトオキシムエステル化合物は、溶媒に対する適切な溶解度と感度を同時に達成することができるエチレン性不飽和結合を有する重合性化合物の光重合開始剤として有用な光開始剤及びこれを含む感光性化合物を提供する。
本発明は、下記化学式1〜4のうちいずれか1つで表現される化合物及び下記化学式1〜4のうち1種以上を含む感光性樹脂組成物を提供する。下記化学式1〜4のうち化学式1及び3は、キトオキシムエステル構造を含み、化学式2及び4は、アルファキトオキシムエステル構造を含む。また、下記化学式1〜4のオキシムエステル構造の窒素原子と二重結合する炭素原子は、ニトロベンジル基と結合されたことを特徴とする。
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上記化学式1〜4で、Rは、−CH、−C、−プロピル、−ブチル、−ヘキシル、−オクチル、−ベンゾイル、−シクロヘキシルであり、
は、−CH、−C、−プロピルまたは−ベンゾイルであり、
は、−Hであるか、aがメチルまたはエチル基であり、bが−Hまたはメチル基である
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また、上記化学式3及び4で、Xは、−O−、−S−、−Se−である。
上記化学式1〜4で表現される化合物の好ましい具体例は、次の化学式で表現されることができる。
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[カルバゾール構造を含む化学式1のキトオキシムエステル化合物の合成]
本発明の化学式1の化合物を製造する方法は、例えば、下記の反応式1で説明される合成過程によって合成されることができる。しかし、これに限定されるものではない。
Figure 0005442049
カルバゾール化合物とカルボン酸クロライドとニトロカルボン酸クロライドを順次に塩化アルミニウムの存在下に反応させてアシル化合物を得る。上記アシル化合物と塩酸ヒドロキシルアミンとを反応させてオキシム化合物を得る。次に、オキシム化合物とカルボン酸クロライドをトリエチルアミン触媒下で反応させれば、上記化学式1で表現されるオキシムエステル基を有する光開始剤を得ることができる。
[ジフェニル構造を有する化学式3のオキシムエステルの合成]
本発明の化学式3で表現される化合物を製造する方法は、例えば、下記の反応式2で説明される合成過程によって合成されることができる。しかし、これに限定されるものではない。
Figure 0005442049
ジフェニル化合物とカルボン酸クロライドとニトロカルボン酸クロライドを順次に塩化アルミニウムの存在下に反応させてアシル化合物を得る。上記アシル化合物と塩酸ヒドロキシルアミンと反応させてオキシム化合物を得る。次に、オキシム化合物とカルボン酸クロライドをトリエチルアミン触媒下で反応させて、上記化学式3で表現されるキトオキシムエステル化合物を得る。
[カルバゾール構造を有する化学式3のアルファキトオキシムエステルの合成]
本発明の化学式2の化合物を製造する方法は、例えば、下記の反応式3で説明される合成過程によって合成されることができる。しかし、これに限定されるものではない。
Figure 0005442049
カルバゾール化合物とカルボン酸クロライドとニトロカルボン酸クロライドを順次に塩化アルミニウムの存在下に反応させてアシル化合物を得る。上記アシル化合物を塩酸触媒下でイソアミルニトリトとを反応させてアルファキトオキシム化合物を得る。次に、アルファキトオキシム化合物とカルボン酸クロライドをトリエチルアミン触媒下で反応させて、上記化学式3で表現されるアルファキトオキシムエステル化合物を得る。
[ジフェニル構造を有する化学式4のアルファキトオキシムエステルの合成]
本発明の化学式4で表現される化合物を製造する方法は、例えば、下記の反応式4で説明される合成過程によって合成されることができる。しかし、これに限定されるものではない。
Figure 0005442049
ジフェニル化合物とカルボン酸クロライドとニトロカルボン酸クロライドを順次に塩化アルミニウムの存在下に反応させてアシル化合物を得る。上記アシル化合物を塩酸触媒下でイソアミルニトリトとを反応させてアルファキトオキシム化合物を得る。次に、アルファキトオキシム化合物とカルボン酸クロライドをトリエチルアミン触媒下で反応させて、上記化学式4で表現されるアルファキトオキシムエステル化合物を得る。
本発明による感光性樹脂組成物は、光開始剤として上記化学式1〜4のうちいずれか1つで表現されるオキシムエステル化合物を1種以上含むことを特徴とする。
本発明の感光性樹脂組成物は、光開始剤として化学式1〜4のうちいずれか1つで表現されるオキシムエステル化合物を1種単独で使用することもでき、化学式1〜4のうちいずれか1つで表現されるオキシムエステル化合物以外のその他知られた光開始剤と混合して使用することもできる。
化学式1〜4のうちいずれか1つで表現されるオキシムエステル化合物とその他知られた他の光開始剤とを混合して使用する場合には、化学式1〜4のうちいずれか1つで表現されるオキシムエステル化合物を全体光開始剤の総量のうち50重量%以上含むことが好ましい。すなわち、全体光開始剤の総量のうち50重量%以上含んで化学式1〜4のうちいずれか1つで表現されるオキシムエステル化合物による光開始剤の溶解度増加と感度の維持効果を達成することができる。
