JP5442007B2 - インプラント取り外し工具 - Google Patents

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Description

本発明は、患者の骨からインプラントを取り外すことを可能にする工具、例えば患者の上顎骨又は顎骨に骨結合(osseointegrated)された歯科インプラントを患者の口から取り外すことを可能にする工具に関するものである。
インプラントは、患者の骨に作製された骨の空洞に挿入される部片であり、その後に義歯(prosthesis)が取り付けられる。インプラントを挿入する手順は通常以下の通りである。インプラントを受ける入れるための空洞が患者の骨にドリル穴あけにより作製される。この空洞にインプラントが挿入される。時間が経過するとインプラントが骨内で骨結合される。インプラントが骨結合された後、義歯をねじ又は何らかの適切な付属品を使用してインプラントに取り付けることができる。
残念なことに、インプラントが挿入され骨結合された後に、インプラントを取り外すことが必要になることがある。例えば、所望されない骨の損失、骨の破損、又はインプラントが不正確に位置決めされた場合に、インプラントを取り外すことが必要になる。インプラントは、義歯の変更や、義歯の支持のためにインプラントがこれ以上有効でない又は必要でない場合、やはり取り外さなければならない。
インプラントは、骨への結合が極めて頑丈であり、多方向の力に対して抵抗力があり、切断し難いように設計されているので、インプラントの取り外しは容易な仕事ではない。例えば、歯科インプラント学では、歯科インプラントは、その耐用年数中最高で700ニュートンの大きさの繰り返しの咬合(oclusal)又は咀嚼(masticatory)力に耐えなければならない。
歯科インプラントの実例について続けると、現在歯科インプラントを取り外すために最も一般的に使用される技術は、インプラントの周りの骨を中空の円筒形のドリルで穴あけし、取り囲む骨の一部分と一緒に歯科インプラントを取り外すことからなる。この技術は、大量の骨の除去を伴い、患者の骨に大きな空洞を残すので明らかに外傷を伴うものである。次いでこの空洞は、適切な骨再生技術を使用して充填し再生しなければならない。また、この空洞は直径がインプラントの直径よりも最高で30%大きくなる可能性があり、それは骨の体積にすると70%よりも大きい。これは、取り外されたインプラントを交換する場合は、ずっと大きなサイズの第2のインプラントを挿入する必要があることを意味する。
一般に、どのようなインプラントの取り外しも外傷を伴うものである。
本発明は、医者が実施するのに簡単で、患者にとっては可能な限り最小限の不快感しか伴わない取り外し手順を使用して、患者の骨に可能な限り最小限の外傷しか伴わない方法でインプラントの取り外しを可能にする新規な工具を提供することを目的とする。
本発明の目的は、患者の骨からのインプラントの取り外しを可能にする工具である。インプラントは骨と接触している外壁を有すること、及び穴を有することによって特徴付けられる。この穴は、当初からインプラント内に設けられるか、又はインプラント取り外し工具の使用に先立ってインプラント内に彫られるかのいずれかである。このインプラント取り外し工具は、ヘッド及びねじ切りされた本体を含む。このヘッドは、インプラント取り外し工具にトルクを供給することのできるシステム、例えば外科用モータ、ラチェット・レンチ等を取り付ける手段を提供する。ねじ切りされた本体の直径は逓減していることが好ましい。ある点で、ねじ切りされた本体の直径は、インプラントの穴の直径よりも大きくなり、ねじ切りされた本体の最小の直径は、この穴の直径よりも小さくなる。ねじ切りされた本体は、インプラントの穴に導入され、穴の内壁にねじ込まれる(ねじを推し進める)ことが意図されている。ねじ切りされた本体は、逓減する直径を有し、それにより端部がインプラントの穴よりも小さな直径を有し、ねじ切りされた領域の残りが厚さを増し、穴の内壁に適切に取り付けることができるようになっている(これは直径が一定の場合は起きない)。
このインプラント取り外し工具の動作は次の通りである。インプラント取り外し工具は、(既に存在するか、又は抜き出しに先立って穴あけする場合がある)インプラントの穴に挿入される。トルク供給システムによりインプラント取り外し工具は回転させられる。トルク供給システムによりインプラント取り外し工具が回転すると、インプラント取り外し工具はインプラントの穴にねじ込まれ、ねじを推し進める。システムが回転し続けると、インプラント取り外し工具のねじ切りされた本体は、穴への取り付けが堅く締まり、その結果堅く締まるトルクが骨と接触しているインプラントの外壁に加えられる。この堅く締まるトルクがある値を超えると、トルク供給システムの回転により、強制的にインプラントと骨との結合が切断され、インプラントの取り外しが可能になる。
