JP2010063853A - 歯科用インプラント - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、患者の骨を余分に削ることなく、必要量を容易に短時間で除去することにより歯槽骨への埋入及び初期固定を容易且つ確実にし、インプラントを植立後、沈下することがないようにして、初期固定後直ちに義歯を装着できる状態を実現することにある。
【解決手段】 本発明の歯科用インプラントは、骨内にインプラントのボディ部を植立し、骨上にインプントのヘッド部を突出させる歯科用インプラントで、骨内に植立するインプラントは頚部を介して天然歯の形態を扁平にしたような形状を有し、その中央部にはインプラントのボディ部の外形を小さくした形の貫通孔を設ける。またヘッド部とボディ部の間に頚部を設け、その頚部はインプラントのボディ部を埋入後歯槽骨上部の歯肉部に位置する。そしてボディ上部、頚部の下部の位置に円盤状のプレートを設けたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯科用インプラントに関し、特に骨内に植立するインプラント体に関する。
歯科用インプラントは欠損した歯を固定式の義歯により補綴するために歯槽骨内に植立し、義歯のための人工歯根として利用される。
従来の歯科用インプラントは、歯槽骨内に植立される円柱形のボディと、このボディ上部にねじ固定された柱状のヘッドから構成され、上部義歯はそのヘッドにねじによって固定されるタイプと、歯槽骨内に植立されるブレード状のボディと、歯槽骨上に突出した柱状のヘッドから構成され、上部義歯はそのヘッドにセメント合着するタイプがある。
円柱形のボディを有するインプラントは、歯槽骨にインプラントが結合し、早期に上部義歯を固定するためには、骨内に円柱形のボディと同じ直径の穴を掘削し、その空洞に正確に適合させることによって初期固定を計り、その後歯槽骨内の骨組織が増殖し、その新生骨とインプラントが結合されるのを待っていた。
ブレード状のボディを有するインプラントは、埋入にあたって切削器具を用いて、インプラントボディと同じ大きさの溝を掘削、ここにインプラントをマレット等を用い叩打することでインプラントボディを嵌挿し摩擦結合による初期固定を先ず得て、その後歯槽骨内の骨組織が増殖し、その新生骨とインプラントが結合されるのを待っていた。
こうして植立されたインプラントのヘッド部に、上部義歯を固定して口腔内で咀嚼機能などを回復実現させるわけであるが、しかしながら上記従来のインプラントには次のような問題点があった。
まず、円柱形のボディを有するインプラントでは、インプラントを植立するための穴開けの作業は、患者の口腔内で行われるために熟練を要し、インプラントよりも穴が小さくなった場合はインプラントを埋入できず、無理に入れると圧力によってインプラントの周囲の骨組織の虚血を招き、骨が部分的に壊死しインプラントと骨の結合が危うくなる。逆に穴が大きくなった場合、インプラントが動揺し、確実な初期固定を得ることが出来ず、歯槽骨に骨接合されずにインプラントがはずれることがある。
また、円柱形のねじ型インプラントの場合は、歯槽骨へねじ込みの際にかかる力のため、インプラント周囲骨の吸収が起こりやすく、骨接合するまでの時間が長くかかった。さらに骨の状態によっては、穴を深く空けすぎて神経を損傷するリスクを伴った。
ブレード状のボディを有するインプラントでは、インプラントを確実に初期固定するためには、インプラントと同じ大きさの溝を歯槽骨に掘削する必要があるが、この溝開けの作業は患者の口腔内で行われる為に困難を伴い、インプラントに比べて溝が小さい場合はインプラントの嵌挿が困難になる。逆に溝が幾分大きい場合は、嵌挿時に期待される摩擦抵抗が弱くなり、インプラントボディの下部は歯槽骨の中の軟らかい海綿骨内に埋入するために、嵌挿時にマレット等の叩打によりインプラントが必要以上に骨内に沈下する恐れがあった。また、上部義歯を装着した後も継続してかかる咬合圧によりインプラントが動揺沈下するリスクもあった。
したがって本発明の課題は、熟練を要することなくインプラントを植立する箇所の骨を必要量だけ除去し、インプラントを必要以上に沈下させることなく容易に植立することで初期固定を確実にし、その後の上部義歯を固定後の咬合により発生する、インプラントへ加わる力を緩和することでインプラントの動揺、沈下を防ぎ長期に口腔内で機能する確立の高いインプラントを提供することにある。
本発明の歯科用インプラントは、上記の2種類のインプラントの中のブレード状のボディを有するインプラントを先行技術とする。
本発明のインプラントは、骨内にボディ部を植立し、骨上に頚部を介してヘッド部を突出させる一体型のインプラントで、骨内に植立するボディ部は天然歯の前歯、及び小臼歯の歯根の形態を扁平にした形状を有し、ボディ先端部分の3分の1から先端部に向かって厚みが薄く、幅がせまくなるように構成され、ボディ部にボディの外形と同じ形の貫通孔を設けている。さらに、ボディ上部、頚部下部にあたる部分に円形のプレートをインプラント体にたいして水平の位置に設けたものである。
本発明のインプラントを骨内に植立するときに、骨を削り取るために円形の切削器具を使用する。この切削器具の切削刃の直径がインプラントのボディ部の厚みと同じ大きさのものを使用することにより、切削器具によって削り取られて形成された溝の厚みがインプラントのボディ部と同じ厚みになり、埋植するインプラントのボディ部と適合する最適な溝となる。ここにマレット等を用い叩打によりインプラントのボディ部を嵌挿し摩擦結合による初期固定を先ず得て、その後歯槽骨内の骨組織が増殖し、その新生骨とインプラントが結合されるのを待つ。従来、患者の口腔内という条件の中で高度な技術を要求された骨の切削条件が緩和され、短時間で容易に失敗のない施術が可能になる。