ここで、その他知られた光開始剤の一例としては、アセトフェノン、2、2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、ジクロロアセトフェノン、トリクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルアセトフェノンなどのアセトフェノン類や、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p、p’−ビスジメチルアミノベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類や、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテルなどのベンゾインエーテル類や、ベンジルジメチルケタル、チオキサンテン、2−クロロチオキサンテン、2、4−ジエチルチオキサンテン、2−メチルチオキサンテン、2−イソプロピルチオキサンテンなどのスルファ化合物や、2−エチルアントラキノン、オクタメチルアントラキノン、1、2−ベンズアントラキノン、2、3−ジフェニルアントラキノンなどのアントラキノン類や、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオキシド、クメンペルオキシドなどの有機過酸化物や、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンゾチアゾールなどのチオール(thiol)化合物や、2−(o−クロロフェニル)−4、5−ジ(m−メトキシフェニル)−イミダゾリル二量体などのイミダゾリル化合物や、p−メトキシトリアジンなどのトリアジン化合物や、2、4、6−トリス(卜リクロロメチル)−s−トリアジン、2−メチル−4、6−ビス(卜リクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル]−4、6−ビス(卜リクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(フラン−2−イル)エテニル]−4、6−ビス(卜リクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)エテニル]−4、6−ビス(卜リクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(3、4−ジメトキシフェノール)エテニル]−4、6−ビス(卜リクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシフェニル)−4、6−ビス(卜リクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−エトキシスチリル)−4、6−ビス(卜リクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−n−ブトキシフェニル)−4、6−ビス(卜リクロロメチル)−s−トリアジンなどのハロメチル基を有するトリアジン化合物、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1オンなどのアミノケトン化合物を挙げることができる。
また、本発明の感光性樹脂組成物は、増減剤として、サイニン、キサンテン、オキサジン、チアジン、ジアリールメタン、トリアリールメタン及びピリリウムなどの陽イオン染料、メロシアニン、クマリン、インジゴ、芳香族アミン類、フタロシアニン、アゾ、キノン及びチオキサンテン感光染料などの中性染料、及びベンゾフェノン類、アセトフェノン類、ベンゾイン類、チオキサントン類、アントラキノン類、イミダゾール類、ビイミダゾール類、クマリン類、ケトクマリン類、トリフェニルピリリウム類、トリアジン類及びベンゾイン酸などの化合物などをさらに含むことができる。
本発明の感光性樹脂組成物には、溶剤またはアルカリ水溶液に可溶である高分子化合物単独またはこれらの高分子化合物とエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物の混合物を含むことができる。ここで、溶剤またはアルカリ水溶液に可溶である高分子化合物やエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物の一例としては、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、フマル酸モノメチル、フマル酸モノエチル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテルメタクリレート、グリセロールアクリレート、グリセロールメタクリレート、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ブチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、テトラメチロールプロパンテトラアクリレート、テトラメチロールプロパンテトラメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、1、6−ヘキサンジオールジアクリレート、1、6−ヘキサンジオールジメタクリレート、カルドエポキシジアクリレートなどのモノマー、オリゴマー類;多価アルコール類と1塩基酸または多塩基酸を縮合して得られるポリエステルプレポリマーに(メタ)アクリル酸を反応して得られるポリエステル(メタ)アクリレート、ポリオール基と2個のイソシアネート基を有する化合物を反応させた後、(メタ)アクリル酸を反応して得られるポリウレタン(メタ)アクリレート;ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールまたはクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、レゾール型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ポリカルボキシ酸ポリグリシジルエステル、ポリオールポリグリシジルエステル、脂肪族または指環式エポキシ樹脂、アミンエポキシ樹脂、ジヒドロキシベンゼン型エポキシ樹脂などのエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応して得られるエポキシ(メタ)アクリレート樹脂などを挙げることができる。さらに、上記エポキシ(メタ)アクリレート樹脂に多塩基酸無水物を反応させた樹脂を使用することができる。これら光重合性化合物は、カルド系樹脂であってもよい。