インプラント取り外し工具のねじ切りされた本体のねじは、ねじ切りされた外壁を有するインプラント(このねじ切りされた部分のねじは一般に右向きである)との最適な動作を可能にするように、左向きであることが好ましい。換言すれば、インプラント取り外し工具のねじ切りされた本体のねじは、ねじ切りされた部分と嵌合する大部分のインプラント(例えば大部分の歯科インプラント)のねじ切りされた部分のねじに対して反対方向である。この具体例は、外側ねじが設けられていないインプラントを取り外すためにも使用できる。
明らかに、インプラント取り外し工具のねじ切りされた本体のねじが右向きである具体例も考えることができる。この実施例は、例えば外側ねじが設けられていないインプラントを取り外すためにも使用することができるであろうが、その外側ねじが左向きであるインプラントを取り外すために一般に使用されるであろう。
この場合、インプラント取り外し工具の動作は以下の通りである。最初に、インプラント取り外し工具がインプラントの穴に挿入される。トルク供給システムが、インプラント取り外し工具を反時計方向に(左に向かって)回転させる。トルク供給システムがインプラント取り外し工具を回転させると、インプラント取り外し工具はインプラントの穴にねじ込まれ、ねじを推し進める。システムが回転し続けると、インプラント取り外し工具のねじ切りされた本体の穴への取り付けが堅く締まり、その結果、次いで堅く締まるトルクがインプラントのねじ切りされた部分に加えられる。この堅く締めるトルクがある値を超えると、トルク供給システムの左(反時計)回転が強制的にインプラントに骨との結合を切断させ、(インプラントのねじ切りされた部分が右向きなので)インプラントのねじ込み解除を開始させる。このシステムが左向きに回転し続けると、インプラントはねじ込みが解除され、骨から無傷で取り外される。
インプラントは一般に、その上にねじ、治療用橋脚歯等などの異なる部品が取り付けられる隠されたねじ切りされた穴と嵌合される。そうであれば、本発明によるインプラント取り外し工具は、この隠されたねじ切りされた穴に挿入されることが好ましいであろう。
本発明によるインプラント取り外し工具は、多くの種類のインプラント、すなわち歯科インプラント、骨接合(osteosynthesis)ねじ、中空インプラント、骨のブロックに取り付けるためのねじ等を取り外すために使用できる。
歯科インプラントの場合には、本発明によるインプラント取り外し工具は、歯科インプラントを(円筒形のねじ切りされていない外壁を有する歯科インプラントを取り外す場合でさえ)ほとんど完全に無傷で取り外すことができることが外科的試験によって証明された。他方では、従来型の工具を使用する取り外し手順は、患者に対してずっと複雑かつ危険である。それは(前に説明したように、これが伴う損傷を有する)相当により大きな最終的な穴を骨内に生じさせるのみならず、リスクも伴う。従来型工具(トレフィン・ドリル)による挿入が深すぎる場合は、歯の神経又は隣接するインプラント又は歯が損傷する可能性がある。このリスクは、本発明による工具を使用する場合は存在しない。
さらに、本発明のインプラント取り外し工具によって、インプラントが取り外された後(おそらく最も望ましいサイズである)前のインプラントと同じサイズの別のインプラントを骨の空洞に挿入することが可能になる。インプラントの最終的な取り外しが所望される場合、骨空洞のサイズが小さいために、抜き出し後のシナリオを著しく改善し、回復時間(骨の完全な再生のための時間)を顕著に減少させる。
本発明の詳細は添付の図により理解できるが、それらは本発明の範囲を限定するためのものではない。
本発明によるインプラント取り外し工具の第1の実施例を使用する、歯科インプラントの取り外し順序を示す図。 本発明によるインプラント取り外し工具の第1の実施例を使用する、歯科インプラントの取り外し順序を示す別の図。 本発明によるインプラント取り外し工具の第1の実施例を使用する、歯科インプラントの取り外し順序を示す別の図。 本発明によるインプラント取り外し工具の第1の実施例を使用する、歯科インプラントの取り外し順序を示す別の図。 本発明によるインプラント取り外し工具の第2の実施例を使用する、歯科インプラントの取り外し順序を示す図。 本発明によるインプラント取り外し工具の第2の実施例を使用する、歯科インプラントの取り外し順序を示す別の図。 本発明によるインプラント取り外し工具の第2の実施例を使用する、歯科インプラントの取り外し順序を示す別の図。 本発明によるインプラント取り外し工具の第2の実施例を使用する、歯科インプラントの取り外し順序を示す別の図。 本発明によるインプラント取り外し工具の別の実施例を示す図。 図9のインプラント取り外し工具が歯科インプラントに挿入される順序を示す図。 図9のインプラント取り外し工具が歯科インプラントに挿入される順序を示す別の図。 図9のインプラント取り外し工具が歯科インプラントに挿入される順序を示す別の図。