インプラントのボディ部が先端に向かうにしたがい厚みを薄く、幅をせまくしたいわゆる先細りとなるように構成されているので、マレット等で叩打して嵌挿する際に、歯槽骨に過剰な負荷を与えることなくボディ先端が骨にくい込むことでインプラントの固定が図れる。
そして、ボディ部と頚部の間に付与した円盤状のプレートが歯槽骨と歯肉との間、すなわち骨上にあって、埋植時に危惧されるインプラントの骨内への沈下を防止するストッパーの役割を果たす。さらに後に上部義歯を装着することによりインプラントにかかる咬合圧を、この円板状のプレートが歯槽骨上で緩和分散することで、骨内に位置するインプラントのボディ部へかかる負荷が軽減され、インプラントの動揺及び沈下を防止してインプラントの長期的な安定を得ることができる。
また、インプラント植立後、骨が再生成長する過程でインプラントのボディ部に設けた貫通孔が再生した骨で埋められることでインプラントの保持がより強固になる。
図中、符号1は本発明のインプラントである。このインプラント1は義歯を支持するためのヘッド2と、歯槽骨に掘削される溝の中に嵌挿されるボディ3、ヘッドとボディを継ぐ頚部4及びボディと頚部の間に位置する円板状のプレート5から構成される。
尚、本発明のインプラントは生体親和性に優れ、強度、耐食性、耐薬品性に優れた純チタン、及びチタン系合金でによってつくられる。
柱状のインプラントヘッド2はヘッド上部2aからヘッド下部2bに向かって次第に太くなるように形成する。インプラントヘッド下部2bにはインプラントヘッド2と円板状のプレート5を移行的に繋ぐ頚部4が形成される。その形状はとくに限定されるものではなく、歯槽骨B上の歯肉Aの厚みに適した長さを持ち強度に優れた形態であればよい。
インプラントボディ3はプレート5から天然歯の歯根の形態を扁平にした形状で、ボディ上部3aは厚みを均一にし、ボディ下部3bは先端に向かって先細りになるようにテーパーを設ける。これによりインプラントボディ3aが緻密骨と摩擦抵抗により固定され、インプラントボディ3bが海綿骨Dに食い込みことで、歯槽骨内でインプラントボディ3が安定し初期固定が容易になる。
またインプラントボディ3の中央部には、インプラントボディ3の外形とおなじ形の貫通孔6を設け、この貫通孔6を再生成長した骨が埋めることで、インプラントの保持がより強固になる。
本発明のインプラントを歯槽骨Bに植立するには、歯肉Aの下部に位置する緻密骨C、海綿骨Dをインプラントボディ上部3a部の厚みと同じ直径の切削器具(特に図示せず)で削る。このような切削器具を用いて、緻密骨C、海綿骨Dをインプラントボディ3aと同じ厚みと幅の溝を削る。またインプラントボディ下部3bが嵌挿される海綿骨の部分は、インプラントボディの形状にあわせて、先端に向かって細くなるように削る。その際に溝の深さを、インプラントボディの長さより少し短くする。その後、マレット等を用い叩打によりインプラントを嵌挿し、緻密骨との摩擦結合と、切削器具を用いての溝形成による負担や損傷のない海綿骨D中に先端部を食い込ませる事によって安定を図る。
インプラントをマレット等で叩打して歯槽骨内に嵌挿するが、その時にプレート5が歯槽骨上に位置することでインプラントの必要以上の骨内への沈下を防止できる。またこのプレート5を設けることで、上部義歯を装着後にインプラントにかかる咬合圧を、プレート5によって骨上にも分散させることが可能になり、インプラントボディ3の先端部へ集中する咬合圧の負荷を軽減することができる。
本発明は、歯科用インプラントに関し、特にインプラント体形態の改良に関する。
本発明のインプラントの斜視図 本発明のインプラントの歯槽骨への植立後の側面図
符号の説明
1 インプラント
2 ヘッド
3 ボディ
4 頚部
5 プレート
6 貫通孔
2a ヘッド上部
2b ヘッド下部
3a ボディ上部
3b ボディ下部
A 歯肉
B 歯槽骨
C 緻密骨
D 海綿骨

Claims (1)

  1. 骨内に植立されるインプラントのボディ部から歯肉内に位置する頚部を介して歯肉上に突出するインプラントのヘッド部からなる一体型の歯科用インプラントにおいて、インプラントのボディ部と頚部の間に、円板型のプレートをインプラントに対して水平の位置に持つことを特徴とする歯科用インプラント。
JP2008262252A 2008-09-08 2008-09-08 歯科用インプラント Pending JP2010063853A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015063760A1 (en) 2013-11-01 2015-05-07 Medintal Ltd. Sub-periosteal extension for a dental implant

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015063760A1 (en) 2013-11-01 2015-05-07 Medintal Ltd. Sub-periosteal extension for a dental implant
EP3062734A4 (en) * 2013-11-01 2017-06-14 Medintal Ltd. Sub-periosteal extension for a dental implant

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