特に溶剤またはアルカリ水溶液に可溶性である高分子は、透明性が高い高分子重合体であって、現像液(溶剤またはアルカリ水溶液)に可溶性のものである。このような高分子重合体としては、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、感光性樹脂などを挙げることができ、単独または2種以上の混合物として使用される。特に耐熱性、耐溶剤性、耐薬品性に優れたものが好ましい。
エチレン性不飽和結合を有する化合物としては、露光感度及び効果後の様々な耐性の面から多作用性(メタ)アクリル係モノマーを使用することが有利であることができる。
一方、感光性樹脂組成物は、一例としてカラーフィルタやブラックマトリックス形成用レジストに適用するために顔料または着色剤を含むことができる。
着色剤としては、レッド、グリーン、ブルーと紺色混合系のシアン、マゼンダ、イエロ、ブラック顔料を挙げることができる。顔料としては、C.I.ピグメントイエロ12、13、14、17、20、24、55、83、86、93、109、110、117、125、137、139、147、148、153、154、166、168、C.I.ピグメントオレンジ36、43、51、55、59、61、C.I.ピグメントレッド9、97、122、123、149、168、177、180、192、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、C.I.ピグメントバイオレット19、23、29、30、37、40、50、C.I.ピグメントブルー15、15:1、15:4、15:6、22、60、64、C.I.ピグメントグリーン7、36、C.I.ピグメントブラウン23、25、26、C.I.ピグメントブラック7、及びチタンブラックなどを挙げることができる。
本発明によれば、このような感光性樹脂組成物からカラムスペーサ、ブラックマトリックス、カラーフィルタ、有機絶縁膜を有する基板、これをコーティングして形成された膜を有する基材を提供し、ここでの膜は、プラズマディスプレーパネル、液晶表示装置に使用される偏光板の表面、サングラスレンズ、度数があるメガネレンズ、カメラ用ファインダーレンズ、計器のカバー、自動車のガラス、電車のガラス、光輝度向上膜、または光導波路膜として使用されるものであることができる。
このような感光性組成物を使用してパターンを形成する方法としては、基板または基板上に感光性樹脂組成物を塗布し、塗布された感光性組成物層から溶剤など揮発成分を除去し、フォトマスクを介して揮発成分が除去された層を露光した後、現像する方法を挙げることができる。これより、本発明では、このような硬化過程を経て得られる硬化膜を提供する。
基板としては、例えば、ガラス基板、シリコン基板、ポリカーボネート基板、ポリエステル基板、芳香族ポリアミド基板、ポリアミドイミド基板、ポリイミド基板、アルミニウム基板、GaAs基板などの表面が平坦な基板などを挙げることができる。
基板上に感光性樹脂組成物を塗布する方法としては、限定されるものではないが、一例としてスピンコーティング法、キャスティング法、ロール塗布法、スリット&スピンコーティング法、スピンレスコーターなどのコーターを使用して塗布するなどの公知された塗布方法などで基板などの上に塗布することができる。
次に、溶剤などの揮発成分を加熱によって揮発させることができる。このようにして、基板などの上に感光性組成物の固形分よりなる層が形成される。次に、感光性組成物の固形分よりなる層を露光し、例えば、フォトマスクを介して選択的に活性エネルギー線を照射することができる。露光光源としては、通常、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、金属ハロゲンランプなどが適当である。また、レーザー光線なども露光用活性エネルギー線として使用することができる。その他、電子線、α線、β線、γ線、X線、中性子線なども使用可能である。活性エネルギー線は、フォトマスクを介して照射され、ここで、フォトマスクは、例えば、ガラス板の表面に活性エネルギー線を遮蔽する遮光層が設けられたものである。ガラス板中の遮光層が設けられていない部分は、活性エネルギー線が透過する透光部であり、この透光部のパターンによるパターンで感光性組成物が露光され、活性エネルギー線が照射されていない未照射領域と活性エネルギー線が照射された照射領域が生ずる。
このように露光を行った基板は、一例として、薄いアルカリ水溶液で現像する。現像を行うときには、例えば、露光後の感光性組成物層を薄いアルカリ水溶液と接触させることができ、具体的には、その表面上に感光性組成物層が形成された状態の基板を薄いアルカリ水溶液に浸漬するか、薄いアルカリ水溶液をシャワー形態で噴き出すことができる。薄いアルカリ水溶液としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、有機アミンなどのアルカリ性化合物の水溶液などを挙げることができる。現像によって感光性組成物層中の活性エネルギー線が照射されていない未照射領域は除去される。一方、活性エネルギー線の照射領域は、そのまま残ってパターンを構成する。
このように現像を行った基板は、通常、水洗して乾燥させることによって、目的するパターンを得ることができる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。しかし、これらの実施例は、本発明を例示的に説明するためのものであって、本発明の範囲がこれら実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
Figure 0005442049
1段階:9−ethyl−6−(2−methylbenzoyl)−9H−carbazol−3−yl)(4−nitrophenyl)methanone[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル)(4−ニトロフェニル)メタノン)]の合成