図1〜図4は、本発明によるインプラント取り外し工具1の第1の実施例を使用するインプラント(この場合は歯科インプラント)の取り外し順序を示す。図を見れば分かるように、インプラント5は、ねじ切りされた部分8およびヘッド9を備える。ねじ切りされた部分8は、インプラント5を骨6に取り付けるものである。ヘッド9は、インプラント5を義歯(人工の歯)に取り付けることを可能にする。これらの図は、外部接続部が設けられたインプラント5を示し、換言すればヘッド9は、義歯を取り付けるために追加の部品が配置される突起部、この場合は六角形の突起部10を有する。インプラント5は穴7を有し、図では、ねじ切りされた領域12及び円筒形の凹部11が設けられたねじ切りされた盲穴である。
インプラント取り外し工具1は、ヘッド2およびねじ切りされた本体4を有する。このヘッド2は、インプラント取り外し工具1にトルクを供給することのできるシステムを取り付ける手段としての役割を果たす。例えば、トルク供給システムは、外科用モータ、ラチェット・レンチ等であり得る。ねじ切りされた本体4は、インプラント5の穴7に挿入されインプラント5に結合されるように意図されている。ねじ切りされた本体4は、インプラント5の穴7の内壁にねじ込みを推し進めることができる、徐々に小さくなる直径を有するねじ切りされた外形を有する。したがって、ねじ切りされた本体4の最小の直径は、穴7の直径よりも小さくなければならない。ねじ切りされた本体4のねじは左向きであり、それはインプラント5のねじ切りされた部分8の向きに対して反対である。これらの図に示すインプラント取り外し工具1は、外部接続部が設けられたインプラント5を取り外すことができるように特別に設計されている。すなわち、ねじ切りされた本体4は長く、インプラント5の円筒形の凹部11と穴7のねじ切りされた領域12の両方にねじ込むことができる。
このインプラント取り外し工具1は、ヘッド2とねじ切りされた本体4との間に位置決めされたネック3をも有することが好ましい。このネック3は、トルク供給システムがインプラント取り外し工具1を回転させる際に破損しないように極めて頑丈でなければならない。インプラント取り外し工具1が回転すると、ねじ切りされた本体4が穴7に結合されること、及びインプラント5が骨6に対するねじ結合を切断することに起因して、大きな張力に曝されることを考慮しなければならない。
ねじ切りされた本体4は、(機械化される)製造の容易さのために、円錐形であることが好ましい。しかし本発明は、ねじ切りされた本体4の外形が逓減する又は減少しない他の異なる実施例も考慮している。
インプラント取り外し工具1の動作は次の通りである。図1及び図2を見れば分かるように、インプラント取り外し工具1は、インプラント5の穴7に挿入される。最初は、図2を見れば分かるように、インプラント取り外し工具1と穴7との間に隙間が存在する。インプラント取り外し工具1が(隙間が消滅する)限界に到達すると、左向きに(反時計回りの方向に)回転するように、トルク供給システムが開始する。次いでインプラント取り外し工具1は、図3に示すように、円筒形の凹部11に、かつねじ切りされた領域12にねじ込まれ(ねじを推し進め)始める。トルク供給システムが回転し続けると、インプラント取り外し工具1は穴7に嵌合し続ける。その結果、インプラント取り外し工具1とインプラント5との間のねじ結合は強固にされ、又は換言すればインプラント取り外し工具1はインプラント5に結合されるようになる。同時に、インプラント5は、骨6からねじ込み解除され始める。図4に示すように、システムが反時計回りの方向に動作し続ける場合は、インプラント5は骨6からねじ込み解除され、最終的に骨6から取り外され、空洞13が残る。
図4は、インプラント5の取り外しが中空の円筒状のドリルに基づく従来型の方法を使用して行われた場合に残るであろう空洞14をも示す。この空洞14は、本発明によるインプラント取り外し工具1及び方法を使用して得られる空洞13よりもはるかに大きい。
図5〜図8は、本発明によるインプラント取り外し工具1の第2の実施例を使用するインプラント5の取り外し順序を示す。この場合は、インプラント取り外し工具1は、内部結合によって、すなわち、前述のねじ切りされた領域12に加えて回転防止領域15および円筒形領域16を有する穴7と嵌合してインプラント5の取り外しが可能になるように特に意図されている。この場合は、インプラント取り外し工具1がインプラント5を正しく取り外すために、ねじ切りされた本体4を回転防止領域15及び円筒形領域16にねじ込むことにより十分になるので、インプラント取り外し工具1のねじ切りされた本体4の長さは短い。
図9は、本発明によるインプラント取り外し工具1の別の実施例を示す。この実施例によれば、ねじ切りされた本体4は、第1の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4a、直径がインプラント5の穴7(前記穴7は、本実施例ではねじ切りされている)の内径よりも大きな円筒形のねじ切りされた領域4b、及び第2の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4cを含む。図10、図11及び図12は、図9のインプラント取り外し工具1がどのように歯科インプラント5に挿入されるかの順序を示す。第2の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4cは、図10に示すように、インプラント5の穴7へのインプラント取り外し工具1の挿入及びねじ込みの開始を助ける。インプラント取り外し工具1がインプラント5の内部にねじ込まれると、円筒形のねじ切りされた領域4bは、図11に示すようにねじ込まれ始める。円筒形のねじ切りされた領域4bの直径が穴7の内径よりも大きいので、円筒形のねじ切りされた領域4bはインプラント5を徐々に侵食し、新たなねじを掘り、新たなねじ内にねじ込まれる。したがって、円筒形のねじ切りされた領域4bは、インプラント5に沿ったインプラント取り外し工具1の軸線方向案内部を提供する。最後に、インプラント取り外し工具1が図12に示すようにインプラント5の内側にさらにねじ込まれると、第1の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4aが、インプラント5の穴7にねじ込まれ始め、穴7の内壁に水平の牽引力を加える。この牽引力が十分大きくなると、第1の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4aと穴7の壁との間の摩擦及びねじ込み力が増大し、遂にインプラント取り外し工具1は、穴7の内側でこれ以上回転できなくなり、トルクがインプラント5に伝達され、最終的にはインプラント5と骨6の間の結合を強制的に(まだ切断されないとしても)切断し、インプラント5は骨6から捩って外される。本実施例では、この破壊トルクは、ねじ切りされた本体4のより大きな直径が設けられた部分によって、すなわち第1の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4aによって加えられる。
本実施例では、抜き出しトルクは、大きな直径が設けられた領域(前述の第1の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4a)によって加えられるはずである。したがって、抜き出しトルクを加える役割を果たすのはより大きな(したがってより頑丈な)領域なので、かつインプラント取り外し工具1とインプラント5との間の接触表面がより大きいので、使用中のインプラント取り外し工具1を破壊させるリスクは小さくなり、同時により大きなトルクをインプラント5に加えることができ、したがって、インプラント5と骨6との間の結合を破壊することがより容易になる。
この第1の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4a及び/又は第2の逓減する直径が設けられたねじ切りされた領域4cが円錐形であることが好ましい。これは最も簡単な、同様に効果的な実施例である。

Claims (3)

  1. 患者の骨(6)に取り付けられた、穴(7)を有するインプラント(5)の取り外しを可能にするインプラント取り外し工具(1)であって、
    前記インプラント取り外し工具(1)にトルクをかけることができるシステムが取り付けられるヘッド(2)と、
    前記インプラント(5)の前記穴(7)内にねじ込まれるねじ切りされた本体(4)と
    を含む、インプラント取り外し工具(1)において、
    前記ねじ切りされた本体(4)に左向きのねじが取り付けられており、
    前記ねじ切りされた本体(4)が、第1の逓減する直径を有するねじ切りされた領域(4a)と、直径が前記インプラント(5)の前記穴(7)の内径よりも大きな円筒形のねじ切りされた領域(4b)と、第2の逓減する直径を有するねじ切りされた領域(4c)とを備えることを特徴とする、インプラント取り外し工具(1)。
  2. 前記ヘッド(2)と前記ねじ切りされた本体(4)との間に配置されたネック(3)をも含む、請求項1に記載されたインプラント取り外し工具(1)。
  3. 前記第1の逓減する直径を有するねじ切りされた領域(4a)及び/又は前記第2の逓減する直径を有するねじ切りされた領域(4c)が円錐形である、請求項に記載されたインプラント取り外し工具(1)。
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