窒素雰囲気下でN−エチルカルバゾール(N−ethylcarbazole)30.0gと乾燥したCHCl 180mLを加えて溶かした。反応物を0℃に冷却した後、AlCl 21.1gをゆっくり投入した。これに2−メチルベンゾイルクロライド24.46gを内部温度5℃以下でゆっくり滴加した。さらに常温にして5時間撹拌した後、反応器の温度を0℃にした後、AlCl 21.1gを投入し、4−ニトロベンゾイルクロライド29.37gを5℃が超えないように徐々に滴加した。3時間撹拌後、内部温度を0℃以下に下げ、氷水200mLに反応器の溶液をゆっくり加え、1時間撹拌後、層分離し、さらに1%NaOH
200mLで中和、洗浄した後、有機層をMgSOで乾燥させた後、回転蒸発器で溶媒を除去し、エチルアセテートとメチレンクロライドに精製し、収率77%の黄色固体55gを得た。
H−NMR(δ、ppm)DMSOd:1.37(t、3H)、2.23(s、3H)、4.58(q、2H)、7.32(m、2H)、7.38(d、1H)、7.45(t、1H)、7.83(s、2H)、7.87(d、1H)、7.99〜8.01(m、3H)、8.39(d、2H)、8.73(d、2H)
2段階:(E)−(9−ethyl−6−((hydroxyimino)(4−nitrophenyl)methyl)−9H−carbazol−3−yl)(o−tolyl)methanone[(E)−(9−エチル−6−((ヒドロキシイミノ)(4−ニトロフェニル)メチル)−9H−カルバゾール−3−イル)(o−トルイル)メタノン]の合成
上記1段階で収得した化合物20を68mLのエタノールと11mLの蒸留水に添加した。この反応物にヒドロキシルアミンヒドロクロライド(hydroxylamine hydrochloride、3.3g)とソジウムアセテート(6.4g)を添加した。反応溶液を7時間循環還流した後に、冷たい蒸留水を加えて沈殿を形成させた。生成された沈殿をフィルタし、蒸留水で洗浄した。得られた白色固体を冷たいエタノールで洗浄した後、乾燥させて、収率87%の薄い黄色固体18.0gを得た。
H−NMR(δ、ppm)DMSOd:1.37(t、3H)、2.23(s、3H)、4.58(q、2H)、7.32(m、2H)、7.38(d、1H)、7.45(t、1H)、7.83(s、2H)、7.87(d、1H)、7.99〜8.01(m、3H)、8.39(d、2H)、8.73(d、2H)、10.9(s、1H、−OH)
3段階:(E)−1−((((9−ethyl−6−(2−methylbenzoyl)−9H−carbazol−3−yl)(4−nitrophenyl)methylene)amino)oxy)ethanone[(E)−1−((((9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル)(4−ニトロフェニル)メチレン)アミノ)オキシ)エタノン]の合成
窒素雰囲気下で内部温度を0℃以下に下げ、上記2段階で収得した化合物(15.0g)、メチレンクロライド(90mL)とトリエチレンアミン(3.27g)を添加し、アセチルクロライド(2.54g)をメチレンクロライド(5mL)に溶解した溶液をゆっくり加えた。内部温度を10℃に上昇した後、3時間撹拌する。反応溶液に水を数回添加し、有機層を洗浄し、減圧蒸留して得られた固体化合物をアセトニトリル(100mL)とメチレンクロライド(100mL)を加えて1時間循環還流させ、内部温度を0℃に下げ、3時間放置した後、濾過し、収率61%の薄い黄色固体10.2gを得た。上記薄い黄色結晶は、目的物である化学式5の化合物であることを確認した。分析結果を以下に示した。
分析結果
(1)融点:167.3℃
(2)H−NMR(δ、ppm)CDCl:1.37(t、3H)、2.23(s、3H)、2.35(s、3H)、4.58(q、2H)、7.32(m、2H)、7.38(d、1H)、7.45(t、1H)、7.83(s、2H)、7.87(d、1H)、7.99〜8.01(m、3H)、8.39(d、2H)、8.73(d、2H)
(3)UVスペクトル測定(メチレンクロライド):λmax:263、299、342
(4)分解温度(窒素気流下、昇温速度10℃/分、5%重量減少温度):278.6℃
[実施例2]
Figure 0005442049
1段階:2−(4−nitrophenyl)acetyl chloride[2−(4−ニトロフェニル)アセチルクロリド]の合成
窒素雰囲気下で2−(4−nitrophenyl)acetic
acid[2−(4−ニトロフェニル)酢酸](60g)とチオニルクロライド(140g)を入れ、温度を徐々に上昇させて、95℃で4時間還流させた。4時間後、同一温度で蒸留装置を設置し、常圧でチオニルクロライドを蒸留した。反応器の温度を常温に冷却後、真空蒸留装置を利用して残余のチオニルクロライドを除去した。残留の粘性液体を石油エーテルに沈殿、濾過し、黄色の結晶を得た。黄色結晶は、61gであり、収率は、90%である。
H−NMR(δ、ppm)CDCl:4.1(s、2H)、7.67(d、2H)、8.21(d、2H)
2段階:1−(9−ethyl−6−(2−methylbenzoyl)−9H−carbazol−3−yl)−2−(4−nitrophenyl)ethanone[1−(9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル)−2−(4−ニトロフェニル)エタノン]の合成
窒素雰囲気下でN−エチルカルバゾール(N−ethylcarbazole)50.0gと乾燥したCHCl 300mLを加えて溶かした。反応物を0℃に冷却した後、AlCl 35.2gを3回に分けてゆっくり投入した。これに2−methylbenzoyl chloride 40.7gを内部温度3℃以下でゆっくり滴加した。さらに15℃にして8時間程度撹拌後、反応器の温度を0℃にした後、AlCl 35.2gを投入し、2−(4−nitrophenyl)acetyl chloride[2−(4−ニトロフェニル)アセチルクロリド] 52.7gを5℃が超えないように徐々に滴加した。3時間撹拌後、内部温度を0℃以下に下げ、氷水500mLに反応器の溶液をゆっくり加えて1時間撹拌後、層分離し、さらに1%NaOH 200mLで中和、洗浄した後、有機層をMgSOで乾燥させた後、回転蒸発器で溶媒を除去し、メタノールとメチレンクロライドに再結晶し、収率75%の黄色固体85gを得た。
H−NMR(δ、ppm)DMSOd:1.29(t、3H)、2.48(s、3H)、4.13(s、2H)、4.53(q、2H)、7.16(d、1H)、7.36(t、1H)、7.52(t、1H)、7.66(m、4H)、7.83(d、1H)、7.98(d、1H)、8.14(d、2H)、8.65(s、1H)、8.74(s、1H)
3段階:1−(9−ethyl−6−(2−methylbenzoyl)−9H−carbazol−3−yl)−2−(4−nitrophenyl)ethanone[1−(9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル)−2−(4−ニトロフェニル)エタノン]の合成
反応器に300mLのテトラヒドロフランを入れ、上記段階2で収得した化合物50gを添加して溶かした。反応物の温度を3℃以下に冷却した後、35%塩酸52mLをゆっくり滴加した。この反応物にイソペンチルニトリト12.6gを内部温度3℃以下に維持しながらゆっくり滴加した。滴加後、10℃まで昇温した後、8時間撹拌した。溶媒テトラヒドロフランを減圧蒸留し、除去した後、メチレンクロライド400mL、水400mLを添加し、水洗した。飽和炭酸カルシウムで中和洗浄した後、有機層をMgSOで乾燥させた後、減圧蒸留し、液状の化合物を得た。この液状の化合物にエタノールとメチレンクロライドを加えて再結晶した。黄色の結晶35gを得た。収率は、66%であった。
H−NMR(δ、ppm)DMSOd:1.29(t、3H)、2.48(s、3H)、4.53(q、2H)、7.16(d、1H)、7.36(t、1H)、7.55(m、2H)、7.66(d、1H)、7.74(d、1H)、7.83(d、1H)、7.98(d、1H)、8.09(d、2H)、8.33(d、2H)、8.60(s、1H)、8.74(s、1H)、10.1(s、1H、−OH)
4段階:((E)−2−(acetoxyimino)−1−(9−ethyl−6−(2−methylbenzoyl)−9H−carbazol−3−yl)−2−(4−nitrophenyl)ethanone[((E)−2−(アセトキシイミノ)−1−(9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル)−2−(4−ニトロフェニル)エタノン]の合成
窒素雰囲気下で内部温度を0℃以下に下げ、上記3段階で収得した化合物(30.0g)、メチレンクロライド(180mL)とトリエチレンアミン(6.18g)を添加し、アセチルクロライド(4.80g)をメチレンクロライド(10mL)に溶解した溶液をゆっくり加えた。内部温度を10℃に上昇した後、3時間撹拌した。反応溶液に水を数回添加し、有機層を洗浄し、減圧蒸留して得られた固体化合物をエチルアセテートとメチレンクロライドを加えて1時間循環還流させ、内部温度を0℃に下げ、3時間放置した後、濾過し、収率77%の薄い黄色固体25gを得た。上記薄い黄色結晶は、目的物である化学式9で表現される化合物であることを確認した。分析結果を以下に示した。
分析結果
(1)融点:158.6℃
(2)H−NMR(δ、ppm)CDCl:1.28(t、3H)、2.48(s、3H)、2.28(s、3H)、4.48(q、2H)、7.16(d、1H)、7.36(t、1H)、7.45(d、1H)、7.52(t、1H)、7.66(m、2H)、7.92(d、1H)、8.09(d、3H)、8.33(d、2H)、8.51(s、1H)、8.87(s、1H)
(3)UVスペクトル測定(メチレンクロライド):λmax:263、298、344
(4)分解温度(窒素気流下、昇温速度10℃/分、5%重量減少温度):256.4℃
[実施例3]
Figure 0005442049
1段階:(4−nitrophenyl)(4−(phenylthio)phenyl)methanone[(4−ニトロフェニル)(4−(フェニルチオ)フェニル)メタノン]の合成
窒素雰囲気下でジフェニルスルファイド50.0gと乾燥したCHCl
300mLを加えて溶かした。反応物を0℃に冷却した後、AlCl 36.87gをゆっくり投入した。これに4−Nitrobenzoylchloride[4−ニトロベンゾイルクロリド]
51.3gを5℃が超えないように徐々に滴加した。3時間撹拌後、内部温度を0℃以下に下げ、氷水500mLに反応器の溶液をゆっくり加えて1時間撹拌した後、層分離し、さらに1%NaOH
200mLで中和、洗浄した後、有機層をMgSOで乾燥させた後、回転蒸発器で溶媒を除去し、メタノールとメチレンクロライドに精製し、収率80%の黄色固体72gを得た。
H−NMR(δ、ppm)CDCl:7.19〜7.25(m、3H)、7.41(d、2H)、7.51(d、2H)、7.58(d、2H)、8.04(d、2H)、8.39(d、2H)
2段階:(Z)−(4−nitrophenyl)(4−(phenylthio)phenyl)methanoneoxime[(Z)−(4−ニトロフェニル)(4−(フェニルチオ)フェニル)メタノンオキシド]の合成
上記1段階で収得した化合物50を350mLのエタノールと100mLの蒸留水に添加した。上記混合物にヒドロキシルアミンヒドロクロライド(hydroxylaminehydrochloride、10.67g)とソジウムアセテート(20.9g)を添加して反応させた。上記反応溶液を8時間循環還流した後、冷たい蒸留水を加えて沈殿を形成させた。生成された沈殿をフィルタし、蒸留水で洗浄した。得られた黄色固体が冷たいエタノールで洗浄した後、乾燥させて、収率88%の黄色固体46g
を得た。
H−NMR(δ、ppm)DMSOd:7.19〜7.25(m、3H)、7.43(m、4H)、7.63(d、2H)、8.24(d、2H)、8.50(d、2H)、10.2(s、1H−OH)
3段階:(Z)−(4−nitrophenyl)(4−(phenylthio)phenyl)methanone oxime[(Z)−(4−ニトロフェニル)(4−(フェニルチオ)フェニル)メタノンオキシド]の合成
窒素雰囲気下でメチレンクロライド240mLを入れ、内部温度を0℃以下に下げた。この溶液に上記2段階で収得した化合物40.0gとトリエチレンアミン(11.9g)を添加し、アセチルクロライド(9.23g)をメチレンクロライド(20mL)に溶解した溶液をゆっくり加えた。内部温度を10℃に上昇した後、3時間撹拌した。反応溶液に水を数回添加して有機層を洗浄し、減圧蒸留し、得られた固体化合物をノルマルヘキサンとメチレンクロライドを加えて、1時間循環還流させ、内部温度を0℃に下げ、3時間放置した後、濾過し、収率85%の薄い黄色固体38gを得た。上記薄い黄色結晶は、目的物である化学式13の化合物であることを確認した。分析結果を以下に整理した。
分析結果
(1)融点:124.3℃
(2)H−NMR(δ、ppm)CDCl:2.09(s、3H)、7.23(m、3H)、7.42(m、4H)、7.65(d、2H)、8.21(d、2H)、8.49(d、2H)
(3)UVスペクトル測定(メチレンクロライド):λmax:241、328
(4)分解温度(窒素気流下、昇温速度10℃/分、5%重量減少温度):258.6℃
[実施例4]
Figure 0005442049
1段階:2−(4−nitrophenyl)acetyl chloride[2−(4−ニトロフェニル)アセチルクロリド]の合成
窒素雰囲気下で2−(4−nitrophenyl)acetic acid[2−(4−ニトロフェニル)酢酸](60g)とチオニルクロライド(140g)を入れ、温度を徐々に上昇させて、95℃で4時間還流させた。4時間後、同一温度で蒸留装置を設置し、常圧でチオニルクロライドを蒸留した。反応器の温度を常温で冷却後、真空蒸留装置を利用して残余のチオニルクロライドを除去した。残留の粘性液体を石油エーテルに沈殿及び濾過し、黄色の結晶を得た。黄色結晶は61gであり、収率は90%である。
H−NMR(δ、ppm)CDCl:4.1(s、2H)、7.67(d、2H)、8.21(d、2H)
2段階:2−(4−nitrophenyl)−1−(4−(phenylthio)phenyl)ethanone[2−(4−ニトロフェニル)−1−(4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン]
窒素雰囲気下でビフェニルスルファイド50.0gと乾燥したCHCl
300mLを加えて溶かした。反応物を0℃に冷却した後、AlCl 36.87gをゆっくり投入した。これに2−(4−nitrophenyl)acetyl chloride[2−(4−ニトロフェニル)アセチルクロリド]
55.18gを内部温度5℃以下でゆっくり滴加した。反応温度を常温にして5時間程度撹拌した後、内部温度を0℃以下に下げ、氷水300mLに反応器の溶液をゆっくり加え、1時間撹拌後、層分離し、さらに1%NaOH
200mLで中和、洗浄した後、有機層をMgSOで乾燥させた後、回転蒸発器で溶媒を除去し、メタノールとメチレンクロライドに精製し、収率80%の黄色固体75gを得た。
H−NMR(δ、ppm)CDCl:4.14(s、2H)、7.19〜7.25(m、3H)、7.41(d、2H)、7.52(d、2H)、7.68(d、2H)、7.74(d、2H)、8.14(d、2H)
3段階:(E)−2−(hydroxyimino)−2−(4−nitrophenyl)−1−(4−(phenylthio)phenyl)ethanone[(E)−2−(ヒドロキシイミノ)−2−(4−ニトロフェニル)−1−(4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン]
反応器に420mLのテトラヒドロフランを入れ、上記2段階で収得した化合物70gを添加して溶かした。反応物の温度を3℃以下に冷却した後、35%塩酸22.9mLをゆっくり滴加した。この反応物にイソペンチルニトリト35.2gを内部温度3℃以下に維持しながらゆっくり滴加した。その後、10℃まで昇温した後、8時間撹拌した。溶媒テトラヒドロフランを減圧蒸留して除去した後、メチレンクロライド400mL、水400mLを添加し、水洗した。飽和炭酸カルシウムで中和洗浄した後、有機層をMgSOで乾燥させた後、減圧蒸留し、液状の化合物を得た。この液状の化合物に石油エーテルとメチレンクロライドを加えて、再結晶した。黄色の結晶は、50gであり、収率は66%であった。
H−NMR(δ、ppm)DMSOd:7.19〜7.25(m、3H)、7.41(d、2H)、7.52(d、2H)、7.68(d、2H)、7.74(d、2H)、8.14(d、2H)、12.5(s、1H、−OH)
4段階:(E)−2−(acetoxyimino)−2−(4−nitrophenyl)−1−(4−(phenylthio)phenyl)ethanone[(E)−2−(アセトキシイミノ)−2−(4−ニトロフェニル)−1−(4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン]
窒素雰囲気下で内部温度を0℃以下に下げ、上記3段階で収得した化合物50g、メチレンクロライド300mLとトリエチレンアミン13.77gを添加し、アセチルクロライド10.68gをメチレンクロライド15mLに溶解した溶液をゆっくり加えた。内部温度を10℃に上昇した後、3時間撹拌した。反応溶液に水を数回添加して有機層を洗浄し、減圧蒸留して得られた固体化合物を石油エーテルとメチレンクロライドを加えて再結晶した。濾過し、収率81%の薄い黄色固体45gを得た。上記薄い黄色結晶は、目的物である化学式15の化合物であることが確認された。分析結果を以下に示す。
分析結果
(1)融点:116.2℃
(2)H−NMR(δ、ppm)CDCl:2.28(s、3H)7.19〜7.25(m、3H)、7.41(d、2H)、7.52(d、2H)、7.68(d、2H)、8.09(d、2H)、8.33(d、2H)
(3)UVスペクトル測定(メチレンクロライド):λmax:242、332
(4)分解温度(窒素気流下、昇温速度10℃/分、5%重量減少温度):251.3℃
[実施例5〜10]
上記実施例1〜4の製造方法に準して表1のように下記化合物を合成した。
Figure 0005442049
[実施例11]
透明レジスト組成物の製造
アクリル系共重合体17gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、実施例1で得られた化合物1.5g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル67gを入れ、よく撹拌し、透明感光性レジスト組成物を得た。
[実施例12]
ブラックレジスト組成物
アクリル系共重合体10gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、実施例1で得られた化合物2.0g、ピグメントブラック7 48g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル25gを入れ、よく撹拌し、ブラック感光性レジスト組成物を得た。
[実施例13]
レッドレジスト組成物
アクリル系共重合体10gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、実施例1で得られた化合物1.5g、ピグメントレッド192
25g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル49gを入れ、よく撹拌し、レッド感光性レジスト組成物を得た。
[実施例14]
透明レジスト組成物の製造
アクリル系共重合体17gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、実施例4で得られた化合物1.5g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル67gを入れ、よく撹拌し、透明感光性レジスト組成物を得た。
[実施例15]
ブラックレジスト組成物
アクリル系共重合体10gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、実施例4で得られた化合物2.0g、ピグメントブラック7 48g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル25gを入れ、よく撹拌し、ブラック感光性レジスト組成物を得た。
[実施例16]
レッドレジスト組成物
アクリル系共重合体10gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、実施例4で得られた化合物1.5g、ピグメントレッド192
25g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル49gを入れ、よく撹拌し、レッド感光性レジスト組成物を得た。
[比較例]
下記化学式25及び化学式26で表現される化合物を含む感光性レジスト組成物を製造した。なお、製造方法は実施例1〜4に準拠するものとした。
Figure 0005442049
Figure 0005442049
[比較例1]
透明レジスト組成物の製造
アクリル系共重合体17gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、上記化学式25 1.5g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル67gを入れ、よく撹拌し、透明感光性レジスト組成物を得た。
[比較例2]
ブラックレジスト組成物
アクリル系共重合体10gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、上記化学式25 2.0g、ピグメントブラック7 48g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル25gを入れ、よく撹拌し、ブラック感光性レジスト組成物を得た。
[比較例3]
レッドレジスト組成物
アクリル系共重合体10gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、上記化学式25 1.5g、ピグメントレッド192
25g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル49gを入れ、よく撹拌し、レッド感光性レジスト組成物を得た。
[比較例4]
透明レジスト組成物の製造
アクリル系共重合体17gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、上記化学式26 1.5g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル67gを入れ、よく撹拌し、透明感光性レジスト組成物を得た。
[比較例5]
ブラックレジスト組成物
アクリル系共重合体10gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、上記化学式26 2.0g、ピグメントブラック7 48g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル25gを入れ、よく撹拌し、ブラック感光性レジスト組成物を得た。
[比較例6]
レッドレジスト組成物
アクリル系共重合体10gに対してジペンタエリスリトールヘキサアクリレート13.6g、上記化学式26 1.5g、ピグメントレッド192 25g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル49gを入れ、よく撹拌し、レッド感光性レジスト組成物を得た。
得られた感光性組成物の評価は、下記のように行った。
上記感光性組成物をスピンコーターに800〜900rpmで15秒間塗布した後、ホットプレートで90℃で100秒間乾燥した。所定のマスクを利用して、光源として超高圧水銀ランプを利用して露光した後、0.04%水酸化カリウム溶液に25℃で60秒間スピン現像した後、水洗した。水洗乾燥後、230℃で40分間ベークし、パターンを得た。得られたパターンに対して以下の評価を進行した。各感光性組成物として利用した光重合開始剤と各種評価結果を表1に示した。
(1)密着性
JIS D 0202の試験方法によって、露光現像後、200℃で30分間加熱した塗膜に格子形状でクロスカットを入れ、次に、セロハンテープによってピーリングテストを行い、格子形状の剥離状態を観察して評価した。全然剥離がない場合、○、剥離が認められたものを×で表示した。
(2)耐アルカリ性
現像後、230℃で30分間ベークした後、塗膜を5%NaOHに24時間、4%KOH
50℃で10分間、1%NaOH 80℃で5分間浸漬した後、状態を観察した。外観変化もなく、剥離もない場合○、レジスト浮き上がりが認められたものを△、レジストの剥離が認められたものを×で表示した。
(3)感度評価
上記組成された各々の感光性樹脂組成物をスピンコーターでガラス基板(三星コーニング社製、Eagle2000)に塗布し、ホットプレートで90度、1分間乾燥した。乾燥後、触針式膜厚測定器(KLA−Tencor社製、α−step
500)で測定して得られたブラックレジスト及び透明ネガティブレジストの膜厚は、各々1ミクロン及び5ミクロンであった。次に、このサンプルをマスクを介して高圧水銀などに露光した。その後、濃度0.04%水酸化カリウム水溶液でスプレイ現像し、レジストパターンを得た。40ミクロンのマスクパターンのような寸法を形成することができる適正露光量(mJ/sqcm)を表示した。すなわち、露光量が少ないレジストは、少ない光エネルギーでも画像形成が可能なので、高感度であることを示す。
(4)白化現象
合成された光開始剤を含んで組成された各々の感光性樹脂組成物をスピンコーターで有機基板に塗布した。この際、光開始剤の溶解度によって回転塗布時に結晶が生成され、塗布面が非常に不良な場合を×で表示し、フィルム生成後、乾燥中に結晶が生成され、表面が曇っている場合を△で表示し、レジスト組成物によく溶解された状態で、フィルム形成時に結晶が生成せずに表面がきれいな場合を○で表示する。
このような結果を下記表2に示した。
Figure 0005442049
上記結果から、本発明によるオキシムエステル系化合物及びアルファキトオキシムエステル系化合物を含む感光性組成物の場合、密着性及び耐アルカリ性に優れていて、薄膜の白化現象もないことが分かる。また、本発明によるオキシムエステル系化合物及びアルファキトオキシムエステル系化合物は、感度に優れていることが分かる。

Claims (12)

  1. 下記化学式1で表現されるオキシムエステル化合物:
    Figure 0005442049
    ここで、Rは、−CH、−C、−プロピル、−ブチル、−ヘキシル、−オクチル、−ベンゾイル、−シクロヘキシルであり、
    は、−CH、−C、−プロピル、−ベンゾイル基であり、
    は、−Hであるか、aがメチルまたはエチル基であり、bが−Hまたはメチル基である
    Figure 0005442049
  2. 下記化学式2で表現されるアルファキトオキシムエステル化合物:
    Figure 0005442049
    ここで、Rは、−CH、−C、−プロピル、−ブチル、−ヘキシル、−オクチル、−ベンゾイル、−シクロヘキシルであり、
    は、−CH、−C、−プロピル、−ベンゾイルであり、
    は、−Hであるか、aがメチルまたはエチル基であり、bが−Hまたはメチル基である
    Figure 0005442049
  3. 下記化学式3で表現されるオキシムエステル化合物:
    Figure 0005442049
    ここで、Rは、−CH、−C、−プロピル、−ブチル、−ヘキシル、−オクチル、−ベンゾイル、−シクロヘキシルであり、
    は、−Hであるか、aがメチルまたはエチル基であり、bが−Hまたはメチル基である
    Figure 0005442049
  4. 下記化学式4で表現されるアルファキトオキシムエステル化合物:
    Figure 0005442049
    ここで、Rは、−CH、−C、−プロピル、−ブチル、−ヘキシル、−オクチル、−ベンゾイル、−シクロヘキシルであり、
    は、−Hであるか、aがメチルまたはエチル基であり、bが−Hまたはメチル基である
    Figure 0005442049
  5. 請求項1に記載の化学式1の化合物、請求項2に記載の化学式2の化合物、請求項3に記載の化学式3の化合物及び請求項4に記載の化学式4の化合物から選択された1種以上の化合物と;
    溶剤またはアルカリ水溶液に可溶である高分子化合物及び/またはエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物と;
    を含むことを特徴とする感光性樹脂組成物。
  6. 上記組成物は、着色剤または顔料をさらに含むものであることを特徴とする請求項5に記載の感光性樹脂組成物。
  7. 請求項5に記載の感光性樹脂組成物から形成されたカラムスペーサ。
  8. 請求項5に記載の感光性樹脂組成物から形成されたブラックマトリックス。
  9. 請求項5に記載の感光性樹脂組成物から形成されたカラーフィルタ。
  10. 請求項5に記載の感光性樹脂組成物から形成された有機絶縁膜を有する基板。
  11. 請求項5に記載の感光性樹脂組成物をコーティングして形成された膜を有する基材。
  12. 上記膜は、ワープロ、コンピュータ、テレビまたはプラズマディスプレイパネル、液晶表示装置に使用される偏光板の表面、サングラスレンズ、度数があるメガネレンズ、カメラ用ファインダーレンズ、計器のカバー、自動車のガラス、電車のガラス、光輝度向上膜、または光導波路膜に使用されることを特徴とする請求項11に記載の基材。
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